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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1933】
2013年8月21日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.放射能汚染水問題で福島第一原発が、震災以来最大の危機
   地下水対策を怠った結果-東電の後手・後手、東電の資金ケチリが原因
   建屋は地下水に浮いたコンクリートのハコ (中)
                      山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.福島原発告訴団より…不起訴を許すな!!はがき作戦
   福島地検&東京地検へはがきを出そう!
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆神奈川・東電デモ 8月23日(金)第23弾行います
   9月15日は大飯原発が停止し、日本の原発ゼロの日に
★4.新聞・雑誌より2つ
  ◆福島県の3市町村-家の中の放射線量外と変わらず
   「6割下がる」甘い帰還前提=規制委の考え
  ◆除染後も被ばく不安 屋内、農地とも高線量 年間上限の2.5倍予想-
   福島県の田村市、川内村、楢葉町
           (2つとも、8月19日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※8/27学習会にご参加を!
 被災者と子どもの未来のために-原子力市民委員会第一部会(福島
 原発災害対策)の課題
  日 時:8月27日(火)19時開会
 講 師:島薗 進さん(上智大学神学部教授)
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:一般800円(学生400円)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.放射能汚染水問題で福島第一原発が、震災以来最大の危機
 |  地下水対策を怠った結果-東電の後手・後手、東電の資金ケチリが原因
 |  建屋は地下水に浮いたコンクリートのハコ (中)
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
○地下水対策を怠った結果-東電の後手・後手、東電の資金ケチリが原因
 
 建屋の周囲の地下水位が上昇すれば、容易に想像できるのは浸水被害である。
東京駅並みに地下水位が上がっている福島第一原発でも、激しく浸水しているの
は東電の公表でも明らかだ。
 地下水位が一定以上高くなると、建屋にある配管や電線管の貫通口などから地
下水が流入する。これを止める方法は水位のコントロール以外には無いが、最初
は大量に流れ込んだ津波、次に原子炉圧力容器に崩落し、格納容器内部にも落ち
てしまった核燃料を冷やすために投入している冷却水も建屋に流れ出し、地下水
と混じり合っている。このため建屋周辺の地下水も汚染されてしまい、汲み出せ
ばそのまま汚染水を汲み出す結果となる。当初東電は地下水を海に放流するつも
りだったのだろうと思われるが2011年4月に起きた汚染水流出の影響で、海洋放
出は汚染のない地下水でも不可能となっている。
 早い段階でサブドレンを使って建屋周辺の汚染水分布を調べ、同時に汲み上げ
た水を処理ラインに流していれば事態は今より良かっただろうが、どういうわけ
か(おそらく資金面に問題があったため)地下水対策を放置した。
 その結果、既に報道されているとおり、毎日65トン(推定)の地下水が汚染水
となって海に流れ出していると見積もられている。
 
○ 遮水壁を作った東電の意図は-危機を演出するためだった
 
 地下水は陸側に遮水壁がないまま、海への汚染水流出に驚いた規制委員による
強い圧力で、海側遮水壁が急ピッチで作られたようだが、それをしたら「原発が
水没する」ことは東電はよく知っていた。知っていて実行したのはどうしてか。
 おそらく陸側に設けた遮水壁の上流側の30m地点に設けている「揚水井戸」か
ら地下水を海に放流することと、トリチウム汚染水を海洋投棄することを地元に
「受忍」させるための「背に腹はかえられぬ」危機を演出するためだったのでは
ないかと疑われる。
 
○ 東電が福島第一原発の地下水の経緯をよく知っていた根拠は、建設段階の工
事経過を論文として発表した佐伯正治東電福島原子力建設所土木課長「福島原子
力発電所土木工事の概要(土木技術22巻9号)」の記述である。それによれば
建設段階で既に多くの出水があった。そのため地下水対策で1.2m間隔の井戸を
約300本掘り、地下水を抜いている。工事では海抜33mを削って10mまで下げた。
その途中で地下水の湧水線を切っている。その場面でも地上に地下水が溢水して、
難工事になったという。
 そこで7本素掘り側溝や1本の地中配管をつかって水を海に放出している。
これは1号機建設時の論文であり、1基作る段階でも既に大量の地下水との闘い
であったことが分かる。
 原発の建屋周辺が建設当時から大量のサブドレンに取り囲まれていたのは、地
形と地下水の挙動をよく知っていたからだ。
 図面から読み取れるのは、タービン建屋海側が、旧汀線、今の4m板はもとも
と海だった場所を埋め立てて作ったところで、地下に入っているのは砕石と埋め
戻しの土砂。その上をアスファルトやコンクリートスラブで覆っているだけ。
 地震によりタービン建屋と地下トレンチのつなぎ目に損傷が発生したかもしれ
ないし、もともとトレンチが耐水性のない地盤の中にあるので、常に漏水してい
るのかも知れない。
 そこに陸上部から大量の地下水が流下してくると、たちまち建屋の地下から漏
れ出る汚染水を呑み込んで海に流れることになる。おそらく今までの汚染水の漏
えいは、トレンチ内部に溜まっていたものが海側地下に漏えいしていたものであ
ろう。最近、急激に汚染濃度が高くなったのは、トレンチと建屋の間から漏れ続
けていた高濃度汚染水が2年あまりの時を経て、いよいよ海に到達してきたので
はないかと思われる。その場合、汚染水の濃度は何桁も高くなる。
 海側遮水壁の一列目は作ったものの、中途半端な高さで、地上から下1.8mま
では隙間がある。つまり地下水は遮水壁上部からあふれ出ている。
 また、両側からも流れ出しているとみるべきだろう。その先には二段目の海側
遮水壁が専用港内に建設中だ。しかし、こちらはあと2年ほど経たないと完成し
ないというから、間に合わない危険性が高まっている。〔以下、(下)につづく〕
 
 
┏┓
┗■2.福島原発告訴団より…不起訴を許すな!!はがき作戦
 |  福島地検&東京地検へはがきを出そう!
 └──── 
 
<地検住所>
福島地方検察庁 〒960-8017 福島県福島市狐塚17番地
東京地方検察庁 〒100-8903 東京都千代田区霞が関1丁目1-1
 
 福島原発告訴団・関東事務局の白崎朝子です。8月9日の朝日新聞朝刊一面に
『原発事故、全員不起訴へ』という記事が出ました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130809-00000007-asahi-soci
 
 ちなみに福島原発告訴団の告訴・告発だけではなく他の団体の告訴・告発のこ
ともいっしょに書かれています(福島原発告訴団では菅直人氏はじめ政治家はあ
えて告訴していませんので、お間違えなきよう…)
 私事ではありますが私の遠縁は長崎の被爆者です。私が反核・反原発運動をす
るきっかけは長崎の原爆記念館に訪問したからでした。
 よりによってたくさんの死者を出した長崎の原爆記念日に、不起訴の可能性を
示唆する記事が一面に掲載されたことに、強い怒りを感じます。
 9日、朝一番で連絡した武藤類子団長より、福島地検&東京地検に対する『は
がき作戦』の拡散依頼がありました。
 はがき作戦の詳細は関東事務局のブログにアップしましたのでご覧下さい。
「福島原発告訴団・関東」http://dainiji-fukusimagenpatsu-kokusodan.blogspot.jp/
 
しかし、地検からのリークの可能性もあり、このまま判断を下す可能性もあります。
このような未曾有の人災の責任が問われないことなどあってはなりません。
地検に対し、強制捜査を、そして起訴を求めるメッセージを、ハガキにしたため
て出しましょう。あなたの1枚が地検の心を動かすかもしれません!
 
 ☆上記は8月9日に届いたメールですが、諸般の事情で掲載が
  遅くなりました。
 
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
 ◆神奈川・東電デモ 8月23日(金)第23弾行います
  9月15日は大飯原発が停止し、日本の原発ゼロの日に
 
 9月15日には大飯原発4号機が停止し、2度目の原発ゼロの日を向かえます。
 この事を大きく伝え、原発いらない、再稼働反対を街の人々に
 訴えていきましょう(^O^)
 
 コースはいつもと同じ、 桜木町駅前広場⇒市庁舎前⇒東電神奈川支店⇒桜木
町駅前広場 の約1時間のコースです。
 
 8月23日(金) 19:00桜木町駅前広場スタート、デモ出発前の18:00~19:00は、
スタート地点の桜木町駅前広場にてリレートーク、原発ゼロアピール、東電への
責任追及、反原発の思いなどをぶつけて下さい。
 
スタイルは自由、ユニークなアピールを!横浜で一緒に声を上げましょう!
デモの後、有志にて交流会もあります。ビールと餃子が美味しいですよぉ(^。^)
 お問い合わせ 金子09065403771 まで
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より2つ
 └──── 
 
 ◆福島県の3市町村-家の中の放射線量外と変わらず
  「6割下がる」甘い帰還前提=規制委の考え
 
 東京電力福島第一原発事故で避難している住民が帰還する際に前提となる放射
線量が、除染後も国の想定ほど下がらないケースが多いことが、本紙が福島県内
で実施した実測調査で分かった。国は家屋が外の放射線を6割遮ることを前提に
しているが、家の中でもほとんど減らないためだ。
 国は、住民の1日の生活パターンを屋外に8時間、屋内に16時間と想定。家の
中は壁などが放射線を遮ることで、屋外の4割しか線量がないことを前提にして
いる。
 原子力規制委員会によると、屋内の線量が屋外の4割にとどまるとの考え方は
国際原子力機関(IAEA)が目安として示した値をそのまま引用したものだという。
 しかし本紙が今月上旬、田村市や川内村、楢葉町で、住宅の除染が終わって一
時帰宅していた住民の協力を得て実測した結果、庭先や玄関先の線量と、居間や
寝室などの線量はほとんど変わらないケースが大半だった。
 窓越しに水田や裏山がある部屋では、玄関先より線量が高いケースも散見された。
 特に農家では、玄関や縁側を開けっ放しにして生活しているケースが多い。屋
外からの放射線なのか、屋内に再び入り込んだ放射性物質からの放射線なのかは
明確ではないが、少なくとも国が想定するような状況とはかなり異なっていた。
(後略)(8月19日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆除染後も被ばく不安 屋内、農地とも高線量 年間上限の2.5倍予想-
  福島県の田村市、川内村、楢葉町
 
 (前略) どこで何時間くらい活動するのか生活パターンを聞き、それぞれの場
所の線量、時間をかけ算していくと年間の被ばく線量が推定できる。渡辺さんの
場合、約2.5ミリシーベルトという結果が出た。一般人の上限値1ミリシーベル
トの2.5倍ということになる。数字を聞いた渡辺さんは「危ないのかどうか、自
分にはわからない」と当惑した表情を浮かべた。(中略)
 「このまま戻れと言われても困る。誰が責任を取るのか」と語った。
 本紙は、田村市のほか、川内村や楢葉町も訪ね、同様の手法で6人の年間被ば
く線量を推計した。結果は川内村の畳業者西山利夫さん(71)が1.7ミリシーベル
トだったのを除けば、他の5人はいずれも2ミリシーベルト台だった。
 確信が持てたのは、屋外の放射線量が毎時0.23マイクロシーベルトを下回って
さえいれば、年間被ばく線量は上限値の1ミリシーベルトを下回る、との見方は
危いということ。(中略)
 1日おきに帰宅しているという楢葉町の専業農家青木良美さん(78)は、近くの
水田に積まれた除染廃棄物入りの黒い大きな袋の山を見ながらこうつぶやいた。
 「あれがある間は、避難指示が解除されても町には戻りにくい。うちも孫が避
難先で学校に通っているが、無理だろうな」 (8月19日東京新聞より抜粋)
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