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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1764】
2013年3月4日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.今後10年に1回 過酷事故(大惨事)が発生-原子力委員会(近藤
         駿介委員長)が試算した結果
   元日経新聞科学部記者が著書で指摘         柳田 真 (たんぽぽ舎)
★2.メールマガジン読者よりイベントのご案内(問合せは主催者へ)
      ◆2年目の3・11WALK in 郡山日帰りバスツアー(あと残り10席!)
★3.新聞・雑誌より3つ
  ◆強まる推進色 「脱原発」鮮明2人だけ
   エネ計画策定の委員入れ替え-福井県知事ら大半容認派
                     (3月2日東京新聞より抜粋)
  ◆災害大国に迫る危機、2200万人に津波リスク大
   人口の2割 標高5メートル未満で生活 名古屋大調査
                       (3月3日朝日新聞より抜粋)
    ◆福島原発作業員、記録以上の被曝63人 手帳管理ずさん
     東京電力や元請け会社に責任あり      (3月2日朝日新聞朝刊より抜粋)
★4.テント日誌2/24(日)―経産省前テントひろば533日目
   厳しい寒さが続くテントを支えて下さる皆さんからの暖かい想い
                                                      (Toku-san)
━━━━━━━
※3/6学習会にご参加を!
『地球温暖化の真実』第2回「IPCCのCO2地球温暖化説は間違っている!」
 日 時:3月6日(水)19:00から21:00
 講 師:平松健男さん
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.今後10年に1回 過酷事故(大惨事)が発生-原子力委員会(近藤
 |  駿介委員長)が試算した結果
 |  元日経新聞科学部記者が著書で指摘
 └──── 柳田 真 (たんぽぽ舎)
 
○  先日、本屋で見つけた本のひとこと紹介。2年前、日経新聞を退社した塩谷
喜雄著文藝春秋社刊『原発事故報告書の真実とウソ』という本(750円+税)、この
本の帯に4つの事故報告書を徹底検証する! とある。その本の7章のうちの1
項目が「10年に1度の過酷事故?」と題した文(185頁)、それを紹介します。
 このまま日本で原発を再稼働させたら、今後10年以内に、福島第1と同じよう
な事故がまた起こる。原子力推進政策の総元締めともいえる政府の原子力委員会
(近藤駿介委員長)の小委員会が、日本の原発が過酷事故を起こす「事故発生頻
度」を試算したところ、抜本的な安全強化策を施さないまま、原発を安易に再稼
働させると、最悪の場合、日本にある原発のどれかが、10年以内に放射性物質を
大量に飛散させる過酷事故を起こすという、衝撃的な結果が出た。
 
○  2011年3月時点で、日本の商用炉の運転実績(廃炉になったものを含む)は、
1423炉年。福島第1事故を3回の別々の過酷事故とすれば、それを3で割って、
大事故の頻度は474炉年に1回、数字を丸めて500炉年に1回とした(191頁から)。
 
○  (注)現在の日本の運転原発は50基なので500割る50=10年に1回。福島事故
を1~4号機の4つの過酷事故とみれば1423割る50割る4=7年である。今後7
年に1回放射能大惨事が起きる計算だ(4回とみる理由は、福島第1の4号機が
危ないから)。
 
○  日本経済新聞は、名前の通りで、一貫して原発を推進してきた(賛成派)会社
で、3・11福島事故後もそれは変わっていない。その社の科学技術部次長や論説
委員を務め、コラム「春秋」や「中外時評」などを担当した人の文章ゆえ、注目
する(2010年9月退社)。「原発反対派の人が書いた文章でない」点が注目される。
 全体としては高く評価できる本ですが、しかし、原子力規制委の評価や田中委
員長の評価の文、島崎副委員長の発言を評価する文(204~205頁)が載っています
がしかし、その後の事実によってこれらは否定されている。筆者の鋭い目がこの
点で曇っているのは、この本の惜しいところである。
 
○  昨今の地震の頻発を見るにつけ、私たちの原発廃止の闘いも「時間との競争」
になっている。稼働中の原発(2基)と停止中の原発(48基)の再稼働阻止こそ、私
たちが生き残るための必然の闘いだ。間に合ううちに…と祈る。
 
 
┏┓
┗■2.メールマガジン読者よりイベントのご案内(問合せは主催者へ)
 └──── 
 
 ◆2年目の3・11WALK in 郡山日帰りバスツアー(あと残り10席!)
 
「3・11はフクシマの現地に立ちたい。自分たちの手作りの何かをしたい。」
この思いを形にして、それぞれの意思表示をしましょう!
 
日  時:3月11日(月)西新宿スバルビル7時半集合 8時出発
                         (帰り:西新宿到着22時頃)
内 容:現地の女たちとデモ行進(13時郡山駅前出発、開成山方面へ)
    歌、風船、かんしょ踊り、手作りプラカード・バナー、
    太鼓などでにぎやかに。
    交流会 14時ごろ~ 「教組会館」にて
        *映画「グリーナムの女たち」上映(60分)
        *李 政美(い ぢょんみ)ミニコンサート
        *福島報告
        *リレートーク、キャンドルナイトなど
        *参加費 無料
費 用:バス代往復 3000円 食事は各自 バスは大型です。
世話人・連絡先:スリー・ノン(3NON)の女たち
        近藤和子(批評家)、
        青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)090-8455-2512
 
☆女たち大歓迎! サポート精神の男たちも歓迎!
☆郡山市はまだ高線量の場所がありますのでご注意ください。
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より3つ
 └──── 
 
◆強まる推進色 「脱原発」鮮明2人だけ
 エネ計画策定の委員入れ替え-福井県知事ら大半容認派
 
 経済産業省は1日、エネルギー基本計画を検討する有識者会議の新たな委員15
人を発表した。民主党政権時代の会議(当初25人)で、「脱原発」が明確になって
いるメンバーは約3分の1だった。この中から5人が外れ、2人しか残らなかっ
た。一方で、原子力研究者や原発立地自治体の首長ら原発政策に前向きな関係者
が選ばれた。安倍政権の「原発回帰」の姿勢がはっきりと表れた。(後略)
  (3月2日東京新聞より抜粋)
 
 
◆災害大国に迫る危機、2200万人に津波リスク大
 人口の2割 標高5メートル未満で生活 名古屋大調査
 
 津波の被害を受ける恐れがある標高の低い地域に、国内の人口の2割近い約
2200万人が住んでいることが分かった。名古屋大教授らが国の資料などに基づい
て推計した。東日本大震災後、国や自治体は地震による津波を高く想定し直して
おり、「津波リスク」に直面する日本の現状が改めて浮かび上がった。
 調査したのは、名古屋大減災連携研究センターの脇田久美子技術補佐員や福和
伸夫教授ら。国土地理院が250メートル四方で標高を示した地図や国勢調査
(2005年)をもとに分析した。
 その結果、総人口約1億2800万人のうち2180万人が、主に沿岸部に広がる標高
5メートル未満の地域に住んでいることが判明。国土面積で3・3パーセントにす
ぎない場所に、人口の17パーセントが集中していることが裏付けられた。都道府
県別では、東京343万人▽ 大阪306万人▽ 愛知174万人▽ 千葉144万人―で、
太平洋岸の大都市部がいずれも100万人を超えた。(後略)
   (3月3日朝日新聞より抜粋)
 
 
◆福島原発作業員、記録以上の被曝63人 手帳管理ずさん
 東京電力や元請け会社に責任あり
 
 福島第一原発で事故後に働いた作業員のうち、少なくとも63人が放射線管理手
帳に記入された被曝(ひばく)記録よりも実際には高い放射線量を浴びていたこ
とが厚生労働省の調査でわかった。同省は東京電力や元請けに修正を指導したが、
連絡がとれない人もいて14人分が今も修正できていない。
 2011年11月~2012年10月に働いた人を対象に業者に調査・報告させる形で調べ
た。事故が起きた2011年3月から8カ月間の調査は手つかずだ。事故直後は原発
構内の線量が高い上、ずさんな被曝管理が横行していたとみられ、手帳の記録が
誤ったまま放置されている作業員数はさらに膨らむとみられる。
 線量計を鉛カバーで覆って働かせる「被曝隠し」が朝日新聞報道で発覚したこ
とを受け、厚労省は昨年10月、線量計の未装着など19件の不適切事例を確認した
と発表。東電と元請け37社に対し、1回の作業ごとに測る「電子型線量計」と長
期間の累積を測る「バッジ型線量計」の併用が徹底された11年11月以降について
詳しい調査を指示した。その結果、ふたつの線量計の値の差が20%以上あるのに
手帳に低い方の値を記入された人が63人見つかった。
 厚労省は安全を優先して高い方を記入するのが当然だとして修正を指導。修正
幅が最も大きい人は月間の累積線量が1・95ミリシーベルト増えて6・35ミ
リシーベルトになった。厚労省は「特殊な作業状況で測定にばらつきが出た可能
性がある」としている。(後略)(多田敏男、佐藤純)
 (3月2日朝日新聞朝刊より抜粋)
 
 
┏┓
┗■4.テント日誌2/24(日)―経産省前テントひろば533日目
 |  厳しい寒さが続くテントを支えて下さる皆さんからの暖かい想い
 └──── (Toku-san)
 
 この日は、朝から天気が良かったが風が冷たく、夕方からは北風が強くなり、
日が落ちる頃には相当冷え込んでいた。防寒対策をしっかりして、21時過ぎにテ
ントに着くと、第一テントの中には当番のKさんと日曜日にいつもテントに来て
くれるOさんがいらした。今日は、第二テントで、日曜日に定期的に実施してい
るCINEMA DE TENTの第三回目、西山正啓監督によるドキュメンタリー映画「主権
在民」(「原発震災を問う人々」シリーズより)の上映会が行われていたので、
ドキュメンタリーにも出演され、この日のトークゲストだったYさんにご挨拶す
るために第二テントを訪問してみた。上映会はすでに終了し、参加された方達は
すでに帰られていたが、第二テントの当番のHさんの話では、20名くらいの方達
が参加して下さったということだった。第二テントで行われる土日のイベントと
しては、CINEMA DE TENTの他に、テント前で隔週木曜日の夜に「霞ヶ関の中心で
愛を叫ぶ」というイベントを実施してくれているミュージシャンのUさんが企画
してくれた「土曜ロードショー」が始まっている。このイベントは、原発や社会
問題に絡む映像を見て、参加者の人に理解を深めてもらうというものだが、3月
2日(土)には、18時「しねまdeテント番外編 しねまde 福島」というタイトル
で、フリーのジャーナリストの西中さんが取材をされた映像を見ながら、ディス
ッションが行われる予定になっている。
 
 双葉町の井戸川前町長も出席されて、昨年9月30日に開催した「3・11原発事故
から学ぶ 脱原発のうねりの中で、福島ー首都圏の交流の集い 」の映像も見られ
るという事だが、3月3日(日)には、明治大学のリバティホールで、「福島を
忘れない!福島を風化させない! 福島・首都圏の集い 福島原発災害に学ぶ」が
開催される予定になっている。井戸川前町長もゲストとして出席して下さる事が
決まっており、昨年の状況と今の状況、町長を辞任されるに至るまでの背景等も
理解することが出来ると思う。多くの人に参加をしていただきたい。(後略)
 
※(後略)以降は、紙面の都合で省略します。全文についてはたんぽぽ舎のHPを
ごらん下さい。
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