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たんぽぽ舎です。【TMM:No1577】
2012年9月16日(日)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                                転送歓迎
━━━━━━━
★1.「泊原発をなくする」希望の鐘が響き渡っている
   北海道の皆さん、全国の皆さんに、泊原発がある
   「後志(シリベシ)」から呼びかけます
                      呼びかけ人代表 斉藤武一(岩内原発問題研究会代表)
★2.原発廃止廃炉委員会の設置を請願しよう
                                             東京、天辰(たんぽぽ舎会員)
★3.原発ゼロでも電力は足りた―関電も認める
   夏の電力需給 真相は?       吉田 隆(脱原発イロハネット編集人)
★4.<テント日誌9/13(木)―経産省前テントひろば369日目>
   日々動く状況と報告二つ
━━━━━━━
※昨日発信の【TMM:No1576】1.広瀬 隆さんの
 「最近の資料の紹介3点」の2番目=宝島社から
 発刊予定の『原発を止める50の方法』は、
 最新情報によると『原発を止める55の方法』になったとのことです。
━━━━━━━
◆9/20「ワンコイン上映会」にご参加を
 日 時:9月20日(木)開場18:30 19:00開始 特典映像上映
 会 場:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)
 上映内容:「原発の町を追われて~避難民・双葉町の記録」
                  (堀切さとみ・2012年・40分)
   福島第一原発のお膝元にあり、3・11直後、全世帯が避難勧告を
   受けた双葉町。町は役場機能を埼玉県加須市に移し、廃校になっ
   た高校を拠点に避難生活を送っている。原発と共にあった双葉町
   の人たちは、ふるさとを追われ、今何を思うのか。避難所で出会っ
   た人たちの声を集めた。
   堀切さとみ監督のトークあります!
 参加費:500円   主催:スペースたんぽぽ
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.「泊原発をなくする」希望の鐘が響き渡っている
 |  北海道の皆さん、全国の皆さんに、泊原発がある
 |  「後志(シリベシ)」から呼びかけます
 └──── 呼びかけ人代表 斉藤武一(岩内原発問題研究会代表)
 
 いつの時も思い出すことがある。1981年28歳の時である。その年の秋、原発に
反対し続けた岩内郡漁協が賛成へと転じ、漁協の壁にかけられていた「原発絶対
反対」の看板が下ろされた。そのとき絶望が押し寄せる。「これで故郷に原発が
来る」「どうしたらいいのだ」「事故が起きれば故郷は全滅だ」「原発に依存し
たらいずれ故郷は破たんする」。
 やがて原発建設が始まり、泊1号機、2号機、3号機と運転を開始した。その
たびに絶望が押し寄せる。「何をしても原発は止められない」「講演会は100回
はやった」「反対署名、デモ、やれることはすべてやった」「このままだと日本
で大事故が起きなければ原発は止まらない」「大事故が泊原発であったらどうし
よう」。
 2011年フクシマが起きる。地元も時代も私たちに激励をおくってきた。「あん
たたちが言ってたことが本当になった」「原発が来て、漁業はつぶれ町がダメに
なった」「頑張ってください。応援しています」。
 私たちは絶望の中から何を学んだのか。それは、何があっても「めげない」と
いう希望の石(意思)を体の重心に据え付けることであった。
 今、北海道には、「原発をなくする」希望の鐘の音は響き渡っている。
 そして、北海道から、日本から、世界から原発をなくするまで私たちは「めげ
る」ことはない。
 
原発のある後志から北海道の皆さん一人ひとりに呼びかける。
9月22日「子どもたちの未来に原発いらないっしょinとまり」
泊現地に集まろう!!
 
後志呼びかけ団体・個人; 岩内原発問題研究会など16団体,4個人、
道内賛同団体・個人; Shut泊など30団体,12個人、
全国賛同団体・個人; たんぽぽ舎、など7団体,4個人
みなさんの賛同をお願いします。
また「一言メッセージ」を下記まで送ってください。
  〒045-0024 北海道岩内町字野束28
  佐藤英行気付「子供たちに原発いらないっしょinとまり」宛
  FAX0135-62-9520 携帯電話090-8899-9240
  Eメールyodoaki@topaz.ocn.ne.jp
 
 
┏┓
┗■2.原発廃止廃炉委員会の設置を請願しよう
  └──── 東京、天辰(たんぽぽ舎会員)
 
 政府の「革新的エネルギー・環境戦略」最終案に、原子力委員会は、廃止をふ
くめて見直すとあるので、原子力廃止委員会にしてもらいたいです。
 原子力規制委員会ではなく、廃炉委員会にして、規制ではなく、廃止のための
委員長を、例えば小出助教に就任を依頼するとかです。
 規制委員会である以上、この原発は安全だと判定する安全性のお墨付きをあた
える人が、ヘボ学者が委員長や委員に選ばれるでしょう。
 規制委員会の人事ではなく、原発廃止廃炉委員会の設置を請願しましょう。
何人も、……法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平
穏に請願する権利を有し、…。と憲法16条にありますので…。2012・09・13
 
 
┏┓
┗■3.原発ゼロでも電力は足りた―関電も認める
 |  夏の電力需給 真相は?
 └──── 吉田 隆(脱原発イロハネット編集人)
 
 関電は5月、原発ゼロで今夏を迎えた場合、15%の電力不足に陥ると試算し、
「計画停電は避けられない」とした。これを受け、野田首相は「国民の生活を守
るため」として、大飯原発2基の再稼働に踏み切った。
 8月の平均気温が過去5番目の酷暑続きだった夏もようやく峠を過ぎた今、果
たしてどうだったのか。
 
◆関電 原発4基分余る?!
 関電管内の最大需要は、大阪市の日中最高気温が36.7度に達した8月3日午後
の2,681万kwであった。猛暑の2010年夏並みを想定した8月の需要予測は2,987万
kwだったが、10%下回っている。8月3日の供給態勢は、大飯2基をフル稼働す
る一方、需給調整を理由に相生火力1号機(38万kw)を休止していた。東京新聞
によれば「潜在的供給力は少なくとも3,182万kw。ピークの需要時ですら原発4
基分に相当する500万kwの余力があったことになる。」と報じている。(8/29)
また、関電も最低でも3・2%確保でき、電力不足にはならなかったとの試算を示
した。(同9/8)
 植田政府需給検証委員(京大教授)も「再稼働がなければもっと節電されたは
ず。大飯再稼働は必要なかったと言える」と述べている。(TV朝日9/6)
 
◆大飯原発停止を求める緊急声明
 関電は他の電力会社からの融通電力量も、Max644万KWとしたが、8月4日には
742万kw受けている。100万kwも過小に見積もっていた。政府は西日本の50サイク
ル圏について、今夏のピーク需要を9,622万kw、とし、原発ゼロなら9,301万kwし
か供給できないから、融通し合っても321万kw不足するとし、再稼働の宣伝をし
た。TV朝日9/6のそもそも総研ではこの点を取り上げ、最大需要は8,723万kwで
6.6%余っていた旨報じた。予備率は3%あれば安定供給できるとされているので、
再稼働がなくても何ら問題はなかったのである。
 他にも揚水発電を前年度比225万kw減とするなど意図的な操作はいくつもあっ
た。つまり、過大な需要と過小の供給による不足を演出・宣伝し、再稼働を合理
化しようとしたのが真相だ。
万一の事態もありえたのだからと言いわけする向きもあるが、東電は大あまりで
あり、100万kw程はいつでも融通できたのだから、化けの皮がはがれるのを防ご
うとする強弁でしかない。
 上記のような実態が万人の目にも明らかになったので、大阪府と大阪市は4日
エネルギー戦略会議を開き、大飯原発3、4号機の停止を政府と関電に求める緊
急声明をまとめた。節電終了後の停止を要請している。
 しかし、関電はなおも「安定供給のため稼働続行」とする。見え透いた嘘まで
ついて、安全の確保も出来ていない原発を動かし、安全な火力発電を停止すると
いう事態はどう見ても異常ではないか。
 この「異常」の中に電力を巡る怪が隠されているが、この点については次号で
検討したい。(脱原発イロハネット No-40 9月9日)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌9/13(木)―経産省前テントひろば369日目>
 |  日々動く状況と報告二つ
 └──── (Y・T)
 
9月13日(木)この日はテントに行かずに休みを取っていたが、昨日から今日
にかけてあまり知られていない重要な情報が入っていたので、それをお知らせし
ておきたい。
 
《志賀原発の現地から》
志賀原発の再稼働反対、廃炉を求めている「命のネットワーク」は、9・1の2
00名の住民集会の後、市議会への3項目の申し入れの採択を求めて、羽咋市役
所前にテントを張り、座り込みを続けていましたが、夕方、命のネットワーク代
表の多名賀哲也さんから連絡があり、9月12日午後、市議会総務委員会は、誓
願の3項目めを採択しました。
3項目は、
1.志賀原発の再稼働を認めず、廃炉を求める方針を明確にされること。
2.国に対し、志賀原発1,2号機の安全審査経過について、速やかに検証作業
を実施・講評し、責任の所在を明確にするよう要求されること。
3.あわせて、志賀原発の稼働に関する事前同意権を含む安全協定の実現」を求
める市議会決議を行われること。
です。
この採択が得られたので、テントは本日、一旦撤収しました。
本会議での採択に向けて、新たに大衆的取り組みを行うとのことです。
 
★9月19日(水)テント全体会議 午後7時 日比谷図書館4F 小ホール
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