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たんぽぽ舎です。【TMM:No1485】
2012年6月13日(水) 地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
 
                         転送歓迎
━━━━━━━
★1.大飯原発の地表がずれる? 「安全」揺るがす活断層
   専門家 原子炉損傷の恐れ指摘
★2.足が不自由で、デモ・集会は気持ちはあっても、
   行くことが困難ですが…
   "再稼働やめて"ハガキの新版25枚1セットを送ってください
                     宮澤和子(杉並区)
★3.東京大学による名誉毀損事件 6/12槌田敦裁判報告
   地球温暖化論を批判したら、東大がおかしな本を出した
                杉嶋拓衛(槌田敦裁判を応援する会)
★4.~再稼働前提の事業計画に物申す~東電株主総会前段6.15アクション
★5.関西広域連合の姿勢、嘉田滋賀県知事の言動は納得できない
                                       S(たんぽぽ舎ボランティア)
★6.おおい町再稼働反対監視テント日誌6・10日(日)
   驚くべき密室会議  福井県原子力安全専門委員会
   傍聴者50人外して密室会議へ
━━━━━━━
あす6月14日(木)官邸前(国会記者会館前)午後6時から、住民を危険にさらす
再稼働決定は絶対許さない!再稼働反対6・14アクションにご参加ください。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.大飯原発の地表がずれる? 「安全」揺るがす活断層
 |  専門家 原子炉損傷の恐れ指摘
 └──── 
 
 原発を止めたままでは日本の社会は立ちゆかないー。会見でこう大見えを切り、
大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に理解を求めた野田佳彦首相。
「安全性は確認した」と繰り返したが、同原発の地表がずれて原子炉を損傷させ
る可能性があると活断層の専門家が分析している。本当に安全といえるのか。
 「再稼働に絶対反対ではないが、今の状況ではとても認められない」こう話す
のは東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)だ。(中略)
 渡辺教授らが今回、同じ坑内の北側壁面の調査データなどを精査したところ、
F―6断層が地層を上下にずらしたように見えることが判明。さらに、粘土が混
じって固まっていないことなどから、比較的最近活動した可能性があることも分
かった。海域などにある周辺の活断層と連動してF-6断層が動くこともあり得
るという。
 渡辺教授は「原子炉直下にある断層もあり、それが動けば深刻なダメージが発
生する。早急に確認すべきだ」と指摘し、こう訴える。「活断層以外の専門家の
意見だけを聞き、『安全性が確保できた』というのは納得できない」
 こうした声に対し、関電は「増設時の調査でF―6断層は活動していないと確
認しており、問題はないと考えている」(広報室)との立場。保安院も「断層の
上にある地層は変形しておらず、活動性はない」などとして、これまでの見解を
変えていない。
 日本原子力発電敦賀原発(同県敦賀市)では4月、原子炉直下の断層が動く可
能性が保安院の現地調査で判明。国の基準を満たさずに廃炉になるとの見方も出
ている。大飯原発もF―6断層が安全上重要な設備を損傷させる恐れがあれば、
原発の立地場所として不適格とされる可能性がある。
 美浜の会の小山英之代表は主張する。「関電が調査したのはかなり前だし、
『活動性はない』と言っている保安院は電力会社の味方だから、まったく当てに
ならない。地表が動けば、配管が引きちぎられる可能性すらある。調査して結果
が出るまで、決して再稼働させてはならない」 (6月10日東京新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■2.足が不自由で、デモ・集会は気持ちはあっても、
 |  行くことが困難ですが…
 |  "再稼働やめて"ハガキの新版25枚1セットを送ってください
  └──── 宮澤和子(杉並区)、メルマガ読者
 
私は59歳の女性サラリーパーソンです。
足が不自由で、デモ・集会は気持ちはあっても、行くことが困難です。もっぱら
・家の門扉にアピールを掲示する
・福島の子どもたちの避難・保養にカンパする
・自転車で行ける範囲の集会、集まり、上映などに参加する
・友人らに呼びかけのメールの発信
・在住区の区議全員に、原発について、個人的なアンケートを作成、
 発送し、取りまとめ、保持。
・フリージャーナリストへのカンパ
・福島のひとがたの東電告訴裁判にカンパ
などなど、できること、を少しづつやっています。
どなたかが、『100人集まったデモの人の後ろには、家庭事情や身体事情で来
れない人がいる、だから1000人集まるのと同じだ』というようなことをおっ
しゃって居られました。うれしかったです。
自分の存在を見つけてくださったような気がして。
 
本当に日本は狂気へと疾走している感です。あきらめず、あきらめず、を心して
まいります。よろしくお願いします。
 
 
┏┓
┗■3.東京大学による名誉毀損事件 槌田敦裁判報告
 |  地球温暖化論を批判したら、東大がおかしな本を出した
 └────杉嶋拓衛(槌田敦裁判を応援する会)
 
 6月12日の13時15分より東京地裁411号法廷で最終口頭弁論が終了。
判決が8月28日の同場所同時刻に言い渡される。槌田敦裁判を応援する会メン
バーも3名駆け付けた。槌田敦さんは閉廷後の打ち合わせで、次回判決後の記者
会見を文科省記者クラブで開きたいと文科省まで申し込みに行った。記者会見場
所は6月末で詳細決定する予定。
 
 準国家機関の東大には表現の自由はない。その東大が地球温暖化懐疑論者たち
をやり玉に挙げ公費で本を出版し批判したのがこの裁判の発端だった。槌田敦さ
んは名誉毀損で闘う事にした。東大の影響力は絶大で東大がダメだと言ったらほ
とんどの大学は右に習えになる。槌田敦さんも地球温暖化懐疑論者批判本が出た
後で講演を取り消された。しかし批判本の中味は明日香被告のブログに毛の生え
た程度の内容しかなく、こんなもので槌田説を否定する事はできなかった。明日
香被告は東大から出版するために山本某を東大の肩書きで名を連ねさせたが、山
本が書いたとされる内容は明日香被告が裁判長から聞かれた際に「多分私の研究
成果です。」「だから東京大学には関係ないです」と答えてしまった。文科省か
ら358万円の技術振興調整費が出ているが、東京大学と関係ない本を出してし
まった事は問題無いのか。
 
 この東大裁判に勝ち150万円が入ったらそのお金は、「地球温暖化懐疑論批
判」に反論する本を書き東大によって踏みにじられた名誉を復権したいとおっし
ゃっていた。東大で出してはいけない書物を国費で出し、誹謗中傷をするのに文
責者も出さない。こんな無責任な体系でも権威が保たれているのだから始末が悪
い。不合理な事が嫌いな槌田敦さんは巨悪と真っ向から勝負した。判決次第では
更に東大の問題点を暴き出す次の闘いを用意しているという。御用学者の人にも
この裁判の判決を傍聴してもらいたいものだ。
 槌田敦さんが表現の自由を守るということの実践を肌で学んで国が間違えてい
れば間違いだと言える学者になって欲しい。
 
 
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 | ◇~再稼働前提の事業計画に物申す~
  |  東電株主総会前段6.15アクション
 └────
 
 東電前アクションでは、東電の柏崎刈羽原発の再稼働を明記した「事業計画」
に反対して、6月15日に以下のようなアクションを行います。
 ぜひご参加ください。
 
 ~再稼働前提の事業計画に物申す~東電株主総会前段6.15アクション
        ~もう福島にも新潟にも原発はいらない~
 
     呼びかけ:東電前アクション!
               http://toudenmaeaction.blogspot.com/
 
日時:6月15日(金)20時~20時30分まで東京電力本店前抗議。
         その後、関西電力東京支社へ移動
   注、東電抗議は開始時間を19時から20時へ変更しました。
場所:東京電力本店前  千代田区内幸町1丁目1番3号
             JR・東京メトロ・都営地下鉄浅草線新橋駅より徒歩5分
             都営地下鉄三田線内幸町駅より徒歩3分
 
★「事業計画」は賠償逃れ・料金値上げ・労働者リストラによる
  「東電再建計画」だ!
☆政府主導で「原発救済」なんて許せますかっ!?
 
詳細⇒http://toudenmaeaction.blogspot.jp/2012/05/615.html
 
 
┏┓
┗■5.関西広域連合の姿勢、嘉田滋賀県知事の言動は納得できない
 └──── S(たんぽぽ舎ボランティア)
 
 6月13日昼、日本外国特派員協会で開かれた記者会見のようすを「田中龍作
ジャーナル」で読みました。ひと言、嘉田さんが記者会見を開いた意図がよく分
かりません。橋下市長ともども「脅された」ので再稼働容認は仕方ない、という
「言い訳」の記者会見です。
(日本外国特派員協会 イベント http://p.tl/xwzE
(田中龍作ジャーナル http://tanakaryusaku.jp/2012/06/0004481
 
 「電力足りない」は、夏場のほんの数時間の話。原発再稼働に本気で抵抗する
のであれば、電力を「原発なしで足りさせる」努力をあらゆる方面から考えて実
施するのが使命です。「足りる」根拠はあちこちで示されているので、それらを
確実にするため何でもやるべきです。「政府に脅されたら仕方ないでしょ」とい
う言い訳は、「安全」という言葉を使わないだけで、本質は、無責任な政府・関
電と同じです。原発から30キロ圏にある滋賀県の長としていかに奇妙な発言か。
 
 関電は「短期的な稼働は視野に無い」と言ってますから、嘉田さんがどれだけ
「夏だけ動かしたら止めてほしい」と言ったところで納まりません。どうにか
「まず1基稼働」が関電と原子力ムラの最大の望みなので、大飯の次は伊方、泊、
新潟、原発事故の危機は去りません。その「1基」を容認し、彼らの望みを叶え
るかのような嘉田知事の言動、そして関西広域連合の姿勢は、絶対に許されません。
 
 
┏┓
┗■6.おおい町再稼働反対監視テント日誌6・10日(日)
 │  驚くべき密室会議  福井県原子力安全専門委員会
 │  傍聴者50人外して密室会議へ
 └────
 
  県庁6階会議室に傍聴希望者全員入れぬことに抗議して、中川英之委員長に許
諾を求める。事務局の仲介を制して、さらに、みどりの未来のSさんなどが、こ
の会議で再稼働を認めないよう約束を取り付けようと委員長席へダイブする。警
備員ともみあいになり、会議室の床にねじ伏せられ、連れ出されてしまう。機動
隊が呼ばれ、廊下に整列。役人、警備員、制服警官、機動隊のひしめく廊下。
 
  いつしか、別室に委員会は移動し、それに関電関係者、関連事業者、安全・保
安院、県庁役人などつき従い、傍聴人は残され、半ば監禁状態となる。委員会は
もどらぬと聞いたのは、4時頃、流会かと、玄関出口へでる。傍聴人からは、こ
の日の会議は、無効で正当性がないと県庁職員にせまり、記者たちに呼び掛け、
傍聴者との会見を要請。
 
  地元の山崎さん、青年、美浜の会、大阪の小山さん、元京大の小林さん、アイ
リ‐ンさんが、それぞれの立場からこの委員会の不備と不当性、権力・資本への
無抵抗・批判力のなさを怒りをもって訴えた。監視テントはさらなる抗議行動を
準備しようと県庁を出た。
  実質、地元住民の生命・安全にかかわる大飯原発の地下活断層疑惑、ひばく労
働者問題などなど最も緊急かつ重大な取り組みは放置されたことは断言できる。
 
  地元とは原発へのストレスなどに悩むすべての当事者の環境問題であり、セキ
ュリティの問題であって、関西電力の経営問題などとるにたりぬエゴイズムに過
ぎない。主権在民を殺す権力・資本とさらなる闘いを!(Q)
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