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たんぽぽ舎です。【TMM:No1095】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その80 ◆
4つの情報をお知らせします(5月26日)
1.『スイス原発廃止を決定
全5基を順次閉鎖 2万人デモの威力(全人口756万人)』
2.『日本最後の護送船団、電力会社の料金設定方法
絶対に損をしない料金体系 総括原価方式』を批判する
山崎久隆
3.『放射能に関しては、「がんばれ」はまちがい
「がんばろう 日本」のスローガンに異議あり』
4.『つなぐ光・東京ライブ5・28―読者から』
★1.「スイス 原発廃止を決定」
全5基を順次閉鎖 2万人デモの威力(全人口756万人)
スイス政府は25日、福島第一原発事故を受け、「脱原発」政策を決定した。稼働
開始後50年をめどに、既存の5基をすべて停止する。欧州ではドイツのメルケ
ル首相が脱原発政策を表明。スイスは電力の約4割を原子力でまかなっており、
今後、再生可能エネルギーを推進する。国内で一番古い原発は1969年、最新の原
発は84年にそれぞれ稼働を開始。政府方針に従えば、2019年に停止を始め、34年
に全ての運転が終了することになる。
★2.「日本最後の護送船団、電力会社の料金設定方法
絶対に損をしない料金体系 総括原価方式」を批判する
山崎久隆
電気料金を決める方法を総括原価方式といいます。事業にかかる必要経費を積
み上げた上に、その4.4%相当分の報酬を乗せて、電力料金を決められる仕組
みになっています。そのうえ石油の値段が上がったら(下がってもですが)三ヶ
月後にその価格に見合って変動させることが出来ますから、至れり尽くせりです。
他の産業でも、例えば鉄道やバスなどの交通も同じ方式をとっていますが、他
に代替手段がある交通では、簡単に価格に転嫁など出来ませんので自ずと抑制的
になります。特に競合路線の多い交通は、実際には現在は値上げは極めて困難に
なっています。コストが増えても簡単に商品価格に転嫁など出来ません。
それがむしろ鉄道の安全性を脅かしているのが現実です。
必要経費には当然ながら発電所建設費用が含まれますので、発電所コストか電
気料金に跳ね返ります。当然ながら高くつけばつくほど利益が上がる仕組みであ
ることになります。もっとも、ものには限度があり、いまでさえ日本の電気料金
は世界でも高いとされています。欧米諸国の倍くらいなので、そろそろ限界です
が、この総括原価方式と地域独占がセットになって、電力のやりたい放題を許し
てきたわけですから、今後は継続させてはいけません。
いいかげん、この方式そのものを転換しないと、日本ではエネルギー政策を転
換することなど不可能になってしまいます。
★3.放射能に対しては、「がんばれ」はまちがい
「がんばる」と、ガン、白血病になる。
対策は、「逃げる」しかない。
「がんばろう日本」のスローガンに異議あり
・放射能(死の灰、死の水など)に対して、「がんばれ」は、まちがいである。
放射能は“見えず、臭わず、音もせず”の超毒物であり、動物、植物を問わず、
全生物の生命を脅かして死に至らしめる物質だから、防ぐ手立ては、残念ながら
無い。「逃げる」ことしかない。放射能の害毒は、距離が離れれば、離れる程薄
くなる(距離の2乗に反比例)ゆえ、「逃げること」が唯一で最良の方策だ。
放射能には外部ヒバクと内部ヒバクがある。内部ヒバクは、口、鼻などから入
ってくる(空気、食物)。これらに対して、ガンバレない。できるだけ放射能汚染
の少ない食品を食べるしか方法はない。放射能に対して「がんばろう」は、大間
違いなのである。
・テレビ、新聞で、ちまたで、「がんばろう日本」というスローガンが氾濫
(はんらん)している。特に、3・11の原発大惨事以降よけい目につく。
これは人々をまどわす。ある特定の方向に、まちがった方向に人々を誘導する
意図があるとしかおもえない。第2次大戦の時、日本の支配者は、「欲しがりま
せん、勝つまでは」などのスローガンで国民を統制し、戦争に突入した歴史的事
実を思い出す。
「がんばろう日本」のスローガンに異和感を感じる次第。(や)
★4.「つなぐ光・東京ライブ5・28」in まったなしスタジオ
いつも大切な情報をありがとうございます。
ぎりぎりですが、子供・妊婦さんを放射能から沖縄に疎開していただこうという
運動をしている「つなぐ光」と言う団体が沖縄にあります。
私たちは田無の劇団なのですが、「つなぐ光」を応援しています。
このたび、小さいものですが、うちの稽古場で、チャリティーライブを計画しま
した。もしよろしければ情報網にいれてください。
第一部 1:00~ トーク&ソング
守沢 高(ビンテージタイム)
おちょこ
第二部 3:00~ 歌入り朗読 「ヒルダのレタス畑」
(レイモンド・ブリッグズ「風が吹くとき」より)
大森晶子ほか6~8人
第三部 17:30~ 交流会 飲んだり食べたりうたったり
参加費はお弁当代 700円(予約制)
飲み物、おつまみ持込可
お布施・申し込み制 定員60名(電話・FAX・メールで)
電話 09092457021 青沼
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