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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1087】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その72 ◆
7つの情報をお知らせします(5月18日)
1.浜岡原発停止操作もまともにできず炉に海水流入
重大事故なのに報道せず―日本のテレビ・新聞はおかしい―
(山崎久隆)
2.緊急シンポジウム
「原発報道を考える~メディアは真実を伝えているのか」
2011.5/22(日)文京シビック小ホール開会18時45分
3.全国の原発を止めなくては日本は滅びるだろう―
いわき市の5/15反原発デモの内容
4.広瀬隆さんの新刊のご案内「FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン」
(朝日新書)と、広瀬隆さん2つのDVDのご案内です
5.いろりばた会議3回連続学習会「よくわかる原子力」
第2回2011.5.19(木)18:45~21:00『原子力の2つの顔(原爆と原発)』
第3回2011.5.26(木)18:45~21:00『エネルギー1割カットで
〝原子力のない暮らし"』
6.反原発自治体議員・市民連盟の結成総会に(5/22東京・全水道会館)
に、ユーストリーム生中継が入ります。
当日お出でになれない方、ぜひご覧ください。
7.5月後半の東電前アクションのお知らせ
★1.浜岡原発停止操作もまともにできず炉に海水流入
重大事故なのに報道せず―日本のテレビ・新聞はおかしい―
(山崎久隆)
津波も来ていないのに、浜岡原発5号機で停止操作中に復水器に海水が大量に
400トンも流入し、原子炉にまで回っていたことが、15日になって報道されてい
ます。
実際の海水流入が起きたのは、14日の停止操作が始まってからすぐの午後4時
半ごろだと言われています。復水器の中には蒸気が入ってきますが、これを海水
で冷やしています。そのための細管が大量に復水器にあります。400トンという
異常に大量の海水流入であったということから、3万本以上ある細管の、かなり
の数が破断したのでは無いかと思われます。
その後の停止操作はECCS緊急炉心冷却装置を使って行われたと言うことで
すが、緊急冷却装置が作動しなかったらどうなったのか、非常に危うい運転状態
にあったと思われます。
このニュース、テレビではテレビ朝日とNHKくらいしか流していません。一
体どうなっているのかこの国のメディアは。
日本経済新聞の記事の書きぶりを見てみましょう。
「中部電力は15日、浜岡原子力発電所5号機が同日正午すぎ、原子炉内部の温
度が100度未満の「冷温停止」と呼ばれる安定状態になったことを明らかにした。
政府の停止要請を受けた浜岡原発の停止作業がすべて終了した。」海水流入の前
に「無事」停止したかの書きぶりに呆れます。
だってそんなことはニュースになりません。普通。安全に止まっただけならば
これが冒頭で良いですが実際には重大事故が起きていたのですから。
次のセンテンス
「5号機は14日午後1時に運転を停止。その後、冷温停止に向けた作業中に、タ
ービンを回し終えた蒸気を水に戻す「主復水器」の水の純度を示す数値が異常と
なったため、一時作業を中断した。放射性物質の漏えいはなく、作業を再開し、
冷温停止状態となった。」
この記事までだと何が起きたのか分かりません。まず「何が起きた」から先に
書くのが普通でしょう。冷温停止になったことは結果であって、その前にトラブ
ルが起きたのにそのことは後回しとは、恐れ入ります。
「中部電力によると、冷却水に約400トンの海水が混ざった可能性があるが、原
子炉の損傷はないとしている。」
結局事故について触れたのはこれだけです。
400トンの海水流入とは重大事故です。記事の重要度から言えばまずこれが先
ではないでしょうか。原発震災を経ていてさえもまだ、日本のメディアは安全宣
伝にこれつとめている現実に、本当に怒りがわきます。
★2.緊急シンポジウム
「原発報道を考える~メディアは真実を伝えているのか」
原発事故をめぐる政府の「安全」「安心」説明が事実によって次々と破たんを
余儀なくされていますが、同時にそれを伝えるマスメディアの報道についても、
かつてないほどの市民の不信感が噴き出しています。いったい何が真実なのか。
メディアの何を信じたらよいのか。実際に現場取材を行ったジャーナリストたち
に生々しい報告をしてもらい、一連の原発報道を徹底検証してみたいと思います。
また、現在立入禁止となっている福島第一原発周辺の「警戒区域」内の取材につ
いても議論します。第一原発敷地内やJビレッジ、原発作業員などに対して、定
期的や取材・撮影・記者会見等の機会を求める要請書を政府や東電に提出する予
定で、その共同アピールをこのシンポジウムで公表する予定です。
2011年5月22日(日)開場18時20分 開会18時45分 閉会21時30分(予定)
会場:文京シビック小ホール
定員:370名 入場料:1000円
出演者:神保哲生(ビデオニュース・ドットコム)
綿井健陽(ビデオジャーナリスト)
広河隆一(『DAYS JAPAN』編集長)
香山リカ(精神科医)
金平茂紀(TBS「報道特集」キャスター)
川村晃司(ジャーナリスト/テレビ朝日コメンテイター)
司会:篠田博之(月刊『創』編集長)
※特別アピール「布川冤罪事件再審判決直前!冤罪被害者の訴え」
杉山卓男・他
原発報道シンポジウムの最後に、5月24日に予定されている布川事件判決に
ついて、40年以上も無実を晴らす闘いを続けている被害者から特別アピールがあ
ります。
確実に座席を確保したい方は『創』ホームページから予約をお願いします。
またローソンにてチケット販売中(Lコード39566)。
主催:月刊『創』編集部 電話03-3225-1413 FAX03-3225-0898
後援:『週刊金曜日』『DAYS JAPAN』編集部
★3.全国の原発を止めなくては日本は滅びるだろう―
いわき市の5/15反原発デモの内容
5月15日(日)に行われた、いわきで行われた反原発デモに参加してきました。
以下はその内容です。参加者は主催者に聞いても把握していないということで分
からなかったのですが、約1000人はいたかな?と思います。
5月15日(日)、いわき市平公園に、原発による被曝に怒りと不安を覚えた大勢
の市民が集まりました。いわきアクション、ママの会、NO NUKES MORE HEARTS
共催による「さよなら原発、放射能汚染のない平和な未来を求めるパレード」に
は、いわき市内、福島県内だけでなく、東京、大阪、岡山、上関原発に反対する
祝島を応援しているカヤック隊のメンバーも参加しました。最初、主催者からい
わき市に対する申し入れの内容が発表されました。次に古市県議からは地産地消、
東京の電気は東京で作ってほしい、また柏木市議からは市議会で廃炉を主張した
が、合意が得られない、議会の合意には多くの市民の声が必要という発言があり
ました。主催の佐藤和義市議からは福島県民は被曝者になることを強制されてい
る。既に3月から積算すると1000マイクロシーベルトを超え、場所によっては
4000または5000マイクロシーベルトを超えている。故郷を追われた県民の思いを
共有したい。国の耐震基準は全くの作文に過ぎず、何の役にも立たない。全国の
原発を止めなくては日本は滅びるだろうという話があった。また、参加者の中か
ら福島の子どもたちを夏休みなどを使って、短期間でも関西方面などに疎開させ
てはという提案がされ、大阪からの参加者が全く同じことを考えていたので賛同
したいという運動の輪が広がりました。この後、平公園を出て、いわき駅まで約
1時間、楽器の演奏しながら、「原発いらない」とにぎやかにいわき市内をパレ
ードしました。
いわき市への申し入れ(要約)
1.学校にガイガーカウンターを設置すること
2.ベントをする場合は登下校時を避けるようにすること
3.20mシーベルトではなく平常時の基準にしてほしい
4.学校給食にも国の基準ではなくいわき市独自の基準を設けてほしい
5.第1、第2原発を廃炉にすること
(メルマガ読者からの投稿)
(編集部より、500人の参加と聞いています)
★4.広瀬さんの新刊とDVDをご案内します。
◎新刊「FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン」(朝日新書)
◎広瀬隆さんDVD特価
広瀬隆さんDVD-2枚セットで、1500円(2000円のところを500円おまけ)
イ.3月26日講演DVD 広瀬隆 140分(頒価は1000円)
ロ.4月30日講演DVD 広瀬隆・子供を守れ、ほか(頒価は1000円)
ロは、5月20日に完成。20日中に発送の予定です。
クロネコメール便のため、届くのに2~3日かかると思います。
お申し込みは、FAXかEメールで、3/26と4/30の区別、あるいは両方、
必要な枚数とご氏名、送付先住所、電話番号をお知らせ下さい
★5.いろりばた会議3回連続学習会「よくわかる原子力」のご案内です。
1回目に参加していない方も歓迎です。是非ご参加ください。
第2回2011.5.19(木)18:45~21:00『原子力の2つの顔(原爆と原発)』
第3回2011.5.26(木)18:45~21:00『エネルギー1割カットで
〝原子力のない暮らし"』
会場:たんぽぽ舎
★6.「反原発自治体議員連盟(準)」の結成総会(5/22東京・全水道会館)に、
ユーストリーム生中継が入ります。
当日お出でになれない方、ぜひご覧ください。
ここにリンクしてください→http://www.ustream.tv/channel/tanpoponews
(過去のたんぽぽ舎主催の講演もみられます)
★7.5月後半の東電前アクションのお知らせ、転送・転載大歓迎!!
メルトダウン!? なのに責任取らない、脱原発しないのはおかしいよ!
みんなで東京電力&政府対策本部と中部電力へ抗議・話し合い・申し入れ
しよう!
・5月20日(金)17時半に新橋SL広場に集合。
18時半に東京電力&政府対策本部へ抗議&申し入れ。
東電の出てくる担当者は警備課。中電担当者も総務課。
真に責任と権限のある経営者などが回答する事を求め、次々出てくる色んな
問題も抗議します!鳴り物大歓迎★
・5月27日(金)16時に新橋SL広場に集合、東電&政府本部前へ。
申し入れ書の回答を受け取ります。その後中部電力にも行き、申し入れの回
答を受け取る予定です。
※その後、18時~日比谷野音の大集会&デモに合流します!
詳細は「東電前アクション」ブログをご覧ください:
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