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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No.1757】
2013年2月25日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.浪江町の女性のスピーチ、豊かになるはずだった原発の結果が仮設住宅
   金曜官邸前は別世界
                         初めての「たんぽぽ舎・ビラまきボランティア」(ao)
★2.「テントを守ろうハガキ」の注文の方法について(お願い)
★3.新聞・雑誌より2つ
     ◆福島の山や川 元に戻らない 農家の苦悩 人形劇に託す
      福島第一原発事故から二年弱、今も放射能に悩む地元農家の苦闘
                                                         (2月23日東京新聞夕刊より抜粋)
     ◆(社説)日本原電 原発の後始末に着手を
      原発を専業とする日本原子力発電(日本原電)の行き詰まりが表面化した
                                                         (2月25日朝日新聞朝刊より抜粋)
★4.たんぽぽ舎の近況…風がつめたい。24周年の集い
                                        柳田 真(たんぽぽ舎)
━━━━━━━
※2/26【学習会】にご参加を
     第9回危険な原発・大解剖「1から8回の総まとめと追加情報」
 お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
 日 時:2月26日(火)19:00より21:00
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 資料代:800円
━━━━━━━
※2月22日(金)発信の「TMM:No.1755」号の訂正
1、見出し
  (正):足尾鉱毒「事件」の教訓
    (誤):足尾鉱毒「時恵権」の教訓
2、新聞・雑誌より
  (正):電力9社、原電支援へ 2月22日「朝日新聞」
  (誤):電力9社、原電支援へ 2月22日「東京新聞」
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.浪江町の女性のスピーチ、豊かになるはずだった原発の結果が仮設住宅
 |  金曜官邸前は別世界
 └──── 初めての「たんぽぽ舎・ビラまきボランティア」(ao)
 
 デモでチラシを配ったことは何度かあるが、今日は特別。「あっ、たんぽぽ舎
さんなの?」「毎回ご苦労様」「藤田さんによろしく」、えっ、あっいえっ私初
めてです、と言うまもないほど、温かい励ましが続く。
 ボランティアの先輩方が丁寧に準備くださった44号を、最初歩道で待つ人達に
お渡しし、その後駅の出口周辺に移動して配らせていただいたが、1時間でだい
たいなくなった。18時までに集まった人数は確かに昨年夏に比べれば少なかった
が、再稼働への強い怒り、福島への熱い想いはますます燃えている。
 激しいコールが始まり、しばらく続いた後、浪江町の女性のスピーチ。
「豊かになるはずだった原発の結果が仮設住宅。こんな目に誰も二度とあってほ
しくない」。魂の訴えに拍手と歓声がおこり、胸打たれる。
 帰り道、つらそうに駅の階段を降りている白いコート姿の女性に声をかけると
「無理してきたけどやはり来てよかった」。
 金曜行動はこうして途切れなく続く。続けたい。
 今日は初参加で準備1時間、現地集合1時間の2時間のみだったが、濃密な時
間を過ごさせていただいた。
 ぜひ初めての方もどんどん来てほしい。3.11 2周年はもうすぐだ。
(2月22日(金)の第44回首相官邸前抗議行動の報告記です)
 
 
┏┓
┗■2.「テントを守ろうハガキ」の注文の方法について(お願い)
 └──── 
 
 経産省前テントを守ろうハガキ(共催:たんぽぽ舎、経産省前テントひろば、
反原発自治体議員・市民連盟)の注文に当たって、次の3点をどうぞよろしくお
願いします。
 
1.まず、電話か電子メール、FAXにて、ご氏名とハガキの希望数をお知らせ
下さい。ハガキの希望数に応じて必要な送料(10組まで100円です)をお伝え致し
ます。
2.お手数ですが、「先に」ハガキ代金と送料をお振り込みください。
3.実例:ハガキ1組200円+送料100円
   ハガキは官製ハガキ3枚と安倍首相や茂木経産大臣の宛先、住所一覧を書
いた紙1枚を同封しています。
 
振り込み先 加入者名:たんぽぽ舎 00180-1-403856
 
★毎週金曜の官邸行動の時、官邸の近く=財務省の上の交差点(角のところ)で
ハガキを取り扱っています。
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より2つ
 └──── 
 
◆福島の山や川 元に戻らない 農家の苦悩 人形劇に託す
 福島第一原発事故から二年弱、今も放射能に悩む地元農家の苦闘
 
 福島第一原発事故から二年近くたった今も、放射能の影に悩まされる地元の農
家たち。山と土の恵みを受けて作物を育ててきた福島県田村市の農家らは、生活
が一変する中、苦闘を続けている。 (木下大資)
 
 肉厚で直径十センチほど。「山のアワビ」と呼ばれる自慢のシイタケは一瞬で
「放射性廃棄物」に変わった。
 宗像幹一郎さん(62)は、良質なナラの木を使ってシイタケを栽培してきた。
四十キロ離れた原発が爆発し、三十キロ圏に一部が含まれる田村市のシイタケは
出荷停止に。国の指示で二週間かけて、四トンのシイタケをもぎ取り、妻基子さ
ん(62)と山へ捨て、泣いた。五万本の原木も廃棄した。
 「負げでらんねぇ」。昨春、会津地方から新たに原木一万本を仕入れた。だが
植菌後に木を測定すると、規制値を超える1キロ当たり200ベクレルを検出。
「里山汚染」の現実を突きつけられた。「もうここに木を並べることはできねえ」。
山に入るのが嫌になった。枝打ちなどで維持してきた里山の手入れをやめた。(中略)
 「体にいいものを作りたくて農家になったのに…。ぜんぶ、覆されてしまった」
 
 大河原多津子さん(58)は夫の伸さん(57)と二十八年間、無農薬野菜を
作ってきた。農協を通さない直接販売。顧客とは家族のような付き合いだった。
 事故後、トマトから12ベクレルが検出された。規制値以下だが、その事実を伝
えると、顧客の三分の二が離れた。「毒野菜を売るのか」「東北の農家はやめろ」。
ネット上には福島の農家を中傷する書き込みがあふれた。
 広島の親戚は「こっちで農業をやれば」と誘ってくれる。だが、有機栽培は土
作りに長い時間がかかる。「土は子どものようなもの。簡単に移れない」
 放射能を恐れる気持ちは分かる。「はっきり数値を出さないと福島の野菜は排
除される」。放射線測定器を手に入れ、すべての野菜の数値を公表して販売する
グループを昨年五月に設立した。毎月一回、季節の野菜を送り届ける。人づてに
広まり、全国に八十世帯の新たな客ができた。(後略)
(2月23日東京新聞夕刊より抜粋)
 
☆記事に出ている宗像さんは私の幼馴染です。(家も近所でした)
                                      冨塚元夫(たんぽぽ舎新運営委員)
 
 
◆(社説)日本原電 原発の後始末に着手を
 原発を専業とする日本原子力発電(日本原電)の行き詰まりが表面化した
 
 敦賀原発(福井県)など、保有している原発を動かすめどが立たないなかで、
4月に返済期日を迎える借入金の借り換えがむずかしくなった。
 とりあえず、原電の株主で電気も買っている大手電力4社を中心に、債務保証
や資金支援でしのぐ方向だという。
 だが、当事者たちも認めるとおり、「一時的な救済策」にすぎない。
 日本原電がもつ休止中の原発3基は、敷地内で活断層の存在が指摘されたり、
運転期間の寿命とされる40年をすぎていたり、地元自治体が再稼働に反対して
いたりする。今後も稼働は困難だと考えるべきだろう。
 事実上の清算処理を視野に入れざるをえない。(中略) 
 原発推進は国策でもあった。電力の安定供給に支障が出るようなシステム危機
を避けるためにも、政治がきちんと関与していくべきだ。
 むろん、電力会社の経営への波及を恐れて、原発維持に動くのは本末転倒である。
 民主党政権下では、国内の原発を特定の事業体に集約し、安全管理や廃炉作業
を担うといった考えも浮上していた。
 今後の原発政策全体をにらんで、原電の抜本処理を進めることが不可欠だ。
 だれが、どのように負担していくべきか。廃炉の技術や人材の確保を含めて、
「原発の後始末」に早く着手しなければならない。(2月25日朝日新聞朝刊より抜粋)
 
☆2月5日発信の【TMM:No1737】に、山崎久隆さんの文章掲載。
 …「日本原子力発電」を原発の廃炉「管理会社」にする―3つの
 メリットあり…が載っています。参考までに。
 
 
┏┓
┗■4.たんぽぽ舎の近況…風がつめたい。24周年の集い
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
○今日も風がつめたい。日本海側は大雪だ。地球寒冷化時代に入ったかもしれな
い。原発が長期停止のおかげで7度の高温排水を海へ流さなくなったおかげで、
海の異常なあつさがなくなり、エチゼンくらげもいなくなり、本来の自然が戻っ
てきた。「寒さの時期の魚」が戻ってきたと若狭湾の漁師が喜んでいる、という。
原発が停止すると自然が戻ってくるという、うれしい話。
 
○2月24日(日)、たんぽぽ舎24周年・第25回総会がスペースたんぽぽ(4F)とた
んぽぽ舎(5F)で開かれた。良い集まりだったと思う。
○第1部…総会(方針と人事)、第2部…記念講演2人、第3部…懇親交流会。
1部と2部には80人強、3部の懇親会55人。全体で100人弱の参加者。事前の議
案書つくりには苦労したが、人事では新しい運営委員が4人、応援する人は21人
に増えた。いずれも4Fの講座の常連の人や、毎週の金曜行動参加の中から、た
んぽぽ舎を応援しよう―となってくれた人たち。ボランティア100人体制も夢で
はなさそう。
 2人の講師=黒田節子さん(原発いらない、福島の女たち)の福島の現状の話と、
山崎久隆さんの再稼働を止めるための2つの戦略、の話はどちらも聞きごたえの
ある、内容でした。詳細は次号で…。
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