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たんぽぽ舎です。【TMM:No1052】
                        転送歓迎です
 
       ◆ 地震と原発事故情報 その37 ◆
 
        6つの情報をお知らせします。
 
  1.芝公園・高円寺デモ
  2.高円寺デモ報告
  3.菅首相は2度と原発を輸出するな
  4.福島原発で再臨界の疑いが濃厚に
  5.『週刊現代』におススメ記事がたくさん
  6.4/12 山崎久隆さん「福島第一原発事故最新情報」
  7.ビデオ「牛乳が飲みたい!」の紹介
 
★1.日本でもようやく1万人超えか!芝公園・高円寺デモ
   -若者パワーがついに炸裂!~反原発高円寺デモに15000人-
 
 4月10日午後、「浜岡原発すぐ止めて!東京集会&デモ」(芝公園・約2000人)
に続いて、高円寺では「素人の乱」の呼びかけで反原発デモがおこなわれた。駅
近くの小さな公園には続々と人が詰めかけ、あっという間にぎっしり埋まり、歩
道まであふれかえった。それでも人の波は止まらず15000人(主催者発表)に達し
た。参加者の9割近くが20~30歳代の若者。それも「デモは初めて。ネットで知
った」という人ばかりで、「もう原発はいらない、何か表現しなければ」という
必死の思いにあふれていた。思い思いのプラカードや飾り、衣装、そして強烈な
音楽で集会デモはヒートアップした。多数の若者が一気に登場した高円寺デモは、
日本の社会運動でも画期的な出来事。素人の乱の松本哉さんは「何かが始まった。
いや始めなければ日本は滅びる」と記者に語った。また、ユースト中継も1万人
以上が視聴した。(M)
 ユニオンチューブ 5分55秒
 ユーチューブ
 
 
★2.高円寺デモ報告
 
 活気有る商店街として知る人ぞ知る高円寺商店街「素人の乱」主催のデモに本
日参加してきました。駅の改札からものすごい人で、出発点の公園は道を知らな
くてもたどり着けるほどです。公園の中でのライブ後、デモ行進が始まりました。
私がたんぽぽ舎から預かった勉強会の案内や東電前アクションのビラはこの時点
ですっかりなくなってしまい、参加している人の何かしたい・情報があるなら欲
しいと言う姿勢がはっきり伝わりました。警察に交通整備をされながら、花、
「原発さよならいおん(ACのパロディ)」の看板、標語を書いたパネル、太鼓
などをそれぞれが手にしてゆっくり車道を歩きます。ところどころで「原発いら
ない」コール、斉藤和義の歌、サンバのリズム。最後尾に居た私は17時終了を大
幅に回る18時半に駅前広場に着きました。帰るのが勿体無いような、不思議な一
体感と熱気がそこにはありました。
 帰宅途中で都知事選結果を知りがっくりです、でも今日のデモに出てとりあえ
ずまったくの孤独というわけではないという感覚を得ました。ちょっとだけ日本
大丈夫かもと思えたのです。(S)
 
 
★3.首相は、謝意の前に、謝罪を!
   2度と、原発を輸出するな。
 
 「複数の政府筋が明らかにしたところによると、菅首相は、東日本大震災を受
けた各国の支援に対し日本政府として謝意を示すため、各国の新聞にメッセージ
を寄稿する方向で、調整に入った」(2011年4月11日 毎日新聞)震災では、日
本は130を越える国、地域から、民間レベルを含め様々な支援を受けており、
「国際社会に日本を代表して感謝の意を直接伝える必要がある」(政府筋)と、
判断しため、とのこと。
 民主党はもともと、連合を支持母体とし、歴代の自民党以上に原発政策を推進
しようとしていた政党。ベトナムとの間では、2021年の稼働を目指す2基につい
て、日本企業が建設を発注することが決まっていた(2011年10月)。これに関連し
て、ニャン副首相は29日に開かれた国会で、福島第一原子力発電所の事故はベト
ナムにとっても教訓になるとしたうえで、「地震や津波など最悪の事態も想定し、
建設場所や採用する技術を選ばなければならない」と述べ、地震や津波などへの
十分な対策を取ることを前提に、原発の建設計画を従来の方針通り続けてゆく方
針を示している(VIET JO:べトナムニュース 2011.4.11)。
▲菅首相は、謝意の前に、まずは日本の原子力事故を世界に「謝罪」し、「死の
 商人」であることから撤退するべきではないか。
 
 
★4.福島原発で再臨界の疑いが濃厚に 
  解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
 
 下記のサイトで、小出さんのコメントが出ていますので、お知らせします。
 
(要約)原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内
の放射線濃度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。これは前
日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、同炉内の温度と圧力も上昇し
ているという。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、放射線濃度の急上昇に加え、原子炉の
温度や圧力の急上昇していること、更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル
38という塩素が原子炉で発見されたことなどから、炉内で再臨界がおきている可
能性が高いと指摘する。中性子は核分裂が起きたときに発生する。小出氏は、水
蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、今とは桁違いの放射性物質
が流失する最悪のシナリオも今後警戒していくべきだと述べ、その場合、風向き
次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。
 
ビデオニュース
 
 
★5.『週刊現代』におススメ記事がたくさん
 
 4月23日号の主な目次
 
 ▲再び爆発の危機 福島第一原発 もはや限界に近い
 ▲大量被曝する日本人 放射能汚染列島「20年後の発病」
 ▲必読「ひとつになろう」キャンペーンから「孫正義の義援金」まで
  「見えてきたこの国の本性」
 ▲原発の危険性を訴えたら、監視・尾行された
  迫害され続けた京都大学の原発研究者たち
 ▲隠蔽と捏造の繰り返し 原発の黒い霧
 ▲放射性物質をたれ流し 世界は日本をどう見ているか
 ▲都の「水質・大気」検査 放射性物質不検出にカラクリ
 ▲米国の原子力専門家たちは全く反対の意見なのに
  この被曝があと1年続いても安全と言えるのか
 
 4月16日号の主な目次
 
 ▲溶け出した福島第一原発「第3の恐怖」人類史上、初めての体験
  こんなズサンな「被曝食品」調査を信用していいのか
 ▲知らなければ対応できない 想定される「最悪の事態」
 ▲この危機に君たちは何をしているのか。「安全」というなら、原発ムラの科
  学者たちよ、現場(フクシマ)に行け!
  放射能が変えた人生 南相馬そして最終バスは出て行った
 ▲「もう原発はいらない!」私はこう考える
 ▲われらの義援金は誰に渡るのか
 ▲想定外!「プルトニウム放出」その意味
 ▲放射能まみれ 海は魚は本当に大丈夫なのか
 ▲放射能汚染列島の虚実 封印された「人体への影響について」
 
 
★6.4/12 山崎久隆さんが、
    ○放射能―低線量被曝の恐ろしさ
  ○福島第一原発事故最新情報
   を話します。 参加歓迎!
  日 時:4月12日(火)18:30~
  会 場:たんぽぽ舎
  参加費:500円
  劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークの総会を兼ねて実施します。
  主催:劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク
     連絡先:たんぽぽ舎内  TEL 03-3238-0056
 
 
★7.ビデオ「牛乳が飲みたい!」の紹介
 
 1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故による放射能は日本にも到達した。
そのとき、製作されたビデオ「牛乳が飲みたい!」(国産の牛乳に放射能汚染)が
You Tubeで見ることができます。3つに分割されています。
  http://www.youtube.com/user/gen20110401
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1051】

                        転送歓迎です
 
       ◆ 地震と原発事故情報 その36 ◆
 
        4つの情報をお知らせします。
 
  1.放射能海洋投棄を止めよ  海を放射能で汚染する日本
  2.小出裕章・京大助教に聞く
    ―福島原発事故―水蒸気爆発が一番怖い―
  3.反原発ソングが話題の歌手がネット配信で熱唱ライブ!
  4.たんぽぽ舎に寄せられたメールより
 
 
★1.放射能海洋投棄を止めよ 海を放射能で汚染する日本
 
 1992年12月。旧ソ連時代から、日本海に大量の放射性廃棄物を投棄しているこ
とが報道された後に、グリーンピースは92年についに現場を押さえ、日本海に投
棄寸前の廃棄物輸送船を追跡、阻止することに成功した。
 その後ロンドン海洋投棄条約(廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防
止に関する条約)附属議定書が96年に締結され、放射性廃棄物の海洋投棄は
原則禁止された。
 さて、今、福島第一原発で行われていることは一体何だろう。
 私たちはソ連・ロシアの放射性廃棄物海洋投棄に抗議し、反対してきた。も
ちろん日本政府もだ。投棄せずに済むよう、放射性廃液処理装置も援助した。
 さて、今、福島第一原発で行われているのは何だ。
 
 緊急事態だからしょうがない。どうやらそう言いたげだ。IAEAやNRC(米国)
 も認めたとか。しかし韓国や中国やロシアには事前通告も無かったようだ。
もちろんその他の国にも。影響があるかどうかはもとより、国際条約で禁じて
いる海洋投棄を「やむを得ず実施」するのだったら世界各国に事前通告するの
は当然だろう。それもしないとは。
 もちろん漁業者は激怒している。当たり前だ。目の前の海に放射能を捨てら
れて「しょうがない」という人はいない。事前に説明されてさえ納得できない
というのに無通告で強行された。
 
 このような恐ろしい行為を誰が、いつ、何故、認めたのかはすぐに明らかに
されるべきだろう。そもそも必要だったのか。
 今回投棄されたのは、排出基準の約「100倍」程度の廃液だという。一方、
垂れ流し状態の「高レベル」廃液は「750万倍」だそうだ。意図的投棄であ
ろうと無かろうと、もはや世界の信頼は失墜した。海を汚す国としての日本は
「日本が「海洋汚染テロ国家」になる日――放射能汚染水の海洋投棄に向けら
れる世界の厳しい視線」というダイヤモンド社のDIAMONDオンラインは
こう締めくくっている。「故意に汚染水を海洋投棄するという行為は、ロンド
ン条約、あるいは国連海洋法条約などの国際法に抵触する可能性がある。東電
にその懸念を伝えると「そのようなことは想定していない」と驚くべき返事が
返ってきた。日本は世界の敵になるのではないか。海洋汚染は日本1ヵ国の問
題ではなく、世界全体の問題である。まさか政府はそのことを知らないわけで
はない。菅首相は、自らが海洋への放射能汚染という環境犯罪の「首謀者」に
なっていることをきちんと認識すべきである。」
 
 ●海は東電のものではない!
 ●海は日本だけのものではない!-世界中に大迷惑-
 
 
★2.小出裕章・京大助教に聞く
   ―福島原発事故―水蒸気爆発が一番怖い―
 
 依然、綱渡りの状況が続く東京電力福島第一原子力発電所の事故。学生時代に
原発推進派から反原発派に立場を変えて以来40年間原発の危険性を訴えてきた京
都大学原子炉実験所の小出裕章助教に、事故の現状や原発が推進された背景を聞
いた。
 「予想される最悪の状態は、炉心全体や大半が溶け落ちるメルトダウンだ。」
地震直後制御棒が入り、核分裂反応は止まったが、燃料棒の中にたまっていく核
分裂生成物は、巨大な発熱体として残ったまま。「福島では、原子炉が壊れずに
メルトダウンが進む可能性がある。そうなると、高温の溶融物と下部の水が反応
すれば、水蒸気爆発が起き、桁違いの放射性物質が飛び出す。これが一番怖い」
「これが起きてしまえば手の打ちようがない。」
 被ばくは「薄めることで危険性は減るが、逆に広まる。」「風評被害を防ぐた
めに確かなデータを出すべき。」だと訴える。
 国の核武装準備の為に、電力会社が原発を作れば作るほど儲けが出る仕組みを
作り、御用学者がお墨付きを与えることで、産官学が「原子力村」を作り強力に
推進してきた。
 小出先生と今中先生が引退したら、社会と原発の関係を考えることの出来る研
究者はいるのだろうか。「今回の事故は進行中で、どれだけ被害が広がるかは分
からない。原発が生み出した電気の利益を全部投げ出しても足りないだろう。原
発はそういうばかげた物だ」
 (東京新聞 2011年4月9日「こちら特報部」の要旨)
 
 
★3.反原発ソングが話題の歌手がネット配信で熱唱ライブを!
     アクセス集中で一時配信止まるハプニングも
 
 シンガーソングライターの斉藤和義氏が自分の曲「ずっと好きだった」を「ず
っとウソだった」という反原発ソングとしてセルフカバーし、話題になっていま
す。1988年にはチェルノブイリ事故を受けて故忌野清志郎氏が反原発のカバー曲
アルバム「covers」を東芝EMIから発売中止にされインディーズレーベルから
出しました。当時高校生だった私はたった一人の歌手を大きな会社がここまで徹
底的に邪魔するのは彼の歌の内容が「図星」だからだろうと思いました。清志郎
さん事故がおきてあなたの歌が真実だと今証明されてしまいました。でも、後に
続くミュージシャンがいます。
 尚ライブの主旨は震災支援募金となっています。(s)
反原発ソングが話題の斉藤和義、USTREAM(インターネット動画配信サイト)で
「ずっとウソだった」をライブで熱唱!アクセス集中で一時配信止まるハプニン
グも、のニュース http://www.cinematoday.jp/page/N0031546
音楽を聴くにはこちら http://www.youtube.com/watch?v=4JVJs8sG5A4
(Oさんより)
 
 
★4.たんぽぽ舎に寄せられたメールより
 
 A子と申します。
 広瀬隆さんの本を25年位前に何冊か読んでいました。
 その頃より漠然と反原発ではありましたが、何も動かず今日に至ります。
 母となり子供達の未来を誰かにお願いするのではなく
 私が守らなければいけないんだ!と今回の原発事故で痛感しました。
 どんなに正しい事を云っても、小さい声ではかき消されてしまう。
 一人でも多くの人が手を取り合って声を上げて「原発停止!!!!!」を
 叫んでいかなければ、日本に日本人が住むことが出来なくなるかも
 しれない。
 何が出来るか分かりませんが正しい知識と情報から始まる事だと
 思うので、メールを宜しくお願いします。
 
たんぽぽ舎です。【TMM:No1050】
                        転送歓迎です
 
       ◆ 地震と原発事故情報 その35 ◆
 
        4つの情報をお知らせします。
 
1 食品も水も土地も放射能汚染された。
2 今後も最大余震の恐れ、地震活動が高まっている
3 マスコミの原発報道に異議あり
4 原発関連御用学者リスト
 
 
★1食品も水も土地も放射能汚染された。
  余計な人工放射能を、多数の人々が毎日浴びせられる。
  原発(核)事故の本質はここにある
 
・地震-津波と原発事故のダブル災害で、多数の人々が苦しんでいる。
地震-津波は天災の要素が大きいが、原発事故は全て人災だ。しかも
二重の人災である。
1つは、ずっと前からの指摘・助言=原発震災の危険、を無視してきたこと、
2つは、原発事故後の対応が、資産保全を優先したため、全てが後手後
 手にまわり大災害にしてしまったこと、である。
・東日本の食品も水も土地も放射能汚染されてしまった。
余計な、余分な人工放射能(これはタチが悪いといわれている)を多数の
人々が"毎日毎日、1年365日浴びせられる"ということを意味する。
原発事故(核事故)の本質はここにある。放射能汚染なのである。
 CTスキャンと比べてどうの、レントゲンと比べてどうの、と原発推進
派学者がテレビ、新聞でしゃべっているが大間違いだ。1年中レントゲン
やCTスキャンを撮る人はいない。利益を期待してリスクをおかしている
のである。が、原発事故は全ての人と物と土地に余計な人工放射能を浴び
せ続ける。しかも救援、復興を妨害する最大要素になる。現在、 なっている。
 30キロ圏内の行方不明者は見殺しにされる。このような原発をどうし
て許せようか。今こそ原発廃止へ。
 東電前行動(毎週1回)へも参加しよう。     (柳田 真)
 
 
★2 今後も最大余震の恐れ、地震活動が高まっている
   気象庁、域外地震も倍増と発表
 
「今後も最大余震の恐れ」
 気象庁は7日、東日本大震災後に余震域以外の国内で発生したマグニ
チュード(M)3以上の地震の1日あたりの回数が、震災前の2~3倍
に増えていると発表した。土井恵治・地震予知情報課長は「余震活動に
警戒するだけでなく、そのほかの地域でも地震に対する備えが必要」と
呼びかけた。また、大震災の余震活動については「3月11日の茨城県
沖のM7.7の余震が最大だったと評価する段階ではない。今後に最大
余震が起こる可能性は否定できない。」と説明している。
 土井課長は「ある程度の地域的な偏りはあるが、地震活動が高まって
 いることを念頭に置いて心構えしてほしい」と話す。大地震の余震活
動については、国内で過去最も余震回数(M5以上)が多かった94年
の北海道東方沖地震(M8.2)の1ヶ月間の余震113回の4倍近い
394回発生。      (毎日新聞4月8日要点)
 
たんぽぽ舎の当面の要求・方針-今後も余震・地震が心配だ。
日本で現在、稼働中の原発27基を緊急総点検せよ。地震がおさまる
まで動かすな。停めておけ。
「第2の福島原発震災」をおこすな。
人々と土地を放射能汚染の恐怖にさらすな。
 
 
★3 マスコミの原発報道に異議あり
 
 今の日本のマスコミの多くが、戦前の新聞やラジオなどと、いったい
どう違うというのか。はなはだ疑問だ。
 福島第一原発は、事態は悪化し続け、コントロールを失った悲惨な現実だ
というのに、それでも「原発を止めるわけには行かない」「これを乗り切れ
ば日本の原発輸出にはずみがつく」などと、さすがに経産省でも今は言えな
いような暴論を垂れ流している記事や番組がいくつもある。
 諸外国特に、ドイツではあっというまに原発を止めようと気運が盛り
上がり、国内電力の8割を原子力で占めるフランスでさえ、国民の8割が
「今後は原子力を縮小して新エネルギーに転換するほうがいい」と世論
調査で答えていることが伝えられているというのに。
 日本には、世界中に大変な打撃を与えた(放射能を世界にバラまいた
こと)という意識さえないらしい。
 海外の報道に対して「おおげさだ」「おかしい」などと平気で非難する
番組さえあるが、どちらがおかしいか、よく考えるべきだ。
 戦前、必ずしもマスコミが軍部に強制をされて侵略戦争を賛美し鼓舞
したわけではないことが、既に研究者により明らかになっている。
大きな動機としては「売れること」さらに「配給される紙やインクが
欲しかったこと」だという。
 もちろん言論統制事件はいくつもあったし、軍部に批判的な記事を書く
ことは大変なリスクを伴ったことは事実だ。しかし積極的に戦争賛美を繰
り返し、自らも戦果に酔い、開戦と戦争継続を鼓舞し続けた。
その結果はご承知の通り。戦後、いくつもの反省の弁が聞かれたが、
今大手メディアが今やっていることはどう違うというのか。
 現在は、電力業界や原子力産業による広告料が最も大きな動機だった
ところに、それに加えて「がんばろう日本」という挙国一致スローガン
に抵触するような行政及び東電批判に対する圧力と、原発震災前の成長
戦略と地球温暖化対策の切り札(実態はもちろんかけ離れていることは
戦前の日本の世界情勢分析と同じ)になるという論拠により、原発推進
に舵を切ってしまった大手メディアの「罪の隠蔽」に理由がある。
 まず、東電や国以前に、大手メディアが原発震災を引き起こした責任
を感じるべきだろう。どれだけ多くの人々が今日を予測してたくさんの
警告をしてきたか。そして一切それを報道しなかったのは大手メディア
だったのだから。
                      山崎久隆
 
 
★4 原発関連御用学者リスト
 
 下記のサイトで、福島原発事故で発言している人を中心に掲載されています。
 
http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/13.html
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