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たんぽぽ舎です。【TMM:No1099】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その84 ◆
5つの情報をお知らせします(5月31日)
1.『長期化する福島原発事故
深刻な汚染-下請け労働者守れ-』
2.『読みごたえ・「食品の暮らしの安全」誌が原発特集
脱原発の日本再生ビジョン-15本の文章掲載
放射能による史上最大の海洋汚染を告発』
3.『レイバーネットTV
「隠された被ばく労働を追って~日本の原発労働者~」』
4.『「“スペースたんぽぽ”(60畳)」を新しく開設』
5.『震災を口実にした国家公務員の賃金引き下げは許されない!』
★1.長期化する福島原発事故
深刻な汚染-下請け労働者守れ-
・東京新聞「こちら特報部」が健闘している。5月28日号は長期化する福島原発
事故-深刻な汚染-下請け労働者を守れを特集していて読み応えがある。
そのいくつかを紹介します。
・デスクメモはいう。
オイ、オマエー。取材した下請け業者は「東電さんに名前で呼ばれたことはな
い」と話した。新宿や上野の野宿者には事故後、日当1万2千円で“特攻隊”の
声掛けがあったという。単純に年間で換算すると、東電トップの報酬の約二十分
の一。業者は「私たちは人扱いされていないから」と寂しげに笑った。(牧)
・収集のめどが依然立たない東電福島第一原発の事故。一号機の燃料は格納容器
から漏れ出しているとみられ、汚染水は増すばかり。4号機の使用済み燃料プー
ルも危うい状態だ。人手不足も予想される。被ばくを強いられる下請け労働者ら
の安全管理はなおざりにされたままだが、夏場に向け、作業環境は悪化する。人
手がなくては何もできない。安全管理の構築は急務だ。
・樋口健二氏は「原発労働者たちを非人間的に扱う差別構造がある。40年以上も
放置されてきた。こうした差別がある限り、原発労働者は集まりにくいし、厳重
な被ばく量の管理がなければ、健康被害も怖い。被ばくと人手不足の双方の意味
で、事故の悲劇はこれから始まる」と語気を強めた。
・福島第一、第二原発の作業を担ってきたある下請け業者は「こちら特報部」の
取材に「夏場に向け、作業員不足が生じかねない。」と懸念した。
この業者は「あんなに暑い現場はない。目を覆うゴーグルも内側から曇り、作業
にならない。原発をシートで覆えば、もっと温度が上がる。耐えられない」と話
した。最近、地元業者の中には東電の仕事を断り始める業者もいるという。
「機材は業者の自前だが、汚染される。そうなると、他の現場では使えなくなる。
だが、東電からの補償はきかない。とても割に合わない」
★2.読みごたえ・「食品の暮らしの安全」誌が原発特集
脱原発の日本再生ビジョン-15本の文章掲載
放射能による史上最大の海洋汚染を告発
「食品と暮らしの安全」誌(月刊誌)が、5月号、6月号で原発特集を組んで
いて、読み応えがあります。
その一部を紹介します(特に5月号)。30頁余の小雑誌だが、読みごたえのある
文章が多い。
・5月号の目次は次のとおり。
昔から横暴だった電力・原子力業界
まだまだ続く放射能汚染・槌田敦氏に聞く
その時都内の小学校では
被災地での医療(寺澤政彦医師)
中国・中国で知った東日本大震災
アメリカ・高まる反原発世論
「安全基金」の考え方
「フクシマ」の映像作品を作ろう
牛乳の放射能汚染
特集2・魚汚染の真実、海産物のストロンチウムが危ない
「不検出」のウラ側
煮干し粉を3年分、備蓄しよう
広がる放射能汚染・魚を食べるのは今のうち
原子炉の底が破損した
145,000倍の放射能
・海を放射能で最も汚染したのは、英国ウィンズケール(セラフィールド)の核燃
料再処理工場といわれてきました。その汚染総量と同じ量の放射能を出したのが
福島第一原発の小さな漏水箇所。海に出た放射能の量は、全体ですでにウィンズ
ケールの800倍といわれています。日本は「脱原発」を進めねばなりません。
・第2特集「魚汚染の真実」は6本の小文をのせています。
具体的な提言が載っています。魚を食べるのは今のうち-放射能汚染が広がる
ので(濃縮が進む)-煮干し粉を3年分(できれば5年分)買ってください。魚汚染
の真実=145,000倍の放射能-巧妙に発表用語を操作して汚染を隠しています。
しかし、魚の放射能汚染は通常値の145,000倍になっています。
・5月号は36頁、800円でたんぽぽ舎でも取り扱っています。
★3.レイバーネットTV
「隠された被ばく労働を追って~日本の原発労働者~」
原発問題を中心に月2回のペースで放送を続けている「レイバーネットTV」
ですが、次回は、原発の被曝労働を一貫して取材してきた写真家・樋口健二さん
をお招きします。写真・映像を交え、被曝労働の実態と福島原発事故についてふ
んだんに語っていただきます。ぜひご覧ください。
なお、その後の放送は第15回(6/16木)・第16回(7/7木)まで行い、一区切りと
する予定です。企画などのご意見も歓迎です。
●労働者の労働者による労働者のためのレイバーネットTV
第14回放送~福島原発事故特集・第5弾~
・生放送日時:2011年6月2日(木曜日)20:00~21:15
・視聴アドレス http://www.labornetjp.org/tv
・配信スタジオ バンブー(地下鉄「新宿三丁目」E1出口)
・番組構成
1.【ニュースダイジェスト】
2.【木下昌明の今月の一本】
映画評論家の木下昌明さんが、四日市市の公害問題に焦点をあてた映画
「青空どろぼう」を取り上げます。
3.【特集・隠された被ばく労働を追って~日本の原発労働者~】
20時15分ごろから
4.反原発ソング(ジョニーH)
◎中継現場で一緒にもりあげませんか?
スタジオ来場大歓迎(事前に連絡ください)
・連絡先:レイバーネットTV 090-9975-0848(松元)
・協 賛:市民メディアセンターMediR
*視聴方法、ツイッターのやり方などの電話サポート TEL03-3530-8588
ツイッターの取得方法は、http://www.youtube.com/watch?v=Oiwu4LxYH98
★4.「“スペースたんぽぽ”(60畳)」を新しく開設
6月22日(水)オープン記念講演「素人の乱」5号店店主 松本哉(はじめ)さん
たんぽぽ舎が“もう、原発やめよう”の運動をもっと広く豊かなものとする目
的で同じビルの4Fに、新しく“スペースたんぽぽ”60畳室を開設します。(現
在の5F・たんぽぽ舎プラス4Fの“スペースたんぽぽ”)
6月22日(水)夕方、オープンの記念講演会とお祝い会を、高円寺1.5万人デモ
実現の、素人の乱・5号店店主 松本哉(はじめ)さんを招いて行ないます。ご参
加下さい。詳細次号
★5.「震災を口実にした国家公務員の賃金引き下げは許されない!」
☆震災復興は賃下げ・増税ではなく、全ての労働者が安心して働き、生活でき
ることにより内需拡大を促すことである。
☆公務労働者に労働基本権を!
☆公共サービスの再確立を!
5月23日、総務省と連合系の公務員労組連絡会は月給10~5%、一時金一律10%
の賃金引き下げを合意したと報道された。人事院勧告制度を政府と一緒になって
労働組合が破壊したことになる。政府が進めようとする人員削減、賃金引き下げ
公務員制度改革に手を貸し、公務労働者の労働基本権を原則的確立することを曖
昧にすることになり許されない。
東日本大震災では地方自治体、国の出先機関の労働者による献身的で自己犠牲
的な活動によって多くの命が救われ、救援活動が行われた。被災地に一日も早く
日常生活を取り戻す復興に向けた活動は、いまから更に必要となる。震災復興の
原資という口実は必ず次には消費税など増税に利用される。「欲しがりません勝
つ(復興)までは!」とは第2次大戦の日本帝国の標語だった。
(全労協FAXニュース5月25日号より転載)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1098】
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◆ 地震と原発事故情報 その83 ◆
7つの情報をお知らせします(5月30日)
1.『6/11全国アクションの東京は18時に新宿アルタ前広場に大集合!』
2.『ドイツ原発廃止へ 16万人デモ』
3.『“満杯”汚染水に台風の危機 流出対策まだ不十分』
4.『二本松市長反旗を翻す 二本松市 内部被ばく検査へ~
結果によって避難も検討』
5.『5月29日講演・討論会はよかった』
6.『6/3それゆけ!?安全マン!?レントゲン・チェルノブイリ・
フクシマ」演劇人による朗読劇のご案内』
7.『「ホントに環境にやさしい電気とは?」訂正―6点』
★1.6/11全国アクションの東京は18時に新宿アルタ前広場に大集合!!
6月11日の脱原発・全国100万人アクション、東京は都内数カ所でデモが行われ
た後に、夜に集まります。その概要がついに決まりました!
全国アクションの公式サイトの「アクション一覧」から転載します、
ぜひ広めていきましょう
6・11脱原発新宿アルタ前アクション
日 時:6月11日18:00~20:00
@新宿区東京・新宿東口・アルタ前
(主催):6.11脱原発100万人アクション・東京
(問合せ)080-5491-3899、090-1548-5929
宣伝カー数台による新宿駅周辺における街頭アピール。
国会議員・著名人などのリレートークあり、ミュージックあり、
参加者による1人1分間アピールも。
パネル、持参チラシなど大歓迎!!!あの話題の人も参加!?
全国各地のアクションを巨大モニターで放映予定。
全ての情報は http://nonukes.jp/wordpress/
<http://nonukes.jp/wordpress/>(東京の情報は「アクション一覧」から)
★2.ドイツ原発廃止へ 16万人デモ
ドイツの21都市で28日、脱原発の早期実現を求める一斉デモが行なわれ、
16万人が参加した。日本の福島第一原発事故を受けて、メルケル首相が諮問し
た「倫理委員会」が同日、最終会合を開催。6月6日の新エネルギー政策の閣議
決定へ向け最終段階に入る。デモはこれに合わせてアピールする狙いだ。
首都ベルリンのデモには2万5千人が集結。「原子力やめよう」を合言葉に市
内中心部を行進した。大学生モーレンスホフさん(20)は「私たちの将来のために、
一刻も早く原発を廃止してほしい」と訴えた。(5/29東京新聞の要約)
★3.“満杯”汚染水に台風の危機 流出対策まだ不十分
福島第1原発に事故後、初めて台風が近づいている。東京電力は強風や大雨の
影響で、敷地内にたまる高濃度の放射能汚染水や、放射能を帯びたちりが外部に
出ることを懸念。対策を進めているが、政府と東電の統合対策室でも十分ではな
いとの見方が出ている。
東電は台風のリスク(危険性)として、敷地内のちりが散乱したり、豪雨で汚
染水が流出したりする恐れを挙げている。
細野豪志首相補佐官は「台風対策は万全とは言えない」と不安をのぞかせた。
背景には、建屋地下にたまる汚染水の扱いに苦慮している事情がある。
タービン建屋や原子炉建屋などの地下には、高濃度の放射性物資を含む汚染水
がたまっているが、その水位が地下水を上回ると外部に染み出す恐れが高まる。
危険ラインまで既に1メートルを切っている。移送先の集中廃棄物処理建屋でも
2メートル弱しかない。
1,3,4号機の原子炉建屋は屋根が大破しており、雨水の流れ込みを防げず、
地下の汚染水が増えることが予想される。
また、たまり水の水位が海抜4メートルの海岸近くの岸壁を上回ると、地下ト
ンネルを通じて海に流れ出す恐れがある。過去2回の汚染水流出はこのルート。
このほか原発専用港湾内にたまっている放射性物質を含んだ海水が外洋に拡散
することも心配。(東京新聞5月29日の要約)
★4.二本松市長反旗を翻す 二本松市 内部被ばく検査へ~
結果によって避難も検討
山下俊一氏をリーダーとしたチーム、福島県民200万人の健康調査 に対抗か。
二本松市の三保恵一市長は、5月27日、OurPlanetTVのインタビューに答え、
独自にホールボディカウンターを利用した内部被曝検査を行うことを明らかにし
た。今回、ホールボディカウンターで内部被曝調査を行うのは、二本松市内の妊
婦や子ども、屋外での作業時間が長い農家や建設業の人など。これまで国に対し
て、ホール ボディカウンターを利用した内部被ばく調査をするよう要請してき
たが、国が取り組む予定がないことから、まずは20人に限定して、独自に調査を
することにしたという。 検査する人の選定や、公表の方法などが調整でき次第、
早ければ今月中に検査を実施する方針だ。 福島県立医科大学のホールボディカ
ウンターは現在、利用できないため、県外の医療機関と提携する。
三保恵一市長は、「内部被曝がないというのを願っている」としながらも、結果
によっては、 子どもを含めた市民の避難についても検討すると明言した。
5月3日の二本松市での山下俊一氏の講演についてご覧になっていない場合は
是非以下もご覧ください。
★5.5月29日(日)の集会はよかった
◎5月29日講演・討論会(世界の原発廃棄に向けて)(共催:たんぽぽ舎、9条改
憲阻止の会、ルネッサンス研究所)は、これまでいろいろな社会運動にかかわっ
てきた人々が、今最重要、緊急課題である「原発廃棄」の1点に集中して共闘を
組み、新しい社会に作り替えていこうという決意をともに確認できてよかった。
(N子)
◎〈補足〉登壇者とお話は、以下のとおり。
最初にたんぽぽ舎柳田さんから、原発の問題点と、原発廃棄へ向けた共同行動の
呼びかけ。
次いで、
・宮台真司氏(社会学者)
「震災後の社会―市場と国家への依存から共同体自治へ」
・河宮信郎氏(エントロピー学会)からは、
事故の背景と東電、政府の政策決定過程の混乱、
・原田裕史(たんぽぽ舎)からは、
福島原発事故、放射能汚染の意味と見通しについてなど、
それぞれの講師ならではの個性的なお話は会場の共感を呼びました。
続く各団体からのアピールでは、6・11脱原発100万人アクションについて、各団
体がこれまでの歴史を乗り越え、大きな目標に向かって共働しようという、力強
いアピールがありました。
多くの社会運動団体が、この未曾有の原発震災を前に、独自の運動を展開しよう
と試みている点が印象的でした。(H子)
★6.「6/3それゆけ!?安全マン!?レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ」
演劇人による朗読劇のご案内
○主 催:日本演出者協会/共催 笹塚ファクトリー TEL 03-3416-7444
○日 時:6月3日(金)2ステージ
開演15:00/19:00 ※開場は開演の30分前となります。
○場 所:笹塚ファクトリー
東京都渋谷区笹塚1-56-7京王笹塚ビル地下2階
○入場料:1,000 円
原発・放射能について過去の事実を踏まえ朗読劇形式で分りやすく伝え、これ
から原発、放射能の問題とどう向き合っていけるか、多彩に活躍する俳優達とと
もに、ユニークな方法を駆使して考えていく試みです。
★7.「ホントに環境にやさしい電気とは?」訂正―計6点―
発行者から連絡がありましたので
改めて、訂正点をお知らせし、お詫び致します。ご確認ください。
◎P3 風力発電 増風機(誤)→ 増速器(正)
◎P6 下から9行目 水蒸気(誤)→ 水素(正)
◎P8 上から6行目 水蒸気(誤)→ 水素(正)
◎P8 下から9行目 レベル4(誤)→ レベル5(正)
◎P10 上のグラフ kw(誤)→ 万kw(正)
◎P12 上から11行目 約65%(誤)→ 約5~10%(正)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1097】
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◆ 地震と原発事故情報 その82◆
5つの情報をお知らせします(5月29日)
★1 放射能汚染水(殺人水)の海への流出を防げ 山崎久隆
★2 浜岡原発NO! 連帯バスツアー(1泊) 参加者募集
★3 5月27日(夜)日比谷集会で浜岡原発廃炉をアピール
★4 千葉県柏市の6月市議会宛に食品放射能測定器を再びので
請願を出します
★1 放射能汚染水(殺人水)の海への流出を防げ
時間が無いんだ!! 梅雨と台風の季節がやってきた
山崎久隆
汚染拡大防止はもはや限界
関東以南は梅雨入りし、台風二号が発生。今週末から来週にかけ、本州北部
に再接近と予報されている。とうとう梅雨と台風の季節がやってきた。大量の
雨は原発敷地内部の放射性物質を海に流し込んでしまうだろう。いまから汚染
を止める土留めが作れるとも思えない。時間はどんどん経っていくのに有効な
手段はほとんど取れてない。
たとえ福島第一原発の中でどんなに献身的に被曝を覚悟で冷却作業を行って
いても、大量の放射能漏れを止める有効な手段は資材も労働力も限られた中で
実行できるはずも無い。どだい無理な注文を、安全な東京都内からただ指示を
飛ばしているだけの対策本部。一分でも早く舞台から去って欲しい。かわりに、
放射能漏れ対策に特化した工程表をつくり、土木工事のできる作業員を動員し
て実行すべきだ。そのためには徹底した被曝管理を行う。まず最初に必要なの
は、地上の汚染物を一気に片付ける「除染作業」だろう。実行可能かと言われ
れば無茶苦茶困難なのは事実だ。しかしこれをしなければ取り返しの付かない
汚染を地下水系と海にもたらすことだけは間違いない。
タンカーと使用済燃料輸送船を使って放射能液流出を防げ
敷地内の建屋に溜まる汚染水は、集中廃棄物処理等に送り続けてきたが、予
想されたとおり建屋が破損し始めている。プールではあるまいに何万トンもの
水を支えられる強度など元々無い。単に防水コンクリートを使って補修をした
だけの建物内部に流し込んでいるだけだ。そのうえ、もともと浮けば良いとい
う強度しか無いメガフロートを持ってきたようだが、これも破損して沈む危険
性が高い。台風の荒浪に耐えられると本気で思っているのだとしたら、もはや
常軌を逸しているとしか言いようが無い。大量の汚染水を搭載したまま沈没し
たら、その汚染濃度は一気に太平洋に拡散し、東日本太平洋岸の沿岸漁業は壊
滅、遠く北方四島から千島列島を経てアリューシャン、カナダ、米国、ハワイ、
もう想像を絶する汚染の広がりとなるだろう。わずか520トンの高レベル廃
液が4月1日から6日にかけて流出しただけで、4700兆ベクレルもの放射
性物質を流出させたとされる。これにしても相当な過小評価だと思う(セシウ
ムとヨウ素だけの線量であり、他の放射性物質が測定されていない。)が、今
度は万トン単位の汚染廃液だ。一体何ベクレルとなるのか。地下に溜まってい
る汚染水は放射線量が高くて近づくことさえ出来ないという。
この汚染水は再処理工場の高レベル放射性廃液なみの危険物だ。これを何ら
遮蔽強度の無い建屋などに溜めることなど普通は考えられない。
まず緊急で派遣できるのはタンカーだ。あまり大型だと専用港には入れない
から、数万トンサイズを複数用意することだ。それ以外には使用済燃料輸送船
だ。各原発から再処理工場に使用済燃料を運ぶために作られた。座礁や衝突に
よる海洋汚染を防止するため、どちらもダブルハル構造になっているし、もと
もと液体を搭載する設計になっているタンカーと、火災に遭遇した場合に備え
船倉を水没させることが出来る設計になっている使用済燃料輸送船が、このよ
うな危険な廃液をとりあえず貯蔵しておくためには使用可能な設備だ。直ちに
タンカーと輸送船を動員し、廃液を原発敷地から一次撤去することが、汚染の
流出を防ぐためにも、作業環境を考えても、緊急に必要なことだ。
水留めのコンクリートと津波防壁を
作業環境が改善されたら、すぐに建屋周辺を深さ20~30m掘り下げ、耐
水コンクリートと矢板をつかった水溜のピットを作る。
既に圧力容器はもとより格納容器も破壊され、建屋コンクリートも地震の影
響と漏えいした燃料の成分で破壊が進んでいると見るべきだろう。そうでなけ
れば5、6号機の地下に溜まっているような大量の地下水に放射能が混入する
はずが無い。この汚染の拡大を止める方法は、いまのところ原発内部からは手
の打ちようが無い。もはや手遅れだが冷却水の投入を止め、鉛を送り、使用済
燃料の残留熱で溶かしてコーティングし、流出を減らすなど考えられる。しか
し中に溜まっている汚染水をすぐに減らすことは出来ない。
その前に、汚染水をなんとしても建屋から外に流出させてはならない。
そこで、1~4号機の建屋周辺に深さ30mほどの鋼鉄製矢板を打ち込み、
流出を簡易的に止め、その矢板に沿って溝を掘削してコンクリートを流し込み、
さらにピットから地下水をくみ上げるポンプを出来るだけ多く設置することが
重要だ。こうすれば地下水は施設の外から内側に流れるようになり、汚染流出
を減らすことが出来るだろう。
しかしこういう対策をしても、ひとたび津波が襲ってくればひとたまりも無
いだろう。そのために、緊急工事で同時に津波防壁を作る必要がある。タービ
ン建屋と海を物理的に隔離する必要があるのだ。
同時に耐震補強も早急にしなければならない。これら工事を阻んでいるのが、
大量の汚染水の存在とがれきの存在なのだから、まずその対策を最優先すべき
なのだ。
★2 浜岡原発NO! 連帯バスツアー(1泊) 参加者募集
世界一危険な原発 浜岡原発NO! 連帯バスツアー(1泊)
浜岡原発は地震にも津波にも耐えられない
→ 7月16(土)、17(日)バス格安 参加者募集
・日程
16日(土)朝 8:30 JR品川駅(高輪口)
午后 石橋克彦講演をききます (700円)
於 静岡労政会館
17日(日)午前 浜岡原発と海岸を見学
午后 1:00~4:00 全国集会 於 静岡市常磐公園
夕方 東京に戻る
・バス2台(予定)、先着80名
・費用 9,500円 (バス代、宿泊代、朝食代、交通傷害保険含む)
・資料用意します。参加歓迎
共催 1.反原発自治体議員・市民連盟
2.たんぽぽ舎、廃原発ネットワーク(たんぽぽ舎内)
03-5211-7199 Fax 03-5211-7199
03-3288-9035
★3 5月27日(夜)日比谷集会で浜岡原発廃炉をアピール
3/11 東北地方太平洋沖地震・東日本大震災では地震・津波に加え、心配され
ていた「原発震災」が現実のものになってしまいました。
地震により原発事故が起きると、避難することもままなりません。予測されて
いたことが目の前で起こることに愕然としました。
地球を覆う薄い卵の殻のようなプレートが日本列島周辺で4つもひしめき合っ
ており、これにより日本周辺が地震の巣となっていることは衆知の事実です。
その地震の巣であるプレート境界の真上に原発を建てるという「暴挙」を行っ
ているのが中部電力浜岡原子力発電所です。
東日本大震災を受け、菅首相は津波対策ができるまでの間2~3年の停止を要請
し、中部電力もそれに応じました。これは一定の評価はできます。が、浜岡で心
配なのは津波よりもまず地震です。福島第一原発の被害が主として津波だ、とい
う理由で津波対策というのは泥縄もいいところです。
「直下型地震」という言葉がありますが、これは地震学の言葉ではありません。
地震が起きた場所に「たまたま」人が住んでいた場合に使われる報道用語です。
たまたま地震が起きた場所に人が住んでいると被害が甚大になるためにわざわ
ざ名前がつけられているのです。東海地震が起きた場合、福島第一原発と異なり、
地震が起きた直後に原発の被害が出ることが心配されます。
当然避難する時間がなく、今回よりももっと被ばく被害が大きくなると予想さ
れます。
津波対策も板のような防波壁で済まそうとしています。田老(たろう)町の被
害を見ていないのでしょうか。津波は板のようなものでは止まりません。
菅首相の本音は「自分が首相の間は止めておく」という責任逃れに過ぎないの
ではないでしょうか。
浜岡のようにプレート境界上にある原発はもう動かしてはいけません。また日
本列島は世界にまれな地震が集中している土地ですから、日本中に地震を建てて
良い場所はありません。
日本中の原発を止めましょう。
(槌田春美)
★4 千葉県柏市の6月市議会宛に食品放射能測定器を再びので請願を出します。
千葉 柳沢典子
6月市議会宛に「食の安全と環境を考える会」で請願を提出します。
この会は91年から04年まで柏市が請願で買った機器で食品の放射能をボラン
ティアで測っていたメンバーが母体です。
ぜひ個人でも団体でも賛同のご支援をください。
お名前、住所、電話番号をいただけば議会の担当委員会に議題が懸けられる際に
賛同者をあげることで力になります。
なので6月10日までにはお願いします。
(中略)
○市独自で測ってくださいという項目。
そしてかつて柏市が持っていた食品放射能測定器があったなら!今どんなによ
かったか。
見えない相手を見えるように、そしてこれ以上の被曝を防ぐにはこれ以上の被
曝をできるだけ防ぐ特に食べないことが大事、と松本市長の菅谷昭さん。
市で食品放射能がどんどん測れたら安心が手に入る。
今発表されているのは極一部の抜き取り検査。私達が13年間700件測って最
高値は02年フィンランドのポルチーニ茸79.61Bqでした。
あとは20とか5とかで、検出されたものは19検体のみ・・・
今マスコミに出ている2000Bqだ、14000Bqだという値がどれくらいすさ
まじいかわかっていただけますか?
というわけで今後何年もこの心配はつづきます。
市民生活を守るためにぜひご協力をよろしくお願いします。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1096】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その81 ◆
5つの情報をお知らせします(5月28日)
1.『「時間の犯罪」を許せない-恐ろしい量の放射性物質を
海に空に放出している実態を知らせたくないため』
2.『5・27原発も再処理もいらない!日比谷野外音楽堂
集会とデモ』報告
3.『文科省「子ども年20ミリシーベルト暫定基準」事実上断念
福島の父母たち、市民運動が勝ち取った大きな一歩
同時に、文科省の発表は多くの問題と課題を残す』
4.『原発・核燃料サイクル政策の断念を求める要請書
今年の原発予算をやめて、それを災害復興と損害賠償に
まわしてほしい』
5.『「原発の冷却配管、地震で破損」
東電のゴマ化し、遅い発表という「いつものやり方」』
★1.「時間の犯罪」を許せない-恐ろしい量の放射性物質を
海に空に放出している実態を知らせたくないため
山崎久隆
・ 東電に、タービン建屋などの水のサンプリングを要請し、放射性物質の種類
を正確に公表するよう要請したら、「作業員の被曝を避けるためにサンプリン
グができない」と断られました。ところが一方では作業員の内部被曝を全く調
べていなかったことが明らかになっています。つまり、本当に作業員の健康を
心配していたのでは無く、恐ろしい量の放射性物質を海や空に放出し続けてい
る実態を知られたくないために計っていなかったのです。
・ 「時間の犯罪」を実行している東京電力と菅内閣、もうだめ
別に作業員に実施させる必要はありません。
実施主体は原子力開発機構で良いのです。どうしてそういう大事なことが実
行されないのかと思っていたら、作業員の被曝調査さえ全くしていなかったこ
とがここにきてはっきりしました。
理由は簡単です。プルトニウムやストロンチウムなどは別としても、ヨウ素
やセシウムの体内半減期(生物学的半減期)は物理的半減期に比べて短いため、
時間と共に急激に減衰し、後々測定しても見つからないことを知っているから
です。3ヶ月くらいたってからおもむろに測定すれば、ほとんど検出限界以下
になっていることでしょう。そのため誰もが被曝をした事実を知り得ないわけ
です。時間の犯罪と言ってもいいでしょう。内部被曝が分からない以上、その
後にがんや白血病を引き起こしても因果関係は無いと言い張れます。さらにプ
ルトニウムやストロンチウムはバイオアッセイ法で無ければ内部被曝を調べる
ことも困難です。
他の原発に仕事に行ったら、その原発でおこなったチェックにひっかかったな
ど、ほとんど常識外の話です。これは国の犯罪をそのまま表しています。人の命
を守るという当たり前のことが、この国の政府の中にはどうやら存在しない価値
観らしいです。
原発が大事か、人間が大事か、はっきりさせようではありませんか。
(毎日新聞 2011.5.21朝刊の記事を読んで)
★2.「くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会 NO NUKES
5・27原発も再処理もいらない!日比谷野外音楽堂 集会とデモ」
報告
(共催:原発とめよう!東京ネットワーク/
再処理とめたい!首都圏市民のつどい)
・当日は小雨交じりにも係らず、開場の17:30前から野音入り口には行列が出来、
野音は2/3の人で埋まりました。(約1200~1500人)
音楽もにぎやかに、約1時間の集会では、まずかけつけた福島瑞穂議員から、
「福島の子供、20mSv問題」で、「文科省が1mSvをめざす、放射能の低減措置に
国の予算をつけると発表した、一歩前進ではある」とのアピールがありました。
続いて各参加団体から「1mSv福島原発事故と子どもたちの被ばく問題」、「六
ヶ所再処理工場」「柏崎刈羽原発について」「浜岡原発について」について大い
にアピール。集会は拍手にわきました。
・銀座デモでは、たんぽぽ舎は、最後の第4梯団の先頭となり、多くの個人、団
体が加わり200人となりました。最後列は全労協200人、全体で80余列約400人の
梯団となりました。
東電前アクションの人々を中心に、にぎやかな楽器とタイコ、コール(原発い
らない、原発やめよう、子供を守ろう、みんなで守ろう)もひびきわたりました。
・解散地では約120人強の参加で、30分ほど独自の総括集会を開きました。個人
・グループなど10人が発言、お互いの交流と、今後の方向、日程(6月11日の全
国一斉デモ、6月22日の「スペースたんぽぽ」の開講式、7月16~17日の浜岡連
帯ツアーへの参加)を、全体で確認しました。(次回の事故情報では、たんぽぽ
舎・浜岡原発とめようアピールの中味をご報告します)
(柳田 真、槌田春美)
★3.文科省「子ども年20ミリシーベルト暫定基準」事実上断念
福島の父母たち、市民運動が勝ち取った大きな一歩
同時に、文科省の発表は多くの問題と課題を残す
文科省から、当面の対応として「今年度年間1ミリシーベルト以下をめざす」
がでました。
このことについて、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、グリーン・
アクション、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、美浜・大飯・高浜原発に
反対する大阪の会(美浜の会)、国際環境NGO FoE Japan、環境NGOグリーンピース
・ジャパンは、別添のような声明を発出しました。(2011年5月27日)
ご参照下さい。
★4.原発・核燃料サイクル政策の断念を求める要請書
今年の原発予算をやめて、それを災害復興と損害賠償にまわしてほしい。
中村泰子(たんぽぽ舎会員)
福島第一原発の事故以来、原子力委員会に対し、約6500件の原発推進の見直し
を訴える意見が寄せられているとの報道がありました。「原発は全て廃止する方
向での政策転換を強く希望」「原子力から代替エネルギーへの転換を」「核燃料
サイクルを断念すべき」といった声が多いとのことです。
当然のことです。これまで原子力安全・保安院が与えてきた「安全」のお墨付
きはまったく無効なものであったことが実証されました。事故処理にいたっては、
能力を疑わせる、場当たり的な対策によって、深刻な事態をさらに悪化させ、収
拾のつかない状態にしてしまいました。今後ますます苛酷な被曝労働が増え、国
民全体の被曝、さらに地球被曝をもたらすことになります。
経済産業省は、自らが原子力を取り扱う資格がないことを自覚してください。
原子力がわからない人たちが、勝手に原発・核燃料サイクル政策を国策として聖
域化し、ひたすら推進してきた結果、取り返しのつかない事態を招いてしまった
ことは、政府の重大責任です。
政府は、ついぞ原子力政策の妥当性を裏付ける合理的根拠を私たちに示すこと
はありませんでした。そして今回、福島原発震災によって、ウソの一端がばれま
した。六ヶ所再処理工場と「もんじゅ」のウソも遠からず広く国民に知れ渡るこ
とでしょう。核燃料サイクル政策は、動機が核武装であり、そのためには、被曝
労働、住民被曝、環境汚染、放射性廃棄物管理の未来世代への押しつけなどを前
提としながら、国民には隠すというものなので、そもそも国家の政策としての正
当性がありません。政府は、国民の生存権を蹂躙する原子力政策を白紙撤回し、
原発関連予算、使用済燃料再処理等積立金など、原子力産業擁護のための予算を
すべて福島原発事故対策と損害賠償に出しつくすべきです。
私たちは以下を強く要請します。
政府は原発・核燃料サイクル政策からの撤退を即刻決断し、国民に謝罪すること。
(2011.5.25申し入れ)
(注)この文書は、毎月第四水曜日におこなわれている経済産業省原子力安全・
保安院への抗議・申し入れ行動で、提出されたものです。
★5.「原発の冷却配管、地震で破損」
東電のゴマ化し、遅い発表という「いつものやり方」
・5月25日の朝日新聞は次のように報じている
東日本大震災で被災した東京電力福島第一原子力発電所3号機で、炉心を冷や
す緊急システムの配管が破損した疑いがあることが、24日に公表された東電の解
析結果からわかった。東電は「想定を大幅に超える大きさの津波」が事故原因だ
としてきたが、解析が正しければ、津波の到着前に重要機器が地震の揺れで壊れ
ていた可能性がある。
解析によると損傷の可能性があるのは、過熱した核燃料が空だき状態になるの
を防ぐため、
原子炉の水位を保つ緊急炉心冷却システム(ECCS)の一つ。「高圧注水系」と呼ば
れる冷却システムだ。
・〈コメント〉
福島原発の冷却配管が地震で破壊したというのは、ずっと前から、田中三彦氏
や広瀬隆氏、山崎久隆氏などがそれぞれ指摘していたこと。それを遅く発表する
東電のいつものやり方。東電(と政府)は、原発大惨事の原因を津波だけに狭めて、
「地震にも弱く、傷ついてしまった原発」という事実をなんとか隠したかったの
である。「地震にも弱い」「津波にも弱い」という原発の本質が知れわたれば、
今後、全国の原発の補強費用は津波対策と地震対策で二重(二倍以上)増大し、電
力会社の経営を圧迫する。それを避けようと、セコイ、ゴマ化しを企んだが、そ
れが破産した。(柳田) たんぽぽ舎です。【TMM:No1095】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その80 ◆
4つの情報をお知らせします(5月26日)
1.『スイス原発廃止を決定
全5基を順次閉鎖 2万人デモの威力(全人口756万人)』
2.『日本最後の護送船団、電力会社の料金設定方法
絶対に損をしない料金体系 総括原価方式』を批判する
山崎久隆
3.『放射能に関しては、「がんばれ」はまちがい
「がんばろう 日本」のスローガンに異議あり』
4.『つなぐ光・東京ライブ5・28―読者から』
★1.「スイス 原発廃止を決定」
全5基を順次閉鎖 2万人デモの威力(全人口756万人)
スイス政府は25日、福島第一原発事故を受け、「脱原発」政策を決定した。稼働
開始後50年をめどに、既存の5基をすべて停止する。欧州ではドイツのメルケ
ル首相が脱原発政策を表明。スイスは電力の約4割を原子力でまかなっており、
今後、再生可能エネルギーを推進する。国内で一番古い原発は1969年、最新の原
発は84年にそれぞれ稼働を開始。政府方針に従えば、2019年に停止を始め、34年
に全ての運転が終了することになる。
★2.「日本最後の護送船団、電力会社の料金設定方法
絶対に損をしない料金体系 総括原価方式」を批判する
山崎久隆
電気料金を決める方法を総括原価方式といいます。事業にかかる必要経費を積
み上げた上に、その4.4%相当分の報酬を乗せて、電力料金を決められる仕組
みになっています。そのうえ石油の値段が上がったら(下がってもですが)三ヶ
月後にその価格に見合って変動させることが出来ますから、至れり尽くせりです。
他の産業でも、例えば鉄道やバスなどの交通も同じ方式をとっていますが、他
に代替手段がある交通では、簡単に価格に転嫁など出来ませんので自ずと抑制的
になります。特に競合路線の多い交通は、実際には現在は値上げは極めて困難に
なっています。コストが増えても簡単に商品価格に転嫁など出来ません。
それがむしろ鉄道の安全性を脅かしているのが現実です。
必要経費には当然ながら発電所建設費用が含まれますので、発電所コストか電
気料金に跳ね返ります。当然ながら高くつけばつくほど利益が上がる仕組みであ
ることになります。もっとも、ものには限度があり、いまでさえ日本の電気料金
は世界でも高いとされています。欧米諸国の倍くらいなので、そろそろ限界です
が、この総括原価方式と地域独占がセットになって、電力のやりたい放題を許し
てきたわけですから、今後は継続させてはいけません。
いいかげん、この方式そのものを転換しないと、日本ではエネルギー政策を転
換することなど不可能になってしまいます。
★3.放射能に対しては、「がんばれ」はまちがい
「がんばる」と、ガン、白血病になる。
対策は、「逃げる」しかない。
「がんばろう日本」のスローガンに異議あり
・放射能(死の灰、死の水など)に対して、「がんばれ」は、まちがいである。
放射能は“見えず、臭わず、音もせず”の超毒物であり、動物、植物を問わず、
全生物の生命を脅かして死に至らしめる物質だから、防ぐ手立ては、残念ながら
無い。「逃げる」ことしかない。放射能の害毒は、距離が離れれば、離れる程薄
くなる(距離の2乗に反比例)ゆえ、「逃げること」が唯一で最良の方策だ。
放射能には外部ヒバクと内部ヒバクがある。内部ヒバクは、口、鼻などから入
ってくる(空気、食物)。これらに対して、ガンバレない。できるだけ放射能汚染
の少ない食品を食べるしか方法はない。放射能に対して「がんばろう」は、大間
違いなのである。
・テレビ、新聞で、ちまたで、「がんばろう日本」というスローガンが氾濫
(はんらん)している。特に、3・11の原発大惨事以降よけい目につく。
これは人々をまどわす。ある特定の方向に、まちがった方向に人々を誘導する
意図があるとしかおもえない。第2次大戦の時、日本の支配者は、「欲しがりま
せん、勝つまでは」などのスローガンで国民を統制し、戦争に突入した歴史的事
実を思い出す。
「がんばろう日本」のスローガンに異和感を感じる次第。(や)
★4.「つなぐ光・東京ライブ5・28」in まったなしスタジオ
いつも大切な情報をありがとうございます。
ぎりぎりですが、子供・妊婦さんを放射能から沖縄に疎開していただこうという
運動をしている「つなぐ光」と言う団体が沖縄にあります。
私たちは田無の劇団なのですが、「つなぐ光」を応援しています。
このたび、小さいものですが、うちの稽古場で、チャリティーライブを計画しま
した。もしよろしければ情報網にいれてください。
第一部 1:00~ トーク&ソング
守沢 高(ビンテージタイム)
おちょこ
第二部 3:00~ 歌入り朗読 「ヒルダのレタス畑」
(レイモンド・ブリッグズ「風が吹くとき」より)
大森晶子ほか6~8人
第三部 17:30~ 交流会 飲んだり食べたりうたったり
参加費はお弁当代 700円(予約制)
飲み物、おつまみ持込可
お布施・申し込み制 定員60名(電話・FAX・メールで)
電話 09092457021 青沼