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たんぽぽ舎です。【TMM:No1362】
2012年2月27日(月) 地震と原発事故情報
転送歓迎
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
★1.東海第2原発の廃炉を求めて700人が集会と人間の鎖
茨城県東海村で、原発廃炉・再稼働NOの行動
たんぽぽ舎 山本勇祐
★2.東電17%値上げ再考促す
都、中部電に電力要請 庁舎分1億円負担回避へ
電力業界に競争原理 自治体・企業 広がる東電離れ
2012年2月25日東京新聞より抜粋
★3.<テント日誌 2/24(金)>
春に向けて深まりゆく現実への予感
― 経産省前テントひろば 167日目 ―
★4.読者からイベントのおさそい
◇3月10日 福島にてシンポジウム
「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
★5.2/19たんぽぽ舎総会へのメッセージ
相沢一正さんより
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
───────────────────────────────────
★1.東海第2原発の廃炉を求めて700人が集会と人間の鎖
茨城県東海村で、原発廃炉・再稼働NOの行動
たんぽぽ舎 山本勇祐
───────────────────────────────────
2月26日(日)午後 茨城県東海村で、東海第2原発の廃炉を求めて集会と
1.5キロ離れた同原発まで移動。正門前を約700人の人間の鎖で、「東海第2
原発は廃炉にせよ!」「再稼働は認めない!」を訴える行動があった。
これに、さよなら原発・東海第2原発ハイロアクション実行委員会の呼びか
けで、たんぽぽ舎・反原発自治体議員・市民連盟とともに参加した。参加者は
県内外から約700人。
集会では、実行委員長の相沢一正(東海村議、反原発自治体議員・市民連
盟)が、「東海第2原発の廃炉を求める署名(10万筆を超える)を県に提出し
た。東海第2原発の再稼働の動きがあるが、絶対に認められない。引き続き廃
炉を求めて運動を強化しよう。」と挨拶があった。
最後に、東海第2原発の再稼働は絶対に認めません。
原発に頼らない再生可能エネルギーへの転換をはかりましょう。
老朽原発・東海第2原発は廃炉にしましょう。
などのアピールを採択して、人間の鎖行動を行った。
東海第2原発(日本原子力発電 110万Kw)は、1978年運転開始から、既に
33年経った老朽原発だ。30キロ圏内には水戸市を含め100万人以上が暮らす。
これはどの原発よりも多い。東京まで110キロの距離に立地している危険な原
発だ。現に、3・11では、福島第1原発と同様に、外部電源を失い、津波をかぶ
り非常用ヂーゼル発電機の一部も使えなくなり、冷温停止まで3日もかかった。
まさに危機一髪の事態が続いていた。
(福島の陰に隠れてあまり報道されなかったが…)
───────────────────────────────────
★2.東電17%値上げ再考促す
都、中部電に電力要請 庁舎分1億円負担回避へ
電力業界に競争原理 自治体・企業 広がる東電離れ
2012年2月25日東京新聞より抜粋
───────────────────────────────────
東京都が新宿区の都庁舎で使用する電力の供給を中部電力(名古屋市)に要
請していることが二十四日、分かった。二〇〇五年四月の電力自由化で、電力
会社が営業区域を越えて、企業や自治体など大口需要家に電力供給することが
容易になっており、都が中電と契約を結べば、他の大口需要家へ波及する可能
性がある。
大口需要家向けに平均17%の値上げを表明している東京電力に値上げの再考
を促す狙いもある。(中略)
───────────────────────────────────
★3.<テント日誌 2/24(金)>
春に向けて深まりゆく現実への予感
― 経産省前テントひろば 167日目 ―
───────────────────────────────────
2月24日(金) 晴れのち曇り 随分と暖かくなってきた。このところ、
毎日誰もが 口にする言葉である。春への予感・・・ それは迫り来る全原発
停止実現への期待であり、再稼動を許さない正念場への決意であり、3・11
から1年、いよいよシビアとなってくる福島の現実への痛みである。
暖かくなったせいでもあろうか、今日は朝から来訪者が多い。福島から福島
大の女子学生やってくる。パリから、フィガロ紙のエネルギー専門の記者が
やってくる。が、通訳がいないため、話がなかなか通じない。
そして日本山妙法寺のお坊さん達が、「命の行進2012」の途中で立ち寄
る。この「命の行進2012」は2月4日~3月3日は東海原発~ビキニ行進
~浜岡原発、3月11日からは福島を起点に全国の原発を巡り、そして8月6
日に広島平和記念公園に到着するという、壮大な祈りの行進である。
「全国の原発を巡り、各地域から地域へ、各それぞれの地元の方がその地域
を祈り歩き、そして次の地域の方々に祈りの行進を託し、全国を数珠つなぎ紡
いでいくというもの」で、「たとえ1日1時間でも共に祈り歩いて下さい」と
参加を呼びかけている。
午後、9条改憲阻止の会の人達も参加している横田基地反対運動の中心で活
動されている方が来訪。横田でも時々座り込み行動をされているだけに、テン
トを見て感銘されている様子。多額のカンパありがとうございました。先日の
杉並の大集会とデモにも参加されていて、脱原発で左から右まで一堂に会して
いる様子に新鮮な驚きがあったとか。
テントの前では若者が、イムジン河を阿武隈川に言い換えた替え歌をギター
を掻き鳴らしながら朗々と歌い続けている。
日暮れてから、テントのカラーチラシ作成についてデザイン・編集会議を行
う。終えて外に出ると別館前(保安院前)で、7~8人がリレートークでマイ
クアピールしている。止むことのない怒り・思い・訴えを、止むことなく続け
ること、「時間による風化」などあり得ないことなのだ。
椎名さんと、今週の週刊文春の記事について話す。郡山から避難した2人の
子どもに甲状腺がんの疑いという記事もいよいよかという衝撃を受けるもので
あるが、それ以上に山下を頂点とする県の対応が「子ども達の健康を守り、不
安を取り除くよりは、研究データの収集に重点がおかれて」おり、むしろ健康
を守り不安を取り除こうとする努力を抑圧しているという、数々の指摘こそ衝
撃的であった。
帰路に着こうとしたところで、テントの前で50代と思われる2人の男性に
話しかけられ、そのまま立ち話。1人は富岡町出身で実家は第1原発から5km
のところだという。 もう1人の方がこういうテントがあるからと案内して、
来てみたそうだ。
彼は避難所にも足繁く通っていて、「どんなに辛くてももうふる里は喪われ
たのだ。この現実を受けとめねばならない。ただ帰りたいというだけではなく、
帰れないという現実を見ながら、どうしていくのか、そこから東電・政府・県
に対する要求も突き出してやっていくしかない。」と訴えているそうである。
そう言えば、エム牧場の吉沢さんも「浪江町はチェルノブイリと化したのだ、
という現実を受けとめ、そこから出発しなけば。」と周りの人達に話している
と言っていた。
立ち話はお互い去りがたい気持ちで延々と続き、固く握手して別れた。
福島の現実は時と共にシビアさを増して、私たちにそれにどう向き合うかを問
いかけてくる。( Y・T )
───────────────────────────────────
★4.読者からイベントのおさそい
───────────────────────────────────
◇シンポジウム「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
日時:3月10日(土) 10時半から15時
会場:郡山市民交流プラザ大会議室(郡山駅西口1分 ビッグアイ7階)
内容:
◎講演「福島原発震災被害者の援護のための特別立法について
―広島・長崎・ビキニ―ヒバクシャの悲劇を繰り返さない」
講師:秋元理匡さん (日本弁護士連合会、東日本大震災・原子力発電所
事故等対策本部原子力PT事務局長)
◎各地からの報告
福島市渡利地区、大波地区、二本松市、飯館村、南相馬市、浪江町、
いわき市、県外避難者
◎パネルディスカッション
「福島原発震災被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
コーディネーター:
佐藤和良さん(脱原発福島ネットワーク、福島原発震災情報連絡
センター)
秋元理匡(日弁連・東日本大震災原子力発電所事故等対策本部原子力
PT事務局長)
石丸小四郎(双葉地方原発反対同盟)
中手聖一(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)ほか
宇野朗子(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)
主催:脱原発福島ネットワーク・ハイロアクション福島原発40年実行
委員会・子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
共催:福島原発震災情報連絡センター
お問い合わせ:
ハイロアクション福島 080-1807-6999 info@hairoaction.com
───────────────────────────────────
★5.たんぽぽ舎から 2/19たんぽぽ舎総会へのメッセージ
相沢一正さんより
───────────────────────────────────
たんぽぽ舎の23周年を祝って
脱原発とうかい塾世話人 東海村議会議員相沢一正
東海村の私たちのグループが、たんほぽ舎の行事に参加するようになったの
はJCO臨界事故の前後だったと思います。それ以来十数年がたちます。この
間様々な新しい情報を得、しばしば企画された講演会や学習会では新しい知見
を獲得できました。ありがとうございました。そして又、2000年1月の東
海村議選から今回の選挙まで陰に陽に応援をいただきました。単に特定の地域
や個人ではなく、反原発運動(私たちはとうかい塾を立ち上げたときに脱原発
の冠を付しました)、つまり全国の原発をなくす運動という広い見地からの応
援だったと思っています。そういう立場からも改めてお礼を申し上げます。た
んぽぽ舎が元気でいることが大事なことであり、それが23周年を迎えという
ことは大きな意義を有していると考え、改めてお祝いを申し上げます。
さて、私たちはいま東海第2原発の再稼働中止と廃炉を求めて運動を進めて
います。その一つとして署名運動を続け、第二次〆切分を2月10日に県に提
出しました。合わせて10万筆を超えました。知事の同意に規制をかけようと
言う趣旨ですが、これのみで目的が達成されるとは考えませんが、取りあえず
最終〆切(3月末)で署名数を上積みして、私たちが廃炉を主張する確かな根
拠を得たいと思っています。県の姿勢はこれまで国の方針決定待ちの消極姿勢
を示しているだけなのでこのあたりから風穴を開けねばならないと考えていま
す。
日本原電の所長が「6月の燃料装荷の準備はできている」と再稼働へ向けて
の強気発言をしていることもあり、いよいよ重要な局面が間近に迫っています。
やれることをすべてやり抜いて目的に近づきたいと考えています。
これからもよろしくお願いします。
2012年2月27日(月) 地震と原発事故情報
転送歓迎
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
★1.東海第2原発の廃炉を求めて700人が集会と人間の鎖
茨城県東海村で、原発廃炉・再稼働NOの行動
たんぽぽ舎 山本勇祐
★2.東電17%値上げ再考促す
都、中部電に電力要請 庁舎分1億円負担回避へ
電力業界に競争原理 自治体・企業 広がる東電離れ
2012年2月25日東京新聞より抜粋
★3.<テント日誌 2/24(金)>
春に向けて深まりゆく現実への予感
― 経産省前テントひろば 167日目 ―
★4.読者からイベントのおさそい
◇3月10日 福島にてシンポジウム
「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
★5.2/19たんぽぽ舎総会へのメッセージ
相沢一正さんより
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★1.東海第2原発の廃炉を求めて700人が集会と人間の鎖
茨城県東海村で、原発廃炉・再稼働NOの行動
たんぽぽ舎 山本勇祐
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2月26日(日)午後 茨城県東海村で、東海第2原発の廃炉を求めて集会と
1.5キロ離れた同原発まで移動。正門前を約700人の人間の鎖で、「東海第2
原発は廃炉にせよ!」「再稼働は認めない!」を訴える行動があった。
これに、さよなら原発・東海第2原発ハイロアクション実行委員会の呼びか
けで、たんぽぽ舎・反原発自治体議員・市民連盟とともに参加した。参加者は
県内外から約700人。
集会では、実行委員長の相沢一正(東海村議、反原発自治体議員・市民連
盟)が、「東海第2原発の廃炉を求める署名(10万筆を超える)を県に提出し
た。東海第2原発の再稼働の動きがあるが、絶対に認められない。引き続き廃
炉を求めて運動を強化しよう。」と挨拶があった。
最後に、東海第2原発の再稼働は絶対に認めません。
原発に頼らない再生可能エネルギーへの転換をはかりましょう。
老朽原発・東海第2原発は廃炉にしましょう。
などのアピールを採択して、人間の鎖行動を行った。
東海第2原発(日本原子力発電 110万Kw)は、1978年運転開始から、既に
33年経った老朽原発だ。30キロ圏内には水戸市を含め100万人以上が暮らす。
これはどの原発よりも多い。東京まで110キロの距離に立地している危険な原
発だ。現に、3・11では、福島第1原発と同様に、外部電源を失い、津波をかぶ
り非常用ヂーゼル発電機の一部も使えなくなり、冷温停止まで3日もかかった。
まさに危機一髪の事態が続いていた。
(福島の陰に隠れてあまり報道されなかったが…)
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★2.東電17%値上げ再考促す
都、中部電に電力要請 庁舎分1億円負担回避へ
電力業界に競争原理 自治体・企業 広がる東電離れ
2012年2月25日東京新聞より抜粋
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東京都が新宿区の都庁舎で使用する電力の供給を中部電力(名古屋市)に要
請していることが二十四日、分かった。二〇〇五年四月の電力自由化で、電力
会社が営業区域を越えて、企業や自治体など大口需要家に電力供給することが
容易になっており、都が中電と契約を結べば、他の大口需要家へ波及する可能
性がある。
大口需要家向けに平均17%の値上げを表明している東京電力に値上げの再考
を促す狙いもある。(中略)
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★3.<テント日誌 2/24(金)>
春に向けて深まりゆく現実への予感
― 経産省前テントひろば 167日目 ―
───────────────────────────────────
2月24日(金) 晴れのち曇り 随分と暖かくなってきた。このところ、
毎日誰もが 口にする言葉である。春への予感・・・ それは迫り来る全原発
停止実現への期待であり、再稼動を許さない正念場への決意であり、3・11
から1年、いよいよシビアとなってくる福島の現実への痛みである。
暖かくなったせいでもあろうか、今日は朝から来訪者が多い。福島から福島
大の女子学生やってくる。パリから、フィガロ紙のエネルギー専門の記者が
やってくる。が、通訳がいないため、話がなかなか通じない。
そして日本山妙法寺のお坊さん達が、「命の行進2012」の途中で立ち寄
る。この「命の行進2012」は2月4日~3月3日は東海原発~ビキニ行進
~浜岡原発、3月11日からは福島を起点に全国の原発を巡り、そして8月6
日に広島平和記念公園に到着するという、壮大な祈りの行進である。
「全国の原発を巡り、各地域から地域へ、各それぞれの地元の方がその地域
を祈り歩き、そして次の地域の方々に祈りの行進を託し、全国を数珠つなぎ紡
いでいくというもの」で、「たとえ1日1時間でも共に祈り歩いて下さい」と
参加を呼びかけている。
午後、9条改憲阻止の会の人達も参加している横田基地反対運動の中心で活
動されている方が来訪。横田でも時々座り込み行動をされているだけに、テン
トを見て感銘されている様子。多額のカンパありがとうございました。先日の
杉並の大集会とデモにも参加されていて、脱原発で左から右まで一堂に会して
いる様子に新鮮な驚きがあったとか。
テントの前では若者が、イムジン河を阿武隈川に言い換えた替え歌をギター
を掻き鳴らしながら朗々と歌い続けている。
日暮れてから、テントのカラーチラシ作成についてデザイン・編集会議を行
う。終えて外に出ると別館前(保安院前)で、7~8人がリレートークでマイ
クアピールしている。止むことのない怒り・思い・訴えを、止むことなく続け
ること、「時間による風化」などあり得ないことなのだ。
椎名さんと、今週の週刊文春の記事について話す。郡山から避難した2人の
子どもに甲状腺がんの疑いという記事もいよいよかという衝撃を受けるもので
あるが、それ以上に山下を頂点とする県の対応が「子ども達の健康を守り、不
安を取り除くよりは、研究データの収集に重点がおかれて」おり、むしろ健康
を守り不安を取り除こうとする努力を抑圧しているという、数々の指摘こそ衝
撃的であった。
帰路に着こうとしたところで、テントの前で50代と思われる2人の男性に
話しかけられ、そのまま立ち話。1人は富岡町出身で実家は第1原発から5km
のところだという。 もう1人の方がこういうテントがあるからと案内して、
来てみたそうだ。
彼は避難所にも足繁く通っていて、「どんなに辛くてももうふる里は喪われ
たのだ。この現実を受けとめねばならない。ただ帰りたいというだけではなく、
帰れないという現実を見ながら、どうしていくのか、そこから東電・政府・県
に対する要求も突き出してやっていくしかない。」と訴えているそうである。
そう言えば、エム牧場の吉沢さんも「浪江町はチェルノブイリと化したのだ、
という現実を受けとめ、そこから出発しなけば。」と周りの人達に話している
と言っていた。
立ち話はお互い去りがたい気持ちで延々と続き、固く握手して別れた。
福島の現実は時と共にシビアさを増して、私たちにそれにどう向き合うかを問
いかけてくる。( Y・T )
───────────────────────────────────
★4.読者からイベントのおさそい
───────────────────────────────────
◇シンポジウム「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
日時:3月10日(土) 10時半から15時
会場:郡山市民交流プラザ大会議室(郡山駅西口1分 ビッグアイ7階)
内容:
◎講演「福島原発震災被害者の援護のための特別立法について
―広島・長崎・ビキニ―ヒバクシャの悲劇を繰り返さない」
講師:秋元理匡さん (日本弁護士連合会、東日本大震災・原子力発電所
事故等対策本部原子力PT事務局長)
◎各地からの報告
福島市渡利地区、大波地区、二本松市、飯館村、南相馬市、浪江町、
いわき市、県外避難者
◎パネルディスカッション
「福島原発震災被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
コーディネーター:
佐藤和良さん(脱原発福島ネットワーク、福島原発震災情報連絡
センター)
秋元理匡(日弁連・東日本大震災原子力発電所事故等対策本部原子力
PT事務局長)
石丸小四郎(双葉地方原発反対同盟)
中手聖一(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)ほか
宇野朗子(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)
主催:脱原発福島ネットワーク・ハイロアクション福島原発40年実行
委員会・子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
共催:福島原発震災情報連絡センター
お問い合わせ:
ハイロアクション福島 080-1807-6999 info@hairoaction.com
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★5.たんぽぽ舎から 2/19たんぽぽ舎総会へのメッセージ
相沢一正さんより
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たんぽぽ舎の23周年を祝って
脱原発とうかい塾世話人 東海村議会議員相沢一正
東海村の私たちのグループが、たんほぽ舎の行事に参加するようになったの
はJCO臨界事故の前後だったと思います。それ以来十数年がたちます。この
間様々な新しい情報を得、しばしば企画された講演会や学習会では新しい知見
を獲得できました。ありがとうございました。そして又、2000年1月の東
海村議選から今回の選挙まで陰に陽に応援をいただきました。単に特定の地域
や個人ではなく、反原発運動(私たちはとうかい塾を立ち上げたときに脱原発
の冠を付しました)、つまり全国の原発をなくす運動という広い見地からの応
援だったと思っています。そういう立場からも改めてお礼を申し上げます。た
んぽぽ舎が元気でいることが大事なことであり、それが23周年を迎えという
ことは大きな意義を有していると考え、改めてお祝いを申し上げます。
さて、私たちはいま東海第2原発の再稼働中止と廃炉を求めて運動を進めて
います。その一つとして署名運動を続け、第二次〆切分を2月10日に県に提
出しました。合わせて10万筆を超えました。知事の同意に規制をかけようと
言う趣旨ですが、これのみで目的が達成されるとは考えませんが、取りあえず
最終〆切(3月末)で署名数を上積みして、私たちが廃炉を主張する確かな根
拠を得たいと思っています。県の姿勢はこれまで国の方針決定待ちの消極姿勢
を示しているだけなのでこのあたりから風穴を開けねばならないと考えていま
す。
日本原電の所長が「6月の燃料装荷の準備はできている」と再稼働へ向けて
の強気発言をしていることもあり、いよいよ重要な局面が間近に迫っています。
やれることをすべてやり抜いて目的に近づきたいと考えています。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1361】
2012年2月25日(土) 地震と原発事故情報
転送歓迎
(メルマガ編集部より:ナンバリング方法が変わりました)
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.2/27講演「東北地方太平洋沖地震と原発事故後にわかった
いくつかのこと+直下型地震の恐れ」 島村英紀さん
★2.東大による名誉棄損並びに憲法違反裁判 明日香被告証人尋問傍聴記
槌田敦さんの追及に対し、明日香教授、明確な回答せず
二酸化炭素地球温暖化仮説を証明できず
たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
★3.<テント日誌 2/23(木)>
春近づく雨の中 テントは今日も経産省に立ち向かう
― 経産省前テントひろば 166日目 ―
★4.たんぽぽ舎から
◇2/19たんぽぽ舎総会に参加して・感想…
大勢の参加、2人の講演、持久戦に耐えるためにたんぽぽ舎の
“場”の提供は重要
自治市民‘93表現問題部会担当 会社員 海老名 剛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
───────────────────────────────────
★1.2/27講演「東北地方太平洋沖地震と原発事故後にわかった
いくつかのこと+直下型地震の恐れ」 島村英紀さん
───────────────────────────────────
日 時:2012年2月27日(月)18:45から21:00まで(開場18:30より)
講 師:島村英紀(しまむらひでき)さん(地震学者、地質学者)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、原
発震災を引きおこしただけではなく、地震への政府の対応や対策にも大きな問題
をつきつけることになった。講演では、その後明らかになった東北地方太平洋沖
地震がどういう地震であったのか、また津波被害だけがクローズアップされてい
るが、それ以外の地震被害も、今後の教訓とすべきことを述べる。また、2万人
に迫る多数の犠牲者を生んでしまったのには、気象庁の津波警報に問題があった
のではないかも検証する。
そして、今後、日本を襲う地震の可能性について、東北地方太平洋沖地震のよ
うな巨大地震と、ある意味ではもっと恐ろしい首都圏の直下型地震の可能性につ
いても述べる。
●ドイツテレビ協会(ZDF)2012年3月7日(水曜)の特集「3.11から1年」に地震
学者として出演。
●テレビ朝日 2012年2月22日。朝のニュース番組「やじうまテレビ!」の「首都圏
直下型地震震度7」 5時~8時に放送と、「モーニングバード!」の「ニュースアップ!」
8時~9時55分に放送「首都直下で震度7も…国が想定見直しで被害どうなる?」に出演。
●島村英紀・最近の新聞記事から「夕刊フジ」2012年2月22日(水曜。なお、発行は前日)。
3頁。「衝撃!首都直下“震度7”の可能性…国が想定見直し」に島村英紀の
コメントが出ました。
●島村英紀・最近の新聞記事から「夕刊フジ」2012年2月21日(火曜。なお、発行は前日)。
1頁。「"M8"級が来たら…首都あまりに無防備!被害分からず」に島村英紀のコメントが
出ました。
●島村英紀・最近の新聞記事から「夕刊フジ」2012年2月21日(火曜。なお、発行は前日)。
2頁。「首都直下の前ブレか…“震源が内陸移動”の不気味」に島村英紀のコメントが出ました。
●島村英紀・最近の新聞記事から「夕刊フジ」 2012年2月19日(日曜。なお、発行は前日)。
1頁。「巨大地震を誘発か!愛知沖“新資源”掘削に専門家警告」に島村英紀のコメントが出ました。
───────────────────────────────────
★2.東大による名誉棄損並びに憲法違反裁判 明日香被告証人尋問傍聴記
槌田敦さんの追及に対し、明日香教授、明確な回答せず
二酸化炭素地球温暖化仮説を証明できず
たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
───────────────────────────────────
去る2月14日火曜日に、東京大学IR3S裁判の傍聴に行って参りました。
◯ 原告槌田敦氏が、代理人の弁護士を立てずに裁判を行いましたので、槌田敦
氏の書いた陳述書に従って、前半は裁判長による原告槌田敦さんへの尋問、後半
は、原告による被告明日香壽川の尋問でした。それぞれおよそ1時間半ずつの尋
問でした。
尋問のメイン、圧巻であった後半の原告槌田敦さんによる被告明日香壽川の尋
問の部分についてレポートさせて戴きます。
◯ この問題となっている冊子『地球温暖化懐疑論批判』の元になったのは、明
日香氏が私的レベルでネットに発表していた、『地球温暖化問題懐疑論へのコメ
ントVer2.4』です。その内容を加筆修正して膨らました内容が『地球温暖化懐疑
論批判』です。
本書の記述には、一般の論文と違って、著者名が、明日香氏のみしか記されてい
ません。その事に関して明日香氏は、表紙に記された10名の共著の形であると答
えました。本当に10人で論議したかとの質問に、明日香氏は、大体みんなで議論
して書いたと答えていましたが、実体は、『地球温暖化問題懐疑論へのコメントVer2.4』
などの焼き直しに近いものがあり、事後承諾的なイメージがあります。
◯ 『地球温暖化懐疑論批判』のはじめに記された9項目の特徴の批判に関して、
槌田敦氏からの「自分はどの項目に当てはまるか?」の尋問に関しては、明日香
氏は色々言っていましたが明確な回答は得られませんでした。特に『三段論法の
誤謬』と糾弾された部分に関して、槌田氏が明日香氏にどこが三段論法の誤謬か
具体的に尋ねたところ、明日香氏は意味不明な事を言ってお茶を濁していました。
槌田氏及び裁判長から再度次回までにしっかり答えるかどうか回答を催促されて、
しぶしぶ次の公判に間に合うように書いて提出する事を了承し、裁判官に提出期
限を決められていました。
弁護士を立てないで行われた槌田敦氏自身による尋問は、素人ゆえに危惧され
た部分ですが、相手の弁護士以上に雄弁で、マシンガンの如く次々に尋問を繰り
出し、明日香壽川陣営はたじたじだったように感じました。
◯ 槌田敦さんの、「このような書物を個人としてネット上で発表したり、民間
の出版社から個人で出版する分にはとやかく言うつもりはないが、何故東大の名
の元に出版したか」の質問に対し、明日香壽川氏は、「出版はどこからでも良かったが、
丁度東大の住明正氏からから話があったので、東大から出版した。出版に当たって、
個人攻撃だとは思わなかった。公共機関が出版する事に関しても、特にまずいとは
思わなかった。」・・・ととぼけた発言に終始しました。
槌田敦氏の歯切れのいい尋問で、中々見応えのある裁判の傍聴でした。国策の
地球温暖化対策に物を申した槌田敦氏の裁判は、勝つには困難でしょうが、「間
違った国策」に一石を投じた裁判です。
◯ 裁判が終わった後、明日香氏が近くにいたので聴いてみました。
「二酸化炭素が温暖化の原因である証拠はあるのですか?」
「二酸化炭素には温室効果はあります。」
「それは分かっていますが二酸化炭素が主因だと言う証拠です。」
「それは、地球が証拠です・・。」
「実験結果を示せばいいのではないでしょうか?」
「それは無理です。地球全体の実験になってしまいます。」
この後出しゃばりな余計な方に邪魔されたので、話を続ける事は出来ませんでし
たが、二酸化炭素温暖化仮説推進派は、「地球でしか実験できないから、コンピュータ
シミュレーション以外では証拠を示せない」と言うスタンスであることを再認識
いたしました。つまり、彼らは、自ら二酸化炭素温暖化仮説を証明出来ないと間
接的に言っているように感じました。
複雑系カオスの地球の気候を、二酸化炭素だけ取り出して実験しても無意味だと
言う主張は分かりますが、それは裏返せば仮に地球が温暖化しているとしても、
色々な要因の相互作用で、二酸化炭素を主因にする事の無意味さに繋がるのでは
ないでしょうか?
───────────────────────────────────
★3.<テント日誌 2/23(木)>
春近づく雨の中 テントは今日も経産省に立ち向かう
― 経産省前テントひろば 166日目 ―
───────────────────────────────────
2月23日(木)明け方から小雨が止みもせず、昼近くにはかなりの雨になりま
したが、割と暖かくなりました。
テントの中は半分は地べたそのもので、雨が降ると、じわーっと濡れてきた
気持ち悪くなるのだが、このことを雨が降って初めて実感するというテイタラク。
できるだけ早く「床」上げとやらないとなあ、と思う。
きのう22日、新たにテントの後ろ(経産省からよく見える位置)に「福島
の母と子の声を聞いて」という大きな横断幕がはられました。最初は「福島の
母と子の声を聞け」というものでしたが、福島の方にも相談して、「聞いて」
と訂正されたものです。何でもないようなことですが、こういう気遣いはやは
り女性や母親からしか出てこない発想で、大事なことと思いました。
雨で散歩もままならず、うんざりしているところに、イタリア人記者の取材が
ありました。
昨年4月から福島の取材に入っているそうで、ダチョウの写真等も撮影したそう
です。イタリアの原発の話なども聞きたかったのですが、言葉がなかなか通じな
くてよくわかりませんでした。
わざわざ差し入れを持参いただいたのですが、それが熨斗つきの箱。率直に、
「中は何ですか」と聞いたのですが、「ケーキです」との返事。なるほどなあと
思って御礼はしました。
後であけて見たら、最中でした。ケーキというと私たちは、まさにあのケーキを
思い起こすのですが、お菓子の一種としての最中をケーキと言われたわけで、熨
斗付と併せて何となく面白く感じたところでした。
所用があって私はお付き合いできませんでしたが、Sさんは雨の中、関西電力
に抗議に行きました。一人でも頑張ると言っていました。
対経産省交渉。一応23日までに書類を出してほしいというので、5通の書類
を提出しました。もっともらしい(?)文書に、あれこれの印鑑をやたら押して、
ともかくも「承継の届出」等を会計課に提出したわけです。会計課が納得できる
のかどうか分かりませんが、お役所というのはやはりメンドウなところと思わざ
るを得ませんでした。
ついでに、先方から、立木の枝の伐採について、「業者が一括して行うので、
テント周辺の5、6本のケヤキについてはやむなくパスする、ということもでき
ないので」とのこと。テント撤去はあり得ないと宣言しているのだから、「テン
ト周辺の5、6本は残して、ほかの大部分の伐採を行う」というのが実際的で柔
軟な判断と思うのだが。
春めいて のげしも咲くか 潮見坂(たろう) (T・F)
───────────────────────────────────
★4.たんぽぽ舎から
◇2/19たんぽぽ舎総会に参加して・感想…
大勢の参加、2人の講演、持久戦に耐えるためにたんぽぽ舎の“場”の
提供は重要
自治市民‘93表現問題部会担当 会社員 海老名 剛
───────────────────────────────────
2/19たんぽぽ舎総会は、同日に大規模な集会・デモがあったにもかかわらず
大勢の方が参加されているという印象を持ちました。
講演では、菅井さんが現在の除染一辺倒の風潮を批判しつつ、土地を売却しな
い(定期借地権による)移住支援を提案されるのを興味深く聞いていたら最後に
菅井さんのご自宅の変形した菊の写真を見て、植物が影響を受けやすいとは前か
ら知識としては持っていましたが、実際に目の当たりにすると衝撃的でした。
山崎さんは、前年の大地震と今までは考慮されていなかった正断層との連動の話、
ストレステストの妥当性の無さやこれもまた最近の風潮である再生エネルギー
一辺倒について、現状の技術の組み合わせでもかなり改善できる事を示しました。
これも個人的に派手な新技術ばかりに注目する事を疑問視していて、シェールガス革命
やロシア極東部でのガス田開発などから、当分はLNGが主力になると認識して
いたのですんなり入ってきました。
私がそもそもたんぽぽ舎と関わりを持ったのは2年程前だと思います。その頃
より運動が活発になっています。そこで懸念されるのは運動が一過性となる事です。
六ヶ所村で長年抵抗運動を続けている方が著書の中で全力疾走して息切れして運動
から離れてしまう人がいるという記述があります。今はまだ推進側もおとなしめですが、
資金も人材も潤沢にあり、持久戦に耐えるだけの力を十分に持っています。
一時的な盛り上がりで国の原発政策を転換できずにすぐに冷めるようならば、
瞬く間に巻き返されるでしょう。セラフィールド、スリーマイル、ウラル核惨事、
チェルノブイリいずれも当事国では原発廃止に至っていません。同じ轍を踏まな
いために長期的な運動を支えるという意味で、たんぽぽ舎のように“場”を提供する
役割の重要性は高いと思います。
2012年2月25日(土) 地震と原発事故情報
転送歓迎
(メルマガ編集部より:ナンバリング方法が変わりました)
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
★1.2/27講演「東北地方太平洋沖地震と原発事故後にわかった
いくつかのこと+直下型地震の恐れ」 島村英紀さん
★2.東大による名誉棄損並びに憲法違反裁判 明日香被告証人尋問傍聴記
槌田敦さんの追及に対し、明日香教授、明確な回答せず
二酸化炭素地球温暖化仮説を証明できず
たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
★3.<テント日誌 2/23(木)>
春近づく雨の中 テントは今日も経産省に立ち向かう
― 経産省前テントひろば 166日目 ―
★4.たんぽぽ舎から
◇2/19たんぽぽ舎総会に参加して・感想…
大勢の参加、2人の講演、持久戦に耐えるためにたんぽぽ舎の
“場”の提供は重要
自治市民‘93表現問題部会担当 会社員 海老名 剛
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★1.2/27講演「東北地方太平洋沖地震と原発事故後にわかった
いくつかのこと+直下型地震の恐れ」 島村英紀さん
───────────────────────────────────
日 時:2012年2月27日(月)18:45から21:00まで(開場18:30より)
講 師:島村英紀(しまむらひでき)さん(地震学者、地質学者)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、原
発震災を引きおこしただけではなく、地震への政府の対応や対策にも大きな問題
をつきつけることになった。講演では、その後明らかになった東北地方太平洋沖
地震がどういう地震であったのか、また津波被害だけがクローズアップされてい
るが、それ以外の地震被害も、今後の教訓とすべきことを述べる。また、2万人
に迫る多数の犠牲者を生んでしまったのには、気象庁の津波警報に問題があった
のではないかも検証する。
そして、今後、日本を襲う地震の可能性について、東北地方太平洋沖地震のよ
うな巨大地震と、ある意味ではもっと恐ろしい首都圏の直下型地震の可能性につ
いても述べる。
●ドイツテレビ協会(ZDF)2012年3月7日(水曜)の特集「3.11から1年」に地震
学者として出演。
●テレビ朝日 2012年2月22日。朝のニュース番組「やじうまテレビ!」の「首都圏
直下型地震震度7」 5時~8時に放送と、「モーニングバード!」の「ニュースアップ!」
8時~9時55分に放送「首都直下で震度7も…国が想定見直しで被害どうなる?」に出演。
●島村英紀・最近の新聞記事から「夕刊フジ」2012年2月22日(水曜。なお、発行は前日)。
3頁。「衝撃!首都直下“震度7”の可能性…国が想定見直し」に島村英紀の
コメントが出ました。
●島村英紀・最近の新聞記事から「夕刊フジ」2012年2月21日(火曜。なお、発行は前日)。
1頁。「"M8"級が来たら…首都あまりに無防備!被害分からず」に島村英紀のコメントが
出ました。
●島村英紀・最近の新聞記事から「夕刊フジ」2012年2月21日(火曜。なお、発行は前日)。
2頁。「首都直下の前ブレか…“震源が内陸移動”の不気味」に島村英紀のコメントが出ました。
●島村英紀・最近の新聞記事から「夕刊フジ」 2012年2月19日(日曜。なお、発行は前日)。
1頁。「巨大地震を誘発か!愛知沖“新資源”掘削に専門家警告」に島村英紀のコメントが出ました。
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★2.東大による名誉棄損並びに憲法違反裁判 明日香被告証人尋問傍聴記
槌田敦さんの追及に対し、明日香教授、明確な回答せず
二酸化炭素地球温暖化仮説を証明できず
たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
───────────────────────────────────
去る2月14日火曜日に、東京大学IR3S裁判の傍聴に行って参りました。
◯ 原告槌田敦氏が、代理人の弁護士を立てずに裁判を行いましたので、槌田敦
氏の書いた陳述書に従って、前半は裁判長による原告槌田敦さんへの尋問、後半
は、原告による被告明日香壽川の尋問でした。それぞれおよそ1時間半ずつの尋
問でした。
尋問のメイン、圧巻であった後半の原告槌田敦さんによる被告明日香壽川の尋
問の部分についてレポートさせて戴きます。
◯ この問題となっている冊子『地球温暖化懐疑論批判』の元になったのは、明
日香氏が私的レベルでネットに発表していた、『地球温暖化問題懐疑論へのコメ
ントVer2.4』です。その内容を加筆修正して膨らました内容が『地球温暖化懐疑
論批判』です。
本書の記述には、一般の論文と違って、著者名が、明日香氏のみしか記されてい
ません。その事に関して明日香氏は、表紙に記された10名の共著の形であると答
えました。本当に10人で論議したかとの質問に、明日香氏は、大体みんなで議論
して書いたと答えていましたが、実体は、『地球温暖化問題懐疑論へのコメントVer2.4』
などの焼き直しに近いものがあり、事後承諾的なイメージがあります。
◯ 『地球温暖化懐疑論批判』のはじめに記された9項目の特徴の批判に関して、
槌田敦氏からの「自分はどの項目に当てはまるか?」の尋問に関しては、明日香
氏は色々言っていましたが明確な回答は得られませんでした。特に『三段論法の
誤謬』と糾弾された部分に関して、槌田氏が明日香氏にどこが三段論法の誤謬か
具体的に尋ねたところ、明日香氏は意味不明な事を言ってお茶を濁していました。
槌田氏及び裁判長から再度次回までにしっかり答えるかどうか回答を催促されて、
しぶしぶ次の公判に間に合うように書いて提出する事を了承し、裁判官に提出期
限を決められていました。
弁護士を立てないで行われた槌田敦氏自身による尋問は、素人ゆえに危惧され
た部分ですが、相手の弁護士以上に雄弁で、マシンガンの如く次々に尋問を繰り
出し、明日香壽川陣営はたじたじだったように感じました。
◯ 槌田敦さんの、「このような書物を個人としてネット上で発表したり、民間
の出版社から個人で出版する分にはとやかく言うつもりはないが、何故東大の名
の元に出版したか」の質問に対し、明日香壽川氏は、「出版はどこからでも良かったが、
丁度東大の住明正氏からから話があったので、東大から出版した。出版に当たって、
個人攻撃だとは思わなかった。公共機関が出版する事に関しても、特にまずいとは
思わなかった。」・・・ととぼけた発言に終始しました。
槌田敦氏の歯切れのいい尋問で、中々見応えのある裁判の傍聴でした。国策の
地球温暖化対策に物を申した槌田敦氏の裁判は、勝つには困難でしょうが、「間
違った国策」に一石を投じた裁判です。
◯ 裁判が終わった後、明日香氏が近くにいたので聴いてみました。
「二酸化炭素が温暖化の原因である証拠はあるのですか?」
「二酸化炭素には温室効果はあります。」
「それは分かっていますが二酸化炭素が主因だと言う証拠です。」
「それは、地球が証拠です・・。」
「実験結果を示せばいいのではないでしょうか?」
「それは無理です。地球全体の実験になってしまいます。」
この後出しゃばりな余計な方に邪魔されたので、話を続ける事は出来ませんでし
たが、二酸化炭素温暖化仮説推進派は、「地球でしか実験できないから、コンピュータ
シミュレーション以外では証拠を示せない」と言うスタンスであることを再認識
いたしました。つまり、彼らは、自ら二酸化炭素温暖化仮説を証明出来ないと間
接的に言っているように感じました。
複雑系カオスの地球の気候を、二酸化炭素だけ取り出して実験しても無意味だと
言う主張は分かりますが、それは裏返せば仮に地球が温暖化しているとしても、
色々な要因の相互作用で、二酸化炭素を主因にする事の無意味さに繋がるのでは
ないでしょうか?
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★3.<テント日誌 2/23(木)>
春近づく雨の中 テントは今日も経産省に立ち向かう
― 経産省前テントひろば 166日目 ―
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2月23日(木)明け方から小雨が止みもせず、昼近くにはかなりの雨になりま
したが、割と暖かくなりました。
テントの中は半分は地べたそのもので、雨が降ると、じわーっと濡れてきた
気持ち悪くなるのだが、このことを雨が降って初めて実感するというテイタラク。
できるだけ早く「床」上げとやらないとなあ、と思う。
きのう22日、新たにテントの後ろ(経産省からよく見える位置)に「福島
の母と子の声を聞いて」という大きな横断幕がはられました。最初は「福島の
母と子の声を聞け」というものでしたが、福島の方にも相談して、「聞いて」
と訂正されたものです。何でもないようなことですが、こういう気遣いはやは
り女性や母親からしか出てこない発想で、大事なことと思いました。
雨で散歩もままならず、うんざりしているところに、イタリア人記者の取材が
ありました。
昨年4月から福島の取材に入っているそうで、ダチョウの写真等も撮影したそう
です。イタリアの原発の話なども聞きたかったのですが、言葉がなかなか通じな
くてよくわかりませんでした。
わざわざ差し入れを持参いただいたのですが、それが熨斗つきの箱。率直に、
「中は何ですか」と聞いたのですが、「ケーキです」との返事。なるほどなあと
思って御礼はしました。
後であけて見たら、最中でした。ケーキというと私たちは、まさにあのケーキを
思い起こすのですが、お菓子の一種としての最中をケーキと言われたわけで、熨
斗付と併せて何となく面白く感じたところでした。
所用があって私はお付き合いできませんでしたが、Sさんは雨の中、関西電力
に抗議に行きました。一人でも頑張ると言っていました。
対経産省交渉。一応23日までに書類を出してほしいというので、5通の書類
を提出しました。もっともらしい(?)文書に、あれこれの印鑑をやたら押して、
ともかくも「承継の届出」等を会計課に提出したわけです。会計課が納得できる
のかどうか分かりませんが、お役所というのはやはりメンドウなところと思わざ
るを得ませんでした。
ついでに、先方から、立木の枝の伐採について、「業者が一括して行うので、
テント周辺の5、6本のケヤキについてはやむなくパスする、ということもでき
ないので」とのこと。テント撤去はあり得ないと宣言しているのだから、「テン
ト周辺の5、6本は残して、ほかの大部分の伐採を行う」というのが実際的で柔
軟な判断と思うのだが。
春めいて のげしも咲くか 潮見坂(たろう) (T・F)
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★4.たんぽぽ舎から
◇2/19たんぽぽ舎総会に参加して・感想…
大勢の参加、2人の講演、持久戦に耐えるためにたんぽぽ舎の“場”の
提供は重要
自治市民‘93表現問題部会担当 会社員 海老名 剛
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2/19たんぽぽ舎総会は、同日に大規模な集会・デモがあったにもかかわらず
大勢の方が参加されているという印象を持ちました。
講演では、菅井さんが現在の除染一辺倒の風潮を批判しつつ、土地を売却しな
い(定期借地権による)移住支援を提案されるのを興味深く聞いていたら最後に
菅井さんのご自宅の変形した菊の写真を見て、植物が影響を受けやすいとは前か
ら知識としては持っていましたが、実際に目の当たりにすると衝撃的でした。
山崎さんは、前年の大地震と今までは考慮されていなかった正断層との連動の話、
ストレステストの妥当性の無さやこれもまた最近の風潮である再生エネルギー
一辺倒について、現状の技術の組み合わせでもかなり改善できる事を示しました。
これも個人的に派手な新技術ばかりに注目する事を疑問視していて、シェールガス革命
やロシア極東部でのガス田開発などから、当分はLNGが主力になると認識して
いたのですんなり入ってきました。
私がそもそもたんぽぽ舎と関わりを持ったのは2年程前だと思います。その頃
より運動が活発になっています。そこで懸念されるのは運動が一過性となる事です。
六ヶ所村で長年抵抗運動を続けている方が著書の中で全力疾走して息切れして運動
から離れてしまう人がいるという記述があります。今はまだ推進側もおとなしめですが、
資金も人材も潤沢にあり、持久戦に耐えるだけの力を十分に持っています。
一時的な盛り上がりで国の原発政策を転換できずにすぐに冷めるようならば、
瞬く間に巻き返されるでしょう。セラフィールド、スリーマイル、ウラル核惨事、
チェルノブイリいずれも当事国では原発廃止に至っていません。同じ轍を踏まな
いために長期的な運動を支えるという意味で、たんぽぽ舎のように“場”を提供する
役割の重要性は高いと思います。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1360】-2
2012年2月24日(金) 地震と原発事故情報
転送歓迎
さきほど、発信した【TMM:No1360】2/24地震と原発事故情報の
訂正=日程の間違いがありました。
1.の部分で「ワンコイン上映会」は、
2月8日(木)ではなく、3月8日(木)です。
☆原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
(正) 3月8日(木)19:00より(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
(誤) 2月8日(木)19:00より(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
訂正しておわび致します。
2012年2月24日(金) 地震と原発事故情報
転送歓迎
さきほど、発信した【TMM:No1360】2/24地震と原発事故情報の
訂正=日程の間違いがありました。
1.の部分で「ワンコイン上映会」は、
2月8日(木)ではなく、3月8日(木)です。
☆原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
(正) 3月8日(木)19:00より(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
(誤) 2月8日(木)19:00より(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
訂正しておわび致します。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1360】
2012年2月24日(金) 地震と原発事故情報
転送歓迎
(メルマガ編集部より:ナンバリング方法が変わりました)
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
★1.☆2/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
★2.槌田敦氏が東大を名誉毀損、憲法違反で裁判に訴えた経緯
二酸化炭素温暖化説への疑問・否定説への不当な攻撃に反論
たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
★3.<テント日誌 2/22(水)>
福島の母と子の声を聞いて! 大作戦
― 経産省前テントひろば 165日目 ―
★4.イベントのおさそい
◇樋口健二さいたま講演会 3月4日(日)13時30分から16時30分
さいたま市与野本町コミュニティセンター
★5.新聞・雑誌から
◇原発誘致は間違えていたのかもしれない
福井・美浜の元商工会長、苦悩
(2月21日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
───────────────────────────────────
★1.☆2/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
───────────────────────────────────
日 時:2月8日(木)19:00(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
参加費:500円
今回は『見えない雲』(ドイツ、2006年)
《上映メンバーによる観た感想》
去年の3月11日を思い起こされる内容でした。マスメディアは伝えなかったけ
れど、きっとあの時も同じような状況であったと想像します。各場面に放射能の
事を考えさせられることがちりばめられており、これからをどう生きていくのか
を考えさせられる映画です。事故から一年経ちますが、世界で初めて人口放射能
の被ばくを被った首都・東京でこの映画を観る意味は大きいと思います。
是非お越し下さい。
《あらすじ》
シュリッツに暮らす高校生のハンナは、母と弟ウリーとの幸せな暮らしを送って
いた。同じクラスの優等生エルマーが少し気になっていた。その日、母が出張の
ためハンナがウリーの面倒をみることになった。午前の授業中、ハンナはエルマ
ーから空き教室に呼び出されてキスをされる。その時ABC警報が鳴りだし、生
徒達は帰宅させられた。混乱の中、ハンナはウリーがいる自宅へ戻る。警報は、
母の出かけたシュヴァインフルトの近隣にあるエバースベルト原発での放射能漏
れ事故を知らせるものだった。警察の車が拡声器で家々に指示するのに逆らい、
住民は家に残らず車で逃げ始めた。ハンナはエルマーが車で迎えに来ると言った
約束を信じて家で待っていたが、母から電話が入り、2人でハンブルクの伯母ヘ
ルガの元へ逃げるよう指示される。ハンナはウリーとともに、道路が避難者の車
で渋滞する中を自転車で駅へ向かい、遅れて到着したエルマーと行き違いになっ
てしまう。家に残されたスイッチが入ったままのラジオが、放射能を含んだ雲の
接近を伝えた。
※最新デモ映像あり!
───────────────────────────────────
★2.槌田敦氏が東大を名誉毀損、憲法違反で裁判に訴えた経緯
二酸化炭素温暖化説への疑問・否定説への不当な攻撃に反論
たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
───────────────────────────────────
◯ 東京大学による名誉毀損裁判は、槌田エントロピー理論で有名な物理学者で、
たんぽぽ舎でもしばしば講演をなされている槌田敦氏が、東京大学を名誉毀損、
及び憲法違反で訴えた事件です。
東京大学は、文部科学省科学技術振興調整費を用いて槌田敦さんら12名の二酸
化炭素温暖化懐疑論者(もしくは否定論者)の主張に対する一方的な批判を誹謗
中傷のレベルで載せた『地球温暖化懐疑論批判』(IR3S/TIGS)という書物を作
り、反論の機会を与えずに大量に印刷して東大の大きな販路を利用して無料配布
しました。書物以外にインターネットでも全文印刷可能な形で公開されました。
本書の「はじめに」の部分で、10項目で9つの特徴を挙げて攻撃しています。
そして、その後に「このような議論の多くは、これまでの科学の蓄積を無視して
おり、しばしば独断的な結論に読者を導いている。温暖化のリスクが増大してい
る状況下で、このような議論が社会に広まることを科学者としては看過できない。
・・・」と、あります。12人の懐疑論者は、科学者としての資質に欠けて、社会
正義に反する・・という事を印象付けた内容です。この形態は、明らかに科学論
争ではなく、誹謗中傷、吊るし上げです。
「二酸化炭素地球温暖化仮説」は、まだ『仮説』であるにも関わらず、ほとんど
の科学者の認めた共通認識であり、懐疑論者は『悪』であり、いい加減なことを
言う詐欺師である」と言うような物言いです。
「すでに合意のある二酸化炭素温暖化説を疑うことはけしからん反社会行為であ
る、反論の機会など与える必要は無い。」というスタンスです。これが学問論争
の筈が御座いません。反論の機会を与えず、論争しようという姿勢の片鱗もあり
ません。そしてその決めつけを、東京大学の名のもとに、税金を使って書物の形
にし、無料配布したのです。
◯ それに対して槌田敦氏が、反論を掲載して欲しい旨を要求しても、東京大学
(・・の名の下に集まった人々・・)は無視を決め込みました。そこで槌田敦さ
んはやむなく裁判という手段に出たのです。
二酸化炭素地球温暖化説は、二酸化炭素の増加が地球温暖化の主因であるとい
う「説」です。これは、まだまだ「仮説」の領域です。確固とした証拠もありま
せん。正しいか間違っているかは、科学論議、そして最終的には事実が決着をつ
けるべき事です。一方的に二酸化炭素温暖化懐疑論を「悪」と決めつけ、国立の
東大の名前の冠を付けて発表する手法は学問論争などではなく、姑息な誹謗中傷、
名誉毀損の範疇です。そして、槌田敦さんは、このような事を公共機関である国
立大学が行う事は、学問の自由、表現の自由に対する攻撃であり、憲法違反だと
主張しているのです。
◯ 時代背景としては、二酸化炭素排出権取引の低迷やIPCCの不正事件・・
国策の科学の研究者は、潤沢な研究資金を得られ、多数派となり、それに批判的
な科学者は、研究資金も得られず、研究発表の場からも排除され、身分上も差別
される現実を、槌田敦さんは身をもって体験して来ました。今回はその事を世に
問うた裁判と言えましょう。
国策の科学の典型例が、原発と二酸化炭素地球温暖化説です。この2つの国策
は同根です。「原発稼働時にCO2を出さない原発推進」の為に、二酸化炭素温
暖化仮説が台頭した事は歴史を辿れば明らかです。
───────────────────────────────────
★3.<テント日誌 2/22(水)>
福島の母と子の声を聞いて! 大作戦
― 経産省前テントひろば 165日目 ―
───────────────────────────────────
2月22日(水) 晴れ。もう春を感じさせるように暖かい。
今日は昼過ぎからテント裏側に横幕を張る作業が行われた。
テントは幅5間、奥行き2間の広さでこれが2棟、道路に面し縦に並んでい
る。他に3坪ぐらいの小さなテントが一つやや離れて建っている。経産省内
脱原発テントひろばの敷地はこの三つのテントでいっぱいいっぱいだ。
表側は全国から寄せられた脱原発のメッセージや横幕などで賑やかだが、
裏側つまり経産省側から見ると眼下に白いテントがポツンと見えているだけ
で寂しい感じだ。これでは経産省に脱原発を迫るテントとしては画竜点晴を
欠く。早速椎名さんや何人かで相談、テント会議の賛同を得て、大きな方の
二つのテントにまたがる大横幕を張ることになったのだ。
作業が始まると、経産省側もその様子を内側からビデオ撮影する。一文字
60センチ大で書かれた「福島の母と子の声を聞いて!」の文字はビルから
眺めおろす経産省官僚たちの眼を射るに違いない。
椎名さんが、経産省のビルの中から写真を撮りたいと言った。先日の「愛
のチョコレート」が効用発揮するか、たぶん大丈夫だろう。写真が撮れたら
ブログに載せてもらいたい。
昨日21日のことになるが、夜7時前珍しいデモがテント前を通った。
一口で言えば右系デモだが、反原発のデモと知り、テントのメンバーを含め
手を振って出迎えた。これは自然なことだ。お互いが「共同」に立つことを
実感すれば連帯感が生まれる。右系デモなどと簡単にくくるのは軽率なこと
なのかもしれない。
ひるがえってみれば、左系デモというくくりに、デモに参加することに逡
巡し結果として脱原発の意思を行動に転ずることができない人々がいかにい
ことか、想いを馳せる必要がある。 (T/E)
☆「ひろば─全国・全世界から ~交流・討論・共感~」
(郵便は〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
メールは tentohiroba@gmail.com へお送り下さい)
☆テントひろばに寄せられたハガキとメール――
経産省前テントひろばHPをご覧ください。
http://tentohiroba.tumblr.com/
───────────────────────────────────
★4.イベントのおさそい
───────────────────────────────────
◇樋口健二さいたま講演会
「3.11から1年、絶対に原発を稼働させてはいけない
これだけ危険な現実」
日 時 3月4日(日)13時30分から16時30分
場 所 さいたま市与野本町コミュニティセンター・多目的ホール(大)
(JR埼京線与野本町駅 西口下車 徒歩3分 TEL 048-853-7232)
参加費 500円(高校生以下は無料)
講師には首都圏の放射能汚染の状況を特別ゲストに話していただき、40
年に渡り、原発立地段階から原発の最前線で、被曝労働者や、原発の事故な
どを取材発表してこられた報道写真家の樋口健二氏に、お話をしていただき
ます。市民として、絶対に原発事故を起こさせないために、原発を稼働させ
ない、存続させない、海外に原発を売って稼働させない、ための認識と知識
を深めていければと思い開催いたします。
たくさんのみなさまのご来場をお待ちしています。
共催 内部被ばくを考える市民研究会/連絡先048-255-6106(川根)
(市民ジャーナルサイト)のたる/連絡先090-5548-4296(宮沢)
週刊金曜日 川越・ふじみ野読者会/連絡先090-1702-8944(白田)
週刊金曜日読者会・浦和/連絡先090-3087-4558(江上)
東村山で放射能汚染問題と避難者と福島のことを考える会/連絡先
090-9963-5238(八尾)
協賛/週刊金曜日
───────────────────────────────────
★5.新聞・雑誌から
───────────────────────────────────
◇原発誘致は間違えていたのかもしれない
福井・美浜の元商工会長、苦悩
(2月21日 東京新聞より抜粋)
国内最多14基の原発を抱える福井県で、二十日夜から二十一日未明にか
けて、そのすべてが初めて全面停止した。その一部、関西電力美浜原発のお
膝元、同県美浜町の元商工会長松下正さんは推進の旗振り役を務めてきた。
原発にどっぷり漬かり、将来を描けない古里の現状に「原発は町に必要だっ
たのか」と自問自答している。
(中略)福島事故後、町内の原発三基がすべて止まり、再稼働すら見通せな
い。闘病生活を乗り越えた松下さんはあちこちで「仕事がない」「景気が悪
くなった」などの声を聞く。やっぱり原発しかないと思う反面、それ以外に
選ぶ道がなくなった古里の今が不安になる。
「ひょっとしたら原発誘致は間違えていたのかもしれない」と松下さん。
思いは揺れる。
2012年2月24日(金) 地震と原発事故情報
転送歓迎
(メルマガ編集部より:ナンバリング方法が変わりました)
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
★1.☆2/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
★2.槌田敦氏が東大を名誉毀損、憲法違反で裁判に訴えた経緯
二酸化炭素温暖化説への疑問・否定説への不当な攻撃に反論
たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
★3.<テント日誌 2/22(水)>
福島の母と子の声を聞いて! 大作戦
― 経産省前テントひろば 165日目 ―
★4.イベントのおさそい
◇樋口健二さいたま講演会 3月4日(日)13時30分から16時30分
さいたま市与野本町コミュニティセンター
★5.新聞・雑誌から
◇原発誘致は間違えていたのかもしれない
福井・美浜の元商工会長、苦悩
(2月21日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
───────────────────────────────────
★1.☆2/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
───────────────────────────────────
日 時:2月8日(木)19:00(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
参加費:500円
今回は『見えない雲』(ドイツ、2006年)
《上映メンバーによる観た感想》
去年の3月11日を思い起こされる内容でした。マスメディアは伝えなかったけ
れど、きっとあの時も同じような状況であったと想像します。各場面に放射能の
事を考えさせられることがちりばめられており、これからをどう生きていくのか
を考えさせられる映画です。事故から一年経ちますが、世界で初めて人口放射能
の被ばくを被った首都・東京でこの映画を観る意味は大きいと思います。
是非お越し下さい。
《あらすじ》
シュリッツに暮らす高校生のハンナは、母と弟ウリーとの幸せな暮らしを送って
いた。同じクラスの優等生エルマーが少し気になっていた。その日、母が出張の
ためハンナがウリーの面倒をみることになった。午前の授業中、ハンナはエルマ
ーから空き教室に呼び出されてキスをされる。その時ABC警報が鳴りだし、生
徒達は帰宅させられた。混乱の中、ハンナはウリーがいる自宅へ戻る。警報は、
母の出かけたシュヴァインフルトの近隣にあるエバースベルト原発での放射能漏
れ事故を知らせるものだった。警察の車が拡声器で家々に指示するのに逆らい、
住民は家に残らず車で逃げ始めた。ハンナはエルマーが車で迎えに来ると言った
約束を信じて家で待っていたが、母から電話が入り、2人でハンブルクの伯母ヘ
ルガの元へ逃げるよう指示される。ハンナはウリーとともに、道路が避難者の車
で渋滞する中を自転車で駅へ向かい、遅れて到着したエルマーと行き違いになっ
てしまう。家に残されたスイッチが入ったままのラジオが、放射能を含んだ雲の
接近を伝えた。
※最新デモ映像あり!
───────────────────────────────────
★2.槌田敦氏が東大を名誉毀損、憲法違反で裁判に訴えた経緯
二酸化炭素温暖化説への疑問・否定説への不当な攻撃に反論
たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
───────────────────────────────────
◯ 東京大学による名誉毀損裁判は、槌田エントロピー理論で有名な物理学者で、
たんぽぽ舎でもしばしば講演をなされている槌田敦氏が、東京大学を名誉毀損、
及び憲法違反で訴えた事件です。
東京大学は、文部科学省科学技術振興調整費を用いて槌田敦さんら12名の二酸
化炭素温暖化懐疑論者(もしくは否定論者)の主張に対する一方的な批判を誹謗
中傷のレベルで載せた『地球温暖化懐疑論批判』(IR3S/TIGS)という書物を作
り、反論の機会を与えずに大量に印刷して東大の大きな販路を利用して無料配布
しました。書物以外にインターネットでも全文印刷可能な形で公開されました。
本書の「はじめに」の部分で、10項目で9つの特徴を挙げて攻撃しています。
そして、その後に「このような議論の多くは、これまでの科学の蓄積を無視して
おり、しばしば独断的な結論に読者を導いている。温暖化のリスクが増大してい
る状況下で、このような議論が社会に広まることを科学者としては看過できない。
・・・」と、あります。12人の懐疑論者は、科学者としての資質に欠けて、社会
正義に反する・・という事を印象付けた内容です。この形態は、明らかに科学論
争ではなく、誹謗中傷、吊るし上げです。
「二酸化炭素地球温暖化仮説」は、まだ『仮説』であるにも関わらず、ほとんど
の科学者の認めた共通認識であり、懐疑論者は『悪』であり、いい加減なことを
言う詐欺師である」と言うような物言いです。
「すでに合意のある二酸化炭素温暖化説を疑うことはけしからん反社会行為であ
る、反論の機会など与える必要は無い。」というスタンスです。これが学問論争
の筈が御座いません。反論の機会を与えず、論争しようという姿勢の片鱗もあり
ません。そしてその決めつけを、東京大学の名のもとに、税金を使って書物の形
にし、無料配布したのです。
◯ それに対して槌田敦氏が、反論を掲載して欲しい旨を要求しても、東京大学
(・・の名の下に集まった人々・・)は無視を決め込みました。そこで槌田敦さ
んはやむなく裁判という手段に出たのです。
二酸化炭素地球温暖化説は、二酸化炭素の増加が地球温暖化の主因であるとい
う「説」です。これは、まだまだ「仮説」の領域です。確固とした証拠もありま
せん。正しいか間違っているかは、科学論議、そして最終的には事実が決着をつ
けるべき事です。一方的に二酸化炭素温暖化懐疑論を「悪」と決めつけ、国立の
東大の名前の冠を付けて発表する手法は学問論争などではなく、姑息な誹謗中傷、
名誉毀損の範疇です。そして、槌田敦さんは、このような事を公共機関である国
立大学が行う事は、学問の自由、表現の自由に対する攻撃であり、憲法違反だと
主張しているのです。
◯ 時代背景としては、二酸化炭素排出権取引の低迷やIPCCの不正事件・・
国策の科学の研究者は、潤沢な研究資金を得られ、多数派となり、それに批判的
な科学者は、研究資金も得られず、研究発表の場からも排除され、身分上も差別
される現実を、槌田敦さんは身をもって体験して来ました。今回はその事を世に
問うた裁判と言えましょう。
国策の科学の典型例が、原発と二酸化炭素地球温暖化説です。この2つの国策
は同根です。「原発稼働時にCO2を出さない原発推進」の為に、二酸化炭素温
暖化仮説が台頭した事は歴史を辿れば明らかです。
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★3.<テント日誌 2/22(水)>
福島の母と子の声を聞いて! 大作戦
― 経産省前テントひろば 165日目 ―
───────────────────────────────────
2月22日(水) 晴れ。もう春を感じさせるように暖かい。
今日は昼過ぎからテント裏側に横幕を張る作業が行われた。
テントは幅5間、奥行き2間の広さでこれが2棟、道路に面し縦に並んでい
る。他に3坪ぐらいの小さなテントが一つやや離れて建っている。経産省内
脱原発テントひろばの敷地はこの三つのテントでいっぱいいっぱいだ。
表側は全国から寄せられた脱原発のメッセージや横幕などで賑やかだが、
裏側つまり経産省側から見ると眼下に白いテントがポツンと見えているだけ
で寂しい感じだ。これでは経産省に脱原発を迫るテントとしては画竜点晴を
欠く。早速椎名さんや何人かで相談、テント会議の賛同を得て、大きな方の
二つのテントにまたがる大横幕を張ることになったのだ。
作業が始まると、経産省側もその様子を内側からビデオ撮影する。一文字
60センチ大で書かれた「福島の母と子の声を聞いて!」の文字はビルから
眺めおろす経産省官僚たちの眼を射るに違いない。
椎名さんが、経産省のビルの中から写真を撮りたいと言った。先日の「愛
のチョコレート」が効用発揮するか、たぶん大丈夫だろう。写真が撮れたら
ブログに載せてもらいたい。
昨日21日のことになるが、夜7時前珍しいデモがテント前を通った。
一口で言えば右系デモだが、反原発のデモと知り、テントのメンバーを含め
手を振って出迎えた。これは自然なことだ。お互いが「共同」に立つことを
実感すれば連帯感が生まれる。右系デモなどと簡単にくくるのは軽率なこと
なのかもしれない。
ひるがえってみれば、左系デモというくくりに、デモに参加することに逡
巡し結果として脱原発の意思を行動に転ずることができない人々がいかにい
ことか、想いを馳せる必要がある。 (T/E)
☆「ひろば─全国・全世界から ~交流・討論・共感~」
(郵便は〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
メールは tentohiroba@gmail.com へお送り下さい)
☆テントひろばに寄せられたハガキとメール――
経産省前テントひろばHPをご覧ください。
http://tentohiroba.tumblr.com/
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★4.イベントのおさそい
───────────────────────────────────
◇樋口健二さいたま講演会
「3.11から1年、絶対に原発を稼働させてはいけない
これだけ危険な現実」
日 時 3月4日(日)13時30分から16時30分
場 所 さいたま市与野本町コミュニティセンター・多目的ホール(大)
(JR埼京線与野本町駅 西口下車 徒歩3分 TEL 048-853-7232)
参加費 500円(高校生以下は無料)
講師には首都圏の放射能汚染の状況を特別ゲストに話していただき、40
年に渡り、原発立地段階から原発の最前線で、被曝労働者や、原発の事故な
どを取材発表してこられた報道写真家の樋口健二氏に、お話をしていただき
ます。市民として、絶対に原発事故を起こさせないために、原発を稼働させ
ない、存続させない、海外に原発を売って稼働させない、ための認識と知識
を深めていければと思い開催いたします。
たくさんのみなさまのご来場をお待ちしています。
共催 内部被ばくを考える市民研究会/連絡先048-255-6106(川根)
(市民ジャーナルサイト)のたる/連絡先090-5548-4296(宮沢)
週刊金曜日 川越・ふじみ野読者会/連絡先090-1702-8944(白田)
週刊金曜日読者会・浦和/連絡先090-3087-4558(江上)
東村山で放射能汚染問題と避難者と福島のことを考える会/連絡先
090-9963-5238(八尾)
協賛/週刊金曜日
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★5.新聞・雑誌から
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◇原発誘致は間違えていたのかもしれない
福井・美浜の元商工会長、苦悩
(2月21日 東京新聞より抜粋)
国内最多14基の原発を抱える福井県で、二十日夜から二十一日未明にか
けて、そのすべてが初めて全面停止した。その一部、関西電力美浜原発のお
膝元、同県美浜町の元商工会長松下正さんは推進の旗振り役を務めてきた。
原発にどっぷり漬かり、将来を描けない古里の現状に「原発は町に必要だっ
たのか」と自問自答している。
(中略)福島事故後、町内の原発三基がすべて止まり、再稼働すら見通せな
い。闘病生活を乗り越えた松下さんはあちこちで「仕事がない」「景気が悪
くなった」などの声を聞く。やっぱり原発しかないと思う反面、それ以外に
選ぶ道がなくなった古里の今が不安になる。
「ひょっとしたら原発誘致は間違えていたのかもしれない」と松下さん。
思いは揺れる。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1359】
2012年2月23日(木) 地震と原発事故情報
転送歓迎
(メルマガ編集部より:ナンバリング方法が変わりました)
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.3.11から一年目「10日と11日」を福島で、東京で、
どう活動し盛り上げるか、原発廃止をめざして話し合おう
★2.サクラと環境・原発(第Ⅷ集)
~異常桜見つかる ─ 環境悪化・原発放射能か?
★3.<テント日誌 2/21(火)>
「再稼働を急ぐ動きに注視を」
―― 経産省前テントひろば 164日目 ――
★4.新聞・雑誌から
◇放射能から子どもを守って 被ばくの未来 絵本に
『みえないばくだん』文・たかはしよしこ、絵・かとうはやと
(2月23日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
───────────────────────────────────
★1.3.11から一年目「10日と11日」を福島で、東京で、
どう活動し盛り上げるか 原発廃止をめざして話し合おう
───────────────────────────────────
原発廃止をめざす運動(再稼働反対、外国への原発輸出反対)─とくに
3月10日(土)、11日(日)を福島現地で、東京で、どう活動し盛り上げるかの
討論会を開きます。ふるってご参加ください。
3月10日~11日のバス参加者の皆さんへの説明会もあります。3.11の一年
目を目前にして、どう原発廃止の運動を広げ、高めるかを「バス参加者 +
東京で行動する人」の合同で開き、闘いの方向をより具体化する集会にした
いと思います。バス参加者のみならず、東京圏で3.11を闘う人もどうぞ参加
ください。
日時 3月1日(木)午後7時から9時 (6時30分開場)
会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
対象 ・3月10日・11日に福島へ行く人
・再稼働NO・原発廃止めざして活動する人
内容 Ⅰ部:原発関連映像の上映、椎名千恵子さんのお話
Ⅱ部:3月10日~11日の目標と現地での行動について、
郡山のイベントについて、放射線量とその対策、スタッフ紹介
資料代 500円
主催 福島原発事故緊急会議(福島往復バスの主催者)、たんぽぽ舎
───────────────────────────────────
★2.サクラと環境・原発(第Ⅷ集)
~異常桜見つかる ─ 環境悪化・原発放射能か?
───────────────────────────────────
2003年、浜岡原発ツアーの際に寒椿のおかしな花がみつかり、続いて東海村
でサクラの異常花が見出された。以来毎年サクラの観察を続け、報告集に
まとめてきた。ソメイヨシノを調査対象とすると個体差が小さく、環境の植
物への影響を調べるのによい指標となる。美しい桜の花も気を付けて観察す
ると花びらやがく片の数が異常だったり、花びらがギザギザイだったりねじ
れていたり、びっくりするような異常花の写真が載っている。
正常な花に対する異常花の割合や、異常花の内訳などが表にまとめてある。
放射能の測定が細かく報告されている中で、サクラへの影響を調べる事は
生きる植物への影響について貴重な情報になるであろう。
*****
パンフレット 目次
・サクラ調査8年目の活動と特長・今後 ・・・柳田真
・サクラの開花経過 ・・・ 奥田智子
・各地からの報告 ・・・ 全国各地16人
・2004年~2011年の異常花率の推移 ・・・ 山田昌郎
・サクラ調査要綱(2011年度)
・サクラ調査票(2011年度)
・統計表(1)(2)(3)(4)(5)
・サクラの写真(カラー4ページ)
(1.正常古木 2.サクラの開花経過-1 3.サクラの開花経過-2
4.花弁とがくのさまざまな異常)
*****
たんぽぽ舎パンフNo.85(46ページ)頒価500円、
パンフレットをご希望の方は、メール・FAX・電話にてお申し込み下さい
mail nonukes@tanpoposya.net、TEL 03-3238-9035、FAX 03-3238-0797
───────────────────────────────────
★3.<テント日誌 2/21(火)>
「再稼働を急ぐ動きに注視を」
―― 経産省前テントひろば 164日目 ――
───────────────────────────────────
身を刺すような厳冬はどうやら去ったようだ。これからも寒さのぶりかえ
す日もあるだろうが、それでも確実に温かくなってきている。「火器使用を
口実とする撤去命令は意味をなさなくなるよね」という軽い冗談も飛び交う。
経産省が目の仇にしてビデオ撮影までしていた小さなガスストーブで暖を
取っていても寒かった日々が嘘のようだ。そのうちに「暑くてかなわはな
い」というのが人のこころだろうが、でも寒さ暑さがどれほど大事なことか
に思いもいたる。寒さをしのごうとすることから人間のエネルギー問題はは
じまったのだろうが、自然の恩恵ということを考えてみてもいいのではない
のか。何が豊かさかを含めて…。
再稼働をめぐる権力側の動きが旧ピッチに進められている。斑目原子力安
全委員長はここにきて「ストレステスト」の第一次評価での再稼働に疑問を
呈しているが、政府はこれを再稼働の条件として推し進めようとしている。
これは経産省側の再稼働を急ぐ意向を代表していた海江田経産大臣とそれに
厳しい姿勢で臨んでいた菅首相の対立から妥協として生まれたものと言われ
る。もともと経産省と原子力ムラは福島第一原発の事故当初から、原発再稼
働を戦略として描いていた。これで飛びついたのが「ストレステスト(耐性
テスト)」であるがこれについての疑問は多い。そのもとになったヨーロッ
パでも疑念に付きまとわれる代物である。斑目委員長の発言は遅きに失する
感もするが当然のことである。
「ストレステスト」は電力事業者のテスト報告を原子力安全・保安院が評
価結果を出す。これをさらに原子力安全委員会が審議し評価を下す。この結
果をもとにして内閣と地元の了承で再稼働にいたるとされる。この原子力安
全委員会の評価結果に対する専門家の意見聴取会がこの間の「専門家の意見
聴取会」であり、2月20日(月)で9回目が行われた。そして本日の21日に
は原子力安全委員会の審議もはじまったのである。ストレステスト全体が再
稼働にお墨付きを与える形式的なものでありその審議会も官製的な「やら
せ」の一種であることは何度も指摘してきたが、意見聴取会の委員であった
井野博満・後藤政志氏の証言はそれを示している。
「原子力安全・保安院は、本日、関西電力大飯原発3・4号機の一次評価
を《妥当》とする審査書を原子力安全委員会に提出しました。私たちはこの
ような稚拙なやり方をとうてい認められません」というのが両人の見解であ
る。ここで稚拙とあるのは2月8日の傍聴人を締め出して審議した聴取会の
ことだが、そこでは技術的課題が残されていることが明確になったのに、保
安院側はその審議をだまし討ちのように勝手に打ち切り、妥当の評価を出し
たことをさす。両氏にはまだ審議が続くように思わせておいて勝手に事を運
んだのである。これは多くの報道としてもなされているが疑念を残した強引
ともいえる処理に走ったである。両氏は残された技術的課題として様々の問
題を指摘している。例えば津波の想定は11・4メートルで福島事故の14
メートルより低い、制御棒の挿入を検討の対象から外している、基礎ボルト
など機器の強度について安全率を削って評価している等がある。これらは一
部であるが、審議を尽くすという基本的なことさえも行われていないのであ る。
この証言の中で両氏は第二次テストが11年の末まで関西電力から出され
るはずであったがそれは未だに提出されていないとも述べている。何故、そ
んなに急そぐのかという疑問が出されるだろうが、その一つに原子力安全委
員会は原子力規制庁に替わることが指摘されている。この組織替えの有効性
については疑念があるにしても、それだけ再稼働の条件付けの時期は遅る。
そのために駆け込み的にテスト評価をめざしていると憶測されている。非
常に不透明な日本の政治であるからこうしたことは十二分に考えられるので
ある。本日の審議会は外部委員の質問に対して安全・保安院のメンバーが答
えるというものであったが傍聴した人は消化不良になったという感想を述べ
ていた。
夕方には右からの脱原発を唱えるデモがテント前広場を通った。小ぶりの
でもであったけれど脱原発の行動には賛成でありテントの激励は歓迎すべき
ことだった。イデオロギー的な評価ではなく、行為を基準にして評価すると
いうところを出発におけばいい。脱原発の立場にある人と大同につくという
形でやる運動を我々は主張してきた。このことをやっていく一つの方法はイ
デオロギーではなく行為《行動》での評価を基準にしていくことにある。
テントではフランク夫妻が用意してきてくれた料理とワインで盛り上がっ
た。料理の名前は忘れたがとてもおいしかった。日本の祭りでは神との共
《共撰》や直会《なおらい》が重要事であった。テントの保持が祝祭的な楽
しさにあることであれば食べ飲み語りあう場は重要である。持続戦の様相に
入りつつある今はこうした場の存在が大事になる。 (M/O)
───────────────────────────────────
★4.新聞・雑誌から
───────────────────────────────────
◇放射能から子どもを守って 被ばくの未来 絵本に
『みえないばくだん』 文・たかはしよしこ 絵・かとうはやと
(2月23日 東京新聞より抜粋)
福島第一原発事故による放射能汚染の恐ろしさを描いた絵本「みえないば
くだん」(小学館)を、東京都の主婦たかはしよしこさんが出版した。将来
の子どもの健康被害を心配し、「未来を明るくするため、いま何ができるの
か。被ばくの影響を考えてもらうきっかけになれば」と訴える。(中略)
地震と津波がスイッチだった。爆発して降り注いだ「みえないばくだん」
とは放射能のこと。えらい人は「だいじょうぶ」と嘘をつき、疎開もさせて
くれない。放射能汚染は長く続き、被ばくで病気が続発。孫の世代にまで被
害が表れ女児は祖父母に涙を流す・・・。(中略)
「子どもたちの笑顔を守るためにも、絵本のような健康障害の未来が来て
はいけないんです」。たかはしさんの切なる願いだ。税込1,365円
2012年2月23日(木) 地震と原発事故情報
転送歓迎
(メルマガ編集部より:ナンバリング方法が変わりました)
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
★1.3.11から一年目「10日と11日」を福島で、東京で、
どう活動し盛り上げるか、原発廃止をめざして話し合おう
★2.サクラと環境・原発(第Ⅷ集)
~異常桜見つかる ─ 環境悪化・原発放射能か?
★3.<テント日誌 2/21(火)>
「再稼働を急ぐ動きに注視を」
―― 経産省前テントひろば 164日目 ――
★4.新聞・雑誌から
◇放射能から子どもを守って 被ばくの未来 絵本に
『みえないばくだん』文・たかはしよしこ、絵・かとうはやと
(2月23日 東京新聞より抜粋)
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★1.3.11から一年目「10日と11日」を福島で、東京で、
どう活動し盛り上げるか 原発廃止をめざして話し合おう
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原発廃止をめざす運動(再稼働反対、外国への原発輸出反対)─とくに
3月10日(土)、11日(日)を福島現地で、東京で、どう活動し盛り上げるかの
討論会を開きます。ふるってご参加ください。
3月10日~11日のバス参加者の皆さんへの説明会もあります。3.11の一年
目を目前にして、どう原発廃止の運動を広げ、高めるかを「バス参加者 +
東京で行動する人」の合同で開き、闘いの方向をより具体化する集会にした
いと思います。バス参加者のみならず、東京圏で3.11を闘う人もどうぞ参加
ください。
日時 3月1日(木)午後7時から9時 (6時30分開場)
会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
対象 ・3月10日・11日に福島へ行く人
・再稼働NO・原発廃止めざして活動する人
内容 Ⅰ部:原発関連映像の上映、椎名千恵子さんのお話
Ⅱ部:3月10日~11日の目標と現地での行動について、
郡山のイベントについて、放射線量とその対策、スタッフ紹介
資料代 500円
主催 福島原発事故緊急会議(福島往復バスの主催者)、たんぽぽ舎
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★2.サクラと環境・原発(第Ⅷ集)
~異常桜見つかる ─ 環境悪化・原発放射能か?
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2003年、浜岡原発ツアーの際に寒椿のおかしな花がみつかり、続いて東海村
でサクラの異常花が見出された。以来毎年サクラの観察を続け、報告集に
まとめてきた。ソメイヨシノを調査対象とすると個体差が小さく、環境の植
物への影響を調べるのによい指標となる。美しい桜の花も気を付けて観察す
ると花びらやがく片の数が異常だったり、花びらがギザギザイだったりねじ
れていたり、びっくりするような異常花の写真が載っている。
正常な花に対する異常花の割合や、異常花の内訳などが表にまとめてある。
放射能の測定が細かく報告されている中で、サクラへの影響を調べる事は
生きる植物への影響について貴重な情報になるであろう。
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パンフレット 目次
・サクラ調査8年目の活動と特長・今後 ・・・柳田真
・サクラの開花経過 ・・・ 奥田智子
・各地からの報告 ・・・ 全国各地16人
・2004年~2011年の異常花率の推移 ・・・ 山田昌郎
・サクラ調査要綱(2011年度)
・サクラ調査票(2011年度)
・統計表(1)(2)(3)(4)(5)
・サクラの写真(カラー4ページ)
(1.正常古木 2.サクラの開花経過-1 3.サクラの開花経過-2
4.花弁とがくのさまざまな異常)
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たんぽぽ舎パンフNo.85(46ページ)頒価500円、
パンフレットをご希望の方は、メール・FAX・電話にてお申し込み下さい
mail nonukes@tanpoposya.net、TEL 03-3238-9035、FAX 03-3238-0797
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★3.<テント日誌 2/21(火)>
「再稼働を急ぐ動きに注視を」
―― 経産省前テントひろば 164日目 ――
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身を刺すような厳冬はどうやら去ったようだ。これからも寒さのぶりかえ
す日もあるだろうが、それでも確実に温かくなってきている。「火器使用を
口実とする撤去命令は意味をなさなくなるよね」という軽い冗談も飛び交う。
経産省が目の仇にしてビデオ撮影までしていた小さなガスストーブで暖を
取っていても寒かった日々が嘘のようだ。そのうちに「暑くてかなわはな
い」というのが人のこころだろうが、でも寒さ暑さがどれほど大事なことか
に思いもいたる。寒さをしのごうとすることから人間のエネルギー問題はは
じまったのだろうが、自然の恩恵ということを考えてみてもいいのではない
のか。何が豊かさかを含めて…。
再稼働をめぐる権力側の動きが旧ピッチに進められている。斑目原子力安
全委員長はここにきて「ストレステスト」の第一次評価での再稼働に疑問を
呈しているが、政府はこれを再稼働の条件として推し進めようとしている。
これは経産省側の再稼働を急ぐ意向を代表していた海江田経産大臣とそれに
厳しい姿勢で臨んでいた菅首相の対立から妥協として生まれたものと言われ
る。もともと経産省と原子力ムラは福島第一原発の事故当初から、原発再稼
働を戦略として描いていた。これで飛びついたのが「ストレステスト(耐性
テスト)」であるがこれについての疑問は多い。そのもとになったヨーロッ
パでも疑念に付きまとわれる代物である。斑目委員長の発言は遅きに失する
感もするが当然のことである。
「ストレステスト」は電力事業者のテスト報告を原子力安全・保安院が評
価結果を出す。これをさらに原子力安全委員会が審議し評価を下す。この結
果をもとにして内閣と地元の了承で再稼働にいたるとされる。この原子力安
全委員会の評価結果に対する専門家の意見聴取会がこの間の「専門家の意見
聴取会」であり、2月20日(月)で9回目が行われた。そして本日の21日に
は原子力安全委員会の審議もはじまったのである。ストレステスト全体が再
稼働にお墨付きを与える形式的なものでありその審議会も官製的な「やら
せ」の一種であることは何度も指摘してきたが、意見聴取会の委員であった
井野博満・後藤政志氏の証言はそれを示している。
「原子力安全・保安院は、本日、関西電力大飯原発3・4号機の一次評価
を《妥当》とする審査書を原子力安全委員会に提出しました。私たちはこの
ような稚拙なやり方をとうてい認められません」というのが両人の見解であ
る。ここで稚拙とあるのは2月8日の傍聴人を締め出して審議した聴取会の
ことだが、そこでは技術的課題が残されていることが明確になったのに、保
安院側はその審議をだまし討ちのように勝手に打ち切り、妥当の評価を出し
たことをさす。両氏にはまだ審議が続くように思わせておいて勝手に事を運
んだのである。これは多くの報道としてもなされているが疑念を残した強引
ともいえる処理に走ったである。両氏は残された技術的課題として様々の問
題を指摘している。例えば津波の想定は11・4メートルで福島事故の14
メートルより低い、制御棒の挿入を検討の対象から外している、基礎ボルト
など機器の強度について安全率を削って評価している等がある。これらは一
部であるが、審議を尽くすという基本的なことさえも行われていないのであ る。
この証言の中で両氏は第二次テストが11年の末まで関西電力から出され
るはずであったがそれは未だに提出されていないとも述べている。何故、そ
んなに急そぐのかという疑問が出されるだろうが、その一つに原子力安全委
員会は原子力規制庁に替わることが指摘されている。この組織替えの有効性
については疑念があるにしても、それだけ再稼働の条件付けの時期は遅る。
そのために駆け込み的にテスト評価をめざしていると憶測されている。非
常に不透明な日本の政治であるからこうしたことは十二分に考えられるので
ある。本日の審議会は外部委員の質問に対して安全・保安院のメンバーが答
えるというものであったが傍聴した人は消化不良になったという感想を述べ
ていた。
夕方には右からの脱原発を唱えるデモがテント前広場を通った。小ぶりの
でもであったけれど脱原発の行動には賛成でありテントの激励は歓迎すべき
ことだった。イデオロギー的な評価ではなく、行為を基準にして評価すると
いうところを出発におけばいい。脱原発の立場にある人と大同につくという
形でやる運動を我々は主張してきた。このことをやっていく一つの方法はイ
デオロギーではなく行為《行動》での評価を基準にしていくことにある。
テントではフランク夫妻が用意してきてくれた料理とワインで盛り上がっ
た。料理の名前は忘れたがとてもおいしかった。日本の祭りでは神との共
《共撰》や直会《なおらい》が重要事であった。テントの保持が祝祭的な楽
しさにあることであれば食べ飲み語りあう場は重要である。持続戦の様相に
入りつつある今はこうした場の存在が大事になる。 (M/O)
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★4.新聞・雑誌から
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◇放射能から子どもを守って 被ばくの未来 絵本に
『みえないばくだん』 文・たかはしよしこ 絵・かとうはやと
(2月23日 東京新聞より抜粋)
福島第一原発事故による放射能汚染の恐ろしさを描いた絵本「みえないば
くだん」(小学館)を、東京都の主婦たかはしよしこさんが出版した。将来
の子どもの健康被害を心配し、「未来を明るくするため、いま何ができるの
か。被ばくの影響を考えてもらうきっかけになれば」と訴える。(中略)
地震と津波がスイッチだった。爆発して降り注いだ「みえないばくだん」
とは放射能のこと。えらい人は「だいじょうぶ」と嘘をつき、疎開もさせて
くれない。放射能汚染は長く続き、被ばくで病気が続発。孫の世代にまで被
害が表れ女児は祖父母に涙を流す・・・。(中略)
「子どもたちの笑顔を守るためにも、絵本のような健康障害の未来が来て
はいけないんです」。たかはしさんの切なる願いだ。税込1,365円