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たんぽぽ舎です。【TMM:No1394】
2012年3月22日(木) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
                          重複ご容赦願います
 
 ★1.なぜ「ハガキを出そう」を始めたかーその動機と目的
  署名はしたが集会やデモに参加しにくい人びとも参加できる運動として。
  ハガキは直接相手に届く。
  大飯原発・伊方原発再稼働阻止のハガキ1万人運動の成功をめざして
 ★2.裁判は原発稼働を止めることができるか?
  スペースたんぽぽ学習会 3月27日福武公子さんの講演会
  各地の原発差し止め裁判勝利のためにもんじゅ裁判を学ぼう!
  “裁判所は専門訴訟をどう扱ってきたか?~原発裁判と医療裁判を巡って”
 ★3.<テント日誌3/19(月)――経産省前テントひろば190日目>
    経産省前抗議行動  再稼動を許さない!の声高く
    青森と宮崎から―人々が出会うテントひろば
 ★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
 ★5.読者からの投稿
 
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★1.なぜ「ハガキを出そう」を始めたかーその動機と目的
 署名はしたが集会やデモに参加しにくい人びとも参加できる運動として。
 ハガキは直接相手に届く。
 大飯原発・伊方原発再稼働阻止のハガキ1万人運動の成功をめざして
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                2012年3月21日  横田朔子
 私は38年間労働現場で働きながら労働組合運動を重視して様々な課題に取り
組んできました。リタイア後は、生活の場である地域で憲法を暮らしの中に活か
す運動のすそ野を広げていきたいと考え、草の根運動を心がけてきました。原発
の問題は頭で理解していても、反原発運動を主体的に実践する事は全くできてい
ませんでした。
 3.11の大震災・原発震災はそうした私の根本姿勢を問い直すキッカケにな
った事は言うまでもありません。脱原発1000万人署名は、“原発はいらない
”という市民・労働者の圧倒的な世論形成にむけて、居住マンションや近隣地域
住民、商店、友人・知人、サークルや生活クラブの仲間、親戚関係、高校の同級
生等々に積極的に働きかけてきました。テレビや新聞報道で、放射能汚染に苦し
む被災地の人びとの過酷な実情が明らかになるにつれて、運動家ではない人びと
が日常会話で原発の事をタブー視する事なく話題にし始め、“原発はない方がよ
い”と考えている人がたくさんいる事に気づき、私自身随分励みになりました。
 しかし一方で、署名はしても脱原発の集会やデモに参加できる人は限られてい
て、なかなか行動に参加できにくい人びとの存在がずっと気になっていました。
そうした人びとが署名にとどまらずもう一歩進んで行動~特に緊急課題である再
稼働を阻止するための行動~に参加できる運動はつくれないものか。それこそ反
原発運動のすそ野を広げる草の根運動につながっていくのではないだろうか。そ
う考えてたんぽぽ舎の合宿で皆に提起し討論しました。過去の反原発運動におい
てハガキ運動が取り組まれた経緯に詳しい柳田さんから、「署名はしたが集会や
デモに参加できにくい人びとも参加できる運動」として、原発立地地区の周辺3
0km圏内の自治体に再稼働反対のハガキを送る運動に取り組もうという具体的
な提案がなされ、了承されました。
 早速サークルの友人たちに呼びかけたところ大賛成で、全員がハガキセットを
購入し身近な人びとに働きかけていこう!大飯と伊方原発の再稼働問題に関する
メディア報道が増えてきた事も追い風にしていこう!と。
このハガキ運動は筋金入りの運動家でなくても、再稼働を阻止したい!自分たち
でも広げていける!という手応えを感じていることが伝わってきました。
 課題は、手紙を書くという習慣がないネット世代の若者たちが積極的にハガキ
運動に参加できるような働きかけが重要だと思います。あるいは若者はハガキよ
りメールやツイッタ―で再稼働をさせない動きをつくり出すことが性にあってい
るかもしれません。若い方々からもぜひたんぽぽ舎に意見を寄せていただきたい
と思います。
≪ハガキの申し込み方法≫
◎問い合わせ先(主催)
 ○たんぽぽ舎 (ハガキ担当)
  TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
  Eメール  nonukes@tanpoposya.net
 ○反原発自治体議員市民連盟
  TEL&FAX 03-5211-7199
  Eメール  nomorenukes8@gmail.com
 ◎郵便振替番号  00180-1-403856 <たんぽぽ舎>
 ◎通信欄に『ハガキ代金』と記入して下さい
 
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★2.裁判は原発稼働を止めることができるか?
 スペースたんぽぽ学習会 3月27日福武公子さんの講演会
 各地の原発差し止め裁判勝利のためにもんじゅ裁判を学ぼう!
 “裁判所は専門訴訟をどう扱ってきたか?~原発裁判と医療裁判を巡って”
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                  冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
 
 福島原発災害後各地で原発差し止め訴訟が続々と提訴されています。浜岡、大
間に続き福井、玄海、泊、また3月15日には大飯原発3・4号機再稼働差し止め裁
判も起こされました。こうした裁判は原発稼働を止めることができるのでしょう
か。今まではできませんでした。裁判所には行政追随・現状維持体質があるから
です。原発や医療のような「専門訴訟」は専門家(つまり経産省原子力安全・保
安院のような組織)の主張を重視するとして、三権分立の裁判所の役割を果たし
ていないのが現状です。それをどう変えていくか。もっと市民が裁判に関心を持
ち難しい訴訟について学習する必要があると思います。
 
 福武公子さんは理系大学院を中退してから10年後の1983年に弁護士になりまし
た。まもなく1985年から2005年まで続く「高速増殖炉もんじゅ」の設置許可処分
無効確認と建設差止の訴訟に携わりました。もう一人の担当弁護士海渡雄一さん
もまだ30歳の若さで新米弁護士でした。まだこの種の裁判は始まったばかりでし
た。それが20年続きその長い間には、原告が適格か(周辺住民が原発設置無効を
訴える提起ができるか)を8年間も争いました。2005年に最高裁で原告敗訴が確
定しましたが、2003年には「設置許可無効」の原告勝利判決が名古屋高裁で出さ
れました。
 その後福武さんは医療事故や医療過誤の被害者の相談に応じて、事故再発防止
と被害者救済のために奮闘してきました。
 
 ぜひ福武さんのお話を聞いて下さい。
 
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★3.<テント日誌 3/19(月)――経産省前テントひろば191日目>
    経産省前抗議行動  再稼動を許さない!の声高く
    青森と宮崎から―人々が出会うテントひろば
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 3月19日(月) 昨日の雨模様はすっかり晴れ上がる。太陽の角度が高く
なったのか、日中テント前に日の射す範囲が広くなってきた。
 
 今日の原子力安全委員会はテントからも6人ほど傍聴に行ったが、5分で終
わったとか。尚報道関係者には、安全委の4月以降の存続、班目の続投が表明
されたらしい。
 夕刻からは保安院で伊方3号機のストレステストに関する意見聴取会が開催
される。どんなに問題点が指摘されても保安院は妥当との審査書を出すようだ。
 5時半から経産省正門前での、再稼動を許さない!という抗議行動が行われ
る。正門前に並ぶ人の数は時間と共に増えていく。キャンドルが夕闇に怒りの灯
を映し出す。6時半に70名を超えたところで、次の予定で移動するが、そのあ
と、たまたま「右からの脱原発デモ」が通りかかり、その人達も暫く合流して1
20~130名にも達したらしい。
 
 夜、3・11アクション実行委員会の会議に参加する。3・11ふくしま―東
京を両輪とする行動の大成功を踏まえて、今後の闘いも議論となる。さしあた
り、3・25福井現地集会への参加、3・26東電前行動、4・11日比谷集会
→関電・経産省→国会請願願のデモが確認・決定される。
 テントに戻ると、いわき市在住の女性が来訪していて、いわき市の人達と双葉
郡から避難してきている人達との間の関係の問題点などにも話が及ぶ。東電によ
る分断策の匂い。
 
 翌朝、今日は祝日。いつもは起きてすぐ仕事に出て行くメンバー達も、今日は
まだテントにいて、ちょっと違った雰囲気が感じられる。すると、宮崎と青森か
ら来訪者があり、首都圏・いわき・宮崎・青森のお互い初対面の者が一堂に会し
て、いかにもテントひろば、といった趣き。これがテントひろばなのだ!
 宮崎の方は長年九電で働いておられて、労働運動では全九電(旧電産系の少数
派組合)~九電労内での反対派として闘ってこられ、そして20年間反原発の活
動をされているそうである。やはり、3・11以降職場の雰囲気は変わりつつあ
るそうだ。電力総連申し入れ行動について話すと、そういう追及は常にしていく
べき事だと仰っていた。
 
 椎名さんから連絡があって、3・23,24と、テントひろばでワークショッ
プ;かんしょ踊りをすることになったとのことである。23日(金)は午後2時
から、24日(土)は午後3時からである。3・10の文化と交流の集いを思い
返しながら、多くの人々の参加を!
 
★3/23~26のテントひろば4日間連続行動
  23日(金)午後2時~   ワークショップ;かんしょ踊り
        午後6時~7時 経産省前行動 (当日は、その前段で緊急
                会議による関電支社への抗議申し入れ行動)
  24日(土)午後3時~   ワークショップ;かんしょ踊り
        午後4時~5時 経産省前行動 (当日はその前段で1000
                万人署名集約集会;日比谷野音テントビラ配
                布活動・・・→デモ)
  25日(日)午後4時~5時 経産省前行動・福井の現地集会に呼応
  26日(月)午後6時~7時 経産省前行動 (当日はその後、柏崎刈羽6
                号機停止=東電管内全原発停止での東電前行
                動に合流(午後7時)
 
★『ひろばー全国・全世界から ~思い・交流・討論・共感~』
   (郵便は〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1
    経産省前テントひろば
    メールは tentohiroba@gmail.com へお送り下さい
 
◎テントひろばには、たまにしか参加できませんが、いつも応援しています。
 寒い中、また雨の降る中、皆様、本当にありがとうございます。
 本日(19日)の東京新聞25面「デスクメモ」に、しびれる記事が掲載されて
いますので転用させていただきます。 (G・Y)
 
  @@@
 経済産業省の隅に脱原発テント村がある。ここには高齢者が少なくない。
 時折、血気盛んな街宣車の若者が「出ていけ」と騒ぎに来る。
 若いテント住人はムキになるが、老人はそれを制して「フフ」とほほえむ。
 その不敵さにしびれる。乾いた格好良さ。……そんな年寄りに私もなりたい。
 
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★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇広瀬隆講演会 -今すぐ原発を止める道-
 「福島原発事故の真相 放射能汚染の恐怖
 ~伊方・島根原発を完全廃炉に!!~」
 福島原発事故の真実とは?
 
 今すぐ原発に代わるエネルギーはある だが、地震は止められない
 活断層におびえる伊方・島根原発 …私たちの選ぶべき道は?
 
日時:3月24日(土) 14:00~17:00(13:30開場)
会場:中国新聞ホール(広島市中区土橋(どばし)町7-1中国新聞ビル7階
   広電「土橋」電停下車徒歩5分)
入場料:500円(高校生以下無料)
主催:上関原発止めよう!広島ネットワーク
賛同団体:世界の命=広島の心を歌おうよの会
連絡先:広島市佐伯区海老園2-17-9 電話082-922-4850(木原)
 
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★5.読者からの投稿
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◇「ふくしまを返せ 3月11日・静かに抗議するデモ」報告
 歩道を歩く人々は声を出さぬデモ隊に軽く当惑し、次にプラカードの
 文字を凝視した。
 同デモ実行有志 植松青児
 
 3月11日の午後、「ふくしまを返せ」というテーマと「静かに抗議する」とい
う形態の2つを特徴とする小さなデモを、渋谷~青山~原宿~渋谷のコースで行
いました。メガホンも楽器も使わない、自ら不自由な設定を採り入れたデモに、
いったい何人が集まるだろうと不安でしたが、30人弱の方が参加されました。
 
 先ほど「不自由な」形態と述べましたが、歩いている姿とプラカードだけでも
根源的なメッセージは届けられるという確信はありました。参考にしたのは、60
年代アメリカ黒人公民権運動の担い手たちが、黙ってプラカードを掲げて歩くデ
モの映像です。それも、大勢ではなく数人だけのデモです。そのプラカードには
「I AM A MAN」(私も人間だ)という文字がありました。
 
 今回、主催では「ふくしまを返せ」という5mの大型横断幕と、「なぜ東電の原
発が、東京湾ではなく福島に?」「なぜ1年も経つのに、被害者への賠償が進ま
ない?」「なぜ、原発被害者支援法が制定されない?」といったプラカードを用
意しました。
 これらの言葉の多くは「なぜ」で始まる問いかけですが、実は、私が(この1
年間に)福島の人々から直に聴いた言葉ばかりです。
 
 このデモが意図したのは、福島の人々が発した問いかけを私たちデモ参加者が
「媒介」となって、この東京の街路に「置く」こと、敢えてデモ参加者が無言と
なることで、何処かに(福島に、さまざまな避難先に)居られる被害者の「声」
を想像してもらう、ということでした。
 
 その意図は、かなりのところまで成功したと思います。
 歩道を歩く人々は声を出さぬデモ隊に軽く当惑し、次にプラカードの文字を凝
視し、短い時間ですが、真剣にその問いかけと向かい合ってくれたと感じていま
す。
 
 また、私たち自身も「抗議」の対象という側面もあること、そのことを「記
憶」するデモという意図もありましたが、この点については別の機会に述べたい
と思います。
 ご協力いただいた皆さまにこの場を借りて感謝申し上げます。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1394】
2012年3月21日(水) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
★1.東電電気料金、40%増の企業も
   安い夜間電力利用企業に40%の値上げ通告
   不当で不誠実な東電にやり方に怒りが広がる
★2.「拙速な再稼働反対」意見書可決 越前市会、大飯原発3、4号で
   原発再稼働で越前市会が反対意見書 大飯原発3、4号で県内市会初
                   (3月20日 福井新聞より抜粋)
★3.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇上映会「世界は恐怖する~死の灰の正体」3月25日(日)午後2時、永山
 ◇みんなで観ようワンコイン上映会、3月22日(木)19時~、スペースたんぽぽ
 ◇「フクシマを繰り返すな!九州発─この国から原発をなくそう!」
  3月23日(金)午後6時~、たんぽぽ舎会議室
★4.新聞・雑誌から
 ◇東電、変わらぬ隠ぺい体質、「電気料金値上げ 断れる」周知せず
                    (3月20日 東京新聞より抜粋)
 
 
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★1.東電電気料金、40%増の企業も
    安い夜間電力利用企業に40%の値上げ通告
    不当で不誠実な東電にやり方に怒りが広がる
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 ある企業は、昼間は15円19銭、夜間は9円20銭。これに同額の値上げ
を東電が通告したので、昼は10数%の値上げだが、夜は40%もの値上げに
なる。河野太郎衆議院議員(自民)は「これは東電のダマシ行為だ。公益企業
のやることではない」と厳しく批判。    (3月21日朝のTBS放送より)
 
 もともと夜間電力は、原発の電気が余るため(原発は出力調整が簡単にはで
きない構造)、東電の都合で夜間電力を使用してもらうメリットがあって安く
しているわけで、それを40%も料金UPされれば、その企業と従業員は大ダ
メージを受ける。
 東電の電気料金値上げに反対しよう。東電の狙いは、企業よりも7月予定の
一般家庭の電気料金値上げにあるとみられている(東電の収益の多くは、企業
よりも一般家庭の電気料金に負っている)。
 電気料金の値上げ反対運動が重要だ。再稼働反対と共に。   (柳田真)
 
 
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★2.「拙速な再稼働反対」意見書可決 越前市会、大飯原発3、4号で
   原発再稼働で越前市会が反対意見書 大飯原発3、4号で県内市会初
                   (3月20日福井新聞より抜粋)
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 福井県の越前市会は19日、関西電力大飯原発3、4号機の拙速な再稼働に
反対する意見書を全会一致で可決した。同市議会事務局によると、今回の原発
再稼働に関して否定的な意見書を可決するのは県内市町会で初めて。
 意見書は「東京電力福島第1原発事故の真相究明が終わらなければ、新たな
原発事故を防ぐための改善策や解決策が見いだせない」とした上で「事故以前
と同じ基準で原発の安全性を確認し、再稼働を判断することは到底、国民は納
得しない」などと指摘。
 政府に対し、事故原因の徹底的な解明や原発周辺の地震の可能性について科
学的な根拠に基づく調査などを行い、停止中の原発の運転再開を拙速に進めな
いよう求めている。
 嵐等議長は報道陣に対し「原発の安全レベルをもっと高くしなければならな
い。意見書は近く県にも提出したい」と話した。
 意見書可決を受けて奈良俊幸市長は「県は慎重に原発の安全性の確認に努め
ており、市会の意見書の趣旨に沿う形で対応していると認識している。市とし
ても引き続き、原発の安全対策の推進を国などに求めていく」とコメントした。
 
 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働をめぐり、福井県越前市会は15日の
議会運営委員会で、拙速な再稼働に反対する意見書を19日の本会議最終日に
提案することを決めた。民主党系や保守系の各会派が賛同しており、可決する
見通し。
 同市議会事務局によると、今回の原発再稼働に関して否定的な意見書を可決
するのは県内市会で初めてという。
 意見書案では▽東京電力福島第1原発事故の原因について中立的、客観的な
立場から徹底的な解明を行う▽原発事故を防げなかった責任の所在を明らかに
する▽「脱原発」社会への転換を容易にするため、原発立地自治体などへの財
政支援を図る▽再生可能エネルギーの開発や利用拡大を最大限に加速させる▽
原発周辺の地震の可能性について徹底的な調査を行う―の5点を求めている。
 嵐等議長は「全議員が拙速な再稼働には不安を抱いている。国は徹底的に原
発の安全確保に努めるべきだ」と話している。
 大飯3、4号の再稼働をめぐっては、おおい町会は、国から原発事故の知見
を反映した暫定的な安全基準が提示された場合には、県は速やかに再稼働を判
断するよう求めている。原発が立地する敦賀、美浜、高浜の3市町会とともに
西川知事に要望書を提出する方針。
 越前市会は昨年6月、エネルギー政策の抜本的な見直しなどを政府に求める
「脱原発」の意見書を全会一致で可決している。
 
 
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★3.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇上映会「世界は恐怖する~死の灰の正体」のお知らせ
 (82分、1957年、亀井文夫監督)
 3月25日(今度の日曜)ベルブ永山(多摩市永山公民館)3F講座室
 京王・小田急永山駅徒歩2分、京王桜ヶ丘駅と小田急鶴川駅を結ぶバスも止まります。
 
  死の灰(放射性物質)降灰後の稲の汚染、土壌から作物への放射能移行
 割合、牛乳の汚染、平均的家庭の食事の汚染の程度、放射線照射動物実験、
 先天性障害の頻度―こうした実測や研究は50年前既に行われていた!福島
 原発爆発後の今を知り、未来への道を決めるのに必見の映画!
 
 講師 第五福竜丸平和協会主任学芸員 安田和也氏
  午後2:00~事前説明、
  午後2:20~ 1回目 
  午後4:00~解説、
  午後5:00~2回目、
 主催 放射性物質からいのちを守る多摩市民の会、500円
 問合せ 090-5191-3832
 なお4/15(日)18:30頃(予定)~ベルブホールで
 (1)明石昇二郎さん(広瀬隆さんと東電幹部等告発。『原発崩壊』著者
 (2)長谷川健一さん(飯舘村元酪農家)
 (3)小森陽一さん
  のお三方のお話会も予定 参加費 500円(予定)
 
 
◇みんなで観ようワンコイン上映会☆
 
 3月22日(木)19:00(18:00開場)~21:00
 (☆18:00から特典映像あり!)
 会場:スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
 
 ◎第五福竜丸(115分)
  昭和29年に起きたビキニ環礁水爆実験、その実験で第五福竜丸船員を
  始め、他の多数の漁船、マーシャル諸島の人々を被ばくさせました。
  この映画は、当時の様子を生き生きと描き、船員たちがいかにして、
  事件に巻き込まれていったかがよく分かります。
 ◎福島のうそ(ネットで話題のドイツテレビ局政策の映像です)28分
 ◎3・11デモダイジェスト(5分)
 参加費 500円
 お気軽にお越し下さい!!
 主催:スペースたんぽぽ(TEL 03-3238-9035  Eメール nonukes@tanpoposya.net)
 
 
◇原発を廃炉に!九州原発差止め訴訟
 
「フクシマを繰り返すな!九州発─この国から原発をなくそう!」
 講師 原発をなくそう!九州玄海訴訟弁護団 稲村蓉子弁護士
 
 日時 3月23日(金)午後6時~午後8時
 場所 たんぽぽ舎 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
       http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=336
 
  1月31日に1704名の原告が佐賀県東松原郡玄海町にある玄海原発の
 差止めを求めて佐賀地方裁判所に提訴しました。続いて、3月末には、鹿児
 島県薩摩川内市久見崎町にある川内原発の差止めを求めて提訴が行われます。
 福島原発事故の以前から、全国各地で原発差し止め訴訟が繰り返されてきま
 した。九州原発差止め訴訟は、これまでの原発訴訟をどこが違うのでしょう
 か。
  原告数を1万人、1万5000人、2万人と増やし、さらに全国の原発に
 おいても原発をなくす運動と一体となった訴訟を起こしていってほしいとの
 思いをこめて「九州発」と提唱しています。
 
 お問合せ 杉山 隆保 Email:nora@cityfujisawa.ne.jp
    http://heikenkon.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/323-c182.html
 
 
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★4.新聞・雑誌から
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◇東電、変わらぬ隠ぺい体質、「電気料金値上げ 断れる」周知せず
 埼玉県川口商工会議所は値上げ分の不払い運動を開始した
                   (3月20日 東京新聞より抜粋)
 
 来月一日からの値上げを“断れる”ことが分かった東京電力の企業向け電気
料金。東電は「お願い」名目で、契約者が持つ「断るという選択」を隠し、値
上げを強行しようとしていた。この手法は安全神話を振りまき、原発の危険性
を覆い隠してきた同社の体質が、福島事故後も変わっていないことを示唆して
いる。(小倉貞俊)
 
 「料金の値上げにダブルスタンダード(二重基準)」があるとは。4月1日
まであとわずか。東電は契約者にきちんと周知できるのか」。東電から送られ
た文書を手に、保坂展人・東京都世田谷区長はこう憤る。
 同区長によると今月、東電の担当者が同区を訪問。担当者は「4月1日から
の値上げを理解してほしい」と要請したうえで、「値上げ料金の適用は4月か
らにするか、現行の契約期限を終了してからにするか」と意思確認をしてきた
という。
 同区では現在、約百施設の電力を東電と契約。多くが今年6~7月まで契約
期間が残っており、4月時点ではとほんどが契約期間中だ。
 4月からの値上げを適用せず、すべての契約満了まで現行料金のままでいけ
ば、値上げされた場合より千五百万円安上がりになるという。区側は「料金変
更には応じられない」と返答した。(中略)
 
 この値上げに異議を申し立てたのは世田谷区長だけではない。埼玉県川口市
の川口商工会議所(児玉洋介会頭)は、値上げ分の不払い運動を開始。会員企
業約七千六百社には「4月からの値上げに応じないこともできる」と呼び掛け
ている。(中略)
 
 「東電の値上げは断れる」と自身のブログにも記した河野太郎衆院議員はこ
う訴える。「“だまし討ち”ともいえる値上げの進め方には、独占企業のおご
りがみえる。電力の自由化といいつつ、結局は東電が自分たちのやり口を『自
由化』したいだけだ」
たんぽぽ舎です。【TMM:No1393】
2012年3月21日(水) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
 
★1.原発ゼロへ!止めよう再稼働4.11アクション
    4月11日(水)夕方、日比谷に集まろう~関電・首相へ迫ろう
★2.がれき焼却処理の危険性と不安
          (止めよう!ダイオキシン汚染 東日本ネット 佐藤禮子)
★3.<テント日誌3/18(日)――経産省前テントひろば190日目>
    一雨ごとに近づく雨 飛び交う情報に対処して。
    右翼の暴力的妨害行為と、テントの原則としての非暴力
★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇がれき問題、環境省ほか院内交渉 3月26日(月)、衆議院第一議員会館
 ◇浜ネット 総会と記念講演 静岡労政会館 4月14日(土)
 ◇埼玉県入間 反原発デモ 4月1日(日)午後1時から
 
 
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★1.原発ゼロへ!止めよう再稼働4.11アクション
    4月11日(水)夕方、日比谷に集まろう~関電・首相へ迫ろう
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 再稼働反対!全国アクション(たんぽぽ舎も参加)の会議が3月19日開か
れた。内容は2つ。
 
 1つは、3.11の総括。全体として日比谷からのデモと国会ヒューマンチェー
ンは1万人を超える人数で大きな成功。いくつかの反省点はあるが、福島(郡
山)集会の成功(バス3台以上を派遣して一躍を担った)を合わせ、今後の展
望を示した行動だった。
 2つは、当面の最大重点の原発再稼働の阻止の行動について。19日も原子
力安全委員会前と経産省原子力安全・保安院前で、抗議集会を行ってきた報告
のあと、みんなの討論で4月11日(水)再稼働阻止めざして、大きな行動に
取り組むことを決定。中身は、日比谷公園中幸門に午後6時結集、7時出発で、
関西電力東京支社─経産省─国会へむけての行動を予定。ぜひ多くの皆さんの
大きな結集を呼びかけます。
 
 なお、これ以外に、3月23日、24日、25日、26日の4日間連続行動の取り組
みがあります。
 
 <主催 福島原発事故緊急会議>
 ・23日(金)午後5時~ 関電・東京支社への抗議・要請書提出
 
 ・24日(土)午後1時半~ さようなら原発1000万人署名の集約集会
  (日比谷野音)に参加(開会まえに、再稼働反対のチラシを配布)
 
 ・25日(日)午後1時~5時 福井の現地集会に参加
  (25日福井行きに関する連絡先)
  ・たんぽぽ舎・柳田 携帯 090-6029-5511(※)、FAX 03-3238-0797
     Eメール: nonukes@tanpoposya.net
  ・福島原発事故緊急会議・岩下 携帯 090-4759-2927
     Eメール: yo3only@jcn.m-net.ne.jp
  ・経産省前テントひろば・渕上 携帯 090-3919-0604
 
 <共催 東電前アクション、福島原発事故緊急会議ほか>
 ・26日(月)午後7時~8時半 柏崎刈羽6号機停止(東電管内全原発
  停止)をうけて東電前で抗議行動
 
 (※ 前号[TMM:No1391]でお知らせした柳田携帯番号に誤りがありました)
 
 さらに、再稼働やめよハガキ行動にもご協力ください。    (柳田真)
 
 
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★2.がれき焼却処理の危険性と不安
          (止めよう!ダイオキシン汚染 東日本ネット 佐藤禮子)
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 ここに来て がれきの焼却処理を全国的に協力するよう政府は躍起になって
いる。
 現地に行けず、インターネット情報に乏しい市民にはテレビ画面からの情報
が全てという世代も大勢いる。がれきが目の前からなくなれば、いかにも復興
が進んだように見えるし、被害者の片づけて欲しい気持ちも理解できる。全国
民が痛み分けをするのが人情で、内心危険だと思いつつも 反対をしたら地域
のお偉方男性から睨まれるのではと口をつぐんでいる女性が周囲に大勢いるの
も現実である。
 
 「黙っている事は賛成したことになるのよ」と国策の戦争に非国民と言われ
ることを恐れて協力した先輩に厳しく教育された私は、戦後ようやく男女共同
参画の建前で市民権を獲得し、いま中堅を担っている世代を高度経済成長に浮
かれつつ育てて来た。その結果が今回の想定外の事態の社会を生み出してし
まったのだ。だからこそ、この先の世代に対し我々は、一億総ざんげの上、初
体験の放射性廃棄物の焼却で、また想定外の被害を残してはならない。
 
 遠くから がれき運び、全国民の十分の一が暮らす東京はじめ、全国各地の
産廃炉も含む焼却炉から 微量とはいえ放射性物質を広く、薄く、大気、土壌
 水に拡散放出した結果、最後は全国民の日々の食品汚染が問題になるという
取り返しのつかない事態が心配なのだ。限られた測定物質の焼却結果の数値か
ら微量とは有害物質は既に出ている。出し続けたらもとに戻らない。不安は拭
えない。「安全性に問題ない、安心です」と誰が言えるのか。雇用や住宅など
最優先課題は他に有るのではないか。がれきの処理は慎重に叡智を結集する必
要性を痛感する。
 
 時間と共に次世代を含む全国民の内部を被爆し、免疫力が下がり、体力、気
力、思考能力にまで影響したら・・。25年経過したチェルノブイリの情報から
も予想が出来るが、予防原則にしか希望を託せない。
 現在の放射性廃棄物焼却の一連の動きには、民主的合意の手続きもないまま
トップダウンの政治の横暴、その背後には、がれき焼却に纏わるハイエナ集団
の動きが見え隠れしている。
 科学・技術で抑え込むことには限界がある。火を扱う能力を獲得した人類
(man)は自然界に対しての責任を自覚し、傲慢に振る舞う事は自らの幸せの足
もとを危うくすることだ と気付いてほしい。
 若いお母さんたちの悲痛な叫び、日々の不安を前に老女は一文を書いた。
 
 
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★3.<テント日誌3/18(日)――経産省前テントひろば190日目>
    一雨ごとに近づく雨 飛び交う情報に対処して。
    右翼の暴力的妨害行為と、テントの原則としての非暴力
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天気雨。雨が降ったり止んだりの一日でした。なかなか暖かい日になりません。
 とはいえもちろん厳冬期とは比べものにならないくらい過ごしやすい一日で
した。一雨ごとに春が近づいているのでしょう。日曜日で特にイベントも無く、
官庁街の人通りは少ない。
  昼ごろ警察車両がやってきて「右翼団体が靖国神社に集まっていて、経産省
前にも来るかもしれない」とのことで、報を聞いた面々が三々五々集まってき
ましたが、13:00頃、警察車両は引き上げていきました。「夕方に来るかもし
れない」という事でしたが結局は現れませんでした。しかし、その報を聞いて
駆けつけてきた人30名ほどで、夕刻~夜、テントは賑わってました。
  右翼団体は新宿で行われた反戦デモを襲撃した模様です。車の窓ガラスを
割ったり、けが人が出たり大変だったようです。テントに対する妨害とはレベ
ルの違う暴力です。
  業界に詳しい方の話では「天皇制に反対する団体が参加していたから標的に
なったのだろう」という事ですが(もちろん不確定情報です)、それを理由に
別団体の女性参加者の腹部を蹴ったり、別団体の自動車の窓を割ったりしたの
では「誤爆」というもので恥ずべき行為です。
 
 そもそも、右翼による暴力的な妨害により「天皇制に反対する団体に対する
反対」が世間に受け入れがたくなるのではないかと余計なこと?まで考えてし
まいます。大音響による街宣車も逆効果でしょう。
  それでも暴力にはなにか魅力があるようで、そこに囚われの身になった人の
いかに多い事か。暴力は暴力を生み、拡大し続けるのでしょうか。それとも収
束していくのでしょうか。
  テントの原則は非暴力です。ですから、参加する私たちにはあらかじめ「覚
悟」が要求されるのだと思います。                (H.H)
 
 ☆『ひろばー全国・全世界から ~思い・交流・討論・共感~』
  郵便は〒100-0013
   東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
  メールは tentohiroba@gmail.com へお送り下さい。
 ☆テントひろばに寄せられたハガキとメール――
  経産省前テントひろばHPをご覧ください。
  http://tentohiroba.tumblr.com/
 
 
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★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇がれき問題、環境省ほか院内交渉〈3月26日〉のご案内
 
  がれきの全国・広域化は、汚染物を拡散し、大気を汚し、国中に放射性物
 質を広げる国際的な常識からも許されない政策です。そこで、全国でがれき
 が本格的に処理処分される前に、わたしたちは、直接担当省である環境省他
 との交渉を通し、わたしたちの疑念と政策提言を行う機会を設けました。
 
  各地で活動をされている個人、グループ、団体の方に是非一緒に交渉に参
 加されることをお願い申しあげます。またこの取り組みへの賛同をお願いし
 ます。
 
 日時:3月26日(月) 午前9:30~午後6:00
 場所:衆議院第一議員会館 1階 多目的ホール
 地図 http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm
 
 当日参加される方は、事前に登録をお願いします。
  登録フォーム https://ssl.form-mailer.jp/fms/276e8498181117
  連絡用メールアドレス seto1029@gmail.com
 
 主催 (仮称)放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット
   事務局 seto0129@gmail.com
   ホームページ http://gareki326.jimdo.com/
 
 
◇浜岡原発を考える静岡ネットワーク(浜ネット)からのお知らせ
 
 ところ:静岡労政会館  とき:4月14日(土)
  総会11時、 広瀬隆氏記念講演13時30分、 懇親会17時30分
 
  超弩級の東海地震が浜岡原発を襲えばひとたまりもまく破壊され、「原発
 震災」により日本は壊滅的な打撃を被るとして、浜岡原発を止めようと「浜
 ネット」を結成し運動を展開してから早15年。ところが「原発震災」に見舞
 われたのは福島第1原発であった。それから1年。昨年の5月14日以来菅前
 首相の要請により浜岡原発の全機が停機してはいるが、危険が去ったわけで
 はない。なぜなら、そこには使用済み燃料を含めて約10000本の燃料棒が存
 在するからであるし、東海地震ももうそこまで来ていることを考えれば事態
 はなんら変っていないと言える。
  浜ネットは、4月14日(土)第15回の総会を開き、より安全を確実にする
 ために浜岡原発の永久停止・廃炉を目指すことの方針を確立する。
 
 連絡先:静岡市葵区田町3-5-6 TEL 054-271-7302、FAX054-271-7339
     鈴木卓馬(浜ネット事務局長)携帯 090-2687-9376
 ☆たんぽぽ舎も例年のように、ワゴン車で参加する予定です。
 
 
◇埼玉県入間デモのお知らせ
 
 4月1日(日)に入間で反原発デモをやります。
 午後13:00~15:00、
 西武池袋線 入間市南口 噴水前 集合。午後2:10出発。
 主催 「行動ネットワーク入間」 きままや 04-9282-0495
 協賛 田中洌「権力とマスコミの横暴を正し、人権を守る国民の会in入間」
   電話 04-2932-4828。
 
 原発を止めよう。わたしたちのひとりひとりの切実な手で!
 手のあくひとは、どうか、人口20万のちいさな入間市に来てください。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1392】
2012年3月20日(火) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
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  2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
  残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
   【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
   【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.若狭ネットより、「放射線副読本」の撤回を求める署名
★2.「3.17福島と世界をつなぐ経産省前テントひろば応援のつどい」 
   報告
★3.メルマガ読者からのデモの報告
 
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★1.若狭ネットより、「放射線副読本」の撤回を求める署名
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内閣総理大臣野田佳彦様、文部科学大臣平野博文様
 
 (略)文科省は昨年10月14日、小中高校生向けの3種類の「放射線に関
する副読本」と「教師用解説書」を発表し、全国の学校に配布して、学校で教
えさせようとしています。その内容は、福島事故にはふれず、放射線は役に立
つもので、低い線量の被曝は人体に影響がないというものです。副読本は「放
射能汚染地で普通に生活し、日本、中で汚染した食物を食べる」ことを子ども
たちに認めさせようとするものです。
 また、2002年度から実施されている原子力・エネルギー教育支援事業交
付金は、原発推進を目的にしたものです。福島事故後も、「3割は原子力関連
の教育に使え」と条件がつけられています。
 
 文科省は学校を原発の再稼働・延命を図るための拠点にしようとしていま
す。このような事態を放置すれば、全国の教職員は侵略戦争に協力してしまっ
た戦前・戦中の過ちを繰り返すことになります。
 私たちは、政府・文科省に対して、子どもたちに真実を教え、子どもたちの
被曝をできる限り減らすよう要求します。
 
要求項目
1.放射線副読本を撤回し回収すること。
2.原子力・エネルギー教育支援事業交付金を廃止すること。
3.子どもたちの学校と生活圏での被バクを減らし、健康と学習権を守る対策
  を講じること。
 
呼びかけ団体:
 地球救出アクション97、若狭連帯行動ネットワーク(若狭ネット)、
 ヒバク反対キャンペーン
連絡、署名送り先:〒583-0007 大阪府藤井寺市林5-8-20-401
         久保方若狭ネット
電話:072-939-5660
若狭ネット ホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~wakasant/
 
※【編集部より】
当署名の署名用紙はたんぽぽ舎でも取り扱っています。
是非ともご活用下さい。
 
 
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★2.「3.17福島と世界をつなぐ経産省前テントひろば応援のつどい」 
   報告
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 定刻(6時半)から新作の短編ドキュメントDVD「FUKUSIMA Never Again」
(米、レイバービデオプロジェクト制作)を上映。57分の中に、ヒロシマ・
ナガサキの被害を受けたこの国が何故こんなに原発を推進するようになってし
まったのかということや、原発に対して闘う人々の姿、放射能汚染地域からの
避難が中々できない状況、悲惨な原発事故の被害にも拘わらず「あきらめずに
原発を推進」と言い切る自民党の政治家なども描かれるテンコ盛りの内容と、
仙台の地で日本の労働運動史に残る大争議を闘った全金本山の仲間が、津波の
犠牲となった地域で共に女川の原発反対を闘った同志を追悼する被災地の情景
を荘厳なテーマ曲と共に描くエンデイングなど、心に沁みる作品。たんぽぽ舎
の大きなスクリーンで見ると、事故の映像や、被害の実態などが、見る者の心
に迫ってきます。上映後休憩をとって、余韻に浸ってから、講演会へ。
 
 原発いらない福島の女たち・子ども福島世話人の椎名千恵子さん講演は、
3.10、11の郡山での「原発いらない地球の集い」の報告を中心になさ
れ、2日間参加した人たちにも椎名さんがインタビュー、とても沢山の人が集
まってきて、一体感があって、良かったという成功の実感を共有。当初、3.
11を大きく盛り上げていくのには、福島からはどなたかに東京で発言してい
ただいてはどうか?とテントで椎名さんにご相談、逆に椎名さんから「私たち
は、3.11の闘いは福島で総力を挙げて取り組む、逆に、全国から、福島に
お越しいただきたい」という要請を受けて、たんぽぽ舎・経産省前テントひろ
ばの呼びかけで数台ものバス部隊を編成してきたが、それに呼応して郡山集
会・デモに参加してきた仲間が会場には多数参加していました。経産省前テン
トひろばの仲間は、原発に対する闘いの中では、半年前から共に走り出した仲
間という平らな関係で思いを伝え合うことができる、という現場共有意識が個
別政治課題に取り組む闘いのようなすっきり感が心地よい。放射能はまさに、
差別しないで被害を強要してきた。
 
 東京からの報告もなされて、「国会の周辺は、組織とは関係なく集まってき
た個人が大半。たまたま出会った人同士が繋がりあって人間の鎖を作り上げ、
以降もお付き合いが続いている」というお話も会場から。実際、この3.11の行
動で、『デモデビュー』という男性が、そこで見かけたのぼり旗で、初めてた
んぽぽ舎のことを知り、もらったチラシで、この集いのことを見て、作業着の
まま、仕事の帰りに足を運んでくれた、という講座呼びかけ人冥利に尽きると
言いたくなるようなことが後で分かって、うるうる…。今年の3.11に家族
がフランスに行っていて、フランスでは、テレビが朝から晩まで福島第一原子
力発電所の事故のことを取り上げた番組を放映していた、というお話も会場を
沸かせました。
 
 第1テントからは、江田さんから原発再稼働阻止の攻撃に対して、テント全
体で様々な取り組みを、という提起がされ、3月23日から、経産省や関西電
力、(3.26夜7時からの東電前アクション呼びかけの東電の原発ゼロDA
Yアクション!~福島、新潟、もう絶対動かさせない~への共闘として)東京
電力に対して集中的に闘争展開していくということ、詳しくは、たんぽぽ舎メ
ルマガでも出されます。私のほうからは、とつきとおかの女たちの仲間の協力
で、会場に米国など各地からテントに寄せられたキルトバナーやハンカチの一
部を展示、紹介させていただきました。たんぽぽ舎からは再稼働の焦点となる
原発立地の自治体の首長や議長宛の要請はがきを出そう、という取り組みの紹
介などがありました。
 
 悪天候の中、全体では40名近い集まりで、テントに寄せるたんぽぽ舎サ
ポーターの熱い想いを毎月伺うことのできる場となっています。4月はハイロ
アクション福島から、武藤類子さんをお迎えする予定です。日程が決まり次
第、4月の予定表チラシ、メルマガで告知しますので、よろしくお願いしま
す。
                             (橘 優子)
 
 
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★3.メルマガ読者からのデモの報告
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 ◇バスストップから基地ストップの会の定例デモ参加報告
 
                              杉嶋 拓衛
 
 3月17日(土)毎月第三土曜日のバスストップから基地ストップの会の定
例デモに参加してきました。参加者20名。アフガニスタンでの米兵乱射事件
の直後とあって基地近隣住民はいつもよりか気合が入っていました。そればか
りではなく、大飯原発反対のハガキセットも50セット完売しました。基地も
原発もNOのキャンプ座間の行動に是非皆さんも参加しませんか。
(バスストップから基地ストップの会)http://www.geocities.jp/stopfromstop/index.html
 
              申し入れ書
              
在日米軍司令官米陸軍第一軍団前方司令部司令官 マイケル・ハリソン少将殿
座間分屯地司令 石丸威司殿
 
 私たちは日本からそして世界から軍隊を無くして欲しいと願う座間と近隣住
民の集まりです。
 
◆アフガンの16名死亡の銃乱射事件について 
 オバマ米大統領は13日、アフガニスタンで発生した米兵による銃乱射事件
に関して記者団に対し、「無実の市民の殺害は言語道断で許容できない」と述
べ、事件の捜査に全力を挙げ、関係者の責任を徹底的に追及する姿勢を示し
た。大統領は「米国の市民や子供たちが殺害された場合と同じように事件を深
刻に受け止め、心を痛めている」とカルザイ・アフガン大統領に伝えた。今回
の事件は誰がどう見ても犯罪ですが、通常の米軍の行動は正当性があるのでし
ょうか。そこに米軍がいるから犯罪が起きたのではないかと思います。犯人は
イラク攻撃の作戦中に頭部にダメージを受けたのが事件を引き起こした原因と
報じられています。米軍基地があれば今回のような事件はいつでも起きる可能
性があります。ここキャンプ座間でも訓練中の兵士が市民に銃口を向けた過去
があります。基地近隣の住民が今回の事件をとても恐ろしく思っている事を考
えて下さい。一日も早い基地の全面返還を求めます。
 
◆キャンプ座間の返還地に自衛隊宿舎じゃ意味が無い
 2月20日に座間市の意向が明らかになりました。市によると、従来案は二
次救急ができる総合病院の誘致と公園整備を柱としていた。新案では、これに
加え、跡地と県道を挟んだ向かい側にある老朽化した消防本部を、跡地の東端
0.5ヘクタールに移す。公園は北東側1.0ヘクタール、病院は南端1.5
ヘクタール、陸自家族住宅は北西側2.0ヘクタールをそれぞれ予定する。せ
っかくキャンプ座間の一部(5.4ヘクタール)が返還されても、これじゃし
ょうがありません。米軍が陸自に変わっただけです。米軍は先の大戦で日本の
文化を研究したのでしょう。「戦前軍隊が民間から接収した土地を市民のため
に返還しないで自衛隊のために使うのではおかしい」とキャンプ座間から座間
市へ正しい土地の活用法についてレクチャーしてあげて下さい。いつまで経っ
ても基地の街など市民は望んでいません。
 
◆復興が進まないのは原発事故のせい
 昨年3月11日東日本大震災が東北を中心に起きました。本来なら復興のた
め日本が一丸となって東北を支えていきたいのですが、福島第一原発事故の影
響で遅々として進みません。アメリカが日本に地震大国と知りながら原発を売
りつけたためです。今年の3月11日には、福島現地でも東京でも大勢の人が
原発を無くすための行動に立ち上がりました。福島出身の女性は「福島にも原
爆が落とされたようだ。」と感想を述べています。現在も福島第一は少しも収
束していません。福島沖に撒き散らされた放射能汚染水は数年後にはアメリカ
西海岸まで到達すると予測されています。海洋汚染は取り返しが付きません。
何故日本に原発を売ったのか反省して下さい。
 
◆本当の友達なら危機の時救うべき
 日本政府はSPEEDIデータを米軍には提供していたとNHKをはじめとするメ
ディアが伝えました。日本政府は自国民を守らない情けない政府ですが、
SPEEDIデータの提供を受けた際に何故原発周辺自治体に避難勧告を出さなかっ
たのですか。日本政府に米軍より先に住民の避難を優先させろと叱責する事も
出来たのにやりませんでした。その割にはトモダチ作戦というパフォーマンス
では親しげな演出をされましたが、原発事故の恐ろしさを知り尽くしているは
ずのアメリカが初動で逃げるという原発震災のイロハを福島県民に投げかける
べきでした。これではっきりしました。有事の際に在日米軍は日本国民を守ら
ない事を。日米安保条約があるから在日米軍が守ってくれるという幻想を抱い
ている人たちに言ってあげて下さい。米軍は守りませんからと。そろそろ本当
の事を言ったらどうですか。アメリカは自国の国益しか興味がない事を。そう
すればのんきな日本人も気付くでしょう。アメリカから独立した方が良いと。
トモダチと言うなら対等な立場で話をしましょう。
 
2012年3月17日 バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同
たんぽぽ舎です。【TMM:No1391】
2012年3月20日(火) 地震と原発事故情報
                              転送歓迎
 
 ★1.焦点・原発の再稼働を止めよう
    3/25(日)福井集会へ行こう!参加者募集中
    原発再開は第2の大惨事への道、地震が心配
 ★2.もう一度原発が破裂したら日本人は生きていけない
    大江健三郎さん、パリで再稼働反対講演
                (東京新聞3月19日より抜粋)
 ★3.<テント日誌 3/17(土)―経産省前テントひろば>
    意義深かった第2回「福島と世界をつなぐ―テントひろば応援の集い」
    3・10『原発いらない!地球(いのち)の集い』を手伝って・・・
 ★4.新聞・雑誌から
   ◇企業向け 電気料金値上げは断れる
    「了承せず」なら現行料金で値上げなし
              (東京新聞2012年3月20日より抜粋)
 
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★1.焦点・原発の再稼働を止めよう
   3/25(日)福井集会へ行こう!参加者募集中
   原発再開は第2の大惨事への道、地震が心配
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   3/25(日)福井集会への参加申し込みは以下の3ヵ所です
 
  1.たんぽぽ舎・柳田 携帯 090-6029-5521 FAX 03-3238-0797
                        Eメール: nonukes@tanpoposya.net 
  2.福島原発事故緊急会議・岩下雅裕 携帯 090-4759-2927
                           Eメール: yo3only@jcn.m-net.ne.jp
      3.経産省前テントひろば・渕上 携帯 090-3919-0604
 
  ◎今、原発の再稼働が焦点です。これまで数々の誤りをおかしてきた原子力・
安全保安院は「再稼働ありき」の審査を進めYESを出しました。
   野田首相は、なんと、3・11原発大惨事の1年目の日に「再稼働」を語り
ました。なんという無神経な・こういう原発推進首相を持った不幸を残念に思い
ます。
   私たちは、2度目の大惨事を防ぐためにも、なんとしても再稼働(もうけた
い=電力会社)を止めたい。原発なくても電気は大丈夫ですから。
 
  ◎3月25日(日)福井県の集会に行きます。地元の「原子力に反対する福井県民
会議」のよびかけた集会です。
   東京駅朝8時33分発の新幹線「ひかり」に集合します。
   参加希望の方はご連絡下さい。体力に自信のある方は深夜バス(新幹線料金
の約3分の1)をおススメします。
   当日の集会場所は、福井市中央公園(福井県庁横)。13時から17時くらい。
   集会終了後、すぐ新幹線で帰れば、21時くらいに東京駅着です。
 
  ※なお、希望者で、翌日の26日(月)、県庁への「再稼働やめて!」の申し入れ
  行動と、大飯原発を見る行動を計画中。(柳田 真)
 
 
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★2.もう一度原発が破裂したら日本人は生きていけない
   大江健三郎さん、パリで再稼働反対講演
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 (パリ=野村悦芳)ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏(77)が18日、パリで
開かれている欧州最大規模の書籍展「サロン・ド・リーブル」で講演し、東京電
力福島第一原発事故後に停止された日本の原発について「二度と稼動させてはな
らない」と訴えた。
 大江氏は「もう一度原発が破裂したら、日本人は生きていけない」と指摘、事
故後、二基を除いて原発が停止している日本の現状を紹介し、「破滅から私たち
自身を守るためには、活動していない原発を動かさないことだ。(日本人は)危
機を認め、根本的なモラルを持たなければならない」と強調した。(後略)
(東京新聞3月19日より抜粋)
 
 
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★3.<テント日誌 3/17(土)――経産省前テントひろば>
   意義深かった第2回「福島と世界をつなぐ―テントひろば応援の集い」
   3・10『原発いらない!地球(いのち)の集い』を手伝って・・・
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今日は朝から雨が降っています。雨はテントにとっては嫌なものだけど、心なし
か春の予感を感じさせる雨でもあります。三寒四温!これから一進一退しながら
暖かくなっていくのだろう。
   それでも東北ではまだまだ寒い日が・・・。被災者の、そして避難者の寒さ
へのご苦労が続くのはいつまでなのだろうと思わずにはいられない。国や東電の
補償がしっかり行われていなければならないのは勿論ですが、赤十字を筆頭に相
当数集まった寄付金はどうなってるだろうか?
被災者や被災地にどれだけ届いているのだろうか?先日、福島に行って改めて思
うのは一年経っても何も進んでいないとの実感です。むしろ時間が経ったための
無力感が県民の方の前進力を奪っていないか心配されます…。
  今日は経産省側から敷地内の「樹木」の剪定の意向のあった日ですが、流石
に雨に中の作業は避けたのか、その気配は全くありませんでした。
 夜はスペースたんぽぽで第2回「福島と世界をつなぐ―テントひろば応援の集
い」がありました。
ヴァーモント州からのメセージキルトを前に飾った会場で、たくさんの現実を映
し出しながらたくさんの問題提起をしているDVDを観た後、椎名さんのお話でし
たが、椎名さんの仕切りによる福島への想いや3・10-11の感想会となり、
東京の行動も含めて、3・10-11が創り出し、訴えかけたものをみんなでイ
メージし、共有しあうという意義深いものになりました。その後の交流会も活発
に。 
 
テント日誌 番外編(3/10テント日誌の続き)
  『その日の空は鎮魂の色。白い涙が降っていた』part-2
   その時、テントひろばの仲間も踊った!
 
3月10日(土)
  さあ、いよいよ『原発いらない!地球(いのち)の集い』の当日となりました。
昨日の雨は深夜になって雪になってしまい「暖かいから、雪にならずに雨だね」
等と話していたのが嘘のような銀世界です。
  高速道路を郡山に向かうと、南の空は真っ白な幕に覆われたように白く鈍く輝
き、時折強く風に巻いながら雪がフロントガラスを打ち付ける。まるでそれは
「白い涙」のように・・・。
去年の今日、あのような悲劇が待っていると誰が思っただろう。
  ひと時、感傷に耽っていると郡山はもうすぐそこに。雪も小降りになった頃、
会場の「ビッグ-アイ」に到着です。
  到着すればもう仕事モード、一気に会場設営です。が、一体何処から荷物を上
げていいのか・・・。あちらこちらをウロウロしていると、さすがのQ氏も殺気
立って会場の警備員とやり取りを。この会場は市営のためか、一々言う事がお役
所仕事。
  まずは荷物を会場階まで上げて一安心。その後はあちらこちらのお手伝いをさ
せて頂きました。開演前であるにもかかわらず、続々とお客様が到着です。テン
トひろばのお仲間も元気な顔を見せて激励して下さいました。
  この日のプログラムは他の方の情報などを参考にして頂きたいのですが、一番
の白眉であったのは「交流会」でした。
その模様は是非ともこちら http://www.ustream.tv/recorded/21004262
からご覧下さい。
  毎日の不安や心配事などの披露や各人の活動内容の報告の合間にフラダンスの
ワークショップ、椎名さんを中心に「イムジン河」の福島バージョンの合唱。そ
して「会津磐梯山 かんしょ踊り」を唄い踊って参加者の一体感とこれからの連
帯を強いものとしました。皆さんのお顔が眩しく嬉しい気持ちにさせて頂きまし
た。参加者の皆さんに感謝です。そして皆さんお疲れ様でした!
  後片付けを済ませ、福島市の椎名さんのゲストハウスへ戻ると、NAZENの織田
くんをはじめ若い方々が待ち受けていました。しばしお話をしながら、運動とは
リーダーシップとはと自問自答せざろを得ない気持ちにさせられながら眠りにつ
きました。( 続く ) F記
 
★『ひろばー全国・全世界から ~思い・交流・討論・共感~』
   (郵便は〒100-0013
    東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
     メールは   tentohiroba@gmail.com へお送り下さい)
 
◎脱原発東京大行進と、それに引き続く国会包囲ヒューマン・チェーン終了後、
テント前広場で在日のミュージシャン朴保のライブ。(一部略)
 朴保は20年も前から反原発に取り組んでいるミュージシャンだ。そのころ作っ
た「もんじゅを止めよう」も歌われた。そして「ヒロシマ」、「傷痍軍人」と歌
は次第に熱を帯びていく。その中の歌詞、「傷痍軍人、従軍慰安婦、松代大本営」
は、大日本帝国に使い捨てられ、切り捨てられた朝鮮半島出身者の実態を表現し
ているのだ。聴衆の中から「反原発に従軍慰安婦は関係ない。関係ないものを持
ち込むな」と批判が飛んだ。権力に対する批判よりも、こういうことには即座に
反応する人たちがいまだ存在する。
  テント村の関係者が彼の抗議に対する話し合いに彼と聴衆の輪から離れて行っ
た。朴保は、ピースピース、表現の自由と柔らかく受け流して演奏を続けていっ
た。オイラ昨年の大震災以降、盛り上がる脱原発、反原発の運動に参加しながら
違和感を感じていたが、こういうことだったのだ。
  これまでの反原発運動は、歴史の流れとして、反戦、反核、反原発という中
に存在していた。しかし、昨年の原発事故以降、主義主張を超えて脱原発、反原
発で行動しようという動きが活発となり大きなうねりとなってきた。それはそれ
で正しいのだが、その中からそれ以外の表現を規制し排除しようという主張が表
れ始めた。団体の旗は持ち込むな、団体のビラはまくな、脱原発、反原発以外の
主張はするな、原発国民投票に外国人は関わるな、まさに排除の論理である。主
義主張を超えて、脱原発、反原発で一致しようということは、お互いの主義主張
を、賛成反対は別として、尊重しあったうえでのことではなかったのか。
 しかし一方で、自民党支持者から共産党支持者まで、おおらかに脱原発、反原
発の行動を一致して行う杉並市民の動きも出てきていることも確かだ。
 朴保の歌は、自分の拠って立つ反原発の内実を確認させてくれたような気がし
た。 伊達政保
 
 
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★4.新聞・雑誌から
  ◇企業向け 電気料金値上げは断れる
   「了承せず」なら現行料金で値上げなし
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 東京電力は来月1日から企業向け電気料金の平均17%引き上げを発表している
が、利用者が同社に値上げを了承しないと伝えれば、現在の契約期限内は現行料
金が適用されることが分かった。この点について、東電は周知しておらず、批判
の声が上がっている。
 今回、値上げの対象となるのは工場や事業所など契約電力が50キロワット以上
になる「自由化部門」の約24万件。家庭向けの「規制部門」と異なり値上げの際
に国の認可は必要ない。
 東電は既に値上げを通知したが、大半の契約者(法人)の場合、1年更新の契
約期間が残っている。値上げ通告に不満を抱く東京都世田谷区など一部契約者が、
東電に説明を求めたところ、東電はこれらの契約者と「契約期間内は料金を据え
置く」ことで合意した。(中略)
 東電は一月に法人向け値上げを決定。先月上旬送った文書では「新しい電気料
金にご了承いただけない場合は、3月30日までにご連絡ください」とのみ記載し、
料金据え置きの可能性については触れていなかった。
 東電広報部の担当者は「契約途中での料金変更は、双方の合意無くして一方的
にはできない。四月までに値上げの理解を求めたい」と話している。(後略)
(東京新聞2012年3月20日より抜粋)
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