忍者ブログ

NUCLEAIRE

ニュークレール情報板
[267]  [268]  [269]  [270]  [271]  [272]  [273]  [274]  [275]  [276]  [277
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

たんぽぽ舎です。【TMM:No1515】
2012年7月12日(木)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.7月15日(日) 再稼働阻止全国相談会、全国から続々と
   7月16日(月・休)あさ11時に、第4案内カー(ステージ)へ
★2.大飯原発再稼働を許した責任
    自然エネルギー派の飯田哲也の役割(大今 歩)
★3.新聞・雑誌から
 ◇浪江町長 東電に怒り、新社長行脚--質問状への回答持参せず、
  回答あるも、中身「でたらめ」    (7月4日 毎日新聞より抜粋)
★4.<テント日誌7/11(水)―経産省前テントひろば305日目>
   近づく真夏日の季節と「電力不足」キャンペーン
   金曜行動――官邸前~国会周辺~霞ヶ関を埋め尽くそう(M/O)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.7月15日(日)「再稼働阻止全国相談会」への参加、全国から続々と
 │  7月16日(月・休)あさ11時に、第4案内カー(ステージ)へ
 └────
 
◇7月15日(日)午後1時からの「再稼働阻止・全国相談会」への期待が広
 がっています。今、全国から参加が続々と届いています。北海道、福島、
 茨城、東京圏(千葉・埼玉・神奈川)、福井、関西圏(京都・大阪・滋賀)、
 四国(愛媛-伊方)、九州など。再稼働阻止をめざし、大飯原発の運動経過
 を共有し、みんなで知恵を出し合おう。
 
◇7月16日(月・休)の10万人集会について
 たんぽぽ舎、経産省まえテントひろばなどが参加する第4案内カー(第4
 ステージ[※])は、あさ11時からの開催です。全国の原発現地からの報告
 がメインです。ご参加ください。
 
 ★11:00~ 槌田敦さんのお話、★12:00~ 山崎久隆さんのお話
 ★パレードは13:15ごろ出発予定
 
  当日は10万人の人々ゆえ大混雑します。水分の補給を心がけ熱中症には
 注意しよう。携帯電話は、つながらないおそれが多分にありますので、待ち
 合わせなどは前日までにきちんと約束しよう。
 
 [※] 第4案内カーはJR原宿駅下車、約250メートルのあたりにありますが、
    原宿駅は大変な混雑が予想されますのでご注意ください)
 会場の地図
  http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1208
 主催者ホームページ(さようなら原発1000万人アクション)
  http://sayonara-nukes.org/2012/06/0716sayonara_nukes/
 
 
┏┓
┗■2.大飯原発再稼働を許した責任
 │   自然エネルギー派の飯田哲也の役割
 └────(大今 歩)
 
 6月16日、野田佳彦首相は関西電力大飯原発3・4号機の再稼働を正式に決
定した。関電は直ちに再稼働の作業を始め、7月上旬にも3号機がフル稼働す
るという。福島第一原発事故の後5月にはいったん全ての原発が停止した。今
夏の電力不足を口実にした大飯原発3・4号機の再稼働を阻止できれば廃原発
への一歩を大きく踏み出せた。今回の再稼働決定は痛恨の極みである。

┃橋下大阪市長の転向・関電との談合
 5月30日、今回の決定のきっかけとなったのが、関西の知事や政令指定都市
の首長らで構成する関西広域連合が再稼働を事実上容認する声明を出したこと
である。なかでも5月19日、橋下徹大阪市長が再稼働反対を投げ捨て「この夏
をどうしても乗り切る必要があるなら再稼働を容認する」と自説を転換させた
ことが状況を大きく変えた。しかも、そのきっかけは5月15日に関西電力の森
詳介会長と料亭で会食したことだった。「談合」によって橋下は「転向」した
のだ。
 この間、福井県民を始めとする全国の人々による再稼働反対の動きについて
マスコミはほとんど伝えないで橋下の動きばかりを報道してきた。その結果が
今日の事態を招いた要因の一つであることは間違いない。

┃自然エネルギーは未来を開かない
 このような橋下の言動を左右してきたのがそのブレーン、大阪府・市の「エ
ネルギー戦略会議」である。その責任を同会議の座長代理である飯田哲也の言
説を通じて考えてみたい。彼はNPO法人「環境エネルギー政策研究所」所長
で自然エネルギーの専門家として知られる。
 まず、彼の自然エネルギーに関する言説を「世界」(2011年12月号・2012年
3月号)の伊東光晴との論争を通じて検討したい。
 飯田は「自然変動型の電源は数が多くなれば変動が平準化される」と述べる
が、これに対して伊東は「あまりにも単純な考えであろう」と反論する。私も
気候は日本列島で共通して変動することも多いから、例えば低気圧に覆われて
曇りや雨の日が続けば、むしろ自然エネルギーが増えるほど変動が大きくなり、
他の発電による電力補給が必要となる。そのため自然エネルギー推進は必ずし
も廃原発に結びつかないばかりか、むしろ原発容認や推進の根拠となってしま
う。
 また、飯田は太陽光発電の「ドイツにおける買取価格は1キロワット時20円
まで下がっている。そして年々10%下がる」としている。これに対して伊東は
「そのような技術革新が生まれたのであれば、それが日本に伝えられていない
のは不可思議である」としている。事実、今年7月から実施される自然エネル
ギー全量買取制度での太陽光発電は1キロワット時42円で、例えば東京電力の
家庭用電力料金である17円81銭の倍以上である。しかも、買取制度は今後20年
間も続く。このように自然エネルギーに関する飯田の主張には疑問が多い。そ
して右のような怪しげな代替エネルギーの拡大を待つため、「5年~10年の再
稼働を認めた上で脱原発を目指す」(MBSラジオ「種まきジャーナル」)と
述べる。これでは従来の「原子力ムラ」の利権を損なうことなく、耳障りだけ
は良い自然エネルギー産業の発展のために消費者から電気料金を巻き上げるこ
とになる。
 飯田は表面上、大飯原発再稼働に反対しながら、原発の再稼働を容認するの
である。

┃橋下への追随
 第2に、飯田は橋下にあくまでもすり寄り続ける。関西広域連合が再稼働を
容認した5月30日、飯田は「再稼働を認めるべきではなかった」と述べた。し
かし、彼は再稼働容認発言の前から橋下を「よく勉強している」(同前「ジャ
ーナル」)などと褒めたたえてきた。そして、飯田らは橋下の「再稼働容認」
発言を受けて、5月22日に大飯原発を稼働させずにこの夏を乗り切る方法を提
案する予定を取りやめた(嘉田由紀子滋賀県知事の発言「毎日」6月23日)。
 ここでも飯田は表面上、大飯原発再稼働に反対しているよう振る舞いながら、
実際は橋下に追随して原発の再稼働を容認しているのである。

┃橋下に協力要請
 さらに飯田は6月11日、山口県知事選への出馬の意向を固めて橋下に協力を
求めた(これに対して橋下は「維新の会が関与するのは難しい。それをやると
国民が一気に離れる」と拒否した。(毎日6月11日夕刊))。

┃期限を決めての「脱原発」を問い直そう
 原発の事故はいつでもどこでも起こり得ることを福島原発事故は証明した。
原発の再稼働を認めることは言わばロシアン・ルーレットに賭けることに等し
い。特に世界一の地震多発地帯である日本では、再び重大事故が迫っている。
 飯田らの「自然エネルギーへの転換」「期限を決めての脱原発」の言説が廃
原発につながらないばかりか再稼働を推進した点に気づかねばならない。橋下
と飯田は一見「脱原発」を唱えているが、これはポーズであり、彼ら「政治
家」に期待してはならない。経済成長より「生命が大事」という当たり前の実
感に根ざした廃原発運動によってこそ未来が開ける。
            (人民新聞社 2012年7月5日通巻1452号より転載)
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
◇浪江町長 東電に怒り、新社長行脚--質問状への回答持参せず、
  回答あるも、中身「でたらめ」    (7月4日 毎日新聞より抜粋)
 
 東京電力福島第1原発事故の「おわび行脚」で福島県と原発周辺13市町村を
訪問していた同社の下河辺和彦会長と広瀬直己社長は3日、浪江町や南相馬市
などを訪れ、全日程を終えた。同町では、町の質問状への回答書を持参せずに
反発を招き、広瀬社長が予定を変更して夕方に再訪する一幕も。一連の訪問で
は自治体から賠償問題を中心に注文が相次いだ。
 
 3日午前に訪れた両氏に対し、浪江町の馬場有(たもつ)町長は「美しい町を
離れて481日目。長いつらい悔しい生活だ。町民1万4000人はバラバラに
避難している」と訴えた。回答書がないことを知ると「はなはだ憤りを感じる。
誠意がない」と一喝した。
 
 質問状は、事故直後の町への連絡体制を問う内容。東電は先月の事故調査報
告書で「(昨年3月)13日から社員が訪問」と記載したが、町側にその記録
はないため3日までの回答を求めていた。広瀬社長が再訪時に持参した回答も
同趣旨で、馬場町長は「でたらめ。全部うそです」と反発を強めた。(後略)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌7/11(水)―経産省前テントひろば305日目>
 │   近づく真夏日の季節と「電力不足」キャンペーン
 │   金曜行動――官邸前~国会周辺~霞ヶ関を埋め尽くそう
 └────(M/O)
 
7月11日(木) 晴れ 夜雨
 飛ぶように流れて行く日々の中で雨に降り込められているかと思うと夏の日
射しの日が訪れる。まぁ、こんな風に梅雨を凌いで真夏日と呼ばれる日々がく
るのだろう。でも、梅雨の晴れ間でもどこか肌に涼しく感じられる日が多いか
ら今年は猛暑にならないのだろうか。長期の元気予報で調べたわけではないの
で勝手な思い込みだが、天候のことに敏感になっているのはこの間の電力不足
キャンペーンの疑念が頭から消えないからだ。
 大飯原発3・4号機の再稼働のために関西電力が流した情報を私は信じてはい
ない。データーを独占している電力会社や政府機関は本当の情報を流さないか
らだ。大飯原発再稼働は関西電力の利益確保のためであり、「電力不足」は本
当の理由ではないと思う。だが、これをうまく使ったように思える。自治体の
関西連合が再稼働を容認するにはこれ効いたように推測できるからだ。今年の
天候が猛暑でなければ、それを前提にした電力需要論は崩れるわけだが、その
場合に関西電力はどうするのだろう。適当にデーターを変えたりして辻褄をあ
わせるだろうが、このキャンペーンの欺瞞を忘れないために天候のことは気を
つけていたいと思う。電力不足を各地の原発再稼働のための理由に使わせない
ためにも、このことを検討し続けて行く必要があろう。暑さの到来の中で健忘
症にならずに、天候や季節のことを原発再稼働のためにどう利用したかを考え
ていきたい。そのうちに、冬の寒さで電力不足になるというキャンぺ―ンも出
て気かねない。
 ※ 関西電力は7月6日に火力発電6基(300万kw=原発3基分相当)
 を止めたそうだ。関電は堺・姫路・舞鶴でクラゲが同時大量発生したためと
 見え透いたウソの説明をしているが、コスト削減ということらしい。原発再
 稼働が電力需給問題とは関係なく、あくまで関電の経営問題ということが、
 この一事でも明白である。
 
 テントの周辺では深夜に水道工事があってなかなか眠れない。テントの中は
まだ暑苦しくて眠れないということはないが、深夜の雑音は気になる。眠れぬ
ままに周辺に散歩に出掛けた。国会通りを日比谷公園の方に向かって歩いて行
ったのだが周辺は相変わらずタクシーが並んでいる。そのうちに経産省からの
深夜帰宅の群れに出あった。彼らが乗り込むタクシーは特定の業者のもので列
をなしている個人タクシーは蚊帳の外のようだった。こういうところも官僚的
なのだと妙に感心した。個人タクシーの面々はどういう客を乗せるのだろうか。
 深夜にはタクシーが列をなす国会通りだが、上のところ(登り切ったとこ
ろ)が首相官邸であり、下の方には東電等がある。経産省前はそのちょうど中
間あたりにある。だからテントもその場所にある。毎週金曜日の首相官邸前ア
クションに参加した人々は国会通りを埋め尽くした。首相官邸前からテントの
ある経産省前まで意志表示する人々の群れでいっぱいだった。ということは国
会通りの半分は人々で埋まったということであり、毎回これは長くなっている
が、そのうち日比谷公園辺りまで人々で埋まるかもしれない。
 警察が分断規制をしようとし、それが露骨さを増すから混乱を招くのである
が、参加者はよく判断して対応していると思う。毎週金曜日の意志表示で出来
る空間とテントという空間は形態こそ違え、脱原発の意志空間として重なり
あっている。こういう政治的意志空間の出現と持続は画期的な事であり、その
政治的影響が広がるのはこれからである。国会や官庁に脱原発の動きは広がっ
てきている。また、この金曜日の意志表示の空間は大阪、札幌、福岡など全国
で展開される気運になってきている。人々の意志表示が場をなし、場が人々を
意志表示の行動に促すという循環が各地で、様々の形態で登場することを期待
する。これは日本で政治を変えていくはじまりである。(M/O)
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1514】
2012年7月12日(木) 地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.<7.13緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議>
★2.<耐震不安 大飯停止を>
     国会事故調「地震も原因」浮上 (東京新聞 7月12日)
★3.<御用メディアと市民メディア - 白石 草さん講演会
     マスコミが信用できないなら自分たちでつくろう!
★4.7/17 園良太さん ごくろうさん会のご案内-4団体共催
       夕方よりスペースたんぽぽにて
★5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします
   7/15&7/22  野田首相の地元船橋でデモ
★6.<テント日誌 7/10(火)―経産省前テントひろば 302日目>
     水俣病患者会の人たちの座り込みに連帯を!
     7・13 官邸前~霞ヶ関を人の波で埋め尽くそう!
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.<7.13 緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議>
 └────  ※当日は下車駅にご注意下さい※
 
日時:7/13(金)18:00~20:00 予定
場所:首相官邸前および永田町・霞が関一帯
   ※霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
   ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。
呼びかけ:首都圏反原発連合有志
・この抗議行動の情報を拡散する為に、緊急拡散のご協力をお願いします!
 
※集合の目印として「たんぽぽ舎」の黄色い旗を時間限定で立てています※
 
┏┓
┗■2.<耐震不安 大飯停止を>
 |    国会事故調「地震も原因」浮上 
 └────          (東京新聞 7月12日)
 
 東京電力福島原発事故について、国会の事故調査委員会が発表した調査報告書。
これまで津波を原因としてきた各種の報告書と違い、地震でシステムが損傷した
可能性を初めて指摘した。そうならば、津波対策に終始した関西電力大飯原発の
安全性は担保されないことになる。なぜ、政府は大飯原発を止めないのか。再び
「安全神話」を強いる政府に対し国会はどう対応するのか(出田阿生、小倉貞俊)
 「地震による損傷の可能性は否定できない」--。国会事故調査報告書の最大
の特徴は、事故原因についてのこの文言だ。福島原発事故の検証では、政府事故
調、民間事故調、東電の調査報告書が公表された。だが、事故原因に津波のほか
「地震」を加えたのは国会事故調が初めてだった。
 「事故原因は津波だけではない。地震が原因のひとつである可能性もあること
を排除するのはおかしい」。国会事故調で委員として真相究明に取り組んできた
田中三彦氏はこう強調する。 田中氏は原子炉圧力容器の元設計者で、現在は科
学ジャーナリスト。東電が公表しなかった写真を取り寄せ、現場の運転員らに聞
き取り調査をするなどして、東電発表の”ウソ”を暴いた。
 福島第一原発1~3号機で炉心溶融が起きた原因について、東電はこれまで一
貫して「津波で非常用電源が壊れ、原子炉を冷却できなくなったため」と主張し
てきた。ところが、津波の到達時間と東電発表の原発データの間に矛盾点が見つ
かった。東電のデータによると、非常用電源が失われたのは震災当日の午後三時
三十六分~同四十一分。この時間帯よりも先に津波が到達していなければ「津波
が原因」という説明がつかない。(中略)
 それでは、地震で配管が壊れた可能性はないのか。そこで田中氏らが注目した
のが「音」だった。(中略)
 原子炉が停止しても、燃料の崩壊熱で原子炉内の圧力が上がり、「主蒸気逃し
安全弁」が開き、上記が格納容器の下部にある圧力抑制室に流入する。主蒸気逃
し安全弁が開くと高い圧力の蒸気が配管から激しく噴出し、圧力抑制室の壁に当
たるなどして轟音を響かせるという。事故当時、全電源が喪失した1,2,3号
機の内部は真っ暗闇だった。機械の作動音さえ消える中、当たりは静まりかえっ
ていた。(中略)なぜか。「圧力容器に接続している配管のどこかが破損し、そ
こから冷却材が格納容器に噴出し、最終的に圧力抑制室に流入していれば、大き
な音は生じないと思われる」国会事故調が明らかにしたのは、津波だけでなく、
地震対策を充実させる必要があるということだ。ところが政府は大飯原発の場合、
安全評価(ストレステスト)の一時評価だけで、再稼働を決めてしまった。「安
全評価は最悪事故に至るまで、どの程度の時間があるかを調べるだけ。耐震性を
調べるのなら、原子力安全・保安院が2006年に出した耐震設計審査の新指針で再
評価(バックチェック)しなければならない。大飯のように再評価を終えていな
い原発は再稼働すべきではない。(以下略)
※「地震が事故原因である可能性は再稼働への疑問を増している」-。五日付の
米ニューヨーク・タイムズ(電子版)はこう伝えた。政府は盛んに電力不足が企
業の海外競争力を奪うという。だが、安易な原発再稼働が日本に対する信頼を以
下に損ねていることか。そこに気づかぬ政権の鈍さに嘆息する(牧)
 
 
┏┓
┗■3.<御用メディアと市民メディア - 
 |     マスコミが信用できないなら自分たちでつくろう!>
  └──── 
 
開催日:7月24日(火)19時~21時(開場18時30分)
会 場:スペースたんぽぽ
参加費:1000円(学生500円)
主 催:スペースたんぽぽ
講 師:白石 草(しらいし はじめ)さん
 
プロフィール:早稲田大学卒業後、テレビ朝日系の番組製作会社を経て、1995年
東京メトロポリタンテレビジョン社に入社。ビデオジャーナリストとして、ニュ
ース・ドキュメンタリー番組の制作に携わる。2001年に独立し、非営利のインタ
ーネット放送局Our Planet-TVを設立。2011年度放送ウーマン賞受賞著書:『ビ
デオカメラでいこうーゼロから始めるドキュメンタリー制作』(七つ森書簡)
『メディアをつくるー「小さな声」を伝えるために』(岩波ブックレットNo.823)
アワープラネットTVは設立から10年、市民の暮らしや思いを伝え続け、原発事故
後は放射能による子どもの健康被害について真っ先に取り上げた。高木仁三郎が
市民科学を目指したように、メディアの世界も今、市民とともに歩むメディアが
求められている。原発事故以降、信頼を失っているマスメディア。これに代わる
メディアを私たちの手で育てていく必要があるだろう。市民メディア発展のため
に私たちは何ができるのか、一緒に考えよう。
 
 
┏┓
┗■4.園良太さん ごくろうさん会のご案内-4団体で共催
 |        7/17(火)夕方よりスペースたんぽぽにて
 └────
 
園良太さんが、4ヶ月ぶりに保釈で帰ってきました。園さんごくろうさん会を下
記のようにおこないます。ご参加下さい。
(なお、飲食を用意する関係上、事前に参加人数をご連絡頂くと幸いです)
担当*たんぽぽ舎 柳田(090ー6029ー5511)
 
日時:7/17(火)部 午後7:00ー8:30 Ⅱ部 午後8:40ー9:40
会場:部 スペースたんぽぽ(4F) Ⅱ部たんぽぽ舎会議室(5F)
会費:部500円、Ⅱ部1000円、部Ⅱ部出席1500円
共催:4団体共催:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎、東電前アクション、2.
9竪川弾圧救援会
 
 
┏┓
┗■5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 |  7/15&7/22 野田首相の地元船橋でデモ
 └────
 
☆原発の再稼動を止めさせる為に、野田首相の現地、船橋デモ☆
野田首相の現地、船橋で開催されるデモについてのご案内です。ご参加下さい。
 
日  時:7/15(日)集会とデモ(6月24日と同じ)
場  所:西船橋近隣公園
集  合:13:00
集会開始:13:30
デモ出発:14:00
解  散:天沼弁天池公園(JR船橋駅北側)
賛  同:原発さよなら千葉(永野勇)
「原発さよなら千葉」として賛同し、参加しますので皆さん是非「原発さよなら
千葉」の集団に参加して下さい。
 
 
☆野田総理の自宅と事務所にデモやるよ~っ!!!☆
 
「原発さよなら千葉」は、枝野経産相の地元・大宮の仲間と同時行動で下記の取
組をします。ぜひお誘い合わせの参加して下さい。
 
日 時:7月22日(日)16:00開催 【雨でもやるよ~】
場 所:新京成線薬円台駅脇「樫の木児童公園」(進行方向駅左側徒歩1分)
    薬円台駅は新京成線新津田沼駅より松戸方面2駅目・京成津田沼駅
    より3駅目です。
内 容:リレートーク16:00~17:00、 デ モ17:00~18:00
    皆さんの日頃感じていることをざっくばらんに出して下さい。
コース:約1.5kmですが、野田総理の現地事務所前と自宅前をデモります。
 
 
┏┓
┗■6.<テント日誌 7/10(火)―経産省前テントひろば 302日目>
 |    水俣病患者会の人たちの座り込みに連帯を!
 └────    7・13 官邸前~霞ヶ関を人の波で埋め尽くそう!
 
7月10日(火) 晴れ。もう梅雨は明けたのだろうか。久し振りに晴れ上がり、
ぐんと暑くなってきた。テントに日射しが当たると中も一気に熱せられてくる。
 テントの前にはにはいっぱいの短冊を提げた笹竹が何本も立ち並び、風情を醸
し出しているが、笹の葉はもう随分と枯れてきている。テントにはこのところい
つもたくさんの人が座り込んでいて賑わっている。官邸前行動の高揚感がこうい
うところにも表れているのだろうか。
 午前中に水俣病不知火患者会の方がテントを来訪された。7/3~5に続いて、
今日から3日間座り込みをされるそうだ。先日は議員会館前であったが、今日か
らは環境省前だそうだ。水俣病の症状がありながら国の「線引き」では患者と認
められない人の救済策の申請期限が今月末に迫る中、「申請を打ち切るな。期限
を撤回せよ」「全ての被害者の救済を」と訴えての座り込みである。捨ておかれ
ている人や沈黙を強いられている人はまだまだ多いそうだ。 患者会の方は福島
の放射能災害との共通性を指摘し、福島の人たちのためにも自分たちがしっかり
と道筋がつけられるように頑張らねば、と仰る。
 3・11後、水俣病はあらためて見直され、<ミナマタ>と<フクシマ>の相似
た構造に人々は気づいてきた。国と企業が一体となった国策としての推進。のず
さんな安全管理による破綻(はたん)と有害物質の放出。生物濃縮。危機にさら
される国民の生活と命。罪なき動物たちの犠牲。海の汚染。企業のウソとそれに
追随する官僚・政府・御用学者。加害者である企業と国は、被災者の訴えを無視
し、 原因をすり替え、 責任を回避し、 謝罪を拒否し等々。
 そして今、<ミナマタ>の闘いと<フクシマ>の闘いは呼応し始めている。
 午後、Kさんと図書館に向かったとき、青い幟旗が見えた。その時午前中に来
訪を受けたことを思い出し、患者会の人たちの座り込みに違いないと気づいて向
かった。弁護士の方を含めて20人ほどで座り込んでおられた。参加者名簿に名
を記すと発言を求められ、戸惑いながらも、<フクシマ>と<ミナマタ>の相似
た構造と闘いの連帯を訴えた。 川田龍平議員も見えられて自身の経験と結び合
わせながらの挨拶をされた。座り込みは11時~15時でおこなわれている。是
非、連帯を呼びかけたい。
 7月13日(金)は、官邸前行動が10万人を超える巨大行動となって3度目であ
る。きっと人の波は官邸前から霞ヶ関へと溢れかえるだろう。警察は前回に増し
て人々を官邸から遠ざけ、霞ヶ関へと散り散りにするように追求するだろう。な
らば、霞ヶ関でもこの国を牛耳る官僚達にNO!をつきつけ、再稼働反対ー脱原
発への自己決定の意志を表現する創意的な闘いをくり広げよう。
 金曜日には大阪関電前に続いて札幌でも毎週行動がおこなわれるそうだ。全国
に金曜行動が広がっていく。( Y・T )
(注)7月9日号は発刊されておりません(念のため)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1513】
2012年7月11日(水) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.7月13日(金)首相官邸前抗議行動に参加しよう
   7月15日(日)再稼働阻止相談会に参加しよう
   7月16日(月・休日)10万人集会(11時より)に参加しよう
★2.再稼働阻止・全国相談会のご案内
   7月15日(日)13時より18時 中央区・浜町区民館にて
★3.7/16「さようなら原発10万人集会」へ参加しよう-
   たんぽぽ舎の集合場所は、「第4案内カー(ステージ4)」
   携帯電話はほとんど使えなくなるようです
★4.<テント日誌 7/8(日)―経産省前テントひろば301日目>
   テントの前、短冊を読みながら オープンカフェ風の団欒で
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.7月13日(金)首相官邸前抗議行動に参加しよう
 |  7月15日(日)再稼働阻止相談会に参加しよう
 |  7月16日(月・休日)10万人集会(11時より)に参加しよう
 └──── 
 
 イ.7月13日(金)首相官邸前抗議行動は、
   「再稼働やめよの民意」を何万人の力で首相へ示そう!
   18時から20時 首相官邸前(霞ヶ関駅、国会議事堂前駅)
 
   ※たんぽぽ舎のスタッフは、たんぽぽ舎14時集合、15時出発、
    16時前に、首相官邸前に到着、参加者の道案内に協力します。
    また、20時過ぎに、たんぽぽ舎のチラシ配布や再稼働抗議ハガキの
    普及活動をおこないます。ご協力ください。
 
 ロ.7月15日(日)再稼働阻止相談会は、
   ■2.の文章をごらん下さい。
 
 ハ.7月16日(月・休日)「10万人集会(11時より)に参加しよう」は、
   ■3.の文章をごらん下さい。
 
 
┏┓
┗■2.再稼働阻止・全国相談会のご案内
 |  7月15日(日)13時より18時 中央区・浜町区民館にて
  └──── 
 
 皆様におかれましては反・脱原発、再稼働阻止の闘いに奮闘されておられるこ
とと存じます。政府と電力会社は、多くの人たちの意思と私たちの阻止運動を押
しのけ、大飯原発を再稼働してしまいました。そして、この後は伊方、泊、志賀、
川内と、次から次と再稼働を進めてくることは必至です。
 さて、7月16日には、1000万人アクションによる10万人集会が、東京代々木公
園を会場にして開催されます。そして、この集会には全国各地で反・脱原発運動
を担っておられる方々が、少なからず参加されます。皆様におかれましては、全
国的な再稼働阻止の運動が、今こそ必要であるとの認識をお持ちのことと存じま
す。つきましては、この機会に表題にありますように全国各地の仲間の皆さんと、
今後の方向性を相談したく存じます。
 勝手ではありますが、私たち5団体が呼びかけをさせていただきました。どう
か趣旨を理解し、相談会に参加いただきたくご案内いたします
 尚、当日は各団体・個人あわせて100名程度の参加を想定しております。
 
              記
 
 日 時:7月15日(日)13時00分~18時00分
             終了後に参加できる方で交流会
 議 題:第一部 全国各地からの報告
     第二部  再稼働阻止の運動とネットワークについて
          特別報告1.大飯原発と破砕帯
          特別報告2.福島第一原発の現状
 会 場:中央区・浜町区民館 電話 03-3668-2354
          都営地下鉄新宿線「浜町」駅下車A2番出口徒歩5分
 参加費:500円
 
 ※ 参加団体等は当日のレジュメ(A4一枚)と資料を各100部持参
 ※ 呼びかけ対象者は7.16に上京される全国および東京圏の団体・個人
 
【呼びかけ】
  再稼働反対全国アクション
 反原発自治体議員・市民連盟
 経産省前テントひろば
 ストップ再稼働阻止現地アクション
 たんぽぽ舎
【連絡先】
 03-3238-9035(たんぽぽ舎) 090-6185-4407(杉原)
 
 
┏┓
┗■3.7/16「さようなら原発10万人集会」へ参加しよう-
 |  たんぽぽ舎の集合場所は、「第4案内カー(ステージ4)」
 |  携帯電話はほとんど使えなくなるようです
 └────
 
 「大飯原発3号機」が国民の声を無視した野田首相の政治判断で再稼働し10
日余りが経過しました。福井現地行動の成功や官邸を埋め尽くす市民の行動は大
きな運動のうねりとなり、一人ひとりの声が、行動が「原発なくそう」の願いを
結びつけ、運動の新たな局面を切り開こうとしています。
 私たち「たんぽぽ舎」も7月16日の「10万人集会」の成功に向け、皆様方
の協力を得て取り組みを行っているところですが、皆様方が一人でも多くの友人、
知人、家族の方に一緒に参加していただけるよう「たんぽぽ舎」としても幾つか
の取り組みを準備しましたのでお知らせいたします。
 
★7/16「第4案内カー」のステージは11時より始まります!
 
 槌田敦さんと山崎久隆さんが、「第4案内カー」のステージから発言します。
 当日、原宿駅口より150m入った位置に案内カーがステージとして設置されま
す。午前11時より槌田さん、12時より山崎さんが発言者として登場しますので皆
さん是非早めの来場をお願いします。
 なお、全国の原発各地での活動報告が「第4案内カー」の発言として13時30分
頃まで(デモ出発間際ごろまで)報告がなされます。
 
※たんぽぽ舎は「第4案内カー」の正面、北側付近に「黄色いのぼり旗」を立て
て皆さんをお待ちしています。
 ご一緒に明治公園までパレードしましょう。
 
★会場内に設置されるブースに出店します。4つの企画あり!
 当日午前10時より開始されるブースに「たんぽぽ舎」、「反原発自治体議員・
市民連盟」が共同で出店します。休憩所として活用して頂くと共に以下の企画
4つを準備中です。
 
企画―1《皆で語ろう、福島原発事故のこと、運動のこと、これからのこと》
* 原発のことで日頃疑問に思っていることを聞いてみよう。
* 運動に参加したいが一人では言いたいことも言えない。
  普段、思っていることやアイデアを皆と話し合ってみよう。
* 短い時間ですが山崎久隆さんや槌田敦さんの助言を受けながら語り合うディ
スカッションタイムを設定します。(ディスカッションタイム予定:11時30分頃
から13時頃まで)
 
企画―2《東電に怒りを!電気料金値上げを認めるな》
* 電気料金不払い運動を提起されている大畑豊さんに「不払い運動」について
のお話をしてもらいます。
 
企画―3《パンフレット、書籍販売コーナーを設けます》
* テントひろばや議連の活動に携わっている方が活動を通じて書かれた書物や
様々なグループの情報紙を紹介し合える交流の場とします。持込み大歓迎!
 
企画―4《再稼働抗議のハガキ行動の宣伝を行います》
 *すでに1万4千枚を超えるハガキが野田首相はじめ原発推進関係者のもとに
届けられています。たんぽぽ舎にも小さい子供がいるのでデモや集会には参加で
きず、何かしたいと思っていたので「抗議ハガキ」を友人にも進めたい。是非送
ってほしいとの電話がいくつもありました。ブースで販売したいと思います。手
伝いに来てください。
 
【集会に参加される皆さんへの注意事項】
 
1. 当日携帯電話については会場周辺や解散地点では繋がり難くなります。
集合場所や事務連絡は前もって確認しましょう。
 
2. 会場では売店が出店されますが不足すると思われます。水分補給については
各自、水筒を持参するなどして下さい。
 
3. 当日のパレードについてはこれまでにない規模になります。1グループ700
名ぐらいで行進していくことになりますが、充分なスタッフが配置できません。
各自、パレードの安全な進行に協力願います。
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌 7/8(日)―経産省前テントひろば301日目>
 |  テントの前、短冊を読みながら
 |  オープンカフェ風の団欒で
 └────(K.M)
 
 7月8日(日)曇り後晴れ
 
 日曜昼は特に事件なし。夜9時に到着、ゆみ&フランクさんお持たせのサング
リア(ワイン+オレンジジュース)を勧められる。湿気な気持ちがよい夜なので、
10人ほどがテント前に輪になって座っておいしくいただく、保存料無添加のワイ
ンやピーナツも加わって。
 
 テントの周りには、七夕の日に短冊がいっぱいつり下げられた笹竹が5本ほど
立てられている。「原発の後始末できない政治家は去れ」、「銀河の約束 禁原
発」、「『音』ではありません、国民の声です」、「直ちに影響なかった、でも
今影響出ている」「脱霞ヶ関」、「いのちの願い脱野田」などの短冊が目を惹く。
 
 笹の葉と短冊に囲まれての話題は金曜夜の首相官邸抗議行動について。沢山の
人を集めたことを高く評価しながらも、警察の規制で多くの人が首相官邸に近づ
けなかった、今回も予定時刻前に主催者が終了宣言した、人の流れの全体像を掴
んで誘導できればよい、主催者はイベントの乗りでやっているのではないか、何
よりも目的は再稼働阻止なのだから集まった人々が官邸に訴えられるように工夫
したい、などなどの意見が出た。次回の改善に期待し応援したい。
 
  一眠りしたあと、日の光を受けてテント前の椅子に座っていると、地下鉄の
到着に合わせて人々がビルに通っていく。何人もの方々が「おはようございます」
と声をかけてくださる。7時前になると、いつの間にか播磨屋本店のでっかいト
ラック3台が経産省正門前に駐車している、横に「地球革命」を訴える大きなポ
スターを掲げて。
 
 われらの再稼働反対の運動も新しい週を迎える。 国会事故調報告が発表され
た。原子力規制委員の人選、核燃料サイクルの責任を負いながら生き残ろうとす
る原子力委員会、福島原発事故のみに専念するべきなのに相変わらず傍聴者を締
め出して再稼働のための会議を強行する原子力安全・保安院(ストレステスト意
見聴取会、地震・津波意見聴取会)、エネルギー環境会議のパブコメ、などなど
の監視・対応も怠れない。(K.M)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1512】
2012年7月10日(火) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発廃炉の技術立国を日本は目指せ
   原子力規制庁は、犯罪者集団が名前を変えて、そこに入るだけ
               (食品と暮らしの安全基金代表 小若順一)
★2.新聞・雑誌から
 ◇非公開会合で実質審議、原子力委 過去10年以上 議事録残さず
 (7月8日 デーリー東北より)
 ◇「なし崩し再稼働怖い」
   大飯・関西住民 批判と賛成交錯(7月9日 東京新聞より)
★3.本の紹介---高橋哲哉・著『犠牲のシステム 福島・沖縄』
★4.<テント日誌 7/7(土)―経産省前テントひろば 300日目>
   雨に濡れる笹の葉 短冊に怒りと意思をこめて
   第2テントで賑やかに七夕の集い( Y・T )
━━━━━━━
本日発行【TMM:No1511】のイベント案内で、講師のお名前が正しくありません
でした。訂正しお詫びします。大変失礼いたしました。
誤:橋 哲哉さん、正:高橋 哲哉さん
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.原発廃炉の技術立国を日本は目指せ
 │   原子力規制庁は、犯罪者集団が名前を変えて、そこに入るだけ
 └────(食品と暮らしの安全基金代表 小若順一)
 
 電力不足で夏に停電すると関西電力が主張したことが大きな理由となって、
大飯原発は稼働されることになりました。
 しかし、本当に足りないのは特に暑い数日で、しかも1日のうち数時間だけ。
この時間帯の電力価格を大幅に上げて、みんなで節電すれば、重大事にはなり
ません。
 停電を恐れて企業が外国に逃げ出すと、日本経済新聞が書きました。これは
原発を動かすための方便です。外国では発展途上国だけでなく、先進国でも大
停電が起こります。
 アメリカでは、10年ほど前に米カリフォルニア州で大停電が起こり、この6
月30日にもワシントンDCで大停電が起こりました。韓国でも、昨年9月に大
停電が起こり、今夏も電力不足で6月21日に全国民が参加した停電への対応訓
練が行われました。世界中のほとんどの国は、今の日本より電力が不足してい
るので、日経新聞が書いたように、停電を恐れて外国に逃げ出す企業はありま
せん。外国に出るのは、円高のためです。
 このように、原発利権派は、さまざまな名目をつくって原発を動かそうとし
ています。
 忘れてならないのは、「事故は絶対に起きない」と言い続けて原発を推進し、
その結果、何千人から何十万人もの人に、ガンにかかるよう運命づけ、16万人
もの住まいを奪った人類史上最悪レベルの原発事故を起こした政府、東電、原
子力技術者、原子力にかかわる官僚は、犯罪者であるということ。
 大被害を出した以上、「原子力ムラ」や、東電の責任者には、まず刑事責任
を取ってもらわねばなりません。
 ところが、事故の責任をとらないまま、「原子力規制委員会」が発足しよう
としています。
 この委員に、職を辞して現地調査を行った木村真三氏や、国会の参考人説明
で国民に希望を与えた児玉龍彦氏や、一貫して原発に反対してきた科学者だけ
が委員になるならいいのですが、そうはならないでしょう。
 原子力規制委員会は、犯罪者集団が事務所の看板を書き換えて、別の犯罪者
集団を旗揚げするだけのこと、と私は考えています。
 民間なら、失敗すれば仕事を失いますが、犯罪者の一員になっても、原子力
ムラの人間には、これからも仕事があります。
 福島原発の廃炉を進めるには、新技術の開発が必要で、それがうまくいって
も更地に戻すには40年ぐらいかかるのです。
 原発は、大量に造ってしまった放射性廃棄物の処理問題が解決していないの
に、欲深い彼らは原発をまだ動かそうとしています。
 原発を動かせば地域経済は潤いますが、実は、原発廃止を決めて、廃炉作業
を始めても、地域経済は潤うのです。頑張れば、原発の廃止を決めた次の日か
ら、雇用が生まれるようにすることが可能です。事故が起きると、多くの人が
被曝した上に、労働者の被曝量も通常の何千万倍か、それ以上になって雇用が
打ち切られます。だから地域にとっては、事故が起こる前に廃炉を決めること
が重要なのです。事故さえ起さなければ、労働者はほとんど被曝を受けずに作
業することができ、しかも、それは安定した雇用で、その状態が20年以上も続
きます。原発を設置した地域には、安定した雇用が生まれることで我慢しても
らいましょう。
 中国が原発100基を目指して建設を進めているように、世界中で原発の建設
が行われているので、残念ながら、またどこかで大事故が起こります。
 したがって日本は、一刻も早く原発廃止を決め、廃炉や事故処理に役立つ技
術を極めるべきです。それは、たくさんいる原子力技術者を有効に活用する方
法でもあるので、ベストの選択肢といえます。
 大事故を起こした日本は、廃炉の技術で世界をリードすることを目指すべき
です。(食品と暮らしの安全No.278 2012.6.1発行より転載)
 
 
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から
 └────
 
◇非公開会合で実質審議、原子力委 過去10年以上 議事録残さず
(7月8日 デーリー東北より)
 
 内閣府の原子力委員会(近藤駿介委員長)が過去10年以上にわたり、非公
開会合を毎週開き、原子力政策の重要案件をひつように応じて実質審議してい
ることが7日、分かった。事実上の政策決定の場となることがあったにもかか
わらず、議事録は残していなかった。複数の委員経験者や政府関係者が明らか
にした。
 委員会は毎週火曜に、傍聴可能で議事録が公開される「定例会」を開いてい
るが、その前週のもくように「打ち合わせ会」と称した非公開会合を開催。関
係省庁の担当者に加え、民間事業者が参加することもあった。
 原子力委は、電力業界など原発推進側を集めた「勉強会」で会議資料案を事
前配布した問題が表面化しており、在り方があらためて問われそうだ。また、
東日本大震災と福島第1原発事故で政府内の10会議の議事録が未作成だった
ことが今年1月に批判を浴び、政府は議事録の適切な作成、管理を約束したば
かりだ。(中略)
・・・複数の委員経験者は「原子力政策大綱や核燃料サイクル政策を審議する
こともあった」と明石た。ある経済産業省関係者も「原子力ムラの中で考え方
を固め、反対はが付け込む『穴』をふさぐのが役割」を、打ち合わせ会が政策
決定過程に組み込まれていた実態を証言した。
 
 
◇「なし崩し再稼働怖い」
  大飯・関西住民 批判と賛成交錯(7月9日 東京新聞より)
 
・・・神戸市のJR三ノ宮駅で待ち合わせしていた女子大学生(20)は「原発
を動かさなくてもよい方法を提示していない」と再稼働を問題視。青森から観
光に来た女性(56)は「日本全国、なし崩しに再稼働に傾きそうで怖い」と話
した。
 大阪市北区の関電本店の近くに住む主婦は「(フル稼働は)悪いニュース。
こうなると思っていた」と冷ややかだった。(中略)
 「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」の島田清子事務局長は「関電
は安全性の証明が不十分なまま、企業の利益を優先して原発を動かした。体質
が東日本大震災前と何もかわっていない」と厳しく批判した。
 
 
┏┓
┗■3.本の紹介
 │ 高橋哲哉・著『犠牲のシステム 福島・沖縄』
 └────
 
 経済成長も安全保障も「犠牲」の上に成り立っている。
 『靖国問題』以来、6年ぶりの書き下ろし!
 3・11が暴いた「戦後」の欺瞞
 
 福島の原発事故は、原発推進政策に潜む「犠牲」のありかを暴露し、沖縄の
 普天間基地問題は、日米安保体制における「犠牲」のありかを示した。もは
 や誰も「知らなかった」とは言えない。沖縄も福島も、中央政治の大問題と
 なり、「国民的」規模で可視化されたのだから-。経済成長や安全保障とい
 った共同体全体の利益のために、誰かを「犠牲」にするシステムは正当化で
 きるのか?福島第一原発事故で警戒区域となった富岡町などで幼少期を過ご
 した哲学者による、緊急書き下ろし。
 <もくじ>
 1章 原発とう犠牲のシステム 2章 犠牲のシステムとしての原発・再論
 3章 原発事故と震災の思想論 4章 「植民地」としての沖縄
 5章 沖縄に照射される福島
 ~~~集英社新書、740円+税、たんぽぽ舎でも取り扱い中~~~
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌 7/7(土)―経産省前テントひろば 300日目>
 │   雨に濡れる笹の葉 短冊に怒りと意思をこめて
 │   第2テントで賑やかに七夕の集い
 └────( Y・T )
 
7月7日(土) 曇り後雨
 このところ2日続きで夕方から夜にかけて雨が降る。七夕というと自分の記
憶の中では、星空の下浴衣で夕涼み、といった清々しさなのだが。
 ということで、今日の七夕アクションはテントの前でのアピルと歌・カン
ショ踊りなどあたわず、カンショ踊り流しで首相官邸前へという行動も取りや
めとなり、第2テントの中での賑やかな集いとなった。
 テントの前には笹竹が何本も取り付けられている。そしてその笹竹には短冊
がいっぱいつり下げられている。様々な怒りが、未来への意思が、希望がそこ
には表されている。
 降り始めた小雨に笹の葉がしっとりと濡れ、それも一つの風情であろうか。
短冊をつり下げた笹竹を背景にみんなが集まって写真撮影。
 第2テントの中には何人ほどが入っているのだろうか。20人をこえている。
持ち込まれたいろいろのものを飲んだり食べたりしながら、賑やかなお喋りが
続く。
 メーンは富岡町から水戸に避難しながら、反原発を訴え続けておられる、テ
ントではおなじみの木田節子さんの話であった。3・11後の避難生活の中で
反原発活動へと踏み出されたいきさつ、その過程での家庭内での様々な軋轢と
葛藤、東電社員と下請け作業員とのあからさまな差別、また避難をよぎなくさ
れた人たちの生活と、それに対する避難先の住民たちのまなざし、そこにある
分断のシステム等々、胸に迫るものであった。
 また、先日の福島フォーラムでの福島原発作業員との対話、あるいは4月2
5日時岡おおい町長の家を訪れ夫人と話したときのこと等、聞く者をぐいぐい
と引き入れていく。気負いなくユーモアを交えたその話はそれだけになお、深
く考えさせるものであった。
 第2テントには入れ替わり立ち替わり人がやってきて、のべ40人にはなっ
ただろうか。初めてお目にかかる人も多かった。実際テントは初めてという方
や遠方の方も何人かおられた。そして若い人達の参加も多くあった。
 今日企画した女性たちの話では、これからも毎土曜日に夕涼みもかねて、茶
話会やDVD上映会やお話を聞く会、カンショ踊り等、催していきたいという
ことであった。( Y・T )
 
<大飯原発監視・おおい運動公園テントは健在>
 
 早くも一週間が経過しようとしています。こちらおおいテントのQです。オ
キュパイ続行中です。ある朝目覚めたら、私は囚人だった。この檻は、再稼働
した日本という状況の隠喩です。ワーズワースの詩人、カフカの虫と同じです。
理論的な整合性より現実の緊急事態性が新しい行動を要請しました。再稼働を
許そうとするおとなたちによって子供たちが井戸に落ちようとしているときに、
善意を手放すまいとした人々はできるかぎりのことを、とりわけ6月30日か
ら開始したのです。
 幼稚なのは、バリケードの向こう側の再稼働強硬派です。善意の証明のため
の抗議行動が若い過ちのようにひねりつぶされることを体感しました。全共闘
運動は根本的な問題提起をしていたのですから、この歴史を無いものにすれば、
根拠のない奈落に落ちるだけです。太鼓の音は無根拠な権力の暴挙と闘う全存
在的な告発行為でした。現体制の悪魔を撃退するブリキの太鼓隊への批判は、
悪魔の言語遊戯に過ぎなかったと考えます。この太鼓隊こそ有るべき人間の尊
厳性なのです。前線での非暴力闘争は、サイボ‐グ機動隊に盾しか使わせなか
った。善意と尊厳性の前線を構築してくれた、忍者の皆さんに心から感謝して
います。
 私は、再稼働する日本人とではなく、再稼働に反対した人々と生き続けたい。
六法全書や広辞苑を悪魔の辞典として使う日本人よりも善意と尊厳性にかけて、
太鼓をたたき、踊り、手拍子し、機動隊にたちはだかった人々と今日も明日も
生きたい。あのとき、日本語になにができたのでしょう?勇気には、人知れぬ
支援と応報があることを目撃しました。闘いを続けましょう。音楽とは時間で
す。有るべき時間をみんなのものにしましょう。鳥の声が聞こえなくなるまえ
に!( Q )
たんぽぽ舎です。【TMM:No1511】
2012年7月10日(火) 地震と原発事故情報- 4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎                         
━━━━━━━
★1.原発は犠牲のシステムである
   「犠牲のシステム福島」7/12(木)橋哲哉講演会のお誘い
    この国のシステムは「無責任の体系」を含んで存立する
★2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします
   ☆労働者の労働者による 労働者のためのレイバーネットTV 第35号放送
    ~特集:大飯を止めて 再びゼロへ! 最前線でたたかう~
       7月12日(木曜日)20:00ー21:15
   ☆7・17懇話会「東電のアジア侵略史」
★3.「東電のアジア侵略史-現代・日本とは何かを考える」 
   「軍事化」へ基本法改悪安保に資する」原子力利用
                    7月6日東京新聞より抜粋
★4.<テント日誌 7/6(金)――経産省前テントひろば 299日目>
      雨の中15万人が官邸前行動へ
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.原発は犠牲のシステムである
| 「犠牲のシステム 福島」
   この国のシステムは「無責任の体系」を含んで存立する
└──── 
 
2012.7.12(木)開始18:45(開場18時過ぎ)
会場:スペースたんぽぽ/参加費:1000円(学生500円)
 
講師:橋 哲哉さん (東京大学)
(主著:『戦後責任論』(講談社学術文庫)『靖国問題』(ちくま書房)『国家と
犠牲』(NHKブックス)他、著書多数)
 
橋哲哉さんは今年出版された『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)
の中で、少なくとも言えるのは、原発が犠牲のシステム、ということである。そ
こには犠牲にするものと.犠牲にされるものがいる。この犠牲は通常隠されてい
るが、共同体(国家、国民、社会、企業等々)にとって、「尊い犠牲」として美
化され、正当化されている。犠牲の不当性が告発されても、犠牲にする者たちは、
自らの責任を否認し、責任から逃亡する。この国のシステムは「無責任の体系」
(丸山眞男)を含んで存在するのだ。(『犠牲のシステム 福島・沖縄』抜粋)
 
 
┏┓
┗■2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします
 └────
 
☆労働者の 労働者による 労働者のためのレイバーネットTV 第35号放送
 ~特集:大飯を止めて 再びゼロへ! 最前線でたたかう~
 
・日時:2012年7月12日(木曜日)20:00ー21:15
・アドレス  http://www.labornetjp.org/tv
・番組構成
1.【ニュースダイジェスト】(5分)ここ2週間のホットなニュースをお伝え
します。
2.【特集 大飯を止めて 再びゼロへ!~最前線でたたかう】(50分)
 ゲスト:木田節子さん(原発いらない福島の女たち)
     小川正治さん(プラント技術者の会)
 6.29官邸前の10万を超えた巨大デモ、そして7月1日大飯原発ゲート前の深夜に
わたる攻防。原発再稼動反対の声はいま確実に広がり深まっている。こうした現
場に身を置き、最前線でたたかってきた木田節子さん(原発労働者の母で冨岡町
から避難中)と小川正治さんにじっくりお話を伺います。また大飯原発再稼動反
対監視テントと電話でつなぐ予定。関連映像もあり。
 
3.【木下昌明の今月の一本】(12分) 映画評論家の木下昌明さんが、7月21
日開催の「レイバー映画祭2012」(「渋谷ブランニューデイズ」「ザ・テイク」
など)の見どころを紹介。
4.【不満★自慢】(8分) ジョニーHの「替え歌」と乱鬼龍さんの川柳で、
原発再稼働抗議行動に勢いをつけよう!
連絡先: レイバーネットTV 090-9975-0848(松元)
 
 
☆7・17懇話会「東電のアジア侵略史」
 
・話題提供:「東電のアジア侵略史-現代・日本とは何かを考える」     
  ・・・村山和弘さん(不二越強制連行訴訟北陸連絡会)
・特別報告:「不二越闘争をめぐって」
       ・・・中川美由紀さん(不二越強制連行訴訟北陸連絡会)
・日  程:2012年7月17日(火)※「さようなら原発10万人集会」の翌日です。
時  間:午後6時30分開始(6時開場)-午後9時終了予定
場  所:てくのかわさき 第1研修室(JR「武蔵溝ノ口駅」北口・
      東急線「溝の口駅」より徒歩7分)  
所 在 地:川崎市高津区溝口1-6-10(電話044-812-1090) 
※南側が正門です。
[http://www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp/tekuno-koutu-tizu.html]
参 加 費:500円(カンパ歓迎・懇親会費別)
主  催:政治の変革をめざす市民連帯・神奈川 http://www.siminrentai.com/
連 絡 先:070-6641-7850(佐藤)
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より
|「軍事化」へ基本法改悪「安保に資する」原子力利用
|               24年7月6日 東京新聞より抜粋
└──── 
 
 重大な法案が三党合意としてほとんど審議抜きで成立してしまった。原子力規
制委員会設置法である。
 これまで原発の安全性に関わる事項を審査・監督・指導する機関として、原子
力安全委員会と原子力安全・保安院が設置されていた。しかし、いずれも原発推
進の立場である経済産業省の所管であり、電力会社に対して甘い審査・指導しか
せず、福島の原発事故を招いた責任の一端を負っているのは確かである。その反
省を踏まえ、安全規制を行う第三者組織として原子力規制庁及び規制委員会を環
境省に置くことが今回の法律で決定した。そのこと自体は一歩前進なのだが、こ
の法律には重大な毒が仕込まれていて、むしろ将来に禍根を残すことになった。
 それは、設置法の目的に、「我が国の安全保障に資する」という文言が挿入さ
れていることである。(中略) 端的にいえば、軍事力を整備して自国を防衛す
るための措置をとるということなのだ。
 ではなぜ、設置法に「安全保障」という言葉が入ったのか?それはとりもなお
さず、原子力利用において、これまでの「非軍事」路線を改めて軍事化路線を推
し進めることの宣言なのである。
 中略 核廃棄物の再処理をしていっそうプルトニウムを蓄積する一方、現実に
核兵器を保有すべきだと公言する政治家も多くいる。中略 単なる原発の規制に
留まらないのである。
 さらに重大なことは、この法律の付則において、上位の法律である原子力基本
法の「基本方針」にやはり「安全保障に資する」条項を加えるとしたことだ。
 「平和目的に限る」として自主、民主、公開の三原則を謳った原子力基本法の
改悪である。そもそも、憲法―基本法―個別法という法体系において、下位の個
別法で上位の基本法を規定できるものなのだろうか。
(中略) そのような政治の動向を正しく伝えているとはいえないマスコミ、日
本は本当に民主主義の国なのだろうか。私達は黙り続けていていいのだろうか。
                     
 
┏┓
┗■4.<テント日誌 7/6(金)――経産省前テントひろば 299日目>
 |   雨の中、15万人が官邸前行動へ
 |   再び国会通りをオキュパイ、再稼働反対!野田ヤメロ!
 └────
 
7月6日(金) 曇り後雨
 午後、テントに出かける。空はどんよりと雲がたれ込めている。天気予報では
午後3時くらいから雨とあるが、なんとかもってくれないかと祈るような気持ち
になる。
 大飯原発3号機の再稼働後、最初の行動であり、大飯原発敷地内の破砕帯F-
6が活断層の可能性が濃厚ではという、重大な問題が持ち上げっているさなかで
の行動である。先週の15万人超の行動、あの国会通りを埋め尽くし、そこを解
放区=広場とした人々の意志表現の形態は、今日参加している人々の記憶の中に
刻み込まれているに違いない。
 4時前にはテントから見ていても警察の動きが慌ただしい。霞ヶ関にも多数の
警官隊が動き回り、ものものしい雰囲気が感じられる。4時半頃官邸前へ行って
みた。国会沿いの車道には大型装甲車(通称カマボコ)が9台、小型が2台、そ
の他警察車両がずらりと並べられている。反対側の記者会館前の歩道は既に人々
でいっぱいである。官邸前の角を曲がって溜池方面へ向かう歩道は通行止めにさ
れている。
 一度テントに戻って5時半頃再度出かける。記者会館の手前でもう前には行け
ず引き返す。広い六本木通りを渡ったところで、警察が規制を始め人の流れをせ
き止める。みるみる財務省上の歩道、外務省横の歩道に人の列が膨らんでいく。
雨が降り出した。
 要するに警察の方針は、先週の再現を絶対に阻止するということで、国会通り
の国会側を装甲車で固め、この通りに入ってくる人数を制限し、人の波を遠くの
霞ヶ関の歩道や六本木通り脇の公園へと分散させる、そのように地下鉄の出口か
ら誘導するということのようだ。ぐるぐる回されているだけ、という感想も聞こ
えてくる。
 6時半頃には六本木通りと国会通りの五差路の4隅には人の塊が山のようにな
り、身動き取れない状態となっていた。やむなくテントに戻って待機した。
 テントのTさんの話によれば、7時頃人々は警察の阻止線を突破して広い横断
歩道を渡り、官邸前へ通じる通りに合流し、1車線の歩行路を押し広げながら前
進し、2車線・3車線へと拡大しながら進んでいった。歩道からも人々は溢れだ
し、遂にカマボコ車の脇まで5車線いっぱいに広がり、前週の再現となったそう
だ。
 解放された道路でドラム隊のリズムで再稼働反対を叫び、踊りながらさらに前
へと進み、その勢いに驚いた主催者側が官邸前道路の30m程手前で、必死のピ
ケによる阻止線をはり、ようやくそこで止まり、主催者側の説明をかき消すよう
な再稼働反対の大コールを繰り返したという。
 テントでは7時過ぎから、麦茶・水の用意をして給水の活動を始めていた。7
時半頃からテントの前にはどんどんと人が集まり、黒山のような人だかりができ
る。
 経産省正門前では6時からマイクアピールの行動がおこなわれていたが、8時
前からはこちらへの参加者もどんどん増え、一時は200~300名くらいに膨
らんだ。次々とおこなわれているマイクアピールとコールの繰り返しは、官邸前
行動が始まった頃の雰囲気を思い出させてくれた。
 
 尚、官邸前のマイクの間近に陣取っていたKさんの話では、亀井静香、田中康
夫、福島瑞穂、志位和夫の各議員が来て、マイクで発言したりしたそうだ。その
際、亀井静香議員はKさんから手渡されたテントひろばのキャップを被ったとか。
また坂本龍一氏も駆けつけてきたそうだ。
 今日の行動は、野田首相には先週の「大きな音」から「多くの声、様々な声」
へと変化させる力はあったようだ。どれほどの闘いが「決断」で走る野田政権を
ストップさせ、覆していくことができるのだろうか。     ( Y・T )
 
★7/7(土) 七夕の経産省前テントひろば 夕涼みアクション
   「原発再稼働への怒り  天の川 キャンドルナイト」
  17時~18時  経産省前テントひろば 夕涼みアクション
   ・アピールと歌、カンショ踊り  ・団扇プラカードコンテスト
  18時~19時  カンショ踊り流しで首相官邸前へ
   ・短冊アピール…笹竹を受け取ってもらおう!
   ・ノダグダ…野田首相にこれだけは言っておきたい。
  19時半~21時 第2テントでドキュメント映画上映会
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
takeshijo
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者ブログ [PR]

Template by decoboko.jp