NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1947】
2013年9月2日(月)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.9月の学習会・行動のご案内 参加歓迎!
9/5(木)金子勝さん、9/7(土)木村結さん、9/15(日)原発ゼロの日、
9/25(水)東京湾に浮かぶ2つの原子炉…ほか
★2.NHK BS1の番組「WISDOM」激論TPP世界はどう見る
感想:「アメリカ大企業の利益が減っているので世界中に強行に
“自由化”を無理強いしているのがTPP」
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.テント日誌9月1日(日)経産省前テントひろば722日目
9/1「さようなら原発講演会」英知の集まりのお話を紹介
関東大震災から90年 (I.K)、(K.M)
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※9月4日(水)学習会にご参加を!
第2回地震・津波講座『地震の基本、規制委員会』映像と資料で問題点を検証する
日 時:9月4日(水)19時より
お 話:今井孝司さん(地震がよくわかる会)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
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┗■1.9月の学習会・行動のご案内 参加歓迎!
| 9/5(木)金子勝さん、9/7(土)木村結さん、9/15(日)原発ゼロの日、
| 9/25(水)東京湾に浮かぶ2つの原子炉…ほか
└────
9/4(水)学習会 第2回地震・津波講座「地震の基本・規制委員会」
映像と資料で問題点を検証する
お話:今井孝司さん(地震がよくわかる会) 19:00開会 参加費800円
9/5(木) 学習会 反原発と反TPPについて
お話:金子勝さん(慶應大学経済学部教授) 19:00開会 参加費800円
※予約者優先
9/6(金) 金曜官邸前抗議行動 大飯原発を停止せよ! 今年こそ原発ゼロに
18:00~20:00 ※13、20、27も実施
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
9/7(土) 討論会 「脱原発テントと再稼働阻止を考えよう!」大討論会
お話:木村結さん、正清太一さん、ほか 18:00~20:30 参加費500円
テント応援団とたんぽぽ舎の共催
9/8(日) 講演会 それでもあなたは原発再稼働を認めるのですか?
お話:山崎久隆さん他
14時~ 東京仕事センター地下講堂 資料代500円
主催:福島原発事故緊急会議
9/10(火)学習会 いま福島で何が起きているか?(動植物の異変など)
お話:吉田邦博さん(安心・安全プロジェクト代表)
19:00開会 参加費 800円
9/11(水)テントひろば3年目怒りのヒューマンチェーン
18:30~テント・経産省前スピーチ
19:30~経産省包囲・怒りのヒューマンチェーン
場所・主催:経産省前テントひろば
9/11(水)学習会「小さき声のカノンー選択する人々(仮題)」
-現在進行中の最新作を語る―
お話:鎌仲ひとみさん 19:00開会 参加費1000円 主催:いろりばた会議
9/12(木)テント裁判第3回口頭弁論 13:00~東京地裁前集合
14:00~口頭弁論 16:00~報告集会 神田香織さん 渡辺ミヨ子さん他
参議院議員会館1F講堂
9/14(土)再稼働反対9.14さようなら原発大集会 11:00亀戸中央公園(集会)
15:15~パレード出発2コース予定 主催:一千万人署名市民の会
9/15(日)学習会 大飯原発停止!原発ゼロの日に水を差す原子力空母
お話:槌田敦さん、山崎久隆さん、原田裕史さん、筧りえ子さん、
参加者からの発言 13:30~17:00 参加費1000円
9/17(火)学習会 「再稼働と汚染水問題の全て」
-汚染水対策「できず」での再稼働はありえない!-
お話:山崎久隆さん 19:00開会 参加費 800円
9/25(水)「東京湾に浮かぶ2つの原子炉の危険」米原子力空母に反対・集会とデモ
18:00横須賀ヴェルニー公園(京急線汐入駅下車) 19:00デモ出発
9/26(木)学習会 反核運動と女性-ビキニ・チェルノブイリ・フクシマ
お話:加納実紀代さん 19:00開会 参加費 800円
9/29(日)学習会 削られた「立地評価」-原子力規制法に抵触の可能性あり
お話:滝谷紘一さん 14:00開会 16:00まで 参加費 800円
9/30(月)JCO臨界被曝事故を忘れない 19:00より集会
10/13(日)10/13原発ゼロ★統一行動 13:00~19:00 国会議事堂周辺
主催:首都圏反原発連合
共催:さようなら原発1000万人アクション・原発をなくす全国連絡会
※学習会・講演会の会場は特に指定のない場合は、
「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4Fです。
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┗■2.NHK BS1の番組「WISDOM」激論TPP世界はどう見る
| 感想:「アメリカ大企業の利益が減っているので世界中に強行に
| “自由化”を無理強いしているのがTPP」
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
○ アメリカの大学教授はアメリカ大企業の利益の代弁者。理由抜きに貿易自由
化は多くの人の利益になるなどという。日本は1%の農業にこだわるべきでない。
99%の利益を考えろなどと偽一般論を言っているだけ。この1%というのもGD
Pを言っていると思うが他の観点はない。農業人口とか農村人口、農村経済は1
%ではない。ISDS条項のひどい例にたいし、国民の健康に関することは例外
にすべきなどと、ISDS条項そのものは守りたいだけの取り繕いをいった。こ
れは伊藤元重東大教授も同じ意見だった。
○ オーストラリアの市民団体代表は ISDSの実例(実害)を述べた。
日本の農業の関税は風前のともしび、どこの国も認めない。オーストラリアとニ
ュージーランドは特に認めない。
鈴木宣弘東大農学部教授はTPP反対の第一人者らしく、淡々とTPPの害を
のべた。(中略)
どこに投資してもかつてのように利益が出ない世界的資本主義の段階をアメリ
カはTPPのような政治力で突破しようとしているが、これだけ多くの市民をワ
ーキングプアにしてもまだ利益率が低いというのは、資本の奴隷だ。この資本の
奴隷がアメリカの政治家だけでなく、伊藤元重も同じとわかった。市民の視点は
どこにもない、あるのは投資した資本をいかに守るか(増やすか)という観点の
み、これが経済学者?!
○ リーマンショック以来、アメリカ大企業の利益が上がらないのを、何とかし
ようと他国の主権を侵害して、他国の国民をアメリカ国民のように貧乏にして、
資本の利益率を増やそうとするのがTPPです。
○TPPについては、金子勝教授の学習会が
9月5日(木)「スペースたんぽぽ」で開催(予約優先)されます。
19時から(参加費800円)上記のNHK番組よりずっとおもしろいと思います。
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┗■3.テント日誌9月1日(日)経産省前テントひろば722日目
| 9/1「さようなら原発講演会」英知の集まりのお話を紹介
| 関東大震災から90年
└──── (I.K)、(K.M)
○ 今日は関東大震災から90年目、町会の防災訓練のアナウンスを背中にテント
へ向かった。
猛暑がぶり返しでじっとしていても汗が噴き出すほどですが、空には秋の兆し
が見えてきました。天高く・・・何とやらの感じ、飛行機やヘリコプターがくっ
きり見えます。ミンミン蝉の声も少なくなり、日曜日は車も少ないので午前中の
テントは静かでした。
午後から日比谷公会堂で1000万人署名の講演会があったのでそちらに参加する
前にと、愛知、長野などから来た方たちが寄って下さいました。
別の用事でいらした函館YWCAの方は大間原発反対運動のことなどを話して帰
られました。
午後になって毎週座ってくださるTさん、Mさんと愛犬がテントは初めてと言
う友達を連れていらして、第2テントの二人の女性と一緒になって原発のこと、
教育問題などの話で盛り上がっていました。
その後、色々な飲み物、紙コップまで抱えて訪れた若い男性、何とテント裁判で
被告にされたMさんの息子さんでした。やはりテントは初めてとのこと、お父様
の説明を熱心に聞いて暫く座って行って下さった。頼もしいですね。
○ 4時前、Tさんが講演会の後、反原連官邸前行動に参加する方のための給水
準備をする。どの位の方が寄ってくださるか予想がつかなかったが、思ったより
たくさんの方が来て下さったので、大わらわでした。私は9・11と12のチラシ配
りを!
講演会には2000人以上の方が参加したそうで良かったですね。
天気予報では夕方雷雨とのこと、4時ごろ官邸方面に黒い雲が現れたのでひやひ
やしていましたが、風に吹き飛ばされたらしくホットしました。
今日はテント初めての方たちが大勢来て下さって嬉しかったです。(I.K)
○9.1さようなら原発講演会に2200人が集い、心を新たにして反原発運動へ!
9月1日、9.1さようなら原発講演会(つながろうフクシマ!くりかえすな
原発震災)は2200人を超える参加者が日比谷公会堂を一杯にして、新たな反原発
・脱原発に向かって一歩進む決意をした。「自分たちは次世代を生き延びさせて
いく世界を持ち続けなくてはいけない」(大江健三郎)と。
以下の興味深いお話とともに、ジンタらムータが懺悔の歌、不屈の民、相馬盆
歌など素晴らしい演奏で盛り上げ、ザ・ニュースペーパーで安倍と小泉が登場し
て爆笑の渦を巻き起こし、女優木内みどりさんが心のこもった司会で聴衆を一体
にした。反原発の行動が新たに一歩踏み出すことになる素晴らしい講演会だった。
以下は、英知の集まりのお話のつまみ食い(文責は私)。
○ 鎌田慧さん:90年前の関東大震災では戒厳令がしかれ、大杉栄、伊藤野枝
らが殺され、約6千人が虐殺された。反・脱原発運動は人々が仲良く暮らそうと
いう命を守る運動。海が汚染されているのに、原発を再稼働し海外に輸出しよう
とする安倍政権はめちゃくちゃ。憲法も重要な問題。
○ 佐藤和良さん(いわき市議):15万人を超える人々がふるさとを追われた、
仮設住宅に住む多くの人が抑鬱状態、1400人を超える関連死。高濃度汚染水問題
は、太平洋に汚染水を流すための出来レースで、IAEAなど原子力マフィアが
海洋投棄を認めようとしているのではないか。私達被害者はあきらめない。
○ 大江健三郎さん:いとうせいこうの「想像ラジオ」から入って井上ひさし・
加藤周一との興味深い逸話を紹介、満場が大笑いした。エセンシエル(本質的)
に大切なモラル(人間の倫理性)は、「次の世界に生きていく世界を残すこと」。
ドイツは、脱原発を批判されたが、昨年一年間に世界で最も多く電力を輸出した
のはドイツ。
○ 小出裕章さん:事故は収束していない、これから何か月も続く。放射性物質
の放出は、セシウム137換算で、広島原爆の168個分。年間20mSvなんて日本
は「法治国家」か?
浅沼稲次郎の日比谷公会堂での死。憲法前文は崇高。
誰も一度しか生きられない、歴史と事実をしっかり掴もう。
○ 澤地久枝さん:あと2日寝ると83歳、2歳になる子どもと対話。
日本の政治は棄民を繰り返してきた。シリア問題は武力介入したら紛糾する。
誰も福島原発事故の責任をとらない、この事態を招いた人に訴訟を起こすのはどうか?
子供たちの命を守るために脱原発を。
○ 内橋克人さん:一昨年の9月19日には福島からバスで子供たちを連れた沢
山のお母さんが、「東北の鬼」になる、毎日が怒りだと話した。福島の悲劇に学
ばない政治家は国会にいらない。民意に反する原発輸出トップセールスは許され
ない。新しい安全神話が作られようとしている。心を同じにしていきたい。
○ 落合恵子さん:追いつめられた状態だ。汚染水問題は参議院選挙が終わった
直後に発表された。福島原発事故は何一つ過去になっていない、こんな状態で死
ぬのはいやだ、落とし前をつけてやろう。東京オリンピック招致の費用を福島に。
外に出て、全く考えが違う人、「安全神話」に生きる人にノックしよう。(K.M)
2013年8月31日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.被災者といわないで。被害者といってほしい
福島県吉岡棟憲さん(円通寺住職)の呼びかけに答えよう
政府や推進派の使う「用語」に警戒心を持とう
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.「脱原発テントと再稼働阻止を考えよう!」大激論会
9月7日(土)のスペースたんぽぽは・・・
★3.お薦め書籍 「原子力ムラの陰謀」朝日新聞出版
今西憲之+週刊朝日取材班
★4.新聞・雑誌より
◆もんじゅ維持 195億円 文科省概算要求 総額1兆円超に
(8月31日朝日新聞より)
★5.テント日誌8月29日(木)経産省前テントひろば719日目
サラリーマン風の男の方が信号待ちの間にカンパをしてくれたのは
嬉しかったです。きっと隠れ反原発の人も多いのでしょうね
━━━━━━━
※9/1行動にご参加下さい! 昼の講演会と夕の官邸前行動
(1)9/1さようなら原発講演会-つながろうフクシマ!くりかえすな原発震災
日 時:9月1日(日)13:00から16:30
講師等:大江健三郎、小出裕章 他発言・音楽・コント
場 所:日比谷公会堂
参加費:1000円(定員2000人、先着順)
主 催:さようなら原発1000万人アクション
(2)官邸前行動・日曜版 17:00から19:00
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┗■1.被災者といわないで。被害者といってほしい
| 福島県吉岡棟憲さん(円通寺住職)の呼びかけに答えよう
| 政府や推進派の使う「用語」に警戒心を持とう
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
1.8月17日(土)から18日(日)、福島を忘れないシンポジウム兼現地見学(飯舘
村、川俣町、葛尾村)が行われた。主催は反原発自治体議員・市民連盟(略称は
連盟。事務局はたんぽぽ舎内)。連盟は毎年5月に大会、8月にシンポジウム
(一泊合宿)を開いています。今年は浜岡(1昨年)、東海村(昨年)に続く3
回目。110人強(内訳は自治体議員40人、市民70人強 合計110人強)が参加。
2.8月17日シンポジウムの冒頭の講演で吉岡棟憲氏は東京電力福島第一原発事
故について、言葉について、2つの要望を述べられた。
1つは被災者といわないで、被害者といって。2つは福島原発事故といわない
で。東電福島原発事故といってほしいと。どちらも加害者を明確に・・・の強い
メッセージがよみとれた。
天災なら、被災者でいいが、原発事故は東電(政府も)の人災である。被害
者と呼ぶのが正確だ。加害が明確になるから。東電の補償責任も明確になる。
3.しかし、原発推進派と政府とマスコミ(テレビ、新聞)の悪影響力は恐ろし
い。反原発を主張し、実践している人々も、つい、被災者といってしまう。先日、
著名な反原発学者も公衆の前でそう発言された。講演の後、私は長年知り合いの
反原発学者に近づき、小声で福島の要望を伝えた。「わかりました。次からは被
災者でなく、被害者と発言しましょう。」と快諾された。
4.2年半前の東電福島原発事故以降、各種の報道で、いくつも不思議な現象が
散見された。たとえば、その一つ、元神戸大学石橋克彦氏の「原発震災」の単語
が全くマスコミで使われなかったこと。
前々から 石橋克彦名誉教授が最初に指摘して新しく命名された原発震災。そ
れが事故前まではある程度使われていたのに、いざ原発事故が発生すると、どの
TVもどの新聞もこの「原発震災」の単語を使わなかった。そらおそろしい気が
した。日本のどこかで、ヤミの力が全国のTV、新聞報道を「統制」しているの
ではないかと。
┏┓
┗■2.「脱原発テントと再稼働阻止を考えよう!」大激論会
| 9月7日(土)の「スペースたんぽぽ」は・・・
└────
爆笑!テント裁判の『被告人』正清さん&似ていないのに経産省に誤認された
Aさん、テント応援団の木村結さんなど多彩なゲストをお招きして、車座でお話
を伺いながら、再度原発ゼロの日とテント追い出し裁判について共に語り合いま
しょう。
日 時:9月7日(土)18:00から20:30
(18:00から1時間程度ドキュメント上映)
会 場:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)
参加費:500円
主 催:たんぽぽ舎・経産省前テントひろば応援団
※終了後1時間程度交流会予定 (5Fたんぽぽ舎で)
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┗■3.お薦め書籍 「原子力ムラの陰謀」朝日新聞出版
| 今西憲之+週刊朝日取材班 1700円
└──── 工藤わかめ(たんぽぽ舎ボランティア)
ついに出ました!待望の「もんじゅ・西村事件」についての本です。
1996年1月13日早朝、当時 動燃総務部次長の西村茂生さんが自殺。こ
れによって前年1995年12月に起こった「もんじゅ」事故は、動燃のビデオ
隠しなどに対する世間からのバッシングを逃れて、急速に終息しました。しかし、
西村さんの死は謎が多く、これを遺族の西村トシ子さんが裁判に訴え、17年間
にわたって追及し続けたのです。裁判は敗訴となりましたが、事件が終わったわ
けではありません。西村茂生さんは膨大な資料を持っていて、それをトシ子さん
が保管していました。それには原子力ムラの数々の不正の記録があったのです。
資料を読み解き、裏付の取材をし、原子力ムラの驚くべき陰湿な体質を暴露し
たのがこの本です。もんじゅ・西村裁判を応援する会に関わってからというもの、
事件が怪奇で、説明してもなかなか分かってもらえず、わかりやすく書かれた本
があったらと思っていました。
しかし、事件についてわかりやすくなど話すなどということは到底ムリなこと
だったと、この本を読んでわかりました。選挙への介入、反対派への嫌がらせ。
反原発の運動に参加してきた人であれば、こういうことがあると、ある程度はわ
かっています。しかし、この本に書かれたことを読めば、「ここまでやるか。」
と呆れかえってしまいます。
しかも、原子力ムラの住人には反省の色など、どこにも感じられません。まさ
にこのことが、東電福島第一原発事故を引き起こすことになっただろうと思うの
です。是非、ご一読ください。
プロローグ 「3.11福島原発」の序曲
それは「もんじゅ」事故から始まった
第1章 ウランの里「人形峠」で行われた戦慄の住民思想調査
第2章 動燃裏工作部隊「K機関」を暴く
第3章 梶山静六を大臣に押し上げた原子力ムラ組織ぐるみ選挙
第4章 科学技術省が指示したNHKへの「やらせ抗議」
第5章 プルトニウム輸送船「あかつき丸」の日米密約
第6章 動燃「工作」体質の起源
第7章 「もんじゅ事故」前夜の「安全神話」
第8章 もんじゅ事故隠蔽極秘記録と西村氏「怪死」の真相
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┗■4.新聞・雑誌より
└────
◆ もんじゅ維持 195億円 文科省概算要求 総額1兆円超に
文部科学省は来年度予算の概算要求で、日本原子力研究機構の高速増殖炉
「もんじゅ」維持管理・安全対策費用として195億円を盛り込んだ。今年度まで
に投じられた予算は9830億円で、予算案が通れば1兆円台に突入する。もんじゅ
は1995年のナトリウム漏れ事故以降、ほとんど稼働していない。(中略)
運転再開の見通しは立っておらず、運転再開費用の要求を見送った。一方、点
検項目を増やすために点検費用を今年度の56億円から26億円増の82億円とした。
(8月31日朝日新聞より)
┏┓
┗■5.テント日誌 8月29日(木)経産省前テントひろば719日目
| サラリーマン風の男の方が信号待ちの間にカンパをしてくれたのは
| 嬉しかったです。きっと隠れ反原発の人も多いのでしょうね。
└──── (I.K)
テントに向かう地下鉄で若い女性が席を譲って下さった。ありがとう!といっ
て座ってから彼女のバックに妊婦さんのバッジがついているのに気がついてびっ
くり!それを指差して大丈夫?と聞く私ににっこりうなずいたのを見て、今更、
断るのもと思い座り続けた。心の中で元気な赤ちゃん産んでね。あなたの赤ちゃ
んのためにも脱原発頑張るから・・・・と言いながら温かい気分でテントに着き
ました。
テントではKさんが貰ってきたうちわにNONUKESのシールを貼って道行く人に
渡していた。今日もまだ残暑が厳しかった。
通りがかった中年の男性、「このまま原発を動かしていたら日本はおしまいに
なるよ!自民党に勝たせすぎた国民が悪い」と言って去りました。そう思うなら
一緒に反原発運動に参加してくれれば良いのに!
午後には「会員になりたいのだけれど」と言う男性も来て下さったので記名し
ていただきチラシをお渡ししました。サラリーマン風の男の方が信号待ちの間に
カンパをしてくれたのは嬉しかったです。きっと隠れ反原発の人も多いのでしょ
うね。
黙ってテントの写真を写していた男の方、反原発なのかな?と思っていたら
「くそ婆ぁ!死ね!などと」と悪態ついて去っていきました。一見普通に見えた
人なのにチャント話が出来ないのですね。悲しい!
1時半過ぎには国連の藩事務総長の発言に対して抗議しろ!と右翼の街宣車が
数台外務省にやってきました。外務省前警備の警官数名がテント前にも来てくれ
て心強かったです。街宣車は外務省を二回りして大声を上げただけで引き上げた
のでほっとしました。
9月11日(水)「怒りのヒューマンチェーン」
◆午後3時~5時/経産省前座り込み・抗議集会《福島と全国原発立地からの
参加者中心に》
◆午後6時半~7時半/テント・経産省前1分間スピーチ
◆午後7時半~/経産省包囲・怒りのヒューマンチェーン
9月12日(木)「テント裁判第3回口頭弁論」
◆午後1時~/東京地裁前集合・抗議集会
◆午後2時第三回口頭弁論(東京地裁103号室法廷)
◆午後4時~報告集会(参議院議員会館講堂/発言 神田香織・河合弘之・渡
辺ミヨ子他)
2013年8月30日(金)その2 地震と原発事故情報-2つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.又一つ、米国原発の廃炉決定 バーモントヤンキー=福島と同型
全米の原発100基以下に減少
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.秘密保全法は原発をさらに危険にする
核物質防護が示す情報秘匿の弊害
この法律は福島第一を含む全国の原発の危険性を高め、住民や自治体が
災害対策を行うことを阻害してしまう、極めて重大な悪法だ
山崎久隆(たんぽぽ舎)
━━━━━━━
※9月4日(水)学習会にご参加を!
地震・津波講座その2『地震の基本、規制委員会』
映像と資料で問題点を検証する
日 時:9月4日(水)19時より
お 話:今井孝司さん(地震がよくわかる会)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.又一つ、米国原発の廃炉決定 バーモントヤンキー=福島と同型
| 全米の原発100基以下に減少
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 8月27日、米国でまた一つの原発が消えようとしています。
バーモント州とマサチューセッツ州の境に近いバーモントヤンキー原発は出力
60万kwの沸騰水型軽水炉で、格納容器がマーク1型と、福島第一と同型です。
エンタジー社が2002年に買収したこの原発は、1972年に運転開始、既に買収時
点で30年の老朽原発だったが、2010年にNRCに20年の運転延長申請を行い、一
昨年に2032年までの運転認可を得ていました。
しかし福島第一原発事故の影響で地元の反対が強まり、バーモント州議会は運
転延長を拒否、これによりエンタジー社は訴訟に持ち込んでいましたが、追加の
安全対策などにも経費が掛かり、さらに米国ではシェールガス革命という「エネ
ルギー情勢の大変革」も起きており、相対的に原発の競争力が大幅に低下、この
まま運転延長で争っても得るところがないと社は判断し、2014年末をもって廃炉
にすることを決めました。
バーモントヤンキー原発については、福島原発震災後に安全性の懸念が強まり、
2012年に40年目を迎えるにあたり強力な反対運動が広がりました。
その影響もあり、バーモント州議会は運転延長を認めない議決をしましたが、N
RCが2012年3月に20年の運転延長を認めたことで、エンタジー社は州の決定の
無効を裁判所に訴えていました。
この原発が全米でも熱い論争の的になった理由は、格納容器がマーク1型と、
福島第一と同型であることのほか、2010年にはトリチウム漏れ、2012年には敷地
がセシウムに汚染されていることが発覚と、放射線管理にも大きな問題が発覚し
たことが大きかったとされています。
反対運動でも93歳を筆頭とした高齢者5人が、門に鎖で体を縛り運転に抗議し
て逮捕され、裁判が開かれて大きな関心を引いていました。
○ 福島原発震災以後の米国の原発閉鎖
フロリダ州 クリスタルリバー原発 2013年2月7日廃炉決定
ウィスコンシン州 キォーニー原発 2013年5月8日閉鎖(2009年から停止中)
カリフォルニア州 サンオノフレ原発2、3号機 2013年6月7日廃炉決定
(2基ともに廃炉 いずれも2012年から停止中)
と、続いてきた。
104基体制になってから長く維持してきたが、少なくても2014年末には100基を
切ることになる。
┏┓
┗■2.秘密保全法は原発をさらに危険にする
| 核物質防護が示す情報秘匿の弊害
| この法律は福島第一を含む全国の原発の危険性を高め、住民や自治体が
| 災害対策を行うことを阻害してしまう、極めて重大な悪法だ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 8月27日に開催された東電と「東電共の会」との交渉で、秘密保全法の先取
りとも言える状況が起きていることが分かった。
現在、福島第一原発の1~4号機使用済燃料プールには3100体以上の燃料があ
り、その移送が今年11月から予定されている。予定どおり行えるかどうかも不明
だが、それ以上に「事故が起きないか」という懸念が消えない。
健全な建屋からの燃料移動でさえ事故の危険性は否定できないのに、4号機と
3号機は大破状態、2号機のプール周辺の放射線量は殺人的、1号機に至っては
どうなっているかもはっきり分かっていない。
この状態で燃料移送が始まっても、場合によっては大きな災害が起きないとは
言えない。例えば移送作業中の最も危険なつり下げ状態で地震が発生した場合、
地下水で溢水状態の4号機が安定を保っているかはわからない。傾動して燃料移
送カバーと激突するなどの事態が起こらない保証は無い。
2010年6月17日の「福島第一原発3号機安全上重要な建物・構築物及び機器・
配管系の耐震安全性評価」で耐震バックチェックの際に東電が自ら解析した結果
では、地下水位がサブドレン(原発周りの地下水汲み出し井戸)の自動起動水位
である地表から7.6mの位置に地下水位があると仮定すると、接地率は67%と
なる。合格点は65%だから、ぎりぎりクリアしている。地下水を汲み上げるサブ
ドレンは復旧の見通しさえ立たないまま、もう2年半もそのままだ。原発敷地内
の地下水位は、4号機の場合、地表から4~5mほどになっていて、この状態で
は建屋の浮き上がりが懸念される。接地率は65%を大きく下回るであろう。それ
は、原子炉建屋の傾きや倒壊につながる極めて危険な事態だ。
いま、福島第一を震度6~7の地震が起きれば、広範囲で液状化が起きるだろ
う。その際、建屋周辺で地上に噴出する水は、地下水だけではなく高濃度汚染水
である可能性が高い。
さらに建屋は液状化の影響を受けて傾く恐れがある。
○ 東電交渉では、燃料移送の装置類の安全性や事対策を尋ねた。
燃料移送装置の仕様などは比較的すらすらと答えたが、回答を渋るシーンが二
つ見られた。一つは使用済燃料プールに貯蔵されている燃料体の位置関係、もう
一つは移送が始まる際の事前告知である。明らかに出来ない理由は「核物質防護」
例えばこれまでならば、核燃料や使用済燃料、あるいはプルトニウムの輸送情報
について「核物質防護上の理由」で明らかにされなかった。
しかし今回回答を拒否したのは、原発の敷地内で行われる移送と、燃料プール
中の位置関係である。際限なく拡大解釈されている核物質防護の「口実」には恐
怖感を持った。
燃料プールにある燃料体の位置や燃焼度などは、安全に移送できるかどうかを
判断するためには重要な情報であるが、このプールにある燃料燃焼度が明らかに
なったとして、いかなる核物質防護上の問題が生じるのか、常識的に考えても理
解できない。施設はとうに立ち入りが出来ない場所になっており、一般人が入る
などという可能性はないし、核物質奪取あるいは発散などの目的を持って攻撃し
てくるとなれば、燃料プールそのものの位置などはとっくに明らかであるから、
防護すべき情報になり得ない。(グーグルアースでも見える)
燃料の性質を隠して困ることになるのは、燃料の移送を行う作業員であろう。
どの燃料体が危険かを熟知しないと、間違った燃料体を引き上げでもすれば即死
しかねない。
事故がなければ、コンピュータを使って移送が行われるので、人が確認しなが
ら燃料を動かすと言うことは無いが、今回はいったいどうなるのか、少なくても
燃焼度情報を入れたコンピュータによる自動移送は出来そうもない。
人が管理して移送するならば、その情報は予め伝えなければ極めて危険だ。東
電は情報秘匿に固執し、作業員にも教えない危険性が高い。
移送時期の秘匿は、さらに重大な危険をもたらす。燃料移送が始まれば、その
作業中に事故が起きた場合、再び原子力災害特別措置法第10条通報、そして、15
条(原子力緊急事態)に基づく住民避難指示が成される恐れもある。
具体的には移送作業中に落下等の事故が発生し、燃料が容器から飛びだすよう
なケースだ。この場合でも東電の解析では、敷地境界で5mSvを超えないとし
ているようだが、その計算根拠は示されなかった。
仮に落下時点で敷地境界5mSv以下であったとしても、燃料が飛びだすと直
ちに回収の措置は出来ない。放射線量が高すぎて、遮蔽をしないと接近さえ出来
ない。その間に燃料は崩壊熱により高温になり、空気中の水蒸気と反応して水蒸
気-ジルコニウム反応を起こす。これは水素を発生させると同時に発熱反応であ
ることから、水素の燃焼火災となる。それを消しとめる方法は簡単では無い。
このような事態になれば、空気中に大量の放射能塵を拡散させることになるの
で、周辺住民には避難指示が出される。最悪の場合、強風に飛ばされて50km
圏まで避難範囲が広がってしまうかも知れない。
このような事態を想定するならば、(そしてシビアアクシデント対策というの
はそういう「あり得なさそうな」事態も想定することを言う)移送作業がはじま
る日から終了する日まで、事前に全世界に告知をするべきだろう。
そして全世界の監視システムにおいて異常データが出ないことを監視する必要
がある。
とんでもない思い違いだ。情報を秘匿している場合ではない。
全世界に警告を発して行うことなのだ。
これが秘密保全法の先取りだ。この法律は福島第一を含む全国の原発の危険性
を高め、住民や自治体が災害対策を行うことを阻害してしまう、極めて重大な悪
法だ。
2013年8月30日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.再稼働の嵐に立ち向かう阻止ネットワーク
~いざというときは全国から集結、再稼働よりも汚染水対策、
福島を知り再稼働を止める、補助金は落ちず放射能が落ちる
自治体への働きかけ、原子力防災訓練への取組、葉書大作戦~
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.はじめて官邸前金曜日原発行動に参加して
九州佐賀県から玄海原発廃止を訴える
九州玄海訴訟運営委員 佐賀 汐待和子
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/14(土)講演会「新聞記者がいま本音で語る 原発・改憲とマスコミ」
講師:田原 牧氏(東京新聞特報部デスク)
場所:東村山市民センター
★4.新聞・雑誌より4つ
◆「汚染水収束が条件」 新潟県知事 柏崎再稼働
「東電は破綻処理も選択肢のひとつ」
(8月30日日刊ゲンダイより抜粋)
◆「東電の汚染水管理破綻」 全漁連、社長に国主導要請
(8月29日東京新聞より抜粋)
◆国の研究、「地震予知」の看板おろす 「災害軽減」へ改称検討
(8月29日朝日新聞より抜粋)
◆むつの市民団体 「事実知らせよ」東電に申入書
(8月30日朝日新聞より抜粋)
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┗■1.再稼働の嵐に立ち向かう阻止ネットワーク
| ~いざというときは全国から集結、再稼働よりも汚染水対策、
| 福島を知り再稼働を止める、補助金は落ちず放射能が落ちる
| 自治体への働きかけ、原子力防災訓練への取組、葉書大作戦~
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○ 去る8月24日(土)と25日(日)に「再稼働阻止全国ネットワーク」が開催した
「8.24~25 再稼働阻止・全国相談会」には、全国の原発立地・周辺の方々約25
人とともに合計約百名が集まり、各地の状況と東京の状況を確認し合いながら、
再稼働阻止の為に何をやっていくかの一点にしぼって議論をした。
今回は共同代表3名も参加。まず、柳田真さんが阻止ネット発足以来の行動と
今後の予定を基調報告した。続いて、佐々木慶子さんが福島の厳しさを訴え、県
内の原子力発電所を全て廃炉とすることと再生エネルギー推進を訴えた「ふくし
ま宣言」を紹介した。
1日目の交流会から参加の中嶌哲演さんは2日目冒頭に「はとぽっぽ通信」を
紹介して若狭の闘いを伝えるとともに、「廃炉にすることがしにくくなる歪んだ
インセンティブを取り除かなくてはいけない」と述べ、朴勝俊著「脱原発で地元
経済は破綻しない」(高文研)と金子勝著「原発は火力より高い」(岩波ブック
レット)を紹介した。
○ 原発現地の参加者の皆さんにはA4用紙一枚に凝縮した資料を元に報告して
いただいた。どなたにももっともっと話したいところを自制していただきながら、
これから皆で何をなすべきかを話し合った。確認したことの一端を以下に紹介する。
(1)再稼働阻止のために全国から集結
どこのサイトの再稼働が危惧される事態なっても、全国からそこの阻止行動
に集結する
(2)再稼働より汚染水対策
フクイチ汚染水問題(非収束問題)を政府・東電に訴える。特に、規制委に
対しては、発足以来のフクイチ事故隠しを責め、原発再稼働どころでないことを
訴える
(3)福島を知り再稼働を阻止する
前週に開催された「福島を忘れない!全国シンポジウム」(「反原発自治体
議員・市民連盟」主催)と同様の企画を全国の立地現地の方にも参加を呼びかけ
て実施する、あるいは愛媛県伊方、他で行われたように福島の方が立地・周辺の
方々に福島の実情を知らせる、などの機会をつくる
(4)はがき大作戦
泉田知事激励葉書や原発現地用の葉書を作成して多くの方に投函してもらう
(5)補助金は落ちず放射能が及ぶ「周辺」自治体への働きかけ
30km圏内自治体への働きかけと同意権への取組
(6)原子力防災訓練を知ろう
全国で開催される原子力防災訓練に参加し実態を確認し、避難の非現実性を
訴える
○ いよいよ、9月15日は大飯4号も定期点検入りし再び日本全国原発ゼロが始
まる(但し、厳密には、数日前に横須賀港に戻ってきた米原子力空母ジョージ・
ワシントンの二つの原子炉は稼働中)。この日から原発ゼロをできるだけ長く続
けて、総ての原発を廃炉にするべく、引き続き再稼働阻止の行動に取り組む決意
を新たにして全国相談会を終了した。
なお、事務局会では、(1)の行動として、9月11日(水)12時からの規制委員会
への抗議・申入れ行動、9月26日(木)夜の規制委―経産省―東電デモなどを検討
している。ご注目を。
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┗■2.はじめて官邸前金曜日原発行動に参加して
| 九州佐賀県から玄海原発廃止を訴える
└──── 九州玄海訴訟運営委員 佐賀 汐待和子
○熱気あふれる霞ヶ関
8月23日金曜日、官邸前行動に初めて参加した。24~25日行われる日本
母親大会に参加することにしていたので、1日早く出ることにして佐賀県より3
人参加した。
でもどこに行けばいいのか分からずたんぽぽ舎の柳田真さんを紹介頂き、地図
など資料を送って頂き、さらに当日は、西堂いづみさんの案内でそれぞれの場所
で発言できるようにコンタクトをとっていただき、要領よく5ヶ所で「九州玄海
訴訟」の訴えをさせてもらえた。
官邸前、議事堂前、経産省前などに、こっちの角、道を渡って向こう側からも
歌や鳴り物がきこえ、シュプレヒコールがきこえというふうに時間がたつにつれ
てひとの数も増え、それぞれが意志を示すプラカードを持って集まってにぎやか
であった。
それぞれのコーナーには担当のスタッフがいて、司会者いて、一段高い小さな
ステージを用意してというふうに、おそらく金曜日は、夕方6時から始まる行動
のために朝から準備をされていると思った。それを寒い日も暑い日も雨の日もず
っと欠かすことなく続けておられることにまず深く感動した。
○国会前で友人に会えて感激
ここは1分で、ここは3分いいよと時間も違ったし、どういうわけか、共産党
の国会議員の笠井さん、吉良さん、社民党の福島瑞穂さんのあとにしゃべるとい
うことが多く、ええっとどぎまぎもしたが、わが原告団の迫力ある横断幕の威力
で皆さんが一斉にカメラを向けてくださり、佐賀から来たのかと温かいまなざし
と拍手で耳を傾けてくださり、国会議員の迫力に負けないようにしゃべらなくち
ゃと思って、気合いを入れて話をした。原告募集も30人の人に手渡し、福島さ
んにも原告になって頂くようお願いした。
国会前で話すのを聞いて駆けつけてきてくれた方がいた。20年前早乙女勝元
さんと一緒にスペインのゲルニカへ一緒に旅した東京の小野田明理子さんだった。
ここでこんな形で再会できたことは驚きだった。それぞれの地で頑張っている友
人に会って感動した。
○再稼働をさせないために、市民が継続して行動し続ける運動を、全国各地で継
続することの大切さを肌で感じ取ることのできた集会参加だった。お世話してく
ださった方ありがとう。佐賀でも頑張ります。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆9/14(土)講演会「新聞記者がいま本音で語る 原発・改憲とマスコミ」
講師:田原 牧氏(東京新聞特報部デスク)
脱原発を志す東村山市民(+川越市民1名)が集まり、市民の皆さんに脱原発
を考えてもらうための自主講座を企画しました。この市民講座第二回目に、田原
牧氏を迎えして縦横無尽に語っていただきます。
日 時:9月14日(土)13時30分~16時
場 所:東村山市民センター (西武新宿線東村山駅東口徒歩10分)
参加費:500円、保育300円(9/4までに要予約)
申込先:こどものごはん委員会 http://de1014.blog.fc2.com
講師紹介: 86年にレバノンでは、シリアの秘密警察にスパイとして死刑執行の判
決を受けて奇跡的に釈放された。91年に湾岸戦争、94年はルワンダ内戦・難民問
題を取材する。95年からカイロ・アメリカン大学に留学し、2000年までカイロ特
派員。現在、東京新聞特別報道部デスクとして、力を持たない者の目線から社会
を見つめ、踏みにじる者達へ怒りの言葉を突き刺す。その鋭い筆先は、現実主義
という思考停止を受け入れる日本社会にも向けられる。
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┗■4.新聞・雑誌より4つ
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◆「汚染水収束が条件」 新潟県知事 柏崎再稼働
「東電は破綻処理も選択肢のひとつ」
新潟県柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に向けたハードルが、さらに厳しくなっ
た。(中略)
同県の泉田裕彦知事が汚染水問題について「原発を運転する資格のある会社な
のかという判断の要素になりうる」と発言。汚染水問題にメドをつけることが、
柏崎刈羽原発の再稼働を左右するとの認識を示したからだ。
また知事は会見で、同原発の再稼働について「(福島)事故の検証と総括をした
うえで議論すべきだ」との考えを表明。「目先のお金を優先し、安全対策を怠り、
自らの首を絞めることが続くなら、破綻処理も選択肢のひとつ」と東電を批判。
汚染水流出の公表遅れについても「過去の経験に学べない企業が、原子力のオ
ペレーションをできるのか」と厳しかった。(後略)
(8月30日、日刊ゲンダイより抜粋)
◆「東電の汚染水管理破綻」 全漁連、社長に国主導要請
東京電力福島第一原発の汚染水問題で、全国漁業協同組合連合会(全漁連、岸
宏会長)は29日、東京都内の事務所に東電の広瀬直己社長を呼び、「もはや貴社
の汚染水管理は破綻した。国の主導の下、1日も早い抜本的解決を」と求める申
し入れ書を手渡した。
広瀬社長は「タンクから汚染水が漏れるという、あってはならないことが起き、
申し訳ない」と謝罪。汚染水対策については「最大の経営課題。しっかり現場に
張り付いて、1日も早くご心配をかけないようにしたい」と述べた。(中略)
申し入れ書は、「操業再開を心待ちにしていた地元漁業者の失望感は大きく、
国内外での風評被害の広がりはわが国漁業の将来に計り知れない影響を与える」
とし、早急な解決を求めた(後略) (8月29日東京新聞より抜粋)
◆国の研究、「地震予知」の看板おろす
「災害軽減」へ改称検討
1965年から続く、大学などによる「地震予知のための研究計画」が「地震予
知」の看板をおろす。東日本大震災を起こした巨大地震を予測できなかった反省
をふまえた。文部科学省の審議会は29日、名称を「災害の軽減に貢献するための
地震火山観測研究計画」に改める案をまとめた。(中略)
東日本大震災後、文科省の審議会は地震+予知をもとに減災をめざすのではな
く、揺れや津波、溶岩などによる「災害」の発生や推移を予測して、防災に役立
てる研究を重視することにした。
日本地震学会も昨年、「地震予知」がすぐに実現するような誤解を避けるため、
用語の使い方に注意することを決めている。(8月29日朝日新聞より抜粋)
◆むつの市民団体 「事実知らせよ」東電に申入書
青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の用地買収を巡り、西松建設に裏
金2億円を肩代わりさせたとされる東京電力に、地元市民団体「核の『中間貯蔵
施設』はいらない!下北の会」(野坂庸子代表)が申入書を出した「。電気料金で
経営が成立している公益企業で説明義務がある。とりわけむつ市民には事実を知
らせなければならない」とし、9月13日までの回答を求めた。この問題は朝日新
聞が7月に報道。東電は清水正孝元社長ら当事者から聞き取りもしていない。
(8月30日朝日新聞より抜粋)