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たんぽぽ舎です。【TMM:No1109】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その94 ◆
 
         7つの情報をお知らせします(6月14日)
 
 ★1.イタリア国民投票による脱原発決定
 ★2.関電、15%の節電要請に、
    橋下大阪府知事「根拠分からず協力しない」
 ★3.6月11日の東京デモと「脱原発新宿アルタ前アクション」レポート
    (東電前行動-園良太)
 ★4.NHKに抗議したら、警視庁発表人数でした
    (インドネシア在住の読者から)
 ★5.6月15日沖縄と福島を結ぶ集会の案内(沖縄意見広告運動)
 ★6.福井県知事 再稼働認めず
 ★7.来年10月完成「厳しい」―再処理工場で六ヶ所村長
 
 
★1.イタリア国民投票による脱原発決定
 
 6月13日に二日間の投票が締め切られたイタリアの国民投票は、1986年の旧ソ
連・チェルノブイリ原発事故を契機に全廃した原子力発電の再開の是非を問うも
のだった。即日開票の結果、投票率が国民投票の成立条件である50%を超え、国
民投票が成立した。
 2011年6月14日9時58分asahi.comによると、イタリア内務省からの報告では、
在外投票分も含めて開票が全て終わり、原発凍結賛成票が94.05%を占めた。凍結
反対票は5.95%。投票率は54.79%に達した。 (東京新聞6月14日抜粋)
 
「ドイツ、スイス、イタリアに続いて、日本も脱原発を達成しよう。子供たちに
これ以上、つけをまわさないように!」 (東京都S子)
 
 
★2.関電、15%の節電要請に、橋下大阪府知事、「根拠分からず協力しない」
関西電力は10日、管内の企業、家庭などに対し、電力需要が増える7月1日から
9月22日まで、昨年の夏のピーク時に比べて15%程度の自主的な節電を要請する
と発表した。
(中略) 関電は定期検査で停止中の原発4基の再稼働を目指しているが、地元・
福井県との調整が難航。7月にはさらに2基が検査で止まる見通しだ。(中略)
これに対し、大阪府の橋下徹知事は10日、「根拠がわからず納得できない。協力
しない」と表明した。(中略)「電力問題に知事は口を出すなというスタンスだ。
(中略)(産業への)影響があれば関電の責任だ」と不満をぶちまけた。しかし同
時に「最終的に、歩調をともにできるなら、関西の産業のためいろいろしなけれ
ばいけない」と、関電の対応次第では歩み寄る姿勢を示した。知事は関電の八木
誠社長に、13日の公開討論に応じることを打診していた。しかし10日夜の支援団
体会合で関電側から拒否されたことを明かし「もう要請しない。根拠も論拠もな
い数字には非常に疑問だ。府県民は信用しないでほしい」と、反発を強めた。 
       (茨城新聞6月14日要約)
 
 
★3.6月11日の東京デモと、「脱原発新宿アルタ前アクション」レポート
                           東電前行動-園良太
 
 6月11日の新宿アルタ前広場には、原発の廃止を求めて歴史的な人数が集まっ
た。隔離された公園ではなく街中の広場だったことに意味がある。デモは“示威
行為”、主張と行動でインパクトを与える事が本質だ。だから諸外国のデモは何
万人もの人が集まり、街を埋め尽くし、交通を止める。日本でいつしか「迷惑」
「過激」と思われるようになった行為も、ひとの歴史を作ってきた世界中で当た
り前の行為。希望と自由を生み出す行為。
 
 全国100万人アクションのこの日、東京は10か所近くでデモが行われた。新宿
中央公園からも「原発やめろデモ!!!!!」が多彩なサウンドカーともに新宿西口
から東口を練り歩いた。先頭はデモでおなじみドラムを叩くブロックと、「福島
第一原発」と書かれた巨大なドラム缶が人目を引く。そして新宿フォークゲリラ
号、D.I.Ypunk号、DANCE Blocといったサウンドカーが続々とやってくる。音
の力は飛び入り参加者も激増させ、繁華街の風景を変え、人の底力を引き出しな
がらゴール場所の新宿アルタ前広場へ流れ込む。そして「6.11」の共同行動
を準備した様々な団体が用意したアピールカーから大集会が始まる。車道からは
デモ隊が、駅からは各地でデモを終えた人々が次々と合流し、周りを大規模な歩
行者が取り囲み、もう手がつけられない。まさに解放区!各地のデモ、東京デモ、
新宿デモから次々発言する。長年原発反対を続けてきた団体や、ドイツからのゲ
ストが脱原発は可能だと叫ぶ。そして多彩なミュージシャンが多彩な音で東口全
体を盛り上げ続ける。そして最後に政府への3つの要求項目――「原発を止めろ、
動かすな、新たに作るな」「子ども20msvなど全ての被曝許容量の緩和を撤回
しろ」「再生可能な自然エネルギーに転換しろ」と発表し、それをアルタの街頭
ビジョンの真上にレーザー光線で投射した。
 
 アルタ前には数えきれない人が集まり、ほぼ全てのテレビ局と新聞社が報道し
た。若い参加者には「日本でもこんなことができるんだ!」という希望を生み出
し、年配者にはかつての風景を思い出させただろう。様々なグループが協力し、
時間をかけて準備や宣伝をし、全国全世界で一緒に動き、デモの熱気や創意工夫
とつなげれば、できる。原発を止め、この社会を変えるために、さらなる希望と
インパクトを作り出していこう。ともに!
 
※全てのレポート、写真、映像、報道は
 ◆レイバーネット: http://www.labornetjp.org/
 ◆「6.11脱原発100万人アクション」:http://nonukes.jp/wordpress/
                               (園良太)
 
 
★4.NHKに抗議したら、警視庁発表人数でした―読者から
 
 いつも貴重な情報をありがとうございます。
NHKデモ人数過小評価の件についてNHKに抗議したところ、下記のような返
答がきました。
それではなぜ新宿を報道しなかったのか、なぜ全国でデモが行われたことを報道
しなかったのか、なぜ今世の中で起きていることを公正に伝えないのか、と反論
しようかと思いましたが、私自身海外在住で、実際NHKを見て確認しているわ
けではないので、やめました。取り急ぎご報告のみ。
 
インドネシア在住 猪股理恵
 
 
【NHKからの回答】
 
  猪股理恵 様
 
   いつもNHKの番組やニュースをご視聴いただき、ありがとうございます。
  お問い合わせの件についてご連絡いたします。
   6月11日のニュースで取り上げたのは、東京・港区の芝公園で行われた
  反対集会と、東京電力本店までのデモ行進です。新宿などで行われたデモ行
  進は、含まれていません。
   2400人という人数は、芝公園から東京電力本店までのデモ行進の参加者で、
  デモ行進の申請を受けて整理・誘導にあたっていた警視庁が、取材に対して
  明らかにした数字です。
   今後ともNHKの取材や放送へのご理解・ご協力をよろしくお願いいたし
  ます。お便りありがとうございました。
 
                              NHK報道局
                     NHKふれあいセンター(放送)
 
 
★5.6月15日沖縄と福島を結ぶ集会の案内
 
 6月15日に東京中野ゼロホールで沖縄意見広告運動報告集会【今、沖縄と「フ
クシマ」が国策の誤りを糾す!】が開かれます。
 山内徳信氏(参議院議員)、沖縄から伊波洋一氏(前宜野湾市長) 安次富浩氏の
両名、福島から福島こどものいのちを守る会代表佐藤幸子氏、丸森あや子氏
(「こども福島ネット・防護」世話人)、参議院議員福島瑞穂氏、布施哲也氏(反
原発自治体議員・市民連盟)、山崎久隆氏(たんぽぽ舎)。沖縄を踏みにじるな!
緊急アクション(新宿ど真ん中デモ)から園良太氏。これらの方々が、国策の誤り
を問うて出会うことになります。福島と沖縄を結ぶ映画「10年後の空へ」、予告
編(9分)を上映。沖縄のきれいな海と自然、その裏腹にある基地問題。自分たち
だけが幸せなことに心を痛め、被災地に帰って活動する方の姿を撮った映像など
が盛り込まれた注目作です。
 
 ◆日時・・・6月15日(水) 午後6時開場
 ◆会場・・・東京・中野ゼロホール(東京都中野区中野2-9-7)
 ◆入場料・・・500円 *失業中、非正規の方無料
 
 沖縄意見広告運動
 TEL:03-6382-6537/FAX:03-6382-6538
 web:http://www.okinawaiken.org/
 e-mail:info@okinawaken.org
 
 
★6.福井県知事 再稼働認めず
 
 福井県に立地している原発をめぐり、同県の西川一誠知事は13日、東京都内
の講演で「十分な安全対策が出せれておらず不安を持っている」として、定期検
査を終えた原発の再稼働を引き続き認めない考えを明らかにした。西川知事は
「福島第1原発事故の裏側には、他の全国の原発をどうするかという問題がある
と政府は認識すべきだ」と指摘。
「事故から3ヶ月がたつが、安全基準や見通しが十分にだされていない。安全の
確証が得られない限り、再起動は認められない」とあらためて強調した。
                        (茨城新聞2011.6.14要約)
 
 
★7.来年10月完成「厳しい」―再処理工場で六ヶ所村長
 
 六ヶ所村の古川健治村長は9日、村議会定例会一般質問の答弁で、日本原燃の
使用済み核燃料再処理工場の2012年10月の完成目標について「厳しいと思ってい
る」との認識を初めて表明した。鳥谷部正行議員の質問に答えた。
                     (デーリー東北6月10日より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1108】

                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その93 ◆
 
         5つの情報をお知らせします(6月13日)
 
 ★1.『6・11原発やめろ新宿パレードに1万人、
     アルタ前に2万人』
 ★2.『福島原発事故に関する公開質疑』
     -いのちを守る避難対策を-
 ★3.『東電、20年間放置 人災だ』-産経新聞
 ★4.『読者から
     ドイツのイゾルデさんのこと。福島事故をドイツ人へ紹介』
 ★5.『これでいいのか福島原発事故報道』本の紹介
 
 
★1.「6・11原発やめろ新宿パレードに1万人、アルタ前に2万人」
 
・天は、6・11原発やめろ全国100万人アクションに味方しました。午前中ま
で降り注いだ雨も、人々が思い思いのコスチュームとオブジェ、プラカードを手
に続々と新宿中央公園(多目的運動広場)に集まり始めた午後2時ごろには、すっ
きりと上がりました。第1関門クリア。たんぽぽ舎はこの日のために新宿で3千
枚、芝公園で2千500枚、さらに横浜に参加するメンバーのチラシを用意しまし
た。中央公園では、2人の方から、「たんぽぽ舎ビラ配り」を手伝うと声を掛け
て頂き、あっという間に終了。あらためて、有難うございます!
 にぎやかな舞台で「ダ!ダ!脱原発!」の生サウンドも聞けちゃいました。い
よいよ出発です。気が付けば、隊列もなく、いわゆる「デモ指揮」(隊列や、デ
モの進行の責任者)も見当たらない。そうか、新宿は横入りも、飛び入りもOK
の、「パレードね」と、思った瞬間でした。たんぽぽ舎は、Hさんが「歩く原発
ミニ講座」を連発しながらの、楽しい2時間半のパレードとなりました。「ええ
~毎度ばかばかしいお話を・・」で始まるパレード講座は、昔「淀橋浄水場」だ
った現都庁前の、「ここが70年代、広瀬隆さんが『東京に原発を!』と声を上
げたところです~。こんな立派な建物が建つんなら、ぜひ原発はここにもってき
ましょうね!」と、東京「名所」案内に始まり、「原発なくても電気は足りてる」
、「2酸化炭素と放射能はどっちがこわい?」「放射能を浴びるってどういうこ
と?」と、盛りだくさん!その分かりやすさに、沿道の人々は、うなずいて聞い
ていました。
 「自分で考えましょう!動きましょう!そういう人数が増えれば政治家はウソ
がつけなくなる!」Hさん!ありがとう。初めてで、新鮮なパレード体験をさせ
てもらいました。このほかに、飛び入りの買い物帰りの女性が演説。本物の源八
おじさんも歩いていたよ。こうして、力強くも和やかな中に、2時間半の道のり
を無事に歩きとおしました。
・この他に、芝公園に6000人、渋谷には1500人が集まり、午後6時からのアルタ
前は、人・人・人で埋め尽くされました。
 柳田さんがマイクでアピールをした他、たんぽぽ舎が横断幕を張っている様子
が、TBSに生中継されました。
6・11デモが掲載されたのは、朝日、毎日、東京新聞。テレビでは、NHK
(首都圏で2500人という過小人数の報道に、抗議しましょう!)の他、TBS。
(春美)
 
NHKに抗議しよう!公共放送の責任を果たせ!
NHKのふれあいコールセンターの番号です。
0570-066-066   050-3786-5000 
メールでの問い合せはこちら、
 
・読者からのメール
たんぽぽ舎の方々へ
長い間に亘り、地道な活動を続けて頂き、有難うございます。
益々これから、その存在の価値を問われる時期に差し掛かりましたね。
本夕の新宿アルタ前での柳田さんのスピーチは良かったですよ。
何としても、この勢いを持続させて、原発依存態勢から抜け出さねば
ならないと、つくずく思います。
さもなければ、明日の私たちの命が危ういのですから・・(西東京市Tさん)
 
 
★2.「福島原発事故に関する公開質疑」
    -いのちを守る避難対策を-
 
・6月13日(月)衆議院第一議員会館多目的ホールで第2回福島原発事故に関する
公開質疑-いのちを守る避難対策を-がひらかれました。
出席者は、約140人。内訳は、市民120人、議員3人-服部(社民党)、稲見(民主党)
、平山(民主党)、専門家3人-槌田敦、崎山比早子、ミシェル(仏国)。政府側11
人-経産省、内閣府、文科省、原子力安全委員会。
・テーマ-質問書の要旨
周辺住民の放射線防護対策について回答されたい。
(1)現行の避難計画では、年間外部被曝線量が20mSv以下と予測される区域の住
民の大部分は避難せずに自宅に留まることになるが、このような環境で生涯被曝
し続けても安全と考えるか。
(2)少なくとも10mSv/年を超える地域については早急に避難させるべきではない
か。
(3)少なくとも1~3号機がメルトダウンし、圧力容器や格納容器の破損も明ら
かになった。原子炉をコントロールし事故を収束させる展望は見えず、情報への
不信も強まっている。大規模な余震による燃料プールの崩落が危惧されるばかり
か、水素爆発等の可能性も消えてはいない。もし今後、新たに大量の放射能放出
が起きた場合に備えて、
イ.広域避難などの計画はどの部署がどのように準備・策定しているのか。
ロ.大気中の放射性ガス、粉塵(クリプトン85、キセノン133、ヨウ素13
1を含む)の検出・測定体制はどのようになっているのか。
(4)SPEEDI(およびWSPEEDI)について
イ.水素爆発等による大量の放射能放出が起きた際に、SPEEDI(およびWSPEEDI)
の情報開示を行わなかったのは、誰のどのような判断によるものか。
ロ.SPEEDI(およびWSPEEDI)の予測結果は、これまでのような事後でなく、本来
の目的である予報として、すべての自治体と住民に向けて公表するか。
(5)国が求める水産物の検査項目にストロンチウム90の検査が入っていないの
はなぜか。当然測定すべきであり、国として体制を整えるべきと考えるがどうか。
右質問する。
・回答の要旨、評価は事務局から報告が近日出されますので、改めてお知らせし
ます。(柳田)
 
 
★3.「東電、20年間放置 人災だ」―産経新聞
 
   1933~99年に国際原子力機関(IAEA)の事務次長を務めたスイスの原子力
工学専門家ブルーノ・ぺロード氏が産経新聞のインタヴューに応じ、福島第一原
子力発電所事故について「東京電力は少なくとも20年前に電源や水源の多様化、
原子炉格納容器と建屋の強化、水素爆発を防ぐための水素再結合器の設置などを
助言されていたのに耳を貸さなかった」と述べ、「天災というより東電が招いた
人災だ」と批判した。
   日本政府は7日、事故に関する調査報告書をIAEAに提出、防止策の強化
を列挙したが、氏の証言で主要な防止策は20年前に指摘されていたことが判明し、
東電の不作為が改めて浮き彫りになった。
   氏は「事故後の対応より事故前に東電が対策を怠ってきたことが深刻だ」と
述べ、福島第一原発が運転していた米ゼネラル・エレクトリック(GE)製の沸騰
水型原子炉マーク1型については、1970年代から水素ガス爆発の危険性が議論さ
れていたと指摘した。
   しかし、東日本大震災で東電が送電線用の溝を設けるなど基本的な津波対策
を怠っていたことが判明。氏は「臨時の送電線を敷いて原発への電力供給を回復
するまでに1週間以上を要した事はとても理解できない」と指摘し、「チェルノ
ブイリ原発事故はソ連型事故だったが、福島原発事故は世界に目を向けなかった
東電の尊大さが招いた東電型事故だ」と言い切った。(産経新聞6月12日抜粋)
 
 
★4.読者のお便りから
   「ドイツのイゾルデさんのこと。福島事故をドイツ人へ紹介」
 
こんばんは。つい先ほど、夫からたんぽぽ舎からのメールにドイツのイゾルデさ
ん(かつて東京在住)のメッセージがあったと聞いてビックリ。振り返れば、十年
ほど前に早稲田大学での広瀬隆さんの講演会に参加した折、広瀬さんから囲炉裏
端会議をご紹介頂き、通い始めました。イゾルデさんを誘って二人で何度も参加
したのですが、まさか今、私たちが直面しているような事態が起こるとは夢にも
思っていなかった訳です。(情けない限りです。)
3・11後、日本のメディアがどうしようもないので、こちらの状況や広瀬さんの
福島原発に関する文章をイゾルデに送り、翻訳して現地で流してもらいました。
今ではドイツの方が私たちの何十歩も先を歩いてしまっています。一方、私の周
りでは、これまで『原発』や『平和』に興味を持っていなかった普通の友人たち
も勉強を始め、声を上げ始めていることを心強く感じています!
柳田さん、またお会いしましょう。そしてスタッフの皆さま、これからもどうぞ
よろしくお願いいたします。鎌倉市 麻里
 
 
★5.本の紹介「これでいいのか福島原発事故報道」
                   (丸山重威編著、あけび書房)
 
 3月11日、M9の大地震による東電第一原発の大事故は、3カ月を過ぎても
収まらず、依然として危険な状態が続いている。この事故の責任はどこにあるの
か? 
 米国の戦略の下、「バラ色の原子力エネルギー」を宣伝し、カネと権力で異論
を押しつぶしてきた政・官・財・学・マスコミのペンタゴン。その構造と「メデ
ィアが伝えなかったもの」を告発した専門家とジャーナリストによる緊急出版だ。
 そこでは、何度も炉心溶融が想定されていたことや、低線量被曝の危険性、労
働者の被曝、各地の運動などがきちんと報道されてこなかったことを告発。博覧
会や社説まで「安全」の世論づくりの仕組みを、歴史的にたどり、最近まで具体
的に明らかにしている。
 浜岡原発を止め、エネルギー計画見直しを公言した菅首相を引きずり降ろし原
発推進路線を突っ走ろうと政財界が懸命ないま、「原発やめよう」の議論を広げ
る参考書に最適だ。

たんぽぽ舎です。【TMM:No1107】

                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その92 ◆
 
         4つの情報をお知らせします(6月11日)
 
 ★1.『6/13緊急院内集会のお知らせ
        第2回福島原発事故に関する公開質疑』
 ★2.『福島県教組郡山支部が東京電力に11日に抗議申し入れ
        放射能汚染物質・土壌・瓦礫等の撤去、搬出を求める申し入れ書』
 ★3.『高濃度汚染水、流出なら「漁業崩壊」
       初動の甘さツケ重く+梅雨・台風の危機』
 ★4.『地震発生確率・3断層で上昇
       立川(東京・埼玉)、双葉(福島・宮城)、牛伏寺(長野)』
 
 
★1.「6/13緊急院内集会のお知らせ
    第2回福島原発事故に関する公開質疑」
 
       第2回 福島原発事故に関する公開質疑
            ~いのちを守る避難対策を~
 
【日時】6月13日(月)午後1時~3時
     (11:45開場、12:00~12:45市民の事前討論)
【場所】衆議院第1議員会館1階 多目的ホール(定員198人)
      (千代田区永田町2-2-1、最寄駅:国会議事堂前または永田町)
※11:40~12:15と12:45~13:15頃に議員会館受付ロビーで係が
 通行証を配ります。
  <事前申し込みは不要です。どなたでも参加できます。>
※市民の事前討論では、専門家の発言や質疑のポイント解説などを
 行います。可能な方はこちらからご参加ください。
【参加費】無料
 
 東電福島第一原発事故は、事実やデータが大幅に遅れつつもしだいに明
らかにされてきていますが、この危機の実態を知るにはまだ程遠い状況で
す。メルトダウンした核燃料、増え続ける汚染水、使用済み核燃料プール
の安定性は確保できるのか…。解決のめどが立たないまま、さらに深刻な
事態にいつ発展するか予断を許さない状態です。
 その一方で、チェルノブイリ事故での避難基準すら超える放射線量の地
域が、計画的避難区域や緊急時避難準備区域の外側に広がっています。
今回の公開質疑では、現状でも極めて不十分な避難区域の問題と、さらに
重大な事態になった場合の避難対策について、原子力災害対策本部、原子
力安全委員会、文部科学省に直接質疑します。いのちを守る避難対策を実
行させるために、ぜひご参加ください。
(事前に政府に質問書と資料請求書を提示し、資料と質問関連データの10
日までの提出を求めています。そのうえで当日、責任ある回答を求めます。)
 
*当日は専門家として、
・ミシェル・リヴァジ欧州議会議員(フランス緑の党、民間放射能調査機関
            「CRIIRAD」設立者の一人、元グリーンピース・フランス代表)
・崎山比早子さん(元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士、高木学校)
・槌田敦さん(元名城大学教授)
が参加されます。
【共催】超党派国会議員有志
    呼びかけ議員(会派)
    [衆議院] 服部良一(社民)、山崎誠(民主)
    [参議院] 平山誠(民主)(6月9日現在)
[連絡先]服部良一事務所 TEL 03-3508-7056[担当:芦澤]
     福島原発事故緊急会議
      [連絡先]ピープルズ・プラン研究所 TEL 03-6424-5748
          (E-mail)contact@2011shinsai.info
【賛同】脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会(eシフト)
    [連絡先]国際環境NGO FoE Japan TEL 03-6907-7217
 
 
★2.「放射能汚染物質・土壌・瓦礫等の撤去、搬出を求める申し入れ書」
      福島県教組郡山支部が東京電力に11日に抗議申し入れ
 
 3.11の貴社の原発事故によって、大量の放射性物質が大気・大地・海洋に
大量に放出されました。勤務地、学校、幼稚園、保育所、居住地、土壌、湖沼、
河川、浄水場、農作物、家畜、畜産物、牛乳、魚、海藻、母乳にいたるまで、放
射性ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムという放射性物質が検出
されています。
 福島県民は日々、放射能汚染の危険にさらされながら、校庭や園庭、公園・農
地など表土の剥ぎ取り、建物の水洗や拭き取りによる除染等さまざまな放射線防
護・被曝低減策に取り組むことを余儀なくされております。
 また、放射性物質に汚染された表土・土壌、瓦礫等が搬出も処理もされずに生
活、学びの場に近いところに置かれたままになっており、子どもたちをはじめ県
民はさらに脅威を与えられ続けております。
 私たちは、貴社によってつくりだされたこの状態を受け入れ続けることはでき
ません。
 貴社が放出した放射性物質及び汚染土壌・瓦礫等を貴社の責任によってすみや
かに、県民の生活の場から撤去・搬出するよう求めます。
 そして、その実施策及び実施期限について早急に示すよう、ここに申し入れい
たします。返答を6月末日までに送付ください。 以上
                                 福島県教組郡山支部
                      連絡先 福島県郡山市大槻町字原ノ町36-2
                                     080-2817-3651 滝田春奈
 
 
★3.高濃度汚染水、流出なら「漁業崩壊」
   初動の甘さツケ重く+梅雨・台風の危機
 
 「72万テラベクレル」といわれてもピンとこない。東電福島第一原発の核燃
料を冷やした高濃度汚染水に含まれる放射能量だ。近く放射能物質を除去する処
理システムが稼働する予定だが、楽観論は聞こえない。梅雨の大雨に台風も到来
する。作業員の安全にも不安がある。海に汚染水が漏れれば、漁業への深刻なダ
メージに加え、国際的な非難は免れない。懸念は強まるばかりだ。
 「オレなら1千万円積まれても断る」。福島第一原発に携わる下請け業者の一
人はそう言い切った。「断る」というのは15日にも稼働するとされる汚染水の浄
化システムにかかわる作業だ。
 「どんなシステムであれ、建屋からくみ上げるなど、作業では高濃度汚染水に
近づかなければならない。でも、前代未聞の汚染濃度だ。ひどい被ばくを避けら
れる保証はどこにもない」
 福島第一原発の原子炉建屋などにたまった高濃度汚染水は、先月末の推計で約
10万5100トン。それに含まれるヨウ素とセシウムの放射能物質は72万テラベク
レル(テラは兆)という。これは、同原発で1年間に放出が許されている放射能
物質の約320万倍に相当する (6月9日東京新聞抜粋)
 
 
★4.地震発生確率・3断層で上昇
   立川(東京・埼玉)、双葉(福島・宮城)、牛伏寺(長野)
 
 政府の地震調査委員会は9日、東日本大震災が全国の活断層に及ぼした影響を
評価した結果、立川断層帯(東京都、埼玉県)と双葉断層(福島県、宮城県)、牛伏
寺(ゴフクジ)断層(長野県)で地震の発生確率が高まった可能性があると発表した。
双葉断層は東京電力福島第一原発から約30キロ距離で、立川断層帯は首都圏直下
にある。地震が起これば社会的に大きな影響を及ぼす恐れがあるため同委員会は
「確率がどれだけ上昇したかは見積もれないが注意してほしい」と呼びかけた。

                             (6月10日東京新聞抜粋)

たんぽぽ舎です。【TMM:No1106】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その91 ◆
 
         4つの情報をお知らせします(6月10日)
 
  ★1.『原発汚染水で太平洋岸を壊滅させるな!』山崎久隆
  ★2.『「節電しないと今夏、大停電」もウソ―
                    週刊東洋経済』
  ★3.『“スペースたんぽぽ”の準備すすむ-新しい会議室』
  ★4.『7/16-17浜岡原発NO・連帯ツアーに参加者が続々と』
 
 
★1.「原発汚染水で太平洋岸を壊滅させるな!
    最優先として汚染水対策をせよ。海を殺すな!」
                       山崎久隆
 
 原発汚染水が限界に達しつつある中、福島第二原発の汚染水まで海に投棄する
と言い出した。汚染を除去してから捨てるとしているが、汚染水を投棄するなど、
もはや耐えられるような状況に無いのを理解していないらしい。
 さらに第一原発の汚染水も、このままいけば、大量に海に流出し、千葉以北の
太平洋岸は壊滅的打撃を免れない。
 
 いま溜まっている10万トンを超える汚染水は、内蔵放射能量はおそらく100京
ベクレルを遙かに超え、いままでに放出した77京ベクレルの倍以上になるかもし
れない。その中には、大気への大量放出は辛くも免れたストロンチウムやプルト
ニウムが大量に含まれている。
 海棲生物に数百ベクレルのストロンチウムやプルトニウムが見つかれば、その
漁場は相当期間放棄せざるを得ないだろう。田畑ならば土地の除染(客土だけで
無く化学除染もコストをかければ出来る)も可能だが、海ではどうしようもない。
 セラフィールド再処理工場汚染では、2200兆ベクレルの汚染物を十数年にわた
って垂れ流しにしたため、陸上部でがんや白血病などが多発した。主にセシウム、
ストロンチウム汚染だった。福島で放出された放射性物質は既にセラフィールド
再処理工場汚染の二年分に相当する。さらに流出しようとしている放射能は、そ
の50年分(あるいは50倍)にもなる。これを止めなければ、汚染規模はそのうち
太平洋全域に拡散する。その恐ろしさについて東電はいっこうに理解していない
ようだ。
 もし、放出された放射能が千島列島で取れる海産物で発見されれば、ロシアか
ら莫大な賠償請求をされる。さらに海流に乗ってカナダ、米国沿岸に到達したら、
いったいどれほどの補償を求められるだろうか。その後、ハワイ諸島、カリフォ
ルニアの沿岸部に到達したらどうなるか。
天文学的な賠償請求を受けることになる。払えるかどうかなんて次元では無く、
国際的に日本は最悪の汚染国、ロシアがソ連時代を通じて北極海などに海洋投棄
してきた放射性物質に対して私たちが抱いた感情と同じ感情を世界中の人たちが
私たちに対して抱く。
 
 こういう恐ろしさを感じ取っているのならば、最優先課題は汚染水の処理と敷
地のがれき撤去、そして放射性物質の地下への流出を止めることだ。しかし、そ
ういう行動を真剣にとっているとも思えない。主観的にがんばってみても、これ
まで出来ていないのだから、とにかく世界中に救援を求めるべきだし、日本原燃
や原子力研究開発機構の高レベル放射性廃棄物を取り扱うノウハウを持ったメン
バーを入れているはずだ。アレバ社製の除染システムは、あまり信用できない。
また、アレバ社製の装置にのみ頼り切り、他に複線で対策を並行的に試みていな
いことは、そもそも3・11に犯した失敗そのものだ。電源回復と言えば電源車
しか頭に無い、回線回復と言えば、従来通りの送電線をつなぎ込むことしか考え
ていない、水を入れると言えば、減圧にベントしか考えていない。
複線でいろいろな方法を同時並行に行うことが出来ない、硬直した対応は、また
失敗してしまう可能性が高い。
 背に腹は代えられない、かっこつけてる場合じゃ無い、なりふり構わず何とか
する。政府が何と言おうと危機的状況だと世界中に発信する。HPに英文で「S
OS」と書いたって良いじゃないか。
 そういう行動をとれない人たちが、今の東電を動かしているのだから、絶望的
なのだ。
 しかし私たちは絶望していたら、こんどは海を失う。
 
 
★2.「節電しないと今夏、大停電」もウソ―週刊東洋経済が記事掲載
 
・原子力発電所の停止で大停電がやってくる―。夏の電力最盛期を1ヶ月後に控
え、6月1日、スーパークールビズが始まった。今夏は原発事故を起こした東京
電力だけでなく、九州電力「玄海」のように、定期点検中の原発も再運転が危ぶ
まれており、全国的に電力不足に陥るという予想が台頭。東電管内などでは、家
庭や企業に対して「一律15%」の節電を要請する構えだ。が、一部では「夏の停
電説は、原発が必要なことをアピールするプロパガンダではないか」との見方が
広がっている。(中略)3・11原発震災後、今年の電力供給は一時危ぶまれたが、
その後休止中の火力発電を立ち上げることで供給能力が回復。
 現状では、今夏のピーク時電力需要予想5500万kwに対して、供給能力予測が
5620万kwと、すでに想定需要を上回っている。(中略)「こんなにハイペースで
引き上げられるのは、もともと能力を隠していたと勘ぐられても仕方ない」(業
界関係者)。そもそも、3月に行った計画停電は、原発に加え火力発電が被災し
たことによる供給量の低下の影響も多かった。「頑張れば停電しなくて済む日も
あったはずだ。東電や政府は、その情報を正確に伝えず、世論を操作したのでは
ないか」と、名古屋大学大学院環境研究科の高野雅夫准教授は指摘する。
 一方、政府の要請によって浜岡原発の全原子炉を停止した中部電力では、2011
年度に占める原子力の電源構成はわずか12%。「原発を止めたとしても水力と火
力だけで3000万kwの設備容量があり、今年のピーク容量見通しは賄える」(高
野准教授)
 夏場のピークといっても、「実際は夏場の数日間、しかも数時間程度。その9
割は事業所が使用する。工場の休み時間を1時間ずらすなど、ピークを下げるや
り方はいくらでもある」。(同教授) また、家庭部門でも、「電気湯沸かし器な
ど、電力消費量の多いものを使うのをやめればバブル期の水準まで消費量を落と
せる」。(出典、週刊東洋経済6月11日号)
 
・みんなで、「原子力がなくても電力は足りている」ということを、
 しっかりと頭に入れましょう。
 
  スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎と同じビル4F)講演会のお知らせ
 
      6月21日(火)「今年も電気は足りている」
  電力不足PR(実は原発推進したいPR)カラクリ、ゴマ化しを切る!
  データを使って説明
       18:30開場、19:00開催、21:00まで
 お話:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)  参加費用:1000円
 
 
★3.「“スペースたんぽぽ”の準備すすむ
    講座いくつも開設 募金趣意書づくり」
 
 たんぽぽ舎が事務所を置くダイナミックビル(現在5F使用)の4F(約100平方
m=60畳)が空き室となったので、今回思い切って、4Fも借りることになりま
した。「スペースたんぽぽ」と名付け、講座や学習会中心です。
 たんぽぽ舎と運動的には連携ですが、会計(財政)は独立財政としました。
1ヶ月40万円の家賃+共益費(ガス、電気、水道代他)です。
6月21日(火)と22日(水)にオープン記念行事(講演会)をします。
募金趣意書も近日出来上がります。
多くの皆さんのご賛同とご利用をお願いします。
 
 
★4.「浜岡ツアーに参加者が続々
       募集バス2台80名、現在44名申込み」
 
 世界で最も危険な浜岡原発NO!連帯バスツアー
 怒りのバス・ツアー 参加者募集中
 
     7月16日(土)~17日(日)(1泊)
    バス・宿泊格安 バス2台(予定) 先着80名
 費用:9,500円(バス代、宿泊代、朝食代、国内旅行保険代含む)
・16日(土)朝8時30分JR品川駅(高輪口)集合
・17日(日)夕方静岡発~東京へ
 
  石橋克彦氏(地震学者/神戸大学名誉教授)講演(16日1時~)
 16日 午後1時・静岡労政会館 夕方・交流集会
 17日 午前・浜岡原発と海岸見学
    午後・全国集会・デモ(静岡市常葉公園)
 申し込み:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
      反原発自治体議員・市民連盟 T/F 03-5211-7199
たんぽぽ舎です。【TMM:No1105】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その90 ◆
 
          6つの情報をお知らせします(6月9日)
 
   ★1.『6・11原発やめろ!!新宿-超巨大サウンドデモ』
   ★2.『放射能汚染水3000トンを海へ捨てるな!』
   ★3.『福島のお母さん2人、落合恵子、佐高信 6月10日(金)講演会へ』
   ★4.『世界署名(日英)にご協力を!ノーモア被曝者・ノーモア原発』
   ★5.『「ドイツの小さな町からのうれしいメッセージ」の訂正』
   ★6.『6/12だいず先生による持続性学入門講座』
 
 
★1.「6・11原発やめろ!!新宿-超巨大サウンドデモ」
 ・14時新宿中央公園多目的運動広場に集合、15時出発!
 甲州街道→西口→大ガード下→歌舞伎町前→東南口→アルタ前広場ゴールです!
 DANCE Bloc、新宿フォークゲリラ号、DYIパンク号など出陣です。
 ぜひ、情報を広げてくください!賛同メッセージも募集してるとのこと!!
 出演者や呼びかけ文など全情報はhttp://611shinjuku.tumblr.com/ 
 ツイッターのハッシュタグは #611shinjuku
 ・なお、11日(土)当日は、1~2時に、3コースからデモ出発です。
  たんぽぽ舎は、新宿中央公園多目的運動広場(2時)と、芝公園(1時~)の2
つに参加します。2つの会場で6月21日からの"スペースたんぽぽ"の開設記念の
講座=21(火)・22(水)の内容を記したビラを配布し、最終的には、午後6:00~8:
00新宿アルタ前の集会に総結集します。多くの皆さんの参加を期待します。
 
 
★2.「放射能、汚染水(3000トン)を海へ捨てるな。
      農水省も猛反発、漁民反対、世界中の嫌われものに」
 
 7月8日朝の6チャン(TBSテレビ)の報道。東京電力福島第二原発で放射能汚
染水が溜まり続けているので(台風シーズンでもあり)処置に困り、3000トンを海
へ捨てる案が出された。海が放射能汚染されると漁師が反対し、農水省も水産庁
も猛反発しているという内容。
 原発事故の本質は放射能問題(放射能が海に、空に、陸に放出されること)であ
ることがますます明らかになってきています。
 海に大量の汚染水を流すことは日本が世界中の嫌われ者になることです。
 海を殺すな!
 
 海へ放射能汚染水を流すな!
 太平洋の放射能 共同調査を支援 IAEA
 
 国際原子力機関(IAEA、本部ウイーン)は、東京電力福島第一原発の事故で太平
洋などに流出した放射能物質の状況を分析するため、関係国の共同調査を技術や
資金面で支援する。
 共同調査には、日本やオーストリア、中国、韓国など、アジア・太平洋地域の
約20のIAEA加盟国が参加。
 期間は今年7月から4年間。必要な資金約105万ユーロ(約1億2千万円)は、米
国など加盟国の拠出金で賄う。(朝日新聞6月8日の抜粋)
 
 
★3.「福島のお母さん2人、落合恵子、佐高信 6月10日(金)講演会へ」
     「原発事故から3ヶ月 子供たちを救おう」
    6月10日(金)
  開 演:18時00分(開場17時30分)(20時30分頃の終演予定)
    会 場:東京・全電通ホール(東京都千代田区神田駿河台3丁目6
                  電話:03-3219-2211)
            JR御茶ノ水駅4分、東京メトロ新お茶の水駅2分、淡路町駅3分、
          都営地下鉄小川町駅3分
  参加費:1000円
  定 員:400名 (当日先着順)
    出 演:落合恵子、佐高 信、山崎久隆、福島から2人のお母さん。
  共 催:たんぽぽ舎、週刊金曜日
  お問合せ:『週刊金曜日』業務部03-3221-8521(平日9時30分から17時)
 
 
★4.「ノーモア被曝者・ノーモア原発世界署名(日英)にご協力を!」
   (たんぽぽ舎ホームページ上にて)
 
 福島第一原発事故の健康影響が、関東でも出始めており、憂慮される今日この
頃です。このたび、たんぽぽ舎国際部では、これ以上放射能によって命を傷つけ
たくない、環境も、自分たちの命も将来の命も守りたいという、当たり前の真実
に立ち返り、国連、各国政府、原子力企業、放射線専門機関に以下の三つのこと
を要請します。インターネットで1分もあれば署名できるので、ぜひ周りの人に
も広めてください。
 サインはこちらから。http://www.tanpoposya.net/form_j/jform.php
日本のみでなく、世界の原発をともに止めましょう!!!
 
イ.国連および各国政府は、原子力から撤退する決断をし、
    可能な限りすみやかに危険性の高い原子炉から順次廃炉を実行すること。
ロ.原子力関連企業は、環境中からの放射能汚染の除去、
    核廃棄物処分の管理を今後の原子力関連事業の根幹とすること
ハ.放射線専門機関は、放射能測定を広範に行い、汚染地からの人々の
    退避や汚染された飲食物の摂取制限など、適切な予防措置を講じること。
 
  文責:たんぽぽ舎国際部
 
 
★5.「◆地震と原発事故情報その89★3.『ドイツの小さな町からの
        うれしいメッセージ』の訂正」
 
 複数の方から、ご指摘をいただきました。
 その中の1つ、メールマガジン読者・ドイツ在住の浅井イゾルデさんからのメ
ールをご紹介します。
「ハノーファーはニダーサクセン州の首都で、ドイツの「大都会」では11番目に
なっています。日本から見れば小さな町ですが、ドイツでは52万人の人口で大都
会です。
しかし、小さな町もずっと原発反対運動をつづけていることは事実です!」
 
 
★6.メールマガジン読者からの依頼-
      6/12だいず先生(高野雅夫名古屋大学大学院准教授)による
      持続性学入門講座
 
 ●6月12日(日)13:30~16:30
  里山で小さな自然エネルギー利用を実践するだいず先生による公開講座。
  講義の後はグループに分かれてみんなで語り合いましょう。
 ●場 所:台東区台東4-28-11 御徒町中央ビル8F
 ●先 着:60名 参加費:一人1000円
 ●問合せ・申込 fuji20110311@yahoo.co.jp まで
         お名前、人数、メールアドレスをお知らせください。
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