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たんぽぽ舎です。【TMM:No1114】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その99 ◆
6つの情報をお知らせします(6月20日)
★1.『原発、82%が廃炉求める 世論調査 政策不信浮き彫り』
★2.『6/26福島デモ・バスツアー!
グッバイ原発・さよなら放射能』
★3.『いのちを守るお母さんネットワークを立ち上げて』
★4.『今週の日程案内―参加歓迎・学習会・デモ
【スペース たんぽぽ】開設記念の行事も』
★5.『株主総会シーズン「原発さよなら」の声高まる
賛成者が続々、大手助言機関も「原発やめる」に』
★6.『「スペースたんぽぽ」ツイッター開設!』
★1.原発、82%が廃炉求める 世論調査 政策不信浮き彫り
本社加盟の日本世論調査会が今月11、12日に実施した全国世論調査によると、
国内に現在54基ある原発について「直ちに全て廃止にする」「定期検査に入った
ものから廃炉にする」「電力需要に応じて廃炉を進める」とした人が会わせて82
%に上り、「現状維持」の14%を大きく上回った。回答からは、福島第一原発事
故が収束せず、その後の対応をめぐる政府、東京電力の不手際が指摘される中、
国が推進してきた原発政策への不信感の強さが浮き彫りになった。
事故前後での原発に対する不安について聞いたところ、事故前に「大いに不安
を感じていた」「ある程度感じていた」は計43%だったのに対し、事故後は計94
%と倍増。今回の事故が与えた心理的変化の大きさを裏付けている。
政府がエネルギー基本計画で掲げていた「2030年までに原発14基以上を新増設
する」との方針については、67%が「新設、増設すべきではない」と回答。「14
基より減らすべきだ」は22%で、「方針通り進めるべきだ」は6%だった。原発
事故のニュースを聞いて感じたこと(同)では「国の原子力安全規制の体制が信
用できない」が59%でトップだった。(6月19日東京新聞より抜粋)
★2.6/26福島デモ・バスツアー!
グッバイ原発・さよなら放射能
6月26日に福島市でパレードが開催されます。
東京からも多勢で応援するべくバスをチャーターしました。
参加ご希望のかたはご予約をお願いします。
○予約はメールでお願いします。
メール件名に「6.26バス参加」と明記し「氏名」「メールアドレス」「携帯
電話番号」をお知らせください。メール宛先→
操(Misao Redwolf / NO NUKES MORE HEARTS) misao@misaoredwolf.com
○第一次締め切りは6月22日(水)24:00ですがその前に定員に達した場合は御了承
ください。また第一次締め切りで定員に達しない場合は前日まで追加募集をしま
すのでお問い合わせください。
*6月20日現在、30席以上の予約がはいっています。
****************************************************
▼概要
○日時:2011年6月26日(日)
○料金:往復 3000~4000円(参加人数によって変動します)
○集合・帰着場所:新宿駅西口スバルビル前(新宿中央道路側)
東京都新宿区西新宿1-7-2 http://p.tl/fgDj
○集合時間:7:45 帰着時間:22:00頃(当日の交通事情により変化します)
○参加可能な人数:正座席49名(先着順)
○募集締め切り:定員に達したら締め切ります
○主催:Misao Redwolf(NO NUKES MORE HEARTS)
お問い合わせ:操 090-1735-1092 misao@misaoredwolf.com
協力、たんぽぽ舎
★3.「いのちを守るお母さんネットワークを立ち上げて」
横関彩子
福島原発事故をうけて、放射能による環境汚染・健康が心配なお母さんたちが
集い、福島の子どもたち、全国の子どもたちを守るためにできることを、ともに
考え、行動に移そうと、ネットワークを立ち上げました。現在、日本全国各地に
メンバーが増えています。
これまでの活動としては、6月3日に原子力安全・保安院、厚労省、文科省を、
エプロンを身につけた約30名のお母さんと子どもたちで訪問し、安全でクリーン
な代替エネルギーの開発と推進、原発に頼らない社会の実現、子どもの学校での
放射線量20mSvの即時撤回、水、大気、食品の放射線量の暫定基準値の見直しな
どを要望しました。7月4日には関西支部で、福井県県議会に「若狭湾の原発を
廃炉にして・もんじゅも」と言いにいこうツアーを計画しています。また、子ど
もたちが遊ぶ公園や学校周辺などの空間線量の測定や移転を希望する福島の人々
の受け入れ専門窓口を各自治体に設置するよう要請するなど、小さなことでもで
きることに少しずつとり組み活動しています。
連絡先 東京支部 横関彩子 090-2990-0707
関西支部 増山麗奈 080-6687-4118
◆6月21日(火)19:00~「スペースたんぽぽ」にて、横関さんが
話されます。参加歓迎です!
★4.今週の日程案内―参加歓迎・学習会・デモなど5つ
【スペース たんぽぽ】開設記念の行事も
●6月21日(火)開設記念その1
18:30開場 19:00開会~21:00 二人のお話 資料代など¥1000
司会:原田裕史
・「今夏の電気は足りている!」
電力不足キャンペーン(実は、原発推進したいPR)のカラクリ・
ゴマ化し、を斬る。相手のデータで説明。
お話:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
・ふつうの主婦が放射能を測定した!
その体験談と誰でもできる測定方法
『いのちを守る全国お母さんネット』をママ友たちと立ち上げて
お話:横関彩子(たんぽぽ舎会員)
●6月22日(水)開設記念その2
18:30開場 19:00開会~21:00 資料代など¥1000
お話:松本 哉(はじめ)さん
高円寺1.5万人デモを実現した人(素人の乱・5号店主)
●6月23日(木)18:30開場 18:45開会~21:00 資料代など¥1000
住民の安全を守るため「測定する」。
食品汚染を調べる器械を市・町に買ってもらう。
測定器の使い方・種類も説明します。
お話:鈴木千津子(たんぽぽ舎代表)
原田 裕史(たんぽぽ舎)
●6月24日(金)17:30開場 18:00開会 19:00デモ出発
原発のない社会をめざして
会場:日比谷野外音楽堂
※たんぽぽ舎も参加し、入り口でビラまきをおこないます。
17:30~18:30のビラまきにご協力いただける方、よろしく
お願い致します。
また、たんぽぽ舎のデモ隊列への参加も歓迎致します(責任者:柳田)
共催:原発とめよう東京ネット(たんぽぽ舎も構成団体)
再処理とめよう首都圏ネット(たんぽぽ舎も構成団体)
●6月25日(土)13:00開場 13:30開会~17:00
たんぽぽ舎・総会(年間方針・財政・人事)
原発のない社会をめざして、ともに力をあわせるために
懇親会も行います。
17:30~19:00 懇親会(懇親会費2000円)
飲み物と軽食。例年なごやかに楽しく交流しています。
★5.「株主総会シーズン「原発さよなら」の声高まる」
「賛成者が続々、大手助言機関も「原発やめる」に」
6月末に予定される電力10社の株主総会で、「脱原発」を求める株主提案が、
東京、中部、関西、九州など6社に出されている。例年ならば簡単に否決されて
きた提案だが、今年は東京電力福島第一原発事故の影響で賛成が増える可能性が
ある。電力会社の株価は事故後に急落。原子力事業に対する株主の視線が変わり
始めている。
株主総会での議案の賛否を投資家にアドバイスする国内の大手助言機関が17日、
東京電力の28日の株主総会で、脱原発を訴える株主提案に賛成し、東電提案の役
員選任議案には反対する助言案をまとめた。東電福島第一原発事故を受け、原発
を持つことのリスクを重くみた。
助言案をまとめたのは、民間の日本プロクシーガバナンス研究所(JPG)。機
関投資家や個人投資家に助言する。株主提案は、古い原発から順に停止・廃炉、
原発の新・増設は行わない、の2点を定款に入れるように求めた。JPGの吉岡
洋二所長は賛成を助言する理由を「原発事業は民間会社が続けるにはリスクが大
きすぎる」と話す。JPGは「今回の事故は人災の部分もある。現経営陣を再任
できない」(吉岡所長)として、新任の一人を除く16人の再任に反対を助言する。
(6月18日朝日新聞より抜粋)
★6.「スペースたんぽぽ」ツイッター開設!
いよいよ明日19時から最初の講座「今夏の電気は足りている!」がスタートす
る「スペースたんぽぽ」の予定をお知らせするため、ツイッターアカウントを開
設しました!
会場地図や、現在決まっている予定をすべて載せています。
ツイッターアカウントをお持ちの方は、ぜひフォローや情報拡散をお願いします。
http://twitter.com/#!/space_tanpopoPR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1113】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その98 ◆
3つの情報をお知らせします(6月18日)
★1.『本当に電力危機は来るのか?-実は電気は足りている。
自家発電6000万キロワット。
「燃料代で毎月1000円増」は起こらない。
6月21日講演会のお誘い』
★2.『海江田大臣&与謝野大臣の事務所に
原発再開を許さない抗議申し入れ!』
★3.『樋口健二さん2回連続講座(7/9,7/24)のご案内』
★1.本当に電力危機は来るのか?-実は電気は足りている。
自家発電6000万キロワット。
「燃料代で毎月1000円増」は起こらない。
6月21日講演会のお誘い
山崎久隆
イ. 何もしなくても、実は電気は足りている。別に今すぐ太陽光や風力が原発
を代替する必要などは無い。特に今年夏に向けて急ピッチで建設されているガス
タービン発電所は、あっという間に百万キロワット以上を確保できる見通しとい
う。
休止火力の立ち上げも見込めるし、なによりも昨年までは電力会社の設備が余
剰だったためコスト高になっていた自家発電全国6000万キロワットがフル稼働す
るだろう。自社の余剰分を高く東電などに売ろうと、各社は売り込みをかける。
これで電気料金が高くなると言っても実際には東電などの火力設備の費用以上に
は燃料代はならないのだから、消費者にとってはたいした問題では無い。東電の
利益が減るだけのこと。
ロ.まんいち、火力の燃料が市場で高騰するというのならば、90日分貯蔵してい
る国家石油備蓄基地を開放すれば良いことで、「燃料代で毎月1000円増」などと
いうことは起こさないで済む。日本の石油消費量の増加を見込んだ先物取引市場
への投機資金の流入くらいしか懸念材料は無いのだから、こんなものは石油備蓄
の開放で解決する。高い石油を見込んだ投機資金は、価格が上がらないとなれば
すぐに逃げていく。為替介入などよりもずっと簡単だ。この場合にだけ、低価格
(もちろん買った価格でということ)で電力会社と自家発電企業に国が売却すれば
良い。
ハ.そして、本当に電力が逼迫するというのならば「緊急時調整契約」を発動す
れば良いこと。「事前の連絡により、3時間以上継続して契約電力の20%以上ま
たは1000kW以上の調整をできる」のだから、何ら問題は無い。そのための需給調
整契約なのだから。東電管内でも2003年などに発動したことがある。
東電管内だけで少なくても100万キロワットピークを下げることが出来るという。
ニ.省エネ家電もLED照明も売れている。省エネがビジネスチャンスになった
企業もたくさんある。電気が使えなければ経済が冷え込むどころか、新たな課題
を前に、それをビジネスチャンスに結びつけようと皆一生懸命考え始めている。
一過性では無く、世界への投資となるからだ。一体どんな問題があるというのだ
ろう。悲鳴をあげるように経団連などが騒いでいるが、彼らには巨大資本の上に
あぐらをかき、さしたる技術も知恵も無いくせに政財界に大きな力を行使し、既
得権益を維持してきたが、これの喪失を恐れているに過ぎない。そんな既得権益
を破壊してしまえば、むしろ大多数の企業にとっては遙かに大きなチャンスの到
来になるだろう。
ホ.このような実態に、6月21日(火)には迫ります。どうぞお越しください。
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6月21日(火)講演会のお誘い
★山崎久隆さん『今夏の電気は足りている!』
電力不足キャンペーンのカラクリ・ゴマ化しを斬る
原発推進側のデータをもとに説明します。
★横関彩子さん『ふつうの主婦が放射能を測定した』
日時:6月21日(火)19:00~21:00 資料代:1000円
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主催:「スペースたんぽぽ」
★2.「海江田大臣&与謝野大臣の事務所に原発再開を許さない抗議申し入れ!」
6月18日、小雨の中約50人で海江田万里経済産業大臣と与謝野薫経済財政政策
担当大臣の事務所に抗議申し入れ書を渡しに行きました。
原発停止が相次ぐ中、それに逆行するかのように海江田大臣が『各地の原発は津
波への安全対策をとっており、再稼働は問題ないと認識している。なるべく早く
地元の理解を得て再稼働させるために国が責任を持って勧めたい。』と発言した
ことに抗議するためです。また、彼の事務所のすぐ近くに「原発事故は天災だか
ら仕方ない」などと発言した与謝野大臣の事務所もあるためです。
小雨の中、JR四ッ谷駅前に約50人が集合。道行く人に1時間アピールしなが
らチラシを配り、最後は何と浜岡原発停止訴訟団の弁護士の方が合流し、熱いア
ピール! そして道を歩いて四谷三丁目にある海江田事務所へ。何度電話しても
海江田は出ず、警察が何の法的根拠も無く厳重に入口を封鎖し入れさせません。
「大臣から頼まれた」と言っており、市民の声を聞く気が全くありません。それ
でも交渉の末、2人でビル内に入り、ポストに申し入れ文とみんなで書いた抗議
の寄せ書きを投函し、みんなで抗議のシュプレヒコール。
そして同じ新宿通り沿いにある与謝野事務所にも向かいます。アポイントは取
っていました。
しかしまたも警察が入口を封鎖。そこで何人かで事務所に行くも、アポを取った
のに本人はいませんでした。そこでポストへ投函し、最後に彼らの選挙区である
近くのマンションへチラシを渡して回りました。
海江田さん、与謝野さん、原発再開は許さないよ!
詳細な報告、東電前アクションのこれからの予定はブログをぜひ!
★3.樋口健二さん『被曝者列島・公害列島 日本』
2回連続講座(7/9,7/24)のご案内
収拾のつかない福島第一原発事故。際限なく増え続ける被曝労働。原発下請け
労働者や公害被害者などに寄り添い、その差別構造を告発し続ける樋口健二さん
のお話を聞いて、社会的弱者に矛盾をしわ寄せする日本社会について考える。
「労働者たちを使い捨てる原発社会に未来のないのは必然的である」と樋口さん
は言い切る。
第1回7月9日(土)午後2時~5時(1時半開場)
●「被曝労働は巨大原子力産業のアキレス腱」
平時でも労働者の被曝なしには成り立たない原発。あってはならない存在では
ないか。すでに日本の被曝労働者は約50万人。被曝問題がアキレス腱だからこそ、
多重下請け構造の下、被曝労働者の存在は闇から闇に葬られてきたのだ。
第2回7月24日(日)午後2時~5時(1時半開場)
●「なかったことにされた被曝、労働災害、公害、環境破壊」
労働者や住民の命を削り、それをなかったことにしてきた日本社会の構造的差
別について問い直す。樋口さんの長年の取材に基づく被曝問題、公害問題などを
歴史的にたどりながら、今後、私たちはどのような社会をめざすのかを考える。
※樋口健二さんの紹介
報道写真家。四日市喘息をはじめとする公害や原発被曝労働等の取材で知られる。
日本写真芸術専門学校副校長、日本ジャーナリスト専門学校客員講師、日本写真
家協会会員、世界核写真家ギルド会員。
著書:『闇に消される原発被曝者』八月書館、『これが原発だ カメラがとらえ
た被曝者(岩波ジュニア新書)』岩波書店、『日本破壊列島1970-1990』三一書房、
『はじまりの場所 日本の沸点』こぶし書房、『環境破壊の衝撃1966-2007 (新風
舎文庫)』新風舎、『原発 1973年~1995年 樋口健二写真集』三一書房、『樋口
健二報道写真集成―日本列島'66‐'05』こぶし書房、など多数。
参加費:1回1000円
会 場:「スペースたんぽぽ」
「スペースたんぽぽ」はたんぽぽ舎が入っているビルの4階です。
主 催:「スペースたんぽぽ」
問い合わせ:たんぽぽ舎
〒101-0061 千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL:03-3238-9035 FAX:03-3238-0797
たんぽぽ舎です。【TMM:No1112】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その97 ◆
6つの情報をお知らせします(6月17日)
★1.『6/18原発再起動に全力という海江田発言に抗議する行動』
★2.『定期検査入りの原発はそのまま止めておけの運動で
原発を廃止にしよう』
★3.『原発推進派の必死の巻き返しが続々と。
原発停止なら電気代アップ?と発表
計算した天下り役人のミエミエ魂胆』
★4.『7/23講演会 放射能汚染の実態とこれからの私たち』
★5.『小出裕章さんの新刊・「原発のウソ」おススメ』
★6.『「放射能汚染食、食べてはいけない」全リスト
徹底調査 マグロ、カツオ、麦、イモ、大豆…
政府の言う「暫定基準値」などなんの指標にもならない』
★1.「原発再起動に全力という海江田発言に抗議する行動」
【緊急行動】明日18日!東電前アクション:
「海江田万里経済産業大臣選挙区アクション!」にご参加ください
~2011年6月11日現在停止中原発37基、稼働中17基だけ~
つまりはこういうこと、脱原発まであと少しなんです。
本来は必要のない原発がたくさんあるのがわかります。
実際2003年の夏には東京電力の原発は1基も稼働していなかったのに電力は足り
ていました。
このまま停止中の原発を稼働させなければ、稼働中の原発も順次停止され、あっ
という間に脱原発完了です。そんな事態に慌てたのが…
海江田万里さん【現経済産業相】
『各地の原発は津波への安全対策をとっており、再稼働は問題ないと認識してい
る。なるべく早く地元の理解を得て再稼働させるために国が責任を持って勧めた
い。』
海江田経産相、検査終了の原発再稼働に意欲【日本経済新聞】
この情勢を踏まえ、東電前アクションでは脱原発のために『原発の再稼働はして
ほしくない。』という声を海江田さんの選挙事務所へ直接届けに行くことを決め
ました。
■詳細
日時:6月18日(土)14:00~
集合:JR四谷駅集合(ロータリー側)
備考:軽いアピールの後、歩道を歩いて海江田万里さんの事務所へ向かいます。
★議員事務所は有権者の声を聞くために開かれているんですよ!
みんなの声を届けに行きましょう。
■呼びかけ「東電前アクション!」
Blog(English & French) :http://nonukesaction.tumblr.com/
★2.「定期検査入りの原発はそのまま止めておけの運動で原発を廃止にしよう」
川上直子
6月11日に新宿に福島みずほさんが来たとき言ってましたが、現在定期点検中
などで停止中の原発は35基。さらに、12日の朝日新聞で、8月に5機が定期点
検にはいるそうで、稼働は14基。これが来年3月までに残りも点検に入る
から、運転しなければ全部止められる、と言ってましたね。
12日に息子に買ってきてもらった朝日新聞によれば、自治体が難色を示し、運
転再開できていない状態が続いているそうです。そのまま次々に止まっていてほ
しい、もし再開すると言ったら日本中で、世界からも応援してもらって、再開さ
せないようにすれば、全部止まる!!!これでいきましょう!!
今止まっているところを絶対に再開させないようにする。
まだ動いている19基が、来年の3月までに順次止まっていくんだから、止まっ
ているところをぜった再開させないようにしていけばいいんだ。これならできる。
この「原発いらない」の、どんどん広がっているパワーをつぎ込めば絶対全部
止められる!九電にも、他の、動かそうとしているところの県知事にも、電力会
社にも、集中的に働きかけて行きましょう。
次の大地震の来ないうちに。
★3.原発推進派の必死の巻き返しが続々と。
原発停止なら電気代アップ?と発表
計算した天下り役人のミエミエ魂胆
怪しい思惑が見え隠れする。「財団法人日本エネルギー経済研究所」(IEEJ)が
先日発表した、原発を停止させた場合に電気代がハネ上がる「試算」のことであ
る。
IEEJは、日本の原発政策を主導してきた経産省の所管だ。捕助金もタップリも
らっている。'09年決算で1億1500万円も。経産省OBがワンサカいる天下り法
人が、なんの思惑もなく試算をまとめるはずがない。
IEEJの試算は、全国の原発の運転を停止した場合、家庭の電気代が月1000円程
度アップする―という内容。つまり、原発を止めたら家計負担が増大、だから現
状維持がベスト―と国民を脅しているようなものだ。原発ありきの結論がミエミ
エではないか。(中略)
原発を止めたら本当に電気代を1000円上げなければならないのか、本当に原発
は低コストなのか、もう一度、中立な機関に試算してもらった方がいい。
(日刊ゲンダイ6月18日号から抜粋)
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立川市営競輪で電気代の競争入札をしたところ、東電6000万円、独立電気事業
者4300万円で、1700万円も安い方(独立電気事業者)に落札した。しかもこの4300
万円には送電線借料(約2割)が入っているので、この分を引けば実質3500万円だ。
東電の6000万円より4割強も安い。つまり東電の(原発の)電気料はとても高いと
いうことが天下に示されている。原発推進派の巻き返しのウソに欺されまい。
(柳田)
★4.「7/23講演会 放射能汚染の実態とこれからの私たち」
福島原子力発電所の事故は、いま世界中の注目を集めています。
しかし被害を受けている当のわたしたちは、事故発生の原因、
現在の実態、これからどうなって行くのか、よく分からないでいます。
待っていては《安全》は来ない。
自分たちの《知る》努力からすべては始まる。
山崎 朋子
日 時:7月23日(土)午後6時30分(6時開場)
会 場:中目黒スクエア第5会議室 中目黒駅から徒歩7分。
(クラブハウスめぐろの名前で借りています。)
講 師:大賀あや子さん
福島第一原発の近くに住み、事故発生の後
いちじ東京に避難。現在福島の別な避難所に戻る。
山崎久隆さん
たんぽぽ舎副代表。
原子力発電所問題・エネルギー問題のスペシャリスト。
参加費:500円
呼びかけ人:阿部芳子 石塚友子 大賀達雄 大倉八千代
金子真理子 加藤しおり 加藤勝年 川島元子
志沢充子 鈴木恭子 砂田悦子 丹波菊井
中村正子 林 郁 宮本なおみ 山崎朋子
連絡先:山崎 朋子 03-3718-7030(午後のみ)
宮本なおみ 03-3715-9603
大賀 達雄 03-3711-3461
★5.小出裕章さんの新刊・「原発のウソ」おススメ
目次の第1章全体と2~7章の大目次を紹介します。
定価777円。扶桑社新書 たんぽぽ舎でも取り扱っています。
第1章 福島第一原発はこれからどうなるのか
奇妙な「楽観ムード」が広がっている/原子炉は本当に冷却できてい
るのか?/「崩壊熱」による燃料棒の損傷/炉心は核燃料が溶けるほどの高温に
なっていた/今後起こりうる最悪のシナリオ/チェルノブイリに続く、新たな
「地球被曝」の危険性/悪化する作業員の被曝環境/水棺方式に疑問あり/「進
も地獄、退くも地獄」の膠着状態/再臨界は起きたのか?/政府と東京電力は、
生データをすべて開示すべき/レベル7とはどういう事故なのか/「首都モスク
ワの中心部に建てても安全」と言われていた原発が大事故に/今も残る「放射能
の墓場」/1000あまりの村々が廃墟に/「チェルノブイリの10分の1」と安心は
できない
第2章 「放射能」とはどういうものか
第3章 放射能汚染から身を守るには
第4章 原発の「常識」は非常識
第5章 原子力は「未来のエネルギー」か?
第6章 地震列島・日本に原発を建ててはいけない
第7章 原子力に未来はない
★6.「放射能汚染食、食べてはいけない」全リスト
徹底調査 マグロ、カツオ、麦、イモ、大豆…
政府の言う「暫定基準値」などなんの指標にもならない
7月1日号のフライデーに掲載されている4頁ものの大見出しを紹介しました。
出典は環境保全団体「グリーンピース」の独自調査をもとにフライデーが作成し
たもの。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1111】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その96 ◆
7つの情報をお知らせします(6月16日)
★1.『放射能汚染水を海へ捨てるな。海を殺すな!
早く巨大タンカーを持ってきて』
★2.『たんぽぽ舎』が食品の放射能を測定
「週刊金曜日」で鈴木千津子さん語る』
★3.『「脱・東電」で電気料金が3割も下がった
立川競輪、JR東日本、経産省までが導入』
★4.『「6.11脱原発100万人アクション」の
参加人数は6万6千819人の暫定人数』
★5.『大震災三ヶ月後、学習しない「原子力村」への抗議』
★6.『メールマガジン読者からのさまざまな質問とご返事について』
たんぽぽ舎からの-要望-
★7.『無料パンフ冊数の訂正とおわび』
★1.放射能汚染水を海へ流すな、海を殺すな!
魚・貝が汚染される、放射能汚染加害国日本になる
早く巨大タンカーを持ってこい、汚染水をそこへためておけ!
東電福島の放射能汚染水が、後手後手対策のために満杯になり、海へ流されよ
うとしている。膨大な高度汚染水であり、海を殺すことになる。魚や貝や海草が
汚染される。海水浴にもダメージだ。日本が放射能汚染水で海を殺した国=加害
国に今、まさになろうとしている。『週刊アエラ』はXデーは6月20日か、と報
じている。さらに梅雨の時期であり、台風もいくつも襲ってくる。今後、ますま
すヤバい! 汚染水を海へ流さないため、早く巨大タンカーを持って来い!汚染
水を一時的にそこへためよ!海へ流したら、犯罪国日本になる。加害国日本にな
らぬために、東電と政府にタンカーを要求する。
(柳田)
★2.『たんぽぽ舎』が食品の放射能を測定
『週刊金曜日』(6月10日号)で鈴木千津子さん語る
今、消費者は何に気をつければいいか?!
「放射能測定から見えるもの」と題して、『たんぽぽ舎』共同代表の鈴木千津
子さんが、『週刊金曜日』で、食品の放射能測定を語っています。その一部を紹
介します。
・原発事故三ヶ月が経った最近の食品の計測では放射能の汚染は下げ止まりの傾
向を示している。だが、到底油断できる状況にはないことを知らなければならな
い。
・五月半ばに神奈川県の足柄茶から放射性セシウムが検出され大きな話題になり
ましたが、茶は葉物と同様に汚染されやすい。ここで検査した埼玉県のお茶も、
それぞれ148ベクレル、343ベクレルと高い数値が出ていますから要注意です。
・また、これからも牛乳は要注意でしょう。群馬県産で五月半ばに計測した牛乳
の場合、それまで数値はほとんど出ていなかったのに、いきなり88ベクレル、
222ベクレルと跳ねあがりました。これまでは昨年収穫して保存していた牧草を
乳牛にたべさせていたのですが、検査前に半日ほど外に出して新しい牧草を食べ
させたとか。やがて今年収穫した牧草を食べさせることになりますから、今後の
汚染が心配されます。
・食品ではないですが、千葉市内の砂場の砂も五月一六日に計測したところ、セ
シウム134が528ベクレル、137が1353ベクレルと異常な高さでした。こんな場所
で子どもたちが遊んだら危険です。食品と同様に、今後、行政は、各地域で可能
な限り細かにモニタリングをする必要があるでしょう。無論、砂が汚染されてい
るということは、田畑の土壌も同じであるといえます。(一部抜粋)
★3.「脱・東電」で電気料金が3割も下がった
立川競輪、JR東日本、経産省までが導入
週刊ポスト6月24日号のこの一文はオススメだ。
一部抜粋して紹介します。
・「本誌はこれまで、東電をはじめとする電力会社が需要者に押しつける「バカ
高電気料金」を厳しく批判してきた。それに見切りを付けて「脱・東電」に踏み
切る動きが加速している。そうした実例をみると、行政と電力会社による「ぼっ
たくり商売」のメカニズムがはっきりと浮かび上がってくる。」
・立川市では今年度、私立の小中学校や図書館など53か所の公共施設で「電力供
給」の競争入札を実施。するとすべての施設でPPSが東電より約2割安い金額
で落札した。「競輪場を含めると、市の年間の電気代は年間約5000万円減と見込
んでいます」というから驚きだ。(後略)
・「原発の電気(東電)は高い」ことがよくわかる一文だ!
なお、「反原発自治体議員・市民連盟」は、市役所の電気料金の競争入札-値
下げを今後の運動の重点目標にしている。
★4.「6.11脱原発100万人アクション」の
参加人数は「66,819人」の暫定人数
「6.11脱原発100万人アクション」は、6月12日までに144件がアクション登録さ
れました。6月10日~12日は138件、6月11日は121件でした。
海外は、11カ国で、10日が1件、11日が20件、12日が1件。
この他にフランス全土の32箇所、台湾全土の駅200箇所以上でした。
(フランスのパリは5000人の参加でした)
6月12日までの登録されたアクションの参加人数については、現在80件ほど主催
者からメールで報告が来ていますが61件は未報告です。
そのため、現段階では暫定値としてしか発表できません。
主催者からメールで報告が来ていない場合は、新聞などでの報道、参加した個人
からの報告、事前の予測参加人数などを参考にしました。
その結果、「66,819人」の暫定参加人数となりました。
宮部〈 BYK01516@nifty.ne.jp 〉
★5.「大震災三ヶ月後、学習しない「原子力村」への抗議
ひとりの「たんぽぽ」音楽隊」 須藤光郎
(1)“6.11”は、芝公園~常盤橋~新宿駅東口で、びらまき、デモ行進など。ど
の場所でも、文字通り、立錐の余地のない盛況だった。懸念された雨は、人々の
熱気で、はにかむように、退散していった。前日の、『週刊金曜日』『たんぽぽ
舎』共催の「子どもたちを救おう!」集会で、切々たる、福島のお母さん方の肉
声を聞いた私は、どんな数値データからの衝撃とも違う驚異を覚えていた。札幌
に移住する決意を語ったお母さんの、内部批判の困難と乗超えという問題。入学
早々の高一のお子さんと、福島県内部で、闘い抜く覚悟のほどを伝えてくれたお
母さんの悲壮な声……「どんなめにあおうと、足をもぎ取られても、手をおられ
ても、こどもの命を守り抜きます。どんなに牛乳を飲みたがっても、いまは、絶
対、飲ませません!」
札幌・・・子どもの命・・・牛乳・・・突然、アイヌ民族と過ごした頃を思
い出した。知床周辺では、動物園の檻の中にいるのは、人間だ。鹿の群は、仔鹿
をまもる布陣が自然にできていた。青年にあたる牡鹿が前衛を築き、うしろに若
い兄妹、叔父叔母が控え、父母子は、最深部にいる。中心は、仔鹿である。仔鹿
に危難が迫れば、集団で反攻し、仔鹿を守り抜く。木から落ちた烏の仔のために、
烏は編隊を組んで、奪回に来る。熊は、仔熊を守るためには、自動車、トラック
にでもぶつかってくる・・・。
(2)翌12日は、松戸の武笠さん、柘植さんに、「6.12被災者支援・エネルギー
ダイエット・アクションin松戸」に太鼓もっていらっしゃい、というお誘いを頂
き、アイヌの歌「森も川も海も空も、ここはアイヌ民族の聖地。ダムなんか造る
ところじゃない」という梶田イフさんという方の「二風谷最後の砦」を皮切りに、
地元のお母さんたちと、「竹田の子守歌」「四季」(観衆のリクエスト)「チュー
リップのアップリケ」「イマジン」を駅前に響かせた。前日、太鼓の名手たちの
デモ行進が、常盤橋公園で終わろうとする時、へたりこむどころか、アフリカの
舞踊をみごとに披露した女性がいた。こちらは、第二挺団、若い彼らに学ぶ。さ
らに、新宿駅では、集会場への階段を警官が規制し、「戒厳令かい?」と言う感
じでいらいらさせられて、地上へ出たところ、朴 保バンドのみなさんにでくわ
した。桜木町のサウンド・デモで疾走するトラック上の演奏を終えたところ。
「東京・生活者ネットワーク」の編集長、加藤さんに呼ばれた、とのこと。なん
とか朴さん一行は、街宣車に乗れた。「もんじゅ」“Who can save the world?
”を歌ったのは、東電前と同じ。アメリカのフォーコーナーズ(ウラン採掘場あ
たり)で、「ひろしま」を歌った人のキャリアと実力は、合唱の渦を巻きおこし
た。「福島と周辺のこどもたちを助けねば!」というのが、フィナーレのメッセ
ージだった。冷たい閉ざされた心に何を伝えても無駄。芸術・芸能の技能を借り
たいのだ。さて、松戸駅頭では、武笠さんの家の近所からの土砂を、大小2台の
放射線量測定器,ガイガーカウンターで、さりげなく、計測展示してもいた。数
字は、積算量年間20mSvをこえている、と読めるものも! 反対の駅の出入り口
では、東日本被災者支援千葉西部ネットワーク、「みどりのみらい」などの旗が
掲示され、人目をひくぬいぐるみ、熱烈なスピーチ、マークシート方式のアンケ
ート、各種活動家団体のチラシ配布など、熱心でかいがいしい。「たんぽぽ舎」
の置きびらも200枚ほど、なにもいわぬのに手渡しして下さった。朝9時からの
アンケート結果。この深刻な事態に、「安全対策を強化し、原発を続ける」は、
わずか、56票、「どちらともいえない」、「原発をとめて・・」は、あわせて
900票になんなんとする圧倒的多数を獲得。
★6.メルマガ読者からのさまざまな質問とご返事について
『たんぽぽ舎』の実情と質問者への要望
柳田 真
1.3・11東電福島事故以来、『たんぽぽ舎』に来るメール、FAX、手紙は一挙
に数倍~10倍にもなりました。メールが200~300本になることもあります。又、
食品の放射能測定依頼も、来客も、取材も格段に増えました。
2.これに対して、3・11以降、実質専従者体制を4人に増やし、ボランティア
も連日数名で、合計10名近くが毎日働く体制になりました(大前進)。が、それで
もなお追いつかない状況です。
3.『地震と原発事故情報』が日刊発行で定着するのにつれて(6月15日現在9
5号)、それへの反応と質問が増えてきました。「調べないと回答できないもの」
も多く、少ない人数で対応に苦慮しています。
4.今後の要望
イ.『たんぽぽ舎』の実情から、すぐご返事できないこともありうることをご
承知下さい。(もちろん努力していますが)
ロ.質問者のTELを書いてもらうと、早めにTELで話せる場合があります。
ハ.FAXで送ってもらうと早めにできることも。(メールが多すぎて処理が
遅れることも多々あるので)
二.『たんぽぽ舎』へボランティアに来ていただけるとうれしい。
パンフ発送やパソコン打ち、帳合、その他いっぱいやることがありますので。
★7.おわびと訂正
昨日発信した、【TMM:No1110】◆地震と原発事故情報その96の
『★6増刷できる!パンフレット「ホントに環境にやさしい電気とは?」』
ご注文について、昨日(6月15日)のお知らせの訂正をさせていただきます。
正:ご注文下さい。無料です。
「ただし、注文数をお一人50部までとさせていただきます。」
ご協力をお願いいたします。50部以上についてはご相談下さい。
送料は、冊数に応じて、メール便送料(10冊で100円、20冊で200円)を記載した
振込用紙を同封いたします。
ご希望の冊数と氏名、電話番号、ご送付先を明記の上、なるべくFAXでお申
込みください。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1110】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その95 ◆
6つの情報をお知らせします(6月15日)
★1 自家発電6000万kw・送電線の解放が原発廃止への近道 広瀬隆
★2 政府や東電よりも一枚上手の賢い市民運動を展開できれば良いな
★3 アトムの手塚治虫さんも原発には反対でした-読者から
★4 「エネルギーと政治経済の未来」6月19日(日)の案内
★5 たんぽぽ舎第23回総会-6月25日(土)午後の案内
★6 増刷できる!パンフレット「ホントに環境にやさしい電気とは?」
★1 自家発電6000万kw・送電線の解放が原発廃止への近道
現在の反原発運動についてひと言申し上げます。 広瀬 隆
・電力会社の原発はほぼ5000万kWだが、今夏のピーク時には、福島第一が廃炉に
なり、福島第二、東通、女川、東海第二が全滅し、浜岡が停止、柏崎刈羽が3基
再起不能で停止、さらに全土で定期検査中の原発が運転再開不能のため、事実上
1300万kWしか稼働しない状況にある。
この頼りない原発より、資源エネルギー庁が公表している産業界の保有する自
家発電6000万kW(昨年9月現在、添付ファイル)のほうが、はるかに大きなバッ
クアップとしての発電能力を持っている。
「原発の代替エネルギーとして自然エネルギーに転換せよ」という声が圧倒的
に多いが、日本人が“快適な生活”をするために使っている電気の大半を生み出
しているのは、現在は火力発電である。この火力発電は、日本においてきわめて
すぐれた世界最高度のクリーンな新技術を導入しているので、何ら問題を起こし
ていない。決して原発が、電力の大半をになっているのではない。原発は事故続
きで、4分の1も発電していない。
・自家発電をフルに活用すれば、このすぐれた、クリーンな火力だけで、「まっ
たく現在のライフスタイルを変えずに、節電もせずに、工場のラインを一瞬でも
止めることなく」電気をまかなえる。これは、将来、自然エネルギーが不要だと
言っているわけではない。多くの人が抱いている「自然エネルギーで代替しなけ
れば原発を止められない」という現在の反原発運動の固定観念は、まったくの間
違いである。
将来のエネルギー構成をどうするべきかについてはここで論じないが、原発を
止めるのに、選択肢の一つである自然エネルギーは、今のところ特に必要ではな
い。つまり、産業界を味方につけて自家発電をフルに活用し、原発を止めること
のほうが、もっと重要である。
・週刊朝日6月10日号で私が特集したように、週刊朝日の記者が各電力会社に取
材した結果、興味深い電力需給について裏の構造が明らかになった。全国で、電
力会社が他社受電の発電能力を秘密にして、取材にも答えようとしなかった。特
に九州電力だけは、「発電設備ごとの能力の内訳は公開していない。経営戦略情
報なので教えられない」と、火力・水力・他社受電(自家発電からの買い取り)
・原子力の内訳さえも答えないというトンデモナイ非常識な態度をとった。この
九州電力が、原発を動かせないので夏に電力不足になる、と言い立てている。
・なぜ電力会社は、これら当たり前の事実を隠そうとするのか、という疑問から、
ここで重大なことが明らかになった。
それは、「電力会社が自家発電をフルに利用すれば電力不足が起こらない」、
この事実を国民に知られると、産業界からも、一般消費者からも、「送電線を自
家発電の民間企業に解放せよ!」という世論が生まれる。そして制度が改善され
て、誰もが送電線を自由に使えるようになると、地域を独占してきた電力会社の
収益源の牙城が崩れる。送電線の利権だけは、何としても電気事業連合会の総力
をあげて死守する必要がある、と彼らは考えている。九つの電力会社にとって、
福島原発事故を起こした今となっては、原発の確保より、送電線の確保のほうが、
独占企業としての存立を脅かすもっと重大な生命線である。そのため、自家発電
の電気を買い取らずに、「15%の節電」を要請するという行動に出てきたので
ある。
・したがって日本人は、「自然エネルギーを利用しろ」と主張する前に、「送電
線をすべての日本人に解放せよ!」という声をあげることが、即時の原発廃絶の
ために、まず第一に起こすべき国民世論である。何しろ、送電線が解放されて、
安価に送電できなければ、自家発電ばかりでなく、自然エネルギーの自由な活用
もできないのだから。
原発廃絶は、反原発運動の自己満足のために実現されるべきものではない。産
業界も含めた、すべての日本人のために進められるべきである。
★2 政府や東電よりも一枚上手の賢い市民運動を展開できれば良いな
たんぽぽ舎御中
いつも、大切な情報の発信をありがとうございます。
おかげさまで、マスコミに踊らされることなく、自分で判断することにお力を
いただいており、感謝申しあげます。
No.90も(神奈川K子さんのスローガン提案)拝見いたしました。
とても良いですね。
たくさんの人が自由な表現で思いを発信することは、民主主義社会の基本であ
ることに変わりはありませんが、 現在、一時期に多様な形で人権と人命が疎か
にされています。
個人の自由はいつでも真ん中に据えながらも、こういうスローガンの集約など
があれば、組織だったデモ運動が成り立つように思います。
例えば、千人の参加者が千通りの表現でデモ行進に参加して表現するのは
自由な意志の発動ですが、福島の原発事故のまわりで起こっていることに対する
市民の訴えは、二通りあると思います。
「原発廃止に向け運動」、それから、「起こってしまった事故の影響を最小限に
とどめるための運動」で、即、解決しなければならない課題が次々と産まれてい
る
状況です。現地にいる方々のためにも東京で行う運動が効果的に作用するように、
スローガンを例えば5つぐらいに集約して訴える必要を感じます。
参加者の思いの結束力は、大きなモーブメントとなり、市民運動の成果に繋が
ると思 います。
なんと言っても、忘れてならないのは、デモをやりたくてデモをやっているの
ではなく、「危険と利権がらみの原発政策を止めること」なのですから。
皆さんの最終目標は、脱原発に集約されると思いますが、今すぐ、政府や東電
に対応してもらわなければならない問題が山積です。
未曾有の天災と人災による事故が重なって、政府も東電も対応が後手後手でし
た。
政府や東電より一枚上手の賢い市民運動を展開できれば良いなと願って、明日
も先ずは数で民意を顕すために、 デモ行進の中のほんの小さな一粒となるべく、
新宿へ向かいます。
(警察の挑発にも乗せられまいと心に誓いながら。)
荻野由紀子
★3 アトムの手塚治虫さんも原発には反対でした-読者から
アトムの手塚治虫さんも 原発には反対でした。詳しくは 危険な話 コミック
ボックス1989年。復刻今年5月。
出版ふゅうじょんぷろだくと。03 5373 5780。
★4 「エネルギーと政治経済の未来」 6月19日(日)の案内 参加歓迎
「ハーバード白熱教室」の解説者、ファシリテーターの小林さんの会
フィロソフィア 「エネルギーと政治経済の未来」
12:30~13:00小林正弥
13:00~14:20たんぽぽ舎山崎久隆
14:20~!4:50 柳田真
15:30~鎌田陽司
18:00~小林正弥
東京工業大学 イノベーションセンター 508
田町駅1分/資料1000円
★5 たんぽぽ舎第23回総会-6月25日(土)午後の案内
たんぽぽ舎第23回総会出欠のハガキから、了解を得て、紹介
。
・「当日は仙台に被災者支援の炊き出しに行く予定で出席できず、申し訳ありま
せん」 (品川区:加藤 孝)
・「スタッフの皆様、毎日お疲れ様です。"反原発の会"が9条の会"のように
何千もできることをおもい、ここ東京の西のはずれで、福島原発事故を考え
る会"を立ち上げました。 (西多摩:佐橋 弥生)
★6 増刷できる!パンフレット「ホントに環境にやさしい電気とは?」
ご注文下さい。無料です。
送料はご注文数に応じて、
メール便にて100円、200円、
または冊子扱いのユーメール、
100部からは宅急便にて、送料明記の振込用紙を同封して、お送りいたしてお
ります。
冊数と氏名、送付先をご明記の上、なるべくFAXでお申込みください。