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たんぽぽ舎です。【TMM:No1139】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その124 ◆
           5つの情報をお知らせします(7月20日)
 
   ★1.お母さん、今晩の献立を決める前に読んで!
      海産物100品目――放射能汚染度リスト
   ★2.政府の被ばく基準根拠「ICRP勧告」「恣意的で誤り」
   ★3.7.22は東電&経産省前へ! 東電は賠償と廃炉を、
      経産省は泊も玄海も全ての再稼働をあきらめろ~!
   ★4.原発事故賠償 東電が仮払い拒否?!
      幼稚園、ホーム「対象外」と言って原賠法に反する姿勢に大きな批判
   ★5.中部電力の「反原発許すまじ」の執念と恥も外聞もないふるまいの実態
 
 
★1.お母さん、今晩の献立を決める前に読んで!
海産物100品目――放射能汚染度リスト
魚屋さんで売ってる魚を買ってきて調査した
 
 『女性セブン』7月28日号が「いまお母さんができる最善策はこれだ」の特集を組んでいます。
その一つとして、魚屋さんで売っている海産物100品目の放射能汚染度の独自調査が載って
います。協力は、たんぽぽ舎内に事務局を置く放射能汚染食品測定室です。その文章の
要旨を紹介します。8頁の特集。
 
○福島第一原発の事故で、いまもっとも問題となっているのは、海に流出してしまった大量の
放射能汚染水だ。政府は「海産物にただちに影響がでることはない」というが、彼らの嘘は
もう聞きあきた。食卓にのぼる魚はいったいどれくらい汚染されているのか。本誌は、東日本の
漁港で水揚げされ、スーパーや市場で売られている海産物100品目を独自に検査した。
その結果、明らかになったこととは――
 
○大量の汚染水が流出する太平洋でとれた魚は安全なのか? 
・原水爆実験後にさえ出なかったセシウム134が検出された。
・魚――ぶりから31ベクレルの放射能が! 
・貝類、かに、たこ、いか――福島に近い北茨城産から検出。
・水産加工品――217ベクレルの最高値。
・海藻類――福島県外への影響は見られなかったが……
 
 
★2.政府の被ばく基準根拠「ICRP勧告」「恣意的で誤り」
 
内部被ばく研究の国際的権威、バズビー博士に聞く
年0.1mSv 避難の目安に
 
○福島第一原発事故の放射能汚染問題で、欧州放射線リスク委員会(ECRR)の
科学議長を務めるクリス・バズビー英アルスター大客員教授(65)が来日し、本紙の単独
インタビューに応じた。日本政府が被ばく基準の根拠にしている国際放射線防護委員会
(ICRP)の勧告について「内部被ばくを考慮しておらず、恣意的な基準に過ぎない」と
厳しく批判した。
 
○バズビー氏は体内に入った放射性物質による内部被ばく研究の国際的権威で、
チェルノブイリ事故の健康被害にも詳しい。ECRRは,1997年、欧州議会の環境派
グループ「緑の党」によって設立され,同氏は中心人物だ。今回、学校ごと疎開する
措置を求めて仮処分申請した福島県郡山市の児童と生徒らを支援するため来日した。
 
○―ICRPの被ばく限度は、一般人は通常年間1mSv、緊急時は20~100mSv。これに
対し、ECRRは「内部被ばくの影響が大きい」との主張に基づき,年間0.1mSvをこえないよう
勧告している。「内部被ばくは、体内のDNA近くで起きるため、外部被ばくよりも低い線量
で非常に高い危険性を持つ。1mSvという基準は、外部被ばくにしか有効ではない」
 
○―ECRRは、今後がん発症などの健康被害が出ると予測し、公表した。この数値は
ICRPの基準による試算の70倍にも上るが。「最近20年間で、ICRPが間違っていたという
証拠がたくさん集まっている。多くの国がICRPのモデルを取り上げてきたことは事実だが、
ECRRと同じ独立した第三者機関だ。ICRPに特別な地位は与えられていない」
 
○「詳細な汚染マップの作製や、第三者機関による健康影響調査、放射能に汚染されて
いない水や食料を確保することが必要となるだろう」
 
学校疎開に関する声明
○バズビー氏は、「学校疎開」の仮処分申請に関して声明を発表した。要旨は次の通り。
▽外部被ばく線量が地上1mで毎時1μSvを超える地域に住む子どもらは退避すべきだと考える。
▽文科省や県などの被ばく線量の計測はセシウムなどガンマ線値であり、環境中に存在する
多くのベータ線やアルファ線が出てこない。呼吸や飲食からの内部被ばくが過小評価されている。
▽原発から60㌔離れた地点での汚染レヴェルは、1平方mでセシウム137は1000~1万㌔ベクレル、
それ以外の物質は300㌔ベクレルに相当する。子どもたちに何かしらの健康障害をもたらすことになり、
文化社会で許されることではない。
                                                             
 (東京新聞7月20日より抜粋)
 
 
★3.7.22は東電&経産省前へ!東電は賠償と廃炉を、経産省は泊も玄海も全ての
再稼働をあきらめろ~!
 
東電前アクションのお知らせです。ぜひご参加下さい、転送・転載大歓迎!
 
7・22東電・経産省前アクション!
“東電は[賠償]と[廃炉]で責任をとれ!経産省は再稼働をあきらめろ!”
~止めろ!止まれ!泊原発~
 
■詳細
【日時】 7月22日(金) 17:00~20:30(終了後に交流会があります。)
【場所】 JR新橋駅 SL広場前集合 どこからでも途中参加可能です。
※時間によって場所が異なりますので、下記地図をご参照の上お集まり下さい。
  都合により時間を変更することもございますので、ご了承下さい。
【行動内容】
   * 17:00~ 新橋駅前SL広場前で街頭アピール、マイクリレー
   * 18:30~ 東電へ福島原発作業員の方々への寄せ書きを提出
   * 19:30~ 経産省へ申し入れ書の提出と抗議アピール、マイクリレー、合唱など
詳細はhttp://toudenmaeaction.blogspot.com/2011/07/722.html をごらんください。
 
■告知
ギラギラの太陽と、ぐんぐん伸びる夏野菜。
でも、放射能汚染の現状が明らかになればなるほど、きゅうりを丸かじり出来なくなる日常。
牛肉から3200ベクレルのセシウム※、荒茶から1810ベクレルのセシウム※、焼却灰から
1万5000ベクレルのセシウム※、、、。
未だに放射能を出し続けている福島原発、放射能汚染の拡大や、避難できない人々。
そんな状況を尻目に、東電は会社存続に必死で、経産省は原発再稼働のことで頭がいっぱい。
今、東電がすることは何ですか?経産省がすることは?
 
東電は、
   ■すべての作業員の被曝量管理をして、使い捨てを絶対にしない。
   ■会社を解体しすべての資産を売却し、原発被害者への賠償にあてる。
   ■東電管内にあるすべての原発の廃炉。
経産省は、
   ■全国すべての原発の再稼働はもうあきらめる。
   ■原子力安全・保安院を切り離す。
   ■発送電分離を早急に行う。
 
経済を人質にとった、原発必要論はもうウンザリです。私たちが望むのは安全で健全な生活です。
被曝労働ありきの原発。次世代への犯罪である放射性廃棄物。もう誰にも被曝してもらいたくないんです!
7・22東電前アクションは、始まりの場所、東電前へ再結集し、経産省へも抗議を行います。
ご賛同いただける方は是非、一緒に声を上げましょう!
 
 
★4.原発事故賠償 東電が仮払い拒否?!
幼稚園、ホーム「対象外」と言って原賠法に反する姿勢に大きな批判
 
 東京電力福島第一原発事故を受けている事業者に対する損害賠償を巡り、東電が幼稚園や
老人ホーム、診療所への仮払金の支払いを拒否していることが、毎日新聞の入手した文書などで分かった。
 
支払い対象の事業者を中小企業に限定し「学校法人や社会福祉法人、医療法人は法律上、
中小企業に該当しないため」と説明。将来の賠償も「分からない」としており、全被害者への賠償責任を
定めた原子力損害賠償法に反した姿勢に厳しい批判が出ている。
 
 原賠法は文部科学省の「原子力損害賠償紛争審査会」が損害の範囲を判定する指針を策定
すると規定。審査会は4月の1次指針で、救済対象の事業者を「営業被害などを受けた多数の
事業者ら」と幅広く定めており、中小企業に限る法的根拠はない。
 
 毎日新聞の取材では、他に南相馬市の幼稚園を経営する学校法人、同市で特別養護老人
ホームを運営する社会福祉法人、富岡町で診療を経営する医療法人が仮払いを拒否された。
福島県によると、原発から30km圏内には6学校法人、22医療法人、15社会福祉法人がある。
 
 浪江幼稚園の大谷清子園長は「園児約160人が皆いなくなり収入はゼロなのに人件費などで
月100万円の支出がある。仮払金がもらえず、将来も賠償されないのではと思うと不安で眠れない」
と訴えている。
 
(毎日新聞7月16日記事より抜粋)
 
 
★5.中部電力の「反原発許すまじ」の執念と恥も外聞もないふるまいの実態
 
「やらせ」とは異なりますが、電力会社の企業体質のいったんを紹介します。
 
近藤 ゆり子 
徳山ダム建設中止を求める会  http://tokuyamadam-chushi.net/
事務局長ブログ  http://tokuyamad.exblog.jp/
 
★ 1995年末、私(たち)は、岐阜県大垣市の東端を流れる揖斐川最上流に予定
されている徳山ダム建設中止の運動を立ち上げました。そのとき、徳山ダム計画に揚水発電計画が
付随していることを知りました(当時)。徳山ダム(上池)に発電事業者として参画しているのは
電源開発(株)ですが、下池の杉原ダムの事業者は中部電力(株)です。
 
★ 1996年、岐阜での連合系のメーデーに、「徳山ダム計画(揚水発電計画つき)は無駄で自然破壊だ。
あまりにも高コストであり、中部電力のためにもユーザーのためにもならない。中止させよう」というビラを配布
しにいって、中電労組の組合員に「中電のやることに文句をいうのはケシカラン、ビラまきするな」と排除され
ました。「労使協調」といわれるものはこういうものか、と初めて感じた一件でした。
 
★ 1996年6月の中部電力株主総会。家族名義(女性)の議決権行使ハガキで入場し、うまく発言
機会をえることができました。発言冒頭に「○○番の××です」と述べますが姓が同じなので、議決権
行使ハガキ/入場券と発言に齟齬はありません。・・・しかし中部電力は本人かどうか調べたのです、
「公安も真っ青ぉー」。
 
★ 翌1997年の株主総会では、「(家族名義であって)本人ではない」とのことで、入り口で入場を拒否されました。
 
★ 株主総会では、議決権行使ハガキと引き換えに入場券を貰って中に入ります。このとき、ハガキの宛先と
その場にいるのが同一人物かという本人確認はしないのが普通(実務上、その場で本人確認などできっこない)。
明らかに本人でない場合でも、例えば男性名義のハガキを女性がもってきても、ノーチェックです。
 
★ ところがこのときには、顔をチェックする張り番が立っていたのです。1年かけて「名前と顔」を割り出して、
「入場させるな」と備えていたのです。
 写真を手がかりに目の前の本人を特定するのは難しい、警察のような訓練が必要です。中部電力は
そこまでやっていたのです。
 
★ 「家族名義ではいけないの?他の人は本人確認していないのに」と入ろうとしたら、
「実力阻止」されました。さすがに”手”は出さない、中電社員が10人くらいスクラムを組んで行く手を
遮るのです。接触すると太鼓腹で跳ね返される・・・2~3回押してみましたが体力的に突破できる
はずもなく、仮にいったん突破してもつまみだされるのは明らかなので、このときは引き下がりました。
(翌年から自分名義の分をもったので同じ事は起こっていません)
 
★ 中部電力の「反原発、許すまじ」の執念と、恥も外聞もないふるまいに驚き呆れました。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1138】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その123 ◆
             4つの情報をお知らせします(7月19日)
 
   ★1.スペースたんぽぽ【学習会】7/21(木)18:45~21:00
      第5回目(連続講座全7回中)役立つ反原発基本講座 
      「自治体でできること・あれやこれや」
   ★2.スペースたんぽぽ【学習会】原発被曝労働の真実を伝える
      フォトジャーナリスト樋口健二さんの前回講座(7/9)の報告と
      次回第2回目講座7/24(日)14:00~17:00のご案内
   ★3.【拡散歓迎】おかしな放射能関連本もベストセラーに?!
      みんなでアマゾンに書評を書こう!!(竹野内 真理)
   ★4.事務局より(柳田 真)
 
 
★1.スペースたんぽぽ【学習会】第5回役立つ反原発基本講座
               (7回連続講座の第5回)
  
  タイトル:「自治体でやれること・あれやこれや」 
      -意見書採択、放射能測定、市民への啓発、 核燃料輸送監視など
      
  講   師:布施哲也(前清瀬市議)、福士敬子(東京都議)、 朝倉幹晴(船橋市議)
  日   時:7月21日(木)18:45 ~ 21:00(18:15開場)
  場  所:千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4Fスペースたんぽぽ
  参加費:1000円
  主   催:反原発自治体議員・市民連盟 http://ameblo.jp/nomorenukes8/
 
  ○ 講師の船橋市議 朝倉幹晴さんから一言
    
    48年間の経験を生かして、この6カ月
    25年来、チェルノブイリ以降恨みを持ち続けてきた憎き原発を廃止に
        追い込めるように千葉県船橋市から少しでも世論を高められるように、
        全身全霊で発信していきます!日々の活動報告は以下に発信しています。
    
  ○ 福士敬子(ふくしよしこ)東京都議 公式ホームページ
 
 
★2.樋口健二さんが原発社会の犯罪性を暴く
 
原発被曝労働の真実を伝えるフォトジャーナリスト樋口健二さんの講演(7月9日)
の報告と2回目:7月24日(日)の呼びかけです。
 
  ●7月9日「被曝労働は原子力産業のアキレス腱」の報告
 
 樋口さんの講演は、私たちに強いインパクトを与えるものでした(参加者40人)。
原発の7次、8次の多重下請けという差別構造の労働形態は、樋口さんの取材を
通して初めて明らかになったものです。樋口さんは「やっと被曝労働の実態に焦点が
当たるようになった。原発は、権利主張できない未組織の下請け労働者の犠牲の
うえに成り立っている。平和利用というまやかしの言葉の裏で、底辺労働者をとことん
使いつぶし、闇から闇に葬ってきた。原発でもうけるのは大財閥、被曝して殺される
のは下請け労働者という構造がわからなければダメだ。原子力産業は人殺し産業。
このことを踏まえて原発をなくしていこう」と訴えました。労働者に寄り添い自らも被曝
しながら撮ってこられた貴重な写真を示しながら、原発社会の裏面構造をえぐり出
すお話でした。
 
 樋口さんは福島原発事故対応について、「作業員のほとんどは下請け労働者だ。
今回、被曝線量の上限を250ミリシーベルトに引き上げた。ということは、5年から10
年後にはそこへ突っ込まれた人たちはみな死んでしまう。僕はできれば、皆逃げ出し
てほしい。事故処理は、まず東電社員がやらざるを得ない。それでできなかったら、
下請け労働者にお願いしますと頭を下げるのがスジというものではないか」と問いかけ
ました。
 
 原発は電気を生むので、それなりの存在理由があるかのように思われていますが、
樋口さんは「原発はもともといらないものだ。日米の財閥が金儲けに利用しただけ、
電気を生むというのは、付け足しの大義名分にすぎない。その結果生み出された50
万人の被曝労働者をいったいどうするのか。この現実を皆が自ら問い直す必要があ
る」と原発の不当性を強調しました。
 
 運動としては何をすべきか、という質問に対して、「まず、労災認定基準となってい
る年間50ミリシーベルトという制限線量を引き下げる運動を起こすことだ。20から30
ミリシーベルトに達したら、即座に労災認定となるような制度にさせなくてはいけない。
今回の緊急時250ミリシーベルトなどというとんでもないものは撤回させるべきだ」と答
えました。
 
 樋口さんの気迫に満ちた言葉から、大きなエネルギーを得ました。これからも増える
一方の被曝労働の問題は、これ以上放置できない緊急課題です。同じ労働者とし
て、原発下請け労働者の権利のために闘うことが、原発廃絶につながると確信しま
した。
 
 
  ●フォトジャーナリスト樋口健二さんの第2回目講座のご案内
 
  タイトル:「なかったことにされた被曝、労働災害、公害、環境破壊」
  日時:7月24日(日) 14:00~17:00(13:30開場)
  場所:4Fスペースたんぽぽ
  参加費:1000円
 
  公害問題を忘れさせようというという大きな政治的意図が働いています。この延長
線上に福島原発事故という犯罪があるわけです。長年公害、環境破壊の実態を取
材してこられた樋口さんのお話は絶対聞き逃せません。ぜひ、ご参加ください。                
                                        (中村泰子)
 
★3.【拡散歓迎】おかしな放射能関連本もベストセラーに?!
  みんなでアマゾンに書評を書こう!!
                   竹野内真理(翻訳者・フリーライター)
 
 アマゾンを見ると様々な原発・放射能関連本が売れており、良書も多くありますが、
中にはとても怪しい理論を振りかざした本が見受けられます。そして始末が悪いのが、
そのような本も売れてしまっていることです。以下原子力・放射能関連売れゆきベス
ト20です。
 
 例えば近藤宗平氏の「人は放射線になぜ弱いか」。本のタイトルはよいのですが(私
も数年前タイトルにつられ買ってしまった)、中身は裏腹で、最終の章はなんと、「原発
事故放射能にびくともしない人体」!!!なのです。また、今回第三版が増刷されま
したが、扉のページに「今回の被ばくは生命に危険を与えることはまったくありません」と
書いてあります。大量の放射能がばら撒かれ、かつ事故収束もしていない現時点で、
何を根拠に!ですね。
しかし、この本、医学系の臨床工学の部門で5位という売れ行き。この本を巷の医師
が本気で捉えたら、非常に空恐ろしいのです。
 
 それともうひとつ、私がおかしいと思った本は、「低量放射線は怖くない」です。なんと
無責任なタイトルなのでしょう。しかもレビューの4人が全員5つ星の評価!玄海原発
のときのように、原発推進側が、星5つの書評を書いているのでは?と勘ぐってしまい
ます。それにしても、なにも知らない読者を守らなければなりません。だいたいにおいて、
おかしなことを書いている人は、上記の二人を含め、有名大学の偉い肩書きの人に
多いからだまされやすいのですから。(さすが国策の原子力!)
 
 そして、有名大学えらい肩書き極めつけが、東大病院で放射線治療を担当し、
ネット発信も活発という中川恵一先生の「放射線のひみつ」。体制側に論拠を置いた
過小評価のリスク論で、しかも、現在進行形での権威者なので、始末が悪い!売れ
ています。でも、「野菜嫌いの人のガン死亡リスクは150-200ミリシーベルトに相当しま
す」なんて、おかしくありません!?それと妊娠期間中でさえ、100ミリシーベルト以上
でないと胎児に影響が見られないとする中川先生、今後福島で、赤ちゃんや子供た
ちの健康障害が現れてきたとき、責任を取れますか?
 
 私は上記3冊ともアマゾンの書評に投稿しました。是非皆さんも上記アマゾンのサイ
トで、おかしな本をクリックし、カスタマレビューをクリック、そして自分のカスタマーレビュー
を数分間だけでも費やして書いてみませんか?
 
                   
  ●筆者の自己紹介
  
 広島被曝医師肥田舜太郎氏と「人間と環境への低レベル放射能の脅威」を共訳。
ランキングを見ていて、上記の現象に気づいてしまいました!ちなみに一冊目の共訳
本「低線量内部被曝の脅威」は、内容をあまり理解していない体制側らしき人たち
から、星1や2の書評を頂き(涙)、亡くなった著者と  遺族の名誉を考え、反論を
書くのに孤軍奮闘してきました。
 
 
★4.事務局より(柳田)
 
1.今日は、日曜、月曜が休祭日だったこともあり、2回発信します。
 
2.浜岡廃炉をめざす現地行動に連帯しての浜岡ツアーが、反原発自治体議員・市
民連盟とたんぽぽ舎の共催で開かれました。両者の共同で、バス2台(80名)と新幹線
組(10人)の90人で参加、反原発・廃炉をめざす現地もりあげ(700人集会)の一翼を
担うことができました(7月16日(土)~17日(日)の1泊2日)。
 
3.続けて18日(月・祝日)は、「原発の再稼働を阻止しよう―9.11全国行動」の
相談会が開かれ、たんぽぽ舎事務局長と共に参加。30数人の熱心な討論で9月11
日の原発再稼働阻止の全国行動のおおざっぱなイメージが話されました。詳細は近日
号で。次回(第1回実行委員会)は、7月26日(火)午後6時半~PP研にて。
 
4.この数日、多くのメールが寄せられました。一番多かったのは、16日の長尾高弘氏
の意見(菅首相の脱原発発言を支持する)への賛同でした。主なものは、神奈川のK
さん、元都立高校教員のYさん、和歌山のKさん、世田谷のNさん、千葉のSさん、
ほかです。メールへの反応としては一番多くありました。今後も皆様のメールを歓迎します。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1137】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その122 ◆
           5つの情報をお知らせします(7月19日)
 
   ★1.世界一危険な原発はいらない!
         「7.16-17静岡・浜岡行動」報告
   ★2.脱原発の"風"を-脱原発うちわを活用しよう!
   ★3.この指止~まります
        「さよなら原発・みなと」を発足させました
   ★4.「サクラと環境・原発」第8集出る
   ★5.玄界原発から30キロ圏内在住者より・九州の一般的な“原発意識”
      福島第一原発は『対岸の火事』?!
 
 
★1.世界一危険な原発はいらない!
   「7.16-17静岡・浜岡行動」報告
                              反原発自治体議員・市民連盟
 
  事故は起こります。東名高速の交通事故による渋滞で、大幅な遅刻。残念な
 がらバス参加者は、講演会の最後の最後に間に合っただけでした。3時間を超
 える(後に聞きました)貴重な講演内容は、機会をあらためて。
 行動の主催は「浜岡原発を考える浜岡ネットワーク」で、連盟は共催です。
 浜ネット代表の白鳥良香(連盟会員)が集会挨拶を行い、司会は佐野けい子静岡
 市議、布施哲也(代表)、三上静岡県湖西市長が挨拶。
 2日目の浜岡原発は、PR館と砂浜から原子炉建屋などを遠望。
 PR館前で記念撮影時に複数の警備員が、「原発反対」の横断幕に反応。「禁止
 されている」とのことで邪魔をする。この機会に中電のハレンチ行為(撮影権
 利妨害?)を写真にと主張したら、警備員はずるずる後退。その後、地元の方
 の案内で、遠州灘側から施設を遠望。砂浜が続いていて遮るものはありません。
 地震の津波どころか、台風の高波でさらわれてしまいそうです。
 午後は集会と静岡市の繁華街のデモです。集会は、浜ネット代表の白鳥良香さ
 んが「運転中止から廃炉へ」と、炎天下で力強く訴える。主催者の福士敬子
 (代表)が、参加された自治体議員を紹介。福島みずほ社民党党首、佐藤栄佐久
 前福島県知事が連帯の挨拶。柳田真(たんぽぽ舎)をはじめとした市民団体、全
 労協の皆さんなどが、次々とアピール。それにしても暑い。
 デモは、繁華街を右へ左へと曲がります。参加団体が、途中に通る中電静岡支
 社への抗議要請文を出すのだが、受け去り拒否どころか誰もいません、シャッ
 ターに抗議文を貼り付ける。緊急事態に対応できるのか心配です。なお、16日
 の第二次交流会で、運営委員会が策定した「当面の行動計画」を参加者で確認
 しました。詳細は後日。
  二日間、大幅遅刻はありましたが、参加者は体調もよく、無事に行動を終え
 ることができました。ご協力に感謝します。
 そして、バスの運行にご協力いただいたみなさん、ありがとうございます。
 最後に、浜ネットのみなさん、お手配に感謝します。(バスツアー事務局)
 
 
★2.脱原発の"風"を-脱原発うちわを活用しよう!
 
  「え?足りてたの?団扇(うちわ)」7月19日(火)からたんぽぽ舎で
  販売します。(一枚30円)
  大好評の「え?足りてたの?Tシャツ」に加えて団扇(うちわ)ができあがり
  ました。「発電所は余ってる、原発全部止めたって火力を動かせば十分まか
  なえる、本当は節電の必要すらないんだよ」と、この団扇を使って広めまし
  ょう。裏面は書中お見舞いにも使えるデザインです。
  一枚の送料はクロネコメール便80円です。
 
 
★3.この指止~まります
   「さよなら原発・みなと」を発足させました
                         佐藤れい子
 7・4付たんぽぽ舎メールマガジン『「さよなら原発-○○の会-」を
 作りませんか?提案・さよなら原発-にしたま- 会員さはしやよい』
 を受けて、港区内の有志6人で7月12日に「さよなら原発・みなと」を発足し
 ました。初対面の参加者が数名いるにもかかわらず、第一回の会合ですぐに会
 の発足と、更に今後の予定も決まりました。当面の行動予定は、
 1.1000万人署名の第1次集約9月10日に向けて、毎月5日と20日の午後6時
 よりJR田町駅にて署名活動を行います。
  早速7月20日(水)より始めます。(お手伝い大歓迎です)
 2.私たちは、福島原発の事故の正しい現状も先行きも見えなくて、不安な生
 活を強いられています。知らないこと、知りたいことが山積みです。
 そこで放射能について下記のセミナーを開催します。
 日時・場所 10月1日(土)13:30~港区男女平等参画センター・ホール
 講師:上田昌文氏 市民科学研究室・代表
 
 原発はいらないという思いだけで発足しました。まだ少人数ですので、港区内
 に居住の方、お勤めの方のご参加をお待ちします。
 さはし様の呼びかけにあるように、
 「有名人が動けば百人力。私たちひとりひとりが動けば万人力。"九条の会"の
 ように、全国に数千の「さよなら原発-○○の会-」ができれば、すべての原
 発が止まる!と思います」の思いを共有していきたいと思います。
 
 
★4.「サクラと環境・原発」第8集出る
   サクラ調査ネットワーク(たんぽぽ舎内)が調査・報告集発行
 
主な内容(目次)
 サクラ調査8年目の活動と特長・今後・・柳田 真
 サクラの開花過程・・・奥田智子
 各地からの報告・・・・全国各地16人
 2004年~2011年の異常花率の推移・・・・山田昌郎
 サクラ調査要綱(2011年度)
 サクラ調査票(2011年度)
 統計表(1)(2)(3)(4)(5)
 サクラの写真1.正常古木
       2.サクラの開花過程1  
       3.サクラの開花過程2・各地の異常サクラ
       4.花弁とがくのさまざまな異常
 ※B5判48頁(カラー4頁含む) 頒価500円(送料2冊で80円)
 ※お問い合わせ:サクラ調査ネットワーク
                 (たんぽぽ舎内 FAX 03-3238-0797)
 
 
★5.玄界原発から30㌔圏内在住者より・九州の一般的な“原発意識”
   福島第一原発は『対岸の火事』?!
                     長崎県K子
 はじめまして。
毎回、本当に役に立つ貴重な情報をどうもありがとぅございます。
私は毎月、東京と長崎県佐世保を行ったり来たりして生活してます。
佐世保は玄界原発から30キロ圏内です。先日、玄界町の岸本町長がOKサインを
出したのに続き、佐賀県の古川知事のOKも時間の問題という感じで、暗澹たる
気持ちでいました。
 九州の人にとって福島第一原発の事故は、悲しいかな“対岸の火事”なんです。
3月11日以前の私たちのように、放射能のおそろしさを全く解っていないんです。
ですから、電力不足で節電を強いられるくらいなら原発を動かせばいいと、単純
に考えている人が殆どです。
現に、私がいくら玄界原発の危険性を力説しても無関心です。
逆に原発問題よりも、直接関わる“節電”を「困る」と安易に考えてしまいます。
そんな中、ストレステストと九電のやらせメール問題で再稼働が一時中断。原発
反対の私としては、本当に一安心、胸をなでおろしました。
そして時を同じくして、たんぽぽ舎さんの情報で、玄界岸本町長の『岸本組』の
お話や、佐賀古川知事の父親が九電社員で、しかも玄界原発のテーマパークにお
勤めだったお話、貴重な事実を知る事ができました。
たんぽぽ舎メールが出た後すぐ、地元『西日本新聞』の一面トップに、玄界町長
と『岸本組』問題が載ってました。
西日本新聞の記者さんが、たんぽぽ舎メールを受信して後追いしてる?と思える
タイミングでした。
何れにしても『岸本組』の件には“やはり”と納得しました。
あのOKを出した時の岸本町長をテレビで拝見して、本当に安全だと考えてるん
ですか?そんな簡単にOK出していいんですか?と、釈然としない気持ちを抱え
てました。
巨額の交付金を受け取っているから、簡単にNOとは言えないだけかと思ってい
たら、九電とはズブズブの関係だった訳ですね。納得しました。
 今回、再稼働がストップした事をきっかけに、九州の人々が原発に関心を持っ
てくれて、原発の安全神話が崩れた事をもっと理解してくれて、本当に稼働に賛
成してもよいのかを真剣に考えてくれる事を切に望みます。
 そしてたんぽぽ舎さんには、これからも私たちが知り得ない貴重な情報提供を
よろしくお願いいたします。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1136】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その121 ◆
           3つの情報をお知らせします(7月16日)
 
   ★1.「なんちゃって脱原発」にご用心!―源八おじさんより
   ★2.菅首相記者会見(脱原発)を評価したい
               メールマガジン読者 長尾高弘
   ★3.子どもを放射能から守ろう、7月17~18日のお誘い
 
 
★1.「なんちゃって脱原発」にご用心!―源八おじさんより
 
 聞くところによると、国民の8割ほどが脱原発を支持しているとか…。
最近は、かつて推進派だった政治家たちも、脱原発を語りはじめました。
だったら原発を止めてもよさそうなのに、なぜ原発は止まらないのでしょうか?
それは、「なんちゃって脱原発」のせいなのです。
原発推進派の政治家にとって、世論が「脱原発」に傾いている以上、真っ向から
原発推進はできません。
とりあえず「脱原発」のフリをして、支持を得ようとしているのです。
彼らの言い分はこうです。「長期的には脱原発が望ましい」
「しかし、すぐ原発を止めると電力不足になる」
「自然エネルギーで代替するにはコストと時間がかかる」
「それまでは原発を併用しつつ、段階的に…」という論法です。
こういうことを言っている政治家は、「なんちゃって脱原発」です。
だって、原発はなくても充分電気は足りているのだから、自然エネルギーの代替
を待つ必要はありません。
即刻原発を停止しても、何の問題もないはずです。
「なんちゃって脱原発」政治家の真の目的は原発の延命です。
時期が来たら「脱原発?そんなこと言ったっけ?」と開き直り、「やはり原発し
かない」と推進するのは目に見えています。
 今、国民は、政治家の言う「脱原発」が、本当の「脱原発」か、「なんちゃっ
て脱原発」かを見極めなくてはなりません。
さて、菅直人首相の言う「脱原発」は本物でしょうか?
それとも「なんちゃって脱原発」でしょうか?
それは私にはわかりません。
ただ、経済界や民主党内部が「菅降ろし」をしている現状を見ると、菅首相は彼
らが嫌がることをしようとしているのだなとは思います。
 
 
★2.菅首相記者会見(脱原発)を評価したい
               メールマガジン読者 長尾高弘
たんぽぽ舎様
 いつもメールマガジンをありがとうございます。このペースでこれだけ内容の
充実したメールマガジンを作るのは大変なことと思います。本当に感謝していま
す。
 今日は2つ届きました。ただ、強いて言うと、昨日の首相記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/kan /statement/201107/13kaiken.html)につい
ての評価が載っていないのは残念に思いました。
 確かに記者会見の前半にはおやと思うところがあります。しかし、エネルギー
政策についての考え方を言い出したあたりからは、無視できない内容を持ってい
たと思います。首相は、3月11日以前は「安全性を確認しながら活用していく」
という立場だったところ、実際の被害、事故収束の難しさを感じて、「原子力事
故のリスクの大きさということを考えたときに、これまで考えていた安全確保と
いう考え方だけではもはや律することができない。 そうした技術であるという
ことを痛感をいたしました」というのです。これは、原子力という技術は根本的
にダメだという判断に至ったと読むことができると思います。その上で、「これ
からの日本の原子力政策として、原発に依存しない社会を目指すべきと考えるに
至りました。つまり計画的、段階的 に原発依存度を下げ、将来は原発がなくて
もきちんとやっていける社会を実現していく」と言っています。これは、「脱原
発依存」と報道されています が、「脱原発」だと思います。
 さらに、電力の安定供給は政府の責務だが、「この夏においてもピーク時の節
電、あるいは自家発電の活用などによって十分対応できると考えております」と
言っています。少なくとも、マスコミが言うほど電力不足だとは思っていないわ
けです。確かに、質疑応答では、4人(菅、枝野、海江田、細野)で合意すれば
稼働もあり得ると言っていますが、海江田や枝野の言動とは異なり、まず稼働あ
りきではないという姿勢を私は感じます。
 確かに言葉だけかもしれません。その言葉にも不十分なところがあります。し
かし、最後に浜岡を止め、玄海を止めたのは、「唐突な」と表現されている菅首
相の介入があったからです(もちろん、そこに至る運動の力がなければ何も始ま
りませんでしたが)。
 ネットでは、実際に2つの原発を止めてきたという菅首相の行動と、今回記者
会見の言葉から、菅首相を高く評価する声が多数あります。首相のまわりには、
原発を動かしたくてうずうずしている人間しかいません。細野氏については私は
まだよくわかりませんが、枝野、海江田はまちがいなくそうです。民主党にも、
昨日、首相に退陣を求めた長島昭久ら11名の議員のような推進派が多数います。
そして、菅首相の表明(確かに突っ込みどころは多 数ありますが)を予定調和
的に批判しつくすマスコミ。自公、経産省は言うまでもありません。彼らは、浜
岡、玄海と原発を止めてきた菅首相を憎んでいますから、個人攻撃によって彼を
引きずり下ろすことだけを考えているように見えます。
 市民運動が首相を支持するなんて、2、30年前にはとても考えられないことで
した。しかし、今は脱原発を本当に実現するめったにないチャンスであり、しか
も推進派が総攻撃に出てきているので脱原発が潰される危険も十分にあるという
微妙なタイミングだと思います。とにかく、今は菅首相を守って、また「唐突に」
原発を止めさせるべきときだと思います。たんぽぽ舎メールマガジンでそういう
記事を見たい、と言ったら図々しいでしょう か。
 もちろん、菅首相をそう簡単に信用することはできません。昨日も記者からの
質問で話題になりましたが、大飯、泊が次の焦点になるかと思います。この夏の
電力供給が十分対応でき、原発が安全確保という考えでは律することのできない
ものであれば、新たに原発を動かす必要はないはずですから、ストレステスト以
前に稼働に入れる必要はないはずです。また、ストレステストについても、3.11
を踏まえての話ですから、事故前のフクイチを不合格にできるものでなければ、
テストとして無意味だということになるはずです。たとえば、設計条件が4気圧
の格納容器は、8気圧になることが現にあるわけですから、テストをする前に書
類選考でアウトです。こういったことを強く押し出して歯止めをかけながら、菅
首相の基本方針を支持するというのが正しい方向かと思います。
 まじめに脱原発を考えている人でも、菅首相の会見での発言を支持しない人も
もちろん多数いますし、それぞれの理由にはもっともなところもあります。しか
し、今の力関係を考えるなら、こちらに歩み寄りたがっている菅首相を討ち死に
させるのはもったいないと思います。古くから運動を支えてきたたんぽぽ舎の皆
様のような方々に、首相が記者会見で言ったことには見所があると言っていただ
ければ、改めて考える人も出てくると思います。
 もちろん、たんぽぽ舎の皆様は、私のようには考えないかもしれません。その
場合でも、この国の首相が初めて脱原発を口にしたのですから、何らかの評価を
していただければと思います。長々と失礼いたしました。よろしくお願いいたし
ます。 (Twitter: nyagao_longtail)
 
 
★3.子どもを放射能から守ろう、7月17~18日のお誘い
 
 日 時:7月17~18日10:00~17:00 福島テルサ 入場両日無料
 主 催:子供を放射能から守る福島ネットワーク
     連絡先090-3923-6453(小林)
 共 催:市民放射能測定所、福島子どもの命を守る会 024-523-5238
     (社)命、地球、平和産業協会 連絡先080-3175-9992(渡辺)
 7月17日(日)10:00~12:00
    生活村・避難、保養最新情報 ・知識普及(緊急署名、政府交渉要望集開示)
     ・お母さん発信村 ・食の癒し ・食品測定(要予約09061930331)
     ・子ども特区 ・シニアカフェ ・ママカフェ
  第3回 子ども健康相談(医師5名) 12:30~13:30
      提言 山田真医師、黒部信一医師 「命を守るためにできること」
       13:30~15:15
      講演 広河隆一氏「チェルノブイリを生き残るために何をしてきたか」
       15:30~16:00 コメント 高橋哲哉氏
                「福島で生まれ、育った私が今、思うこと、伝えたいこと」
       16:00~17:00 対談 広河隆一氏&高橋哲哉氏
      (18:00~21:00 市民放射能測定所開所式、パーティ
                        於:市民放射能測定所)
 7月18日(月、海の日)
       10:00~12:00  講演 柴野徹夫氏
            「福島の子供たちを被曝から守ろう!国・東電は、救済を
             具体的に実現せよ」
       13:00~15:30 小さな映画村
             「隠された被曝労働~日本の原発労働者」
             「チェルノブイリの真実~通い続けた10年間、生命の映像記録」 
             「子どもたちを守れ!福島の闘い」
       15:40~16:30 避難・保養相談会
                                                         (東京、O子)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1135】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その120 ◆
             5つの情報をお知らせします(7月15日)
 
   ★1.「足きり」がはじまった-東日本が放射能だらけになってしまう
      低レベル放射性廃棄物の処分基準の改悪に反対する
   ★2.もんじゅ中止検討―文科相 7月15日
      福井新聞号外、福島事故受けて
   ★3.なぜ、東京都の水道は「電力自由化」が進まないのか?
            東京都が安い電力を買わない訳
            50kW以上の高圧契約の需要家は買う電気を選べるのに…
   ★4.放射能被害者に誠実に対応せよ!
      まず責任をとるべきは東電と関係者だ
         法案撤回求めて、民間グループが提言
   ★5.小学生の娘と共に参加して-七夕東電アクション
         日本のあちこちに原発があることに気にならなかったことが
         恥ずかしい
         原発に関しては無知は罪だとも思いました
 
 
★1.「足きり」がはじまった-東日本が放射能だらけになってしまう
   低レベル放射性廃棄物の処分基準の改悪に反対する
                                                       山崎久隆
 突然、低レベル放射性廃棄物の埋設処分基準が緩和された。それまでのキロあ
 たり8,000ベクレルから、一桁以上も上げた100,000ベクレル/kgにするという。
背に腹は代えられないというだけのことで、東日本を放射能だらけにするという
ことだ。これを「環境省」が決めるというのだから、これでは「環境破壊省」で
ある。
 本当にどうしようもないのかと言えば、そんなことはない。キロあたり8,000
ベクレルというのはかなりの高さであり、これを超えたものを従来の基準通り低
レベル廃棄物処理の規制をかけてコンテナ貯蔵をし、将来的には福島第一原発の
廃棄物などと同じところ、つまり敷地内に処分場を作れば良い。敷地内には汚染
物から放射能を取り除くプラントを将来建設すれば、環境への流出を最小限に抑
えられるだろう。欧米の核実験場で行われている浄化計画と同じことを考えれば
いい話であって、手に負えないというものではない。もちろん莫大な費用はかか
るだろうが、一般廃棄物と混ぜてt環境にばらまき、低線量被曝を続ける社会的
コストを考えれば安いものだ。土壌汚染を通じての水や食品汚染を永久に続けて
も良いというのならば話は別だが。
 汚染流出防止シートは8,000ベクレル以下の汚染であっても当然必要だし、そ
 れが汚染を止められるわけでもない。
 汚染除去を進める企業体を東電が出資して設立し、東日本中に拡散した放射性
物質を集めて処理する。そういうことを早急に取り組むべきだ。
 
 
★2.もんじゅ中止検討―文科相 7月15日
   福井新聞号外、福島事故受けて
 
 高木義明文部科学相は15日の閣議後の記者会見で、高速増殖炉原型炉もんじゅ
(敦賀市)について「今後の原子力政策の見直しの中で、一つの課題として方向
性を出すことになる」と述べ、もんじゅの開発中止も含めて検討していく考えを
明らかにした。(福井新聞(web版)号外7月15日より抜粋)
 
 
★3.なぜ、東京都の水道は「電力自由化」が進まないのか?
      東京都が安い電力を買わない訳
      50kW以上の高圧契約の需要家は買う電気を選べるのに…
                            東京・無佐古 兼三
○ いま、「原発を止めたらこんなに困る」と節電キャンペーンがあふれている。
しかし、電力会社の送電線を解放して企業の埋蔵電力を活用すれば、原発なしで
電力は足りる。
 電力会社の発電所が震災により停止しているのなら、ほかの企業から電気を買
えばいい。大阪府の橋下知事のように、「電力会社から電気を買っていなければ、
節電に協力する必要はない」というのは、もっともな主張である。
 2000年の電力自由化で、今では50kW以上の高圧契約の需要家は電力会社以外か
らの安い電力調達が可能になっている。「脱・東電」で発電事業者に乗り換えた
立川競輪場は、電気料金を3割削減した。今や、官公庁や民間では、電気の調達
先を競争入札で選ぶのが当たり前になってきた。
 「都の大口電力は契約電力の合計で83万kW 、そのうち、水道施設は15%を占
めている。東京都水道局の場合、年間の消費電力量は約8億kWhで電気代の支払い
は100億円ほどの大口利用者だ。(2011.7.6朝日)
 この電気代を安くする方法があるのになぜ、検討しないのか、どの業界新聞で
も、電力自由化が記事にならないのは不思議である。毎年行われる監査では工事
の過大見積もりなどが指摘されるのに、なぜ、このことを指摘しないのか。
○ 都庁が消極的なのはなぜか?局長級は業界団体へ天下っている。課長級は関
連電機業界へ再就職している。都は東電の株主であり、先の東電株主総会では、
脱原発の株主提案に反対票を投じた。
 ちなみに、4月に4選を果たした石原知事は原発推進派であり、八ッ場ダム建
設派でもある。
 地域独占の水道は電力と構造が似ている。水道はダム開発などで原発同様、消
費地から離れたところの地元民を苦しめてきたが、水利権の絡む費用は利用者の
負担で、料金に上乗せされているのだ。
○ 利用者に不便を強いてまで、既得権益にしがみつくのは終わりにして欲しい。
トップがこれでは組織は動かない、都民は石原知事に票を投じてはならなかった。
 
 
★4.放射能被害者に誠実に対応せよ!
     まず責任をとるべきは東電と関係者だ
      法案撤回求めて、民間グループが提言
 
 「原子力損害賠償支援機構法案」の撤廃と東電の法的整理を求める提言を、学
者や弁護士ら約30人でつくる「公正な社会を考える民間フォーラム」が12日まと
めた。今後、国会議員に賛同を呼び掛け、法案の廃案を求める。提言は、機構法
案について、「東電と関係者の負担軽減を優先し、ほかの電力会社の利用者や納
税者に負担を強要する不当な内容」と指摘。東電は会社更生手続きに入り、株主
や金融機関などの債権者に負担を求めることを優先すべきだ、とした。会見した
フォーラムの福井秀夫・政策研究大学院大学教授は「まず責任をとるべきは東電
と関係者だ」と訴えた。(朝日新聞 7月13日)
 
 
★5.小学生の娘と共に参加して-7/7七夕東電アクション
   日本のあちこちに原発があることに気にならなかったことが恥ずかしい
   原発に関しては無知は罪だとも思いました
                            藤内かおり
○ 私の住む横浜市では震災以降、福島産の食材を積極的に使いたいという市長
の号令のもと、避難地域の牛肉が給食に使われていました。
その牛肉が飯館村などの避難地域のものであるのは、教育委員会も学校給食会も
認めています。
私はその給食を食べさせることがいやで、6月初めから小学生の娘は弁当持参を
始めました。校長の許可をもらっての弁当でしたが、クラスの中には批判的な子
がおり、娘は学校に行くのをやめました。
 そんな時にちょうど、今回の七夕東電前アクションがあり、娘を連れて行くこ
とにしました。娘にとっては放射能のことは、自分と母親の間だけの話でしかな
かったのですが、実際に同じような考えの人がたくさんいること、怖くても声を
出す人がいることを娘に見せたいと考えたからです。
○ 東電前に、たくさんの警察官、カメラや機材を持った人、ノートとペンを持
った人、そこに集まったごく普通の母子、異様な光景が娘の目にはどう映ったで
しょう。
 この日は学校に行かせるよりも、意味の大きな経験を娘にさせることができた
と思っています。
 今は子供たちが育っていく日本のあちこちに原発があること、これまで何も気
にならなかったことに恥ずかしい気持ちでいっぱいです。
そして原発に関しては無知は罪だとも思いました。
○ 日本で大事にされている協調性、これを勘違いしてはいけないですね。
「原発だらけ、みんなでいれば怖くない!」「放射能、みんなで浴びれば怖くな
い!」(ちょっと皮肉ですが)
 こんな風潮の中でも、違うと言うことを怖がらずに声を上げていきたいと強く
思います。
 たんぽぽ舎の皆様、今はとてもお忙しいことと思います。
連日の猛暑の中での様々な活動、ありがとうございます。
私も勉強会のボランティアなど、できる時には協力させていただきたいです。
それとは別に、7月27日の講座に参加したいと思っています。
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