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たんぽぽ舎です。【TMM:No1165】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その150 ◆
4つの情報をお知らせします(8月22日)
★1.源八おじさんの原子力映画ガイド
映画・『チャイナシンドローム』、『黒い雨』、『ゴジラvsビオランテ』、
『原子力戦争』…など
★2.原発推進官庁の経済産業省も文部科学省も
東京電力の電気を買っていません-何年も前から
独立電気事業者から電気を買っています
★3.事故情報編集担当者より3題
★4.泊原発3号機2009年は条件付き合格!?=データ改ざん
保安院の子会社=安全基盤機構を元検査員が告発
「上司の記録削除指示」は不当だ、証拠隠しだ
★1.源八おじさんの原子力映画ガイド
映画・『チャイナシンドローム』、『黒い雨』、『ゴジラvsビオランテ』、
『原子力戦争』…など
源八おじさん
○ 核、原子力、原爆、原発、放射能、被爆などに関する映画は、これまでに数
多く作られてきました。福島原発事故以降、それらの映画が注目を浴びるように
なり、映画祭や特集上映なども活発に行われているようです。
『チャイナシンドローム』(1979年)のような社会派作品や鎌仲ひとみ監督の
ドキュメンタリー作品群などはもちろんですが、エンタテインメント的映画の中
にも、原子力や放射能の危険性を扱った作品はたくさんあります。そんな映画を
楽しみなら、原子力について考えてみてはいかがでしょうか。
たくさんありすぎて、どれから観たらいいかわからないというあなた。例えば、
今年亡くなられた方の追悼を込めて、作品を選んでみるのはどうでしょう。
まず、忘れられないのは、元キャンディーズの田中好子さんです。田中さんの
代表作といえば、今村昌平監督作品『黒い雨』(1989年)が真っ先に思い浮かび
ます。井伏鱒二の原作で、被曝を扱った名作なので、ご覧になった方も多いと思
います。田中さんは、同じ時期にもう一本、原子力に関係する映画に出演されて
います。それは『ゴジラvsビオランテ』(1989年)です。
『ゴジラ』シリーズの17本目の作品で、長いゴジラの歴史の中での評価はあま
り高くありませんが、ゴジラという存在に対し、科学でコントロールしようとす
る人間たちの無力感がよく描かれている作品だと思います。核と共存できますか
という問いには、できると答える人はいると思います。でも、ゴジラと共存でき
ますかと問われたら、多くの人は共存したいとは思わないでしょう。
ゴジラ映画の優れている点は、核という漠然とした脅威を、ゴジラという具体
的脅威にして描いていることだと思います。もちろん、荒唐無稽な怪獣映画です
から、ツッコミどころもありますが、あまり目くじらを立てずに楽しみましょう。
ゴジラが若狭湾の原発群を襲うかも・・・いう展開もスリリングです。
この映画が制作されたのは、1989年。つまり、チェルノブイリ事故以後、最初
に制作されたゴジラ映画ということになります。福島事故を起こしてしまった今、
もう一度、観直す価値はあるのではないでしょうか。
○ さて、震災後に亡くなられた方で、もう一人忘れられないのは、原田芳雄さ
んです。原田さんは、黒木和雄監督作品の常連だったこともあり、原子力関係の
映画にたくさん出演されています。その中で1本を選ぶとしたら、やはり黒木監
督の『原子力戦争』(1978年)でしょうか。田原総一朗原作とありますが、最近
復刊された田原総一朗著『原子力戦争』(ちくま文庫)とは、大きく内容は異な
っています。黒木監督は、田原原作に着想を得て、新たなドラマを作ったのでし
ょう。
映画では、原発のある町で起きた不可解な事件をめぐって、原発の恐ろしさが
描かれています。この映画が制作されたのが、1978年。つまり『チャイナシンド
ローム』の1年前です。『チャイナシンドローム』よりも先に原発事故を題材に
したということは、まさに時代を先取りしていたといえるでしょう。
実際、1年後にスリーマイル島原発事故が起きました。それだけでも凄いこと
ですが、それ以上に恐ろしさを感じるのは、この映画が原発周辺に起こる不可解
な殺人を描いていることです。実際にそういうことがあったのかどうかは知りま
せん。
○ その後、現実には、もんじゅ西村事件や、東電OL殺人事件など、未だに解
決されていない不可解な事件が原発の周辺で起こっています。そんな原発のいか
がわしさを、30年以上も前に鋭くえぐっていたのです。この映画の舞台は、ドラ
マの中では特定されていませんが、撮影は福島原発周辺で行われています。
実際に主演の原田さんが福島原発に入ろうとする場面がゲリラ的に撮影されて
いて、その部分だけドキュメンタリータッチになっています。今こそ多くの人に
観ていただきたい映画ですが、現在、DVDにはなっていないようです。
過去に、ビデオソフトにはなったようですが、内容が内容なだけに、日本の地上
波テレビで放送されることはまずなく、事実上の封印映画になりつつあるようで
す。もし機会がありましたら、ご覧になることをお勧めいたします。たんぽぽ舎
です。
★2.原発推進官庁の経済産業省も文部科学省も
東京電力の電気を買っていません-何年も前から
独立電気事業者から電気を買っています
上記の事も含めて、『自治体の電気料金を安くする方法教えます』
2011年6月29日講演-大沢豊立川市議とむかさのり子元松戸市市議の講演の
中味を収録したDVDができました。オススメです。主催はスペースたんぽぽ。
1枚1,000円+送料80円です。
★3.事故情報編集担当者より3題
柳田真
イ.デモ・デビューしたい-2人の女性からの相談
8月19日(金)2人の女性がたんぽぽ舎にみえた。今後、4Fの「スペースたん
ぽぽ」(60畳)を借りて、自分たちの催しを開きたいので、“どんな会場なのか”
実物を見学したい、として。2人とも福島第一原発事故と放射能にとても怒って
みえて、デモ・デビューしたいとの相談も合わせて受けた。(実は、デモ参加は
ゼロとのこと)
今の世相に怒ってる。黙っていられない、何かしたいとの想いを熱烈に述べら
れた。3・11事故後、地殻変動が起きていると改めて感じた。
ロ.初めてデモに参加した人をフォロー(サポート)する会議
8月16日(火)「スペースたんぽぽ」で開かれた。デモに初参加の人10数人を含
めて25名が参加、話の内容も全参加者がそれぞれ自分の声で語り、盛り上がった。
午後9時に終わらず、9時40分まで続いた。内容も濃い話し合いだったので、最
近のデモへの弾圧の件もあり、今後、その中味を伝え、また深めていきたいもの。
ハ.8/18ストレステストはいんちきだ学習会
8月18日(木)開かれた(参加者70名)。たんぽぽ舎山崎久隆さんの鋭い分析(ス
トレステストのいんちき性批判)と、日本消費者連盟の真下俊樹さんの欧州緑の
党の分析・批判文(日本では初めての翻訳)といくつかの紹介。おそらくストレス
テストの総合的批判としては、初めてに近いものと思う。当日の内容を記録した
DVD(約2時間30分)が1週間ほどで完成します。
(1枚1000円+送料80円)オススメです。
★4.泊原発3号機2009年は条件付き合格!?=データ改ざん
保安院の子会社=安全基盤機構を元検査員が告発
「上司の記録削除指示」は不当だ、証拠隠しだ
○東京電力福島第一原発の事故から五カ月以上が過ぎた。この間に政府や電力会
社が進めた原子力施策のいいかげんさに気付いた人も多いはずだ。そんな折、そ
もそも原発事故を本気で防ぐ気があるのか疑いたくなる事態が判明した。独立行
政法人「原子力安全基盤機構(東京都港区)」の元検査院が北海道電力泊原発3号
機の検査で問題点を指摘したのに対し、上司が記録の”改ざん”を指示したとい
うのだ。元検査院が実名で告発する。
「仕事に対するモラル違反はできないと思った。あえてドンキホーテになろうと
決意した」
原発検査の杜撰さを語る決意をした理由をこう語るのは、原子力安全基盤機構
(JNES)の元検査員、藤原節男さん(62)。(中略)
○原子力安全基盤機構6人の理事・監事のうち、旧通産省(現在の経済産業省)O
Bが3人を占める。実際には原子力安全・保安院の子会社のような存在で、全国
にある原発検査の実行部隊といえる存在だ。
藤原さんがどうしても納得できない出来事は2009年3月4日と5日、北海道電
力が建設を進めていた泊原発3号機に対する使用前検査の実施中に起きた。
減速材温度係数測定と呼ばれる検査だったが、正常だとマイナスとなるべき検
査の係数が初日はプラスを示した。検査でマイナスにならないと、最悪の場合、
原子炉が暴走する危険性がある。翌日は炉内に制御棒を挿入したこともありマイ
ナスとなったが、藤原さんは二日間の検査結果から原子炉運転を条件付き合格と
して上司に報告した。
ところが、上司の反応は意外なものだった。「これはまずい。初日のデータを
削除するように」。これに藤原さんは抵抗する。(中略)
○上司の指示は不問、藤原さんのボーナス減、再雇用本人のみされず(差別)
2010年3月、退職を迎えた藤原さんに対し、さらに追い打ちをかけるような仕
打ちが待っていた。機構への再雇用を希望した中で、藤原さん一人だけが再雇用
を認められなかった。
杜撰な検査後を絶たず
原子力安全基盤機構による検査の杜撰さは、藤原さんが告発した事例にとどま
らない。2009年から10年にかけて関西電力大飯原発3号機に対し実施した定期検
査でも、蒸気タービンの配管一本を検査してなかったことがつい最近発覚したば
かり。
一連の機構の対応に対し、藤原さんは昨年八月、再雇用の地位確認と慰謝料な
ど約2800万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。裁判では原発の安全性確保
のため内部告発の重要性も訴えるつもりだ。(中略)
○デスクメモ―原子力の「安全神話」は、もともとウソにウソを重ねた虚像。報
告書の改ざんなど今さら驚きもしないぐらいだ。その安全神話を前提とせずに、
許容できる原発などあるものだろうか。事故は起きるかもしれず、起きれば対処
の手段すらない。すべてがわかった。この危険に見合う国益などあるのか。(充)
(中略)(東京新聞8月22日より抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その150 ◆
4つの情報をお知らせします(8月22日)
★1.源八おじさんの原子力映画ガイド
映画・『チャイナシンドローム』、『黒い雨』、『ゴジラvsビオランテ』、
『原子力戦争』…など
★2.原発推進官庁の経済産業省も文部科学省も
東京電力の電気を買っていません-何年も前から
独立電気事業者から電気を買っています
★3.事故情報編集担当者より3題
★4.泊原発3号機2009年は条件付き合格!?=データ改ざん
保安院の子会社=安全基盤機構を元検査員が告発
「上司の記録削除指示」は不当だ、証拠隠しだ
★1.源八おじさんの原子力映画ガイド
映画・『チャイナシンドローム』、『黒い雨』、『ゴジラvsビオランテ』、
『原子力戦争』…など
源八おじさん
○ 核、原子力、原爆、原発、放射能、被爆などに関する映画は、これまでに数
多く作られてきました。福島原発事故以降、それらの映画が注目を浴びるように
なり、映画祭や特集上映なども活発に行われているようです。
『チャイナシンドローム』(1979年)のような社会派作品や鎌仲ひとみ監督の
ドキュメンタリー作品群などはもちろんですが、エンタテインメント的映画の中
にも、原子力や放射能の危険性を扱った作品はたくさんあります。そんな映画を
楽しみなら、原子力について考えてみてはいかがでしょうか。
たくさんありすぎて、どれから観たらいいかわからないというあなた。例えば、
今年亡くなられた方の追悼を込めて、作品を選んでみるのはどうでしょう。
まず、忘れられないのは、元キャンディーズの田中好子さんです。田中さんの
代表作といえば、今村昌平監督作品『黒い雨』(1989年)が真っ先に思い浮かび
ます。井伏鱒二の原作で、被曝を扱った名作なので、ご覧になった方も多いと思
います。田中さんは、同じ時期にもう一本、原子力に関係する映画に出演されて
います。それは『ゴジラvsビオランテ』(1989年)です。
『ゴジラ』シリーズの17本目の作品で、長いゴジラの歴史の中での評価はあま
り高くありませんが、ゴジラという存在に対し、科学でコントロールしようとす
る人間たちの無力感がよく描かれている作品だと思います。核と共存できますか
という問いには、できると答える人はいると思います。でも、ゴジラと共存でき
ますかと問われたら、多くの人は共存したいとは思わないでしょう。
ゴジラ映画の優れている点は、核という漠然とした脅威を、ゴジラという具体
的脅威にして描いていることだと思います。もちろん、荒唐無稽な怪獣映画です
から、ツッコミどころもありますが、あまり目くじらを立てずに楽しみましょう。
ゴジラが若狭湾の原発群を襲うかも・・・いう展開もスリリングです。
この映画が制作されたのは、1989年。つまり、チェルノブイリ事故以後、最初
に制作されたゴジラ映画ということになります。福島事故を起こしてしまった今、
もう一度、観直す価値はあるのではないでしょうか。
○ さて、震災後に亡くなられた方で、もう一人忘れられないのは、原田芳雄さ
んです。原田さんは、黒木和雄監督作品の常連だったこともあり、原子力関係の
映画にたくさん出演されています。その中で1本を選ぶとしたら、やはり黒木監
督の『原子力戦争』(1978年)でしょうか。田原総一朗原作とありますが、最近
復刊された田原総一朗著『原子力戦争』(ちくま文庫)とは、大きく内容は異な
っています。黒木監督は、田原原作に着想を得て、新たなドラマを作ったのでし
ょう。
映画では、原発のある町で起きた不可解な事件をめぐって、原発の恐ろしさが
描かれています。この映画が制作されたのが、1978年。つまり『チャイナシンド
ローム』の1年前です。『チャイナシンドローム』よりも先に原発事故を題材に
したということは、まさに時代を先取りしていたといえるでしょう。
実際、1年後にスリーマイル島原発事故が起きました。それだけでも凄いこと
ですが、それ以上に恐ろしさを感じるのは、この映画が原発周辺に起こる不可解
な殺人を描いていることです。実際にそういうことがあったのかどうかは知りま
せん。
○ その後、現実には、もんじゅ西村事件や、東電OL殺人事件など、未だに解
決されていない不可解な事件が原発の周辺で起こっています。そんな原発のいか
がわしさを、30年以上も前に鋭くえぐっていたのです。この映画の舞台は、ドラ
マの中では特定されていませんが、撮影は福島原発周辺で行われています。
実際に主演の原田さんが福島原発に入ろうとする場面がゲリラ的に撮影されて
いて、その部分だけドキュメンタリータッチになっています。今こそ多くの人に
観ていただきたい映画ですが、現在、DVDにはなっていないようです。
過去に、ビデオソフトにはなったようですが、内容が内容なだけに、日本の地上
波テレビで放送されることはまずなく、事実上の封印映画になりつつあるようで
す。もし機会がありましたら、ご覧になることをお勧めいたします。たんぽぽ舎
です。
★2.原発推進官庁の経済産業省も文部科学省も
東京電力の電気を買っていません-何年も前から
独立電気事業者から電気を買っています
上記の事も含めて、『自治体の電気料金を安くする方法教えます』
2011年6月29日講演-大沢豊立川市議とむかさのり子元松戸市市議の講演の
中味を収録したDVDができました。オススメです。主催はスペースたんぽぽ。
1枚1,000円+送料80円です。
★3.事故情報編集担当者より3題
柳田真
イ.デモ・デビューしたい-2人の女性からの相談
8月19日(金)2人の女性がたんぽぽ舎にみえた。今後、4Fの「スペースたん
ぽぽ」(60畳)を借りて、自分たちの催しを開きたいので、“どんな会場なのか”
実物を見学したい、として。2人とも福島第一原発事故と放射能にとても怒って
みえて、デモ・デビューしたいとの相談も合わせて受けた。(実は、デモ参加は
ゼロとのこと)
今の世相に怒ってる。黙っていられない、何かしたいとの想いを熱烈に述べら
れた。3・11事故後、地殻変動が起きていると改めて感じた。
ロ.初めてデモに参加した人をフォロー(サポート)する会議
8月16日(火)「スペースたんぽぽ」で開かれた。デモに初参加の人10数人を含
めて25名が参加、話の内容も全参加者がそれぞれ自分の声で語り、盛り上がった。
午後9時に終わらず、9時40分まで続いた。内容も濃い話し合いだったので、最
近のデモへの弾圧の件もあり、今後、その中味を伝え、また深めていきたいもの。
ハ.8/18ストレステストはいんちきだ学習会
8月18日(木)開かれた(参加者70名)。たんぽぽ舎山崎久隆さんの鋭い分析(ス
トレステストのいんちき性批判)と、日本消費者連盟の真下俊樹さんの欧州緑の
党の分析・批判文(日本では初めての翻訳)といくつかの紹介。おそらくストレス
テストの総合的批判としては、初めてに近いものと思う。当日の内容を記録した
DVD(約2時間30分)が1週間ほどで完成します。
(1枚1000円+送料80円)オススメです。
★4.泊原発3号機2009年は条件付き合格!?=データ改ざん
保安院の子会社=安全基盤機構を元検査員が告発
「上司の記録削除指示」は不当だ、証拠隠しだ
○東京電力福島第一原発の事故から五カ月以上が過ぎた。この間に政府や電力会
社が進めた原子力施策のいいかげんさに気付いた人も多いはずだ。そんな折、そ
もそも原発事故を本気で防ぐ気があるのか疑いたくなる事態が判明した。独立行
政法人「原子力安全基盤機構(東京都港区)」の元検査院が北海道電力泊原発3号
機の検査で問題点を指摘したのに対し、上司が記録の”改ざん”を指示したとい
うのだ。元検査院が実名で告発する。
「仕事に対するモラル違反はできないと思った。あえてドンキホーテになろうと
決意した」
原発検査の杜撰さを語る決意をした理由をこう語るのは、原子力安全基盤機構
(JNES)の元検査員、藤原節男さん(62)。(中略)
○原子力安全基盤機構6人の理事・監事のうち、旧通産省(現在の経済産業省)O
Bが3人を占める。実際には原子力安全・保安院の子会社のような存在で、全国
にある原発検査の実行部隊といえる存在だ。
藤原さんがどうしても納得できない出来事は2009年3月4日と5日、北海道電
力が建設を進めていた泊原発3号機に対する使用前検査の実施中に起きた。
減速材温度係数測定と呼ばれる検査だったが、正常だとマイナスとなるべき検
査の係数が初日はプラスを示した。検査でマイナスにならないと、最悪の場合、
原子炉が暴走する危険性がある。翌日は炉内に制御棒を挿入したこともありマイ
ナスとなったが、藤原さんは二日間の検査結果から原子炉運転を条件付き合格と
して上司に報告した。
ところが、上司の反応は意外なものだった。「これはまずい。初日のデータを
削除するように」。これに藤原さんは抵抗する。(中略)
○上司の指示は不問、藤原さんのボーナス減、再雇用本人のみされず(差別)
2010年3月、退職を迎えた藤原さんに対し、さらに追い打ちをかけるような仕
打ちが待っていた。機構への再雇用を希望した中で、藤原さん一人だけが再雇用
を認められなかった。
杜撰な検査後を絶たず
原子力安全基盤機構による検査の杜撰さは、藤原さんが告発した事例にとどま
らない。2009年から10年にかけて関西電力大飯原発3号機に対し実施した定期検
査でも、蒸気タービンの配管一本を検査してなかったことがつい最近発覚したば
かり。
一連の機構の対応に対し、藤原さんは昨年八月、再雇用の地位確認と慰謝料な
ど約2800万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。裁判では原発の安全性確保
のため内部告発の重要性も訴えるつもりだ。(中略)
○デスクメモ―原子力の「安全神話」は、もともとウソにウソを重ねた虚像。報
告書の改ざんなど今さら驚きもしないぐらいだ。その安全神話を前提とせずに、
許容できる原発などあるものだろうか。事故は起きるかもしれず、起きれば対処
の手段すらない。すべてがわかった。この危険に見合う国益などあるのか。(充)
(中略)(東京新聞8月22日より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1164】
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◆ 地震と原発事故情報 その149 ◆
3つの情報をお知らせします(8月22日)
★1.反原発運動の焦点と今後を話す
広瀬隆氏のこれから講演会・学習会のスケジュールです。
★2.放射線といのち ―ムラサキツユクサの雄しべの毛の実験から― 市川定夫
★3.北海道電力・泊原発3号炉の営業運転再開に抗議のメール・FAXを送ろう!
★1.反原発運動の焦点と今後を話す
広瀬隆氏のこれから講演会・学習会のスケジュールです。
近県の方、ぜひご参加下さい。
○8月21日13時、群馬県玉村町文化センター大ホールにて
「原発なくてもエエジャナイカFESTIVAL!!」
主催:福島・浜岡の現状とこれから 原発とめよう・群馬
○8月27日14時、鹿児島県薩摩川内市国際交流センターコンベンションホールにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 川内原発を即時廃炉に!!
主催:脱原発ネットワーク・九州&川内原発建設反対連絡協議会
/グリーンコープかごしま生活協同組合後援
○8月28日14時、鹿児島県南大隅町役場3F文化ホールにて
福島第一原発事故の真相 日本全土に広がる放射能汚染の恐怖
大隅半島の高レベル最終処分場計画を阻止せよ!!
主催:南大隅の自然を守る会
○8月29日19時、宮崎市JA・アズムホールにて
福島原発事故の真相 日本全土に広がる放射能汚染の恐怖
川内原発廃炉・串間原発計画阻止!!
主催:宮崎の自然と未来を守る会
○9月2日18時、東京・文京区民センター3Aにて
新エネルギーが世界を変える 原子力産業の終焉 原発廃絶への短期・中期の提案
主催:終焉に向かう原子力実行委員会
○9月6日14時、名古屋市中小企業振興会館吹上ホール9階メインホールにて
LPGを利用した防災・環境セミナー「東海地震と今後のエネルギー」
エネファーム革命を普及せよ!!
主催:アストモスエネルギー中部支店
○9月9日18時、新潟県柏崎市産業文化会館にて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 柏崎刈羽原発を即時廃炉に!!
主催:さよなら原発1000万人アクション柏崎刈羽実行委員会
○9月11日13時、茨城県土浦市民会館大ホールにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 東海第二原発を即時廃炉に!!
主催:広瀬隆講演会実行委員会 脱原発ネットワーク茨城共催
○9月16日16時、朝日新聞東京本社内浜離宮朝日ホールにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖
主催:出版ASAの会総会
○9月26日18時半、那覇市沖縄パレット市民劇場にて
福島から広がる放射能汚染の恐怖 危険な米軍基地と原発
広瀬隆氏×C・ダグラス・ラミス講演&対談
主催:沖縄9条連平和講演会
○10月1日15時半、ルミネ横浜8階朝日JTB・交流文化塾/横浜にて
今、原発を考える 原発をすべて即時廃止する意味
主催:朝日カルチャーセンター
○10月2日午前10時、愛知県豊川高校学園祭にて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 浜岡原発を即時廃炉に!!
主催:豊川高校学園祭有志
○10月7日18時半、新潟県燕三条地場産業振興センター「リサーチコア」
(◆予定)にて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 柏崎刈羽原発を即時廃炉に!!
主催:三条地区平和運動労働組合会議
○10月8日15時、金沢市石川県教育会館2F大ホールにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 志賀原発を即時廃炉に!!
主催:石川県社民党
○10月9日13時半、富山国際会議場メインホールにて
シンポジウム「福島」から日本が見える
「安全な原発はあるのか」海老澤徹氏
「福島原発事故の真相 広がる放射能汚染の恐怖」広瀬隆氏
主催:「福島」から日本を考える実行委員会
○10月10日14時、滋賀県大津市民会館大ホールにて
福島から広がる放射能汚染の恐怖 関西の水がめ琵琶湖が危ない
若狭の原発を即時廃炉に!!
主催:さいなら原発・びわこ実行委員会
○10月11日18時半、和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4Fにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖
御坊市の中間貯蔵施設を阻止するために
主催:和歌山県平和フォーラム
○10月15日14時、青森グランドホテル平安の間にて
福島から広がる放射能の恐怖 瓦解した東京電力が処分場と狙う青森を守ろう
六ヶ所再処理工場を即時閉鎖に!!
主催:青森県保険医協会
○10月16日18時、北海道函館市亀田福祉センターにて
福島から広がる放射能の恐怖 瓦解した東京電力が狙う大間原発をつぶせ!
主催:広瀬隆講演会実行委員会
○10月17日18時半、北海道室蘭市民会館大ホールにて
福島から広がる放射能の恐怖 泊原発は即刻廃炉にせよ!
主催:憲法を守る室蘭地域ネット
○10月18日18時、北海道岩内地方文化センター大ホールにて
福島から広がる放射能の恐怖 泊原発は即刻廃炉にせよ!
主催:広瀬隆講演会実行委員会・岩内原発問題研究会
○10月29日14時、横浜市ヨコハマジャスト1号館8階会議室にて
地震大国と原発列島 拡大する放射能汚染と政・官・産・学・メディアの大罪
主催:核戦争防止神奈川県医師の会
○11月6日13時、岩手県宮古市(◆陸中ビル予定)にて
福島原発が教えた放射能汚染の恐怖 六ヶ所再処理工場を即時閉鎖に!!
主催:豊かな三陸の海を守る会
○11月10日13時、北海道札幌市共済ホールにて
福島原発が教えた放射能汚染の恐怖 泊原発営業運転再開の危険性!!
主催:コープさっぽろ
○11月11日13時半、旭川市勤労者福祉会館2F大会議室にて
福島原発が教えた放射能の恐怖 食品汚染と泊原発と幌延最終処分場
主催:幌延問題を考える旭川市民の会
○11月11日18時半、旭川市勤労者福祉会館2F大会議室にて
日本のエネルギー問題の真相 福島が教えた泊原発の危険性
主催:北海道中小企業家同友会旭川支部
○11月22日13時半、名古屋国際会議場にて
企業人がいますぐ知っておくべき原発とエネルギー問題の真相
浜岡原発の是非を問う
主催:日本合板商業組合・中部日本支部
(編集部)
★2.放射線といのち ―ムラサキツユクサの雄しべの毛の実験から― 市川定夫
(原発の)人工放射性核種の場合は、体内被曝が著しく大きくなってしまう
○目に見えない放射線は、生物体や人体にさまざまな影響を与える。生物体や人体が放射
線に曝されると、被曝した個体に現れる身体的障害のほか、子孫に現れる遺伝的障害も発
生する。身体的障害には、放射線を被曝して間もなく現れる急性障害(人体では、皮膚の
紅紫斑、脱毛、腸内出血、運動失調、月経停止、無精子症など)と、被曝後数年ないし数
十年も経ってから現れる晩発性障害(白血病ほかさまざまなガン、免疫機能低下など)と
がある。一方、遺伝的障害は、生殖細胞で起こったさまざまな遺伝子の突然変異や染色体
異常などで、子孫に正常ではない形質が現れる。
○これら放射線障害のうち、急性障害は、ある線量の放射線を被曝すると、年齢や感受性
の個体差によるある程度の幅はあるものの、どの個体にもほぼ一様に現れるので、非確率
的障害と呼ばれている。これに対して、晩発性障害と遺伝的障害は、同じ線量を被曝して
も、これら障害が現れる場合と、現れない場合とが生じ、それゆえ確率的障害と呼ばれて
いる。確立的障害は、被曝線量に比例する頻度で生じるので、これ以下の線量では発生し
ないという、いわゆる「しきい値」は存在しないのである。
○低レベル放射線の遺伝的影響を、最も低い線量範囲まで実験的に証明したのは、ムラサ
キツユクサの雄しべの毛を用いた実験であった。1970年代に入って間もなく、私自身
とアメリカのスパロー博士らのグループによって、どんなに少ない線量でも、その線量に
比例して突然変異が発生することが確かめられたのである。
○これと平行して、広島・長崎の原爆被爆者についての調査から、白血病や他の悪性ガン
が推定被曝線量と比例して発生していることが判明した。ただし、当時の推定線量が大き
く間違っていたことが80年代に入ってから明らかになり、その後なされた線量の見直しに
より、放射線(ガンマ線)の効果が、これまで考えられていたよりも、二ないし三倍も大
きいことが確認された。
また、医療被曝の影響についても、母胎内被曝による幼児白血病の多発を初めて明らか
にした50年代半ばのアリス・スチュワート博士の報告以来、年を追って解明が進み、低
レベル放射線の影響に関する証拠が蓄積してきている。
近年になって、一般人に対する線量限度が五分の一に、職業人に対する基準も平均五分
の二に低減されたのは、低レベル放射線の影響が次第に解明されてきたからである。
○もう一つ、近年になって明らかになったのは、核や原子力によって産み出される人工放
射線核種には、生体内で著しく濃縮されるものが多いことである。人口放射性核種という
のは、自然界には存在しない放射性核種の総称で、とくに天然には放射性核種が存在しな
い元素に、人工放射性核種を産み出した場合に、顕著な濃縮が見られる。
たとえば、天然のヨウ素が100パーセント非放射性であるのに対して、ウランの核分
裂が産み出すヨウ素は、逆に100パーセントが放射性のものである。人体は、ヨウ素を
甲状腺に効率よく集めて成長を促すホルモンを作り出している(それゆえ、年齢が若いほ
ど早く甲状腺にヨウ素が集まる)が、それは、天然の非放射性のヨウ素に適応した性質で
あって、人工の放射性ヨウ素が環境中に出されると、それが甲状腺に濃縮されてしまうの
である。
ストロンチウムやセシウムの人工放射性核種も同様であり、前者は骨に沈着し、後者は
筋肉と生殖腺に蓄積する。それゆえ、人工放射性核種の場合、体内被曝が著しく大きくな
ってしまうのである。
いちかわ・さだお(埼玉大学理学部教授)
(1991年『大地は死んだ』藤原書店刊より抜粋)
★3.北海道電力・泊原発3号炉の営業運転再開に抗議のメール・FAXを送ろう!
たんぽぽ舎さま
いつも大事な情報をお送りくださりありがとうございます。
高橋はるみ北海道知事、北海道議会議長、への抗議文あて先も、通信に載せてもらいたい
です。そうして抗議メールとFAXを集中させましょう。なかなか、FAXやメールのあ
て先がのっていないと「みんなでメール」が送れませんので。
N.K
N.Kさんより下記の情報を追加情報として頂きました。
◆菅直人首相
[国会事務所](FAX)03-3595-0090 (TEL)03-3508-7323[月曜朝に]
[首相官邸] (TEL)03-3581-0101 (意見を伝えることができます)
[ご意見募集] https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
[官邸災害ツイッター] @Kantei_Saigai
◆細野豪志(ほその ごうし)[原発担当相]
細野豪志 国会事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館620号室
TEL:03-3508-7116
FAX:03-3508-3416
細野豪志 三島事務所
〒411-0847 静岡県三島市西本町4-6 コーア三島ビル2F
TEL:055-991-1269
FAX:055-991-1270
細野豪志 富士事務所
〒417-0035 富士市津田町109-2
TEL:0545-55-5411
FAX:0545-55-5412
◆枝野幸男[官房長官]
枝野幸男 国会事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館804号室
TEL:03-3508-7448
FAX:03-3591-2249
枝野幸男 大宮事務所
〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-108-5 永峰ビル2階
TEL:048-648-9124
FAX:048-648-9125
◆海江田万里[経産相]
海江田万里 国会事務所
〒100-8981
東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館609号
TEL:03-3508-7316
FAX:03-3508-3316
e-mail: office@kaiedabanri.jp
「海江田万里を支える会」事務所
〒160-0004
東京都新宿区四谷3-11山一ビル6F
TEL:03-5363-6015
FAX:03-3352-2710
e-mail: office@kaiedabanri.jp
(編集部より)
このN.Kさんからのメールは北海道電力・泊3号炉の営業運転が高橋はるみ知事はによ
り容認された8月18日当日に頂いたものですが、諸般の事情により掲載が遅れてしまい
ました。折角のホット話題、直ぐに掲載できずに申し訳ありません。
見出しは編集部が付けました。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その149 ◆
3つの情報をお知らせします(8月22日)
★1.反原発運動の焦点と今後を話す
広瀬隆氏のこれから講演会・学習会のスケジュールです。
★2.放射線といのち ―ムラサキツユクサの雄しべの毛の実験から― 市川定夫
★3.北海道電力・泊原発3号炉の営業運転再開に抗議のメール・FAXを送ろう!
★1.反原発運動の焦点と今後を話す
広瀬隆氏のこれから講演会・学習会のスケジュールです。
近県の方、ぜひご参加下さい。
○8月21日13時、群馬県玉村町文化センター大ホールにて
「原発なくてもエエジャナイカFESTIVAL!!」
主催:福島・浜岡の現状とこれから 原発とめよう・群馬
○8月27日14時、鹿児島県薩摩川内市国際交流センターコンベンションホールにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 川内原発を即時廃炉に!!
主催:脱原発ネットワーク・九州&川内原発建設反対連絡協議会
/グリーンコープかごしま生活協同組合後援
○8月28日14時、鹿児島県南大隅町役場3F文化ホールにて
福島第一原発事故の真相 日本全土に広がる放射能汚染の恐怖
大隅半島の高レベル最終処分場計画を阻止せよ!!
主催:南大隅の自然を守る会
○8月29日19時、宮崎市JA・アズムホールにて
福島原発事故の真相 日本全土に広がる放射能汚染の恐怖
川内原発廃炉・串間原発計画阻止!!
主催:宮崎の自然と未来を守る会
○9月2日18時、東京・文京区民センター3Aにて
新エネルギーが世界を変える 原子力産業の終焉 原発廃絶への短期・中期の提案
主催:終焉に向かう原子力実行委員会
○9月6日14時、名古屋市中小企業振興会館吹上ホール9階メインホールにて
LPGを利用した防災・環境セミナー「東海地震と今後のエネルギー」
エネファーム革命を普及せよ!!
主催:アストモスエネルギー中部支店
○9月9日18時、新潟県柏崎市産業文化会館にて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 柏崎刈羽原発を即時廃炉に!!
主催:さよなら原発1000万人アクション柏崎刈羽実行委員会
○9月11日13時、茨城県土浦市民会館大ホールにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 東海第二原発を即時廃炉に!!
主催:広瀬隆講演会実行委員会 脱原発ネットワーク茨城共催
○9月16日16時、朝日新聞東京本社内浜離宮朝日ホールにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖
主催:出版ASAの会総会
○9月26日18時半、那覇市沖縄パレット市民劇場にて
福島から広がる放射能汚染の恐怖 危険な米軍基地と原発
広瀬隆氏×C・ダグラス・ラミス講演&対談
主催:沖縄9条連平和講演会
○10月1日15時半、ルミネ横浜8階朝日JTB・交流文化塾/横浜にて
今、原発を考える 原発をすべて即時廃止する意味
主催:朝日カルチャーセンター
○10月2日午前10時、愛知県豊川高校学園祭にて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 浜岡原発を即時廃炉に!!
主催:豊川高校学園祭有志
○10月7日18時半、新潟県燕三条地場産業振興センター「リサーチコア」
(◆予定)にて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 柏崎刈羽原発を即時廃炉に!!
主催:三条地区平和運動労働組合会議
○10月8日15時、金沢市石川県教育会館2F大ホールにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 志賀原発を即時廃炉に!!
主催:石川県社民党
○10月9日13時半、富山国際会議場メインホールにて
シンポジウム「福島」から日本が見える
「安全な原発はあるのか」海老澤徹氏
「福島原発事故の真相 広がる放射能汚染の恐怖」広瀬隆氏
主催:「福島」から日本を考える実行委員会
○10月10日14時、滋賀県大津市民会館大ホールにて
福島から広がる放射能汚染の恐怖 関西の水がめ琵琶湖が危ない
若狭の原発を即時廃炉に!!
主催:さいなら原発・びわこ実行委員会
○10月11日18時半、和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4Fにて
福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖
御坊市の中間貯蔵施設を阻止するために
主催:和歌山県平和フォーラム
○10月15日14時、青森グランドホテル平安の間にて
福島から広がる放射能の恐怖 瓦解した東京電力が処分場と狙う青森を守ろう
六ヶ所再処理工場を即時閉鎖に!!
主催:青森県保険医協会
○10月16日18時、北海道函館市亀田福祉センターにて
福島から広がる放射能の恐怖 瓦解した東京電力が狙う大間原発をつぶせ!
主催:広瀬隆講演会実行委員会
○10月17日18時半、北海道室蘭市民会館大ホールにて
福島から広がる放射能の恐怖 泊原発は即刻廃炉にせよ!
主催:憲法を守る室蘭地域ネット
○10月18日18時、北海道岩内地方文化センター大ホールにて
福島から広がる放射能の恐怖 泊原発は即刻廃炉にせよ!
主催:広瀬隆講演会実行委員会・岩内原発問題研究会
○10月29日14時、横浜市ヨコハマジャスト1号館8階会議室にて
地震大国と原発列島 拡大する放射能汚染と政・官・産・学・メディアの大罪
主催:核戦争防止神奈川県医師の会
○11月6日13時、岩手県宮古市(◆陸中ビル予定)にて
福島原発が教えた放射能汚染の恐怖 六ヶ所再処理工場を即時閉鎖に!!
主催:豊かな三陸の海を守る会
○11月10日13時、北海道札幌市共済ホールにて
福島原発が教えた放射能汚染の恐怖 泊原発営業運転再開の危険性!!
主催:コープさっぽろ
○11月11日13時半、旭川市勤労者福祉会館2F大会議室にて
福島原発が教えた放射能の恐怖 食品汚染と泊原発と幌延最終処分場
主催:幌延問題を考える旭川市民の会
○11月11日18時半、旭川市勤労者福祉会館2F大会議室にて
日本のエネルギー問題の真相 福島が教えた泊原発の危険性
主催:北海道中小企業家同友会旭川支部
○11月22日13時半、名古屋国際会議場にて
企業人がいますぐ知っておくべき原発とエネルギー問題の真相
浜岡原発の是非を問う
主催:日本合板商業組合・中部日本支部
(編集部)
★2.放射線といのち ―ムラサキツユクサの雄しべの毛の実験から― 市川定夫
(原発の)人工放射性核種の場合は、体内被曝が著しく大きくなってしまう
○目に見えない放射線は、生物体や人体にさまざまな影響を与える。生物体や人体が放射
線に曝されると、被曝した個体に現れる身体的障害のほか、子孫に現れる遺伝的障害も発
生する。身体的障害には、放射線を被曝して間もなく現れる急性障害(人体では、皮膚の
紅紫斑、脱毛、腸内出血、運動失調、月経停止、無精子症など)と、被曝後数年ないし数
十年も経ってから現れる晩発性障害(白血病ほかさまざまなガン、免疫機能低下など)と
がある。一方、遺伝的障害は、生殖細胞で起こったさまざまな遺伝子の突然変異や染色体
異常などで、子孫に正常ではない形質が現れる。
○これら放射線障害のうち、急性障害は、ある線量の放射線を被曝すると、年齢や感受性
の個体差によるある程度の幅はあるものの、どの個体にもほぼ一様に現れるので、非確率
的障害と呼ばれている。これに対して、晩発性障害と遺伝的障害は、同じ線量を被曝して
も、これら障害が現れる場合と、現れない場合とが生じ、それゆえ確率的障害と呼ばれて
いる。確立的障害は、被曝線量に比例する頻度で生じるので、これ以下の線量では発生し
ないという、いわゆる「しきい値」は存在しないのである。
○低レベル放射線の遺伝的影響を、最も低い線量範囲まで実験的に証明したのは、ムラサ
キツユクサの雄しべの毛を用いた実験であった。1970年代に入って間もなく、私自身
とアメリカのスパロー博士らのグループによって、どんなに少ない線量でも、その線量に
比例して突然変異が発生することが確かめられたのである。
○これと平行して、広島・長崎の原爆被爆者についての調査から、白血病や他の悪性ガン
が推定被曝線量と比例して発生していることが判明した。ただし、当時の推定線量が大き
く間違っていたことが80年代に入ってから明らかになり、その後なされた線量の見直しに
より、放射線(ガンマ線)の効果が、これまで考えられていたよりも、二ないし三倍も大
きいことが確認された。
また、医療被曝の影響についても、母胎内被曝による幼児白血病の多発を初めて明らか
にした50年代半ばのアリス・スチュワート博士の報告以来、年を追って解明が進み、低
レベル放射線の影響に関する証拠が蓄積してきている。
近年になって、一般人に対する線量限度が五分の一に、職業人に対する基準も平均五分
の二に低減されたのは、低レベル放射線の影響が次第に解明されてきたからである。
○もう一つ、近年になって明らかになったのは、核や原子力によって産み出される人工放
射線核種には、生体内で著しく濃縮されるものが多いことである。人口放射性核種という
のは、自然界には存在しない放射性核種の総称で、とくに天然には放射性核種が存在しな
い元素に、人工放射性核種を産み出した場合に、顕著な濃縮が見られる。
たとえば、天然のヨウ素が100パーセント非放射性であるのに対して、ウランの核分
裂が産み出すヨウ素は、逆に100パーセントが放射性のものである。人体は、ヨウ素を
甲状腺に効率よく集めて成長を促すホルモンを作り出している(それゆえ、年齢が若いほ
ど早く甲状腺にヨウ素が集まる)が、それは、天然の非放射性のヨウ素に適応した性質で
あって、人工の放射性ヨウ素が環境中に出されると、それが甲状腺に濃縮されてしまうの
である。
ストロンチウムやセシウムの人工放射性核種も同様であり、前者は骨に沈着し、後者は
筋肉と生殖腺に蓄積する。それゆえ、人工放射性核種の場合、体内被曝が著しく大きくな
ってしまうのである。
いちかわ・さだお(埼玉大学理学部教授)
(1991年『大地は死んだ』藤原書店刊より抜粋)
★3.北海道電力・泊原発3号炉の営業運転再開に抗議のメール・FAXを送ろう!
たんぽぽ舎さま
いつも大事な情報をお送りくださりありがとうございます。
高橋はるみ北海道知事、北海道議会議長、への抗議文あて先も、通信に載せてもらいたい
です。そうして抗議メールとFAXを集中させましょう。なかなか、FAXやメールのあ
て先がのっていないと「みんなでメール」が送れませんので。
N.K
N.Kさんより下記の情報を追加情報として頂きました。
◆菅直人首相
[国会事務所](FAX)03-3595-0090 (TEL)03-3508-7323[月曜朝に]
[首相官邸] (TEL)03-3581-0101 (意見を伝えることができます)
[ご意見募集] https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
[官邸災害ツイッター] @Kantei_Saigai
◆細野豪志(ほその ごうし)[原発担当相]
細野豪志 国会事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館620号室
TEL:03-3508-7116
FAX:03-3508-3416
細野豪志 三島事務所
〒411-0847 静岡県三島市西本町4-6 コーア三島ビル2F
TEL:055-991-1269
FAX:055-991-1270
細野豪志 富士事務所
〒417-0035 富士市津田町109-2
TEL:0545-55-5411
FAX:0545-55-5412
◆枝野幸男[官房長官]
枝野幸男 国会事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館804号室
TEL:03-3508-7448
FAX:03-3591-2249
枝野幸男 大宮事務所
〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-108-5 永峰ビル2階
TEL:048-648-9124
FAX:048-648-9125
◆海江田万里[経産相]
海江田万里 国会事務所
〒100-8981
東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館609号
TEL:03-3508-7316
FAX:03-3508-3316
e-mail: office@kaiedabanri.jp
「海江田万里を支える会」事務所
〒160-0004
東京都新宿区四谷3-11山一ビル6F
TEL:03-5363-6015
FAX:03-3352-2710
e-mail: office@kaiedabanri.jp
(編集部より)
このN.Kさんからのメールは北海道電力・泊3号炉の営業運転が高橋はるみ知事はによ
り容認された8月18日当日に頂いたものですが、諸般の事情により掲載が遅れてしまい
ました。折角のホット話題、直ぐに掲載できずに申し訳ありません。
見出しは編集部が付けました。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1163】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その148 ◆
5つの情報をお知らせします(8月19日)
★1.猛暑でしかも原発が39基(72%)も停止中なのに電気は大丈夫。
「原発ないと電気不足」はウソだった
★2.茨城・つくば市議会で脱原発意見書を採択
★3.たんぽぽ舎扱い最新DVDリスト14本
広瀬隆、樋口健二、小泉好延、安藤多恵子、山崎久隆、原田裕史、槌田敦
各氏らの力作講演
★4.汚染水の海洋放出。海外通報 思い至らず
保安院 会見見て気付く・大失態
★5.保安院院長 歴代5人、エネ庁在籍
原発「推進」「規制」行き来、これでは独立性を保てない
★1.猛暑でしかも原発が39基(72%)も停止中なのに電気は大丈夫
「原発ないと電気不足」はウソだった
○今年の4~5月の新聞をもう一度みると驚く。
今夏は電力不足1,000万kwだという大本営発表ばかりズラリ。
ところがいざ8月になり、猛暑でしかも、原発は54基中のわずか15基(28%)し
か動いていないのに(39基は休み)、電気は大丈夫という事実。
「原発がないと日本の電気は不足」はウソだった。54基中の15基で足りたのだ。
東電は東北電へ最大206万KWも支援(プラス関西支援)という。
○しかもこの15基も私たちの判断ではいらない。電気は足りる。火力と水力施設があ
る。気象庁発表ですらM7台の余震が心配。(M7.3は阪神淡路大震災)
そんな時に15基の原発を動かすな。第二の福島原発事故をおこすな。
今が好機。全原発停止・廃炉へ前進しよう。ストレステストなどにごまかされずに。
(柳田真)
★2.茨城・つくば市議会で脱原発意見書を採択
茨城県牛久市在住 藤田
つくば市議会は、2011年6月20日付けで、脱原発の意見書を採択した。地震・津
波国であるわが国に集中的に原発を建設することは危険極まりないものであるとし、原発
なしのエネルギー確保を推進し、政策の転換を求める内容である。
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/667/3905/008464.html
原発立地自治体はもとより、その周辺の自治体、そして多くの自治体が脱原発の決議を
行うことは大変有意義であると思う。
茨城県つくば市・土浦市やその周辺の地域は、福島原発震災による放射能汚染の程度が
高く、人々は大変な不安の中で暮らしている。
7市町の仲間により「広瀬隆講演会-脱原発を語る-」が9月11日13時より、土浦市
民会館で開催される(16:30からパレード)。皆様の参加をお待ちしております。
★3.たんぽぽ舎扱い最新DVDリスト14本
広瀬隆、樋口健二、小泉好延、安藤多恵子、山崎久隆、原田裕史、槌田敦
各氏らの力作講演
番号 講 演 日 DVDのタイトル 講 師 名 備 考
1 2011.03.26 広瀬隆 怒りの緊急講演会 広瀬 隆
福島原発事故と放射能汚染
2 2011.04.30 広瀬隆 怒りの緊急講演会 広瀬 隆
子供たちを救え!
3 2011.05 もんじゅ 西村裁判 もんじゅ西村裁判を応援する会
4 2011.06.21 普通の主婦が放射能を測定した 横関彩子
今夏の電気は足りている! 山崎久隆
5 2011.06.23 住民の安全を守るため「測定」する 鈴木千津子 残部なし
原田裕史
6 2011.03.27 福島原発事故と今後 第1回 小泉好延
7 2011.06.29 自治体の電気料を安くする方法教えます
大沢豊
むかさのり子
8 2011.07.04 福島原発事故と今後 第2回 小泉好延
9 2011.07.07 浜岡原発は世界一危険 防壁は本当に役立つのか?
山崎久隆
白鳥良香
10 2011.07.09 被曝労働 原子力産業のアキレス腱 樋口健二 残部なし
11 2011.07.13 夏の電気は原発なしで大丈夫 安藤多恵子
12 2011.07.21 自治体でやれること・あれやこれや 福士敬子
布施哲也
朝倉幹晴
13 2011.07.24 被曝者列島・公害列島日本 第2回 樋口健二
14 2011.08.03 これは事故ではない、犯罪だ 槌田 敦
☆一枚1000円送料80円 FAX・メールでお申し込みください
★4.汚染水の海洋放出。海外通報 思い至らず
保安院 会見見て気付く・大失態
東京電力福島第一原発事故で、東電が今年4月に低濃度放射性汚染水を海へ放出した
際、その手続きに関与した経済産業省原子力安全・保安院の職員の中に、近隣諸国に事前
通報する必要性を認識し、指摘した人がいなかったことが、政府の「事故調査・検証委員
会」(畑村洋太郎委員長)の調査で分かった。外務省も、偶然知った東電詰めの職員からの
連絡で初めて把握したという。事故調は、条約に基づく海外への通報義務について調べを
続けているが、保安院の認識の甘さと共に、重要情報の連絡体制のあり方についての課題
が浮かび上がった。
事故調では、被害拡大防止対策等検証チームが、原発事故の拡大を防ぐ事前対策の適否
などを調べるため、原子力安全委員会や保安院などを対象に聴取を続け、すでに約60人
から話を聴いたという。
低濃度汚染水の海への放出は、4月4~10日に実施され、保安院によると放出量は、
5、6号機の地下水を含め計約1万立方m、含まれる放射性物質の総量は約1500億ベクレ
ル。放出開始時に近隣諸国や地元自治体から「事前に連絡がなかった」などと批判が起き
た。
(8月19日、毎日新聞夕刊より抜粋)
★5.保安院院長 歴代5人、エネ庁在籍
原発「推進」「規制」行き来、これでは独立性を保てない
○ 電力会社にシンポジウムでの「やらせ」を頼むなど、原発の規制機関としてのあり方
が問われている経済産業省原子力安全・保安院で、現職を含む歴代6人の院長の5人ま
でが、原発推進側の同省資源エネルギー庁に在籍経験があることが分かった。保安院は
環境省の下に新設する「原子力安全庁」に統合される方向だが、規制機関として独立性
を保つには、人事面でも推進側の影響力を排除することがカギとなる。
○ 原子力安全・保安院と資源エネルギー庁
保安院は原発などエネルギー関連の安全規制を担う経産省の外局。資源エネルギー庁
は、エネルギーの安定的で効率的な供給を担い原発を推進する同省の外局。保安院は
2001年の省庁再編で、旧通商産業省が担っていた原発の設置許可などの従来業務
と、旧科学技術庁の原子力安全行政の一部を統合して発足した。
○ 分離前に検証を 真山達志同志社大大学院教授(行政学)の話
保安院が経産省にある以上、こういった人事は必然だ。監督が甘くなることはないだろ
が、安全基準を厳しくしたり原発を止めたりすることは難しいだろう。規制機関は電力
業界と癒着もある経産省から外す必要がある。「原子力安全庁」をつくる前に、検証や
議論を深めるべきだ。
(8月19日、東京新聞より抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その148 ◆
5つの情報をお知らせします(8月19日)
★1.猛暑でしかも原発が39基(72%)も停止中なのに電気は大丈夫。
「原発ないと電気不足」はウソだった
★2.茨城・つくば市議会で脱原発意見書を採択
★3.たんぽぽ舎扱い最新DVDリスト14本
広瀬隆、樋口健二、小泉好延、安藤多恵子、山崎久隆、原田裕史、槌田敦
各氏らの力作講演
★4.汚染水の海洋放出。海外通報 思い至らず
保安院 会見見て気付く・大失態
★5.保安院院長 歴代5人、エネ庁在籍
原発「推進」「規制」行き来、これでは独立性を保てない
★1.猛暑でしかも原発が39基(72%)も停止中なのに電気は大丈夫
「原発ないと電気不足」はウソだった
○今年の4~5月の新聞をもう一度みると驚く。
今夏は電力不足1,000万kwだという大本営発表ばかりズラリ。
ところがいざ8月になり、猛暑でしかも、原発は54基中のわずか15基(28%)し
か動いていないのに(39基は休み)、電気は大丈夫という事実。
「原発がないと日本の電気は不足」はウソだった。54基中の15基で足りたのだ。
東電は東北電へ最大206万KWも支援(プラス関西支援)という。
○しかもこの15基も私たちの判断ではいらない。電気は足りる。火力と水力施設があ
る。気象庁発表ですらM7台の余震が心配。(M7.3は阪神淡路大震災)
そんな時に15基の原発を動かすな。第二の福島原発事故をおこすな。
今が好機。全原発停止・廃炉へ前進しよう。ストレステストなどにごまかされずに。
(柳田真)
★2.茨城・つくば市議会で脱原発意見書を採択
茨城県牛久市在住 藤田
つくば市議会は、2011年6月20日付けで、脱原発の意見書を採択した。地震・津
波国であるわが国に集中的に原発を建設することは危険極まりないものであるとし、原発
なしのエネルギー確保を推進し、政策の転換を求める内容である。
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/667/3905/008464.html
原発立地自治体はもとより、その周辺の自治体、そして多くの自治体が脱原発の決議を
行うことは大変有意義であると思う。
茨城県つくば市・土浦市やその周辺の地域は、福島原発震災による放射能汚染の程度が
高く、人々は大変な不安の中で暮らしている。
7市町の仲間により「広瀬隆講演会-脱原発を語る-」が9月11日13時より、土浦市
民会館で開催される(16:30からパレード)。皆様の参加をお待ちしております。
★3.たんぽぽ舎扱い最新DVDリスト14本
広瀬隆、樋口健二、小泉好延、安藤多恵子、山崎久隆、原田裕史、槌田敦
各氏らの力作講演
番号 講 演 日 DVDのタイトル 講 師 名 備 考
1 2011.03.26 広瀬隆 怒りの緊急講演会 広瀬 隆
福島原発事故と放射能汚染
2 2011.04.30 広瀬隆 怒りの緊急講演会 広瀬 隆
子供たちを救え!
3 2011.05 もんじゅ 西村裁判 もんじゅ西村裁判を応援する会
4 2011.06.21 普通の主婦が放射能を測定した 横関彩子
今夏の電気は足りている! 山崎久隆
5 2011.06.23 住民の安全を守るため「測定」する 鈴木千津子 残部なし
原田裕史
6 2011.03.27 福島原発事故と今後 第1回 小泉好延
7 2011.06.29 自治体の電気料を安くする方法教えます
大沢豊
むかさのり子
8 2011.07.04 福島原発事故と今後 第2回 小泉好延
9 2011.07.07 浜岡原発は世界一危険 防壁は本当に役立つのか?
山崎久隆
白鳥良香
10 2011.07.09 被曝労働 原子力産業のアキレス腱 樋口健二 残部なし
11 2011.07.13 夏の電気は原発なしで大丈夫 安藤多恵子
12 2011.07.21 自治体でやれること・あれやこれや 福士敬子
布施哲也
朝倉幹晴
13 2011.07.24 被曝者列島・公害列島日本 第2回 樋口健二
14 2011.08.03 これは事故ではない、犯罪だ 槌田 敦
☆一枚1000円送料80円 FAX・メールでお申し込みください
★4.汚染水の海洋放出。海外通報 思い至らず
保安院 会見見て気付く・大失態
東京電力福島第一原発事故で、東電が今年4月に低濃度放射性汚染水を海へ放出した
際、その手続きに関与した経済産業省原子力安全・保安院の職員の中に、近隣諸国に事前
通報する必要性を認識し、指摘した人がいなかったことが、政府の「事故調査・検証委員
会」(畑村洋太郎委員長)の調査で分かった。外務省も、偶然知った東電詰めの職員からの
連絡で初めて把握したという。事故調は、条約に基づく海外への通報義務について調べを
続けているが、保安院の認識の甘さと共に、重要情報の連絡体制のあり方についての課題
が浮かび上がった。
事故調では、被害拡大防止対策等検証チームが、原発事故の拡大を防ぐ事前対策の適否
などを調べるため、原子力安全委員会や保安院などを対象に聴取を続け、すでに約60人
から話を聴いたという。
低濃度汚染水の海への放出は、4月4~10日に実施され、保安院によると放出量は、
5、6号機の地下水を含め計約1万立方m、含まれる放射性物質の総量は約1500億ベクレ
ル。放出開始時に近隣諸国や地元自治体から「事前に連絡がなかった」などと批判が起き
た。
(8月19日、毎日新聞夕刊より抜粋)
★5.保安院院長 歴代5人、エネ庁在籍
原発「推進」「規制」行き来、これでは独立性を保てない
○ 電力会社にシンポジウムでの「やらせ」を頼むなど、原発の規制機関としてのあり方
が問われている経済産業省原子力安全・保安院で、現職を含む歴代6人の院長の5人ま
でが、原発推進側の同省資源エネルギー庁に在籍経験があることが分かった。保安院は
環境省の下に新設する「原子力安全庁」に統合される方向だが、規制機関として独立性
を保つには、人事面でも推進側の影響力を排除することがカギとなる。
○ 原子力安全・保安院と資源エネルギー庁
保安院は原発などエネルギー関連の安全規制を担う経産省の外局。資源エネルギー庁
は、エネルギーの安定的で効率的な供給を担い原発を推進する同省の外局。保安院は
2001年の省庁再編で、旧通商産業省が担っていた原発の設置許可などの従来業務
と、旧科学技術庁の原子力安全行政の一部を統合して発足した。
○ 分離前に検証を 真山達志同志社大大学院教授(行政学)の話
保安院が経産省にある以上、こういった人事は必然だ。監督が甘くなることはないだろ
が、安全基準を厳しくしたり原発を止めたりすることは難しいだろう。規制機関は電力
業界と癒着もある経産省から外す必要がある。「原子力安全庁」をつくる前に、検証や
議論を深めるべきだ。
(8月19日、東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1162】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その147 ◆
5つの情報をお知らせします(8月19日)
★1.ルーチンになってしまった定期検査 許されない泊3号「営業運転」
★2.「8.6原発やめろデモ!!!!!」で不当逮捕された方が全員釈放されました!!
★3.「え?足りてたの?団扇」と「え?足りてたの?Tシャツ」、
大好評につき再入荷いたしました!!
★4.万全の備えが必要 M7級の余震 専門家「年内1、2回可能性も」
★5.145億円の東電債保有 NHK原発報道の資格なし
★1.ルーチンになってしまった定期検査 許されない泊3号「営業運転」
本来は、原発の定期検査において原子炉を起動しているのは、調整運転でなければチェ
ックできないところを調べるためだった。従って、原子炉起動から発電、そして営業運転
まで「何ら変わらない」運転をするなど許されないはずだったが、いつ頃からか調整運転
中の電力を実際に供給計画に組み込むようになってから、境目がなくなってしまった。
だが調整運転までが電力供給計画に組み入れられてしまえば、もし何らかの問題あって
も容易に止められなくなり、調整運転が事故を誘発するなどと、本末転倒な事態になって
しまう。実際、定検終了直後のトラブルは多い。そのために一ヶ月ほどをかけて安定運転
が出来るかどうかを調査するためにあるのが調整運転なので、単なる手続き上の違いなど
というのはとんでもない思い違いだ。
3.11以前と以後では世の中が変わってしまった。昨日と同じ今日は来ない。特に原
発は、それ以前の安全基準が全て無効になった。本来ならば全部止めるべきなのに、そう
いう指示を出さない安全委に大きな責任がある。
TMI後もチェルノブイリ原発事故後も、同型機は全部止めた。今回はBWR固有の問
題ではなく地震と津波による原発震災なのだから、およそ全部の原発に問題が及ぶ。地震
が来ない地点の原発など無いのだから。ところが経産省は「動いているかいないか」とい
う全く意味の無い形式(稼働状態)だけで線引きをした。それ自体が大きな間違いなのだ
から、その上に乗っての泊3号定検合格など茶番に過ぎない。
大飯1号機と泊3号機が定期検査合格証が交付されないままに運転をし続けていて大飯
1号機は事故を起こして停止した。そのため「関電の設備能力の3%を失った」という
が、それは一基で出力の大きな原発に依存してきたから起きたことだということも忘れて
はならない。
★2.「8.6原発やめろデモ!!!!!」で不当逮捕された方が全員釈放されました!!
8月6日、東京・日比谷公園から出発した「原発やめろデモ!!!!!」で3名が不当逮捕さ
れ、最後の一人が17日午前に釈放されました。本当に良かったです。
救援会の声明文:http://d.hatena.ne.jp/nonukyuen/20110814/1313316008
本人は元気な姿を見せて、仲間と救援会が出迎え、日比谷公園で報告会を行いました。
留置所内では独房に移されてしまい、そこでのあまりにひどい仕打ちが報告されまし
た。弁護士の抗議書です:http://d.hatena.ne.jp/nonukyuen/20110816/1313498416
この日デモも原発反対を表現するため多彩な人が集まりました。しかしデモ出発前から
警察の異常なまでの過剰警備が始まり、デモ中も多くの参加者が体を押されたり、「早く
歩け」と言われ続けました。そして東京電力本店前を過ぎた山手線のガード下で1名が、
続いて銀座の数寄屋橋で1名がいきなり押し寄せた警察に逮捕されました。
2名はただデモで歩いていただけです。
2名は築地署に勾留されたため、激励に向かいました。しかし築地署前には大勢の警察
官が立ち並び、公道で抗議する仲間を威嚇し続けました。そしてまたも押し寄せてきて、
1名を倒し、不当逮捕しました。その際に本人は警察に殴られ、引きずられ、骨折の疑い
があるほどのケガを負わされてしまいました。
警察の理不尽な暴力は絶対に許せません。その不当性をを明らかにして変えていきまし
ょう。
そして、まだ処分が確定していないため、救援会は続いていきます。弁護士費用など、
多額の金額がかかっていますため、引き続きカンパを募集しています。みなさまの温かい
ご支援を何とぞよろしくお願いいたします。(園良太)
★救援カンパをお願いします★
弁護士費用をはじめ、救援活動には多額の費用が必要となります。どうかカンパをお願
いいたします。
郵便振替用紙に「8.6x原発やめろデモ!!!!! 弾圧救援会」とお書きいただき、以下
へお振り込みください。
ゆうちょ振替:
口座番号:00140‐2-750198 口座名称:ミンナノキュー
他銀行からの振込の場合:019(ゼロイチキュウ)店 当座 0750198
★3.「え?足りてたの?団扇」と「え?足りてたの?Tシャツ」、
大好評につき再入荷いたしました!!
暑い日々が続く今日このごろです、「え?足りてたの?団扇とTシャツ」を使って「発
電所は余ってる、原発全部止めたって火力を動かせば十分まかなえる、本当は節電の必要
すらないんだよ」と、まわりの人たちに広めませんか?
団扇は1枚30円、Tシャツは1枚1500円で たんぽぽ舎にて販売しています。
~みなさんは、団扇をこんな風に活用しています~
☆ある市議さんは、大量に購入して地域の夏祭りに配りました。
☆脱原発デモに仲間といっしょに手に持ち、道行く人にアピールした人もいます。
☆私は遠くに住む友達に「暑中お見舞い(節電お見舞い)」をだしました。クロネコメー
ル便、80円で送ることができます。
http://www.sunaga.org/works/311u.htm
★4.万全の備えが必要 M7級の余震 専門家「年内1、2回可能性も」
東日本大震災の余震は今も続いている。マグニチュード(M)7級の余震は六回を数
え、最近では7月10日に発生した。年内にM7級が1、2回起こる可能性を指摘する専
門家がおり、備えを怠らないことが大切だ。
Q なぜ余震が多いの。
A 東日本大震災がM9と規模が非常に大きかったから。プレートに残ったひずみを解消
するために余震が起きるが、時間の経過とともに回数は減っていく。
M6以上の余震は、3月は70回だったが、4月は10回、7月は4回にまで減っ
た。そのうち、M7級は震災当日に3回あったほか、4月に2回、7月に1回あっ
た。
Q 今後もM7級の余震が起きるのか。
A 正確なことは分からない。気象庁は「余震はいつ収束するか分からない、一年で収ま
るものではなく、年単位で考える必要がある。」としている。
「この減少ペースだと、年内に1、2回はあるかもしれない。来年も一回ほど発生す
る恐れがある」とみる専門家がいる。懐中電灯を手探りで捜せる場所に置いたり、家
具を固定するなどの備えは怠らないでほしい。
(8月16日 東京新聞より抜粋)
★5.145億円の東電債保有 NHK原発報道の資格なし
福島第1原発事故から、一貫して批判されてきたのがNHKの原発報道だ。原子力村の
御用学者を重用し、「メルトダウンはしていない」「安全だ」と繰り返してきた。でも、
実際はチエルノブイリ並みのレヴェル7で、国民はだまされてきたわけだ。
“皆さまのNHK”が、なぜあからさまな原発推進報道をしてきたのか。どうもおかし
いと思ったら、やはりNHKと電力会社はウラでつながっていた。「平成22年度 財産
目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書に関す
る説明書」によると、NHKは総額900億円超の事業債を保有している。保有金額の上
位5社は電力会社で、東京電力(保有数23/金額145億円)、中部電力(9/68億
円)、関西電力(12/65億円)、中国電力(10/51億円)、東北電力(7/45
億円)の順だ。
事故に関連して致命的な失態が明らかになり、東電の会社存続がかなわなくなった場
合、ステークホルダーであるNHKも甚大な被害を被ることになる。事故の闇に迫れば迫
るほど、自分たちの首を絞めてしまうという関係。これで中立的な報道ができるのか。
運用資金あるなら受信料下げろ
立大教授の服部孝章氏(メディア法)はこう言う。
「今回の事故で、東電は情報隠しを行ってきた。それを暴く立場の報道機関が利害関係者
では、視聴者は不信を抱く。実際、3月の事故直後にどこよりも『原発は安全だ』と報じ
てきたのはNHKです。NHKは、なぜ東電債を保有しているのか、なぜ資産運用が必要
なのか、会見を開いて説明すべきです」
そもそもNHKは営利目的の民間企業とは違う。資産運用など必要ないはずだ。運用に
回すほどカネが余っているなら、受信料を下げるべきではないか。
(8月18日発行 日刊ゲンダイより抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その147 ◆
5つの情報をお知らせします(8月19日)
★1.ルーチンになってしまった定期検査 許されない泊3号「営業運転」
★2.「8.6原発やめろデモ!!!!!」で不当逮捕された方が全員釈放されました!!
★3.「え?足りてたの?団扇」と「え?足りてたの?Tシャツ」、
大好評につき再入荷いたしました!!
★4.万全の備えが必要 M7級の余震 専門家「年内1、2回可能性も」
★5.145億円の東電債保有 NHK原発報道の資格なし
★1.ルーチンになってしまった定期検査 許されない泊3号「営業運転」
本来は、原発の定期検査において原子炉を起動しているのは、調整運転でなければチェ
ックできないところを調べるためだった。従って、原子炉起動から発電、そして営業運転
まで「何ら変わらない」運転をするなど許されないはずだったが、いつ頃からか調整運転
中の電力を実際に供給計画に組み込むようになってから、境目がなくなってしまった。
だが調整運転までが電力供給計画に組み入れられてしまえば、もし何らかの問題あって
も容易に止められなくなり、調整運転が事故を誘発するなどと、本末転倒な事態になって
しまう。実際、定検終了直後のトラブルは多い。そのために一ヶ月ほどをかけて安定運転
が出来るかどうかを調査するためにあるのが調整運転なので、単なる手続き上の違いなど
というのはとんでもない思い違いだ。
3.11以前と以後では世の中が変わってしまった。昨日と同じ今日は来ない。特に原
発は、それ以前の安全基準が全て無効になった。本来ならば全部止めるべきなのに、そう
いう指示を出さない安全委に大きな責任がある。
TMI後もチェルノブイリ原発事故後も、同型機は全部止めた。今回はBWR固有の問
題ではなく地震と津波による原発震災なのだから、およそ全部の原発に問題が及ぶ。地震
が来ない地点の原発など無いのだから。ところが経産省は「動いているかいないか」とい
う全く意味の無い形式(稼働状態)だけで線引きをした。それ自体が大きな間違いなのだ
から、その上に乗っての泊3号定検合格など茶番に過ぎない。
大飯1号機と泊3号機が定期検査合格証が交付されないままに運転をし続けていて大飯
1号機は事故を起こして停止した。そのため「関電の設備能力の3%を失った」という
が、それは一基で出力の大きな原発に依存してきたから起きたことだということも忘れて
はならない。
★2.「8.6原発やめろデモ!!!!!」で不当逮捕された方が全員釈放されました!!
8月6日、東京・日比谷公園から出発した「原発やめろデモ!!!!!」で3名が不当逮捕さ
れ、最後の一人が17日午前に釈放されました。本当に良かったです。
救援会の声明文:http://d.hatena.ne.jp/nonukyuen/20110814/1313316008
本人は元気な姿を見せて、仲間と救援会が出迎え、日比谷公園で報告会を行いました。
留置所内では独房に移されてしまい、そこでのあまりにひどい仕打ちが報告されまし
た。弁護士の抗議書です:http://d.hatena.ne.jp/nonukyuen/20110816/1313498416
この日デモも原発反対を表現するため多彩な人が集まりました。しかしデモ出発前から
警察の異常なまでの過剰警備が始まり、デモ中も多くの参加者が体を押されたり、「早く
歩け」と言われ続けました。そして東京電力本店前を過ぎた山手線のガード下で1名が、
続いて銀座の数寄屋橋で1名がいきなり押し寄せた警察に逮捕されました。
2名はただデモで歩いていただけです。
2名は築地署に勾留されたため、激励に向かいました。しかし築地署前には大勢の警察
官が立ち並び、公道で抗議する仲間を威嚇し続けました。そしてまたも押し寄せてきて、
1名を倒し、不当逮捕しました。その際に本人は警察に殴られ、引きずられ、骨折の疑い
があるほどのケガを負わされてしまいました。
警察の理不尽な暴力は絶対に許せません。その不当性をを明らかにして変えていきまし
ょう。
そして、まだ処分が確定していないため、救援会は続いていきます。弁護士費用など、
多額の金額がかかっていますため、引き続きカンパを募集しています。みなさまの温かい
ご支援を何とぞよろしくお願いいたします。(園良太)
★救援カンパをお願いします★
弁護士費用をはじめ、救援活動には多額の費用が必要となります。どうかカンパをお願
いいたします。
郵便振替用紙に「8.6x原発やめろデモ!!!!! 弾圧救援会」とお書きいただき、以下
へお振り込みください。
ゆうちょ振替:
口座番号:00140‐2-750198 口座名称:ミンナノキュー
他銀行からの振込の場合:019(ゼロイチキュウ)店 当座 0750198
★3.「え?足りてたの?団扇」と「え?足りてたの?Tシャツ」、
大好評につき再入荷いたしました!!
暑い日々が続く今日このごろです、「え?足りてたの?団扇とTシャツ」を使って「発
電所は余ってる、原発全部止めたって火力を動かせば十分まかなえる、本当は節電の必要
すらないんだよ」と、まわりの人たちに広めませんか?
団扇は1枚30円、Tシャツは1枚1500円で たんぽぽ舎にて販売しています。
~みなさんは、団扇をこんな風に活用しています~
☆ある市議さんは、大量に購入して地域の夏祭りに配りました。
☆脱原発デモに仲間といっしょに手に持ち、道行く人にアピールした人もいます。
☆私は遠くに住む友達に「暑中お見舞い(節電お見舞い)」をだしました。クロネコメー
ル便、80円で送ることができます。
http://www.sunaga.org/works/311u.htm
★4.万全の備えが必要 M7級の余震 専門家「年内1、2回可能性も」
東日本大震災の余震は今も続いている。マグニチュード(M)7級の余震は六回を数
え、最近では7月10日に発生した。年内にM7級が1、2回起こる可能性を指摘する専
門家がおり、備えを怠らないことが大切だ。
Q なぜ余震が多いの。
A 東日本大震災がM9と規模が非常に大きかったから。プレートに残ったひずみを解消
するために余震が起きるが、時間の経過とともに回数は減っていく。
M6以上の余震は、3月は70回だったが、4月は10回、7月は4回にまで減っ
た。そのうち、M7級は震災当日に3回あったほか、4月に2回、7月に1回あっ
た。
Q 今後もM7級の余震が起きるのか。
A 正確なことは分からない。気象庁は「余震はいつ収束するか分からない、一年で収ま
るものではなく、年単位で考える必要がある。」としている。
「この減少ペースだと、年内に1、2回はあるかもしれない。来年も一回ほど発生す
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(8月16日 東京新聞より抜粋)
★5.145億円の東電債保有 NHK原発報道の資格なし
福島第1原発事故から、一貫して批判されてきたのがNHKの原発報道だ。原子力村の
御用学者を重用し、「メルトダウンはしていない」「安全だ」と繰り返してきた。でも、
実際はチエルノブイリ並みのレヴェル7で、国民はだまされてきたわけだ。
“皆さまのNHK”が、なぜあからさまな原発推進報道をしてきたのか。どうもおかし
いと思ったら、やはりNHKと電力会社はウラでつながっていた。「平成22年度 財産
目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書に関す
る説明書」によると、NHKは総額900億円超の事業債を保有している。保有金額の上
位5社は電力会社で、東京電力(保有数23/金額145億円)、中部電力(9/68億
円)、関西電力(12/65億円)、中国電力(10/51億円)、東北電力(7/45
億円)の順だ。
事故に関連して致命的な失態が明らかになり、東電の会社存続がかなわなくなった場
合、ステークホルダーであるNHKも甚大な被害を被ることになる。事故の闇に迫れば迫
るほど、自分たちの首を絞めてしまうという関係。これで中立的な報道ができるのか。
運用資金あるなら受信料下げろ
立大教授の服部孝章氏(メディア法)はこう言う。
「今回の事故で、東電は情報隠しを行ってきた。それを暴く立場の報道機関が利害関係者
では、視聴者は不信を抱く。実際、3月の事故直後にどこよりも『原発は安全だ』と報じ
てきたのはNHKです。NHKは、なぜ東電債を保有しているのか、なぜ資産運用が必要
なのか、会見を開いて説明すべきです」
そもそもNHKは営利目的の民間企業とは違う。資産運用など必要ないはずだ。運用に
回すほどカネが余っているなら、受信料を下げるべきではないか。
(8月18日発行 日刊ゲンダイより抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1161】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その146 ◆
4つの情報をお知らせします(8月18日)
★1.北海道電力・泊原発3号炉の営業運転は不当だ!
16日・17日新丸ノ内センタービル(東京支社が入居するビル)前で抗議緊急行動
★2.「北海道電力は営業運転再開をあきらめ、泊原発3号機の即時停止を!」
8月17日緊急抗議行動にて「抗議申入れ書」の提出を追及。
★3.泊原発の営業運転容認を批判 経産省=全原発停止を回避したい 結論ありき
北海道知事は北電と蜜月 4人天下り
★4.環境省は原発“推進”の過去 原子力「規制」の実効ができるか?
新設の原子力安全庁への疑問
★1.北海道電力・泊原発3号炉の営業運転は不当だ!
16日・17日新丸ノ内センタービル(東京支社が入居するビル)前で抗議緊急行動
○北海道電力泊原発3号炉の営業運転が16・17日にも北海道高橋はるみ知事の容認に
よりGOサインが出されようとしている緊迫した情勢の中、「9・11再稼働反対・脱原
発!全国アクション」実行委員会の呼びかけにより、16日、午後3時から東京丸の内に
ある北海道電力東京支店に対して緊急申し入れ行動を行った。緊急の呼び掛けにもかかわ
らず、約30名の参加があり、マスコミも毎日新聞、東京新聞、北海道新聞の取材が駆け
つける中異例の建物の1階の玄関ロビーでの申し入れとなった。
対応にあたった北海道電力・本田徹総務グループ副主幹側は三人までの入室しか許さな
いと申し入れ行動参加者全員の入室を拒んだため、結局丸の内の会社員でにぎわう階下で
の公開申し入れ行動となり、かえって周りの注目を浴びる羽目となり、北海道電力側は始
終渋い表情を隠し切れずにいた。
北海道電力本田徹副主幹は初めは「安全を最優先に安定運転をしてまいりたいと思いま
す」と型どおりの答弁だったものの、こちらの追及に「緊急安全対策は十分に行っている
」と再稼働は何ら問題ないとの姿勢を崩さなかった。しかし耐震審査指針などが失効し、
福島原発事故の収束も原因究明も行われていないにも関わらず、危険な「無免許運転」を
公然と続行しようとする態度は到底許されるものではない。
彼らがこのような態度を取りうるのも経産省がこのまま泊3号炉の調整運転状態が続い
て行けば全機停止状態になり、実質的に「原発ゼロ」状態になることだけは是が非でも避
けたい、そうした経産省の後ろ盾があってのことだ。
○続いて本日17日、(この原稿を書いている最中、ついに高橋はるみ知事は「国におい
て最終検査の手続きが行われることについて、異議はない。道民の皆様方の不安の解消に
努めながら対応すべき」と営業運転再開に対して容認したとのニュースが飛び込んでき
た。ナンセンス!)昨日の申し入れ行動に引き続き、場合によっては営業運転再開に対す
る抗議行動となるかも知れないと急遽再び「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクショ
ン」実行委員会の呼びかけの下、12時に北海道電力東京支社に対する抗議行動に終結し
た約40名、その参加者の多くは昨晩真夜中のツイッターやたんぽぽ舎メルマガによる呼
びかけに応えて集まった人々だ。
北海道電力は事前のアポイントにも係わらず、「他のテナントの迷惑になる」との理由
で階下のロビーにも姿を現さない。代わりに対応に現れたのはビルの警備員と丸の内警察
の警備の警察官。彼らは私達の正当な抗議活動に対して「逮捕する」との威圧的な態度を
取り、「公共の安全を守るための公務」だと言ってはばからない。しかし公共の安全を今
まさに脅かそうととしているのは一体どちらなのだ。
○北海道電力の担当者が現れるの待つ間、抗議行動の参加者が思い思いの泊原発再稼働に
反対の意思を表明した。誰もが一様に訴えたことは、北海道は日本の最大の穀倉地帯であ
り(まさにウクライナと同様に)、そこで原発事故が起こることは日本の食糧供給に重大
な損害を与える危険性があると言う事、そもそも北海道では夏でさえエアコンを利用して
いる家庭は僅かであり、慎ましい電気の使い方をしているのにそんな場所に「原発」によ
る電力など必要ないこと、更には北海道電力東京支社が入るビルに勤務する人々やその界
隈を歩く人々に対して「3.11フクシマ原発の大惨事の現実を目の前にしてどうしてあ
なた達は今また原発の再稼働に対して何一つ抗議の意思を示さないのか!3.11以降の
事態の責任は東電・政府に留まらず貴方達・私達にもある」と自らの主体的責任に言及し
た発言もなされた。
こうした抗議活動が続く中、北海道電力の担当者は最後まで姿を現すことはなかった。
しかし本日の抗議行動に参加した人々は引き続き全ての定期点検中の原発の再稼動を許さ
ず、全ての原発の運転停止を求めて闘い抜くことを決意して抗議行動を終えた。
昨日(8月16日)の申し入れ行動は以下のurlで動画が見る事ができます。
◆泊原発3号機再稼働~東京でも市民が要請書提出
(OurPlanet-TV、8月16日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1199
★2.「北海道電力は営業運転再開をあきらめ、泊原発3号機の即時停止を!」
8月17日緊急抗議行動にて「抗議申入れ書」の提出を追及。
本日(8月17日)も「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション」実行委員会の
呼びかけ下記の呼びかけに応じ、北海道電力・東京支店を通して以下の「抗議申入れ書」
を北海道電力社長宛に提出の追及を行いました。
しかし残念ながら、事前のアポイントに対しては「昨日の集団による申し入れにより他
のテナントに多大な迷惑をかけた。従って会う必要は無い」と開き直り、結局抗議行動の
最後まで姿を現しませんでした。
従って、「抗議申入れ文」は後日郵送にて提出する予定です。
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北海道電力社長 代表取締役社長 佐藤 佳孝 様
抗議申入れ書
2011年8月17日
「9・11再稼働反対・脱原発! 全国アクション」実行委員会
本日8月17日、高橋はるみ北海道知事は泊原発3号炉の再稼働(営業運転)へ同意を
表明しようとしています。
昨日16日に行った北海道電力東京支社への緊急申し入れにおいて、本田徹総務グルー
プ副主幹は、「緊急安全対策は十分であり再稼働は問題ない」との認識を表明しました。
しかし、
① 安全性を判断する基準は現在存在しない
② 北海道電力が想定しない新たな断層のデータが発見された
③ 少なくとも他原発と同様に「ストレステスト」を受けるべきである
④ 道民無視の姿勢を改めるべき
などの点から再稼働は許されません。即時運転停止を要求します。
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★3.泊原発の営業運転容認を批判 経産省=全原発停止を回避したい 結論ありき
北海道知事は北電と蜜月 4人天下り
○北海道電力泊原発3号機は営業運転再開へ動き出したが、最終判断をした高橋はるみ北
海道知事の、北海道電力との蜜月ぶりには驚かされる。同社幹部からの政治献金は毎年の
恒例。
北電元会長が資金管理団体の会長も務める。原発「全機停止」の事態を避けたかった経
済産業省にとって、これほどの〝人材〟はなかったはずだ。
北海道議会で特別委員会が開かれた16日午後、市民約40人が東京・丸の内の北海道
電力東京支社を訪れ、泊原発3号機の営業運転再開断念を申し入れた。「9・11再稼動
反対・脱原発!全国アクション」実行委員会の杉原浩司さんは「国や道知事の判断とは別
に、事業者としての責任も重大だ。最低限ストレステストを受けるべきだ」と、同支社担
当者に迫った。(中略)
もともと高橋はるみ知事は原発を推進してきた経産省の官僚だった。
富山県出身。祖父の高辻武邦氏は富山県知事を二期務めた。父親は経産省と関係が深い
地元のガス会社の元社長。弟は現社長だ。
旧通産省で先輩に当たる北海道選出の町村信孝衆院議員に誘われ、03年の知事選に自
民党推薦で出馬し初当選。町村氏の父親で衆院議員や北海道知事を務めた町村金五氏は、
高橋知事の祖父の高辻氏と旧内務省で同期という間柄だった。(中略)
○北海道電力との関係も深い。高橋知事の資金管理団体「萌春会」には、北道道電力の役
員が毎年、個人献金していることが分かっている。(中略)
さらには、道幹部が北電や関連会社に再就職していたことも真下道議らの調べで分かっ
た。
高橋知事が知事に就任した以降に始まっており、少なくとも4人が再就職していた。
(中略)
なぜ、これほど急ぐ必要があったのか。
福島第一原発の事故以来、定期点検が終了して運転再開した原発はなかった。このまま
の状態が続けば現在稼働中の原発も定期点検に入り、来年3月には日本中の全ての原発が
止まる「全機停止」となるはずだった。
その瞬間「日本の電力の三割を原発が担う」という、もうひとつの神話は崩壊する。全
電力の中で原発の電力が占める割合を操作して発表するのは不可能になる。
ところが、泊3号機の運転再開により、同機が次の定期点検に入る13ヶ月後まで、この
事態は先送りされたのだ。(中略)
○デスクメモ
原発を津波から守る防潮堤はぜい弱だった。その一方で原発推進の国策を守る防護ネッ
トは、あきれるばかりの周到さで国中に張り巡らされている。道経連の会長は1974年
の発足以来、ずっと北電の会長だ。原発だけではなく制度や社会構造の〝定期点検〟も必
要ということだろう。老朽化も怖い。(充)
(東京新聞8月17日より抜粋)
★4.環境省は原発“推進”の過去 原子力「規制」の実効ができるか?
新設の原子力安全庁への疑問
政府は15日の閣議で、原子力規制機関に関する組織改革基本方針を決定した。経済産
業省原子力安全・保安院と内閣府原子力安全委員会を統合した「原子力安全庁」を環境省
の外局として、2012年4月に新設する。ただ、菅政権の退陣前に方向を定めようと結
論を急いだあまり、肝心の権限や名称で詰めを欠き、原発に対する環境省の立ち位置にも
疑問が残る。
「『原子力安全庁』は仮称。規制を一元的に担う役割からすれば、『規制』を役所の名
前にすべきだ」。枝野幸男官房長官は15日の記者会見で、こう異を唱え、法案策定段階で
名称が変わる可能性に言及した。(中略)
だが、安全庁にどのような権限を持たせるかは今後の課題に残された。中央官庁では後
発の環境省の外局が、経産省を向こうに規制の実を挙げるには、調査や勧告などでどの程
度の権限が与えられるかが焦点だ。こうした権限がなければ、今までの保安院のように原
発にお墨付きを与えるだけの組織になりかねない。
一方で、原発規制に関する環境省のスタンスに懐疑的な見方もある。同省は地球温暖化
対策で、原発は二酸化炭素(CO2)を排出しないとして「一層の活用を図り、基幹電源
として官民強力で着実に推進する」(2010年版環境白書)としてきた。(後略)
(東京新聞8月16日より抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その146 ◆
4つの情報をお知らせします(8月18日)
★1.北海道電力・泊原発3号炉の営業運転は不当だ!
16日・17日新丸ノ内センタービル(東京支社が入居するビル)前で抗議緊急行動
★2.「北海道電力は営業運転再開をあきらめ、泊原発3号機の即時停止を!」
8月17日緊急抗議行動にて「抗議申入れ書」の提出を追及。
★3.泊原発の営業運転容認を批判 経産省=全原発停止を回避したい 結論ありき
北海道知事は北電と蜜月 4人天下り
★4.環境省は原発“推進”の過去 原子力「規制」の実効ができるか?
新設の原子力安全庁への疑問
★1.北海道電力・泊原発3号炉の営業運転は不当だ!
16日・17日新丸ノ内センタービル(東京支社が入居するビル)前で抗議緊急行動
○北海道電力泊原発3号炉の営業運転が16・17日にも北海道高橋はるみ知事の容認に
よりGOサインが出されようとしている緊迫した情勢の中、「9・11再稼働反対・脱原
発!全国アクション」実行委員会の呼びかけにより、16日、午後3時から東京丸の内に
ある北海道電力東京支店に対して緊急申し入れ行動を行った。緊急の呼び掛けにもかかわ
らず、約30名の参加があり、マスコミも毎日新聞、東京新聞、北海道新聞の取材が駆け
つける中異例の建物の1階の玄関ロビーでの申し入れとなった。
対応にあたった北海道電力・本田徹総務グループ副主幹側は三人までの入室しか許さな
いと申し入れ行動参加者全員の入室を拒んだため、結局丸の内の会社員でにぎわう階下で
の公開申し入れ行動となり、かえって周りの注目を浴びる羽目となり、北海道電力側は始
終渋い表情を隠し切れずにいた。
北海道電力本田徹副主幹は初めは「安全を最優先に安定運転をしてまいりたいと思いま
す」と型どおりの答弁だったものの、こちらの追及に「緊急安全対策は十分に行っている
」と再稼働は何ら問題ないとの姿勢を崩さなかった。しかし耐震審査指針などが失効し、
福島原発事故の収束も原因究明も行われていないにも関わらず、危険な「無免許運転」を
公然と続行しようとする態度は到底許されるものではない。
彼らがこのような態度を取りうるのも経産省がこのまま泊3号炉の調整運転状態が続い
て行けば全機停止状態になり、実質的に「原発ゼロ」状態になることだけは是が非でも避
けたい、そうした経産省の後ろ盾があってのことだ。
○続いて本日17日、(この原稿を書いている最中、ついに高橋はるみ知事は「国におい
て最終検査の手続きが行われることについて、異議はない。道民の皆様方の不安の解消に
努めながら対応すべき」と営業運転再開に対して容認したとのニュースが飛び込んでき
た。ナンセンス!)昨日の申し入れ行動に引き続き、場合によっては営業運転再開に対す
る抗議行動となるかも知れないと急遽再び「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクショ
ン」実行委員会の呼びかけの下、12時に北海道電力東京支社に対する抗議行動に終結し
た約40名、その参加者の多くは昨晩真夜中のツイッターやたんぽぽ舎メルマガによる呼
びかけに応えて集まった人々だ。
北海道電力は事前のアポイントにも係わらず、「他のテナントの迷惑になる」との理由
で階下のロビーにも姿を現さない。代わりに対応に現れたのはビルの警備員と丸の内警察
の警備の警察官。彼らは私達の正当な抗議活動に対して「逮捕する」との威圧的な態度を
取り、「公共の安全を守るための公務」だと言ってはばからない。しかし公共の安全を今
まさに脅かそうととしているのは一体どちらなのだ。
○北海道電力の担当者が現れるの待つ間、抗議行動の参加者が思い思いの泊原発再稼働に
反対の意思を表明した。誰もが一様に訴えたことは、北海道は日本の最大の穀倉地帯であ
り(まさにウクライナと同様に)、そこで原発事故が起こることは日本の食糧供給に重大
な損害を与える危険性があると言う事、そもそも北海道では夏でさえエアコンを利用して
いる家庭は僅かであり、慎ましい電気の使い方をしているのにそんな場所に「原発」によ
る電力など必要ないこと、更には北海道電力東京支社が入るビルに勤務する人々やその界
隈を歩く人々に対して「3.11フクシマ原発の大惨事の現実を目の前にしてどうしてあ
なた達は今また原発の再稼働に対して何一つ抗議の意思を示さないのか!3.11以降の
事態の責任は東電・政府に留まらず貴方達・私達にもある」と自らの主体的責任に言及し
た発言もなされた。
こうした抗議活動が続く中、北海道電力の担当者は最後まで姿を現すことはなかった。
しかし本日の抗議行動に参加した人々は引き続き全ての定期点検中の原発の再稼動を許さ
ず、全ての原発の運転停止を求めて闘い抜くことを決意して抗議行動を終えた。
昨日(8月16日)の申し入れ行動は以下のurlで動画が見る事ができます。
◆泊原発3号機再稼働~東京でも市民が要請書提出
(OurPlanet-TV、8月16日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1199
★2.「北海道電力は営業運転再開をあきらめ、泊原発3号機の即時停止を!」
8月17日緊急抗議行動にて「抗議申入れ書」の提出を追及。
本日(8月17日)も「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション」実行委員会の
呼びかけ下記の呼びかけに応じ、北海道電力・東京支店を通して以下の「抗議申入れ書」
を北海道電力社長宛に提出の追及を行いました。
しかし残念ながら、事前のアポイントに対しては「昨日の集団による申し入れにより他
のテナントに多大な迷惑をかけた。従って会う必要は無い」と開き直り、結局抗議行動の
最後まで姿を現しませんでした。
従って、「抗議申入れ文」は後日郵送にて提出する予定です。
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北海道電力社長 代表取締役社長 佐藤 佳孝 様
抗議申入れ書
2011年8月17日
「9・11再稼働反対・脱原発! 全国アクション」実行委員会
本日8月17日、高橋はるみ北海道知事は泊原発3号炉の再稼働(営業運転)へ同意を
表明しようとしています。
昨日16日に行った北海道電力東京支社への緊急申し入れにおいて、本田徹総務グルー
プ副主幹は、「緊急安全対策は十分であり再稼働は問題ない」との認識を表明しました。
しかし、
① 安全性を判断する基準は現在存在しない
② 北海道電力が想定しない新たな断層のデータが発見された
③ 少なくとも他原発と同様に「ストレステスト」を受けるべきである
④ 道民無視の姿勢を改めるべき
などの点から再稼働は許されません。即時運転停止を要求します。
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★3.泊原発の営業運転容認を批判 経産省=全原発停止を回避したい 結論ありき
北海道知事は北電と蜜月 4人天下り
○北海道電力泊原発3号機は営業運転再開へ動き出したが、最終判断をした高橋はるみ北
海道知事の、北海道電力との蜜月ぶりには驚かされる。同社幹部からの政治献金は毎年の
恒例。
北電元会長が資金管理団体の会長も務める。原発「全機停止」の事態を避けたかった経
済産業省にとって、これほどの〝人材〟はなかったはずだ。
北海道議会で特別委員会が開かれた16日午後、市民約40人が東京・丸の内の北海道
電力東京支社を訪れ、泊原発3号機の営業運転再開断念を申し入れた。「9・11再稼動
反対・脱原発!全国アクション」実行委員会の杉原浩司さんは「国や道知事の判断とは別
に、事業者としての責任も重大だ。最低限ストレステストを受けるべきだ」と、同支社担
当者に迫った。(中略)
もともと高橋はるみ知事は原発を推進してきた経産省の官僚だった。
富山県出身。祖父の高辻武邦氏は富山県知事を二期務めた。父親は経産省と関係が深い
地元のガス会社の元社長。弟は現社長だ。
旧通産省で先輩に当たる北海道選出の町村信孝衆院議員に誘われ、03年の知事選に自
民党推薦で出馬し初当選。町村氏の父親で衆院議員や北海道知事を務めた町村金五氏は、
高橋知事の祖父の高辻氏と旧内務省で同期という間柄だった。(中略)
○北海道電力との関係も深い。高橋知事の資金管理団体「萌春会」には、北道道電力の役
員が毎年、個人献金していることが分かっている。(中略)
さらには、道幹部が北電や関連会社に再就職していたことも真下道議らの調べで分かっ
た。
高橋知事が知事に就任した以降に始まっており、少なくとも4人が再就職していた。
(中略)
なぜ、これほど急ぐ必要があったのか。
福島第一原発の事故以来、定期点検が終了して運転再開した原発はなかった。このまま
の状態が続けば現在稼働中の原発も定期点検に入り、来年3月には日本中の全ての原発が
止まる「全機停止」となるはずだった。
その瞬間「日本の電力の三割を原発が担う」という、もうひとつの神話は崩壊する。全
電力の中で原発の電力が占める割合を操作して発表するのは不可能になる。
ところが、泊3号機の運転再開により、同機が次の定期点検に入る13ヶ月後まで、この
事態は先送りされたのだ。(中略)
○デスクメモ
原発を津波から守る防潮堤はぜい弱だった。その一方で原発推進の国策を守る防護ネッ
トは、あきれるばかりの周到さで国中に張り巡らされている。道経連の会長は1974年
の発足以来、ずっと北電の会長だ。原発だけではなく制度や社会構造の〝定期点検〟も必
要ということだろう。老朽化も怖い。(充)
(東京新聞8月17日より抜粋)
★4.環境省は原発“推進”の過去 原子力「規制」の実効ができるか?
新設の原子力安全庁への疑問
政府は15日の閣議で、原子力規制機関に関する組織改革基本方針を決定した。経済産
業省原子力安全・保安院と内閣府原子力安全委員会を統合した「原子力安全庁」を環境省
の外局として、2012年4月に新設する。ただ、菅政権の退陣前に方向を定めようと結
論を急いだあまり、肝心の権限や名称で詰めを欠き、原発に対する環境省の立ち位置にも
疑問が残る。
「『原子力安全庁』は仮称。規制を一元的に担う役割からすれば、『規制』を役所の名
前にすべきだ」。枝野幸男官房長官は15日の記者会見で、こう異を唱え、法案策定段階で
名称が変わる可能性に言及した。(中略)
だが、安全庁にどのような権限を持たせるかは今後の課題に残された。中央官庁では後
発の環境省の外局が、経産省を向こうに規制の実を挙げるには、調査や勧告などでどの程
度の権限が与えられるかが焦点だ。こうした権限がなければ、今までの保安院のように原
発にお墨付きを与えるだけの組織になりかねない。
一方で、原発規制に関する環境省のスタンスに懐疑的な見方もある。同省は地球温暖化
対策で、原発は二酸化炭素(CO2)を排出しないとして「一層の活用を図り、基幹電源
として官民強力で着実に推進する」(2010年版環境白書)としてきた。(後略)
(東京新聞8月16日より抜粋)