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たんぽぽ舎です。【TMM:No1480】
2012年6月9日(土) 地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
 
                               転送歓迎
                          重複ご容赦願います
━━━━━━━
★1.緊急!民主党の議員によびかけよう。-特に署名していない国会議員に
   原発再稼働は危険!事故を防ぐ根拠はない
   民主党国会議員117名の再稼働慎重判断に署名を!
★2.続・美浜2号機運転延長=40年+10年で50年運転の問題
   (6/7発行TMM:No1479の続編)
   美浜2号機の何が問題か~過去に重大事故を起こした原発
   原子炉等規制法に違反して建っている原発-地震に襲われ
   美浜は崩壊する   (たんぽぽ舎 山崎久隆)
★3.広がる東電「一時不払い」―デモじゃない「個」の抗議
   福島の被災者訴えがきっかけ 埼玉の大畑豊さんら活動
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.緊急!民主党の議員によびかけよう。-特に署名していない国会議員に
 │  原発再稼働は危険!事故を防ぐ根拠はない
 │  民主党国会議員117名の再稼働慎重判断に署名を!
 └──── [たんぽぽ舎ボランティア I(埼玉)]
 
 野田首相は「大飯原発を再稼働すべき」「再稼働により国民生活を守ることが
自らの責任」といいました。デタラメ安全宣言、事故を防げる根拠どこにもあり
ません。
 私たちは、首相に命と日本を預けたつもりはありません。次の事故で日本は終
わりです。「責任」がとれない判断に断固として再稼働阻止に向かいましょう。
与党民主党でも、再稼働について政府に慎重な判断を求める117名の署名が行わ
れています。この署名のメンバーリストは谷岡郁子議員のHPで閲覧できます。
http://www.taniokachannel.com/report/resource120605.pdf
 
たんぽぽ舎メルマガ受信者の皆さん、この署名に加わっていない地元の民主党国
会議員(衆・参)・比例区(衆・参-どなたでも有権者として声をかけられます。)
の国会議員に電話をかけて署名に加わるよう呼びかけましょう。
 
話し方(一つの例)
大飯原発を再稼働してはいけない理由を話してください。
1.免震重要棟やベント設備などの事故時の設備が未整備。
2.避難計画が未整備。
3.福島事故の原因究明や対策も未達な上、新しい原子力事故災害防止の組織も
作られていない。
4.大飯原発敷地内に走る軟弱な断層(破砕帯)が動いて地表がずれる可能性が
あると指摘されている。
5.関西電力の夏の電力は、節電や他電力等の融通で十分に足りる。
 
再稼働について政府に慎重な判断を求める署名に加わってください。
  回答 加わる      → ありがとうございます
     加わらない理由  → 理由を聞かせてください。
 
加わらないと表明した方には、地元の一選挙民として更なるお願いをしてください。
電話で聞いた結果は、たんぽぽ舎に教えてください。(メールや電話・FAX)
 
ぜひ、みなさんから国会議員に、「今こそ再稼働反対の声を上げて!」と呼びか
けてください。下記のサイトから、選挙区別の国会議員を検索できます。
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/ http://db.kosonippon.org/index.php
 
 
┏┓
┗■2.続・美浜2号機運転延長=40年+10年で50年運転の問題
 │  (6/7発行TMM:No1479の続編)
 │  美浜2号機の何が問題か~過去に重大事故を起こした原発
 │  原子炉等規制法に違反して建っている原発-地震に襲われ
 │  美浜は崩壊する
 └────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
 
┏━━━
・美浜原発2号機は、関電にとって同1号機に次いで古い原発だ。
 さらに、この2号機は日本ではじめて営業運転中に重大事故を起こし、環境中
に放射能を放出している。90億ベクレルのヨウ素、希ガス、トリチウムなどや
50トンの放射性廃液だ。これにより市民も多数被曝している。
 福島第一に比べるべくも無い規模だが、この事故の教訓が正しく認識されてい
たら、少なくても福島第一の事故の様相も変わっていたかも知れない。
 教訓化できず同様の事故を繰り返す原発の運転管理のずさんさが白日の下にさ
らされた事故でもある。
┏━━━
・事故
 1991年2月9日、原子炉内の核燃料からの熱を取り出す1次冷却水と、薄い伝
熱管で熱交換するために設置された蒸気発生器で、振動を抑える金具が正常に取
り付けられていなかった伝熱管1本がギロチン破断した。このため一次冷却水は
二次側に漏えいしはじめ、原子炉冷却材喪失事故いわゆるLOCAが発生した。
 この種の事故は加圧水型軽水炉には典型的な過酷事故にいたる過程だった。
 タービン系統内から空気を抜く「空気抽出器」の放射能量が増大したため原子
炉は自動停止したが、その後炉心に水を注入するために緊急炉心冷却装置(EC
CS)が作動したものの、能力不足で冷却剤の補給が十分出来ず、ついに圧力容
器内部の燃料の上に空隙が発生した。
 これはTMI(米国のスリーマイル島原発)事故と同様の経過であり、このまま
水を失い続ければ、TMI事故を再現することになっていた。ところが運転員は、
冷却材が足りないことに気づかず、むしろ一次冷却水が二次側に漏れ続けること
を止めようと、ECCSを切ろうとした。
 このままだと本当にTMI事故の二の舞になっていた。
 誤解の原因は、原子炉圧力容器よりも高い位置に設置されている加圧器の存在
だった。加圧器は大きな円筒形容器で、通常は半分くらい水が入っている。つま
り運転時には水面がある。この加圧器の水位を運転員は見ていたが、水位はまだ
ある程度高い位置を示していて、その下にある圧力容器で空だきが始まったこと
に気づかなかった。
 上部に着いているからといって、必ずしも圧力容器は満水では無いことは、T
MI事故で実証されていた。しかし圧力容器にはとうとう水位計は設置されなか
った。技術的に難しいと、断念してしまった。
 そのため今回もまた、圧力容器の空だきが加圧器水位の影響で見えなかった。
 加圧器につながる配管内部で蒸気が発生し、空だきは進行し、加圧器内には水
がまだ存在するという現象が起きていた。
 圧力容器の圧を抜くための加圧器逃がし弁が、その前の定期検査で元栓を閉じ
るという誤操作をしていたため、開かなかった。
 ECCSは能力が不足し、圧力容器上部に空隙が出来ていたものの、断続的に
冷却水はわずかながら入っていたので、TMI事故にはならなかったが、もし条
件が一つでも異なっていたら、美浜原発2号機は20年以上も前にメルトダウン
をしていたかもしれなかった。
┏━━━
・欠陥蒸気発生器は交換したが・・・
 蒸気発生器は既に交換されている。だから同じことは起きない?
 冗談ではない。プラントとして美浜原発2号機は、そもそも欠陥だらけの原子炉だ。
 二次系には放射能は含まないと決めつけ、外部に上記をそのまま放出する仕組
みになっている。ベントよりも遙かに生の蒸気を外部に放出することから、二次
系の損傷で一次系の冷却材が漏れ出せば直接放射能放出事故にいたる。
 ECCS能力の欠陥も重大だ。原子炉圧力に負けて注水できないことになれば、
TMI事故の道を辿る。
 それをカバーするために加圧器逃がし弁があるのだが、これが開固着する危険
性がある。
 第一、制御棒の挿入は福島第一を考えるまでも無く、内陸直下地震の原発既往
最大加速度として柏崎刈羽原発の1699ガルを採用すれば、間違いなく失格だ。
┏━━━
・これでも審査を通る「審査」とは
 原発の運転認可申請は、旧制度においては10年ごとに2回の更新だった。そ
のうちの1回目が今回の美浜2が保安院により「妥当」とされた申請だった。
 美浜2号のような欠陥原発でさえ「妥当」とされるようなレベルの審査なのだ
から、程度の低さが知れるというもの。しかもこの手続きが「旧制度」になって
ない。4月から規制方法を変えるはずだったのに出来ていない。
 仕組みが出来なければ旧制度のままで通過させて良い。これが今の保安院と経
産省と、原発担当大臣のレベルなのだ。福島第一の教訓などかけらもありはしない。
┏━━━
・いったい何がしたいのか
 ここまで批判をしてきたが、むなしくなるばかりだ。いったい原子力ムラの官
僚達は何をしたいのだ。どう甘く見てもこんな手続きが「通る」わけがない。美
浜2号機はもともと原子力ムラにおいてさえ「廃炉予定」だったはずだ。そうで
なければ廃炉になる原発など一基も無い。
 その廃炉寸前原発を今後10年も動かして良いなどと、審査している姿は、敢
えて言えば哀れとしか思えない。昔から続けてきた仕事を「取り上げられたくな
い」からと、だだっ子のように調査審議をしているふりをする。これら国家公務
員に高額の給与を支払う予算があるのならば、彼らを福島第一原発か福島県内の
災害対策要員に派遣をしてもらいたい。そのほうが遙かにましな仕事が出来るだろう。
┏━━━
 地震に襲われる美浜は崩壊する
 美浜原発は、隣に建つ敦賀や「もんじゅ」と同様、敦賀半島内に走る断層の影
響を強く受ける。今後10年の間にM7を超える大地震に見舞われる恐れは、敦
賀や「もんじゅ」と同じだ。それに対しても、何一つ考えることもなく運転延長
を認めている。
 敦賀と同様、原子炉等規制法に違反して建っている原発だ。なのに運転延長が
認められるというのだから、もはや何も審査していないことになる。
 白木-丹生(しらき-にゅう)断層など彼らの頭の中には存在さえしない。破
砕帯の真上に建つことも考えてもみない。
 こんな体質の関西電力が大飯原発の運転再開をしようとしている。世界に対す
る犯罪行為だ。
 
 
┏┓
┗■3.広がる東電「一時不払い」―デモじゃない「個」の抗議
 |  福島の被災者訴えがきっかけ 埼玉の大畑豊さんら活動
 └────
 
 福島原発事故の原因が分からないまま、来年度から柏崎刈羽原発(新潟県)を
再稼働させる方針を打ち出した東京電力。家庭向け電気料金も平均10.28%値上
げするという。そうした姿勢に疑問を持ち、電気料金の支払いを遅らせて抗議の
意思を示す人たちが増えている。
 
 このままでは何も変わらない。東電が市民の怒りを感じるような行動をしたい
と思った」 埼玉県志木市のアルバイト大畑豊さん(四八)はそう語る。昨年十
月分以来、料金の全額や一円の支払いを遅らせている。
 昨年九月、東京・霞が関で、福島から東京に避難してきた女性が「賠償もされ
てないのに、電気料金の請求書だけは送られてくる」と訴えている声を聞いた。
「私も何らかの形で、抗議の意思を示さないといけないと考えた」と振り返る。(中略)
 
 「デモや署名で多くの市民が抗議の声を上げているのに、東電は無視するだけ。
料金の支払いによる抗議なら、集金人が不足分を取りに来た際に直接、訴えられ
る。不足分が一円以下なら延滞利息もかからない。『デモはちょっと・・・』と
思っている人でも、意思を伝えられる」と大畑さん。(中略)
 この抗議活動に対し、東電広報部は「振込用紙に記された、正しい金額を払っ
ていただきたいとお願いしている。抗議は窓口や電話などで受け付けている」と話す。
 
 実は東電に対する「一時不払い」には三十年以上の歴史がある。オイルショッ
ク(一九七三年)に伴う料金の大幅値上げが発表された際、消費者団体を中心に
一時不払いの動きが広がった。
 この際に「政治家にまでお金を払いたくない」という声も少なくなく、東電は
法人としての政治献金をやめ、役員個人として献金するようになったという経緯
がある。(中略)
 「消費者として納得できないなら、簡単に料金を支払う必要はない。暮らしの
場からなされる意思表示は重い」と富山さんは語る。「一人一人は微力かもしれ
ないが、活動を広げていけば、東電も無視できなくなる。そうしたことの繰り返
しが、世の中を変える大きな力になっていく」(東京新聞6月2日より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1479】
2012年6月7日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
 
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.関西電力美浜原発2号機の40年+10年=50年運転の認可…保安院も
   共謀のデタラメぶり
    そのまますんなりと延長申請が認められるわけがない
                         山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.「首相に命を預けた覚えはない」
     脱原発で集結 署名720万筆に
★3.読者からイベントのおさそい
  ◇6/9第3回平和力養成講座
   講師:前田朗「ピースゾーンの思想―人民の平和への権利」
★4.<テント日誌6/4(月)
   ―経産省前テントひろば268日目 稼働原発ゼロ30日目>
   6/7~9 連日の官邸前行動 1人でも多くの人が官邸前へ!
   6/17福井・全国集会参加バスツアー参加申し込みとカンパが続々と
★5.<テント日誌6/5(火)
   ―経産省前テントひろば269日目 稼働原発ゼロ31日目>
   6日からの連日行動をやり抜こう!
    加藤登紀子さんが6月7日(木)テント来訪予定―午後2時頃
━━━━━━━
 ※6/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
  上映タイトル
    『世界は恐怖する 死の灰の正体』(日本、1957年)
 
 日  時:6月8日(金)19:00(開場18:30から)★お楽しみ特典上映あり★
 参加費:500円   会場:スペースたんぽぽ
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.関西電力美浜原発2号機の40年+10年=50年運転の容認…保安院も
 |  共謀のデタラメぶり
 |   そのまますんなりと延長申請が認められるわけがない
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 またあり得ないことが起きてしまった。
 関西電力美浜原発2号機は、今年7月25日に営業運転開始から40年を迎える。
新しい国の方針に従えば、運転は終了するはずだった。細野大臣も「それ以上の
運転を認めるのは例外的」としていたはずだった。ところが新しい法律や規則が
出来る前にいわば「駆け込み」で認可を得てしまえば、一般的に法律は既に旧法
で認可された設備にまでさかのぼらないから、40年+10年、すなわち50年まで使
い続けられるということで、申請を行い、規制当局の保安院も共謀して、この老
朽炉の延命に荷担しようとしている。なんというデタラメぶりだろう。
 もちろん、そのまますんなりと延長申請が認められるわけがない。専門家会合
で審査をするし、そもそもこの原発のストレステストも終わっていない。
 つまり運転を再開できる見通しさえ立っていないのだから、このような申請そ
のものに実質的に意味はない。単に関電の「原発中毒ぶり」が際立つだけだろうに。
 こんな申請をそのまま審査し、妥当などと判定をして専門家会合の意見聴取に
かける保安院も、もはや「終わった」機関だ。
 美浜原発2号機について言えば、関電で最も古い1号機に次いで古い。つまり
2号機が運転を再開するということは美浜1号以外は再起動できることにもなり
かねず、何のための40年規制かということになろう。
 これまでの保安院と関電のやってきたことを見れば、細野大臣がいくら40年
以上は例外と強調しようとも実務ではいくらでも延伸できるということの証明に
他ならない。あとどれだけ担当大臣でいるか分からない人間の言うことなど、こ
の程度の重さしかない。
 今行われている審査を全部止めて、全原発の運転認可を取り消してから「40
年規制」を導入するならば、かなり高いハードルにはなるだろう。
 ずるずると3.11以前の規制や法令をそのまま無批判に適用している保安院
や現政権に原発の安全性を語る資格はない。
 
 
┏┓
┗■2.「首相に命を預けた覚えはない」
 |  脱原発で集結 署名720万筆に
  └────
 
 脱原発を求める原発「さようなら1000万人アクション」実行委員会は6日、東
京都千代田区の日比谷公園で集会を開き、2300人が参加した。昨年5月に1000万
人を目標に始めた署名活動は、5日時点で国内外から720万筆が集まったことが
報告された。
 署名を入れた段ボール箱が積み上げられたステージで、歌手の加藤登紀子さん
は「昨年3月11日以降、悔しくて悲しくてじっとしていられない」と、脱原発
への思いを語った。作家の落合恵子さんが、大飯原発3、4号機の再稼働をめぐ
る政府の対応を「野田首相に命を預けた覚えはない」と批判すると、大きな拍手
が上がった。
 集会後は、公園近くの東京電力本店前をデモ行進した。
                                           (6月7日東京新聞より抜粋)
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
  ◇第3回平和力養成講座
   日時:6月9日(土)午後2時~5時
   会場:スペースたんぽぽ
   講師:前田 朗「ピースゾーンの思想―人民の平和への権利」
 
<講師プロフィル>
 
東京造形大学教授。日本民主法律家協会理事。刑事人権論、戦争犯罪論、非国民
研究。著書に『軍隊のない国家』(日本評論社)『非国民がやってきた!?』
(耕文社)『平和力養成講座』(現代人文社)『平和への権利を世界に』(かも
がわ出版)『9条を生きる』(青木書店)など。
 
主催:平和力フォーラム                 
    東京都八王子市宇津貫町1556 東京造形大学・前田研究室
    TEL 042-637-8872(直通) E-mail:maeda@zokei.ac.jp
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌6/4(月)
 |  ―経産省前テントひろば268日目 稼働原発ゼロ30日目>
 |  6/7~9 連日の官邸前行動 1人でも多くの人が官邸前へ!
 |  6/17福井・全国集会参加バスツアー参加申し込みとカンパが続々と
 └────
 
6月4日(月)晴れ
 午後、何人かで、原発いらない福島の女たちが呼びかけている6・7の「ダイ
・イン&座り込み&カンショ踊り」の、テントとしての準備作業について相談す
る。といっても横断幕を作ろうとか、メディアへの取材要請とかということであ
ったが。
 この相談をしている時に、福井県庁前から電話が入る。仙谷が1時に来て、今
度は細野が5時頃に来るようで、いろいろ果敢に行動している様子が、興奮した
声で伝わってくる。後で、この県庁前には山本太郎さんも駆けつけていたことを
知る。
 
 夜はスペースたんぽぽでの「大飯原発再稼働阻止!東電値上げ反対!討論・決
起集会」に参加する。テントひろば、首都圏反原連、再稼働阻止全国アクション、
反原発自治体議員市民連盟、たんぽぽ舎、電気代一時不払いプロジェクトから、
報告と提起があった。会場には85名の参加者が詰めかけ、熱気溢れるものであ
ったが、とくに最後の方になって、ギリギリの正念場を迎える大飯原発再稼働阻
止に向けた直接行動への意見表明が相次ぎ、6・7~9の官邸前行動への一大結
集、6・17の福井・全国集会への大参加ということが全体で共有されたことで
あったと思う。もう一度、まとめて記しておきたい。(Y・T)
 
★6月7日(木)国会周辺で、緊急アクションとして、ダイ・イン&座り込みを
しますのでご参集下さい。
 まずは、12時、経産省前テント集合です。(13:30 内閣府申し入れ → 
ダイ・イン、カンショ踊り)
「原発いらない福島の女たち」から原発いらない全国の人たちに発信します!
  ≪緊急・非暴力アクション 女たちは行動する≫
     ~ダイ・イン&座込み&かんしょ踊り~
 
  フクシマの子どもたちの悲鳴が、霞が関には届かない。
  フクシマの女たちの叫びが、官邸には聞こえていない。
  フクシマの悲しみが、野田首相には伝わらない。
  フクシマの大飯原発再稼動を、みんなで止めるしかない。
 
 未曾有の福島第一原子力発電所事故を招いた責任を東京電力とともに責任を負
うべき国に、もはや原子力発電所の再稼動を認可する資格はありません。
 広大な放射能汚染地域の住民、特に子どもたちの命と健康を守ろうとしない国
に、原子力発電所の安全性を保証する資格はありません。
 大飯原発再稼働にむけて、しゃにむに突っ走る野田政権。
 私たちは、また福島から緊急に皆さんに呼びかけます。
 
★6月8日(金)首相官邸前抗議行動18:00~20:00(主催;首都圏反原連有志)
★6月9日(土)大飯原発再稼働反対!首相官邸包囲ウォーク
             (主催;再稼働阻止全国アクション) 
 
★経産省前テントひろばです。
 大飯原発再稼働に反対する皆さんに呼びかけます。
 既報の「6月16日出発、17日福井原発再稼働反対全国集会へ参加するバスツア
ー」については、現在参加申し込みと共に応援カンパも続々と寄せられています。
皆さん、福井に行き、大飯原発自体に再稼働ヤメロ!の意思をぶっつけようでは
ありませんか。
  多くの人の応援カンパが参加費3,000円ポッキリを可能としてくれました。現
在のところ、バス5台程度を予定していますが、参加者が多くなれば、あらゆる
手を尽くして、バスも増やす予定です。
  万難を排してご参加下さいますようお願い申し上げます。
 
  6・16 22時 新宿出発→6・17大飯原発現地を経て、正午、福井市中央
公園での集会とデモ    →6・17 23時頃新宿到着予定
 
 ■1.申込みは「払込取扱票《郵便局》へ。この払込取扱書の控えか、現金払
いの申込書の領収書を集合場所にご持参を。2.所定の払込取扱書がない場合に
は郵便局備えの用紙を利用(口座番号00160-3-267170 口座名義 経産省前
テントひろば)。3.現金による申し込みは経産省テント受付で行っている。申
込み締切日は払込取扱票利用の場合に6月11日(月曜日、消印有効)まで。現金
申込みは6月12日(火)まで。料金は三千円。
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌6/5(火)
 │  ―経産省前テントひろば269日目 稼働原発ゼロ31日目>
 │  6日からの連日行動をやり抜こう!
 |  加藤登紀子さんが6月7日(木)テント来訪予定―午後2時頃
 └────
 
6月5日(火) 晴れ後曇り
 今週に入って昨日・今日と、17日の福井・全国集会への参加バスツアーへの
参加申し込みが急速に増えてきた。先週は参加申し込みよりカンパ(―”現金参
加”という人もいるが、言い得て妙である)が圧倒的に多かったが、いよいよ止
むに止まれぬ気持ちが高まってきているということだろうか。できるだけたくさ
んの人で参加したい。
 
 新聞を見ると、昨日の細野の福井入りはうまくいかなかったようだ。西川知事
は同意の判断を先送りしたとのこと。根底には反対世論が依然として強いことが
ある、というのが新聞の見たてである。
 他方では、民主党の約120名が再稼働に慎重な判断を求める要請に署名し、
申し入れたとのこと。野田政権の足元からも火の手が上がっている。今週は目一
杯の行動を官邸前を中心にやり抜きたい
 
 昼頃、霞ヶ関監視員のKさんが原子力委員会の傍聴から帰ってきた。原子力帝
国の機関そのままに、官僚・電力資本・御用学者が秘密会合を繰り返し、牛耳っ
てきたことが暴露された原子力委員会だけに、今日の傍聴者はメディアをはじめ
超満員で立ち見だったそうだ。事務局への電力会社・原発メーカーからの出向者
は帰すと言わざるを得なくなったそうな。
 そうこうしているとテントの受付である人から声をかけられた。お互い名前を
確かめ合ってみると、38年振りの再会となった知人であった。ハンスト時から
見かけていてどこかで見知った方という気はしていたのだが、今日はっきりとわ
かり、しばしテントの前で歓談。
 
 Mさんの話では、加藤登紀子さんが6月7日(木)に、午後2時頃テントを訪
れる予定でいるそうだ。以前から来たいと言っておられるという話は聞いていた
が、いよいよ現実のものとなるようだ。
 この日は福島の女たちの呼びかけによる、女性たちのダイ・イン&座り込み&
カンショ踊りが官邸前~国会周辺で行われることになっている。その激励もお願
いしてみたい。(Y・T)
 
<おおい総合運動公園テントより 6月4日>
 
  3日の福井市中央公園の540人の大飯原発再稼働反対集会、そして同時に
催され250人に達した、おおい町大島の「ニソの杜が日本に問いかけるもの」
(グリ‐ンアクティブ主催)のフィールドワークとシンポジウム・・・・などの民
意にどこふく風とうそぶき、野蛮な核開発を惰性的に再稼働させるべく仙石・細
野などの政府の工作部隊が4日、入福。おおい原発再稼働反対監視テントから、
4人の抗議行動班が向かい打ちにでかけた。
 
 県庁正面の御本城橋から、街頭宣伝車で再稼働反対などのアナウンスをしなが
ら、前庭を一周した。車を置いて、安易な権力行使をする細野らの勝手を許すま
いと3箇所の通用口で阻止線を構築しようとしたが警官隊に排除されてしまう。
細野らが離庁する午後7時頃までに抗議・反対の人々は増え、80人を超えた。
 山本太郎さんたちもデモ隊座り込みに参加した。逮捕者はなかった。
 
 一方、おおい監視テントには、地元女性やイギリス・カナダのジャ‐ナリスト
をご案内する宮崎さんご夫妻、東京新聞の記者などが訪れ、あれこれ情報交換し
た。お茶やジュ‐ス、みかんなどの差し入れを頂く。泊りのふたりが帰って、U
さんと経産省前テントひろばのKさんが県庁前から帰ってきた夜中、全身あざや
擦り傷だらけだった。
 注意したいのは、政府、財界、原発推進の電力会社の拙速な再稼働には、あら
ゆる次元、状況倫理上、人道上、健全な国家財政面、国際関係上、正当性がみい
だされない。国家・企業の奇怪な組織犯罪に協力するばかりでは、破滅的虚無主
義の奈落に沈みこむばかり。暴力と破壊による営利目的の大犯罪に打ち勝つのに
は、かんしょおどりの魂のような高次な飛躍的な力がいる。悪魔に騙されたまま
殺されるのはいやなのだ。 (Q)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1478】
2012年6月6日(水) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
                      重複ご容赦願います
━━━━━━━
★1.使用済み燃料は確かに危険だが、しかし運転中の原発の危険とは
   比べものにならない。-読者からの質問に答えて-
                      山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.民意力の結集で原発再稼働阻止へ
               (たんぽぽ舎ボランティア 上村)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◇6/18さようなら原発江戸川連絡会・講演会『プロメテウスの罠』
   ~取材記者が語る“原発事故の真実”~
★4.<テント日誌6/3(日)
   ―経産省前テントひろば267日目 稼働原発ゼロ29日目>
   ~福井と東京、緊張が続く中「再稼働反対」の声を上げ続ける市民~
━━━━━━━
☆6月9日(土)19時から、たんぽぽ舎&東電前アクション合同学習会 -3回目
【東京電力の歴史(戦前・戦後)-強制連行、重労働ほか】講師・村山和弘さん
 http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1135
━━━━━━━
 
 
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┗■1.使用済み燃料は確かに危険だが、しかし運転中の原発の危険とは
 |  比べものにならない。-読者からの質問に答えて-
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
【読者から】--ニュースで聞きましたが「原発を動かさなくてもすでに
 使用済み核燃料がある以上、危険は同じ」と言って、再稼動を容認する
 意見がやはりあるのですね。これが通るのなら、全国で動かされてしま
 いそうです。
  専門家でない私のような一般人は、だまされてしまいそうです。燃料
 棒の温度の違いも大きいでしょうし、事故時の対処もちがってくるで
 しょうし、本当はかなりのリスクの違いがあるのではないのでしょうか?
 
 ~~~~~・~~~~~・~~~~~
 使用済み燃料は確かに危険です。しかし運転中の原発の危険とは比べものにな
りません。
 原発が動いている時は、まず核分裂反応を止められるかどうかが最初の試練に
なります。
 これに失敗すればチェルノブイリ原発事故になります。あっというまもなく炉
心の放射能が大量放出され、周囲の人々は致死量の放射能を浴びて死に至ります。
その間、対処する時間はほとんど無く、避難も絶望的です。チェルノブイリ原発
事故クラスの事故が起きれば数時間で致死量の放射能が、例えば大飯ならば滋賀、
京都に、東海2ならば東京に、浜岡ならば名古屋に降り注ぐ可能性すらあります。
もちろん気象条件とか風向風速に依存します。
 
 使用済み燃料プール中の燃料は、それが冷却水に浸かっている限り放射能の大
量放出はありません。また、燃料プールの底が抜けるとか、建屋が倒壊するなど
で燃料が露出する事態になれば直ちに冷却できなくなって破損が始まりますが、
それに至るには時間があります。何の手も打たなければ最悪の事態になるでしょ
うが、そこまで手をこまねくとも思えません。プールが原型をとどめるならば放
水し続ける方法も在ります。放り出される事態になれば、鉛やドロマイトをかぶ
せる方法もあります。チェルノブイリ原発事故は、いわば使用済み燃料が大量放
出された状態と同じです。最初の爆発と火災が収まれば(つまり事故後10日後
には)核燃料からの放射能放出をかなり抑えることが出来ました。
 チェルノブイリ原発事故は動いていたから炉心が爆発したのであり、福島第一
は止まったからかろうじて格納容器は原型を止め、放出量を抑制しています。
 
 使用済み燃料プールの危険性は、対処の時間を無駄に過ごしたり意味の無い対
策を行ってしまうなどで破局事故になる可能性はありますが、運転中の原発のよ
うに秒単位で破壊されてしまうようなことはありません。
 使用済み燃料プールが現在危険な状態にあるとの警告が、今回のような話に発
展したのかもしれませんが、4号機の危険性は別格であり、他の原発のプールと
は次元の違う状況にあることも付け加えておきます。
 
 
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┗■2.民意力の結集で原発再稼働阻止へ
 └────(たんぽぽ舎ボランティア 上村)
 
 野田政権は何が何でも原発を再稼働させようと今週末にも再稼働GOの最終決
定暴挙を行おうとしている。
 いったい、今まで何を議論してきたのだろう。
 
 何度もストレステストの三文茶番芝居の意見聴取会を見せつけられ、机の上の
分厚い書類らしきものを置いて、いかにも私達は原発の安全性について議論して
ますよというポーズを採って、再稼働ありきの八百長決議を行い、再稼働へのハ
ードルなきハードルを超えたのである。
 この意見聴取会の委員達も井野、後藤の両委員を除いて、電力業界から、金銭
面を含めて何らかの利益を享受しているいわゆる「原発推進派」と呼ばれる原発
安全神話を造り出した人達である。そして、この様な人達がいくら原発の安全性
は確認されましたと言っても、その事が信用されない事位は彼ら自身が百も承知
しているのであろうが、性懲りもなく再び安全宣言を出す異常さには、最早、頭
の中味を疑う他ない。
 2012年2月13日付の井野、後藤両委員の抗議声明文にあるように、原子
力安全保安院が「妥当」とする拙速なやり方は」認められないとする声明は首肯
するものである。
 だいたい原子力安全保安院など、菅前首相が「上がってくるべき情報が上が
らず、これでは手の打ちようがないという怖さを感じた」と証言しているとお
り、その存在自体が原子力の安全という観点からはマイナスの存在であり、そ
のような不安院的負の機関が安全の御墨付きを付与すること自体誤っているの
である。
 関電が今夏の電力が14,9%足りないなどの嘘っぱち脅しをもっても、共
同通信の世論調査では再稼働に反対は56,3%、賛成は36%で反対が賛成
を大きく上回っている。
 この様な民意の状況を無視して、とれるはずのない責任を振りかざし、再稼
働に向けて暴走する野田内閣は狂気の沙汰と言わざる得ない。
 
 
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 
 ◇6/18さようなら原発江戸川連絡会・講演会『プロメテウスの罠』
  ~取材記者が語る“原発事故の真実”~
 
 日時:6月18日(月)18:30~20:30(開場18:00)
 会場:タワーホール船堀・小ホール
    http://www.towerhall.jp/4access/access.html
 会費:無料
 講師:木村英昭さん(朝日新聞記者)
 
 <プロフィール>
 1968年鳥取県生まれ。朝日新聞記者として、2006年4月から4年間、福島県の
郡山支局に勤務した後、東京本社の地域報道部に異動。朝日新聞のルポルタージ
ュ連載記事『プロメテウスの罠』の取材班に参加し、第6シリーズ「官邸の5日
間」を担当した。現在は経済部に所属。『プロメテウスの罠』は、福島原発事故
による放射能汚染は、なぜこれほど多くの被害者を生んだのか。政府、官僚、東
京電力、そして住民。それぞれに迫った、気鋭の取材記者たちの真実のリポート
である。
 
 主催:さようなら原発江戸川連絡会
     (脱原発を求める江戸川地域の個人・団体のネットワークです)
               http://sayonara-g-edogawa.seesaa.net/
 お問い合わせ sayonara_g_edogawa@yahoo.co.jp
 
 
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┗■4.<テント日誌6/3(日)
 │  ―経産省前テントひろば267日目 稼働原発ゼロ29日目>
 │  ~福井と東京、緊張が続く中「再稼働反対」の声を上げ続ける市民~
 └────
 
 この日は、首相官邸前で19時から開催を予定している抗議集会に参加する為に、
18時半前にテントに着いた。受付で昼間の状況を確認すると、この日は、福井で
開かれる抗議集会にテントの主要メンバーが参加していたが、多くの人がテント
へ来て下さったらしい。本当にありがたい。
 19時少し前に官邸前へ着くと、すでに10人程度の人が集まっていた。この日の
抗議集会は、急遽開催され、時間も1時間と短かったが、小さなお子さんを連れ
たご夫婦、原子力について研究されている学者の方、あらかじめアピール内容を
まとめてこられた人や今日初めてアピールすると言う人も含め、最終的には40~
50人くらいの方が、集まって下さった。人数は、それほど多くはなかったが、そ
れぞれの意志で参加された方々が、それぞれの思いを込めて「再稼働反対」を訴
え、参加者全員が最後まで精一杯コールをしていた。
 
 官邸前からテントへ戻ると、土、日に福島の二本松市と伊達市で開催された福
島保養相談会に参加されたKさんが、大阪のご自宅に戻る前にテントへ寄って下
さっていて、お話をうかがった。伊達市で開かれた相談会には約150人の方が参
加し、真剣に相談をされていたと言う事だった。地元の雰囲気も徐々に変わりつ
つあると感じると仰っていた。
 
 Kさんは、「宝塚保養キャンプ実行委員会」という団体で、昨年来福島の子供
達の一次避難を受け入れていらっしゃる。「本当はもっと受け入れてあげたいの
だが、予算の都合で中々難しい」と仰っていた。素晴らしい取り組みであり、何
とか広げる事が出来ないかと思う一方で、行政の不作為を民間のボランティアの
方々が苦労しながら、カバーせざるを得ない現状に憤りを覚えた。
(Kさんは1995年の阪神淡路大震災での支援経験が自分を変えたと仰っていたの
も感銘深いものだった。―K.M)
 
 この日、福井市で開かれた抗議集会には、全体で約540人が参加され、その後
開かれたデモには、倍の1000人近くの人が参加されたらしい。テントからも急遽
バスを仕立てて25人の方が参加し、県外からの参加者もいらしたと思うが、福井
で1000人規模というのは、率直に凄い人数だと思う。
 一般の人達が、東京では、連日連夜首相官邸や経産省、保安院に向かって、
「目を覚ませ」と声を上げ、原発を立地している自治体の福井県でも抗議に立ち
あがっている。「最終的には、私の責任で再稼働について判断する」と言う野田
首相には、是非我々の声を最後までじっくり聞き、一国の首相の責任において
「原発再稼働中止」の判断をしてもらいたい。
 
 明日4日には、細野大臣が福井県に入り、福井県知事との会談が予定されてい
る。月曜日、火曜日の夜には官邸前抗議集会、水曜日には1000万人署名の報告集
会、木曜日、金曜日にも官邸前抗議集会が予定されている。まさに正念場、福井
と連帯をしながら、最後まで「再稼働反対」の声を上げ続けたい。(Toku-san)
 
<おおい総合運動公園テントより 6月2日>
 
 早朝テントひろばのSさんから電話。敦賀から電車に乗り換え、8時少し前、
若狭本郷到着のよし、あれこれのご質問。おおいテントに、Eさんを初め、10
人で激励にたちよられ、大飯原発に接近したいとのこと。Yさん、関電3人衆、
地元のかた、計3台の車で送迎、さらに福井県庁脇の集会場へ電車で向かわれた。
 集会は540人の大盛会だった。テントを代表して、淵上さんが、演説、福島
から木田さんが現状報告された。おおいテントからも、2名参加。Qは、大飯原
発の立地条件探索の必要あり、ニソのもり見学ツアープラスシンポジウムに参加。
中沢新一、いとうせいこう、金田ひさあき、松村忠祀そして、われらが中嶋哲演
小浜市若狭明通寺住職という豪華キャストだった。
 ツアーに50人、シンポジウムに250人。いずれ詳しく、レポ‐トしなけれ
ばならないが、中嶋さんのお話と中沢さんの気概を簡単に紹介しておく。まずご
住職から。「大飯原発の工事が始まって大島村の人々の個人面談を始めましたが、
そのうち青戸大橋が出来て、漁協の婦人部のあるかたがこう仰られました。橋が
できてから、村が変わった。皆が家に鍵をかけるようになった。」中沢さん「チ
ベットの高僧から学んだことは、「橋を落とせ」ということだった。」欲望促進
の橋を落とせという意味もあろうか。あの宗主国が植民地に強いる同化政策を拒
否しようということか。中沢さんの締めくくりの言葉。「ニソのもりから、私は、
長征を始めたのです」。
 さて、原発をめぐる自然、文化、歴史を語ることこそ、自分自身を語ることに
なる。K先生は呟きました。「超自我以上に強いものはない」とりあえず。(Q)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1477】
2012年6月5日(火) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働不満で署名提出へ--安全対策が昔のままの体制
    民主120人超、「慎重に」判断すべきだ(6月5日 東京新聞から)
★2.大飯原発再稼働、「首相が国民に説明を」
    福井知事が同意判断先送り”     (6月5日 東京新聞より)
★3.6月3日、福井集会の報告と感想(名古屋市在住 鈴木成和)
★4.イベントのおさそい(会場:スペースたんぽぽ)
 ◇6月8日(金)19:00~、原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
  『世界は恐怖する 死の灰の正体』(日本、1957年)
★5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇「原発いらない福島の女たち」からの呼びかけ、
  6月7日(木)国会周辺で緊急アクション!ダイ・イン&座り込み
★6.「脱原発杉並宣言」集会の報告      (たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
★7.憲法が泣いている(主権は国民に存する・・・筈なのに)
    原発推進派のやりたい放題・利権かじりつき
         (5月29日 東京新聞「本音のコラム」(鎌田慧さん))
━━━━━━━
☆6月9日(土)19時から、たんぽぽ舎&東電前アクション合同学習会 -3回目
【東京電力の歴史(戦前・戦後)-強制連行、重労働ほか】講師・村山和弘さん
 http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1135
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┗■1.再稼働不満で署名提出へ--安全対策が昔のままの体制
 │   民主120人超、「慎重に」判断すべきだ
 └────(6月5日 東京新聞から)
 
関西電力大飯原発3、4号機再稼働問題で、政府に慎重な判断を求める民主党
の国会議員の署名が4日、120人を超えたことが明らかになった。(中略)
 
署名文は首相宛てで、大飯原発再稼働問題について「今夏は節電等で乗り切る
ことが国民の大部分の考え方」と指摘。党の作業チームがまとめた免震施設の
設置など事故対策が「一つも実現されていない」として、再稼働は慎重にする
ように要請した。(中略)
 
作業チーム事務局長の川内博史衆院議員は「安全対策は全て福島第一原発事故
以前のままの体制で行われている。住民の安全が確保できない状況で、再稼働
はあり得ない。慎重に判断すべきだ」と主張している。
 
 
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┗■2.大飯原発再稼働、「首相が国民に説明を」
 │   福井知事が同意判断先送り”
 └────(6月5日 東京新聞より)
 
 福井県の西川知事は4日、県庁で細野豪志原発事故担当相らと会談し、関西
電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について「再稼働が必要だと、首
相が国民に直接表明することが安心につながる」と述べ、野田首相が中長期的
な原発の必要性を国民に説明するよう求めた。同意の判断は先送りした。
(中略)
 
---“政府、八方ふさがり”---(中略)西川氏が再稼働に同意しないの
は、反対の世論が依然として強いことが大きい。政府は安全確保に万全を期す
と強調し、世論の軟化を狙うが、説得力のある説明ができないでいる。(中
略)細野氏に同行した斎藤勁(つよし)官房副長官は、首相が新たなメッセー
ジを出すかどうかについては「首相と相談する」と引き取ったが、切り札は見
当たらないのが現状だ。
 政権の足元の民主党でも、有志議員による再稼働反対の署名に百人を大きく
超える議員が賛同した。福井県の同意を得ないまま、再稼働に踏み込めば党内
の反発を招く。かといって、手をこまねいていては福井県の同意は得られない
状況になっている。
 
 
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┗■3.6月3日、福井集会の報告と感想
 └────(名古屋市在住 鈴木成和)
 
 6月3日福井市で開催された『いのちが大事 今なぜ再稼働?ふくいでつな
がろう』の集会・パレードに出向いて来ました。参加者は500人程、急きょ
の呼びかけにも拘わらず、この数が集まったのは、やはり危機意識の現れかも
しれません。
 
 集会での発言者の中で、印象に残った福島の警戒避難区域から現在水戸に避
難されている女性の言葉に、福島県民の「絆」が強いなどと言われるが、家族
はバラバラ。一番強いのが、電力会社と政府との「絆」。がありました。
 国や、電力会社が地域住民の絆を完全なまでに破壊し尽くして来ておいて、
よくも住民の「絆」という言葉を平然と口に出来るものかと思います。
 
 今回の大飯原発再稼働への策動の背景には、まさに国、電力会社を含む原子
力村社会の利権集団の闇の「絆」が力を及ぼしているのでしょう。
 ジャーナリズムには、この闇社会の実態を光の元に曝して欲しいものです。
 
 
┏┓
┗■4.イベントのおさそい(会場:スペースたんぽぽ)
 └────
 
 ◇6/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
 『世界は恐怖する 死の灰の正体』(日本、1957年)
 
 日時:6月8日(金)19:00(開場18:30から) ★お楽しみ特典上映あり★
 参加費:500円 会場:スペースたんぽぽ
 
 【映画について】福島県南相馬市出身、亀井文夫監督の1957年の記録映画
 「世界は恐怖する 死の灰の正体」を上映します。フィルムでしか存在して
 おらず、ビデオや DVD化されてない貴重な映像です。
  この映画で特筆すべきなのは、数多くの一線級の研究者が協力していたこ
 とです。放射能・放射線の生物に対する影響について当時の研究の到達点を
 余すところなく汲み取っています。
  スリーマイルやチェルノブイリ原発事故のだいぶ前に製作されているので
 原子力発電については触れられていないけれど、今日においては原子力発電
 が如何に生物にとって脅威であるかを示す貴重な記録映画です。
 
 是非、会場にお越し頂き、ご覧ください。
 
 
┏┓
┗■5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇6月7日(木)国会周辺で緊急アクション!
 「原発いらない福島の女たち」から原発いらない全国の人たちに発信します。
 
 フクシマの女たちの叫びが、官邸には聞こえていない。
 フクシマの男たちの悲しみが、野田には伝わらない。
 フクシマの子どもたちの悲鳴が、霞が関には届かない。
 フクイの大飯原発再稼働を、みんなで止めるしかない。
 
 未曾有の福島第一原子力発電所事故を招いた責任を東京電力とともに責任を
 負うべき国に、もはや原子力発電所の再稼動を認可する資格はありません。
 広大な放射能汚染地域の住民、特に子どもたちの命と健康を守ろうとしない
 国に、原子力発電所の安全性を保証する資格はありません。
 
 大飯原発再稼働にむけて、しゃにむに突っ走る野田政権。
 私たちは、また福島から緊急に皆さんに呼びかけます。
 
 ★6月7日(木)国会周辺で、緊急アクションとして、
  ダイ・イン&座り込みをしますのでご参集下さい。
  まずは、12時、経産省前テント集合です。(詳細は後日に)
  連絡先:080-3195-0229(黒田)
      090-6554-1979(椎名)
 
 
┏┓
┗■6.「脱原発杉並宣言」集会の報告
 └────(たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
 
 6月2日、杉並公会堂で「住民による『脱原発杉並宣言』集会(同実行委員
会主催)主催者発表800名参加。」
 鎌田慧さんは青森六ヶ所村再処理工場や福島第一第二原発が地元民を騙して
作られた経緯を話した。
 杉並に素人の乱のデモ一万五千人が出現したのが昨年4月。あれから一年二
ヶ月が経った。このデモを企画した松本哉さんが今日の集会で雨宮処凛さんと
対談していた。面白かったのは、原発の事を何も知らなくても、反対は言える
という話。危ねえと恐ろしいの2フレーズだけで、杉並の高円寺界隈の怪しい
人達は冗談じゃねえと立ち上がった。原発推進派が何も知らない奴が反対する
なというインチキロジックを真っ向から一刀両断したのは聞いていてスッキリ
した。御用学者は国民騙すために難しい専門用語を使っている。  話の中では、
国が言うことを聞けと、マスコミやメディアを使って押し付けてくるのに対し
て、杉並区で立ち上がった言うことを聞かない連中が政府を無視するような運
動を日本中に振り撒く事で原発の無い生活を貧困問題のエキスパートの二人が
話していた。
 
 福島県双葉郡富岡町(第一原発から8キロ)から水戸に避難している木田節
子さんは毎年10月20日に町民1世帯1万円の原発交付金が振り込まれていた
話を挙げ、「私たちは家や土地を諦めます。政治家は原発を諦めて下さい。」
この話は複雑な気持ちになった。最後に「岩手などガレキを全国で処理して欲
しいと言う人もいますが、ガレキのなかには、まだ発見されていない三千人の
遺体も入っているんです。全く縁もゆかりも無い場所で処理されたく無い人も
いることを知って下さい。」日本政府はガレキを処理する事で、震災前の状態
だと海外にアピールしたいらしい。
 
 現実はどうでしょう。福島県では原発事故のために、被害を受けた人間です
ら、あいつら補償金が入っていると、もらってない地域の人から非難される。
東電や政府には怒りが向かわず、人間関係がバラバラになった。原発が人間に
もたらしたものは、金と引き換えに莫大な負の遺産だった。大間原発に反対し
てあさこはうすを守っていた熊谷あさ子さんは「畑と海があれば人は生きてい
ける。」と生前語っていた。その真逆が原発で、海を潰し畑を汚しながら稼働
していく。その地域の人間関係はバラバラになり、後は死の灰が残るだけ。
 
 あさこはうすは娘の小笠原厚子さんが守っていて昨日の会場にも来ていた。
市民が勝手に脱原発宣言を出すのはとても良い傾向です。すぐに選挙で議員を
獲得とか、国勢ではと大きく考えてしまうけど、小さな市民が日常で抱く不安
や不満もすぐにアピールできる文化は必要だと思った。この運動が大きく発展
していく事を切に願い会場を後にした。
 
 
┏┓
┗■7.憲法が泣いている(主権は国民に存する・・・筈なのに)
 │  原発推進派のやりたい放題・利権かじりつき
 └────(5月29日 東京新聞「本音のコラム」(鎌田慧さん))
 
 検事が証拠を改ざんして冤罪をつくり、バスが一日600キロも走って事故を
起こし、トンネル工事にガス測定器をもたせず大爆発事故。いったい、この国
の安全管理はどうなっているんだ、と叫ぼうとして、気がついた。
 原発事故が起こると、電力会社の社長が「全員撤退する」と政府に通告して
逃げ出そうとし、首相がようやく押し止めた。ところが、いまになって、そん
なこといってません、と口を拭う。
 
 原発を監督するはずの「安全・保安院」の幹部は、原発推進の人物で固めら
れ、安全対策を検討する原子力安全委員会に圧力をかけた。これまた内閣府の
原子力委員会も原発推進の業界や学者、原発マネーの受益者で独占されている
から、推進ラッパを吹くだけ。
 大被害を尻目に、推進派は利権にかじり付き、失地回復を図っている。原発
の使用済み核燃料の再処理政策を検討する原子力委員会の小委員会は、ちゃっ
かり推進派で占められ、電力業界にお伺いをたてながらの「秘密会議」。燃料
サイクル護持の結論は見えている。
 これほど露骨な利権と腐敗のサイクルが明らかになっても、責任者の内閣は
知らん顔。これは民衆デモで倒される前の、フィリピンやチュニジアやエジプ
トとおなじだ。
 
 日本は憲法で「主権は国民に存す」「専制と隷従、圧迫と偏狭」を除去する、
と誓っている国なのだ。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1476】
2012年6月4日(月) 地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.日本全土のすべての原発を即時廃炉にできる重大な根拠を示します
   6/7ustream放送に、広瀬隆さんが生出演
★2.原発ゼロでも「なんとかなる」
   再稼働問題で管直人前首相語る
★3.情報上がらず手詰まり 「最も安全なのは脱原発」
   管前首相 国会事故調での聴取
★4.メールマガジン読者からの投稿
   -福井県周辺で大地震はおきないと断言できますか?
★5.<テント日誌6/1(金)
   ―経産省前テントひろば265日目 稼働原発ゼロ27日目>
   官邸前 2700名の怒りの再稼働やめろ!コールがとどろく
   6・3福井緊急行動へ バスツアーのお知らせ
★6.<テント日誌6/2(土)
   ―経産省前テントひろば266日目 稼働原発ゼロ28日目>
   緊急福井現地行動ツアー!東京から25名参加
    東京から届け!再稼働阻止の声
━━━━━━━
 ※6/6「さようなら原発1000万人署名」第一次集約集会に
  ご参加下さい。
  大江健三郎さん、落合恵子さん、加藤登紀子さんも参加が決定
  ◎日時:6月6日(水)17:30開場
      18:00 オープニングコンサート 寿[kotobuki]
      18:30 開会  19:30 パレード出発
    ◎場所:日比谷野外大音楽堂
 
 
┏┓
┗■1.6/7ustream放送に、広瀬隆さんが生出演します。
 |  日本全土のすべての原発を即時廃炉にできる重大な根拠を示します
 └──── 広瀬 隆
 
 再びustream放送のお知らせです・・・東京の広瀬隆です。
 危機迫る大飯原発・伊方原発をはじめとして、全土の原発の再稼働を阻止する
ために活動されている全国のみなさま、日々、本当にご苦労さまです。頭が下が
ります。
 私たちがマスメディアで発言する機会もなく、見当違いの節電キャンペーンが
横行していらだちますが、再稼働は阻止できます!!
 
 6月7日(木曜日)の夜7時半から、週刊朝日UST劇場にて、ジャーナリス
ト上杉隆氏・今西憲之氏と共に、「トークの殿堂」東京新宿のロフトプラスワン
で公開生番組 「全原発稼動停止でどうなる市民生活?そうだ、広瀬さんに聞い
てみよう!」と題したインターネットustream放送に、出演します。
 
 今回は、今一度、電力会社と政府の電力不足の嘘を実証するだけでなく、日本
全土のすべての原発を即時廃炉にできる重大な根拠を示しますので、必ずご覧く
ださい。
 
 【http://bit.ly/gBA6KZ】の中継サイトで見られます。「ニコニコ生放送」でも
中継されます。私たちの仲間だけでなく、電力不足や節電キャンペーンにおびやか
されている企業関係の多くの方に広めて視聴していただければ幸いです。この番組の
生放送を視聴できなかった場合でも、中継終了後から、同じサイトで視聴できます。
このサイトでは、当日の時間制限のために、パワーポイントで示せない詳細な資料を、
PDFで公開しますので、どんどん活用してください。では、よろしくお願い致します。
 
 
┏┓
┗■2.原発ゼロでも「なんとかなる」
 |  再稼働問題で管直人前首相語る
 └────(デーリー東北6月3日より)
 
 管直人前首相は2日、静岡県湖西市内で講演し、原発再稼働問題に関し「場合
によっては国民もかなり我慢しないといけない。しかしそういう気持ちをもって
対応すれば、止まった状態でもこの夏、何とかなると思う」と述べた。
 管氏は「脱原発を進めるかの判断は国政選挙で決め、国民投票に代えて皆さん
の1票で日本の方向を決めるのが重要だ」と述べ、原発問題について各政党が態
度を明確にし、次期衆議院選や来年夏の参院選の争点にすべきだとの認識を表明。
「しばらく動かそうとか止めようとかいう議論もあるが、最終的に原発をやめる
のか、いつやめるのか議論しないといけない」と述べた。
 管氏は「最も安全な原発は脱原発。自分の目の黒いうちに原発を世界からなく
したい」と脱原発を目指す姿勢をあらためて強調。「再生可能エネルギーの普及
は、国内産業や地域の活性化につながる」とも述べた。
 講演のテーマは、首相として中部電力浜岡原発(同県御前崎市)の停止要請を
決断した経緯や将来のエネルギー政策。脱原発と浜岡原発の廃炉を訴える湖西市
の三上元市長の招きを受けた。
 
 
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┗■3.情報上がらず手詰まり 「最も安全なのは脱原発」
 |  管前首相 国会事故調での聴取
 └────(東京新聞5/29より抜粋)
 
 管直人前首相は二十八日、国会の事故調査委員会に参考人として出席し、東京
電力福島第一原発事故で水素爆発など危機的な状況が続いていた発生当初、経済
産業省原子力安全・保安院や東京電力から「上がってくるべき情報が上がらず、
これでは手の打ちようがないという怖さを感じた」と証言した。事故で国が崩壊
しかねなかったとの認識を示し、「最も安全な原発は脱原発」と訴えた。(中略)
 一方、国が原発再稼働を急ぐ現状に対しては、電力会社を中心とする「原子力
ムラ」が「深刻な反省もないまま、原子力行政の実権を握り続けようとしている」
と指摘。「原発の確実な安全性確保は不可能だ。最も安全な原発(の対策)は、
原発に依存しないこと。脱原発だと思った。野田首相や全ての人にそういう方向
での努力をお願いしたい」と述べた。
 
※編集部コメント(柳田真)
 管前首相の国会事故調での発言がテレビ、新聞で報道されたがその中で一番大
事なことがほとんど報道されなかった。それは「最も安全なのは脱原発」、「再
稼働急ぐ原子力ムラが深刻な反省もないまま、原子力行政の実権を握り続けてい
る」という発言だ。今後の日本にとって一番核心的なことを話しているのに。し
かし、民主党野田政権の原発再稼働とは反対の内容なだけに、ほぼこの発言は握
りつぶされてほとんど報道されなかったと見られる。テレビ、新聞の大問題点を
今後も追及しよう。
 
 
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┗■4.メールマガジン読者から
 |  福井県周辺で大地震はおきないと断言できますか?
 └────
 
 福井県周辺に大地震は5年間ぐらいは起こらないと思えるかは?(大疑問)で、
寝たナマズ(地震)は(おこしたわけではありませんが)しっかり目を覚ましたのが
日本のいまで、地震激動期に入ったともいわれ心配ですね……。
 おおむね合格とか暫定基準合格の原子力発電所施設では、大地震に耐えられな
いと思いますが…?   天辰
 
 
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┗■5.<テント日誌6/1(金)
 │  ―経産省前テントひろば265日目 稼働原発ゼロ27日目>
 │  官邸前 2700名の怒りの再稼働やめろ!コールがとどろく
 │  6・3福井緊急行動へ バスツアーのお知らせ
 └────(Y・T)
 
 6月1日(金) 曇り一時小雨
 今日の午後6時からは官邸前抗議行動。このところずっと金曜の定例行動とな
っているが、しかし今日はまた特別な位置を持つ緊急行動でもあった。一昨日の
関西広域連合の声明~4閣僚会議と野田首相の表明によって再稼働の動きが急ピ
ッチとなり、もう人々の怒りは頂点に達し、ここで官邸に向かって叫ばずにはお
れない、というたくさんの人々の結集点となった。いつものように若い世代ばか
りでなく、シニア世代も大勢詰めかけていた。歩道にビッシリと5~6列縦隊で
並んでいる人の列は数百メートル先まで続いている。
 開始のコールのあと、進行に少し手間取ってる様子か静寂が流れると、参加者
の中から自然に「再稼働反対!」のコールが湧き起こり、それは30分近くも途
切れることなく続いた。そして、山下議員や川田議員のアピールも交えて、次々
と官邸に向けて抗議のアピールをし、アピールはコールへと変わっていく。総数
2700名の結集であったとか。
 
 抗議行動の終わり頃、細野の来福が延期と伝わると歓声が上がる。
 終了後も、一団の人々はコールをしながら坂を下り、経産省前へ。そして正門
前で抗議行動が続く。
 
 6月3日、福井市での緊急行動が現地実行委員会から呼びかけられている。テ
ントからもたんぽぽ
舎などと協力してバスを出して参加することになった。以下はその呼びかけです。
 ( Y・T )
 
テントひろばです。
急ピッチな再稼働への動きに対して、福井現地で「緊急抗議集会が行われます。
テントひろばでは集会参加のため、バスを出します。参加希望者は下記要領でお
集まり下さい。
                  記
 ・緊急抗議集会「いまなぜ再稼働?福井でつながろう」
 ・日時場所 6月3日(日)13:00~ 福井市中央公園
 -参加要領-
 ・6月2日(土)21時集合 新宿駅西口スバルビル前(目印・テントひろば幟) 
       バス乗車は先着順計43名です。21:00に整理券を配ります。
       22:00出発~福井へ
 ・6月3日(日)13:00抗議集会デモ
 ・6月3日(日)22:00頃福井出発 翌4日6:00頃新宿帰着
 ・費用:個人負担1人7千円
 
 
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┗■6.<テント日誌6/2(土)
 |  ―経産省前テントひろば266日目 稼働原発ゼロ28日目>
 |  緊急福井現地行動ツアー!東京から25名参加
 |   東京から届け!再稼働阻止の声
 └────( F記 )、(Q)
 
   テレビを久しぶりに観ました。相変わらずうるさいだけの番組や御用報道に
嫌気が走り、直ぐにスィッチを切ってしまいました。大飯原発の再稼働の正当性
を誰も正面から語らず、再稼働を批判する声も白々しく空虚な気持に捉われてし
まいます。
 
   そんな苛立ちを仲間の女性からの電話で癒され、スカイプを使い長い会話に
なったのですが、テントのこれからの事、再稼働阻止の現地での活動と合わせた
東京・テントひろばで出来るアイデア等を語り合い、何時の間にか数時間経って
しまったのでした。やる事、やれる事が沢山ある事に気付かされた時間となりま
した。そのためにも先ず、テントがそこに存在し続けること、テントはそこに存
在するだけで意味があるのだと再認識し、直面する難題を乗り越えていかなくて
はならないのです。
テントはあらゆる反原発運動の接着剤でありたい!
 
  今日は緊急に設えられた福井現地全国集会へのバス・ツアーが新宿から出発す
るため、準備と見送りのため新宿西口に向かいました。
  集合時間前の20時半頃着くと、もう既に江田さん他、数名の方がいらっしゃ
いました。最年長?のKさんが「再稼働反対」のノボリ旗を目印にしていたので
直ぐに分かりました。このツアーは野田首相の再稼働実施発言に合わせて急遽用
意されたもので、バスの手配や告知チラシの準備など慌ただしく行われました。
  そのため当初予定人数には達しませんでしたが、政府のやり方に怒りを抱く2
5名の方に参加頂きました。見送りの方も多く来られ、新宿西口抗議行動のメン
バーも土曜日(毎週土曜日に行なわれています)であったためか激励に来て下さ
いました。しばし歓談の後、最後に福島から水戸に避難されている木田さんの到
着を待って予定より少し遅れて出発しました。
  再稼働阻止の想いを乗せてバスは新宿の雑踏に吸い込まれるように消えて行き
ました。東京から届け!大飯原発再稼働絶対阻止の声!!! ( F記 )
 
 朝、福島に戻っている椎名さんから電話があった。「原発いらない福島の女た
ち」は緊急行動として6月7日に国会周辺でダイ・イン&座り込みをやることに
なったという。テントも支援体制をつくりたい。以下はその呼びかけです。
 
6.7 ダイ・イン 「原発いらない福島の女たち」
 
★「原発いらない福島の女たち」から、原発いらない全国の人たちに発信します。
 
フクシマの女たちの叫びが、官邸には聞こえていない。
フクシマの男たちの悲しみが、野田には伝わらない。
フクシマの子どもたちの悲鳴が、霞が関には届かない。
 
未曾有の福島第一原子力発電所事故を招いた責任を東京電力とともに責任を負う
べき国に、もはや原子力発電所の再稼動を認可する資格はありません。
広大な放射能汚染地域の住民、特に子どもたちの命と健康を守ろうとしない国に、
原子力発電所の安全性を保証する資格はありません。
大飯原発再稼働にむけて、しゃにむに突っ走る野田政権。
私たちは、また福島から緊急に皆さんに呼びかけます。
 
★6月7日(木)国会周辺で、緊急アクションとして、ダイ・イン&座り込みを
しますのでご参集下さい。
 まずは、12時、経産省前テント集合です。(詳細は後日に)
 
<おおい総合運動公園テントより 6月2日>
 
  細野原子力担当大臣の入福の日程をめぐって、おおいテント村では、向かい
打ちの準備のあれこれでお互い調整しあっていた。午後3時を過ぎた頃、土建会
社の親方風の男が語気荒く、斜面の上から苦情をぶつけてきた。黙って聞いてい
ると、10分後「町に言わにゃならんな」の捨て台詞。それから小一時間後、株
式会社おおいの関係者二人が、警告の看板を30メートルおきに二枚立てていっ
た。「…テントを設営し、公園の目的外の行為を行っている事例がみられます。
これらの行為は、条例に違反するもので、速やかに許可をとられるか、テントを
撤去してください」と書いてある。再稼働の緊急事態性にとってはなんら意味の
ないことだろう。
 
 そうこうするうちに、細野入福は2日にはないというネット情報が入る。東京
首相官邸前2千人を優にこす抗議行動という情報も届く。関西、関東からテント
に泊りたいとの問合せがあいつぐ。「細野なんで遅れるんだ?」「人民を信じる
のが先」「立ち往生か」「再稼働はまた不透明となったって」「こちらは明快そ
のもの。あらんかぎりの手を使って再稼働阻止」というわけで、さらに、おおい
のデモ充実いたします。シュラフ、テントをお持ちいただけば、いつでも歓迎、
勿論、お話をちょっとというかたもOKです。
 昨日はテレビでみて、現実を確かめにという神戸の男性もみえられました。だ
まされたくない、真実を掴んで離したくない、そういう方に見えました。東奥日
報の記者もおおい取材の傍らたちよられ、原発のない岩手の幸せを呟いて、「こ
れからサッカー場に6億、産直に1、2億と聞かされて来ましたけど」と人気の
ない大公園を見渡して苦笑していました。
 
 豪州には実験炉ひとつ、福井は、もんじゅと商業炉あわせて、14機。どうし
ても、よそもの、わかもの、バカ者がやるっきゃないのだ。このバカ者は魯迅の
愛したバカ者です。人民の連帯で、拙速な事故の誘導を今日も明日も、昨日のよ
うに阻止しましょう。(Q)
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