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【TMM:No1555】その2
2012年8月25日(土) 地震と原発事故情報-訂正です
転送歓迎
━━━━━━━
★1.さきほど、発信した【TMM:No1555】の見出しで「…8/15…」は
「8/25」が正確です。訂正致します。
本文は、8月25日となっております。
★2.同じく【TMM:No1555】の★3・9/4役立つ反原発基本講座の案内で、
誤:後藤正彦さん(弁護士)
正:呉東正彦さん(弁護士)
大変申し訳ありません。訂正して、おわび致します。
━━━━━━━
2012年8月25日(土) 地震と原発事故情報-訂正です
転送歓迎
━━━━━━━
★1.さきほど、発信した【TMM:No1555】の見出しで「…8/15…」は
「8/25」が正確です。訂正致します。
本文は、8月25日となっております。
★2.同じく【TMM:No1555】の★3・9/4役立つ反原発基本講座の案内で、
誤:後藤正彦さん(弁護士)
正:呉東正彦さん(弁護士)
大変申し訳ありません。訂正して、おわび致します。
━━━━━━━
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【TMM:No1555】
2012年8月25日(土) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.原子力規制委員会の決め方に重大な問題あり。
「国会事故調」の提言を無視して原子力ムラから委員を選ぶ政府・国会の
許されざる暴挙を止めよう (山崎久隆)
★2.8/19~20、松山集会と伊方ツアー 心に残る光景(葛飾区 青山晴江)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9月4日(火)午後7時から、役立つ反原発基本講座・15回★
『東京湾に浮かぶ原子炉2基 米原子力空母』
講師 後藤正彦さん(弁護士)、山城保男さん(横須賀市議)
★4.テントひろば テント日誌
<テント日誌 8/22(水)―経産省前テントひろば347日目>
国会議員内に浸透していく脱原発の動き
朝夕には涼しい風が感じられる頃となった(M/O)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原子力規制委員会の決め方に重大な問題あり。
│ 国会が法律に基づき制定した「国会事故調」
│ その提言を無視して原子力ムラから委員を選ぶ政府・国会の
│ 許されざる暴挙を止めよう
└────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
●規制機関に関する国会事故調の提言を実現せよ
『東京電力福島原子力発電所事故調査委員会』いわゆる「国会事故調」は法
律に基づき国会の下に設置された委員会であり、「東京電力福島原子力発電所
事故調査委員会法」に規定された組織です。この法律は衆参両院全会一致で可
決されたものであり、国会で全会一致で可決されたということは、国民の総意
に基づいて設置された委員会です。
その国会事故調が、今後の課題の中でも大きなものとして提言したのが「原
子力安全行政をどうするのか」という点です。国会事故調報告書(東京電力福
島第一原子力発電所事故調査委員会報告書(2012年6月22日)の「提言5」にお
いて具体的に規定されています。実は政府が最も嫌ったのが、これであること
も明白です。提言は記憶して繰り返し国会議員などに主張し続けるくらい、重
要な内容を含みます。
以下に報告書の「ダイジェスト版」から要約します。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
▼新たな規制組織は以下の要件を満たすものとする。(要約)
1)高い独立性-政府内の推進組織からの独立性、事業者からの独立性、政治
からの独立性。
2)透明性-意思決定過程を開示し、電気事業者等の利害関係者の関与を排除
し、国会に対して全ての意思決定過程、決定参加者、施策実施状況等について
報告する義務を課し、推進組織、事業者、政治との交渉折衝等には議事録を残
し原則公開。
委員の選定は第三者機関で1次選定、相当数の候補者の選定を行わせた上で、
国会同意人事として国会が最終決定。
3)専門能力と職務への責任感-新しい規制組織の人材を世界でも通用するレ
ベルにまで早期に育成、グローバルな人材交流、教育、訓練を実施、外国人有
識者を含む助言組織を設置、「ノーリターンルール」を当初より、例外なく適
用。
4)一元化-特に緊急時の迅速な情報共有、意思決定、司令塔機能の発揮に向
けて組織体制の効果的な一元化。
5)自律性-常に最新の知見を取り入れながら組織の見直し、自己変革を続け
ることを要求し、国会はその過程を監視。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
この中で、原子力規制委員会人事については『委員の選定は第三者機関で1
次選定、相当数の候補者の選定を行わせた上で、国会同意人事として国会が最
終決定』を実施しなければなりません。その前提として、選定委員会を国会内
に設置し、幅広く候補者を集め、それを国会で審議し、決めていくことになり
ます。この「候補者」は、「高い独立性」を有しなければならず、当然ながら
過去に政府内外を問わず原子力推進組織の主要メンバだった人は除かなければ
なりません。また、候補者選定段階から「透明性」を確保する必要があります。
しかし、これを実現するどころか、国会事故調が報告書を出す前後に、原子
力規制庁のと原子力規制委員会の根拠法を大慌てで成立させ、さらに田中俊一
以下の原子力規正委員候補メンバー5人を早々に内定し、その案を国会に提出
しています。これは国会事故調を軽視しているに止まらず、調査報告そのもの
の存在を無化しようとする悪質な行動に他なりません。このような妨害をする
理由ははっきりしています。原子力産業や原子力学会等のいわゆる「原子力ム
ラ」にとっては、規制当局が「まともな」規制をはじめれば、推進体制が完全
に行き詰まることは目に見えているからです。
新しい規制委員会が「まとも」に機能しないよう、原子力ムラの利益を守る
ような人物を送り込む、そのためには国会事故調の提言などは無視することを
政府に迫った結果が、これでしょう。
福島原発事故調査で最も重要な点である「再発防止」に関わる原子力規制の
あり方を、政府も国会も全く無視してしまったことで、国会事故調は意義を喪
失させられようとしています。その点を国会議員一人一人は一体どのように受
け止めているのか、その点を迫っていく必要があります。
今からでも遅くはありませんから、原子力規正委員会の委員候補を選ぶため
の選考をやり直し、国会の場で所信を聞いて審議すべきなのです。
そして当然ながら、次の選挙などでは今回のやり方に対する国会議員の立場
を重大な判断材料とすべきです。次の選挙後の新しい議会においては、再度国
会事故調の報告書に基づく、国会における常設委員会の設置と、事故調メン
バーの招致を含む国会審議が行われなければなりません。
┏┓
┗■2.8/19~20、松山集会と伊方ツアー 心に残る光景
│
└────(葛飾区 青山晴江)
8・19の松山集会では、酷暑の青空から一転、雷を伴う激しい雨に見舞わ
れた。本部テントの前の演壇では、元京大原子炉実験所の小林圭二さんが話さ
れている最中だった。土砂降りになって濡れても、姿勢を変えず、熱心に話さ
れている。「われわれがつながることで、再稼働を止めることができる」と。
その隣でかんしょ踊りの衣装をまとった福島の木田さんが、「原発などいらな
いのだ」と書いた自分のメッセージパネルを、傘代わりにして二人の頭上に掲
げている。手話通訳の方もびしょ濡れで続けている。雷で空が光り、聞いてい
る人がまばらになっても、まっすぐに立ち訴え続けている。心打たれる光景
だった。
その後テントに皆逃げ込んだが、雨は驚くほどの勢いで、芝生に水が溢れ流
れ込んでくる。資料書類などを机に上げる人、風にテントが飛ばされないよう
に押さえる人、溜まる水を落とす人、ぎゅぎゅう詰めの嵐の難破船のようなテ
ント屋根の下で、それでも「原発はんたーい!」と全国各地から集まった人た
ちが、心一つにして明るくシュプレヒコールしていた。雨はまもなくあがった
が、忘れられない居心地のよい空間だった。
翌日の全国ネットワーク準備発足会の後、伊方原発のビジターハウスから
瀬戸内海と原発敷地を眺めていたときのこと。伊方八幡浜の斉間淳子さんが、
「3号炉の温排水口の前からずっと一面に魚が死んでいたことがあった。60種
類の魚などが目が飛び出て、膨らんで腹を見せて死んでいる。その腹で海が白
くなっていた。」と話されると、北海道の泊原発反対運動をしてこられた小林
善樹さんが「泊もそうですよ。変に大きな魚なんで、地元の漁師は誰も食べな
いですよ。」と相槌を打たれた。「そちらもそうですか。」そう応える斉間さ
ん。伊方と泊のお二人の姿に、遠く離れた地をつなぐ力の始原を見たような気
がした。
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
★役立つ反原発基本講座・15回★
『東京湾に浮かぶ原子炉2基 米原子力空母』
講師 後藤正彦さん(弁護士)、山城保男さん(横須賀市議)
日時 9月4日(火) 開場 午後6時30分 開始 午後7時
会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F)
参加費 1000円 (資料を用意します)、無業・学生は半額
-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-
東京湾に浮かぶ二つの原子炉の危険!!
米軍原子力空母に反対する学習会
大飯原発だけではない、もうひとつの危険・核空母
横須賀を母港として、年100日は停泊。
地震・津波をはじめとした災害に対応できるのか
-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-
主催 反原発自治体議員・市民連盟
┏┓
┗■4.テントひろば テント日誌
└────
<テント日誌 8/22(水)―経産省前テントひろば347日目>
国会議員内に浸透していく脱原発の動き
朝夕には涼しい風が感じられる頃となった
(M/O)
http://tentohiroba.tumblr.com/post/30033835557/8-22-347
※シンプルな画面で読む http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=946
残暑というにはまだ早いのだろうが確かに日中は暑い。早朝は涼しいのである
が段々と暑くなってきて、「暑いね」という言葉が口について回る。けれども
朝夕には涼しい風もあって幾分かは凌ぎやすくなった。風通しのいい蚊帳のあ
る部屋では朝方は寒いほどである。
竹島や尖閣諸島のことが巷では騒がしくなっているためか、テントの中でも
このことが議論になった。この問題はなかなか難しく結論めいたものが出たの
ではなかったが今後も議論の続くことだと思う。
私の考えは竹島にせよ尖閣諸島にせよ、帰属問題が日韓と日中の間で提起さ
れている以上、話し合い(外交)で解決をめざすしかないということだ。固有
の領土であるということを双方で主張しあったところで解決がつくわけではな
い。
どのような経緯からであれ、双方が対立関係に入れば武力による解決か、話
し合いによる解決しかない。現実的なこととして武力解決を国民は望んではい
ない。こういう扇動《過激な扇動》をする政治家やメディアはいるがそれは国
民の意向ではない。偶然を含め地域紛争に発展する契機がありこのことに警戒
がいると言えようか。
誰もが話し合い(外交)での決着をめざし、領土的な帰属の棚上げや共同開
発を含めた解決が望ましいと思っていても外交の場につくことが難しいという
現状がある。何故だろうか。それは竹島問題や尖閣諸島の問題を政治的な問題
にしようという動きが絡んでいるからだ。これを民族感情や意識の高揚に用い、
それを通して自己の政治的威信を高めようとする動きがあるのだ。
民族感情や意識は対抗的に発展し高まる契機を有するがそれを利用しようと
する政治家はいるしメディアはその扇動に走りやすい。民族感情や意識は歴史
的に形成されてきたものだから、残存基盤が一定の形であるためと言える。ナ
ショナリズム的な契機を排除し話し合いによる解決が望ましいというよりそれ
しか道はないのだ。
ナショナリズムで自己の政治基盤を強化しようとする政治家やメディアに警
戒が必要だ。彼らには領土問題は政治的道具であるのだ。その意味で李明博大
統領や石原慎太郎の言動は批判さるべきだ。
段々と暑さの増す中で首相官邸では野田首相と首都圏反原連合のメンバー十
人の会談が行われた。焼けつくような暑さの中で午後13時頃から首相官邸前で
は激励のための集会が開かれた。
集会に集まった人に見送られてメンバーは官邸に入った。
会談は午後2時から2時30分まで開かれたが外からは様子はわからなかったが
ネットなどでも中継されていたようで見た人も多いと思う。会談中も激励の集
会は続けられ、2時30分過ぎには会談に参加したメンバーからの報告があった。
中でも官邸前からの声は聞こえていたようで毎週の集会での声は届いているの
が確認された。
大飯原発の再稼働の停止や原子力規制委員会の人事案撤回等の要求を野田首
相は拒否したが、メンバーは毎週金曜日の官邸前行動は続ける事を宣言して引
き上げてきた模様である。この行動が永田町の住人(国会議員)に与えている
衝撃は予想以上のものがあると推察できるが、この影響は今後いろんな形で出
てくると思われる。この会談は政府側が予想を超えて動きに反応したというこ
とだろうが、脱原発の動きが議員に浸透していることを現わしている。
経産省テント前ひろばでは8月20日より原発問題での「国会議員意見聴衆活
動」をはじめた。
これは各議員に「1原子力発電について Aやめるべき B続けるべき 2現
在ある原発についてA稼働させない B稼働させるべきだ《 何年》」という
シンプルな質問に答えを求めた活動である。
これは9月5日に締め切られ、内容は9月10日以降にマスメディア、ネットメ
ディア等で公表して行く予定である。選挙でも原発に対する候補者の考えをは
っきりさせ、判断の目安として提示したいと思っている。この活動に注目して
欲しい。(M/O)
2012年8月25日(土) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.原子力規制委員会の決め方に重大な問題あり。
「国会事故調」の提言を無視して原子力ムラから委員を選ぶ政府・国会の
許されざる暴挙を止めよう (山崎久隆)
★2.8/19~20、松山集会と伊方ツアー 心に残る光景(葛飾区 青山晴江)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9月4日(火)午後7時から、役立つ反原発基本講座・15回★
『東京湾に浮かぶ原子炉2基 米原子力空母』
講師 後藤正彦さん(弁護士)、山城保男さん(横須賀市議)
★4.テントひろば テント日誌
<テント日誌 8/22(水)―経産省前テントひろば347日目>
国会議員内に浸透していく脱原発の動き
朝夕には涼しい風が感じられる頃となった(M/O)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原子力規制委員会の決め方に重大な問題あり。
│ 国会が法律に基づき制定した「国会事故調」
│ その提言を無視して原子力ムラから委員を選ぶ政府・国会の
│ 許されざる暴挙を止めよう
└────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
●規制機関に関する国会事故調の提言を実現せよ
『東京電力福島原子力発電所事故調査委員会』いわゆる「国会事故調」は法
律に基づき国会の下に設置された委員会であり、「東京電力福島原子力発電所
事故調査委員会法」に規定された組織です。この法律は衆参両院全会一致で可
決されたものであり、国会で全会一致で可決されたということは、国民の総意
に基づいて設置された委員会です。
その国会事故調が、今後の課題の中でも大きなものとして提言したのが「原
子力安全行政をどうするのか」という点です。国会事故調報告書(東京電力福
島第一原子力発電所事故調査委員会報告書(2012年6月22日)の「提言5」にお
いて具体的に規定されています。実は政府が最も嫌ったのが、これであること
も明白です。提言は記憶して繰り返し国会議員などに主張し続けるくらい、重
要な内容を含みます。
以下に報告書の「ダイジェスト版」から要約します。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
▼新たな規制組織は以下の要件を満たすものとする。(要約)
1)高い独立性-政府内の推進組織からの独立性、事業者からの独立性、政治
からの独立性。
2)透明性-意思決定過程を開示し、電気事業者等の利害関係者の関与を排除
し、国会に対して全ての意思決定過程、決定参加者、施策実施状況等について
報告する義務を課し、推進組織、事業者、政治との交渉折衝等には議事録を残
し原則公開。
委員の選定は第三者機関で1次選定、相当数の候補者の選定を行わせた上で、
国会同意人事として国会が最終決定。
3)専門能力と職務への責任感-新しい規制組織の人材を世界でも通用するレ
ベルにまで早期に育成、グローバルな人材交流、教育、訓練を実施、外国人有
識者を含む助言組織を設置、「ノーリターンルール」を当初より、例外なく適
用。
4)一元化-特に緊急時の迅速な情報共有、意思決定、司令塔機能の発揮に向
けて組織体制の効果的な一元化。
5)自律性-常に最新の知見を取り入れながら組織の見直し、自己変革を続け
ることを要求し、国会はその過程を監視。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
この中で、原子力規制委員会人事については『委員の選定は第三者機関で1
次選定、相当数の候補者の選定を行わせた上で、国会同意人事として国会が最
終決定』を実施しなければなりません。その前提として、選定委員会を国会内
に設置し、幅広く候補者を集め、それを国会で審議し、決めていくことになり
ます。この「候補者」は、「高い独立性」を有しなければならず、当然ながら
過去に政府内外を問わず原子力推進組織の主要メンバだった人は除かなければ
なりません。また、候補者選定段階から「透明性」を確保する必要があります。
しかし、これを実現するどころか、国会事故調が報告書を出す前後に、原子
力規制庁のと原子力規制委員会の根拠法を大慌てで成立させ、さらに田中俊一
以下の原子力規正委員候補メンバー5人を早々に内定し、その案を国会に提出
しています。これは国会事故調を軽視しているに止まらず、調査報告そのもの
の存在を無化しようとする悪質な行動に他なりません。このような妨害をする
理由ははっきりしています。原子力産業や原子力学会等のいわゆる「原子力ム
ラ」にとっては、規制当局が「まともな」規制をはじめれば、推進体制が完全
に行き詰まることは目に見えているからです。
新しい規制委員会が「まとも」に機能しないよう、原子力ムラの利益を守る
ような人物を送り込む、そのためには国会事故調の提言などは無視することを
政府に迫った結果が、これでしょう。
福島原発事故調査で最も重要な点である「再発防止」に関わる原子力規制の
あり方を、政府も国会も全く無視してしまったことで、国会事故調は意義を喪
失させられようとしています。その点を国会議員一人一人は一体どのように受
け止めているのか、その点を迫っていく必要があります。
今からでも遅くはありませんから、原子力規正委員会の委員候補を選ぶため
の選考をやり直し、国会の場で所信を聞いて審議すべきなのです。
そして当然ながら、次の選挙などでは今回のやり方に対する国会議員の立場
を重大な判断材料とすべきです。次の選挙後の新しい議会においては、再度国
会事故調の報告書に基づく、国会における常設委員会の設置と、事故調メン
バーの招致を含む国会審議が行われなければなりません。
┏┓
┗■2.8/19~20、松山集会と伊方ツアー 心に残る光景
│
└────(葛飾区 青山晴江)
8・19の松山集会では、酷暑の青空から一転、雷を伴う激しい雨に見舞わ
れた。本部テントの前の演壇では、元京大原子炉実験所の小林圭二さんが話さ
れている最中だった。土砂降りになって濡れても、姿勢を変えず、熱心に話さ
れている。「われわれがつながることで、再稼働を止めることができる」と。
その隣でかんしょ踊りの衣装をまとった福島の木田さんが、「原発などいらな
いのだ」と書いた自分のメッセージパネルを、傘代わりにして二人の頭上に掲
げている。手話通訳の方もびしょ濡れで続けている。雷で空が光り、聞いてい
る人がまばらになっても、まっすぐに立ち訴え続けている。心打たれる光景
だった。
その後テントに皆逃げ込んだが、雨は驚くほどの勢いで、芝生に水が溢れ流
れ込んでくる。資料書類などを机に上げる人、風にテントが飛ばされないよう
に押さえる人、溜まる水を落とす人、ぎゅぎゅう詰めの嵐の難破船のようなテ
ント屋根の下で、それでも「原発はんたーい!」と全国各地から集まった人た
ちが、心一つにして明るくシュプレヒコールしていた。雨はまもなくあがった
が、忘れられない居心地のよい空間だった。
翌日の全国ネットワーク準備発足会の後、伊方原発のビジターハウスから
瀬戸内海と原発敷地を眺めていたときのこと。伊方八幡浜の斉間淳子さんが、
「3号炉の温排水口の前からずっと一面に魚が死んでいたことがあった。60種
類の魚などが目が飛び出て、膨らんで腹を見せて死んでいる。その腹で海が白
くなっていた。」と話されると、北海道の泊原発反対運動をしてこられた小林
善樹さんが「泊もそうですよ。変に大きな魚なんで、地元の漁師は誰も食べな
いですよ。」と相槌を打たれた。「そちらもそうですか。」そう応える斉間さ
ん。伊方と泊のお二人の姿に、遠く離れた地をつなぐ力の始原を見たような気
がした。
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
★役立つ反原発基本講座・15回★
『東京湾に浮かぶ原子炉2基 米原子力空母』
講師 後藤正彦さん(弁護士)、山城保男さん(横須賀市議)
日時 9月4日(火) 開場 午後6時30分 開始 午後7時
会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F)
参加費 1000円 (資料を用意します)、無業・学生は半額
-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-
東京湾に浮かぶ二つの原子炉の危険!!
米軍原子力空母に反対する学習会
大飯原発だけではない、もうひとつの危険・核空母
横須賀を母港として、年100日は停泊。
地震・津波をはじめとした災害に対応できるのか
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主催 反原発自治体議員・市民連盟
┏┓
┗■4.テントひろば テント日誌
└────
<テント日誌 8/22(水)―経産省前テントひろば347日目>
国会議員内に浸透していく脱原発の動き
朝夕には涼しい風が感じられる頃となった
(M/O)
http://tentohiroba.tumblr.com/post/30033835557/8-22-347
※シンプルな画面で読む http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=946
残暑というにはまだ早いのだろうが確かに日中は暑い。早朝は涼しいのである
が段々と暑くなってきて、「暑いね」という言葉が口について回る。けれども
朝夕には涼しい風もあって幾分かは凌ぎやすくなった。風通しのいい蚊帳のあ
る部屋では朝方は寒いほどである。
竹島や尖閣諸島のことが巷では騒がしくなっているためか、テントの中でも
このことが議論になった。この問題はなかなか難しく結論めいたものが出たの
ではなかったが今後も議論の続くことだと思う。
私の考えは竹島にせよ尖閣諸島にせよ、帰属問題が日韓と日中の間で提起さ
れている以上、話し合い(外交)で解決をめざすしかないということだ。固有
の領土であるということを双方で主張しあったところで解決がつくわけではな
い。
どのような経緯からであれ、双方が対立関係に入れば武力による解決か、話
し合いによる解決しかない。現実的なこととして武力解決を国民は望んではい
ない。こういう扇動《過激な扇動》をする政治家やメディアはいるがそれは国
民の意向ではない。偶然を含め地域紛争に発展する契機がありこのことに警戒
がいると言えようか。
誰もが話し合い(外交)での決着をめざし、領土的な帰属の棚上げや共同開
発を含めた解決が望ましいと思っていても外交の場につくことが難しいという
現状がある。何故だろうか。それは竹島問題や尖閣諸島の問題を政治的な問題
にしようという動きが絡んでいるからだ。これを民族感情や意識の高揚に用い、
それを通して自己の政治的威信を高めようとする動きがあるのだ。
民族感情や意識は対抗的に発展し高まる契機を有するがそれを利用しようと
する政治家はいるしメディアはその扇動に走りやすい。民族感情や意識は歴史
的に形成されてきたものだから、残存基盤が一定の形であるためと言える。ナ
ショナリズム的な契機を排除し話し合いによる解決が望ましいというよりそれ
しか道はないのだ。
ナショナリズムで自己の政治基盤を強化しようとする政治家やメディアに警
戒が必要だ。彼らには領土問題は政治的道具であるのだ。その意味で李明博大
統領や石原慎太郎の言動は批判さるべきだ。
段々と暑さの増す中で首相官邸では野田首相と首都圏反原連合のメンバー十
人の会談が行われた。焼けつくような暑さの中で午後13時頃から首相官邸前で
は激励のための集会が開かれた。
集会に集まった人に見送られてメンバーは官邸に入った。
会談は午後2時から2時30分まで開かれたが外からは様子はわからなかったが
ネットなどでも中継されていたようで見た人も多いと思う。会談中も激励の集
会は続けられ、2時30分過ぎには会談に参加したメンバーからの報告があった。
中でも官邸前からの声は聞こえていたようで毎週の集会での声は届いているの
が確認された。
大飯原発の再稼働の停止や原子力規制委員会の人事案撤回等の要求を野田首
相は拒否したが、メンバーは毎週金曜日の官邸前行動は続ける事を宣言して引
き上げてきた模様である。この行動が永田町の住人(国会議員)に与えている
衝撃は予想以上のものがあると推察できるが、この影響は今後いろんな形で出
てくると思われる。この会談は政府側が予想を超えて動きに反応したというこ
とだろうが、脱原発の動きが議員に浸透していることを現わしている。
経産省テント前ひろばでは8月20日より原発問題での「国会議員意見聴衆活
動」をはじめた。
これは各議員に「1原子力発電について Aやめるべき B続けるべき 2現
在ある原発についてA稼働させない B稼働させるべきだ《 何年》」という
シンプルな質問に答えを求めた活動である。
これは9月5日に締め切られ、内容は9月10日以降にマスメディア、ネットメ
ディア等で公表して行く予定である。選挙でも原発に対する候補者の考えをは
っきりさせ、判断の目安として提示したいと思っている。この活動に注目して
欲しい。(M/O)
【TMM:No1554】
2012年8月24日(金) 地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.米国シンクタンクが日本の原子力政策に「提言」--悪い中身
第三次ナイ・アーミテージレポートの中身(山崎久隆)
★2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆劇団レクラム舎公演『プロローグは汽車の中』(原発を題材にした演劇)
9月20日(木)~21日(金)、杉並・高円寺(要・チケット)
◆「福島原発告訴団全国集会」開催決定!
9月22日(土)13:30~、いわき市文化センター、資料代500円
★3.テントひろば テント日誌
<テント日誌 8/21(火)―経産省前テントひろば346日目>
近づくテント1周年~福島とつながり、脱原発の意志をさらに固く~
━━━━━━━
◇あす25日(土)14時から集会とデモ、渋谷宮下公園(雨天決行)
『原発も再処理もいらない! NO NUKES くり返すな! 原発震災』
詳細 http://2011shinsai.info/node/2624
━━━━━━━
┏┓
┗■1.米国シンクタンクが日本の原子力政策に「提言」--悪い中身
│ 第三次ナイ・アーミテージレポートの中身
└────(山崎久隆)
原子力規制庁設置法の改定で、突如「国家安全保障」を原子力開発の目的に
「ねじ込んだ」のは、米国の差し金であった可能性があります。それというの
も、米国の保守系シンクタンク「戦略国際問題研究所・CSIS」が、対日提言の
第三弾を発表した際に、原発を国家安全保障上の重要な構成要素としているか
らです。
8月15日(米国東部時間)に公表されたレポート「米日同盟」(戦略国際問
題研究所)に、原発を再起動し、原子力開発推進に「復帰」するよう日本に対
して「提言」したのはジョセフ・ナイとリチャード・アーミテージ。そう、過
去二度にわたって日本の安全保障政策に対して「提言」を述べ、日本をコント
ロールしてきた人物(彼らを「ジャパン・ハンドラーズ」と言うようです)の、
第三弾の「提言」です。
主要な論点は「日米戦略と同盟強化」にありますが、その中で原発について
も重大なことを言っています。その点のみ翻訳しました。このような米国のリ
モート内閣(いわずとしれた野田内閣)にずるずると原発再稼働など許しては
ならないということと、普天間・オスプレイ問題と同様、米国のために日本の
原子力政策は存在してきたし、今も存在している部分を無視してはいけないと
いうことです。
このレポートが公表されてわずか2日たった17日の読売は、社説でレポート
の概要を掲載しました。このような提言が来たからちゃんと読んでおけと言わ
んばかりの社説です。どんなことが書いてあるのかを要約しているのです。
「米有識者提言 幅広い協力重ねて同盟深化を(8月17日付・読売社説)」と
いうタイトルの次の一文を読んで、この新聞は米国の機関紙かと思いました。
「中国の台頭や北朝鮮の核開発など、アジアは依然、多くの不安定要因を抱え
ている。地域の平和を維持するため、日米同盟が果たすべき役割は今後も大き
いことを自覚したい。」
全体で1,000字の社説で、読売の「解説」はたったこれだけ。あとは全部要
約です。「米国の指示が出たぞ」と言わんばかりの書きぶりです。
冒頭からの「日本は原子力を推進せよ」の主張を翻訳してみました。
http://csis.org/files/publication/120810_Armitage_USJapanAlliance_Web.pdf
に全文が掲載されています。そのうちの
Energy Security「エネルギー安全保障」の中の、Nuclear Energy「原子力
エネルギー」の部分です。2~3ページにかけての部分です。
---------------------------------------------------------------------
(訳文は次のURLからご覧ください http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=906)
---------------------------------------------------------------------
一読して分かりますが、米国の国家安全保障戦略上、日本が勝手に原発から
撤退されては困るといった、一方的な主張です。かつ米国の利益を守るために
日本が原子力分野でちゃんと役割を果たせといっているわけです。
要約すれば、米国と日本が同盟関係の下で、旧西側(あるいは米主導)の核
戦略の維持を図っている現状で、日本が原子力開発から抜けると、旧東側(中
ロ)とフランスによる原子力産業の寡占状態になり、米国の優位性が崩れるこ
とを心配しているようです。米国にとって原子力とは核兵器を含むものです。
日本の原子力産業を含め、原子力開発国を自国の影響下に置くためには、日本
の拠出する資金と技術力が必要なのです。そのためにウエスチングハウスやゼ
ネラル・エレクトリックを買収「させた」のではないかと、言いたいようです。
日米安保と同じく、日本には選択権も決定権もありません。米国の指示の下
に核開発を続けるしか、残された道は無いのだと、このレポートは言い放って
います。それに唯々諾々と従うのでしょうか。いったい私たちはどっちを向い
ているのでしょう。米国の顔色をうかがうのか、福島、広島、長崎の人々と共
に核の無い世の中を作るのか。言い古されていることかも知れませんが、その
分岐点にいるのです。
┏┓
┗■2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆劇団レクラム舎公演『プロローグは汽車の中』
作・小松幹生、演出・高橋征男、出演・鈴木一功/林次樹/松坂わかこ
日時 9月20日(木)19時、21日(金)14時、18時半
会場 座・高円寺2(杉並区高円寺北2-1-2)(電話 03-3223-7500)
チケット 前売3500円、学生・シルバー2500円
ホームページ http://www.d5.dion.ne.jp/~ichiwaka/top.html
私たち人類にとって、原発とは何であるのか?
初演時、演出家は現代社会のメタファーであると言いました。
現代社会の抱えている様々な矛盾の象徴でもあると。
2011年3月の事故により、その矛盾は顕在化しました。
具体的な恐怖として、その正体を現したのです。
あらゆる立場、セクト、宗教をのり越えて、原子力と向き合わなければなら
ない時代に入ったのだと思います。
私達は、長い間関わってきた、演劇芸術を通して、原子力の問題を広く、
日常の生活を送る社会に向けて発信しようと、今回の企画を立ち上げました。
(松坂わかこ)
◆「福島原発告訴団全国集会」開催決定!
9月22日(土)いわき市文化センターで、
福島原発告訴団の全国集会を開催することが決まりました。
「福島原発事故の責任を問う」私たちの気持ちを、
一つに結集する大切な一日になります。
日時 9月22日(土) 13:30~16:30(13:00開場)
入場 資料代500円 | 会場 いわき市文化センター4階大会議室
(いわき市平字堂根町1-4、電話 0246-22-5431)
【集会の内容】
講演 『福島原発の現状と危険性』 講師 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
お話 保田行雄弁護士、河合弘之弁護士、海渡雄一弁護士(予定)
主催 福島原発告訴団
連絡先 メール 1fkokuso@gmail.com
TEL 080-5739-7279、FAX 0242-85-8006
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2012/08/blog-post_24.html
┏┓
┗■3.<テント日誌>
└────
<テント日誌 8/21(火)―経産省前テントひろば346日目>
近づくテント1周年~福島とつながり、脱原発の意志をさらに固く~
( Y・T )
http://tentohiroba.tumblr.com/post/30033771516/8-21-346-1
※シンプルな画面で読む http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=941
8月21日(火) 晴れ
昨夜、伊方からテントに帰ってそのまま泊り番だった。朝、東京新聞を見る
と、19・20日の全国ネット相談会の記事が大きく載っている。来る人来る
人に伊方の話をする。尚、一面にはテントひろばの国会議員意見聴取プロジェ
クトの意見聴取活動のことが取り上げられている。
午前中に、何人かでテント1周年を記念するイベント&行動について相談す
る。明日のテント全体会議に提起するものであるが、ここで一足先に骨格を報
告しておこう。
9月11日は、午後1時から準備やプレイベントとしてライブやかんしょ踊
りのワークショップやさらに国会議員意見聴取の結果発表のイベントをおこな
う。
午後4時頃から1周年記念集会を開催。テントひろばやとつきとおかアク
ションからのメッセージ、福島原発告訴団や1000万人アクションからの特
別アピールのあとは、1分間メッセージをたくさんの人からしていただく。途
中休憩タイムもあり、お茶・ところてんを用意。またライブタイムも設定。そ
して手編みロープを丸めた地球(いのち)をいくつかの原発現地に送るべく小
分け作業も。こうしてテントの前から両翼へと広がっていく。
集会のあとは、みんなでカンショ踊りで経産省を包囲。
7時からは、再稼働反対全国アクションとの共催で経産省包囲ヒューマン
チェーン。
尚、この1周年行動については、これまでテントを来訪された全国の人々に
案内を送ります。他に、こういうことをやってみれば・・・というご提案があ
れば、お寄せ下さい。
●9月22日(土・休)に「3・11から学ぶ~脱原発のうねりの中で、
福島-首都圏交流の集い~」と題する福島と首都圏の一大交流集会を企画。
福島の中通り、浜通り、会津各地の方々、いろいろな活動団体の方々をお招き
して、様々な報告と提起をしていただき、首都圏の人たちがもう一度学び直し、
<福島に立ち、福島を知る>一助にしたい。
●テントの1周年までにやるべき事は山積しており、今週も金曜日(24日)
には以下のような行動が取り組まれる。
17時~20時 文科省前(主催:福島集団疎開裁判)
18時~20時 官邸前・国会議事堂前(主催:首都圏反原発連合)
18時半~20時 経産省別館・保安院前(主催 FoE JAPAN、フクロウの会他)
18時半~21時 経産省前(主催:火炎瓶テツさん、296デモ有志)
20時~21時15分 環境省抗議集会&ヒューマンチェーン
(主催 FoE JAPAN、フクロウの会、テント 他)
20時~21時 財務省上(主催:福島集団疎開裁判)
やるべきことを着実にやりながら、9・11一周年を準備したい。
提案やご意見があればお寄せいただきたい。
( Y・T )
2012年8月24日(金) 地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.米国シンクタンクが日本の原子力政策に「提言」--悪い中身
第三次ナイ・アーミテージレポートの中身(山崎久隆)
★2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆劇団レクラム舎公演『プロローグは汽車の中』(原発を題材にした演劇)
9月20日(木)~21日(金)、杉並・高円寺(要・チケット)
◆「福島原発告訴団全国集会」開催決定!
9月22日(土)13:30~、いわき市文化センター、資料代500円
★3.テントひろば テント日誌
<テント日誌 8/21(火)―経産省前テントひろば346日目>
近づくテント1周年~福島とつながり、脱原発の意志をさらに固く~
━━━━━━━
◇あす25日(土)14時から集会とデモ、渋谷宮下公園(雨天決行)
『原発も再処理もいらない! NO NUKES くり返すな! 原発震災』
詳細 http://2011shinsai.info/node/2624
━━━━━━━
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┗■1.米国シンクタンクが日本の原子力政策に「提言」--悪い中身
│ 第三次ナイ・アーミテージレポートの中身
└────(山崎久隆)
原子力規制庁設置法の改定で、突如「国家安全保障」を原子力開発の目的に
「ねじ込んだ」のは、米国の差し金であった可能性があります。それというの
も、米国の保守系シンクタンク「戦略国際問題研究所・CSIS」が、対日提言の
第三弾を発表した際に、原発を国家安全保障上の重要な構成要素としているか
らです。
8月15日(米国東部時間)に公表されたレポート「米日同盟」(戦略国際問
題研究所)に、原発を再起動し、原子力開発推進に「復帰」するよう日本に対
して「提言」したのはジョセフ・ナイとリチャード・アーミテージ。そう、過
去二度にわたって日本の安全保障政策に対して「提言」を述べ、日本をコント
ロールしてきた人物(彼らを「ジャパン・ハンドラーズ」と言うようです)の、
第三弾の「提言」です。
主要な論点は「日米戦略と同盟強化」にありますが、その中で原発について
も重大なことを言っています。その点のみ翻訳しました。このような米国のリ
モート内閣(いわずとしれた野田内閣)にずるずると原発再稼働など許しては
ならないということと、普天間・オスプレイ問題と同様、米国のために日本の
原子力政策は存在してきたし、今も存在している部分を無視してはいけないと
いうことです。
このレポートが公表されてわずか2日たった17日の読売は、社説でレポート
の概要を掲載しました。このような提言が来たからちゃんと読んでおけと言わ
んばかりの社説です。どんなことが書いてあるのかを要約しているのです。
「米有識者提言 幅広い協力重ねて同盟深化を(8月17日付・読売社説)」と
いうタイトルの次の一文を読んで、この新聞は米国の機関紙かと思いました。
「中国の台頭や北朝鮮の核開発など、アジアは依然、多くの不安定要因を抱え
ている。地域の平和を維持するため、日米同盟が果たすべき役割は今後も大き
いことを自覚したい。」
全体で1,000字の社説で、読売の「解説」はたったこれだけ。あとは全部要
約です。「米国の指示が出たぞ」と言わんばかりの書きぶりです。
冒頭からの「日本は原子力を推進せよ」の主張を翻訳してみました。
http://csis.org/files/publication/120810_Armitage_USJapanAlliance_Web.pdf
に全文が掲載されています。そのうちの
Energy Security「エネルギー安全保障」の中の、Nuclear Energy「原子力
エネルギー」の部分です。2~3ページにかけての部分です。
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(訳文は次のURLからご覧ください http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=906)
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一読して分かりますが、米国の国家安全保障戦略上、日本が勝手に原発から
撤退されては困るといった、一方的な主張です。かつ米国の利益を守るために
日本が原子力分野でちゃんと役割を果たせといっているわけです。
要約すれば、米国と日本が同盟関係の下で、旧西側(あるいは米主導)の核
戦略の維持を図っている現状で、日本が原子力開発から抜けると、旧東側(中
ロ)とフランスによる原子力産業の寡占状態になり、米国の優位性が崩れるこ
とを心配しているようです。米国にとって原子力とは核兵器を含むものです。
日本の原子力産業を含め、原子力開発国を自国の影響下に置くためには、日本
の拠出する資金と技術力が必要なのです。そのためにウエスチングハウスやゼ
ネラル・エレクトリックを買収「させた」のではないかと、言いたいようです。
日米安保と同じく、日本には選択権も決定権もありません。米国の指示の下
に核開発を続けるしか、残された道は無いのだと、このレポートは言い放って
います。それに唯々諾々と従うのでしょうか。いったい私たちはどっちを向い
ているのでしょう。米国の顔色をうかがうのか、福島、広島、長崎の人々と共
に核の無い世の中を作るのか。言い古されていることかも知れませんが、その
分岐点にいるのです。
┏┓
┗■2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆劇団レクラム舎公演『プロローグは汽車の中』
作・小松幹生、演出・高橋征男、出演・鈴木一功/林次樹/松坂わかこ
日時 9月20日(木)19時、21日(金)14時、18時半
会場 座・高円寺2(杉並区高円寺北2-1-2)(電話 03-3223-7500)
チケット 前売3500円、学生・シルバー2500円
ホームページ http://www.d5.dion.ne.jp/~ichiwaka/top.html
私たち人類にとって、原発とは何であるのか?
初演時、演出家は現代社会のメタファーであると言いました。
現代社会の抱えている様々な矛盾の象徴でもあると。
2011年3月の事故により、その矛盾は顕在化しました。
具体的な恐怖として、その正体を現したのです。
あらゆる立場、セクト、宗教をのり越えて、原子力と向き合わなければなら
ない時代に入ったのだと思います。
私達は、長い間関わってきた、演劇芸術を通して、原子力の問題を広く、
日常の生活を送る社会に向けて発信しようと、今回の企画を立ち上げました。
(松坂わかこ)
◆「福島原発告訴団全国集会」開催決定!
9月22日(土)いわき市文化センターで、
福島原発告訴団の全国集会を開催することが決まりました。
「福島原発事故の責任を問う」私たちの気持ちを、
一つに結集する大切な一日になります。
日時 9月22日(土) 13:30~16:30(13:00開場)
入場 資料代500円 | 会場 いわき市文化センター4階大会議室
(いわき市平字堂根町1-4、電話 0246-22-5431)
【集会の内容】
講演 『福島原発の現状と危険性』 講師 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
お話 保田行雄弁護士、河合弘之弁護士、海渡雄一弁護士(予定)
主催 福島原発告訴団
連絡先 メール 1fkokuso@gmail.com
TEL 080-5739-7279、FAX 0242-85-8006
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2012/08/blog-post_24.html
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┗■3.<テント日誌>
└────
<テント日誌 8/21(火)―経産省前テントひろば346日目>
近づくテント1周年~福島とつながり、脱原発の意志をさらに固く~
( Y・T )
http://tentohiroba.tumblr.com/post/30033771516/8-21-346-1
※シンプルな画面で読む http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=941
8月21日(火) 晴れ
昨夜、伊方からテントに帰ってそのまま泊り番だった。朝、東京新聞を見る
と、19・20日の全国ネット相談会の記事が大きく載っている。来る人来る
人に伊方の話をする。尚、一面にはテントひろばの国会議員意見聴取プロジェ
クトの意見聴取活動のことが取り上げられている。
午前中に、何人かでテント1周年を記念するイベント&行動について相談す
る。明日のテント全体会議に提起するものであるが、ここで一足先に骨格を報
告しておこう。
9月11日は、午後1時から準備やプレイベントとしてライブやかんしょ踊
りのワークショップやさらに国会議員意見聴取の結果発表のイベントをおこな
う。
午後4時頃から1周年記念集会を開催。テントひろばやとつきとおかアク
ションからのメッセージ、福島原発告訴団や1000万人アクションからの特
別アピールのあとは、1分間メッセージをたくさんの人からしていただく。途
中休憩タイムもあり、お茶・ところてんを用意。またライブタイムも設定。そ
して手編みロープを丸めた地球(いのち)をいくつかの原発現地に送るべく小
分け作業も。こうしてテントの前から両翼へと広がっていく。
集会のあとは、みんなでカンショ踊りで経産省を包囲。
7時からは、再稼働反対全国アクションとの共催で経産省包囲ヒューマン
チェーン。
尚、この1周年行動については、これまでテントを来訪された全国の人々に
案内を送ります。他に、こういうことをやってみれば・・・というご提案があ
れば、お寄せ下さい。
●9月22日(土・休)に「3・11から学ぶ~脱原発のうねりの中で、
福島-首都圏交流の集い~」と題する福島と首都圏の一大交流集会を企画。
福島の中通り、浜通り、会津各地の方々、いろいろな活動団体の方々をお招き
して、様々な報告と提起をしていただき、首都圏の人たちがもう一度学び直し、
<福島に立ち、福島を知る>一助にしたい。
●テントの1周年までにやるべき事は山積しており、今週も金曜日(24日)
には以下のような行動が取り組まれる。
17時~20時 文科省前(主催:福島集団疎開裁判)
18時~20時 官邸前・国会議事堂前(主催:首都圏反原発連合)
18時半~20時 経産省別館・保安院前(主催 FoE JAPAN、フクロウの会他)
18時半~21時 経産省前(主催:火炎瓶テツさん、296デモ有志)
20時~21時15分 環境省抗議集会&ヒューマンチェーン
(主催 FoE JAPAN、フクロウの会、テント 他)
20時~21時 財務省上(主催:福島集団疎開裁判)
やるべきことを着実にやりながら、9・11一周年を準備したい。
提案やご意見があればお寄せいただきたい。
( Y・T )
【TMM:No1553】
2012年8月24日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.続・電力需給データの検証8月23日分、
「大飯原発2基が動かないと停電だ」と演出したい関電の
呆れた停電工作ぶり。 (山崎久隆)
★2.今年の9電力管内 最大電力は、
猛暑の10年比8~16%。節電効果大きく(8月24日東京新聞より)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆さくら会のわかりやすい学習会『ほんとうは、こわい!放射能の話』
9月23日(日)9:30から、都営浅草線・三田駅
★4.テントひろば テント日誌
<テント日誌 8/20(月)―経産省前テントひろば345日目>
伊方原発現地に赴いて――<命の海に連なる人々>
「ふるさとは原発を許さない!」
━━━━━━━
◇8月25日(土)ツイッター中級講座、14:00~17:00、参加費1000円
講師:森本祐次さん、場所:スペースたんぽぽ
━━━━━━━
┏┓
┗■1.続・電力需給データの検証8月23日分
│「大飯原発2基が動かないと停電だ」という演出がしたい電力会社の
│ 呆れた停電工作ぶり。昨日より更に41万kw供給力を引き下げている関電
└────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
本日(8/23)は大飯原発2基を止めたら困るように下手な演出をする
関電を発見。大飯止めたら停電していた??
猛暑なのに、日本全体でも実に昨日から66万kwもの供給力を落とす電力各社
昨日(8/22)、「本日は、おそらく今年夏最後の猛暑日になるかもしれない」
などと言ってしまいましたが、まだまだ猛暑日は続くようです。
健康にお気を付け下さい。
というわけで、電力使用のデータを今日も取ってみたところ、昨日よりも
さらに供給力を減らし、ついに関電では大飯停止、融通無しの単独では
100%を突破するという看過できないデータが取得できたので報告します。
まず、最大電力使用と予測値と設備に関するデータです。
(単位万kw)
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国
435 1,310 5,060 520 2,390 2,590 1,050 最大使用予測値
435 1,354 5,042 519 2,433 2,637 1,038 最大使用
四国 九州 合計
485 1,460 15,300 最大使用予測値
498 1,428 15,384 最大使用
今日はさすがに暑いので、電力が昨日発表した翌日の最大使用を超える会社が
次々に現れ、トータルで84万kw多くなりました。
しかしやってくれます。電力会社は、予想通り供給力を下げてきます。その
データは下記の通り。全国合わせて実に66万kw分も設備を減らしています。特
におかしいのは関西電力。実に41万kwも減らしています。逼迫しているはずの
電力会社が、さらに供給力を下げるなど、よほどの余裕があるのか、それとも
別の意図があるのか。
もちろん、どこかの火力がトラブルを起こしたというプレスリリースはあり
ました。しかしそうであればPPSや余裕のある中国電力から追加調達すれば
良いのです。中国電力は既に融通していますが、減った分を中国と四国から調
達すれば関電の逼迫は何事も無く終わります。
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国 (単位万kw)
511 1,458 5,506 569 2,666 2,986 1,162 昨日の供給力
506 1,435 5,526 572 2,635 2,945 1,165 今日の供給力
▲ 5 ▲ 23 20 3 ▲ 31 ▲ 41 3 差
四国 九州 合計 (単位万kw)
571 1,608 17,037 供給力
569 1,618 16,971 今日の供給力
▲ 2 10 ▲ 66 差
比率は以下の通り(単位%)
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国 四国 九州 合計
86.0 94.4 91.2 90.7 92.3 89.5 89.1 87.5 88.2 90.7
東側(北電、東北、東京)と西側(北陸、中部、関西、中国、四国、九州)の
合計を比較すると次のようになります。
東側 西側
6,831 8,553
7,467 9,504
91.5% 90.0%
西側電力各社の間の融通は昨日と全く同じです。
北陸 中部 関西 中国 九州
▲ 7 ▲ 76 147 ▲ 64
▲ 3 ▲ 65 ▲ 42 110
この融通をなかったこととしてみましょう。
融通分は当然ながら各社の電力設備そのものです。
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国
435 1,354 5,042 519 2,433 2,637 1,038 最大使用
四国 九州 合計
498 1,428 15,384 最大使用
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国
506 1,435 5,526 582 2,776 2,798 1,271 供給力
四国 九州 合計
569 1,508 16,971 供給力
比率は以下の通り(単位%)
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国
86.0 94.4 91.2 89.2 87.6 94.3 81.7
四国 九州 合計
87.5 94.7 90.7
では、本日は広域融通をやめたデータから、大飯原発の2基を止めてみま
しょう。この場合、追加で火力設備などは投入しません。
関電 西側
(2,798-118-118)=2,562 9,268
102.9% 92.3%
そうすると、関西電力の設備は2,562万kwになります。使用電力2,637万kwと
の差分は▲75万kwで、関電単独では足りなくなります。しかし西日本の広域連
係を行えば十分カバーできます。西側全部の設備から大飯原発を抜いたデータ
で92.3%です。7%の予備率は問題のない水準です。
とうとう関電単独では大飯原発が動かないと、逼迫するというデータが出ま
したが、しかしその背景には、最大設備3,029万kwから大飯原発分を除いた2,
793万kwにも遠く及ばない供給力に引き下げたことが原因ですから、関電が自
らこのような状況を作り出したのです。
明日の記者会見で関電が「単独では停電する」などと言い出したら、突っ込
みを入れて下さい。「火力止めりゃ当ったり前よ」と。
しかしこんな程度のトリックに引っかかるマスコミも居ます。それを真に受
ける市民は責めることは出来ませんから、そのようなマスコミが出ないように、
速報でからくりを示しておきます。
明日も監視を続けます。
┏┓
┗■2.今年の9電力管内 最大電力は、
│ 猛暑の10年比8~16%。節電効果大きく
└────(8月24日 東京新聞より)
沖縄電力を除く九電力管内で、7月から8月23日までの間に記録した最大
電力需要が、猛暑だった2010年夏のピークと比べて8~16%減少したこ
とが23日、分かった。家庭が企業の節電効果が大きく、大規模な発電所のト
ラブルなどがなければ、関西電力管内など四地域で準備している今夏の計画停
電は回避できる見通しとなった。
需給が最も厳しいとみられていた関西での最大電力は8月3日の2682万
キロワットで、10年比で13%減った。気温の影響を除いた実質的な比較で
は、17日までの需要が約11%減少し、節電目標の10%を達成した。
火力発電所のトラブルが相次いだ九州も、最大電力は7月26日の1521
万キロワットで約13%減。九州電が8月23日に発表した来週の電気予報で
は、供給力に対する電力使用率は最大94%で、「厳しい需給状況」の95%
超えには達しない見通しだ。
東京電力管内の最大電力は7月27日の5038万キロワットで10年比約
16%低下した。
関西の節電効果は家庭、業務用がそれぞれ約11%、産業用がそれぞれ
約12%。昨夏との比較では特に家庭用の実績が伸びた。
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆さくら会のわかりやすい学習会
『ほんとうは、こわい!放射能の話』
【講師】杉嶋 拓衛さん(たんぽぽ舎 運営委員)
1.月日:2012年9月23日(日) 開場9:15
学習会(がくしゅうかい)9:30~12:00
2.会場:東京都障害者福祉会館 児童室B 都営浅草線・三田駅
3.参加費:500円(資料代) 当日会場で集めます。
4.お問い合わせ:阿部八重 TEL/FAX03-5702-4571
5.メール連絡先 sakurakai@live.jp
主催 さくら会
2011年3月11日の震災直後、福島第1原子力発電所の事故により、
大量の放射性物質が、ばらまかれています。
放射能とは、どんなものなのでしょうか。体にどんな影響があるのでしょう
か。放射能は、東京や神奈川には関係ないのでしょうか。
今回は、たんぽぽ舎の杉嶋さんに、わかりやすく放射能の話をしてもらいま
す。放射能はこわいけど、知らないと困るので、ぜひ参加してください。
┏┓
┗■4.<テント日誌>
└────
<テント日誌 8/20(月)―経産省前テントひろば345日目>
伊方原発現地に赴いて――<命の海に連なる人々>
「ふるさとは原発を許さない!」
( Y・T )
http://tentohiroba.tumblr.com/post/30033715997/8-20-345
※シンプルな画面で読む http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=938
8月20日(月) 今日は午前9時から昨日に続いての全国ネット相談会で
あったが、松山に来たからにはどうしても道後温泉に入らねば・・・と、
6時過ぎに起き出して道後温泉に向かう。
風格ある建物もさることながら、とてもいい温泉であった。まだ朝早い時間
帯ながら結構多くの人がいる。地元の人たちに親しまれてようだ。2階の休憩
室でノンビリした時間をすごした後会場へ。
9時から12時まで活発な議論が交わされた。次々と発言する人たちから日
頃の思いや活動の様子が切に伝わってくる。テントからいった若いM君も各地
のいろいろな人の思いや考えが聞けてとてもよかったと感想を述べていた。
そして最終的に、各地の現在の状況が緊急性を要し、個々のグループだけで
は対応しきれないとの声から全国ネット準備会が発足されることとなった。こ
の全国ネットは全国の原発現地を横につなげるということと、実際に現地行動
を全国連帯で積み重ねることを通して創り上げるというその実践性に特徴を
持っている。志賀・泊等でのさしあたっての行動も提起された。
相談会が終わるとすぐさまバスに乗って伊方原発に向かう。八幡浜から原発
から子ども達を守る女たちの会の斉間淳子さんが同乗され、いろいろな説明を
していただいた。とくに伊方原発建設がが九長の被差別部落を狙い打ちするよ
うに進められたこと、オヤジ達が出稼ぎに行っている間にだまし討ちのように
契約書にサインさせ、出稼ぎから帰ってきたオヤジ達がその出稼ぎ先で苦しん
でいる若狭の原発と同じものが建設されることを知って心底怒り、子ども達の
同盟休校も含めて、山を越えて町役場に押しかけて闘ったという話には心打た
れた。
そして斉間さんの、権力や抑圧者に対する凜とした姿勢と、抑圧され差別さ
れている者に対する優しい温かな眼差しが話の中ににじみ出ていた。
ビジターハウス(PR館)の展望館からは原発が頭を覗かせ、方向を変えれ
ば祝島がすぐ間近に見える。過去に3度、原発近くの海一面に大量の魚の死体
が浮いたという。そこから伊方原発反対の看板をいくつも見ながら、ゲート前
へ。原発3基が間近に一望される。みんなで抗議の声をあげ、木田さんが警備
員に「会社はあなたたちを守らない。事故があったら、自分の命を大切にしな
さい。」と呼びかける。帰り道にもいくつもの原発反対の看板を目にした。そ
れだけ土地買収に応じなかった人たちがいるということだった。原発反対の意
思を最後まで貫いた廣野房一さんの記念碑が建っていた。
空港に向かうバスから瀬戸内海が一望された。いくつもの島影が重なり合う
穏やかな海は夕陽にきらめき、瀬戸内地域に生きる人々の<命の海>というに
相応しい。木田さんが歌った「瀬戸の花嫁」が心地よく響く。
この<命の海>に結ばれる人々の闘いのネットワークは広がり、そしてそれに
私たちもつながっていく。今回の松山行動と全国ネット相談会はそのことを実
感させてくれるものであった。
( Y・T )
2012年8月24日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.続・電力需給データの検証8月23日分、
「大飯原発2基が動かないと停電だ」と演出したい関電の
呆れた停電工作ぶり。 (山崎久隆)
★2.今年の9電力管内 最大電力は、
猛暑の10年比8~16%。節電効果大きく(8月24日東京新聞より)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆さくら会のわかりやすい学習会『ほんとうは、こわい!放射能の話』
9月23日(日)9:30から、都営浅草線・三田駅
★4.テントひろば テント日誌
<テント日誌 8/20(月)―経産省前テントひろば345日目>
伊方原発現地に赴いて――<命の海に連なる人々>
「ふるさとは原発を許さない!」
━━━━━━━
◇8月25日(土)ツイッター中級講座、14:00~17:00、参加費1000円
講師:森本祐次さん、場所:スペースたんぽぽ
━━━━━━━
┏┓
┗■1.続・電力需給データの検証8月23日分
│「大飯原発2基が動かないと停電だ」という演出がしたい電力会社の
│ 呆れた停電工作ぶり。昨日より更に41万kw供給力を引き下げている関電
└────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
本日(8/23)は大飯原発2基を止めたら困るように下手な演出をする
関電を発見。大飯止めたら停電していた??
猛暑なのに、日本全体でも実に昨日から66万kwもの供給力を落とす電力各社
昨日(8/22)、「本日は、おそらく今年夏最後の猛暑日になるかもしれない」
などと言ってしまいましたが、まだまだ猛暑日は続くようです。
健康にお気を付け下さい。
というわけで、電力使用のデータを今日も取ってみたところ、昨日よりも
さらに供給力を減らし、ついに関電では大飯停止、融通無しの単独では
100%を突破するという看過できないデータが取得できたので報告します。
まず、最大電力使用と予測値と設備に関するデータです。
(単位万kw)
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国
435 1,310 5,060 520 2,390 2,590 1,050 最大使用予測値
435 1,354 5,042 519 2,433 2,637 1,038 最大使用
四国 九州 合計
485 1,460 15,300 最大使用予測値
498 1,428 15,384 最大使用
今日はさすがに暑いので、電力が昨日発表した翌日の最大使用を超える会社が
次々に現れ、トータルで84万kw多くなりました。
しかしやってくれます。電力会社は、予想通り供給力を下げてきます。その
データは下記の通り。全国合わせて実に66万kw分も設備を減らしています。特
におかしいのは関西電力。実に41万kwも減らしています。逼迫しているはずの
電力会社が、さらに供給力を下げるなど、よほどの余裕があるのか、それとも
別の意図があるのか。
もちろん、どこかの火力がトラブルを起こしたというプレスリリースはあり
ました。しかしそうであればPPSや余裕のある中国電力から追加調達すれば
良いのです。中国電力は既に融通していますが、減った分を中国と四国から調
達すれば関電の逼迫は何事も無く終わります。
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国 (単位万kw)
511 1,458 5,506 569 2,666 2,986 1,162 昨日の供給力
506 1,435 5,526 572 2,635 2,945 1,165 今日の供給力
▲ 5 ▲ 23 20 3 ▲ 31 ▲ 41 3 差
四国 九州 合計 (単位万kw)
571 1,608 17,037 供給力
569 1,618 16,971 今日の供給力
▲ 2 10 ▲ 66 差
比率は以下の通り(単位%)
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国 四国 九州 合計
86.0 94.4 91.2 90.7 92.3 89.5 89.1 87.5 88.2 90.7
東側(北電、東北、東京)と西側(北陸、中部、関西、中国、四国、九州)の
合計を比較すると次のようになります。
東側 西側
6,831 8,553
7,467 9,504
91.5% 90.0%
西側電力各社の間の融通は昨日と全く同じです。
北陸 中部 関西 中国 九州
▲ 7 ▲ 76 147 ▲ 64
▲ 3 ▲ 65 ▲ 42 110
この融通をなかったこととしてみましょう。
融通分は当然ながら各社の電力設備そのものです。
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国
435 1,354 5,042 519 2,433 2,637 1,038 最大使用
四国 九州 合計
498 1,428 15,384 最大使用
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国
506 1,435 5,526 582 2,776 2,798 1,271 供給力
四国 九州 合計
569 1,508 16,971 供給力
比率は以下の通り(単位%)
北電 東北 東京 北陸 中部 関西 中国
86.0 94.4 91.2 89.2 87.6 94.3 81.7
四国 九州 合計
87.5 94.7 90.7
では、本日は広域融通をやめたデータから、大飯原発の2基を止めてみま
しょう。この場合、追加で火力設備などは投入しません。
関電 西側
(2,798-118-118)=2,562 9,268
102.9% 92.3%
そうすると、関西電力の設備は2,562万kwになります。使用電力2,637万kwと
の差分は▲75万kwで、関電単独では足りなくなります。しかし西日本の広域連
係を行えば十分カバーできます。西側全部の設備から大飯原発を抜いたデータ
で92.3%です。7%の予備率は問題のない水準です。
とうとう関電単独では大飯原発が動かないと、逼迫するというデータが出ま
したが、しかしその背景には、最大設備3,029万kwから大飯原発分を除いた2,
793万kwにも遠く及ばない供給力に引き下げたことが原因ですから、関電が自
らこのような状況を作り出したのです。
明日の記者会見で関電が「単独では停電する」などと言い出したら、突っ込
みを入れて下さい。「火力止めりゃ当ったり前よ」と。
しかしこんな程度のトリックに引っかかるマスコミも居ます。それを真に受
ける市民は責めることは出来ませんから、そのようなマスコミが出ないように、
速報でからくりを示しておきます。
明日も監視を続けます。
┏┓
┗■2.今年の9電力管内 最大電力は、
│ 猛暑の10年比8~16%。節電効果大きく
└────(8月24日 東京新聞より)
沖縄電力を除く九電力管内で、7月から8月23日までの間に記録した最大
電力需要が、猛暑だった2010年夏のピークと比べて8~16%減少したこ
とが23日、分かった。家庭が企業の節電効果が大きく、大規模な発電所のト
ラブルなどがなければ、関西電力管内など四地域で準備している今夏の計画停
電は回避できる見通しとなった。
需給が最も厳しいとみられていた関西での最大電力は8月3日の2682万
キロワットで、10年比で13%減った。気温の影響を除いた実質的な比較で
は、17日までの需要が約11%減少し、節電目標の10%を達成した。
火力発電所のトラブルが相次いだ九州も、最大電力は7月26日の1521
万キロワットで約13%減。九州電が8月23日に発表した来週の電気予報で
は、供給力に対する電力使用率は最大94%で、「厳しい需給状況」の95%
超えには達しない見通しだ。
東京電力管内の最大電力は7月27日の5038万キロワットで10年比約
16%低下した。
関西の節電効果は家庭、業務用がそれぞれ約11%、産業用がそれぞれ
約12%。昨夏との比較では特に家庭用の実績が伸びた。
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆さくら会のわかりやすい学習会
『ほんとうは、こわい!放射能の話』
【講師】杉嶋 拓衛さん(たんぽぽ舎 運営委員)
1.月日:2012年9月23日(日) 開場9:15
学習会(がくしゅうかい)9:30~12:00
2.会場:東京都障害者福祉会館 児童室B 都営浅草線・三田駅
3.参加費:500円(資料代) 当日会場で集めます。
4.お問い合わせ:阿部八重 TEL/FAX03-5702-4571
5.メール連絡先 sakurakai@live.jp
主催 さくら会
2011年3月11日の震災直後、福島第1原子力発電所の事故により、
大量の放射性物質が、ばらまかれています。
放射能とは、どんなものなのでしょうか。体にどんな影響があるのでしょう
か。放射能は、東京や神奈川には関係ないのでしょうか。
今回は、たんぽぽ舎の杉嶋さんに、わかりやすく放射能の話をしてもらいま
す。放射能はこわいけど、知らないと困るので、ぜひ参加してください。
┏┓
┗■4.<テント日誌>
└────
<テント日誌 8/20(月)―経産省前テントひろば345日目>
伊方原発現地に赴いて――<命の海に連なる人々>
「ふるさとは原発を許さない!」
( Y・T )
http://tentohiroba.tumblr.com/post/30033715997/8-20-345
※シンプルな画面で読む http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=938
8月20日(月) 今日は午前9時から昨日に続いての全国ネット相談会で
あったが、松山に来たからにはどうしても道後温泉に入らねば・・・と、
6時過ぎに起き出して道後温泉に向かう。
風格ある建物もさることながら、とてもいい温泉であった。まだ朝早い時間
帯ながら結構多くの人がいる。地元の人たちに親しまれてようだ。2階の休憩
室でノンビリした時間をすごした後会場へ。
9時から12時まで活発な議論が交わされた。次々と発言する人たちから日
頃の思いや活動の様子が切に伝わってくる。テントからいった若いM君も各地
のいろいろな人の思いや考えが聞けてとてもよかったと感想を述べていた。
そして最終的に、各地の現在の状況が緊急性を要し、個々のグループだけで
は対応しきれないとの声から全国ネット準備会が発足されることとなった。こ
の全国ネットは全国の原発現地を横につなげるということと、実際に現地行動
を全国連帯で積み重ねることを通して創り上げるというその実践性に特徴を
持っている。志賀・泊等でのさしあたっての行動も提起された。
相談会が終わるとすぐさまバスに乗って伊方原発に向かう。八幡浜から原発
から子ども達を守る女たちの会の斉間淳子さんが同乗され、いろいろな説明を
していただいた。とくに伊方原発建設がが九長の被差別部落を狙い打ちするよ
うに進められたこと、オヤジ達が出稼ぎに行っている間にだまし討ちのように
契約書にサインさせ、出稼ぎから帰ってきたオヤジ達がその出稼ぎ先で苦しん
でいる若狭の原発と同じものが建設されることを知って心底怒り、子ども達の
同盟休校も含めて、山を越えて町役場に押しかけて闘ったという話には心打た
れた。
そして斉間さんの、権力や抑圧者に対する凜とした姿勢と、抑圧され差別さ
れている者に対する優しい温かな眼差しが話の中ににじみ出ていた。
ビジターハウス(PR館)の展望館からは原発が頭を覗かせ、方向を変えれ
ば祝島がすぐ間近に見える。過去に3度、原発近くの海一面に大量の魚の死体
が浮いたという。そこから伊方原発反対の看板をいくつも見ながら、ゲート前
へ。原発3基が間近に一望される。みんなで抗議の声をあげ、木田さんが警備
員に「会社はあなたたちを守らない。事故があったら、自分の命を大切にしな
さい。」と呼びかける。帰り道にもいくつもの原発反対の看板を目にした。そ
れだけ土地買収に応じなかった人たちがいるということだった。原発反対の意
思を最後まで貫いた廣野房一さんの記念碑が建っていた。
空港に向かうバスから瀬戸内海が一望された。いくつもの島影が重なり合う
穏やかな海は夕陽にきらめき、瀬戸内地域に生きる人々の<命の海>というに
相応しい。木田さんが歌った「瀬戸の花嫁」が心地よく響く。
この<命の海>に結ばれる人々の闘いのネットワークは広がり、そしてそれに
私たちもつながっていく。今回の松山行動と全国ネット相談会はそのことを実
感させてくれるものであった。
( Y・T )
【TMM:No1552】
2012年8月23日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.たんぽぽ舎を取材したビデオがアップされました(白石草ourplanet-tv)
★2.伊方再稼働阻止へ連携
全国ネット設立準備会発足決定、団体など松山で集会
(8月21日 愛媛新聞より)
★3.東電、テレビ会議情報の「公開拒否」という犯罪
この映像は「東電の所有物」ではない、原発事故の重要な証拠である
(山崎久隆)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆8・29女たちの一票一揆、女たちの院内集会
集会とかんしょおどり(テントひろば)、院内集会(衆院第一)
★5.<テント日誌 8/19(日)―経産省前テントひろば344日目>
ストップ伊方原発再稼働!とめよう大飯眼発! 8・19松山行動in愛媛
( Y・T )
━━━━━━━
┏┓
┗■1.たんぽぽ舎を取材したビデオがアップされました!
└──── 白石 草(ourplanet-tv)
「たんぽぽ舎」って何?
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1423
脱原発デモや集会のチラシでよく目にする「たんぽぽ舎」。
東京・水道橋の古いビルにある「たんぽぽ舎」は、チェルノブイリ原発事故後、
食品の放射能汚染を測定器を使い市民-のために調べる活動からスタート。
デモや集会、勉強会など20年以上にわたり、原発に反対する活動を続けてきた。
東京電力福島原発事故から1年以上が経ち、原発再稼働に対する抗議が全国に
広がっていくなか、「親戚にも原発反対運動していると言えないなかで、ずっと
続けたきた人達がいるから今がある」と話す「たんぽぽ舎」の鈴木千津子さん
(共同代表)、柳田真さん(共同代表)にお話を伺った。
2012年夏期映像制作ワークショップ作品
制作:アサーン美恵、松村 正治
┏┓
┗■2.伊方再稼働阻止へ連携
│ 全国ネット設立準備会発足決定、団体など松山で集会
└────(8月21日 愛媛新聞より)
脱・反原発を訴える市民団体や個人約100が20日、松山市で集会を開き、
四国電力伊方原発(伊方町)などの再稼働阻止へ連携する全国ネットワークの
設立に向けた準備会を発足させることを決めた。近く組織形態や活動内容を正
式決定する。
東京などを拠点に活動している再稼働反対全国アクション、反原発自治体議
員・市民連盟、経産省前テントひろば、ストップ再稼働現地アクション、たん
ぽぽ舎の5団体が設立を呼びかけ、承認された。
全国ネットは、伊方原発と北海道電力泊原発(北海道泊村)の再稼働が有力
視されているとして重点的に反対活動を展開するほか、このほど再稼働した関
西電力大飯原発(福井県おおい町)の運転停止を求める方針という。
┏┓
┗■3.東電、テレビ会議情報の「公開拒否」という犯罪
│ この映像は「東電の所有物」ではない、原発事故の重要な証拠である
└────(山崎久隆)
【1】航空機事故が発生した場合、コックピット音声録音記録である「ボイス
レコーダー」と航空機の飛行情報データである「フライトデータレコーダー」
は、航空・鉄道事故調査委員会が「回収」して事故調査のために解析される。
全体を公開するかどうかは、法的に決められているわけではないが、日本航
空史上最悪の事故だった日本航空123便の墜落事故(1985年8月12
日)については、その多くが公表された。
一般に特に重大な事故の情報を公表するということは、(1)再発防止対策
のために(2)遺族や関係者を含む人々の知る権利に応えるために(3)事故
原因を世間の幅広い知見を集めて解明するために(4)被害を受けたり損失を
被った人々の利益を守るために、積極的になされるべきだと考えられている。
この場合の情報公開は、できる限り一次情報を、収集されたままで行うのが
望ましい。二次、三次加工データは加工に伴う改ざんや省略が伴い、真実の
データとは異なるからだ。もちろんいくら生データだからと言って、データや
信号をそのままでは理解できないので、可視的に加工することは認められるだ
ろう。例えば音声データの場合は文字に起こして、わかりやすくすることは何
ら問題はない。もちろん加工の過程で言ってもいないことを加えたり、削除す
ることは許されない。
画像データについても、いかなる理由があろうと映っているものを削除した
りマスキングをすることはしてはならない。ただし、無関係の第三者が映り込
むとか、公序良俗に反するなど正当な理由があるならば別だ。
【2】このような前提のもとに東電のテレビ会議情報の公開を考え、どのよう
な問題があるか検討する。
まず、東電が保有しているとされる全データのうち、わずか160時間分の
みが公開対象とされた。特に3月17日以降はさしたる理由もなく非公開とさ
れた。事故が起きた7日後以降の応答状況が無いわけで、特に2号機からの大
量拡散があったとされる時期以降のデータが無いことになる。最大の放射能放
出がテレビ電話会議などを通じてどのように認識をされていたかが分からない。
一番隠したいところを隠したと言われても仕方が無いだろう。
さらに、視聴できる人間を報道関係者の一部に限定した上、各社2名の登録
制などとふざけたことをしている。本当ならばプラントデータと共にインター
ネット上で誰でも視聴できるように全部を公表すべきだ。局限された人間しか
見られなければ「公表」とは言わない。
「録音禁止・コピー禁止」という条件も公開の原則に反している。
報道は自らの記事が正確であることを示す目的で一次資料を引用する。報道
にとって真実を報じていることを示すことは重要なポイントだが、東電は理由
もなく妨害した。
この映像記録を「東電の所有物」であると考えているらしい。とんでもない
見当違いだ。公開を約束された情報は、その段階で「公的な」ものになる。誰
がどのように利用、引用しようと自由である。もちろんプライバシーを侵害し
た映像記録が公表された場合は全く別だが、東電の社員が会社の業務において
行うことは「公務」に相当する。民間企業とは言え、電力会社とは相当程度の
公共性があると言うだけではない。史上最悪の公害事件を引き起こした「加害
企業」である。その行動は検証されなければならないし、そのために記録類は
「公的な」ものとなる。航空機事故を起こした航空会社やチッソなどの公害企
業と同じだ。
公開された映像は、既に映像も音声も加工されてしまい、実態は一次情報と
は言えない。そのような状態であっても、録音やコピーを禁じる姿勢は認めら
れない。
東電の経営は実質国営化された。経営陣も入れ替えられ、下河邉和彦新会長
は原子力損害賠償支援機構から就任している。これまでの東電ではないはず
だったが、情報隠蔽体質は何ら変化が見られない。
●この映像情報は、国会事故調査委員会も見ている。つまり、事故調査委員会
には「公開」をしている。国会事故調査委員会は国会の総意で設置された。委
員も議会で承認された「同意人事」だ。他のどの事故調査委員会よりも国民に
近い。
事故調査委員会に提示されている以上、国会に、そしてそれは国民に提示さ
れたも同然だ。改めて隠す根拠などは無い。
さらに政府事故調などがデータを反訳させて提出させ、一般に公開する作業
をすべきだ。日航機事故ではそうしている。映像そのものも政府あるいは国会
事故調から公開すべきだろう。
●繰り返して言おう。
福島第一震災は人災である。その相当部分は、事故収束過程において発生し
ている。初動の誤り、判断ミス、地震や津波の損害確認不足、機能しない装置
の回復失敗、見通しの立たないままの様々な回復作業、放射性物質を拡散させ
たベント操作、論点は無数に存在し、そのほとんどは未だに事実さえ分かって
いない。
何をし、何をしなかったのかが事故調査報告などで一部明らかになってきた
ものの、そのような結果になった原因は、当時の行動を記録した資料や対策本
部などの議事録を突き合わせていってようやく分かってくるのだが、議事録は
存在しない、記録資料は公開しないでは、原因調査をする気がないと考えるほ
かはない。それだけでも犯罪行為である。
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆8・29女たちの一票一揆、女たちの院内集会
日時 2012年 8月 29日(水)
場所 衆議院・第一議員会館多目的ホール
14時 集会とかんしょおどり --- 経産省前テントひろば
15時 院内集会 --- 衆議院第一議員会館多目的ホール(18時迄)
参加対象 女性
6月29日、参院会館で「女たちの院内集会」を行った原発いらない女たち
は、「月に1度でいいから、継続して話し合う場を設けたいね」と話し合い
ました。
さて今月、その願いが早くも実現してしまうことになりましたので、ここに
お知らせいたします。院内集会参加資格は、「原発いらない」願いをもつ
「女性」であること。ぜひ、ご参加ください。
【詳細】http://onna100nin.seesaa.net/article/286298740.html
┏┓
┗■5.<テント日誌 8/19(日)―経産省前テントひろば344日目>
│ ストップ伊方原発再稼働!とめよう大飯眼発!
│ 8・19松山行動in愛媛
└────( Y・T )
8月19日(日) 今日・明日と伊方ツアーへ。
19日の「ストップ伊方原発再稼働!とめよう大飯原発!8・19松山行動
in 愛媛」集会への参加と、19・20日の全国ネットワーク相談会、伊方原
発立地の見学という中味の濃いツアーである。
東京からは、テントとたんぽぽ舎中心に40名ほどの参加、福島から2名+
水戸や福岡や四万十に避難されている方3名の参加であった。全国ネット相談
会用の資料の重い荷物を抱えて出発。
集会場である松山市内 県庁近くにある城の内公園に行くと、八幡浜・原発
から子どもを守る女の会の人たちに出会う。そこで早速、たんぽぽ舎の女性達
が丹精込めて作成した大きな横断幕「ふるさとは原発を許さない」を贈呈。
八幡浜は佐多岬半島の根っこのところにあり、伊方原発から5㎞だという。
八幡浜・原発から子どもを守る女の会は、毎月11の日に、伊方原発のゲート
前に座り込みを続けておられるそうだ。この横断幕はその時掲げられる、防水
シートでできた横断幕である。いつも5~6人の行動だそうだが、表に出ない
支援者は沢山おられるという。
午後1時、真っ青な空と暑い日射しの下で集会は始められた。福島から5人
の女性達の訴えがあり、古くから訴訟に関わってこられた小林圭二さんの話が
続く。すると一転にわかに空がかき曇り、山の方を見ると雨で煙っている。テ
ントに移動する間もなく烈しい雨が降り始め、雷と
暴風雨が逆巻く。地元の人たちが原発建設のために祠を移された龍神様の怒り
だと言う。
雨が収まる頃、近くの美術館講堂に場所を移して集会は再開。壇上にもビッ
シリ人が座っても入りきれない状態で、集会は熱気に満ちていた。たくさんの
人が次々と1分間メッセージをおこなう。山口・広島・愛媛からの発言が多く、
さらに瀬戸内海を取りまく全地域からの発言があった。
4月17日に広瀬隆さんから、伊方原発反対の瀬戸内ネットワークがつくられ
たと聞いていたがそれが実感できる集会であった。
また、伊方原発再稼働阻止と大飯原発を止めようということが一体のものと
して掲げられているところに、この間の運動の前進を感じさせるもにであった。
デモは500名くらいで公園を通って県庁の向かい側で抗議。それがいった
ん終了後、県庁前に移動してそこで抗議行動。木田さんの唄に合わせてカン
ショ踊りも。
夕方から道後温泉近くの会場で、再稼働阻止全国ネットワーク相談会が夜9
時までおこなわれた。当初40名ほどで予定されていたが90名ほどの参加の
盛り上がり。(この会議の様子は8月21日の東京新聞に詳しく掲載されている)
1日目はたんぽぽ舎柳田さんからの全体的提起、大飯現地闘争の経緯と教訓
として2人の報告・提起、焦点の地から福島・伊方・泊・志賀からの報告・提
起、そして呼びかけ団体からの提起があり、翌日の討論ということで、午後9
時に終了した。<続く> ( Y・T )
2012年8月23日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.たんぽぽ舎を取材したビデオがアップされました(白石草ourplanet-tv)
★2.伊方再稼働阻止へ連携
全国ネット設立準備会発足決定、団体など松山で集会
(8月21日 愛媛新聞より)
★3.東電、テレビ会議情報の「公開拒否」という犯罪
この映像は「東電の所有物」ではない、原発事故の重要な証拠である
(山崎久隆)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆8・29女たちの一票一揆、女たちの院内集会
集会とかんしょおどり(テントひろば)、院内集会(衆院第一)
★5.<テント日誌 8/19(日)―経産省前テントひろば344日目>
ストップ伊方原発再稼働!とめよう大飯眼発! 8・19松山行動in愛媛
( Y・T )
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┏┓
┗■1.たんぽぽ舎を取材したビデオがアップされました!
└──── 白石 草(ourplanet-tv)
「たんぽぽ舎」って何?
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1423
脱原発デモや集会のチラシでよく目にする「たんぽぽ舎」。
東京・水道橋の古いビルにある「たんぽぽ舎」は、チェルノブイリ原発事故後、
食品の放射能汚染を測定器を使い市民-のために調べる活動からスタート。
デモや集会、勉強会など20年以上にわたり、原発に反対する活動を続けてきた。
東京電力福島原発事故から1年以上が経ち、原発再稼働に対する抗議が全国に
広がっていくなか、「親戚にも原発反対運動していると言えないなかで、ずっと
続けたきた人達がいるから今がある」と話す「たんぽぽ舎」の鈴木千津子さん
(共同代表)、柳田真さん(共同代表)にお話を伺った。
2012年夏期映像制作ワークショップ作品
制作:アサーン美恵、松村 正治
┏┓
┗■2.伊方再稼働阻止へ連携
│ 全国ネット設立準備会発足決定、団体など松山で集会
└────(8月21日 愛媛新聞より)
脱・反原発を訴える市民団体や個人約100が20日、松山市で集会を開き、
四国電力伊方原発(伊方町)などの再稼働阻止へ連携する全国ネットワークの
設立に向けた準備会を発足させることを決めた。近く組織形態や活動内容を正
式決定する。
東京などを拠点に活動している再稼働反対全国アクション、反原発自治体議
員・市民連盟、経産省前テントひろば、ストップ再稼働現地アクション、たん
ぽぽ舎の5団体が設立を呼びかけ、承認された。
全国ネットは、伊方原発と北海道電力泊原発(北海道泊村)の再稼働が有力
視されているとして重点的に反対活動を展開するほか、このほど再稼働した関
西電力大飯原発(福井県おおい町)の運転停止を求める方針という。
┏┓
┗■3.東電、テレビ会議情報の「公開拒否」という犯罪
│ この映像は「東電の所有物」ではない、原発事故の重要な証拠である
└────(山崎久隆)
【1】航空機事故が発生した場合、コックピット音声録音記録である「ボイス
レコーダー」と航空機の飛行情報データである「フライトデータレコーダー」
は、航空・鉄道事故調査委員会が「回収」して事故調査のために解析される。
全体を公開するかどうかは、法的に決められているわけではないが、日本航
空史上最悪の事故だった日本航空123便の墜落事故(1985年8月12
日)については、その多くが公表された。
一般に特に重大な事故の情報を公表するということは、(1)再発防止対策
のために(2)遺族や関係者を含む人々の知る権利に応えるために(3)事故
原因を世間の幅広い知見を集めて解明するために(4)被害を受けたり損失を
被った人々の利益を守るために、積極的になされるべきだと考えられている。
この場合の情報公開は、できる限り一次情報を、収集されたままで行うのが
望ましい。二次、三次加工データは加工に伴う改ざんや省略が伴い、真実の
データとは異なるからだ。もちろんいくら生データだからと言って、データや
信号をそのままでは理解できないので、可視的に加工することは認められるだ
ろう。例えば音声データの場合は文字に起こして、わかりやすくすることは何
ら問題はない。もちろん加工の過程で言ってもいないことを加えたり、削除す
ることは許されない。
画像データについても、いかなる理由があろうと映っているものを削除した
りマスキングをすることはしてはならない。ただし、無関係の第三者が映り込
むとか、公序良俗に反するなど正当な理由があるならば別だ。
【2】このような前提のもとに東電のテレビ会議情報の公開を考え、どのよう
な問題があるか検討する。
まず、東電が保有しているとされる全データのうち、わずか160時間分の
みが公開対象とされた。特に3月17日以降はさしたる理由もなく非公開とさ
れた。事故が起きた7日後以降の応答状況が無いわけで、特に2号機からの大
量拡散があったとされる時期以降のデータが無いことになる。最大の放射能放
出がテレビ電話会議などを通じてどのように認識をされていたかが分からない。
一番隠したいところを隠したと言われても仕方が無いだろう。
さらに、視聴できる人間を報道関係者の一部に限定した上、各社2名の登録
制などとふざけたことをしている。本当ならばプラントデータと共にインター
ネット上で誰でも視聴できるように全部を公表すべきだ。局限された人間しか
見られなければ「公表」とは言わない。
「録音禁止・コピー禁止」という条件も公開の原則に反している。
報道は自らの記事が正確であることを示す目的で一次資料を引用する。報道
にとって真実を報じていることを示すことは重要なポイントだが、東電は理由
もなく妨害した。
この映像記録を「東電の所有物」であると考えているらしい。とんでもない
見当違いだ。公開を約束された情報は、その段階で「公的な」ものになる。誰
がどのように利用、引用しようと自由である。もちろんプライバシーを侵害し
た映像記録が公表された場合は全く別だが、東電の社員が会社の業務において
行うことは「公務」に相当する。民間企業とは言え、電力会社とは相当程度の
公共性があると言うだけではない。史上最悪の公害事件を引き起こした「加害
企業」である。その行動は検証されなければならないし、そのために記録類は
「公的な」ものとなる。航空機事故を起こした航空会社やチッソなどの公害企
業と同じだ。
公開された映像は、既に映像も音声も加工されてしまい、実態は一次情報と
は言えない。そのような状態であっても、録音やコピーを禁じる姿勢は認めら
れない。
東電の経営は実質国営化された。経営陣も入れ替えられ、下河邉和彦新会長
は原子力損害賠償支援機構から就任している。これまでの東電ではないはず
だったが、情報隠蔽体質は何ら変化が見られない。
●この映像情報は、国会事故調査委員会も見ている。つまり、事故調査委員会
には「公開」をしている。国会事故調査委員会は国会の総意で設置された。委
員も議会で承認された「同意人事」だ。他のどの事故調査委員会よりも国民に
近い。
事故調査委員会に提示されている以上、国会に、そしてそれは国民に提示さ
れたも同然だ。改めて隠す根拠などは無い。
さらに政府事故調などがデータを反訳させて提出させ、一般に公開する作業
をすべきだ。日航機事故ではそうしている。映像そのものも政府あるいは国会
事故調から公開すべきだろう。
●繰り返して言おう。
福島第一震災は人災である。その相当部分は、事故収束過程において発生し
ている。初動の誤り、判断ミス、地震や津波の損害確認不足、機能しない装置
の回復失敗、見通しの立たないままの様々な回復作業、放射性物質を拡散させ
たベント操作、論点は無数に存在し、そのほとんどは未だに事実さえ分かって
いない。
何をし、何をしなかったのかが事故調査報告などで一部明らかになってきた
ものの、そのような結果になった原因は、当時の行動を記録した資料や対策本
部などの議事録を突き合わせていってようやく分かってくるのだが、議事録は
存在しない、記録資料は公開しないでは、原因調査をする気がないと考えるほ
かはない。それだけでも犯罪行為である。
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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆8・29女たちの一票一揆、女たちの院内集会
日時 2012年 8月 29日(水)
場所 衆議院・第一議員会館多目的ホール
14時 集会とかんしょおどり --- 経産省前テントひろば
15時 院内集会 --- 衆議院第一議員会館多目的ホール(18時迄)
参加対象 女性
6月29日、参院会館で「女たちの院内集会」を行った原発いらない女たち
は、「月に1度でいいから、継続して話し合う場を設けたいね」と話し合い
ました。
さて今月、その願いが早くも実現してしまうことになりましたので、ここに
お知らせいたします。院内集会参加資格は、「原発いらない」願いをもつ
「女性」であること。ぜひ、ご参加ください。
【詳細】http://onna100nin.seesaa.net/article/286298740.html
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┗■5.<テント日誌 8/19(日)―経産省前テントひろば344日目>
│ ストップ伊方原発再稼働!とめよう大飯眼発!
│ 8・19松山行動in愛媛
└────( Y・T )
8月19日(日) 今日・明日と伊方ツアーへ。
19日の「ストップ伊方原発再稼働!とめよう大飯原発!8・19松山行動
in 愛媛」集会への参加と、19・20日の全国ネットワーク相談会、伊方原
発立地の見学という中味の濃いツアーである。
東京からは、テントとたんぽぽ舎中心に40名ほどの参加、福島から2名+
水戸や福岡や四万十に避難されている方3名の参加であった。全国ネット相談
会用の資料の重い荷物を抱えて出発。
集会場である松山市内 県庁近くにある城の内公園に行くと、八幡浜・原発
から子どもを守る女の会の人たちに出会う。そこで早速、たんぽぽ舎の女性達
が丹精込めて作成した大きな横断幕「ふるさとは原発を許さない」を贈呈。
八幡浜は佐多岬半島の根っこのところにあり、伊方原発から5㎞だという。
八幡浜・原発から子どもを守る女の会は、毎月11の日に、伊方原発のゲート
前に座り込みを続けておられるそうだ。この横断幕はその時掲げられる、防水
シートでできた横断幕である。いつも5~6人の行動だそうだが、表に出ない
支援者は沢山おられるという。
午後1時、真っ青な空と暑い日射しの下で集会は始められた。福島から5人
の女性達の訴えがあり、古くから訴訟に関わってこられた小林圭二さんの話が
続く。すると一転にわかに空がかき曇り、山の方を見ると雨で煙っている。テ
ントに移動する間もなく烈しい雨が降り始め、雷と
暴風雨が逆巻く。地元の人たちが原発建設のために祠を移された龍神様の怒り
だと言う。
雨が収まる頃、近くの美術館講堂に場所を移して集会は再開。壇上にもビッ
シリ人が座っても入りきれない状態で、集会は熱気に満ちていた。たくさんの
人が次々と1分間メッセージをおこなう。山口・広島・愛媛からの発言が多く、
さらに瀬戸内海を取りまく全地域からの発言があった。
4月17日に広瀬隆さんから、伊方原発反対の瀬戸内ネットワークがつくられ
たと聞いていたがそれが実感できる集会であった。
また、伊方原発再稼働阻止と大飯原発を止めようということが一体のものと
して掲げられているところに、この間の運動の前進を感じさせるもにであった。
デモは500名くらいで公園を通って県庁の向かい側で抗議。それがいった
ん終了後、県庁前に移動してそこで抗議行動。木田さんの唄に合わせてカン
ショ踊りも。
夕方から道後温泉近くの会場で、再稼働阻止全国ネットワーク相談会が夜9
時までおこなわれた。当初40名ほどで予定されていたが90名ほどの参加の
盛り上がり。(この会議の様子は8月21日の東京新聞に詳しく掲載されている)
1日目はたんぽぽ舎柳田さんからの全体的提起、大飯現地闘争の経緯と教訓
として2人の報告・提起、焦点の地から福島・伊方・泊・志賀からの報告・提
起、そして呼びかけ団体からの提起があり、翌日の討論ということで、午後9
時に終了した。<続く> ( Y・T )