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たんぽぽ舎です。【TMM:No1745】
2013年2月14日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                             転送歓迎
━━━━━━━
★1.米国の原発 相次ぎ閉鎖
   シェール革命で火力優位 電力会社 補修に二の足
               (2月10日東京新聞より抜粋)
★2.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆2/16「しょうがいを持つ人の防災」
      場所:多摩市永山公民館5階ベルブホール
  ◆2/17映画『グリーナムの女たち』上映会&近藤和子さんトーク
      場所:かけこみ亭
★3.新聞・雑誌より
  ◆惜別 漫画家 中沢啓治さん:ゲンに託した怒りと祈り
                       (2月9日朝日新聞より)
★4.テント日誌2/13(水)経産省前テントひろば-522日目
   「福島月間」も近づく中で   (M/O)
━━━━━━━
※いますぐ原発ゼロに! 大飯原発を停止せよ 真下に活断層あり
 第43回首相官邸前抗議行動は、2月15日(金)18:00から20:00。
 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
 16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
 17:20に1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20総括集会。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.米国の原発 相次ぎ閉鎖
 |  シェール革命で火力優位 電力会社 補修に二の足
 └──── 
 
 米国で電力会社が老朽化した原子力発電所の閉鎖を決めるケースが増えている。
「シェールガス」と呼ばれる天然ガスの生産拡大に伴い、安価なガスを使った火
力発電が急増。原発のコスト競争力が相対的に下がり、電力会社が補修に必要な
投資に二の足を踏んでいるためだ。
 電力大手デューク・エナジーは5日、フロリダ州の原発を廃炉にすると発表。
格納容器に入ったひびの補修に巨額の費用がかかり、採算が取れないと判断した。
同じ大手のドミニオンも昨年10月、電力の卸売価格の下落を背景に、「純粋に経
済性の観点」(ファレル最高責任者=CEO)からウイスコンシン州にある原発
の廃炉を決めた。原発で最大手のエクセロンはニュージャージー州の原発を10年
前倒しで閉鎖する方針だ。(後略)(2月10日東京新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■2.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
◆2/16「しょうがいを持つ人の防災」
 
講師 鈴木絹江さん  地震・津波・原発
 福島第一原発から約40km地点で3.11の東日本大震災や原発事故を経験した
 鈴木絹江さんをお迎えしてお話をうかがいます。
 
日時 2月16日(土)2:00~4:30(開場は1:30~)
場所 多摩市永山公民館5階 ベルブホール
入場料 無料  当日先着順(定員約150名)
手話通訳・要約筆記あり
お問い合わせ 自立ステーションつばさ 042-389-6491
 
 
◆2/17映画『グリーナムの女たち』上映会&近藤和子さんトーク
  ビーバン・キドロン監督作品1983年/イギリス/60分
 
 映画は、かの有名な1982年12月12日の3万人以上の人間の鎖で米軍基地を囲ん
だ場面から翌日の基地行動へ続き、約半年のグリーナムの女たちの活動を、キャ
ンプに住み込んで撮ったドキュメンタリー作品。グリーナムの女たちの平和キャ
ンプ運動はヨーロッパ中に広がり、欧州の平和運動の聖地とまで呼ばれた。なお、
彼女たちの活動は、米ソ冷戦の終結をもたらしたとも言われる。キャンプは18年
続き、ついに米軍基地は閉鎖に追い込まれた。(近藤和子)
===============
日 時:2013年2月17日(日)開場:14:30 上映開始:15:00
近藤和子さんトーク 16:15~
場 所:かけこみ亭(国立市富士見台1-17-12)
入場料:500円 (こども無料)
予 約:nonukekunitachi@gmail.com(@は半角に変えてください)
※定員に達した場合、受付を締め切ります
主催 くにたちデモンストレーション
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より
 └──── 
 
◆惜別 漫画家 中沢啓治さん:ゲンに託した怒りと祈り
 
 最後にその姿に接したのは昨年5月、広島市の映画館で開かれた講演だった。
がん闘病の病院から車いすで来られた。つらそうだったが、集まった学生らに話
し始めると強い口調で、ときに感情を爆発させた。「平和憲法を守り、原爆を、
徹底的に語り継いで欲しい」。どこから力が湧くのかと驚かされた。
 「本当はとても寡黙な人でした」と妻ミサヨさん(70)は話す。自宅では静か
にシャンソンや演歌に聴き入ることが多かったそうだ。それが、原爆のことにな
ると人が変わった。
 6歳で被爆し、父と姉、弟を奪われた。後遺症に苦しんだ母も1966年に死去。
火葬すると骨は形をとどめず、白い粉になった。怒りを込め、原爆を描き始めた。
「はだしのゲン」を発表したのは、73年である。
 ドキュメンタリー映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」(11年)で聞き手を務
めた被曝2世、渡部朋子さん(59)は、撮影で広島市中区の海辺に連れられたと
きのことが忘れられない。原爆投下直後に生まれ、4ヵ月で亡くなった妹友子さ
んの遺体を焼いた場だ。中沢さんは「ここです」と言ったきり、海をにらんで動
かなかった。「怒りと悲しみに肩を震わせ、友子さんが亡くなった直後のようで
した」
 白内障で09年に漫画の執筆を断念。翌年、肺がんの告知を受けた。だが「ゲン」
の読者の手紙に「あれは実話ですか? 原爆はそれほどひどかったのですか」と
問うものもあり、使命感は一層強まっていたようだ。「ゲン」の最後のページに
は「第1部 完」とある。2部構想があり、書きかけの原画16枚が残された。
「子どもたちはゲンを読んで、平和を大切に、強く育って欲しい」「続きはそれ
ぞれが想像してもらう形でいい」。こう語ってもいたという。
 (2月9日朝日新聞より)
 
 
┏┓
┗■4.テント日誌2/13(水)経産省前テントひろば-522日目
 |  「福島月間」も近づく中で
 └──── (M/O)
 
 どいうわけか、すっかり「雨男風」になってしまっている。僕が当番になって
いる火曜日はどうも雨が多いのだ。少しずつではあるが春めいたものを肌に感じ
はじめられるようになってきているが雨に降り込められる。もっとも雨が嫌いで
はないからかもしれない。深夜からは雪になるかもしれないという予想だったが、
霙になった。「霙ふる霞ヶ関」といったところで歌のフレーズになるわけがない
だろうが、テントから外を眺めていて驚くのは人の動きが結構あるということだ。
こりゃなんだろう、と首を傾げるのだがこれも「霞ヶ関」ということなのだろう
か。こんな場所で淡々と日は過ぎて行く。時間の流れとはなにか、僕らの意志は
どうなっているのか、自己問答をしながら日々を過ごしている。答えのでない問
いかけをいっぱい抱えてである。ある本を読んでいたら政治ってデモと会議ばっ
かりとあったが、こういう果てしのない自己問答もまた政治行為なのだ。索漠た
る中での行為が政治行為の大半であることは十二分に分かってきたつもりではる
が。
 安倍内閣は経済問題(景気対策)に中心を定めて他の重要な問題はすべて参院
選挙の後にしているようにみえる。原発問題についてはなるべく触れないでいな
がら対応を準備しているようにみえる。でも、原子力規制委員会等への裏面工作
などで手を打っているのだろう。以前なら、政府や国会とは別に国民の目に触れ
ないところで官僚が事を進める体制だった。今も、このことがなくなったわけで
はないが、人々に監視のつよくなっている。規制庁の動きなどは従来に比すれば、
監視の目は強まっている。この行動は地味で徒労の伴なうものだが、集会やデモ
だけではない行動の一つとしてやらねばならない。東電に対する追及などもふく
めてである。
 この間の報道で衝撃的だったのはやはり東電の事故隠蔽行動が明るみにされた
ことだ。福島第一原発への国会議員の調査を拒んだ行為はやはり原発推進体制の
闇というか病理的体質を露呈させた。一体、どうなっているのだという怒りをけ
せないが、こういう体制は東電だけでなく、原子力ムラを含めて現在も変わって
いない。ここが重要な点だ。東電は福島第一原発の事故から地震の原因となるも
のを隠したかったのであり、「想定外」の津波というキャンペーンには予想した
通りの裏があったのだ。これらは再稼働→原発保持という東電や官僚(原子力ム
ラ等)の戦略に沿った行為であり、現在もその枠組みで彼らは動いている。彼ら
とっては全ての道は再稼働にあることを忘れないでおこう。
 『3・11』2周年を前にして全国各地で脱原発の運動は様々の形で展開が予定さ
れている。テント内にもいろいろにチラシが張られているし、地方の方からの便
りも届いている。例えば、『北海道反原発連合新聞』はこの間の北海道の運動の
現状を伝えてくれる。わざわざ上京してテントによる日程まで知らせてもらって
いる。これとは別に沖縄の動きを伝えるビラ類も多い。3月1日「焼津から8月広
島まで」の命の行進も伝えられている。メディアでは伝えられないが春に咲く草
花のように湧き出てくるような動きが分かってうれしい。
 テントでは「2月22日から3月24日」までの間を「福島月間」とすることを呼び
掛けている。いろいろのグループが福島につながることを意図した催しなどをお
こない。お互いの連帯し協力して脱原発運動を盛り上げて行こうというのだ。福
島を意図的に忘れさようと動きに抗して「福島の現状」に目を向け、脱原発の闘
いの現在を見直し、持久的な闘いの道を組み直して行こうということでもある。
現在までのところ確定しているも催しを紹介して置きたい。
 
◆2月22日以前のテント企画など
 
2月17日(日)15時「今や、川柳力の時代」1第二テントにて。定員あります。
2月19日(火)14時~16時30分『女が変える!政治も暮らしも原発も』。参院会
館101会議室。第一部14時~15時10分《男も可》。第二部15時10分~(女性のみ)
 
◆2月22日以降のスケジュール
 
2月22日(金)16時~福島告訴団による東京地検包囲行動 
2月23日(土)13時集会、14時30分デモ
    「子供たちを被曝からも守ろう、疎開裁判デモ」:新宿アルタ前にて。
3月3日(日)13時~17時「福島・首都圏の集い―福島原発災害に学ぶ」
   明治大学リバティホール。経産省前テント前ひろば・たんぽぽ舎他。
3月9日(土)10時~「つながろうフクシマ!さよなら原発大行進!」
   明治公園、さよなら原発1000万人アクション
3月10日(日)13時集会、14時デモ「原発ゼロ★大行進」
   日比谷公園野音  首都圏反原発連合
3月11日(月)19時―20時30分 「いのちを想う『誓いのキャンドル・ナイト』:
経産省前テントひろば、3・11霞ヶ関キャンドル・ナイトチーム、
協力:経産省前テントひろば。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1744】
2013年2月13日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「生き方そのものが問われている」 小出裕章さんインタビュー
   代替エネルギーをどうするか? 経済をどう成長させるか?
   というレベルの話ではない。
                    (人民新聞 2月5日号より抜粋)
★2.菅直人(元首相)講演会が大盛況(2月12日)
   原発輸出は反対、今後原発の大きなリスクの語り部として活動を続ける
   主催:反原発自治体議員・市民連盟(たんぽぽ舎気付)
                             柳田真
★3.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇「障害を持つ人の防災」
   講師 鈴木絹江さん
★4.新聞・雑誌から3つ
 ◇「釈明も虚偽」を認める。東電、説明問題でおわび
                   (2月12日 朝日新聞夕刊より)
 ◇虚偽説明、東電社長が組織性否定 社内調査を専門家が評価へ
                   (2月13日 朝日新聞より抜粋)
 ◇激減した震災がれき 広域処理の即時中止を 市民団体、参院会館で集会
                   (2月13日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※2/14学習会にご参加を!
  『美しいモンゴルを核のゴミ捨て場にしないために』
 
 広大な国土にめぐまれ、地中に大量のウランを埋蔵する国モンゴル。国際社会
は現在、モンゴルの国土を使用済み核燃料処分場として利用することを期待し、
日本はモンゴルに原子炉の輸出をいまも計画しています。原子力の問題は、国際
問題。国境を越え、市民が相互に連絡をとり、関心を持ち合うことが必要なので
す。
 
お  話:芝山 豊さん
日 時:2月14日(木)19:00より21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
共  催:日本カトリック正義と平和協議会、たんぽぽ舎
参加費:800円
 
 
┏┓
┗■1.「生き方そのものが問われている」 小出裕章さんインタビュー
 |  代替エネルギーをどうするか? 経済をどう成長させるか?
 |  というレベルの話ではない。
 └──── (人民新聞 2月5日号より抜粋)
 
○      溶けた炉心の在処、未だに不明 格納容器もあちこちに穴
○      危機的状況続く4号炉 使用済み燃料の取り出し 至難の業
○      電気料金値上げは、経営幹部の責任追及が大前提
○      震災がれき広域処理するなら2つの条件満たせ
○      事故原因もわからないのに「新基準」作って再稼働に進む原子力ムラ
○      どんな社会つくるのか? 今こそ「暗闇の思想」を
  東洋の端にある小さな日本は、欧米を見習う近代化によって、エネルギー
  を大量に使えるようになり、人殺し兵器も劇的に発展させてきました。西
  洋型の科学技術にすがって、大国を目指したのですが、それ自体が間違い
  だったのだと思います。
   工業化のために農業を潰し、海を汚染し、沿岸漁業を壊滅させましたが、
  その当時に松下竜一さんは、声を上げました。海の埋め立てに反対し、発電
  所建設にも反対しました。それを彼は死ぬまで貫き、さらに関心を広げてい
  きました。
   工業にどっぷりと依存し、自然を壊しながら「カネ」を追い求めてきた日
  本の社会の作り方を見直す、という意味で、松下さんは先験的な仕事をなさ
  った素敵な人でした。
 
  「どういう社会を作るべきなのか?」が最も重要なテーマです。原発事故は、
  代替エネルギーをどうするか? 経済をどう成長させるか?というようなレ
  ベルの話ではありません。私たちの生き方そのものが問われていることに気
  づいてほしいと思います。
 
 
┏┓
┗■2.菅直人(元首相)講演会が大盛況(2月12日)
 |  原発輸出は反対、今後原発の大きなリスクの語り部として活動を続ける
 |  主催:反原発自治体議員・市民連盟(たんぽぽ舎気付)
 └──── 柳田真
 
○2月12日(火)スペースたんぽぽ(4F)とたんぽぽ舎(5F)を使って菅直人
(元首相)の講演会=「東電福島原発事故~総理大臣として考えたこと 脱原
発と選挙」が開かれた。
 主催は反原発自治体議員・市民連盟。会場は満杯の人々。
○菅直人氏は、原発輸出には3.11前は賛成していたが、3.11後は」あの大惨事
を経て反対である、と明言。「原発の巨大なリスク」を垣間見た自分としては
今後は、その語り部として原発ゼロを目指して活動し続けると述べた。(詳細
次号)
菅直人氏の著書『東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと』
幻冬舎新書  860円+税
○なお、次回は3月12日(火)山本太郎さん。テーマは「脱原発と政治」
   18:30開場    19:00開会    21:00閉会
 参加費:800円  会場:スペースたんぽぽ
(反原発自治体議員・市民連盟は、2011年1月準備会~5月結成以来
毎月1回定例学習会を開いています。)
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
◇「障害を持つ人の防災」 講師 鈴木絹江さん
 地震・津波・原発
 福島第一原発から約40km地点で3.11の東日本大震災や原発事故を経験した鈴
 木絹江さんをお迎えしてお話を伺います。
 
 日時   2月16日(土) 2;00~4:30(開場は1:30~)
 場所   多摩氏永山公民館5階 ベルブホール
 入場料  無料  当日先着順 (定員約150名)
 手話通訳・要約筆記あり
 お問い合わせ  自立ステーションつばさ  042-389-6491
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から3つ
 └──── 
 
◇「釈明も虚偽」を認める。東電、説明問題でおわび
 
 東京電力は11日夜、国会事故調査委員会に「真っ暗」と虚偽説明をして福島
第1原発の現地調査を妨げた問題に対する釈明に虚偽の内容があったとして、自
社のホームページに「おわび」を掲載した。
 東電は虚偽説明問題が発覚した7日、国会事故調側から明るさについて質問が
あったので説明したとして、「何らかの意図をもって虚偽の報告をしたことはな
い」と自社ホームページなどで釈明していた。
 だが、国会事故調から質問があったというのも虚偽で、明るさをめぐる話は、
実際は東電から切り出していた。
 東電は「確認した結果、当社側からご説明していることがわかった」として、
おわびを載せた。ただ、「何らかの意図をもって虚偽の報告をしたことはない」
との主張は崩していない。      (2月12日 朝日新聞夕刊より)
 
 
◇虚偽説明、東電社長が組織性否定
 社内調査を専門家が評価へ
 
 国会事故調の福島第1原発入りを妨げた、東京電力の「真っ暗」虚偽説明問題
で、東電の広瀬直己社長は12日の衆院予算委員会で、この問題の社内調査結果
を外部の専門家に評価してもらう考えを明らかにした。
(-中略-)
 広瀬社長は予算委で虚偽説明は、原子力の専門家として国会事故調事務局との
調整の担当を任せていた玉井俊光企画部部長(当時)が間違った認識をもって、
上司に相談せずにおこなったものと説明。組織としての関与を否定した。
 しかし、広瀬社長は、事故調の現地調査は社長決裁すべき事案ではないか、と
辻元清美議員(民主)に問われると、「当然社長が関与すべきものだと思ってい
る」との見解も表明。虚偽説明時に会長だった勝俣恒久氏と、社長だった西沢俊
夫氏を社内調査の対象にする考えを示した。
(-中略-)
東電と原子力規制委の両者が現地調査実施に協力姿勢を示す答弁をした
が、実施に向けた機運はなお高まらない。国会事故調は国会に設置された調査機
関。その調査権が踏みにじられた形だが、当の国会で、現地調査の実施や東電の
責任追及に向けた動きが鈍いのだ。
 12日に広瀬社長に質問した国会議員は辻元氏だけ。時間は23分間だった。
(2月13日 朝日新聞より抜粋)
 
 
◇激減した震災がれき 広域処理の即時中止を
 市民団体、参院会館で集会
 
 震災がれきの広域処理に反対する市民団体が12日、参院議員会館で集会を開
き、即時全面中止を求めるとともに、旗振り役の環境省を厳しく批判した。
(-中略-)
 広域処理のうち、主な対象である宮城県の可燃物と岩手県の木くずは3月末、
残る岩手県の可燃物なども12月末にそれぞれ終了する。必要量が当初の推計の
6分の1に激減したためだ。
 このため、賛否両派が激しく対立した北九州市や静岡県島田市などは、当初予
定を1年繰り上げて3月末に打ち切られる。一方、今月1日に本格焼却を開始し
た大阪市、試験焼却を実施済みの富山県高岡市や富山市では、4月以降も受け入
れが続く可能性がある。
「不必要 明白」 環境省を批判 
汚染がれきを考える会・富山の村山和弘氏は「富山市は、がれき量が激減したこ
とで混乱している。広域処理の必要性がなくなったのは明らかだ」と指摘した。
(-中略-)
大阪市の反対運動で昨年12月に逮捕され、処分保留で釈放された下地真樹・阪
南大准教授は「橋下徹市長が自らのメンツに固執しているだけだ。1日も早く止
めたい」と力を込めた。 
(2月13日 東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1743】
2013年2月12日(火)その2
地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.2/21「原発についてみんなで観よう」ワンコイン上映会
★2.今年の冬が寒いのは原発を止めているから?
   日本海を温暖化させたのは原発の温排水
   2/6平松健男さん講座を聴いて  杉嶋拓衛(たんぽぽ舍)
★3.新聞・雑誌より
  ◆原発事故 国を提訴へ 対東電も 住民・避難者ら350人
                  (2月8日朝日新聞より抜粋)
★4.テント日誌2/10(日)経産省前テントひろば-519日目
   再稼働させないためにみんなでパブコメを出しましよう
                        (Toku-san)
━━━━━━━
※2/14学習会にご参加を!
     『美しいモンゴルを核のゴミ捨て場にしないために』
 
お  話:芝山 豊さん
日 時:2月14日(木)19:00より21:00
会  場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
共  催:日本カトリック正義と平和協議会、たんぽぽ舎
参加費:800円
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.2/21「原発についてみんなで観よう」ワンコイン上映会
 └──── 
 
日 時:2月21日(木)19:00(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
会 場:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)
参加費:500円
 
ワンコイン上映会で西山監督最新作品「主権在民」を上映出来ることになりまし
た。来場をお待ちしています。
 
 主権在民 (2012年/日本/100分 監督・製作:西山正啓)
 
 映画「原発震災を問う人々」シリーズ最新作
 
 フクシマ原発震災では運良く首都圏壊滅という事態は避けられたが、東海村に
は30Km圏内に105万人もの住民が暮らし、100Km圏内には東京・埼玉・
千葉などの首都圏がある。日本の人口密集地に最も近い場所に東海第2原発があ
る。いったん事故が起きれば3千万人を超える首都圏住民は何処へ避難すればい
いのか。茨城県は原発震災の被曝地でもあり、桜の名所で知られる村内の公園や
緑地には高濃度放射能汚染を示す立ち入り禁止の看板が立てられロープが張られ
ている。内部被曝の脅威、不安に晒されながら生活する人々。
 東海村の村上達也村長は政府に廃炉を要求。1999年に日本で最初に起きた
JCO臨界事故を経験し、今回の地震・大津波では原発が僅か70センチの差で
冠水を免れたという危機感から脱原発への意思は強固になった。
 「金で魂は売らない」と明言する村長。その姿勢に共鳴する若い母親たちが議
会に廃炉を求める署名・請願を行うなど脱原発への活発な取り組みを始めた。
 日本初の東海原子力発電所が稼働して以来、原子力産業・研究機関が集中立地
された村の内部で地殻変動が起き始めた。
 7月末には「東海第2原発差し止め訴訟」が提訴された。首都圏住民は東海第
2原発差し止め訴訟の行方にもっと関心を持たなければならない。
 
 ☆毎月1回、ワンコイン上映会を開催しています。
  貴重な映像を観ることができます。参加歓迎!
 
 
┏┓
┗■2.今年の冬が寒いのは原発を止めているから?
 |  日本海を温暖化させたのは原発の温排水
 |  2/6平松健男さん講座を聴いて
 └──── 杉嶋拓衛(たんぽぽ舍)
 
今年の冬が寒いのは原発を止めているから?
 2月6日19時からのスペースたんぽぽ講座の「日本海を温暖化させたのは原
発の温排水」平松健男さんの話を聞いた。平松さんは三菱重工などを経て数学や
物理学の専門家。原発の温排水が海を温めているのは知っていたが、これほど気
温に重大な影響を与えているとは思ってなかった。日本海は閉鎖海域で原発が2
012年から止まっている事が冬を寒くさせているとデータや計算式を出して訴
えていた。秋田沖や対馬など基準点を出して日本海の海水温を出していく話は最
初難しいと思ったが、なるほどと思わせる説明があった。途中でICRPが気象シュ
ミレーションをして解析したなどという事を批判していた。地球規模のシュミレ
ーション等出来ない。やった気でいるだけであると。科学者がいくら集まっても
批判的な観点がなければ都合のいいデータになってしまう。
 質疑応答では河川運動を40年以上やっている方から日本海側に流れる河川流
量のデータも加味して更に説得力を増すようにして欲しいと熱烈なエールがあっ
た。雪の影響で26名の参加だったが、こういう原発再稼働にストップをかける
根拠になり得る話は多くの人に聞いて欲しいと思った。御用学者しかいないから
原発のリスクを過小評価されているのであって原発が悪い影響を出している事を
客観的に言う必要があると思った。
 第二回は、3月6日(水)、第三回は4月17日(水)スペースたんぽぽで1
9時から。テーマは「CO2温暖化は本当か」ほか。
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より
 └────
 
◆原発事故 国を提訴へ 対東電も 住民・避難者ら350人
 
 東京電力福島第1原発事故による放射能汚染で平穏に暮らす権利を侵害された
として、福島県や宮城県など5県の住民と避難者が国と東電を相手取り、原状回
復と慰謝料の支払いを求め、3月11日に福島地裁へ提訴する。弁護団によると、
原発事故をめぐり、国を相手に集団訴訟を起こすのははじめて。
 弁護団が8日、福島市内で会見を開いた。提訴するのは、福島第1原発がある
福島県のほか、隣接する宮城、山形、栃木、茨城各県の住民と、原発事故で沖縄
県など県外へ避難している住民計約350人。
 原告の住民らは、原発事故で故郷を追われたり、健康被害への不安を強いられ
たりして、人格権を侵害されたと主張。原発政策を進めてきた国と東電に対し、
放射線量の低減や暮らし、故郷の再建を求める。また、震災が起きた2011年3月
11日から原状回復がされるまでの慰謝料として、一人あたり月5万円の支払いも
求める。(後略) (2月8日朝日新聞より抜粋)
 
 
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┗■4.テント日誌2/10(日)経産省前テントひろば-519日目
 |  再稼働させないためにみんなでパブコメを出しましよう
 └──── (Toku-san)
 
 この日は、14時からフクロウの会(福島老朽原発を考える会)とFoEJapanが放
送しているUST中継FFTVの特番「原発防災指針&新安全基準みんなのパブコメか
きかき@全国津々浦々7時間スペシャル」があったので、それまでは自宅でツイ
ッターを使って番組の告知をしながら、パブコメ(パブリックコメント)を書く
ことにした。この放送は、原子力規制委員会が検討してきて、現在原子力規制庁
がパブコメを募集している「原子力災害対策指針(以下、防災指針)」と「発電
用軽水型原子炉等に係る新安全基準(以下、新安全基準)」の骨子案に関して、
多くの人に問題点を知らせ、パブコメを書いてもらう事を目的に放送するもので、
14時~21時まで7時間の生放送を予定していた。
 
 原子力規制委員会は、国会事故調・政府事故調・民間事故調による福一の事故
の検証報告を受け、昨年9月に原子力の「利用」と「規制」を目的に設立された
が、電力会社から研究費名目で寄付を受け取っていた所謂利益相反関係にある人
が委員の中の過半数を占めており、原子力規制委員会設置法第7条三項三号で禁
じられている原子力事業者出身者が委員に含まれており、原発の再稼働に関する
重要な決定を行う機関にも関わらず、とても目的に合った組織と言う事が出来な
い状況である。今回パブコメにかけられている「防災指針」は、原発の地元・周
辺自治体が、万が一原発で事故が起きた時に住民の安全を守るための防災計画を
つくる際のガイドラインを示すもの、「新安全基準」は、原発で事故が起きない
ように安全を保つための対策をする際の基準となるもので、原発の再稼働を左右
し、我々の命に関わる非常に重要な内容である。テントのスタッフをしながら、
原子力規制委員会の傍聴、原子力規制庁との政府交渉、毎週金曜日に原子力規制
庁前で行っている「原子力規制を監視する市民の会」に参加し、防災指針・新安
全基準に関する審議を見てきたが、とても十分な審議が行われたとは言えず、パ
ブコメに関しても行政手続き法上では、原則30日以上の募集期間を設定する事と
されているにも関わらず、防災指針は2週間、新安全基準は、3週間の期間しか設
定されていない。とても国民から広く意見を聞こうという態度とは思えない。こ
のまま行くと、7月以降、再稼働を前提とした新安全基準を元に原発が再稼働さ
れ、福島と同じような地震と津波が来れば、また同じような事故が起き、福島の
実態を反映していない防災指針を元に作られた防災計画によって、多くの人が無
用の被曝を強いられる可能性がある。時間がありませんが、まだパブコメを提出
していない方は、是非、パブコメを書いて提出して下さい。
パブコメ詳細・事例は、こちらから
 http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/212228-1567.html
 
パブコメを書き終わって、20時過ぎに飯田橋で行われていたUST中継に参加し、
21時にテントに着くと、第二テントの中では、この日行われていた「しねまdeテ
ント番外編~しねまde福島」「福島のみなさん~収束の日まで」の参加者の方達
が談笑されていた。二本松に住んでいらした参加者のIさんは、最も被害にあっ
たにも関わらず、放射能の事に鈍感になって来ている福島の状況を嘆かれていた。
原発事故も福島もまだ終わっていない。事実を事実としてきちんと認識し、それ
に基づいてどうすべきかを議論し、決めていく。これが民主主義の基本だと思う。
福島事故を矮小化し、原発を再稼働しようとしている原子力ムラは強大だが、諦
めず声を上げ続けていきたいと思う。
原発を再稼働させないために!皆でパブコメを出しましょう!
たんぽぽ舎です。【TMM:No1742】
2013年2月12日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.米国でさらに原発1基の閉鎖が決まる
   それとなく「脱原発」に進む米国原発事情
                                          山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.メルマガ読者からイベントのお誘い(問合せは主催者へ)
      ◆子どもたちを被曝から守ろう!2.23新宿・アルタ前デモ
★3.新聞・雑誌より2つ
      ◆東電、釈明も虚偽  福島1号機内「真っ暗」説明
       「国会事故調に問われ答えた」 実際は部長自ら話切り出す
                                                         (2月10日朝日新聞より抜粋)
      ◆サウジと原子力協力交渉 経産相合意 原発輸出推進 鮮明に
                                                         (2月11日読売新聞より抜粋)
★4.テント日誌2/6(水)経産省前テントひろば―514日目
   雪の予報ははずれたが、さて
━━━━━━━
※2/13学習会にご参加を!
 
 槌田ゼミPart2エントロピー入門第2回「地球複合循環の中の人間社会」
 日 時:2月13日(水)19時より21時
 お  話:槌田 敦さん
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
 
 
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┗■1.米国でさらに原発1基の閉鎖が決まる
 |  それとなく「脱原発」に進む米国原発事情
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 米国で「脱原発」が進行中。経済的理由としているが、もちろんそれもあるが、
安全性に問題があるという点も判断材料になっている。
 日本で言うならば、直下に断層だらけの敦賀原発や脆性遷移温度が限界を超え
ている玄海原発1号機など、とっくに廃炉を決めていてもおかしくない原発が、
まだ「運転再開準備」などとしている。どっちがまともかっていうこと。
 以下は、日本経済新聞より
 
 フロリダ州の原発を廃炉へ 米電力最大手デューク・エナジー (2013/2/6 10:31)
 
 【ニューヨーク=小川義也】米電力最大手デューク・エナジーは5日、フロリ
ダ州にあるクリスタルリバー原子力発電所を廃炉にすると発表した。2009年にト
ラブルで運転を停止した同原発は補修中だったが、費用が巨額で再稼働が困難と
判断した。同社は「シェール革命」に伴う生産量増加で価格が大幅に下がった天
然ガスを燃やす火力発電所の建設を検討。早ければ18年の稼働を目指す。
 クリスタルリバー原発は1977年に運転を開始。09年秋、加圧水型軽水炉の燃料
補給と蒸気発生器の交換作業中に、格納建物のコンクリート壁の外層がはがれ落
ちるトラブルが発生。11年にも別の場所で新たな剥離が起き、運転停止が長引い
ていた。
 デュークは昨年末、再稼働には最大で30億ドル(約2800億円)以上の費用と8
年の年月を要するとの報告書を公表。ジム・ロジャース最高経営責任者(CEO)
は5日の声明で「非常に難しい決断だったが、正しい選択だ」と述べた。廃炉完
了までの期間は40~60年を見込む。
 11年3月の東日本大震災以降、原発に対しては安全性やコスト面で逆風が強ま
っている。米原発の廃炉決定は、昨年10月にドミニオン・エナジーが決めたウィ
スコンシン州の原発に続く。
 
 
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┗■2.メルマガ読者からイベントのお誘い(問合せは主催者へ)
 └──── 
 
◆子どもたちを被曝から守ろう!2.23新宿・アルタ前デモ
 
日 時 2月23日(土)13時~
場 所 新宿東口アルタ前広場集合、呼びかけ人や福島からスピーチ
    14時30分~ 皆で元気に新宿へデモ出発
    15時20分~ デモのゴール、アピール、終了
主 催 ふくしま集団疎開裁判の会 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/
連絡先 光前法律事務所(03-5412-0828)
メール sokai@song-deborah.com   ツイッター:@Fsokai
 
呼びかけ人:荒井晴彦 おしどりマコ 柄谷行人 神田香織 沢田昭二
 四ノ宮浩 高橋哲哉 野中ともよ 広河隆一 広瀬隆 船橋淳 山本太郎
※2月6日時点、五十音順。呼びかけ人のメッセージを以下で公開しています)
 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html
 
★個人・団体賛同を募集します。メール:sokai@song-deborah.com に
 お名前/所属/公表の可/不可をお送り下さい。
 
 
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┗■3.新聞・雑誌より2つ
 └──── 
 
◆東電、釈明も虚偽  福島1号機内「真っ暗」説明
 「国会事故調に問われ答えた」 実際は部長自ら話切り出す
 
 東京電力が、国会事故調査委員会に「真っ暗」と虚偽説明をして福島第1原発
1号機の現地調査を妨げた問題で、この問題への東電の釈明も、虚偽の内容で構
成されていることがわかった。
 朝日新聞が入手した説明のやりとりを精査したところわかった。東電は虚偽を
重ねたことになる。
 問題が発覚した7日、東電は自社ホームページなどで、国会事故調側から現場
の明るさについて質問があった際、事実を誤認して説明したが、何らかの意図を
もって虚偽の報告をしたことはないと釈明した。
 ところが、国会事故調側から明るさについて質問があって説明したというのは
虚偽で、説明の席では、玉井俊光・東電企画部部長(当時)の方から「建屋カバ
ーがかかり、今は真っ暗だ」との明るさをめぐる話を切り出していた。
 茂木敏充経済産業相は7日の衆院予算委員会でこの問題について「何らかの意
図を持って虚偽の説明をしたとすれば、断じて許されない」と答弁している。(後略)
 
  うそ 社長はどう説明  東電「真っ暗」報告 参考人招致
 
 東京電力の広瀬直己社長が、国会事故調の福島第1原発への現地調査を妨げた
問題で国会の場で説明を求められることになった。東電社長は「現地調査断念を
ねらってうその説明をしたと認めるのか。国会の調査権をないがしろにした責任
をどう取るのか。12日にも開かれる衆院予算委員会での参考人招致のポイントを
整理した。
 
  「勘違い」の部長、原発畑の人
 
 玉井俊光企画部部長(当時)は社内で原発畑を歩んできた。業界紙「電気新聞」
などによると、柏崎刈羽原発の技術総括部長や、福島第1原発第1保全部計測制
御1・2号グループマネージャーを務めた。(後略)(2月10日朝日新聞より抜粋)
 
 
◆サウジと原子力協力交渉 経産相合意 原発輸出推進 鮮明に
 
 茂木経済産業相は9日、サウジアラビアの政府機関「アブドラ国王原子力・再
生可能エネルギー都市」のファラジ副総裁と会談し、原子力発電の技術開発や人
材育成などで協力する「原子力協力文書」の締結に向けて両国が協議に入ること
で一致した。日本が原子力協力の締結交渉に入るのは東京電力福島第1原発事故
以降初めてで、原発輸出を推進する姿勢を鮮明にする。
 会談ではファラジ氏が、原発開発について「日本の技術に期待している」と呼
びかけた。茂木経産相は文書締結を提案し、ファラジ氏が賛同した。(後略)
(2月11日読売新聞より抜粋)
 
 
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┗■4.テント日誌2/6(水)経産省前テントひろば―514日目
 |  雪の予報ははずれたが、さて
 └──── 
 
 立春を前後して春を思わる陽気だった。こんな日が続くと陽気に誘われた狂い
咲を強いられる桜も出てくるのではと心配したがよく出来たもので今度は雪とい
う予報だった。少し、厚目の服装ででかけたが按ずるほどでもなかった。深夜か
ら雨模様にはなってきたが、どうやら雪ではなさそうだった。そんなこんで寝に
入ったがテントを打つ雨はやはり寒い。「雨の降る夜は…」という演歌の一節を
口でハモリながら、どうして雨はこころを魅せるところがあるのだろうか、と思
った。かつて少年の日に雨に閉じ込められた納屋にはエロスの匂いもあった。そ
ういえば中上健次には『水の女』という小説もあった。はるか遠い日々に人間の
祖先が水に棲んでいたことが身体に残っているのだろうか。とりとめもない空想
をしているうちに何時の間にか眠ってしまっていた。
 
 朝は雨でテント前に正座して座っているWさんも今日はテントのなかである。
テントの中にはいつもの座り込みのみなさんも集まって談議の花だ。私はどうも
女子柔道選手たちの告発のことが気になっていて少し感想めいたことを話した。
制度があらゆる領域で壊れ始めているというのはずっといだいてきたことだが、
スポーツの世界でのこの現象はやっぱりと思った。選手と指導者、選手相互で起
きている事柄はこれまでの共同規範というか、精神的な関係が壊れているのであ
り、多分、指導層は何が生じているか、わからないのだと思う。もちろん内柴選
手というか監督のことも同じ基盤の問題である。
 
 肉体を鍛錬するのがスポーツだが、それは肉体的であると同時に精神的行為で
ある。集団でやるスポーツと個人でやるスポーツの違いはあるにせよ、この精神
的の側面は頭脳よりは内蔵で考えるという面を多分に持つところがある。それだ
けに、精神的なものを基盤にした関係は伝統的なものによってきた。自由や民主
的な理念による関係よりは伝統的な理念による関係が支配的だった。柔道の場合
について言えば武道的な精神だった。これが壊れていると言うか、通用しなくな
っているのだ。この問題は広げていえばいじめや教育のことにもなるのだろうが、
安倍が語る強い「日本」にかかわる問題なのだ。彼らの理念の基盤が壊れている
のだ。その意味では柔道選手の告発と反逆は希望を象徴しているところがある。
彼女らを孤立させてはならないと思える。外のみぞれを見ながらテントの内では
そんな話等が続いていた…。 (M/O)
 
テント企画のお知らせ。「今や川柳力の時代 DVD上映と川柳句会」
 
2月17日(日)15時スタート・第二テント。無料、ただし定員18名。
  一部、DVD上映「鶴彬 心の軌跡」、
  二部「反原発川柳句会 選者;乱気龍 話し;乱気龍」
  (定員がありますので早目に申し込みを)
 
第9回 女たちの一票一揆 院内集会
 
日時:2月19日(火)14時~16時30分 資料代500円
会場:参議院会議室
 第一部 ■講演;「脱原発、脱化石の切り札水素って」
 ■報告;「福島からの現状報告」(男性も参加できます。)
 第二部 ■テーブルトーク「参院選に向けてのアクション」(女性のみの参加
です)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1741】
2013年2月9日(土)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                                    
                             転送歓迎   
━━━━━━━
★1.たかだか発電所のために、何故こんな武装警備をしているのか
    みんなよく考えるべきだ      山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.チェルノブイリ事故の「避難の権利」を学ぼう
     「ウクライナ報告」と映画「いのち」槌田 春美(たんぽぽ舎)
★3.「首相官邸前抗議と反原発運動」   ―構造を変えたい!―
          2月5日ミサオ・レッドウルフさんによる学習会
                講座担当 斎藤なぎさ
★4 メルマガ読者から催しのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆『内部ひばくを生き抜く』鎌仲ひとみ監督 上映会     2月17日
★5.新聞・雑誌より1つ
  ◆虚偽説明「東電、国会を愚弄」
       国会事故調元委員指摘;1号機再調査要請 (2月8日東京新聞より抜粋)
★6.今週のたんぽぽ舎報告   2月9日号
━━━━━━━
※2/13学習会にご参加を!  槌田ゼミpart2
 『エントロピー入門 1章(続き)地球複合環境の中の人間社会』
講  師:槌田 敦さん(たんぽぽ舎)
日 時:2月13日(水)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F   参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.たかだか発電所のために、何故こんな武装警備をしているのか
 |    みんなよく考えるべきだ
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 まず、驚愕のNHKニュースから。
 原発警備 機関銃や防弾車両を大幅増強 NHKニュース 1月30日 5時41分
 
 イスラム過激派などによるテロの脅威が依然、高い状態にあるなか、警察庁は
全国の原子力関連施設の警備を強化するため、警戒に当たっている警察の部隊が
使う機関銃や防弾車両などの装備を大幅に増強することを決めました。
 国内の原子力関連施設については、テロの標的になるのに備えて機関銃などを
装備した警察の銃器対策部隊が22か所の原子力発電所などに常駐し、24時間
態勢で警戒に当たっています。
 警察庁は、イスラム過激派などによるテロの脅威が依然、高い状態にあるなか、
銃器対策部隊の機関銃や防弾車両などの装備を大幅に増強することにしたもので、
原子力関連施設の警備のための予算としては今年度の4倍余りに当たる17億5
000万円を新年度予算案に盛り込みました。
(以下略)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130130/k10015154711000.html
 原発を機関銃装備の武装警官隊で警備するなど異常だと思わないのならば、そ
ちらの方が異常事態だ。
 原発に「攻撃を仕掛ける」というシナリオを想定するのならば、脈絡というの
があるだろう。どう考えてもアルジェリアから攻撃に来るはずがないし、日本に
最も近い国からであっても、そうなる脈絡が見えない。近い国ならば自分たちが
放射能汚染されるリスクもあるわけだし。一体何が目的で何のために「原発テロ」
を行うものがいると思うのだろう。まず、その想定を明確にするべきだ。
 想定の問題として、ただ「考える」だけならば、コストもリスクもないけれど、
具体的に対策を「実行する」となれば、対策そのものにコストもリスクも発生す
る。説明もしないで、これが許されると考える政府の「異常さ」こそ問題にすべ
きだ。
 例えば、武装している警官隊が誰か襲われれば相手に武器を取られるわけだし、
それが誰であれ武装勢力と交戦状態にでもなろうものならば、原発が戦場になる。
攻撃側と防御側の銃砲弾が乱れ飛ぶなど、アメリカ映画じゃあるまいし、そもそ
も対策として「あり得ない」。
 それに、こんな文脈で「イスラム」を、「たとえ話」であっても用いることは
許しがたい。イラク戦争を引き起こした最大の背景には、イスラムへの謂われ無
き誹謗中傷があったことを忘れるわけにはいかない。
 日本は海岸沿いにずらっと原発を並べておいて「テロの脅威」を煽る。マッチ
ポンプが得意な国である。どんな事件でも自分たちの利益につなげようと虎視眈
々と予算獲得に血道を上げる霞が関官僚が跋扈する国でもある。どっちが国民に
とって真の「脅威」か。
 「対テロ戦争」に「国防軍」さらには「改憲」とくれば、それに群がるのは軍
事予算をもって自分たちの利益を増やそうとする連中だ。その「財布」に17億
5000万円を「振り込むことにした」と読むべき記事だろう。まったく「テロ
脅威振り込め詐欺」事件である。
 まことに「テロ」が怖いのならば、全燃料を乾式貯蔵施設にしまい込み、原子
炉と再処理工場を空にして全面閉鎖するのが筋だ。そうすれば例えミサイルが落
ちてきても放射能放出には至らないであろう。
 この「機関銃」は、ニュースを通じて、反原発運動に向けられた「武器」だと
思うのは、杞憂であろうか。
 
┏┓
┗■2.チェルノブイリ事故の「避難の権利」を学ぼう
 |    「ウクライナ報告」と映画「いのち」
 └──── 槌田 春美(たんぽぽ舎)
  2013年2月3日、「食品と暮らしの安全基金」主催の「ウクライナ報告」
と映画「いのち」の上映会(於:彩の国さいた芸術劇場)に参加してきました。
  内容は、第一部ウクライナ報告では、「感銘を受けた小児がん支援活動とこど
もの調査」、
(館野公一さん、ライター&ミュージシャン)、「低線量地域におけるウクライナ
の移住」(林克明さん;ジャーナリスト)、「26年目のウクライナの放射能汚
染測定報告」(槌田博さん;生活クラブ)、「痛みを起こす放射能」(小若順一さ
ん)、続く第2部では、林勝彦監督のあいさつと、映画「いのち」の上映会があ
りました。
  ご存じの方も多いことかと思いますが、NPO法人「食品と暮らしの安全基金」
(旧子孫基金)は、子孫を遺伝毒性のある化学物質から守ろうと1984年にスタート
した市民団体です。小若順一さんが代表を務められ、これまでにポストハーベス
ト農薬問題、環境ホルモン、遺伝子組み換え食品、ダイオキシン問題などその時
代を代表する化学物質問題等を世に問うてきました。最近では加工食品のミネラ
ルゼロ(たとえばコンビニ弁当はひどい!)問題、天然ミネラルの摂取が脳と心
をいかに改善していくかの実証報告などが印象的です。古くから原発問題にも取
り組んできましたが、月刊誌「食品と暮らしの安全」を読むと、原発から食べ物
まで我々が政府の国策のなかで生かされ、「常識」と思っていたことが逆に我々
の健康をいかに脅かしているか、「目からうろこ」の体験をします。私は宣伝マ
ンではありませんが(笑)、皆様ぜひご購読をお勧めします。たんぽぽ舎にも月
刊誌は置いてありますので、まだの方は是非お手に取ってご一読ください。
 さてウクライナの報告は昨年、秋のツアーに参加した方の報告会がスペースた
んぽぽでも行われました。今回は「調査チーム」の報告も交え、映像をバックに
大変わかりやいものでした。すべての方のご報告の中から2点、印象に残った点
をご報告させていただきます。
 第1は避難と移住の問題です。ご存じのとおり、チェルノブイリ事故のあと92
年にウクライナ政府は現在移住勧告地域である1~5mSvの地域も含め、5mSv
以上の地域住民全員を南東のキエフ近辺の町に移住させ、政府提供の復興住宅を
与えました。それとて事故後6年もたってからの事でぞっとします。しかし、今
の福島の現状を考えると、この強制移住区域、移住勧告地域、放射線管理区域に
相当する高線量に子どもたちが漫然と留め置かれたまま、政府は何をするでもな
く「許容」線量基準を引き上げるのみで国民の「いのち」を軽視し、自分たちの
責任の隠ぺいにだけ躍起となっているとしか思えません。被ばくし続ける国民一
人一人の将来を考えると、暗澹たる気持ちになります。すでに2年がたとうとし
ています。今まで以上に被ばくの健康被害についてについて、一人一人が自分の
こととして考え、「避難の権利」を勝ちとっていく努力をしなくてはいけないの
ではないでしょうか。
 第2は、小若代表の発表でした。小若さんは3.11事故後、ウクライナの低
線量汚染地帯で、非再生組織の神経や筋肉で子どもから大人まで広範に「痛み」
が生じていることに着目し、低線量被ばくに警鐘を鳴らしました。今回のチェル
ノブイリ調査でも、野生のキノコ、ベリーを食べ続けることによって、毎日10ベ
クレルを摂取している子どもたち、大人が痛みを訴えていることを明らかにしま
した。この10ベクレルは年間0.05mSvに相当するので、国際基準の年間1mSvの
20分の1で被害が出るのですが、これを「脱毛、悪心、嘔吐、不妊」などの症
状が出ると確認されていた線量(150mSv)と比較すると、「3000分の1」
で「痛み」出ていたことになります。この事実を小若さんは本年1月25日の「日
本無菌生物学会」総会シンポジウムで報告することが出来ました。小若さんはこ
れを、「食品による低レベルでは認識できる影響はない、というのが放射線専門
家の常識であった。知られていた3000分の1で痛みを認識できたというのは、放
射線研究者の間では天変地異に等しいこと」と報告されています。
 あらためて、低線量長期被曝による人類の犠牲を目の当たりにいたしました。
  この後映画「いのち」上映会では林監督の舞台挨拶を伺いました。事故によっ
て「いのち」を奪われ被害を受けた動植物を福島県民を中心に追った渾身の作。
事故が風化するのを避けるためにはこうした作品を1人でも多くの方に観ていた
だくことが必要なのではないでしょうか。
     
┏┓
┗■3.「首相官邸前抗議と反原発運動」   ―構造を変えたい!―
 |         2月5日ミサオ・レッドウルフさんによる学習会
 └────               講座担当 斎藤なぎさ
 
 金曜官邸前抗議(金曜官邸)を牽引してきた首都圏反原発連合(反原連)のミ
サオ・レッドウルフさんが講演するということで57名もの参加者があり、その
大半が金曜官邸に集う人たちであった。ミサオさんは「金曜官邸では、原発以外
の幟旗と6時から8時の抗議中のビラはやめてもらい、反原発というシングル・
イシューに絞り込む方針をとり、逮捕者が出ないよう、けが人が出ないよう気を
付けた。今は一時期に比べ人数は減ったが、2カ月あたりにピークがくるのは人
間の性であるので、減ったことに悲観はしていない。野田首相との面会ではネッ
トの生中継を成功させた」と振り返った。
 今後の方針としては、原発意識のグラデーション(濃淡)の淡い人たちに、も
っと原発のことを広めることだという。そこで今回、原発に関する基本的な知識
をまとめたリーフレットの見本をもってみえた(このリーフレットは今朝の東京
新聞でも紹介された)。
 ミサオさんの話は、想定される質問を先取りするかのように緻密であったため、
質問が出にくいのではないかと思ったが、予想に反し活発な質疑応答となった。
その中で、ミサオさんが、放射能を怖いと問題視する以上に、原発にまつわる権
力の構造を問題視していることがわかり、興味深かった。
 懇親会も24名と盛況であった。金曜官邸でよく会い、たんぽぽ舎を批判的に
見ている男性が参加していたり、ツイッター上で名前は知っていたが発顔合わせ
という人たちもいて面白かった。
 
┏┓
┗■4.メルマガ読者から催しのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 ◆『内部ひばくを生き抜く』鎌仲ひとみ監督 上映会
   日 時:2月17日(日)13時30分~(上映14時~)
      会 場:荏原第一区民集会所      TEL03-3785-2000
                  品川区小山3-22-3
   アクセス:東急線武蔵小山駅より徒歩5分
   参加費:1000円(中高生500円)
   連絡先:加藤孝 090-2433-0102
┏┓
┗■5.新聞・雑誌より1つ
 └──── 
◆虚偽説明「東電、国会を愚弄」
       国会事故調元委員指摘;1号機再調査要請
 
 東京電力が昨年二月、福島第一発電所1号機の建屋内を調べようとした国会事
故調査委員会に「(建物内は)真っ暗で危険」などの虚偽の説明をして調査を断念
させた問題で、事故調の委員を務めた元原子炉設計技術者の田中三彦氏が七日、
東京都内で記者会見した。
 国会事故調は当時、1号機に設置されている非常用冷却装置(IC)が地震で壊れ
た可能性に着目していた。田中氏は「ICが地震で壊れたと分かれば、原発の耐震
性に影響が出る。それも考えると、調査されたくなかったとしか思えない」と東
電を批判した。
   昨年二月二十八日夜、東電の玉井俊光企画部長(当時)が「今はカバーを掛け
たのでパニックを起こすほど真っ暗」と暗さを強調したため、調査を断念したと
いう。(略)
建屋内はある程度明るく、映像はカバー設置後に撮影されたものだったことも分
かった。。田中氏は、あらためて建屋内の調査を求める申し入れ書を衆参両院議
長あてに送付。「国会が愚弄された気持ちを共有し、動いてほしい」と話した。
       (3月8日東京新聞より抜粋)   
 
┏┓
┗■6.今週のたんぽぽ舎報告   2月9日号
     
 2月24日(日)たんぽぽ舎は25回総会及び24周年の集いを開催します。そのため、
現在みんなで来年度に向けて、報告・方針・人事等を大車輪で検討、とりまとめ
の作業に入っていて大忙しです。
 この日の会にはどなたでも参加できますので、ぜひおいで下さい
 なお、総会の前にも、後にも行事・行動が目白押し。今年もホッとしてゆっく
りしている暇はなさそうです
  再稼働を画策している政府・業界の攻勢に安全委員会の対応は非常に心許ない。
そのため、しっかり監視しています。たんぽぽ舎研究会でも特に「地震がよくわ
かる会」では規制委員会の地震の検討会をしっかり検証しています。週2-3回
の学習会や討論会。毎週金曜日は官邸前集会、火曜日はテントへと頑張っていま
す。
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