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たんぽぽ舎です。【TMM:No1908】
2013年7月23日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.山本太郎さん、もうひとりじゃない、東京選挙区で当選
   私たちも再稼働を阻止するため、やれることをやります、
   全国どこでも行きます (上)   2013年7月22日 広瀬 隆
★2.国が証拠とした3枚の写真が、被告正清太一さんとは別なAさんを
   取り違えていたこと
   7月22日(月)テント裁判傍聴記
             けしば誠一(反原発自治体議員・市民連盟)
★3.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆7/27第17回ビキニふくしまプロジェクト
      会場:space&cafe ポレポレ坐
★4.新聞・雑誌より3つ
  ◆「争点が隠された選挙だ」 原発周辺自治体首長ら不満続出
                (7月23日東京新聞より抜粋)
  ◆山本太郎氏当選 「脱原発」求めるうねり
                (7月23日東京新聞より抜粋)
  ◆汚染水「対策遅い」 海に流出 福島県、東電に抗議
                (7月23日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※7/27学習会にご参加を!
 第15回槌田ゼミ-徹底解析福島原発事故
  「放射能と水素の放出経路と爆発」
 日 時:7月27日(土)18時より
 お 話:槌田 敦さん
  会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.山本太郎さん、もうひとりじゃない、東京選挙区で当選
 |  私たちも再稼働を阻止するため、やれることをやります、
 |  全国どこでも行きます  (上)
 └──── 2013年7月22日 広瀬 隆
 
○ みなさま、選挙終了直後に早速、満を持していたお知らせをお届けします。
 山本太郎さんが当選したので、これからが本当の闘いです。
 山本太郎さんが当選後に言ってくれました。「もうひとりじゃない」と。
 
 国会の中に橋頭堡ができ、状況はまったく一変しました。
 この橋頭堡を守り抜き、闘いの最前線にしていくために、何をすべきか。
 残された時間を有効に活用し、再稼働を阻止するために、やれることをやりま
す。
 革命がノロシをあげました。向こう側の城砦の石垣を、これから一つずつ崩し
ます。
 
 『脱原発訴え、初当選』
 「脱原発」を掲げた無所属新顔の俳優、山本太郎氏(38)が、東京選挙区(改選
数5)で初当選を果たした。山本氏は支援者らを前にガッツポーズ。「ここから
がスタート。脱原発の訴えを続けたい」と静かな口調で話した。(中略)
 「市民の力だけで勝つ」と臨んだ。全国から集まったボランティアは、1200人
を超えた。(中略)
 衆院選前には「新党今はひとり」を立ち上げたが、この日は支援者らと「もう
ひとりじゃない」と声をかけ合う場面もあった。(7月22日朝日新聞より抜粋)
 
○ 実は、この日を予想して、私たちは先月末から動いてきました。
 山奥に集まって、秘密結社を立ち上げ、「3・11DAYS行動する会」と名づけま
した。そのメンバーは、以下の通りです。いまさら紹介するまでもない人たちで
すが……(1枚の写真-10人が映り)
 
○藤田祐幸(慶應義塾大学の物理学者として、被曝労働など原発のあらゆる問題
に取り組んでいたが、浜岡原発の事故をおそれて長崎県のド田舎・雪浦に隠遁し、
畑仕事に熱中しているところに福島原発事故!ショックから立ち直ると、「生き
残るのは九州だ」と叫び回って、現地の人間の魂をつかむことに徹する現実主義
者)
○田中三彦(福島原発の設計者だったが、サイエンスライターに転身後、チェル
ノブイリ原発事故のあと原発のメカニックな危険性をわが国で初めて具体的に告
発。一昨年来、福島原発が地震で損傷した可能性を鋭く指摘して、事故原因に衝
撃の光を投じ、国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の委員として活
躍してきた事故解析の第一人者)
○広河隆一(DAYS JAPAN編集長。フォトジャーナリストとしてチェルノブイリ原
発事故現地で子供たちの救済に奔走してきたが、一昨年来、福島原発事故発生直
後から現地入りして、放射能たちこめる危険地帯の実態を初めて全国に教える。
今また沖縄に久米島保養所「球美(くみ)の里」を設立して福島県の被曝児童救
済のため奔走中)
○中嶌哲演(福井県で原発設置反対小浜市民の会を死守し続け、若狭の原発銀座
撤廃に尽力しつつ、全国行脚に奔走し、その大声が関西地方に響きわたる。西暦
806 年に若狭国小浜に平和を祈願して創建された棡山(ゆずりやま)明通寺の住
職。圧倒される名刹)
○相沢一正(原発発祥地の茨城県東海村の村議として、おそるべき利権に囲まれ
た世界で、畑仕事に光明を見ながら、脱原発とうかい塾を主宰して孤軍奮闘して
きた東海原発反対運動のリーダー。現在は、東海第二原発の廃炉まであと一歩へ
と追い詰める)
○矢部忠夫(新潟県の柏崎市議として、また柏崎刈羽原発反対地元三団体共同代
表として県内を引っ張る柏崎刈羽原発反対運動のリーダー。田中三彦氏と組んで
「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」を柱に、地場産業の再生を
積極的に模索しながら柏崎廃炉まであと一歩へと追い詰める)
○永田文夫/大信田尚一郎(おおしだ)("三陸の海を放射能から守る岩手の会"
の通信「天恵の海」を発刊して、六ヶ所再処理工場と、閉鎖された東海再処理工
場の危険性を数字で実証して、鋭い警鐘を鳴らし続ける。青森県に向かって、放
射能下流域の岩手県から精力的に啓蒙活動中の元教員コンビ)
○秋山豊寛(代々、江戸麻布周辺の火消の末裔。1990年日本人として初めて宇宙
飛行士としてソ連のソユーズに搭乗し、日本最初の宇宙飛行士となる。その後も
熱気球による世界最初のベーリング海峡横断に成功。TBSディレクターを辞職
して福島県で有機自然農法に打ちこみ、農民塾を主宰して十数年、そこに福島原
発事故が発生!生活を根こそぎ奪われ、群馬から京都まで避難しなければならな
い羽目に陥るも、京都造形芸術大学を拠点に活動を再開。原発と憲法について憤
激の発言を発信中。この時代にメールを一切使用しない奇人)
○広瀬隆(小生です)
 
 これは、全国ネットワークです。ほかにも二人いますが、秘密会議の日に都合
がつかなくて、参加できなかったのです。
 会の名称「3・11DAYS行動する会」の通り、偽りなく、私たちは「行動する」
ことを誓い合いました。
 第一弾が、山本太郎さんを応援しての選挙当選でした。(下につづく)
 
 
┏┓
┗■2.国が証拠とした3枚の写真が、被告正清太一さんとは別なAさんを
 |  取り違えていたこと
 |  7月22日(月)テント裁判傍聴記
 └──── けしば誠一(反原発自治体議員・市民連盟)
 
 7月22日(月)、経産省前テント立ち退き訴訟の第2回口頭弁論(東京地裁村上
正敏裁判長)を傍聴しました。弁護団が要望した大法廷がかなえられ、地裁前に
並んだ傍聴希望326名のうち、抽選で85名が傍聴できました。
 まず前回の「この裁判の訴えそのものが違法」という主張の続きを吉田弁護士
が継続。川口弁護士は、第2テントが福島で被災した女性たちのよりどころであ
りながら、この方たちを被告にできなかった国の弱点と違法性を指摘しました。
佐藤弁護士から戦争体験をもとに、宇都宮弁護士から総括的に違法性が主張され
ました。
 この日のハイライトは、国が証拠とした3枚の写真が、被告正清太一さんとは
別なAさんを取り違えていたことが明らかになったことです。傍聴席の最前列に
いたAさんは写真と同じ帽子に鉢巻をして見せ、裁判長もその間違いを認めまし
た。
 河合弘之弁護士は、「占有した人物が特定されておらず、訴訟そのものが成り
立たない」と主張、訴訟の取り下げを求めました。
 裁判長から、この点で国側に、釈明と今後の裁判の方向性を示すよう求め、次
回に持ち越されました。
 国の訴訟準備のずさんさが浮き彫りになり、さらに次回追い詰めることになり
ます。さらに支援の輪を広げましょう。
 
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
 ◆7/27第17回ビキニふくしまプロジェクト
 
日 時:7月27日(土)開場13時30分 開演14時~17時
会 場:space&cafe ポレポレ坐
         地図→http://za.polepoletimes.jp/map/
    JR東中野西口徒歩1分・ 都営大江戸線東中野A1出口徒歩1分
 
第1部スライドトーク「帰島に揺れるロンゲラップの人びと」島田 興生
第2部講演「福島浪江の農家から」神長倉正満(かなくら・まさみつ)
 
参加費(資料+ドリンク)1,200円(18歳以下=無料、資料及びドリンクなし)
主 催:ビキニふくしまプロジェクト
予約・申し込み E-mail bikini311@gmail.com
        電話 090-2523-4512(清水)
        電話/FAX 046-875-9671(島田)
 
*第1部* 59年前に水爆実験で被ばくしたマーシャル諸島。今なお帰島に揺れる
ロンゲラップの人々。島田興生さん(フォートジャーナリスト)が、1974年か
ら約40年間追跡取材してきた記録を、スライド上映をしながら語ります。
*第2部* 神長倉正満(かなくら・まさみつ)さんは、福島県浪江町室原で田畑
を耕作してきた農家の6代目。
現在、福島市で避難生活を送る。被ばく体験と帰還までの想いを語ります。
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
 └──── 
 
 ◆「争点が隠された選挙だ」 原発周辺自治体首長ら不満続出
 
 「争点が隠された選挙だ」-原発の再稼働に前向きな自民党が圧勝した参院選
に関し、原発周辺の自治体の首長らからは22日、原発問題の議論が低調だったこ
とへの不満が相次いだ。(中略)
 茨城県東海村の日本原子力発電東海第二原発の再稼働に反対する同村の村上達
也村長は「原発や憲法といった本質的な争点が隠された選挙だ」と指摘。「東京
電力福島第一原発事故という世界史的な大事故が起きたのに、日本人が路線変更
できなかったことは、世界から驚きの目で見られているはずだ」と嘆いた。
 中部電力浜岡原発を抱える静岡県の川勝平太知事も「ねじれ解消や経済成長の
話ばかり。原発の問題などがかすんでしまい残念だ」と語った。
 玄海原発の半径30キロ圏にある長崎県壱岐市は全域が離島で、緊急時の住民避
難に懸念が残る。同市の久間博喜総務課長は、国の責任で防災対策に万全を期す
よう求めたうえで「少しでも事故の不安がある中で、再稼働は容認できない」と
話した(後略) (7月23日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆山本太郎氏当選 「脱原発」求めるうねり
 
 参院選東京選挙区では脱原発を訴えた無所属新人の山本太郎氏が当選した。圧
勝した自民党は、原発の再稼動や原発輸出に前のめりだが、原発ゼロを求める有
権者の意思を謙虚に受け止めるべきだ。
 山本氏は、NHK大河ドラマにも出演した俳優だ。2011年3月の東京電力福島
第一原発事故を機に脱原発運動に身を投じ、昨年12月の衆院選では東京8区に立
候補。次点で落選したが、7万票余りを集めた。
 今回の参院選にも立候補し、「今も原発を続けようと思うことが理解できない。
原発事故の影響がはっきり伝えられていない。どうして国会ではっきり言う人が
いないのか。ぼくは被ばくしたくない、愛する人にも被ばくしてほしくない」な
どと訴え続けた。
 政党や大組織に属さず、ボランティアとカンパが戦いの支えだった。67万票近
くを集め、自民党現職の武見敬三氏を上回る堂々の4位当選は、脱原発を求める
有権者がいかに多いかを物語る。
 全国的には65議席を獲得した自民党の「圧勝」が報じられるが、東京選挙区で
は改選数5のうち、原発「容認」派は自民党の丸川珠代、武見両氏の2人にすぎ
ない。
 公明党の山口那津男氏は、「原発ゼロを目指す」、共産党の吉良佳子氏は「即
時原発ゼロ」をそれぞれ掲げた。山本氏を含め東京では脱原発派が過半数を占め
る。(後略)(7月23日東京新聞社説より)
 
 
 ◆汚染水「対策遅い」 海に流出 福島県、東電に抗議
 
 福島第一原発の汚染水が海に流出していることを東京電力が認めた。福島県は
22日、東電の担当者を県庁に呼び、抗議。漁業者からは不信の声が上がった。
(中略)
 福島県漁協連合会の野崎哲会長は「原発事故直後に汚染水の海洋流出を知らさ
れた時以来の大変なショックだ」と語った。
 汚染水の海への流出を防ぐ対策を東電と話し合ってきた。「その前提が崩れ、
まったく違う局面を迎えた。とにかく海への漏出を一刻も早く止めてほしい」と
訴えた。(7月23日朝日新聞より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1907】
2013年7月22日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.米国電力会社が三菱重工業に損害賠償を請求
   20年間保証の蒸気発生器がわずか1年で損傷したため
                                                          山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.「原発を止めて欲しい、僕たちの未来がかかっています」と訴える16歳の少年
   7月19日金曜官邸前抗議行動(第64回)に参加して
                                         斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆神奈川・東電デモ実行委員会より、7/26デモのお知らせ
          19:00桜木町駅前広場スタート
★4.全国の原発再稼働を阻止しよう!
   ひとたび止めることのできた原発は、必ずまた止めることができます
   再稼働阻止全国ネットワークからの報告(2013年7/13泊集会)
━━━━━━━
※7/26(金) 第65回首相官邸前抗議行動にご参加を!
 日時:7月26日(金)18:00から20:00 第65回首相官邸前抗議行動
 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
 16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
 1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコで
 まとめの集会(短時間)。
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.米国電力会社が三菱重工業に損害賠償を請求
 |  20年間保証の蒸気発生器がわずか1年で損傷したため
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 メルマガ=地震と原発事故情報【TMM:No1871】(2013年6月17日発信)でお伝え
した「米国で蒸気発生器損傷で原発が廃炉に。原因は三菱重工の設計ミス」につ
いて、7月18日には三菱重工業に対してサザンカリフォルニアエジソン社から
「紛争通知」が送られてきました。
 この通知書は、三菱との守秘義務に抵触する部分を除き日英二カ国語で公表さ
れています。そのうち日本語は下記のサイトにあります。
 (http://www.songscommunity.com/docs/SONGS_MHI_NOD_jp.pdf )
これに対する三菱重工業の反論も公表されており、下記のサイトに掲載されてい
ます。 (http://www.mhi.co.jp/notice/notice_130719.html )
 
 三菱重工は107万と108万kwの原発の、今後20年間の使用を保証していて、わ
ずか1年で廃炉に追い込んだことになります。
 三菱重工は、サンオノフレ原発の蒸気発生器に関して、契約上の賠償限度は1
億3700万ドル(137億円)であるとし、それ以上の賠償を求める通知に対して、
サンオノフレ原発向け蒸気発生器は「十分に確立され認められた規格・基準に加
え、当社及び社外専門家の知見・経験を踏まえて設計され、SCE承認を得て製
作されたものです。」と反論をしています。しかしサザンカリフォルニアエジソ
ン社は廃炉と代替発電とで第二四半期300~425億円の費用を計上することになる
ようです。
 このニュースは日本では報道されていません。そのうえ「日本の原子力技術は
世界一」などと根も葉もないデマ宣伝が与党政治家を中心に行われ、新たな「技
術神話」が作られています。
 今回の蒸気発生器損傷は、美浜原発2号機で1992年に起きた蒸気発生器細管破
断事故を、大規模に引き起こしかねないものでした。そのためサザンカリフォル
ニアエジソン社は1983年と1984年に運転開始した原発の継続を断念し、2、3号
機を廃炉にしました。
 原因は蒸気発生器に取り付けられた熱交換用の細管が、運転中の蒸気や流水の
振動でぶつかり合い、摩耗し、破損したこととされています。
 これは過去に美浜原発2号機で起きた「触れ止め金具挿入ミス事故」を思い出
させますが、こちらは製造ミスで、サンオノフレ原発は設計ミスです。
 細管が連続的に大量破壊する事故は、従来の原発の事故では想定されておらず、
発生すれば「想定外の異常事態」になります。
 その際に蒸気発生器二次側圧力は急激に増加し、逃がし安全弁が開放して一次
冷却水が大気放出するでしょう。
 その結果一次側は急激に冷却水を失います。ECCSが作動すれば再冠水でき
ますが、大地震と同時進行で電力喪失が起きていたら、福島第一よりも急激かつ
破壊的な炉心溶融となるでしょう。格納容器内も大量の冷却材が漏えいすると思
われます。
 三菱がサンオノフレ原発に取り付けた蒸気発生器と同型のものは日本にはあり
ませんが、蒸気発生器の大規模損傷は、地震の際にも起こりえるとしたら、同じ
リスクを抱えることにもなりかねません。
 
 
┏┓
┗■2.原発を止めて欲しい、僕たちの未来がかかっていますと訴える16歳の少年
 |  7月19日金曜官邸前抗議行動(第64回)に参加して
 └──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
 
 この日は参院選の二日前ということもあって、かなりの熱気と人出があった。
官邸前に向かうと、いつも日の丸の旗を掲げている男性がこの日は棒の先にNO
GENPATUのお扇子をつけている。日の丸の旗を忘れたとのこと。すかさず私の友
人が「那須与一を思い出す」と言うと、男性が「公安に矢を放たれるのではない
かと心配している」と笑った。黄色い扇子の真ん中は、的になるような赤いシン
ボルが描かれているので、さもありなん。
 官邸前の抗議スピーチ一人目は、16歳の少年。原発をゼロにしたいと思ってい
るが、票を入れることができない僕たちに選択の余地がないので、皆さんで原発
を止めて欲しい。僕たちの未来がかかっています、と訴えた。その後、少年は国
会議事堂前でもスピーチをしていて、そこでは拍手とともに「国会議員になれよ!
」と励ましの声があがった。
 ファミリーエリアでは、六ヶ所村から来たという男性がスピーチをしていた。
再稼働するとかしないとかと言う以前の問題で、原発は発電することにより放射
能が一億倍になるので、廃棄処理ができないと指摘。選挙はとても大事であるけ
れども結果がどのようになろうとも、確実に進んでいく。例えば1989年の選挙で
は、'86年のチェルノブイリ事故の後で反原発が盛り上がったけれども、議席に
結びつかなかった。しかしその後、六ヶ所村の村長選に、そのときに運動してい
た人たちが駆けつけて応援してくれるなど、つながることができた。これは財産
であり、(モンダイを)変えることができるのも人間である、と希望があること
を断言した。
 終盤の国会議事堂前では「パンク坊主です」と黒い衣をまとった僧侶がスピー
チをしていた。参院選候補者のスピーチあり、今日は最初から最後まで活気があ
った。忌野清志郎の音楽をかけているコーナーでは「地球最後の参院選!」と書
かれた電光板が置かれている。
 本当に今回の選挙は原発、TPP、憲法と命に関わるような問題があるのに、
あまり争点にされず崖っぷちに立たされているような状態にある。それだけに、
この言葉は身にしみる。
 
次回の7月26日金曜官邸前抗議行動(第65回)では参議院選挙の結果が出ていま
す。是非また、ご参加ください。
 
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
 ◆神奈川・東電デモ実行委員会より、7/26デモのお知らせ
 
 7月26日(金) 神奈川・東電デモ第22弾を行います
 山本太郎さん当選されましたね。
再稼働申請が6原発12機され、大飯も稼動中、原発輸出推進の中、希望、見えて
きました。声を上げて、この種を大きく育てましょう!
 
今週、金曜日7月26日デモ行います!
コースは前回と同じ、 桜木町駅前広場⇒市庁舎前⇒東電神奈川支店⇒桜木町駅
前広場  の約1時間のコースです。
 
 7月26日(金) 19:00桜木町駅前広場スタート、デモ出発前の 18:00~19:00 は、
スタート地点の桜木町駅前広場にてリレトーク、山本太郎さんへのエール、規制
委への批判、東電への糾弾、反原発の思いぶつけて下さい。
それぞれが自由なスタイルでアピールしてます。
横浜で一緒に声を上げましょう!デモの後、有志にて交流会もあります。
 
お問い合わせ 金子09065403771 まで
 
 
┏┓
┗■4.全国の原発再稼働を阻止しよう!
 |  ひとたび止めることのできた原発は、必ずまた止めることができます
 |  再稼働阻止全国ネットワークからの報告(2013年7/13泊集会)
 └──── 
 
 7月8日、原発再稼働に向けた「規制基準」が施行され、各電力会社は一斉に
再稼働申請を行いました。
 私たちは早朝から約80名で規制庁前に陣取り、抗議・申し入れ行動を行いまし
た。主張は、1.「基準」が原発の規制ではなく再稼働に向けたものであること、
2.福島原発事故の真因も明らかでないのに「基準」が出来るはずもないこと、
3.防潮堤や重要免震棟もないままの再稼働は事故の再来をもたらすこと、4.
事故時の住民避難に政府は責任を放棄していること―等々です。
 そこには北海道のマシオンさんをはじめ、対象となる原発現地や福島の皆さん
が駆けつけ、こもごも糾弾の声をあげてくださいました。
 規制庁の審査終了は年明けになると報道されていますが、安倍政権の姿勢から
すれば早まることが必至です。まさにこの半年が再稼働を阻止するか否かの「決
戦」の時期となろうとしています。再稼働に向けたプロセスに打撃を与え、実際
に阻止できれば、「原発のない社会」を実現する大きな展望が開けてくるに違い
ありません。そこで原発現地の闘いをどのように組み立て、どのように全国的に
結びついていくかが勝利のカギだと思います。
 昨年5月の全原発の停止は、50年にわたる「原発のある社会」に終止符を打ち
ました。政府は危機感をもって大飯原発再稼働をめざしましたが、800人の38時
間にわたるゲート前阻止行動は、私たちに大きな感銘を与えました。もちろんそ
の背景には、戸別ビラ入れの繰り返しや、対抗的な「もう一つの住民説明会」な
どの取り組みがありました。
 私たちは、大飯の教訓をベースにするだけでなく、各現地の創意的な活動の交
流・共有を通じ、「原子力ムラ」の全体重をかけた攻撃に抗する必要があるでし
ょう。
 再稼働阻止全国ネットワークは昨年11月の結成以来、16の現地による全国合宿
の設定や、各地の闘争への参加・交流を行ってきました。そこでの討論や情報交
換は、各地のユニークな取り組みを産み出し、また各原発現地間の連帯をはぐく
んできたと思います。
 その一つの成果は、6月2日の3万人国会包囲行動に現れました。その集会で
は福島や原発現地の方々のアピールが諸発言の半ばを占めました。首都圏の人々
に「再稼働阻止闘争の柱は現地の闘いにある」、「現地を軸に全国的に闘わねば
ならない」ということを、深く印象づけたと思います。
 これまで原発立地地域と、電気の消費地である都市部とは、必ずしも闘いの連
携が強かったわけではありません。そればかりか、原発を押しつけ、過疎化を再
生産する差別の構造さえあったかもしれません。
 私たちは、現地闘争を包みこみ、全国的に結びついた再稼働阻止闘争のなかで、
この原発50年の歴史をひっくり返したいと考えます。
 ひとたび止めることのできた原発は、必ずまた止めることができます。
 「原発のない社会」は、私たちの目前にあります。
 泊原発再稼働を一人ひとりがつながった力で阻止しましょう!
 規制庁を糾弾し、安倍政権を追いつめ、すべての原発の再稼働をゆるさず共に
闘いましょう!
---------------------------------------------------------------------
再稼働阻止全国ネットワーク
●昨年11月、16の原発現地と東京・関西の市民が、再稼働阻止のために集まった
団体です。
●連絡先:たんぽぽ舎気付
     〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
             電話 070-6650-5549  FAX 03-3238-0797
たんぽぽ舎です。【TMM:No1906】
2013年7月20日(土)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.たんぽぽ舎の近況
   サクラ調査10年目のまとめ、週刊金曜ビラ64号、
   選挙と大衆運動、他     柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.東電管内で大規模停電続く-
   原因は『東電によれば「変電所のトラブル」』
   どうも、電力会社の送電系統の維持に異常が起きている-
   電力社員の間に「劣化」が進んでいるのではないか
                山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.泊原発現地 岩内原問研の佐藤英行さんと斉藤武一さんからの情報です
   最大津波予測を9.8mとしていたが、2.5m値切って7.3mにした-北電
   改悪理由は、「防潮堤の設置を再稼働の条件から外せる」から
              ベクレルフリー北海道 マシオン恵美香
━━━━━━━
※7/22(月)学習会にご参加ください!
 「反原発と反TPPについて」
お 話:金子 勝さん(慶應大学経済学部教授)
日 時:7月22日(月)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
  ●予約優先となります。お電話かメールで。
   たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035  メール:nonukes@tanpoposya.net 
参加費:800円
━━━━━━━
※訂正です
 昨日発信の【TMM:No1905】■1.「2枚のはがきを至急送りましょう」の
 本文中「…1ボルトの電気を使用しておりません」を訂正します。
 正:「…1ワットの電気も使用しておりません」
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┗■1.たんぽぽ舎の近況
 |  サクラ調査10年目のまとめ、週刊金曜ビラ64号、
 |  選挙と大衆運動、他
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
1.サクラ調査10年目のまとめが完成、近日HPに掲載します
 
 全国サクラ調査を始めて今年が10年目。この9年間に多くの異変サクラが見つ
かり、環境悪化か、原発放射能か?―を調べてきました。この9年は調査報告集
を出してきましたが、10年目はなし、代わりにその集計報告書をホームページで
掲載することになり、近日載ります。
 なお、調査報告集の残部は若干あります(在庫なしもあります)ので、ご希望の
方はご注文下さい。(1冊はカラー4頁を含む40-50頁 500円。送料は80円です。)
 又、今後の方針として、3・11以降関東を中心にあちこちで、動物・植物の
異常が多くみられるので、今後は「自分の身のまわりの動物・植物の異変の観察
記録文」を募集することにしました。400-800字の範囲で送って下さい。このメ
ルマガでも紹介します。
 
2.『週刊金曜ビラ』が64号に-2000枚を金曜官邸前で配布
 
   たんぽぽ舎が毎週金曜の官邸前行動にあわせて発行してきたミニコミ紙=週
刊金曜ビラが7月19日に64号になりました。反原連の金曜官邸前行動が始まった
2012年3月の第一回から(そのときは300人程度)ずっと配り続け、今では“た
んぽぽ舎さんのビラ”として親しまれている。
 64号の主な中味は、1面が7~8月の学習会―デモ案内(参加歓迎)
 2面が8・8(木)再稼働阻止目指した討論会の案内文、併せて8・24(土)
~25(日)の2日間の討論会と全国の原発現地行動参加者支援の300万円交通費
基金カンパ要請文。
  3面が福島を忘れない2つの内容を含んだ行事=(1)シンポジウムと(2)
福島の市町村・現地訪問(飯舘村-川俣町(山本屋)-葛尾村-小名浜)8月17
(土)~18(日)。市民参加費1.8万円=バス代と宿泊代
 4面は新潟県知事「東電は安全よりお金か」など。
 週刊金曜ビラの同封のビラは2種=テントひろばのあおぞら放送の紹介文と、
福島原発告訴団の8・4集会ちらし(原発事故で死亡者はゼロ?いいえゼロなの
は逮捕者です)と、「応援はがきを新潟県知事と柏崎市長に送ろう」。
 
3.明日は投票日・投票に行こう。
 
 東京選挙区は楽しみだ。が、全国の結果はひどい内容が予想される。
私たちは選挙結果に一喜一憂せず、福島を忘れず、原発再稼働阻止の大道を歩み
たい。なお、ドイツでは大衆運動の盛り上がり=層の厚さ、鋭さの両方で脱原発
を保守政権下で決めさせた事実。選挙で脱原発を決めたのではない。この点も含
めて、後日、機会を見つけて、やや詳しい文章を書きたい。大衆運動と選挙につ
いての小文です。
 
4.7月22日(月)の『反原発と反TPPについて、慶応大学教授金子勝さん
の講演」は予約者優先です.現在の予約者は40名。まだの方は早めにTEL、F
AX、メールでどうぞ。
 
5.たんぽぽ舎の印刷機が早くも129万枚になった。よく働いてくれるスグレモ
ノです。
 
 
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┗■2.東電管内で大規模停電続く-
 |  原因は『東電によれば「変電所のトラブル」』
 |  どうも、電力会社の送電系統の維持に異常が起きている-
 |  電力社員の間に「劣化」が進んでいるのではないか
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
○ 「原発が止まっているから広域停電が心配」などという停電パニックを誘発
しそうな7月1日の読売新聞社説。こんな記事を載せたのは原発再稼働を後押し
するためか。
 2011,12年と二年続きで多くの原発が止まっているのに広域停電も起き
なかったことに推進側がいらだっていることがよく分かる。これに対して、週刊
朝日の掲載した記事は「驚愕! 東電幹部 原発再稼働へ向けて猛暑を念じ、経
産省幹部へメール(dot. 週刊朝日 7月19日号より)」という、猛暑を原
発再稼働の後押しにするというとんでもない内輪メールの曝露だった。
(【TMM:No1896】をご覧下さい)
 これでは「停電テロ」さえ起きるのではないかと恐れていたら、東電管内でよ
く分からない「連続停電事故」が連休中に発生した。
 電力消費量が低いはずの7月15日海の日に、神奈川県川崎市を中心として実
に8万2千世帯が最大3時間半も停電する騒ぎになった。気温は折しも35.1
度(東京大手町)、まさに酷暑の最中に大規模停電である。
 もちろん電力不足などではない。この日は最高で4185万kwの最大電力。
用意した供給設備は5003万kwで、利用率は83.65%でしかない。危険
域は97%を超えるあたりだから、まったくの「余裕」だった。
 この四日前の酷暑日、11日から12日は週末で3連休前でもあり、最大電力
は増加、今年始めて5000万kwを超える5024万kw(11日)と495
5万kw(12日)、それに対して設備は5392万kw(11日)と5392
万kw(12日)、率は92.33%(11日)と93.18%(12日)とい
ずれも90%越えを今年始めて記録した。
 ただしこの数値、11年と12年の使用水準から見てもほとんど増加していな
い。昨年の実績から割り出すと、11日と12日の気温その他のデータをもとに
算出した想定最大電力は4950.465万w(11日)と4927.522万
kw(12日)である。とても停電など起きる供給状況ではない。
 
○ では何が原因なのか。東電によれば「変電所のトラブル」という。もちろん
原発とは関係がないから、東電からは原発の停止と関連づけたような発表は何も
ない。
 これまでに発生した広域停電でも近年大きなものは、1987年7月23日午
後1時19分に発生した大停電である。280万戸が最大3時間20分停電した。
原因は急激な気温上昇。この日12時には35.5度(東京大手町)を記録して
おり、毎分40万キロワットずつ電力使用が増大した。なお、翌日は37.3度
になっている。ただし、使用の増大で負荷オーバーになったというわけではない。
 この停電の原因には、クーラーのインバーター普及があったという。
 そのため東電は電力供給システムなどを改善し、その後は広域停電を起こす可
能性は減ったとされている。
 しかし7月15日は千葉県市川市と松戸市周辺でも大規模停電が発生していた。
17000戸以上で0時頃から最大2時間余りの規模だった。こんな時間ではま
して電力消費と関連づけることは出来ない。
 
○ どうも、電力会社の送電系統の維持に異常が起きていると考えられる。それ
は大変怖いことだ。
 数ヶ月前に、関西電力管内でわざと停電を起こした事件があった。現場の人数
が足らず、仕事が忙しいことに腹を立てた電力社員による「サボタージュ」であ
った。
 電力社員の間に「劣化」が進んでいるのではないか。巨大組織東電の中で、現
状への不満と不安が、仕事の精度の低下につながっているのではないか。
 原発事故で強い批判に晒された東電社員の間に大きな不満が蓄積されているの
は想像に難くない。退職者も多いと聞く。現場のベテラン職員が減り、技術水準
が維持できなくなっているとしたら、危険なことだ。このことのほうが、遙かに
電力供給に危機的である。何しろ現に大規模停電が起きている。
 ありもしない「原発が止まったから停電」などとする空騒ぎをして原発への提
灯記事を書いている暇があるのならば、電力供給現場がどうなっているのか取材
をして報道をしたらどうか。
 
 
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┗■3.泊原発現地 岩内原問研の佐藤英行さんと斉藤武一さんからの情報です
 |  最大津波予測を9.8mとしていたが、2.5m値切って7.3mにした-北電
 |  改悪理由は、「防潮堤の設置を再稼働の条件から外せる」から
 └──── ベクレルフリー北海道 マシオン恵美香
 
 皆さんへ北海道電力が再稼働審査申請に関して従来最大津波予測を9.8mとし
ていたが、2.5m値切って7.3mにしたことに対する、岩内原発問題研究会代表斎
藤武一氏が北海道電力に出した公開質問に対する回答です。
 (7月16日付 北海道電力株式会社広報部推進グループ エネルギー広報担
当課長内山洋)
 
○質問1 最大津波予測を7.3mとした根拠を公開してください。
 回答 耐震バックチェック時は、海底地形図等に基づき敷地付近の地形、構造
物の形状や海底震度をモデル化して計算をしておりました。今回、敷地端部を含
む敷地周辺の岩礁部の地形については、航空レーザー計測により精緻に把握した
ことから、「基準津波及び耐津波及びタイツ並み設計指針に係る審査ガイド(案)
」に基づき、最新の地形データを用いて解析モデルに反映し、地形の再現性を高
めました。これにより、敷地端部への津波の侵入が妨げられ、従来の耐震バック
チェック時の解析よりも水位が低下すると評価したものです。
 
 質問2 7.3mと予測計算したのは、北海道電力社員なのか、それとも津波等
の専門家なのか明らかにしてください。専門家の場合氏名を公開してください。
 回答 津波の解析は、新規制基準等および土木学会編(2002)「原子力発電所
の津波評価技術」等を踏まえ実施しております。
 
 質問3 7.3mの予測結果はいつの時点で明らかになったのか公開してくださ
い。
 回答 評価については、原子炉設置変更許可申請書提出時に公表しました。
 
 質問4 7.3mの予測になると、防潮堤の完成をまたなくても津波に対して安
全ということになってしまいます。津波予測を7.3mとしたのは、再稼働の安全
審査を意識してのことなのか明らかにしてください。
 回答 今回の評価において、津波の最高水位が敷地全面で海抜7.3mとなり、
敷地高さ海抜10mを超えないことを確認しておりますが、さらなる安全性・信
頼性向上のため、自主的に防潮堤設置工事を計画通り進めてまいりたいと考えて
おります。
  以上が、質問と回答です。
 
○斎藤武一氏のそれに対するメモ
 
1.泊原発前の岩礁部分については地元の人間ならどの程度のものかよく知って
いる。岩礁によって津波の高さが低くなるのは考えられない。
2.地震の発生場所によって津波は大きく変化する。北電は地震の発生場所をど
の地点にして計算したのか公表しなければ。7.3mの意味をなさない。
3.北電はなぜ7.3mにしたのかをより具体的に、道民、地元に説明する義務が
ある。
 
○以下、佐藤の考察
 
 当  初 最大津波予想 9.8m 原子炉敷地海抜10m 防潮堤高さ6.5m
 審査申請 最大津波予想 7.3m 原子炉敷地海抜10m 防潮堤高さ6.5m
 
 北電の子供騙しの計算、当初の津波余裕はわずか20cmなので、こりゃ規制委
員にやられるな、海抜10mを逆算して9.8m(この時点で津波の水位を値切って
いる)としたのが指摘されるな。防潮堤を先に作れと言われるな。それじゃ9.8
mを屁理屈を作って値切り、7.3mにすると防潮堤の設置は再稼働の必要条件に
ならないな。そう、そうしよう。と考えて7.3mにしたものと考える。水密扉も
必要な設置を全て終えていなく、免震重要棟については、敷地がようやく決まっ
たくらいで、そのための仮重要棟でお茶を濁そうとしている。
 安全・安心を求める人たち、住民のことを一切考えていない北電の再稼働を遮
二無二進めたいという意志の表れであろう。
 私たちは態勢を整える必要がアリはしないか?   岩内町 佐藤英行
たんぽぽ舎です。【TMM:No1905】
2013年7月19日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.2枚のはがきを至急送りましょう
   1枚は新潟県泉田知事へはげまし・応援のはがき
   もう1枚は柏崎会田市長へ要望のはがき
★2.はがきの見本文
   新潟県民・柏崎市民・刈羽村民の安全を守るためにも
   再稼働を認めないでください
★3.8月17~18日『福島を忘れない・全国シンポジウム』
   福島原発事故:現地・現場の声を聞く―
       『福島を忘れない・全国シンポジウム』実行委員会
★4.「普通ではない・ゆっくり進むM7の地震」
   巨大地震が繰り返す間にはさまっていて、巨大地震の繰り返しを
   左右しているのではないか!
   「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」 その8
                    島村英紀(地震学者)
★5.新聞・雑誌より1つ
  ◆甲状腺被曝者、公表の10倍 100ミリシーベルト超2000人
   福島第一原発作業員
━━━━━━━
※7/20(土)学習会にご参加ください!
 「原発は人類と共存し得ない 原発のない人間性豊かな社会を造ろう」
お 話:木原壯林さん(元京都工芸繊維大学名誉教授、化学専攻)
日 時:7月20日(土)18:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
━━━━━━━
※7/22(月)学習会にご参加ください!
 「反原発と反TPPについて」
お 話:金子 勝さん(慶應大学経済学部教授)
日 時:7月22日(月)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 ●予約優先となります。お電話かメールで。
  たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035   メール:ホームページ参照
参加費:800円
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.2枚のはがきを至急送りましょう
 |  1枚は新潟県泉田知事へはげまし・応援のはがき
 |  もう1枚は柏崎会田市長へ要望のはがき
 └──── ハガキチーム(たんぽぽ舎)
 
 7月17日NHK首都圏・甲信越版ニュースをごらんになったでしょうか。東京
電力広瀬社長は刈羽村と柏崎市を訪れ「再稼働の説明」を議会で行いました。再
稼働推進側の議員は申し合わせたように「規制委員会への申請と地元に対する説
明を同時にする事は良い事」の旨を述べました。
 しかし、刈羽村村議近藤容人さん、柏崎市議高橋新一さんは「福島原発事故の
収束もなく、事故の解明もなされていない中で、柏崎刈羽原発の再稼働の説明と
は何たる事か」「我がふるさとを福島と同じ様にするのか」と質問と抗議を明確
に述べていました。
 「柏崎刈羽をはじめ新潟県は東電柏崎刈羽原発から1ボルトの電気を使用して
おりません。」福島県も同じです。
 私たち首都圏に住み、電力を消費しているものとして福島過酷事故を忘れず、
柏崎刈羽原発の再稼働を見過ごさない為にも泉田知事と会田市長にはげましと要
望のはがきをこころをこめて送りましょう。
 
≪下記をハガキにご自分でお書き下さい≫
 
◎「泉田知事へのたより」
宛名 新潟県泉田知事様
郵便番号 950-8570 住所:新潟市中央区新光町4-1
 
◎「会田市長への手紙」
宛名 柏崎市役所広報広聴課様
郵便番号 945-8511 (郵便番号を記入すると住所は不要です)
 
◆問い合わせ先(主催)◆
 たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035  FAX 03-3238-0797
◆ハガキセット(1組2枚120円)の郵送を御希望の方は、
 たんぽぽ舎へお申し込み下さい。
・郵便振込口座番号 00180-1-403856 加入者名:たんぽぽ舎
・通信欄に『応援ハガキ代金』と記入し、
 ハガキ代金+送料100円をお振り込み下さい。
 
☆『再稼働反対ハガキ   3枚 200円』も扱っています
☆『テントを守ろうハガキ 3枚 200円』も扱っています
 
 
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┗■2.はがきの見本文
 |  新潟県民・柏崎市民・刈羽村民の安全を守るためにも
 |  再稼働を認めないでください
 └──── 
 
 泉田新潟県知事の勇気ある対応を私たちは支持します!
 新潟県民・柏崎市民・刈羽村民の安全を守るために再稼働を認めないで下さい!
 首都圏の電力消費者としていつも皆様には危険を背負いつづけさせ申し訳あり
ません。
 福島原発の事故収束もなく、事故の解明も終わってない中で東京電力広瀬社長
の「地元説明」にはあきれ返る思いです。広瀬社長は原発を再稼働させないと電
気代を値上げしなければならないと私たちを脅かします。
 しかし、山や海を田や畑を汚し、人の住めない所にするぐらいなら原発はいら
ないと思っています。
 私たちも2007年の中越沖地震と原発火災を覚えています。あの時東京電力が真
剣に事故の反省を行っていたなら今日の福島の事故の何割かは防げたと思います。
 
 
┏┓
┗■3.8月17~18日『福島を忘れない・全国シンポジウム』
 |  福島原発事故:現地・現場の声を聞く―
 └──── 『福島を忘れない・全国シンポジウム』実行委員会
 
 日時:8月17日(土)7:00から7:25新宿駅西口スバルビル前集合
          7:30新宿発-シンポジウムと交流会
    8月18日(日)8:00発―現地訪問―20:00新宿着
 報告と現地案内:川俣町、伊達市、飯舘村、浪江町、葛尾村の各議員、
         円通寺住職(吉岡棟憲氏)ほか
 バスツアー参加料金:18,000円(市民) 25,000円(議員)
 往復バス・シンポジウム・交流会・宿泊朝食付・18日の現地訪問を含む
 
   ★バスツアー先着40名募集中(申し込み先)★
        申し込み必要事項:氏名、住所、携帯電話番号、
                 生年月日(国内旅行傷害保険に加入するため)
   ★FAX  03-3238-0797
   ★メール nomorenukes8@gmail.com 
 
 スケジュール
 8月17日(土) 会場:福島ビューホテル
    13:30 開会・シンポジウム 参加費:市民3000円/議員5000円
    17:30 交流会・会食(5000円)
       (ツアー参加者はシンポと交流会費込み)
    ◎宿泊:福島グリーンパレス
 
 8月18日(日)  避難区域などの現地訪問
    8:00ホテル発~飯舘村~川俣町(山木屋)~
              葛尾村~小名浜 新宿20:00解散予定
 
 主催:『福島を忘れない・全国シンポジウム』実行委員会
     (代表:福士敬子前都議会議員)
 共催:反原発自治体議員・市民連盟
    東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
    たんぽぽ舎気付 TEL 03-5231-7199  FAX 03-3238-0797
 
 
┏┓
┗■4.「普通ではない・ゆっくり進むM7の地震」
 |  巨大地震が繰り返す間にはさまっていて、巨大地震の繰り返しを
 |  左右しているのではないか!
 |  「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」 その8
 └──── 島村英紀(地震学者)
    その7は、7月15日【TMM:No1900】に掲載
 
○この1月から、ニュージーランドの首都ウェリントンの地下40キロのところで
マグニチュード(M)7という大地震が「起き続けて」いる。
  いや、群発地震ではない。たったひとつの地震が、半年もかかって、じつに
ゆっくりと進行中なのである。
  ニュージーランドは日本とよく似た地震と火山の国だ。日本と同様、太平洋
プレートが東から地下に沈みこんでいる。
  2011年には大都市クライストチャーチの近くでM6.1の地震が起きて、日本人
28人を含む185人が犠牲になった。
 
○M7とは、この国に西欧人が入植して以来、最大の地震だ。普通の地震として
一挙に起きれば、大変な被害を生じる可能性がある。しかし、いま起きている地
震は、地下にある巨大な地震断層が、日々、ミリの単位で動き続けている不思議
な地震なのである。
  このような地震があることが分かったのは世界でもごく最近だ。いままでの
地震計では捉えることは出来なかった。精密で時間分解能もいい地殻変動の観測
が行われるようになってはじめて、このような現象が起きることが分かったので
ある。
普通の地震計でさえ感じないのだから、住んでいる人たちはなにも感じない。も
ちろん、被害もない。
  普通の地震は地震断層が一挙に滑る。「一挙に」というのは、数秒とか十数
秒以内という時間である。しかし、いま起きているニュージーランドの地震は、
半年もかかっている。
 
○じつは、その二つの種類の中間にも地震があることも分かってきている。「一
挙」ほどではないが、数分とか、数十分とかかかって地震断層が滑る地震である。
  1896年に起きて東日本大震災よりも多くの津波による犠牲者を生んでしまっ
た「明治三陸地震」は、この種の地震ではなかったか、と思われている。もちろ
ん、当時は分からなかった。
  この地震が起きたときに、沿岸の人々はせいぜい震度2か3しか感じなかっ
た。そのうえ揺れがとてもゆっくりだったので、地震とは思わない人が多かった。
  しかし、大津波が突然襲ってきて22000人もの犠牲者を生んでしまったのであ
る。つまり、この地震は、「震動」は小さかったが、津波だけが大きくなる地震
だったのである。震源断層がゆっくり滑ると、このようなことが起きる。
  ニュージーランドの地震は幸いなことに、もっとゆっくり滑っている。上に
住む人々は、気味が悪いが我慢するしかあるまい。
  このような「普通ではない地震」が巨大地震が繰り返す間にはさまっていて、
巨大地震の繰り返しを左右しているのではないか、と思われはじめている。
  「次の大地震」を恐れている日本にも、ひとごとではないのだ。(つづく)
 
(出典:夕刊フジ2013年6月28日5面より)
 
 
┏┓
┗■5.新聞・雑誌より1つ
 └──── 
 
 ◆甲状腺被曝者、公表の10倍 100ミリシーベルト超2000人
  福島第一原発作業員
 
 東京電力福島第一原発事故で、がんが増えるとされる100ミリシーベルト以上
の甲状腺被曝(ひばく)をした作業員が、推計も含め2千人いたことが分かった。
対象を広げ詳しく調べ直したことで、昨年12月の公表人数より10倍以上増えた。
 東電は、大半の人に甲状腺の異常を調べる検査対象となったことを通知したと
いうが、受検者は半数程度にとどまるとみられる。
 作業員の内部被曝の大部分は事故直後の甲状腺被曝だ。だが、厚生労働省も東
電も、全身の線量だけで作業員の健康を管理しており、甲状腺被曝の実態把握が
遅れている。国の規則が全身の被曝線量の管理しか求めていないためだ。(中略)
 実測値を再評価したほか、体内に入った放射性ヨウ素の量がはっきりしない場
合、セシウムの摂取量をもとに、作業日の大気中のヨウ素とセシウムの比率など
から推計した。この結果、100ミリシーベルトを超えた作業員は1973人と分かっ
た。中には、線量見直しで甲状腺被曝が1千ミリ以上増えた人もいた。
 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の経験などから、甲状腺に100ミリ以上の被
曝をすると、がんのリスクが高まると考えられている。従来は、40歳以上はがん
が増えにくいとされていたが、最近は40歳以上でもリスクが増えるとの報告も出
ている。(後略) (7月19日朝日新聞朝刊より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1904】
2013年7月18日(木)地震と原発情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.再びアンペアダウン
  楽しみながら家庭から抗議行動。家族も心よく協力。   (矢嶋理恵)
★2.木原壯林さんの講演レジュメを紹介します。<下>(メルマガ編集部)
★3.木田節子さんのこと:福島県の子どもを救えるのは、この人だ。
  ひどすぎるぞ、東電の賠償は。              (広瀬隆)
★4.新聞・雑誌から(番外編:ブログ紹介)
 「ライター・木野龍逸(きのりゅういち)のブログ」
★5.地域情報紙に、原発に関して問題のある内容。
  原発再稼働がないと電気料金が上がる、と不安をあおる記事(Y.K.)
★6.本の紹介
 『ぼくは満員電車で原爆を浴びた』
  - 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ -   (千葉在住 メルマガ読者)
━━━━━━━
 
 
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┗■1.再びアンペアダウン
 │ 楽しみながら家庭から抗議行動。家族も心よく協力。
 └────(矢嶋理恵 たんぽぽ舎ボランティア)
 
 ちょうど水無月のはじまる7月8日からとうとう我が家は20アンペアに落とす
ことにしました。40Aから30Aに落としたのが去年の9月ですから、10カ月で半
分にすることになります。
 これから暑い夏がやってくるので、ブレーカーが落ちるかもしれないと半分
不安もあって、でも半分は楽しみにしています。
 うちの家族はまだブレーカーが落ちる経験をしたことがありません。30Aに
しても、一度も落ちませんでした。30Aの冬を越えて、少し自信がついたのか
もしれません。「20Aにしたいんだけどどう?」と聞いたら今回は、旦那も息
子もわりとあっさり「いいんじゃない?」と応えてくれました。家族の協力は
とてもありがたいです。
 30Aにして、家族の行動が私も含めてちょっと変わりました。使っていない
電気はこまめに消すようになり、暖房や冷房も必要最低限しかつけなくなりま
した。特にこうしなさい、というようなことを言ったわけではないのですが、
自然と電気のことを気にするようになったようです。言葉よりも実行だなぁと
思ったエピソードでした。20Aにするにあたって、一言「電子レンジとエアコ
ンはたぶん一緒につけられないよ」と言ってみたら、息子が「何を今更」と。
たくましいなぁと感心しました。これならうまくいきそうです。
 
 東電は、福島の後始末もしていないのに柏崎刈羽原発を再稼働しようとして
います。新潟だって中越沖地震で柏崎刈羽原発が停止した過去があります。何
も学んでいないのでしょうか。本当に憤りを感じます。これには身をもって抗
議をしたいところ。しかし主婦の身、毎週官邸前に行くには、ちょっとばかり
負担があります。何ができるかなぁ・・・と考えて、やはり不買が一番だと思
いました。ゼロにすることはできないけれど、できる限り使用量を落としてや
ろうと。
 たんぽぽ舎の原田裕史さんに聞いてみたら、やはりアンペアダウンが一番
確実にダメージを与えられるのではないかと。やはり正しいな、と自信を深め
ているところです。家計にも優しいし、エネルギーのことをみんなで考える機
会にもなります。一石何鳥にもなる行動ですね。
 楽しみながら家庭から抗議行動ができたら、こんなにいいことはありません。
やる価値ありますよ。
(個人紙「月のアンテナ」20号(7月8日付)より)
 
 
┏┓
┗■2.木原壯林さんの講演レジュメを紹介します。<下>
 │ (この講演は6月に福井県おおい町で開催されました)
 └────(メルマガ編集部)
(TMM:No1903のつづき)
 
 3.厄介な使用済み核燃料、放射性廃棄物
 4.無限大の発電費用
 5.膨大な廃炉費用 ・・・ 「原発は人類と共存し得ない」
 6.原子燃料は無尽蔵 ・・・ 濃縮や加工を繰返すことは麻薬と同じ
 
「原発は即時廃止を」
 --なぜ即時か--
 老朽化した原子炉の事故確率の増大/自然・人為災害は明日にも起こるかも
 しれない/使用済み燃料と核廃棄物の増加、保管中の事故確率の増加
「原子炉輸出(原発拡散)を許すな」
 造って儲け、売って儲け、事故って儲け、お片付けで儲ける原子力業界。
「原発が開発、導入、拡大された経緯と背景」
「日本に原発を導入、拡大した政治・経済・軍事」
「日本の科学者と原発導入」
「原発を推進し、安全神話を作り上げる科学技術政策」
「原子力予算は何のために使われるのか」
「考えない、反対しない---体制に奉仕する国民を作るための制度改革」
「原子力だけではない、すべての分野が「ムラ」になる」
「巨大補助金と非常勤の研究員で進められる日本の科学・技術研究」
「国家と資本に牛耳られた科学技術政策、体制、予算が御用学者を生み、
 御用学者が安全神話をでっち上げる」
 [memo]田中俊一などの御用学者は、研究はそっちのけで原子力の推進を自ら
  の栄達に血道を上げた者で、物質とその科学が全く分かっていないので、
  除染や原発の安全性を語る資格はない。彼らは、パフォーマンスとして
  除染をやり、いかにも除染が可能であるかのようにキャンペーンを張り、
  原子炉輸出予定国にでかけて、除染に関する講演会を開いている。
「エネルギー増産を欲する者(麻薬患者)は原発を必要とするが、人類に
 とってエネルギー増産は不要である」
「エネルギー使用量(要求量)を減らすことは可能」
「豊かさに慣れた人の考え方の転換は可能である」
「原発廃炉は難しくない、少し待てばエネルギー開発が不要な時代になる」
 
【安全な原子炉はない 原発は人類に不要である 原発は人類と共存し得ない!】
【反原発の運動は、新しい社会を創る運動。原発を早期に全廃しよう!】
【国際連帯して、原発と核兵器のない世界を創造しよう!】
【原発の再稼働・新設・輸出を進める安倍政権を打倒しよう!】
 
★☆今週土曜、木原さんの講座を企画しました。ぜひご参加ください☆★
 7/20(土)17:30開場、18:00開会、参加費800円、於・スペースたんぽぽ
 講師 木原壯林さん(元京都工芸繊維大学名誉教授)
 演題『原発は人類と共存し得ない 原発のない人間性豊かな社会を造ろう』
 事前申し込み不要、直接会場へおこしください。
 
 
┏┓
┗■3.木田節子さんのこと
 │ 福島県の子どもを救えるのは、この人だ。
 │ ひどすぎるぞ、東電の賠償は。
 └────(広瀬 隆)
 
 東京選挙区が山本太郎なら、全国区(比例区)の立候補者はこの人:木田節子。
候補者名は「木田せつこ」となっている。先日、期日前投票に 行った時、
大きな政党の陰で、その名を探しても見えなかったが、比例区は、党名を書く
必要はない。名前を書けばよい。
 福島県の子供を救えるのは、この人だ。福島第二原発のある富岡町に住んで
いたが、恐怖の汚染地帯となって永遠に自宅に帰れなくなっ た木田さん。そ
れでも、きっと福島県内の原発難民を救い、まず親を救って、その力で子供た
ちを救おうと立ち上がった。偉いものだ。
 「ひどすぎるぞ、東電の賠償は」--この怒りを満身こめて国会で叫ぶ必要
がある。誰かが、それをしなければならない。彼女がどうし て何でも知って
いるのかと不思議に思っていたが、彼女はバスガイドをしていたので、歴史に
くわしいことを知った。彼女は今、ずっと東 北人が馬鹿にされてきた歴史を
噛みしめている。そしてここで日本を変えようと・・・
 国会周辺、首相官邸前にやってくる福島県民は、彼女に最後の希望を託して
いる。泣きながら、泣きながら・・・みなさん、事故のあ と、福島県に行っ
たことがありますか。みんな、泣いているんだ。
 
 木田せつこさん、やってね、と。 きっと、頼むね、と。
 福島県民は、みんな、折れそうになっているんだよ。
 助けてあげようよ。できることがあるだろ。聞いてるかい。
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から(番外編:ブログ紹介)
 │ 311直後から東電原発事故取材をつづける
 │ 「ライター・木野龍逸(きのりゅういち)のブログ」
 └────
 
=2013年7月14日(日)
  重要データを隠し続ける東電 国会・政府両事故調にも提出せずか =
 
 高知県在住の東京電力福島第一原発の元炉心設計技術者、木村俊雄さんが
7月10日に都内で記者会見し、東京電力が福島第一原発の事故直後のデータ
を一部しか公開しておらず、地震では原子炉に影響がなかったとする東電の事
故調査結果に疑問を呈した。会見後、木村さんは東電本店を訪れて、データの
全面公開などを求めた質問書を手渡しした。回答期限は7月17日としている。
 木村さんが全面公開を求めたのは、福島第一原発に設置されている「過度現
象記録装置」の全データ。木村さんによればこの装置は「飛行機のボイス
レコーダーのようなもの」で、1?6号機にそれぞれ設置されていて、異常事
態が発生すると原子炉の水位、圧力、出力、温度、冷却水の循環状況などを
100分の1秒単位でハードディスクに記録するという。
 東電は2011年5月16日に、当時の原子力安全・保安院から・・・(つづきは
WEBサイトで→http://kinoryu.cocolog-nifty.com/go_kinoryu/2013/07/post-9c73.html)
 
 
┏┓
┗■5.地域情報紙に、原発に関して問題のある内容。
 │ 原発再稼働がないと電気料金が上がる、と不安をあおる記事
 │ 原発の電気が安い=推進派のごまかしだと、もう明らかなのに。
 └────(Y.K. 東京在住)
 
「リビング東京副都心(※)」6月15日版の「ミセスのNew勉強室」について
意見があります。
 原発は燃料費が安い、と書かれていますが、この試算には発電後の処理費用
が入っていないと思われます。今回の福島の原発の事故でも多額の費用がかか
ります。東電が支出しなくて、国が支出するとしても元は国民の税金です。
 これらの費用を考えると原発は決して原価の安いものではありません。読者
に考えてもらうなら、これらの費用の試算も示した上で考えてもらうべきです。
以上要望いたします。
(※サンケイリビング新聞社から首都圏で発行されているタブロイド紙)
 
 ---このメールに対する新聞社からの返信---
 Y.K.様
 日頃より「リビングWeb」をご利用いただき御礼申し上げます。
 Living.jpサポートデスクでございます。
 この度は紙面への貴重なご意見ありがとうございました。
 ご要望は編集部に伝え、今後の記事作りの参考にさせていただきます。
 今後もご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
 引き続き「リビング新聞」ならびに「リビングWeb」をよろしくお願い
 いたします。
 ---・・・-----・・・---
 
┏┓
┗■6.本の紹介
 │ 『ぼくは満員電車で原爆を浴びた』
 │  - 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ - (小学館から7/13発売)
 └────(千葉在住 メルマガ読者)
 
由井りょう子さんがヒロシマ原爆被爆者の米澤鐡志さんの語りを本として
出版しました。たいへん感動深い本です。青少年向けですが、大人にも
薦めたい本です。下の解説は由井りょう子さんの文です。
 
 米澤鐡志さんは、広島に原爆が投下されたとき小学校の5年生だった。
 爆心地から750メートルの地で被爆、いわゆる激しい原爆症に苦しんだ。
 また、祖母や叔母を一瞬のうちに失い、まもなく母と小さな妹を奪われた。
 そんな米澤さんの著書『ぼくは満員電車で原爆を浴びた』は、11歳の少年が
 体験した被爆の一日だ。これまで私たちは原爆の威力やその悲惨さについて
 は十分に知っているつもりだったが、それはあくまでも断片的なものでしか
 なかった。米澤さんの体験によって、その瞬間からその後の悲惨、地獄絵が
 線となってつながっていく。この本は、当時の米澤少年の視点で、地獄の
 ようだった当日のようすや、その後、米澤少年の身に起こったこと、感じ
 たことがつづられます。
 
著者:米澤鐡志(語り)、由井りょう子(文)
128ページ 定価:998円 発売:2013年7月13日 発行:小学館
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